
三人ヨシコ
888企劃
インディペンデントシアターOji(東京都)
2019/07/02 (火) ~ 2019/07/07 (日)公演終了
満足度★★★
鑑賞日2019/07/02 (火) 19:00
他劇団が2017年に上演した作品を、主宰の馬原の演出で上演する。何を言いたいんだか、焦点が絞れていない感じが勿体ない。山岳ライターの梢は雲取山の取材中に迷い、吸血鬼が棲む館を訊ねる。吸血鬼といっても、人間の血を吸って吸われた人間が吸血鬼になるというわけではなく、梢は怖い思いをするわけではない。3人いるヨシコの中から吸血鬼の母「セイコ」になる1人を選ぼうというのだが…、という不思議な物語。オープニングが非常に美しく、エンディングが切ないあたりはよいのだが、余分なエピソードが多く、細かいギャグもすごく面白いわけでないあたりが残念。

バー・ミラクル
feblaboプロデュース
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2019/06/29 (土) ~ 2019/07/08 (月)公演終了
鑑賞日2019/07/02 (火) 20:00
座席1階1列
価格3,000円
dry編を観劇。sweet編は未定なので評価は保留します。
① 萩原達郎『悪魔のかいせつ』
② いちかわとも(乙戯社)『嘘つきな唇は、たぶんライムとジンの味。』
③ 高村颯志(家のカギ)『力が欲しいか』
演目はこの順番でした。
女優さんがみんな美人さんでしたよね。池田さんの好みだろうか。

風を切れ 2019
演劇企画ユニット劇団山本屋
ラゾーナ川崎プラザソル(神奈川県)
2019/06/26 (水) ~ 2019/07/03 (水)公演終了
満足度★★★★
すごくいいプロジェクトな演劇だと思い、オリンピックを見る楽しみが増えました。
正直、当日パンフを見てキャストが多すぎてびっくりしました。
試合シーンは、舞台と客席が近いからか見ててドキドキしました。

メディアマシーン
劇団 風蝕異人街
こまばアゴラ劇場(東京都)
2019/06/28 (金) ~ 2019/06/30 (日)公演終了
満足度★★★
リオフェスも終盤、今年は無念にも吉野翼企画も見逃し、この一本のみであった。
終演後「これから準備が出来次第××を始めます」と案内があり、見ているとブルーシートや、岸田理生の遺影が持ち込まれ、どうやら始まるのは慰霊祭らしい(後で調べれば「水妖忌」と言い、命日の6/28に行なわれるそう)。
故人の死は2003年。リオフェス(岸田理生アバンギャルドフェスティバル)は2007年に始まり今年第13回。数年前アゴラでの観劇をきっかけに作品と作家を知りフェスの他会場にもたまに足を運んだが、参加パフォーマンスは傾向というか部類というか、ある共通項がある。その印象は今回のパフォーマンスにも合致したが、意外な事にこの集団は「寺山作品などずっとやってきたが身体パフォーマンスは初挑戦」だという。北海道を拠点に、背負った劇団名である。
劇団サイトには「踊りたい人募集」的な文字があり、「初挑戦」と考え合わせ、どういう踊り手との出会いがあったんだろう・・等と想像する。「コンテンポラリー演劇」といういささか長閑な命名の実態は、要は「踊りと芝居」の融合な訳だった。私流に解釈すれば、劇団としての新領域への挑戦は、時代を遡っての追体験という事になっているのではないか・・。もし当たっているなら、望むのは一つ「新領域を作り出して欲しい」。

バー・ミラクル
feblaboプロデュース
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2019/06/29 (土) ~ 2019/07/08 (月)公演終了

ハムレット
しあわせ学級崩壊
SOUND STUDIO NOAH 高田馬場(東京都)
2019/06/30 (日) ~ 2019/07/02 (火)公演終了
満足度★★★★
2日20時開演回(1時間)を体験。
同じ会場で「体験」した、昨年のロミジュリよりEDMの音量は優しめ。
とはいえ、相変わらず台詞は聴き取りづらいも、それがかえって臨場感につながる1時間だった。
役者陣。
昨年のロミジュリで免疫ができたせいか、個々の演じ手にも注目して観ることができた。
熱演の田中健介さん、(意識的に、それとも、無意識にか?)時折、女性客を熱く見つめることで、場のボルテージを上げていたように感じられた。
福井夏さん、男性の役だからからか、音階のキーを抑えた上での畳み掛けるような長ゼリフ。
大田彩寧さんのオフィーリアは、可憐さはもちろんのこと、楳図かずお的な不気味さまで?!
林揚羽さん、特に後半のレイアーティーズ役になってから、傍で見ていて心配になるほどの全力演技!だった。
【配役】
ハムレット(デンマーク王国の王子。父親は亡くなった前王)
…田中健介さん
クローディアス(ハムレットの叔父。兄である前王を暗殺して王位に)
/ホレイショー(ハムレットの親友)
…福井夏さん
オフィーリア(ハムレットの恋人)
/ガートルード(ハムレットの母。クローディアスと再婚)
…大田彩寧さん
ポローニアス(デンマーク王国の侍従長。オフィーリアの父)
/レイアーティーズ(オフィーリアの兄)
…林揚羽さん

水鏡譚
昭和精吾事務所
こまばアゴラ劇場(東京都)
2019/06/25 (火) ~ 2019/06/27 (木)公演終了
満足度★★★
2つの戯曲の選択はとても良いと思ったし、寺山修司&岸田理生の物語自体が面白い。
そして、こもだまりさんの存在感。声の通りというか座り方がとても良い。
ただ、万有引力好きでJ・A・シーザー好きなので行ったのだが、どうも私には合わなかったようだ。

ノーカントリーフォーヤングメン
コンプソンズ
シアター711(東京都)
2019/07/02 (火) ~ 2019/07/07 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2019/07/02 (火) 19:00
135分休憩なし。
やはり言語化するのが難しい劇団、作風。
日常の「退屈に対する閉塞感」を、コンプソンズならではのナンセンスなタッチで描いた作品。前回公演と2作観て感じたのは、コンプソンズはどこか現実の世界を、抽象的に捉えているように思ったこと。基にしている事実は他愛もないことなのかもしれないけれど、それを抽象化して、笑と下ネタとナンセンスな舞台表現に昇華させて、観客に刷り込んでくるように感じた。
舞台のバカバカしさと裏腹に、研ぎ澄まされた表現力。あっという間の2時間だった。

バー・ミラクル
feblaboプロデュース
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2019/06/29 (土) ~ 2019/07/08 (月)公演終了

広島アクターズラボ 五色劇場演劇公演 「新平和」<広島公演>
一般社団法人 舞台芸術制作室無色透明
広島市東区民文化センター・ホール(広島県)
2019/06/28 (金) ~ 2019/06/30 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2019/06/29 (土) 13:00
価格2,500円
語り継ぐということは過去の悲しみや痛みを
全て引き受けるということなのだろうか。。
そして、作、演出家、役者たちは
その全てを背負う覚悟がいるのだろうか。。
この公演でわたしはその覚悟を見届け
そして、その覚悟と真摯に向き合った演劇人たちの
終わりのない旅がここから始まるのかのよう。

MITUBATU
なかないで、毒きのこちゃん
OFF・OFFシアター(東京都)
2019/07/02 (火) ~ 2019/07/09 (火)公演終了
満足度★★★★★
面白かったです!
変わった劇団名は猪股さんが好きな絵本から来ているそう。さっそく「なかないで、毒きのこちゃん」をネット注文しました。

ラフカット2019~25周年スペシャル~
全労済ホール/スペース・ゼロ
こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)
2019/06/26 (水) ~ 2019/06/30 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2019/06/30 (日) 14:00
座席10列5番
価格3,800円
1話・2話とも、そして再演(タイトルに覚えがあったので再演と知っていたが20年ぶりとはビックリ)である3話でさえ30分という尺には半端で終わり方が唐突に感じられた。
4話はオリジナル版を知っている身には「同じ時間軸の中の別エピソード」と察することができて「ボーナストラック」的感覚で楽しい。また、オリジナル版の「キモ」を30分の中にきっちり取り込んで巧み。

バー・ミラクル
feblaboプロデュース
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2019/06/29 (土) ~ 2019/07/08 (月)公演終了
満足度★★★
Dry編。お酒を飲みながら観られるというのはいい企画だけど、3本ともどの辺がDryなのかしら?上演作品が変更になったのは、DryというよりBitterだね。

フィーバー・ルーム
PARC 国際舞台芸術交流センター
東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)
2019/06/30 (日) ~ 2019/07/03 (水)公演終了

You're a Good Man,Charlie Brown
Sweet arrow Theatricals
シアター風姿花伝(東京都)
2019/06/27 (木) ~ 2019/07/07 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2019/06/30 (日) 19:00
とにかくとても楽しい舞台だった。観るべし!有名なコミックのピーナッツ・シリーズをミュージカルにしたものだが、劇場に入るなり、舞台美術も含めてマンガチックな世界に入り込むようになっている。元が4コママンガなので、短いシーンの連続で繋いで、さまざまな有名なエピソードを歌って踊って演技する。衣装も演技も、マンガの世界観を描くのに成功してて、見事な作品だった。

メディアマシーン
劇団 風蝕異人街
こまばアゴラ劇場(東京都)
2019/06/28 (金) ~ 2019/06/30 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2019/06/28 (金) 19:30
宗方駿さんに聞いたのですが、岸田理生さんはハナ・ミューラーに心酔しており、ミューラーの研究家でもあったそうです。そして、ミューラーは「メディアマテリアル」という作品を書き、それを発展的に作り直したのが、今回の「メディアマシーン」とのこと。言うまでもなく「ハムレットマシーン」にちなんで付けた題名です。
岸田理生の詩編を通じて、王女メディアを時間的な制約から解放し、舞踏を通じて異化するという作業は、とても興味深く拝見しました。舞踏のことはよく判らないので、巧拙を語れないのですが、あの単調なリズムの中で身体を研ぎ澄ましていく作業は、「ハムレットマシーン」を触媒とした作品としては、演じることの意味を無化しているという点で成功しているのではないかと。1時間の舞台は中々濃厚でした。
イアソン役の川口巧海 さん、舞踏のタクトとしてはよく機能していたと思います。
本業の美術も頑張ってください。
公演後の水妖忌、宗方さん、こしばさん、URARAさん、いろいろお話ありがとうございました。
あとは「吸血伝説」残すのみ。

闇にさらわれて
劇団民藝
紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)
2019/06/23 (日) ~ 2019/07/03 (水)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2019/07/01 (月) 18:30
座席18列19番
民藝って、やはり文学座や俳優座とは違うんだなあ、と改めて思った。民藝の舞台は、日本人作家の作品しか観たことがないので、何とも土着的な作品の風情がそう感じさせると思ったけれど、海外作家でも同じような舞台演出になるのだなあ、と。
舞台を部分部分で切り取り、登場人物を明暗で切り取りながら場面展開をしていく。一定面積の舞台を、小道具を入れ替えながら、執務室、収容所、街路、居間、ホテルと展開していく。なので、役者の可動範囲は、中央を使う時以外は、かなり狭い。それでも中央以外に、場面を作るスペースを作る都合で、中央もけして広いわけではない。紀伊國屋サザンシアターとなれば、推して知るべし。しかし、ある種の芝居には、この空間の作りがとても良く合う。今回の作品もそうだと思う。劇的な事件や変化が起きない、淡々とした芝居。役者が内面からセリフと所作で、語り演じる芝居。その空気感がとても心地よい。
舞台では、過去にあったナチス突撃隊の犯罪行為をハンス・リッテンが、ヒトラーに断罪するという法廷場面が、ある意味一番の見せ場。ここは、ラストの回顧場面として、神敏将演じるハンスによる一人芝居(ヒトラーは声だけ)で演じ切られ、そこまでの鬱屈とした物語進行にカタルシスをもたらす。
しかし、一方で、そこに至るまでにそれぞれにスポットが当たる、場面場面でのストレートプレイの連続がこの舞台の見せ場だろう。収容所内でのハンス、オシエツキ―、ミューレンの会話や寸劇、リッテン夫妻の会話、リッテン夫妻とアレン卿のやりとり、ハンスとグスタフの親交、ゲシュタポの暴力風景、そして最後近くにやっと叶ったイルムガルトとハンスの体面。これらの繋ぎ合わせが、物語を先の法廷場面に収斂させていく。
その中でも、イルムガルトとコンラート博士とのやりとりが全編を通じて秀逸。双方に行きかう軽蔑と嘲り、弛まない信念、それとない比喩と嫌味、ともすればギクシャクする対話が両者の心の揺れと戸惑いを表し、次第に心の交流が生まれる。私服になったコンラート博士は、イルムガルトの心境に同情も寄せるし、慈愛すら感じさせる。
とはいえ、そこが甘くはないのが海外戯曲。制服に戻ったコンラート博士と対峙するイルムガルト、双方の目的達成に妥協はない。獄中の突撃隊兵士開放のために、ハンスから証言者情報を得ようとするコンラート、息子の開放のみを求めるイルムガルト。そして、その唯一の解決案を、母親の教えと自らの矜持、信念のために拒否するハンス。
結末は悲劇的だが、そこには昇華されていくハンスの魂があったような気がしてならない。
日色ともゑさんの声よく通るなあ。

STING OPERATION
THE ROB CARLTON
神戸アートビレッジセンター(兵庫県)
2019/06/28 (金) ~ 2019/06/30 (日)公演終了

七慟伽藍 其の二十
THE REDFACE
横浜情報文化センター6階・情文ホール(神奈川県)
2019/06/29 (土) ~ 2019/06/30 (日)公演終了

闇にさらわれて
劇団民藝
紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)
2019/06/23 (日) ~ 2019/07/03 (水)公演終了
満足度★★★
テーマの割には、意外に起伏のないストーリー展開に感じられた。演出の問題なのか?それとも原作の問題なのか?母親とコンラート博士のやり取りの場面、母親と息子の対面の場面など、もっと緊迫感があっていいように思うが、淡々と落ち着いた、静かな展開で、どうなのかな、と。ベテラン俳優たちの演技は申し分なく安定的。