満足度★★★★
同じ脚本を3バージョン上演するワークインプログレス
時間軸が順になっているノーマル版のAと
場面の順番や母親役が増えているシャッフル版のCを続けて観劇
同じ場面の同じ台詞でも役者や見る順番、演出が異なると受ける印象が全然違うのは面白い
屋根裏部屋の大人になりたくない子どもたち
大人たちも世界もおかしく見えて、自分の重さを見失ってしまうその歳
身体が浮いて開いた窓から出ていこうとするけど
自由を教えてくれるピーターパンのいないピーターパンの物語のようで
妹とりんごは2人で1人のウェンディのようだった
先日のStraw&Berryでは中学男子の初恋の化身みたいだった波多野伶奈さん
本作でも重さのない世界の中学生役で浮かぶ雲のような存在感
ますますこの役者さんの本性がよくわからなくなって
なんだかわからない、まだなにかありそうな役者さん
底に手を伸ばしたい存在