最新の観てきた!クチコミ一覧

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「Tip」

「Tip」

円盤ライダー

山野美容学院マイタワー27(東京都)

2019/08/23 (金) ~ 2019/08/30 (金)公演終了

満足度★★★★

男同士って、こんな感じなのかと、そのおバカ感と優しさにたっぷり浸ってきました。すぐ目の前というか、舞台と客席の仕切りのないスペースでの演技には圧倒されます。(近過ぎるとついつい目のやり場に困りもしますが)また、客演の石坂さんの今までとは違う演技にも驚かされました。

肉体だもん・改

肉体だもん・改

劇団ドガドガプラス

浅草東洋館(浅草フランス座演芸場)(東京都)

2019/08/17 (土) ~ 2019/08/26 (月)公演終了

満足度★★★★★

前作(熱海の大火前後を描いたやつ)に続き社会性たっぷり勿論歌に踊りのエンタメ性(場末的=私としては良い意味で)満載の2時間半の舞台。真正面から性を扱った原作に正当にあやかり、具体的な形、導入部ではパンパンの客引きとやり取りのバリエーションが紹介され。客いじりに盛り上がる。計算通りの「手玉に取った」ドガドガショーは最後まで息もつかせずこれでもかと多彩なシーンをぶちこみ、社会の下層でままならない状況に翻弄されてなお希望にすがる人間達の物語を力強く描いた。ドラマ的にも殆ど文句の付け所が見つからない出色の舞台。

ENDLESS-挑戦!

ENDLESS-挑戦!

劇団銅鑼

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2019/08/27 (火) ~ 2019/09/01 (日)公演終了

満足度★★★★

実在する会社に取材を重ねての物語として楽しむと、とても希望の持てる作品。

近隣住民からは反対運動を起こされ、従業員からは不満たらたら。
近隣住民の不安は良く分かるし、かと言ってそう高くもない賃金に加えて悪者扱いされたんじゃあ従業員もたまったもんじゃない。
まさに八方塞がりの女社長。
産業廃棄物事業・・・数々の問題と打開策、業界モノとして産廃に対しての興味も大いに沸きましたが、どうやら本作の目玉は「働く者達の姿」
故に業種こそ違っても特にブルーカラーとされる職種の方に是非観てもらいたいと思える公演でありました。

導入部は特殊な業種ゆえの状況説明が台詞に課せられて、どこか不自然。
新入社員役の方が新人だからこその目線で良いナビゲートをされていたので、その説明的な部分も併せて担ってもらえば、冒頭はもっと自然な台詞回しになったのではないか。
女社長の挑戦を実現させるシビアな部分をより深く理解するには、更に具体的な産廃の情報が欲しい。
などの欲が湧いてくるのですが、それはこれからの更なる挑戦、今目の前にある仕事の意義を積極的に考える大切さを知らしめてくれる、より素晴らしい作品へと成長していく期待を持てるからこその欲だとも思えました。

開演前に当日パンフ(立派な無料パンフ!)の用語解説を読んでおく事をお勧めします。

「Tip」

「Tip」

円盤ライダー

山野美容学院マイタワー27(東京都)

2019/08/23 (金) ~ 2019/08/30 (金)公演終了

満足度★★★★★

めっちゃくちゃ面白かった!
最初は?な感じがいつもの円盤のバタバタと台詞の応酬にどんどん夢中になり、自分もそこに居る1人のような感覚に。
もう〜泣けるし、あったかい気持ちになる。
そして7人のおっさんズの全力ダンスが最高に素敵です❣️

『瓶に詰めるから果実』『プラスチックは錆びない』

『瓶に詰めるから果実』『プラスチックは錆びない』

埋れ木

北池袋 新生館シアター(東京都)

2019/08/28 (水) ~ 2019/09/03 (火)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2019/08/29 (木) 19:30

『瓶に詰めるから果実』100分休憩なし。
人は優しいし、強い。強さで、戦う必要があったって、それでもやっぱり優しい。そうやって、バランスを取りながら生きて生きればいいな・・・そんな事を考えさせられながら、うっすらと涙する、芝居だった。

『瓶に詰めるから果実』『プラスチックは錆びない』

『瓶に詰めるから果実』『プラスチックは錆びない』

埋れ木

北池袋 新生館シアター(東京都)

2019/08/28 (水) ~ 2019/09/03 (火)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2019/08/28 (水) 19:30

『プラスチックは錆びない』観劇。95分休憩なし。
人間がある場面にいる時に出てくる、すごく細かな「感情」を取り上げて、それを膨らませて物語を紡いでいく感じ。他の作家にはない作風。結果的には、誰が誰に惚れた腫れた、という、恋心の感情が、物語のメインのになっていく。何だか妙に予定調和的で、妙にセリフの声量がデカい、台本のある「テラスハウス 埋れ木伊豆編」を観ているような、そんな感覚に陥ってしまった。前回作で少し期待値を上げ過ぎたかな。

さなぎの教室

さなぎの教室

オフィスコットーネ

駅前劇場(東京都)

2019/08/29 (木) ~ 2019/09/09 (月)公演終了

実演鑑賞

現実の事件からでなく、戯曲「夜、ナク、鳥」をベースに、
松本哲也さんが作演出した舞台。
終演後のどんより感。
主役交代の理由は分からないが、あのコクは、松本哲也さんが上手すぎるせいか、
相当芝居観劇こなさないと味わいきれないんじゃないのか。
玄人には解釈掻き立てる作品。初観劇者向きではない。

ネタバレBOX

ラストの、入れなくてもいい前日談をわざといれるとこに、松本ワールドって感じしました。
私の恋人

私の恋人

オフィス3〇〇

本多劇場(東京都)

2019/08/28 (水) ~ 2019/09/08 (日)公演終了

満足度★★★★

いかにも渡辺えりらしい舞台だが、今回は趣向が劇団300とはかなり違って、タレント3名にダンス4名、それに舞台でのキーボードひとりというボードビル。
タレントは、小日向文世と、のん(「あまちゃん」の能年玲奈)を迎えて、渡辺えりと言う顔ぶれが新鮮で面白い。この三人が多くの役を受け持って舞台で早変わりをしながら、歌ったり踊ったり。ダンサーもかなり歌えるし踊れる。300の舞台にあった泥臭さが薄くなって、小じゃれた舞台になったが、そこはやはり、有無を言わせない渡辺えりの世界である。そこが、良いとも残念だとも言えるところだろう。出演者ではのんが意外にのびのびした女性の体型で見栄えがした。小日向はご苦労様。楽しい作品だが、軸になる話が抽象的で観客も戸惑い気味であった。

今日もわからないうちに

今日もわからないうちに

劇団た組

シアタートラム(東京都)

2019/08/28 (水) ~ 2019/09/01 (日)公演終了

満足度★★★★

元宝塚トップスター大空ゆうひさん主演の傑作。個人的には三越劇場版『壁蝨』以来の衝撃があった。中二の娘役の池田朱那さんに見覚えがあったが、矢張『壁蝨』にて主人公の娘に苛められる役として出演していた。た組の申し子のような台詞回し。天才なのでは?池田朱那さんの全く違う役での演技を観てみたい。
物語は旦那と奥さんと娘のごく普通の一家の風景から始まり、奥さんが記憶障害を突然発症。少しずついろんなことを忘れていく。優しい旦那の介護とそれを知らされていないが故の娘の怒り。
ほぼすっぴんの大空ゆうひさん(篠田麻里子さんに似ているような)が素晴らしい。ただそこに佇むだけで観客の『母なるもの』への記憶を呼び起こし、時には舞台をぐるぐるぐるぐる駆け回る。旦那役鈴木弘介氏の台詞は絶品。『早く行かないと、なので』など細かいニュアンスのセンスに唸る。演者以外舞台に上げない為、セットや小道具を動かしていくのも役者自身。集中力が途切れない。
クライマックス、夜の公園での母娘の会話。至極の名シーンであった。この遣り取りを観れただけで満足。場内も至る所で啜り泣き。

ネタバレBOX

「お母さん、私の事を覚えていてね。私の事を忘れないでね。」
アーシア・アルジェント主演の『雨上がりの駅で』を思い出した。過ごした時間、共有した時間、記憶こそが人間の唯一無二の宝物なのか。お馴染みの天井からの落下物も有り。
しかし、ここからのエピソードが蛇足気味。実は妻には死体遺棄の過去があった。父親が殺した母親の死体を、実家の床下に埋めることを手伝っていたのだ。そのことで父親から脅迫まで。ラストは中二の娘が妻の父親(お爺ちゃん)をぶっ殺し、一家で死体を埋める。「どうせ私は忘れてしまうから」がオチ。
照れ隠しなのか、オリジナリティの誇示なのか、どちらにしろつまらない。カーテンがバッと開かれるとキャバ嬢の部屋で、しかも物語とは何らリンクしないというナンセンス・ギャグは面白かったが。
世界の終わりで目をつむる

世界の終わりで目をつむる

東京夜光

小劇場 楽園(東京都)

2018/12/19 (水) ~ 2018/12/24 (月)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2018/12/23 (日) 18:00

価格3,000円

三畳一間のアパート暮らしの青年、大学の映像研究会で彼と同期だった映像作家らが織りなす群像劇。
一部デフォルメもあるが人物の存在感・実在感に説得力があり、単館レイト上映の映画を思わせる味わいが好み。
思い返してみると、けっこういろんな事象が盛り込まれていて、少し視点を変えると別の色や別の形が見えてくるトリックアートにも似ているか?
なお、かつて映像を撮影した海に当時の面々が……という芝居を楽園で観るのは今年2度目。

海のホタル【遊劇舞台二月病】

海のホタル【遊劇舞台二月病】

遊劇舞台二月病

ウイングフィールド(大阪府)

2019/08/23 (金) ~ 2019/08/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

長い長い間私は頭を押しました。 怖い とても怖い 普通の声で 供述する 迷いながらでも殺した 間違えても 絶対に間違えてはならない事を人は犯ししまう とても怖い。 狂ってしまうのは 他人事ではない とても怖い。  

ネタバレBOX

波の音 カモメの声 舞台に丸い輪 次はうちや・・・大丈夫か あれから何年 お腹に子供おる おかん追ってらなんて言うかな // 旦那の浮気 知ってますか あの人に言うてください 癒されたいねん 人の家庭を壊しといて 200万 小さい田圃売ったら 旦那が死んだらええ人見つけるわ スーパーマンが連れて行ってくれる クラークケント ステロイド飲んで タナベに口説かれた キスされた // まくれ― 負けた これ当っている 山口君大地主 レイコと寝たんか 200万の金に」レイコ どや あんたの店で コンパニオン 浮気している 景品交換所 強盗 ホカオさん カメオ50万 写真返して 合意 服破こうと レイコとうちおいで 旦那を殺した 保険金 資産 数ヶ月で使い切ってしまう 友の家に強盗 子供を殺す 保険金目当て 海へ 暴れる 母は この頭を海へ 長い長い間私は頭を押しました。 怖い とても怖い 普通の声で 供述する 迷いながらでも殺した 間違えても 絶対に間違えてはならない事を人は犯ししまう とても怖い。狂ってしまうのは 他人事ではない とても怖い。 
ENDLESS-挑戦!

ENDLESS-挑戦!

劇団銅鑼

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2019/08/27 (火) ~ 2019/09/01 (日)公演終了

満足度★★★★

趣旨には最初から賛同なのだが、後半まで共感はできなかった
災害時の人命救助を見守るシーンが印象に残った
ISO14001は取得よりも継続が難しいと言うことがどこまで伝わったろうか
セリフによる説明が多すぎたか
ちょっともたつき加減のキャストの中、馬渕真希の演技が気を引いた
さすがにスタッフはしっかりしていた

ENDLESS-挑戦!

ENDLESS-挑戦!

劇団銅鑼

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2019/08/27 (火) ~ 2019/09/01 (日)公演終了

満足度★★★

埼玉のあの会社の物語ではなく、その成功例に感化された別の地方都市の産廃業者とその女社長の話。

ネタバレBOX

とはいえ、二代目社長の意識がまだあの段階だというのに、ISO総合マネジメントシステムを1年で認証取得できたなんて展開には、ちょっと無理を感じる。まあ、普通の観客はISO9001や14001の規格内容も(取得までのプロセスも)知らないだろうから、マンガ的な記号と割り切ればいいんだろうけど。
2020年以降の夏

2020年以降の夏

くによし組

インディペンデントシアターOji(東京都)

2019/08/21 (水) ~ 2019/08/28 (水)公演終了

満足度★★★★

無理してる。

ネタバレBOX

セミ人間と恋する話、他人の記憶を消したり、自分の記憶が消えたりする話、戦争に行く度に怪我をしてサイボーグ化し、結果長生きした男の話の三編で、そしてこれらは長生きした男が長く生きた上での体験談だったのかと思いきや、熱中症で道端で倒れた男の妄想だったという話。

オムニバス話は、全体が一つに繋がらなければならないと被害妄想的に思い込んでいるように感じられました。無理に夢オチにしなくてもいいです。もっと自由にやったらいいと思います。
200億の電波

200億の電波

プレイユニットA→XYZ

吉祥寺シアター(東京都)

2019/08/22 (木) ~ 2019/09/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

B公演を観ました、いやいや別物です、そんな感じがした舞台でした。主役が入れ替わるという不思議な体験が、こうも楽しませてくれるなんて大発見でした。単なるWキャストとは次元の違う舞台でした。もちろん圧巻のダンスシーンや泣けてくるストーリーにホロリと、今回それぞれを楽しむことができてこんな幸運はないかな。ほんと素敵な演出でしたね。さあ、次回作の200億は?今から期待でワクワクしてしまいます。安藤さん、待ってます!

なるべく派手な服を着る

なるべく派手な服を着る

TABACCHI

小劇場B1(東京都)

2019/08/28 (水) ~ 2019/09/01 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2019/08/28 (水) 19:00

 初見のユニット。面白い。土田英生がMONOの2008年の公演に書いた脚本を、本ユニット主宰の戸田武臣が演出する。4つ子とその弟と養子の末弟の6人兄弟が、父の危篤を聞いて実家に集まる。次男と4男は内縁の妻を伴い、5男は恋人を連れてくるのだが、何故か4人は5男の名前すら思い出せない。という、やや奇抜な設定の中で、徐々に明らかになる兄弟の秘密と、力関係の変化を描いているのだが、その辺のバランスが土田らしい微妙なラインを守っていて、よくできた脚本だと思う。同時に、あんまり一緒にやらない座組の役者陣も丁寧に芝居を作り上げているのは見事。

夏休みの友たち

夏休みの友たち

ハグハグ共和国

萬劇場(東京都)

2019/08/28 (水) ~ 2019/09/01 (日)公演終了

満足度★★★★

 一見、勘違いしそうなタイトルだが、友達ではなく、友たちという所に深い意味がある。(華4つ☆)

ネタバレBOX


 自分は、自然が好きな人間なので山も海も散々出掛けてきた。国内の海では伊豆大島、青ヶ島、八丈島、小笠原、沖縄本島、西表、鳥取、溝のような汚い水は嫌いだが油壷や湘南各地、猿島、鎌倉は仲のいい先輩の本拠地だったので年中行っていたし、館山や外房にも出掛けている他、東尋坊、気仙沼、北海道は釧路近辺、札幌近辺、小樽等。山は矢張り信州が多い。生まれが関西だから六甲は、実家が在った場所でもあり、散歩がてら年中登っていたし、最初に通った大学は京都にあったから北山、東山三十六峰のうちの幾つかは生活空間、散策の場所でもあった。好きなのは1?だ(敢えて名前は上げない。荒らされるのは嫌だからだ)。自然が良く保護されている。鳥取は大山と鷲峰山が好きだが、三徳山、投げ入れ堂も大好きな場所だ。自分が鳥取で泳ぐのは良く水死人が出る流れの速い場所で、大物が居るから素潜りで魚を突くのが得意な人は探して行くと良い。上に上げた青ヶ島も水死人は年中出るし、自分が行った頃には、まともに上陸できる場所が無かったから、準備がキチンと出来なければ岩礁で傷だらけになることは覚悟した方が良い。海流も3ノット以上のスピードがあるから、流されればアメリカ大陸迄行っちまうぞ! 無論、助かるまい。何しろ岸辺から鯨を見掛ることもある外洋の央の島だ、釣り人垂涎の地だが、ホントに死人は年中出る危険地域である。よほど泳ぎと装備に自信がある人以外は絶対行かないように。山でも海でも街でも自分は危険の無い所に大した魅力は感じない。生きてる気がしないからである。多くの人にとって日常は、何ということも無い唯安心できることが過ぎて行くことを信じられる時空である。だが、自分は、例えば丹沢辺りの低い山の岩場でハーケンを打ち込みながらロッククライミングをやる時でも、オーバーハングしている岩場で、落ちたら死ぬかも知れないという緊張感を味わいながら登ることこそ、目的である。逆説的かも知れないが、こんな場所に生えている苔の緑を目にする時、これこそ命の色であると深く実感するからだ。本格的に登山をやった訳ではないから、岩はトウシローだが、このように命懸けの時、所での実感程充実感のある体験を自分は他に持たない。新月の晩、船の舳先に独り立ち、南洋の降るような星と夜光虫の光がないまぜになって海と空の境目が分からない中を航行していた時の圧倒的な抱擁感も忘れられない。まるでたった独り宇宙の只中を彷徨うような気分であった。
 今作では、自然のこのような包容力や優しさが瞬時に変わり、その結果、トラウマを負って40年間記憶を消していた元小学6年生たちが40年後に記憶を回復する様が描かれるが、ありきたりの日常が如何に貴重で「非日常」的であるのか、その奇蹟のようなありきたりの尊さを描くことで、人は傷つき、それを見まいとする弱さを持ち、掛かるが故に遠く近く木霊するきな臭い現状を座視している現状を示唆しているようでもある。
『humAn』

『humAn』

劇団夢幻

ラゾーナ川崎プラザソル(神奈川県)

2019/08/28 (水) ~ 2019/09/01 (日)公演終了

満足度★★★

オートマタの衣装が素敵でした。タイズ・オートマタ社の設定なので、無機的なのかなと思っていた美術がそうではなくて意外でした。

『瓶に詰めるから果実』『プラスチックは錆びない』

『瓶に詰めるから果実』『プラスチックは錆びない』

埋れ木

北池袋 新生館シアター(東京都)

2019/08/28 (水) ~ 2019/09/03 (火)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2019/08/28 (水) 19:30

座席1階1列

価格2,800円

・プラスチックは錆びない
タイトルからは「いつまでも色褪せない仲間」を想像しましたが、そこもありつつもっと違う集団の側面を描いていました。

あらすじにひかれ、そしてあのセットを見たらもう期待感マックス。埋れ木さんはセットも楽しみなんだけど、ただ凄いだけじゃなくて物語にちゃんと組み込んでいる。群像劇なら役者ひとりぐらいの働き。今回も凄い助演っぷりでした。

ネタバレBOX

舞台は多分大学四年生がある合宿先の出来事。どこからどこまでも「誰も言い出せなくて夏」。自分の気持ちをイチイチ何かに置き換えるこのもどかしさ。青春ですねぇ。

「どこまでが不謹慎なのか」その描き方は重くなかった。ひとつの集団が自分の気持ちを小出しにしていきます。その理由もその時間の使い方も自分都合。ゴールは自分の幸せ。その集団が学生じゃなくてもきっと同じだろう。そして「感謝」が空気を軽くしていきました。

少し役者さんのことも触れます。
五十嵐彩夏さんはこれから注目する演劇おじさん急増の予感がしました。

席は40ぐらいですが、なるべく中央をオススメします。個人的には少し入口側でもよかったかなと思いました。
第一部『1961年:夜に昇る太陽』 第二部『1986年:メビウスの輪』 第三部『2011年:語られたがる言葉たち』

第一部『1961年:夜に昇る太陽』 第二部『1986年:メビウスの輪』 第三部『2011年:語られたがる言葉たち』

DULL-COLORED POP

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2019/08/08 (木) ~ 2019/08/28 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2019/08/28 (水)

DULL-COLORED POP 福島3部作の第3部『2011年:語られたがる言葉たち』(2時間)
28日の福島三部作通し上演で拝見。

ネタバレBOX

時間軸を3.11から同年末までに置き、特定の主張に与することなく、膨大な取材から得られた福島の人々の悲嘆・葛藤を紹介、そして再び歩み出して欲しいという作者の願いがこめられた2時間。
福島の地で生きていくと決意した、地元局の元・報道局長、そんな元・上司の後を継ぐ若手の女性局員の視点が、神々しいほどに尊く感じられた。

【配役】
穂積真(53歳。テレビュー福島の報道部長。福島県人としての理念と視聴率の合間で苦悩)
…井上裕朗(いのうえひろお)さん
塩崎(45歳。テレビュー福島の報道局のナンバー2。視聴率優先主義者)
…平吹敦史(ひらぶき・あつし)さん
不破(30歳。テレビュー福島の報道局員。どちらかというと視聴率優先)
…ホリユウキさん
小田真理(25歳。テレビュー福島の報道局員。福島県人としての理念を第一に行動する)
…柴田美波さん(役柄に惹かれたのもあるが、チカラのこもった声が強烈に印象に残った)
荒島(かっては双葉町で荒物屋を営んでいた。足が悪い。妻子を3.11の大津波で失う。パチンコで日々を過ごす)
…東谷英人(あずまや・えいと)さん(災害ではないが、妻と息子を失った実父のイメージが重なり、観ているのが辛かった)
飯島佳織(25歳。富岡町出身。妊娠三ヶ月ゆえ、放射能汚染に敏感)
…佐藤千夏さん
飯島貴彦(30歳。富岡町出身。元教師)
…森準人(もり・はやと)さん
※飯島夫妻は実在の多くの家庭と同様、出産後、別れてしまうのかなぁ…
宮永壮一(45歳。飯館村で牛の肥育農家を営んでいたが、出荷できず、現在、酒浸り)
…大原研二さん
宮永美月(17歳。壮一の娘。福島県の放射能汚染についてネットで配信→炎上)
…春名風花さん(リアルの春名さんと重なる部分に苦笑。真っ直ぐな役柄を熱演)
高坂美穂(20歳。浪江町出身。高校卒業後、地元でバイト中。疎開先の神奈川で「放射能」扱いされたことから、風評?を流す美月を憎悪)
…有田あん(「有田杏子」時代の『流砂ゑ堕つ』以来!)
謎の老人(実は3.11当時の双葉町町長・穂積忠69歳)
…山本亘(やまもと・せん)さん(山本三兄弟のぉ末弟さんだぁ!)
美弥(69歳。認知症?となった夫の病床に寄り添う、忠の妻)
…都築香弥子さん
幻のヒト(「謎の老人」が19歳・44歳・69歳だった世界を行き来する、老人だけに見える存在)
…渡邊りょうさん

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