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ハザカイキ

ハザカイキ

Bunkamura

THEATER MILANO-Za(東京都)

2024/03/31 (日) ~ 2024/04/22 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

国民的アイドルの橋本香(恒松祐里)は、ヒットメーカーの音楽プロデューサー加藤勇(九条ジョー)とひそかに熱愛中。その熱愛場面のスクープ写真を狙う週刊誌記者の菅原祐一(丸山隆平)…それぞれが芸能界にからむ嫉妬とメディアがつくるスキャンダルに巻き込まれていく。

香が「ヒット曲ってどうやってつくるの?」ときくと、勇は「令和っぽくかな。抜け感が大事。自分の考えを押し付けず云々」とそれっぽいことを答える。これが最初の布石。「令和っぽさ」「こういう時代だから」ということで、多様性やLGBTQ、人権尊重、ハラスメント根絶、SNSのいざこざに縛られて、あるいはメディアやSNSに煽られて、人々の暮らしは窮屈になり、「時代だから」と本音を抑えて、表面的なその場しのぎの言葉を交わしていないか。そう考えさせられる

タイトルの意味が、見ながらやっとわかった。「昭和」の古い価値観とこれからの新しい価値観が交代しつつあって、まだ中途半端な「端境期」のことだ。
今年1月の芥川賞受賞作「東京都同情塔」は、「弱者への配慮」と「多様性尊重」という表面的正義(偽善)の行き着くディストピアを描いた。「ハザカイキ」は同じ問題意識に立つ。そして、危機管理として心のこもらない謝罪が安売りされる、空虚な現在を「これでいいのか」と批判している。いつもはシニカルに見えて、今回の舞台は結構熱い。本物の水を大量に降らせる土砂降りの演出も、熱量のある本気度が見えた。

映画のように短いシーンをたくさん重ねていくが、回転セットを左右に二つ、奥には陸橋という舞台装置でよどみなくシーンをつなぐ。音楽も大変効果的だったし、香は失意に打ちのめされた謹慎の部屋で中島みゆきの「時代」を口ずさむ。スーッと伸びる高音が心地よい。エキストラが20数人。街頭の通行人や、謝罪会見に集まった記者に扮する。舞台上を多数の通行人が列をなして次々横切っていく様は、無機的な街の景色を舞台で再現して、秀逸だった。大変贅沢なつくりで驚いた。

1幕50分+休憩20分+2幕1時間40分=2時間50分

ネタバレBOX

とにかくシーンが多いのだけれども、後半の重要なところをメモしておく。
・アイドル香に対し、香の密会を週刊誌に売った「親友・元地下アイドル」野口裕子(横山由依)が謝罪。「私のためにいろいろ理屈をつけてくれてありがとう。親友がただねたみから売ったなんて考えたくなかったんだよね」
・バーのママである香の母・智子(元女優、大空ゆうひ)が、客の不倫を実名入りでSNSでつぶやいたホステスのアケミ(日高ボブ美)を諭すのに、横で聞いていたホステス仲間・ヒカル(青山美郷)が「ママは不倫を許すんですか。こうやって公にして、妻にも知られないと、不倫の被害者は次々出てきます」と涙ながらにつっかかる。興奮しすぎて呼吸困難になりつつも、店を飛び出す。ヒカルを責めないでとアケミはママに謝罪
・週刊誌記者・菅原はバーでのスナップを「セクハラ」証拠写真と、ライバル誌に書き立てられ、さらす側からさらされる側に。心配してきてくれた、飲み友達の伸二(実はゲイ、勝地涼)から迫られる。はねのけた菅原に、伸二が「俺はわかってなかった」と謝罪。菅原も「わかってると思ってわかってるふりしてた」と謝罪
・香の父で事務所社長の浩二(風間杜夫)に、パワハラを訴えたマネージャー(米村亮太朗)が「本当に働かせてもらって、5年間、そんなこと思ったことなかったのに、一時の感情でパワハラなどと言ってすいませんでした」と謝罪。風間は意外にも「自分のことを監視してくれ。俺は変わろうと思う」と逆に謝罪。
・犯罪を犯して保釈になった勇はテレビで「みんな俺のことを思ってツイートしているんじゃない。自分の生活をよくするために、俺のことを使ってるんだろう。俺もこれからは自分の生活をよくするために生きる」と発言。
・橋本香の謝罪会見。圧巻。自分の打算、ずるさ、自己正当化の理屈もいちいち表に出して、心のうちをすべて(のように)語る。最後は、鼻水と涙で、本当に泣く。すごい役者である。一人の人間として、初めて素顔をさらしたかのよう。「応援してくださった皆様、本当にすいませんでした」
・実家から菅原のもとに帰った恋人の里見(さとうなほみ)が、土砂降りの中、互いに許し合う。「時代に合わせるだけでなく、本当の事を話せる人がひとりそばにいれば、生きていける」
天の秤

天の秤

風雷紡

小劇場 楽園(東京都)

2024/03/29 (金) ~ 2024/03/31 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

事実を基にした上質な作品で最後まで飽きる事なく楽しめた。
事件発生当時は物心つく前で記憶知識はほぼ無いので、フィクションとノンフィクションの境目が分からないが、敢えて言うなら登場人物の内面をもっと深く描いて欲しかったかな。
ラストだけがどうにも消化しきれず。

(あたらしい)ジュラシックパーク

(あたらしい)ジュラシックパーク

南極ゴジラ

王子小劇場(東京都)

2024/03/28 (木) ~ 2024/03/31 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

手作り感が凄い。
完全なる誉め言葉としての「壮大な大人の学芸会」という印象。
ナンセンスっぽいストーリーにラストへの伏線が見え隠れして面白い。
ラストの効果音とか風とか発想が良いし、端さんの熱演に胸がグッときた。

朝日と夕日の出会う国

朝日と夕日の出会う国

劇団ミックスドッグス

上野ストアハウス(東京都)

2024/03/28 (木) ~ 2024/03/31 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

一番好きなテイストの芝居。
魂を扱う事や主人公を取り巻く人物の構図はファンタジーの王道。だからこそ逆に難しいと思うがユキの表情の演技が物語をぐいぐい引っ張っていた。733とユキ、同一人物かと思ったがそういう展開⁉️
久しぶりに泣いた。

ナナミとユキ、下で会ってたからこそのソウルメイトなのか、上で会ってからのソウルメイトなのか、考えれば考えるほど深くて泣ける。

脚本が良いのはもちろん、そこに魂を吹き込む全ての役者さんが良かった。
その中でも密かに田平さん演じる迷子の魂の不安感の表現と佐瀬さん演じる33番のちょっと猫背な演技がお気に入り。
静かな月をフィーチャーしたアナザーストーリーなんてあれば最高だね。

けもののおとこ

けもののおとこ

キ上の空論

紀伊國屋ホール(東京都)

2024/03/23 (土) ~ 2024/03/31 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

自身3作目の観劇。
期待値上げすぎた。
父との関係性から発生する行動や感情の変遷が腑に落ちない、必然性を感じられなかった。
途中の180度展開も何故?とだいぶモヤモヤ。
ラストのピザの件が最終的に伝えたかった事なの?
とは言え、獣三部作、残り二作も観るつもり。

劇団菜の花座"明るい未来"の夕焼け小焼け

劇団菜の花座"明るい未来"の夕焼け小焼け

劇団菜の花座

阿佐ヶ谷アートスペース・プロット(東京都)

2024/03/30 (土) ~ 2024/03/31 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

ちょっとシニカルで、ブラックな近未来SF(?)コメディ2本立て。妙にレトロ感ありますね。なかなかに楽しめました。

天の秤

天の秤

風雷紡

小劇場 楽園(東京都)

2024/03/29 (金) ~ 2024/03/31 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

初演に引き続き2度目の観劇。何度観ても、緊張感が高くて、見事な舞台ですね。

ナマリの銅像

ナマリの銅像

劇団身体ゲンゴロウ

新宿スターフィールド(東京都)

2024/03/27 (水) ~ 2024/03/31 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

Bチーム観劇。相変わらずガツンとくるヘビーな作品ですが、初演と比べて分かりやすくスッキリとした印象ですね。大いに楽しめました。

人形の家

人形の家

劇団東京座

阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)

2024/03/28 (木) ~ 2024/03/31 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

DUKKE班観劇。この劇場のいつものレイアウトとは違って、客席をL字型にして、ゆったりとした椅子の配置。セットもかなり作り込んでいていて、期待が高まります。芝居の方もやや長尺でしたが、見応え十分。大いに楽しめました。

雲煙

雲煙

劇団青桜

中板橋 新生館スタジオ(東京都)

2024/03/28 (木) ~ 2024/03/31 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

冒頭、駅のホームのベンチ、環幸乃さんと友達になれたことに狂喜する女子高生。木内みどりっぽくて「この人好きだな」と思って観ていた。終演後確認したら杏奈さんだった。いや結構観てきた筈なのに、初めての感覚で観ていたことに驚き。彼女の感情表現は深く伝わる。

女子高生のしょげさんはメンコン(メンズコンカフェ=ソフトなホストクラブ)のキャスト・篠原諒氏にハマって案件(パパ活=売春)で稼いで貢いでいる。環幸乃さんは何故か輝いて見えるクラスメイトの彼女に憧れている。トー横界隈で巡廻と補導をしている女性刑事(渡邉真央さん)。彼女の上司の刑事(小崎隼大〈こさきよしひろ〉氏)の裏の顔は少女買春が生き甲斐。篠原諒氏には本命の彼女(五条おとさん)がいて、金を貯めて結婚を考えている。酒(ドラッグ)と金とSEXしかない世の中で、皆ここから逃げ出す“希望”を何処かに求めている。それは他愛もない嘘でもよかった。

ネタバレBOX

役者が仲間集めてやると大体こんな感じになる。構成を弄って時系列をシャッフルした方がいい。屋上でキスして飛び降りるシーンから始めるとか、話と人間関係に興味をもたせる工夫が必要。“謎”という餌を撒いて。今作だとラスト15分まで話が動かないので退屈。もっとエピソードを捻り、要らない登場人物を削って短くするべき。つまらないものを美味しくする魔法のことを“才能”と呼んでいる。HIVキャリアと同性愛でドラマを作るのは流行りか?

昔、渦中のオウム真理教の幹部に作家・藤原新也が世俗に還ることについて訊ねた。幹部は笑って「こんな世の中、金とSEXと食い物しかないじゃないですか。こんなもんのどこがいいんですか?」と答えた。

皆、誰かに必要とされたがっている。汚い臭いおっさんでも、自分に価値を見出して金を払ってくれることで安心する。きっと自分には価値があるのだと。他人に保証して貰わないと安心できない。皆自分の存在に自信がない。だからいつも何かにすがっている。まるでこれは宗教の構図だ。
いちかと華子~ばあちゃんの匂いと宝物~

いちかと華子~ばあちゃんの匂いと宝物~

東京カンカンブラザーズ

ザ・ポケット(東京都)

2024/03/27 (水) ~ 2024/03/31 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

老舗クラブ『アカシア』を彩る人々をキャストの皆さんは魅力的に演じていたし、一つの世界が出来上がっていたと思う。反面、脚本は少々空回りしていた印象をぬぐえない。

全体的に見ると、短いエピソードをいくつもつなぎ合わせて一つの物語にしたようで流れがスムーズでない。メインキャストの「いちか」及び「華子」と亡くなった祖母との生前の交流が描かれていないため、クライマックスの再会(?)のシーンで感情移入できない。祖母の化身である新人ホステス(月下ひまり)の登場が唐突だし、彼女がいくらか大人びた物言いはするものの祖母を感じさせる何か(言葉遣いとか立ち居振る舞いとか)が表現されていたのかわからない。(観ている方はそもそも祖母がどんな人だったのか知らない)「香水の匂い」や「娘に対する呼び方」で孫たちに祖母と気付かせるのはいかにも即物的で興を削がれる。

以上、思いつくまま気付いたことを書いた。ハートウォーミング的な作品に仕上げたかったのかも知れないがそこまでたどり着いていなかったように思えてならない。もっと情緒が欲しかった。


雨降りのヌエ

雨降りのヌエ

コトリ会議

扇町ミュージアムキューブ・CUBE05(大阪府)

2024/03/09 (土) ~ 2024/03/30 (土)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

ヌ全話見ましたんこぶ だからこそ見えた物語あり おもしろろろろカッターです 公演以外も様々な企画をしていて楽しかったぁエ

友達じゃない

友達じゃない

いいへんじ

北とぴあ ペガサスホール(東京都)

2024/03/20 (水) ~ 2024/03/24 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

いいへんじの『薬をもらいにいく薬』という作品にとても救われていたので、新作を待望していました。
一人のシンガーソングライターの路上ライブをきっかけに出会った二人。二人の間に芽生える気持ち、揺らいだ気持ちとは?「友達」と「友達じゃない」の間を行ったり来たりする二人、そんな二人を見つめる一人の心の様子が丁寧に描かれていく約80分。劇中歌が素晴らしすぎて、思わず落涙。今回もまたとてもやさしい戯曲であり、あたたかい演劇でした。そして、それはそうではない世界へのささやかな、しかし確かな抵抗であるとも感じました。「やさしい」や「あたたかい」という安心は、「かなしい」や「つめたい」という不安といつも共にあって、気持ちが追いつかず涙ばかりが流れる夜や、泣いたからといって清々しく迎えられるわけもない朝があって、そんな中で私たちは生きている。一人になりたい、人から離れたいという気持ちと、独りが怖い、誰かと寄り添いたいという気持ちが同じ心にあるということ。それでいいということ。いいへんじの演劇は、中島さんの戯曲はいつもそんなことを改めて、耳打ちするようなさりげなさとやさしさで教えてくれるようでもあります。それはなんだか、世界へのとりとめないお手紙でもあるようで、同時に丸くて丁寧な文字で同じだけ心をつかって綴られた"へんじ"でもあるようで。
世界の悲しさ、冷たさ、厳しさに目を凝らした上で、人と人がどうあれれば、そことたたかえるのか。武器じゃない、何かもっと確かで、もっと誇れるもので。そう願う自分を肯定してもらえたような劇体験でした。
人と人の隙間を糸や針をつかって縫うのではなく、マーブル色の色鉛筆で少しずつ色を変えながら塗っていくような。そういう繊細で、時間のかかることを見せてもらったような心持ち。人と人との間にはいつだって大きな川が流れていて、こちらと向こうの違いや差に戸惑うし、いつでも行き来ができるような橋を気安くかけることもためられる。それでもと、だったらと、てづくりのボートをそーっと出してくれるような。そんな演劇でした。私は千秋楽ラストチャンスに滑り込み、Bキャストの味と技を堪能しましたが、俳優さんの違いも込みで楽しめそう。トリプルキャストにも意義と魅力が宿る公演だと思いました。

天の秤

天の秤

風雷紡

小劇場 楽園(東京都)

2024/03/29 (金) ~ 2024/03/31 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

実際の事件を基にした再現劇です
(たぶんこうだったんじゃなかろうか劇)
コロナで中途上演が中止となり今回無事に再演という
なんとも根性のある作品=二時間弱ですわ
全席自由・・・やはり柱寄りが見易いかなぁとかは
思った

タイトルは正義の女神の持つ秤
「剣なき秤は無力、秤なき剣は暴力」
正義と力が法の両輪であることに掛けたものですわね

そしてこの事件は日本初のハイジャックであり
ハイジャック防止法が制定されることにもなる
ターニングポイントな事件でもあります

小劇場でもあり
シンプルなセットな分
いろいろと照明や音響にも拘りをみせた
作品でありました

で なぜか妙に妙齢の有閑マダムっぽい方々が
客席に多かったのか珍しく感じました~満席でした~

ネタバレBOX

運輸政務次官山村新治郎氏を人質交換に用いる
運輸大臣の台詞の間というかタイミングが絶妙で感動!
豊臣秀吉が徳川家康を自分の母を人質に差し出して
臣下に落とし込んだ手法も
こうだったんだろうなぁーと思わせる
天晴見事な芸でした

劇団の不屈の根性に星数はオマケ付けて五つ星!

そういやぁニュース映像で
本物の犯人らの北朝鮮での生活見たことあるけど
日本に帰りたがってたねぇ
こんなことして まぁぬけぬけと 
と感じたっす

韓国に借りができて
ソウルの地下鉄の技術(ホント)やら
想像だが裏金(確認しようがない)も渡したりしたんだろうなぁ・・・
ナマリの銅像

ナマリの銅像

劇団身体ゲンゴロウ

新宿スターフィールド(東京都)

2024/03/27 (水) ~ 2024/03/31 (日)公演終了

実演鑑賞

作品は再演ですが、僕は初見でした。この団体を観るのも初。団体名から「身体表現を活かした作風?」と想像しての観劇。15世紀に起きた、島原の乱、そして天草四郎をモチーフにした一作。時代物? と思ったけれど、パチンコ店などが登場し、時代をクロスオーバーさせた設定になっていました。パラレルワールド的と捉えられるかもしれないし、機械文明と魔法文明の融合のような、SF調の設定なのかも。

ネタバレBOX

箱馬(木箱)と木材を組み合わせたシンプルな舞台美術をブロックのように組み合わせてシーンを構成し、そこに俳優たちの身体表現を重ね合わせていく…という創作に、僕には見えました。ミュージカル調のシーンが挿入されていたり、「身体」を用いた表現への興味・関心が高い団体だと思います。ただし、ひとつひとつのシーンに粗さも見え、そこは今後の伸び代であり、課題かもしれません。今回は2時間ものでしたが、身体表現との相性という観点から、短編などもハマりそう。
ナマリの銅像

ナマリの銅像

劇団身体ゲンゴロウ

新宿スターフィールド(東京都)

2024/03/27 (水) ~ 2024/03/31 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★

巧みな舞台セットの展開でした。

ネタバレBOX

芝居が始まってすぐ、隣の人がずーっと鼻を噛んで(ほんとうに芝居の終了間際までずっーとでした)、マスクもせずにくしゃみも数回していたので、集中して観ることができませんでした。熱演だったので、残念でした。天草四郎と周りの友人が一機を起こして奮闘する心の内が、死が迫っていることを覚悟しながらも、もがく姿が痛々しかったです。
雨降りのヌエ

雨降りのヌエ

コトリ会議

扇町ミュージアムキューブ・CUBE05(大阪府)

2024/03/09 (土) ~ 2024/03/30 (土)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

最初は2話だけ見るつもりだったけど、いつの間にか5話をコンプリートしてました。コトリ会議の言葉は、面白くて、いつも切ない。幕間に流れる歌も歌えるようになりました(笑)。

人形の家

人形の家

劇団東京座

阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)

2024/03/28 (木) ~ 2024/03/31 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

HUSチーム千秋楽を観劇
入場時にジャスミン茶(ペットボトル)を頂き、いざ会場へ
すごく丁寧に作り込まれたクラッシックなセットにまずは驚き
そして舞台がめっちゃ近い!
座席から舞台までの距離、推定40cm
案の定、凄い臨場感でした
一度、シス・カンパニー主催 鉄板プロ仕様の同作品を観ていますが、やはり会場の配置を大幅に変えてまで舞台と客席を接近させていたので、この演目と目前の臨場感は相性が良いのでしょう

3人の子宝に恵まれ、夫は銀行の頭取に昇進
更にその夫には「可愛い小鳥ちゃん」と溺愛され、まさに幸せ絶頂なはずのノーラ
それなのにどこか漂う不穏な空気はどうやって創り出しているのだろう
やがて不穏な空気は本物の窮地となってノーラに降りかかってきて・・・

どの役者さんも健闘されていましたが、特にノーラ役はジリジリ追い詰められていく心情表現を時間をかけてじっくりと、そして最大の見せ場がラストに控えているので相当な重圧だったはず、見事に演じ切られた勇姿に好感
若い役者さん達で構成されているため各役柄に課せられた重厚さまでは仕方ないにしても、原作が持つ意味を深く追求、真摯に演じようとする姿勢には並々ならぬ覚悟と熱量を感じました
観る側もこれに負けじとガッツリ向き合う気合いが必要だったかと、いやマジで

雨降りのヌエ

雨降りのヌエ

コトリ会議

扇町ミュージアムキューブ・CUBE05(大阪府)

2024/03/09 (土) ~ 2024/03/30 (土)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

公演内容が面白かったことはもちろん、舞台美術を「異人」と呼ぶことや、演劇以外にも何かしらを開催して場所に向きあい続けること、毎回同じ事を言い続けて後半にはすっかり慣れてしまって言葉とは別の意味をもってしまったような前説など。やり続ける事で生まれる儀式性?のようなものが美しいと感じた。特に前説はお葬式のお坊さんの挨拶のような、厳かさと慣れ感が合わさった独特の空気があって好きだった。
もはやいち観客などには到底感じられない何かがそこにはあるような気がして、羨ましいような怖しいような。不思議な気持ちをもっている。

ナマリの銅像

ナマリの銅像

劇団身体ゲンゴロウ

新宿スターフィールド(東京都)

2024/03/27 (水) ~ 2024/03/31 (日)公演終了

実演鑑賞

良かったです。

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