
Paranoia Papers 〜偏執狂短編集ⅣΣ〜
劇団パラノワール(旧Voyantroupe)
サンモールスタジオ(東京都)
2019/06/18 (火) ~ 2019/07/01 (月)公演終了
満足度★★★★
作品という儀式に参加した僕たち観客は
揃いも揃って仮面をしていた
その仮面には善と悪を線引く機能があったが
作品が始まると坪の中に投げ入れてドロドロに溶かした
ありのままを受け入れて感情のままに揺れた
人間の咆哮を聞いて自らに問うた
仮面を外した自分の表情は美しいか?と
とにかく役者さんが格好良くて綺麗な作品
刑事物語でも素敵だった山口晃洋様!が全編通して最高で
裸体も惨めに這いつくばる様も何もかも格好良くて惚れ惚れ
あとは偉い人の役を演らせた時の山本恵太郎の似合いっぷりだったり
折原啓太さんのフェロモンとか黒い加々見千懐さんも素敵
「悪魔に一番近い生物は人間だと思う」と寄生獣のミギーが言ったような
幽遊白書で仙水が見た人間の悪と黒の章のような
そういった光景が淡々と舞台上にあることがこの作品が命を持つ意味で
それを見てこちらも淡々と何かを思わざるを得ない
ただ流れていく人の生と死を優しく消化する

「ウチらの世界B.D/海の帳」
裃-這々
裃-這々宅(東京都)
2019/06/22 (土) ~ 2019/06/30 (日)公演終了
満足度★★★★
例えば東日本大震災の前と後とで世界というものは全く違ってしまった
そしてその後ろの世界で生きている僕らにはその断絶がだんだんと馴染んでわかりづらくなっている
その部屋にいる人たちの断絶と馴染んでる様子は、前でも後ろでもない観客の僕らにしかわからない
「海の帳」
裃-這々の作品で話される台詞は戯曲っぽさが強くて
3次元でも2次元でもない2.5次元という感じ
これらがしっくりと観客に届くためには芝居の嘘にリアリティを乗せることが必要で
猫多さんと高橋さんは存在のリアルさを役者の箱として持っていて
その箱に上手く世界を乗せて見せていた

ハッピーマーケット!!
SOLID STAR
こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)
2019/06/19 (水) ~ 2019/06/23 (日)公演終了
満足度★★★★
お店の危機を乗り越えるというよくあるフォーマット
妖精役が2名いてパックの様にかき回すのは面白い要素
中心の人たちだと吉岡茉祐さんと山北早紀さんがとても上手かった
ミュージカルは容易く心に染み込んでくる分、いつまでも頭に残るメロディが欲しいなとも

朗読劇
room42
RAFT(東京都)
2019/06/20 (木) ~ 2019/06/23 (日)公演終了
満足度★★★★
人間の脳細胞は1年で全て入れ替わるというし
世界は5分前に誕生したという仮説もある
ここにいる自分が少し前までの自分そのものであることは
ただそれだけでは因果律で説明できない
そんなあやふやなものに皮をかぶせただけの自己
でも逆に考えるとこの皮があるから自分は自分
このテーマをこの角度で切り取ってくるとはと唸った
物の見方というのを与えてくれる作品ってのは
僕の考えを斜めから打ち崩してくれる大切な痛みで
自分の一番近い物に置き換えて大切な印になる
まあ結局は大体忘れてしまうんだけど
どっかでまた同じ言葉をもらえばきっと思い出せる

「遮光器土偶デス・エクソダス VS夜明けの令和」
駄目なたすいち
Geki地下Liberty(東京都)
2019/06/19 (水) ~ 2019/06/23 (日)公演終了
満足度★★★★★
縄文パートはぶっ飛んだ設定の割に、意外としっかりしたエンタメな物語
縄文というフォルムであること意識すると、そこで行われている全てが狂っている作品
悪役の目立ち方とかその時代の進み方とか映画版ドラえもんのような感覚
サディさんはさしずめギガゾンビ
令和パートは 細田こはるさんに尽きる
衣装も喋り方もなにもかも最高だった
令和パートの方が物語としてのぶっ飛び感が強くて
高揚感とカタルシス、好きに対する丁寧な物語
舞台というのは美術や音や制作など色々なものに支えられてるんだなとなんか感じさせられた作品

不幸な結末
ミズタニ会議
ひつじ座(東京都)
2019/10/10 (木) ~ 2019/10/13 (日)公演終了

黙読
中野坂上デーモンズ
新宿眼科画廊(東京都)
2019/06/14 (金) ~ 2019/06/16 (日)公演終了
満足度★★★★
ルーティンや関係性、言葉の指すもの、考えようのあるもの全て徹底的に意味を無くして表面上の入り口と出口だけを正しく線を引いている作品
本当に最高にくだらない
その場に見える光景とか何の前後もない台詞で思わず笑ってしまう悔しさと素晴らしさ

こっちみてるの、しょうこ
やみ・あがりシアター
小劇場 楽園(東京都)
2019/06/12 (水) ~ 2019/06/16 (日)公演終了
満足度★★★★
シュールな場面と役者さんの強い個が混ざりあって笑える場面と引き込まれる展開
舞台上の灯りと色の幻想感と加藤さんのモデル感と相まって、何をみてたのだろうと狐につままれたような感触の残る作品だった

いざ、生徒総会
filamentz
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2019/06/11 (火) ~ 2019/06/17 (月)公演終了
満足度★★★★★
かど a.k.a. 監査萌え
@mista07
·
6月11日
#いざ生徒総会
積み重ねられていく1話~4話それぞれがめちゃめちゃ面白くて
「いざっ!」とカタルシスを感じる第5話
大爆笑に包まれたり、青春を感じてほろ苦さを感じたり
バカバカしさとか真面目な思いとか
とにかく面白い大傑作だった
ナイゲン、アガリスク、学校物好きな人は絶対に楽しめる作品

歪な日常
NAOYA PRODUCE
参宮橋TRANCE MISSION(東京都)
2019/06/05 (水) ~ 2019/06/09 (日)公演終了
満足度★★★★
僕の好きなループ物だと聞きつけ観劇
かなり良くできたループ物SFミステリだった
ミッション8ミニッツのような感じで
演劇的な見せ方もちゃんとできていて面白かった
役者のドラマ的な演技で平坦な部分も盛り上げていた
主役の癖のあるキャラ芝居はちょっともったいない

Sound Of Scenes
企画室磁場
北千住BUoY(東京都)
2019/10/11 (金) ~ 2019/10/14 (月)公演終了
満足度★★★
視覚障害という難しい題材だけど、ちょっと教科書的なお話かなぁ。で、肝心のスピーカーの演出も、あまり効果があったとは思えない。視覚障害の男は見えて、周りの人は声だけって、観客はどういう立ち位置なの?

山猫 / 辺獄の葡萄
牡丹茶房
新宿眼科画廊(東京都)
2019/06/08 (土) ~ 2019/06/18 (火)公演終了
満足度★★★★
「山猫」
だけどそれは愛じゃない
藁の敷き詰められた地下の狭い空間
演劇という区切りを外から眺める僕らの有り様は
そういうのと何ら変わらない
ただクローズアップされた彼らの短い場面をみて勝手に色々思うだけ
だから僕らが見ているそれは愛じゃない
彼らが感じたそれは愛じゃない
「辺獄の葡萄」
もう一つの「山猫」と対比させられる、してやられたりの作品
浅見さんの強さ太さ悪党っぽさがキャラや物語に信頼を与えていた
結局狂気というのは見知らぬ他人の事情によって動く世界であって
自分の道理と他人の道理が重なる部分を檻で囲って舞台上で見せてくれる作品

ホテル・ミラクル7
feblaboプロデュース
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2019/10/04 (金) ~ 2019/10/14 (月)公演終了
満足度★★★
鑑賞日2019/10/04 (金) 20:00
価格2,200円
端的に言えば「保守の前半、革新の後半」あるいは「基礎編の前半、応用編の後半」。
前半はどちらか言えば現実的と言うか地味と言うかでこのシリーズを観続けている身からすれば食傷気味。
それに加えて他の3編が40分未満なのに対して2編目だけ45分というのはイタい。これのせいでランタイムが155分にもなったワケで、やはり1編30~35分に収めていただきたい。(20時開演が多いことも考慮してよね)
対して後半は「これがホテル・ミラクルだね」「こういうのが観たかった♪」な愉しさで、上演順の妙によって救われた印象。
ちなみに今回のキーワードは「桃色たすいち」(爆)

花隠想華
ZERO Frontier
萬劇場(東京都)
2019/10/09 (水) ~ 2019/10/14 (月)公演終了

ホテル・ミラクル7
feblaboプロデュース
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2019/10/04 (金) ~ 2019/10/14 (月)公演終了

三億円事件
ウォーキング・スタッフ
シアター711(東京都)
2019/10/12 (土) ~ 2019/10/20 (日)公演終了
満足度★★★
二年前の読売大賞優秀作。期待してみたが、今ひとつ不完全燃焼だった。前回を見ていないのだが、再演は難しいというジンクスにはまっているかもしれない。たった8人の尻拭い捜査本部での、所轄派と本庁派の確執、互いの好き嫌い、捜査方針の食い違い、手柄を巡って虚々実々の駆け引きなど、非常に緻密な舞台。ただ、細かい話が多すぎて、描かれる事件の大きな構図が、霧の向こうから十分にはリアルに感じられなかった。
しかし、題材は泣く子も黙る三億円事件。このネタを形にしただけで、2時間の体験としてなかなか面白かった。

「ハッピー・ウエディング!」
天才劇団バカバッカ
六行会ホール(東京都)
2015/03/11 (水) ~ 2015/03/17 (火)公演終了
満足度★★★★
河村唯さん出演。
vol.13の「POLYMPIC TOKYO」に出演し、このvol.15からvol.20まで立て続けに出演されることになる河村さん。この演目はキリッとした美しさが良かったです。まあ、ファン目線かも知れませんが。
河村さんはバカバッカさんに見事にハマったのだと思います。ここから舞台出演をたくさんこなしてくださって、本当に嬉しい時期でした。しかし最近舞台がご無沙汰で。vol.21にも名前がありません。ぜひ出て欲しいのですが。
この演目、別所ユージさんの声が素敵でした。お年からするとベテランの域ですが、お若いお若い。
ほかには、副島淳さんが良かったです。演技はともかく、インパクトと勢いが素晴らしいです。その後、NHKなどでも活躍されることになりました。

猩獣-shoju- <東京公演>
壱劇屋
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2019/10/11 (金) ~ 2019/10/14 (月)公演終了

ホテル・ミラクル7
feblaboプロデュース
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2019/10/04 (金) ~ 2019/10/14 (月)公演終了

猩獣-shoju- <東京公演>
壱劇屋
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2019/10/11 (金) ~ 2019/10/14 (月)公演終了
満足度★★★★★
台詞が一切無いのにストーリーが分かるという作りの凄さ、そしてスピード感のある殺陣の動きが綺麗でまるで舞のよう。
演者さんは皆良かったが特にヴィランズがカッコ良く強い!今度はこちら側にスポットを当てたストーリーを見てみたい。