発表せよ!大本営! 公演情報 Aga-risk Entertainment「発表せよ!大本営!」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    第26回公演『わが家の最終的解決』は、ゲシュタポ(ナチス秘密警察)がユダヤ人の恋人家族を匿うと言うあり得ない設定。今日も「大本営発表」に関するあり得ないドタバタ劇ですが、なぜか自然にストーリーに入っていける不思議な魅力がありました。ブラックコメディ、現在日本の政治や報道に対する強烈な皮肉なのかも知れません。でもオブラートに包むように若者の恋愛ストーリーが副旋律として用意されていました。また後半の山場に至る流れの上手さ、舞台の展開に観客が拍手を送るなど、観たことがない盛り上がり。その上、「ジャーナリストの矜持とは」、「人が命をかける場所とは」、考えさせるのです。『ナイゲン』がどの劇団が演じても面白いのは、冨坂友の「本」が良いことが勿論ですが、俳優陣の熱演に感動するのです。今日の新作、海軍報道部の発表主務部員、代田中佐役の津和野諒が良い。長台詞も多く、実力の片鱗を感じました。安易に映像を使うことなく、しっかりとした舞台セット、この劇団のレベルの高さを是非知って欲しいと思います。

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    2019/08/18 19:12

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