最新の観てきた!クチコミ一覧

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キエンノキ

キエンノキ

おちないリンゴ

小劇場 楽園(東京都)

2019/07/10 (水) ~ 2019/07/15 (月)公演終了

満足度★★★★★

心の恋愛観と身体の貞操感を考えさせられる物語。
ついつい自分に置き換えてしまいがちであるが、
妙に各々の言葉や感情に納得してしまう自分がちょっぴり怖いとも思う。
この先もう一歩踏み込んだところも観てみたい欲求にかられる面白い作品でした。

群盗=滅罪

群盗=滅罪

クリム=カルム

シアター711(東京都)

2019/07/24 (水) ~ 2019/07/28 (日)公演終了

満足度★★★★

世界観の作り方が見事な演出で楽しい。
制作陣はじめ客席案内の役者さんたちも、観客を楽しませる思いが伝わる心使い。
作品はクラシックであり演出脚色で受け取り方は様々あれど、ものすごく楽しめたエッセンスの効いた作品でした。ただ美馬さんの共通認識なのか、見た目はやっぱり若かったかなともおもう。

律儀な強盗犯

律儀な強盗犯

ウィークエンドシアター

ARISE 舞の館(東京都)

2019/07/06 (土) ~ 2019/07/21 (日)公演終了

満足度★★★★

新鮮な感覚に包まれる面白さ2倍の作品。
律儀とはそういうことかと心地よく納得。よく練られた脚本が面白い。
会場の距離感も楽しい。というか近くて芝居の中に溶け込んだ感覚に包まれる。
小劇場の狭くて密着とは違い、
ラグジュアリーなスペースを保って芝居に没頭できるのは素晴らしい。

肉体だもん・改

肉体だもん・改

劇団ドガドガプラス

浅草東洋館(浅草フランス座演芸場)(東京都)

2019/08/17 (土) ~ 2019/08/26 (月)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2019/08/19 (月) 19:00

座席1階1列

想いは叶う。まずは、ビールジャンケン勝利!ご馳走様でした。

 楽しませていただきました。踊りあり、歌ありの舞台は、夏の華。スタイリッシュで、胸の谷間とスカートに映えるアンダーショーツは浅草、フランス座名残。
 確かに話としては、『ベビードール』と『血桜団』の対立構図はよく判らなかったけれど、まあ良しとしましょう。楽しかったから。
 松山クミコの啖呵は、戦後生き抜く愚連隊の粋。苦しみも強がりも、慟哭もアクションも、もっともっと破壊的な突き抜けを次回は期待。丸山正吾の狂気の分が、今回は足りなかったかなあ。方向性に間違いはない。ただただ突破あるべし。
次回は冬公演ですね。また伺います。

肉体だもん・改

肉体だもん・改

劇団ドガドガプラス

浅草東洋館(浅草フランス座演芸場)(東京都)

2019/08/17 (土) ~ 2019/08/26 (月)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2019/08/19 (月) 19:00

155分、休憩10分休。
見栄切りあり、歌あり、ダンスあり、お色気もありで、観ていてその場の雰囲気を楽しむ芝居。あー楽しかった、の、155分でした。

ブロードウェイ・ミュージカル「ウエスト・サイド・ストーリー」

ブロードウェイ・ミュージカル「ウエスト・サイド・ストーリー」

TBS

IHIステージアラウンド東京(東京都)

2019/08/19 (月) ~ 2019/10/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

10月上旬のチケットは確保してあるが、モーニングショーで見たマリア役のソニア・バルサラさんの歌声にガツンとやられて急遽プレビュー公演へ。

いやあ参った。星10個。絶対のお勧め。
90分+20分休憩+50分と、この劇場での演目としては短い。

あらすじ:「ロミオとジュリエット」を現代のニューヨークの下町に移したもの。キャプレット家とモンタギユー家を二つのチンピラグループ、ジェッツとシャークスに置き換えている。ポーランド系のジェッツの初代リーダーがトニーで現在のリーダーはリフ。プエルトリコ系のシャークスはベルナルドがリーダー。ベルナルドの妹のマリアは洋品店に勤めている。ダンスパーティーで出会ったトニーとマリアは一目ぼれするがベルナルドは激怒。そして二つのグループはとうとう決闘を行うことに。止めようとして巻き込まれたトニーとマリアを悲劇が襲う…。

英語公演で日本語字幕が左右、時々上に出るが10列目より前だと舞台と一緒には視界に入らないと思う。お話は、あの仮死の薬が出てこない分だけ「ロミオとジュリエット」よりも単純だ。字幕なしでも観ていれば分かるだろう。1961年の映画を観ておけば完璧。無名の方々で顔力も弱いがトニーとマリア、そしてベルナルドが分かれば十分だ。

私の好みは前半に集中している。一番のお勧めはダンスパーティのシーン。少人数から大人数、緩急取り混ぜて色々と楽しめる。次はマリアとトニーがアパートの外階段で会うシーン。客席も一緒に上昇して行く(感じがする)と周りは一面の星空。歌は「トゥナイト」である。まるで「ラ・ラ・ランド」の天文台のシーンのようだ。映画なら合成で簡単にできるが、それを劇場でやってしまうのはまるでマジック(あ、もちろんあんなに派手ではありません。期待しすぎないように)。

皆さんオーディションで選ばれた無名の方だが歌も踊りも呆れるほどうまい。特に歌は誤魔化しのない正統的なもので何とも気分がスカッとする。日本の男性歌手に感じるこねくり回したモヤモヤがない。あの人も、かの人ももっとストレートに歌ってくださいよ。

パンフレットはA4版50ページ、2,000円。赤表紙と黒表紙がある。キャスト紹介が後ろに追いやられて、トニーもマリアも特別扱いなしで1ページに6人ずつが詰め込まれている。チケットはまだまだ残っているようだ。360度回転舞台(客席)を未体験の方はこの機会にどうぞ。

ネタバレBOX

アメリカから来たと言っても昨年の「コーラスライン」はひどかった。ちゃんとした人は数えるほどで、ほとんどは手抜きなのか元々下手なのか観るに堪えなかった。しかし、今回は本物、圧倒的な歌と踊りに鳥肌が立つこと請け合いである。

欲を言えばもう少しダンスが揃っても良いんじゃないかなあというところがチラホラ。また女性が井戸端会議をしているところは人によって歌の強さがバラバラだったかな。
(二回目)この2点は解消されていた。

(三回目)同行した二人は「アニータ最高!」私「背が小さくね?」二人「それを含めて良いのだよ。キリッ!」私「なんとポジティブ」

(一回目と二回目の違い)最後の公園の場面でトニーとマリアの会話のシーンがあった(気がする)が二回目にはトニーはすぐに撃たれてしまった。

(一,二回目と三回目の違い)トニーが撃たれた後、マリアが銃の虚しさを説くところが短くなっていた(気がする)。
月に向かって飛び立つセミ 【ハルカス公演】

月に向かって飛び立つセミ 【ハルカス公演】

芝居maker GoooooToJ

SPACE9(大阪府)

2019/07/20 (土) ~ 2019/07/21 (日)公演終了

満足度★★★★★

サービス精神旺盛な悪ふざけからの、超シリアスな展開。
『生きる理由、死ぬ理由』

奈良演劇祭でも自殺や引きこもりをテーマにされてましたが…
まさかの明莉カミングアウト!
この展開、予想してませんでした。
心に刺さった。
笑いと感動のブレンドがとても良かった。

十一ぴきのネコ

十一ぴきのネコ

大阪芸術大学舞台芸術学科

兵庫県立芸術文化センター 中ホール(兵庫県)

2019/07/20 (土) ~ 2019/07/21 (日)公演終了

満足度★★★★

井上ひさしさんのこの演目、未見だったので一度拝見したいと思ってました。

井上さんが厳しく社会風刺した内容と、
売れない役者をオーバーラップさせ、
太鼓や大人数での歌やダンスで、楽しく迫力のある公演になってました。
とても良かった。
感動しました。

カンザキ

カンザキ

ももちの世界

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2019/07/18 (木) ~ 2019/07/23 (火)公演終了

満足度★★★★★

むちゃくちゃ良かった。
鎖骨の時も良かったけど…
LGBTの方に寄り添う優しさ、家族の想い、
素直に泣けた。

もう一度言う、むちゃくちゃ良かった。

神藤さんのだだっ子ぶりのインパクトがハンパありませんが…
高橋さん、秋津さん、江本さんのお母さんっぷり、のたにさんの芯の強さも素晴らしかった。

次回、神戸も楽しみ。

『夜、ナク、鳥』

『夜、ナク、鳥』

『夜、ナク、鳥』を演る会

アトリエS-pace(大阪府)

2019/07/19 (金) ~ 2019/07/21 (日)公演終了

満足度★★★★

普通の看護師の筈だった…
ヨシダの闇を、ツツミが深くし、
その闇にイケガミとイシイが絡め取られてゆく。

暗くなりがちな凶悪事件を、人間味を残しつつ少しポップな感じに。
その感じに、悪役キャラ・よしひろがマッチしてました。

追伸、よしひろさんから珍味銀行券頂きました。
初日の7月19日は大竹野正典さんの命日だそうです。

バルパライソの長い坂をくだる話

バルパライソの長い坂をくだる話

岡崎藝術座

ドイツ文化会館ホール(OAGホール)(東京都)

2019/08/21 (水) ~ 2019/08/25 (日)公演終了

ゲネプロ。約90分。長い時間と距離を旅する鎮魂の儀式。あらゆる土地を繋ぐ海と、地球を照らす太陽と月。自然を畏れながら南米、沖縄、小笠原諸島等を巡り、無言の遺骨と対話する。岸田國士戯曲賞受賞作。イス多種類で全席自由。
長い目の感想:http://shinobutakano.com/2019/08/21/13316/

「RE:道先案内人~ハジメマシテ死神デス~」 「終・道先案内人~ゴキゲンヨウお別れデス~」

「RE:道先案内人~ハジメマシテ死神デス~」 「終・道先案内人~ゴキゲンヨウお別れデス~」

幻奏ボレロ

新宿スターフィールド(東京都)

2019/08/16 (金) ~ 2019/08/23 (金)公演終了

満足度★★★

「終・道先案内人~ゴキゲンヨウお別れデス~」観劇。
彼岸と此岸の間...そのどちらでもない世界(あるいは空間)...黄泉や高天原といった幽冥世界を描いているようであり、他方、夢遊中の自我との葛藤のようにも思える。その不可解な世界に転生といった因縁を持ち込み、死後においても今だ死生観を考えさせるような。
「RE:道先案内人~ハジメマシテ死神デス~」を観ていないこともあり、この世界観が理解しにくい点が、物語で何を伝えたいのかを曖昧にしているようだ。それこそ主張が浮遊し取り留めのない心霊劇のように思えたのが残念だ。
(上演時間1時間40分)

夢見る喜世子レヴュー

夢見る喜世子レヴュー

ピストンズ

インディペンデントシアターOji(東京都)

2019/08/15 (木) ~ 2019/08/18 (日)公演終了

満足度★★★★★

派手な服装がそれらしく、また物悲しくもありました。

ネタバレBOX

1951年、そしてそれ以降の有楽町。戦前に死んだ元女優の夢を叶えたいと思いながら元小劇場の楽屋を拠点にして働いていたパンパンたちの生業が、時代の流れと共に衰退していく様を描いた話。

関内で白塗りのメリーさんを見掛けたことがあります。
「RE:道先案内人~ハジメマシテ死神デス~」 「終・道先案内人~ゴキゲンヨウお別れデス~」

「RE:道先案内人~ハジメマシテ死神デス~」 「終・道先案内人~ゴキゲンヨウお別れデス~」

幻奏ボレロ

新宿スターフィールド(東京都)

2019/08/16 (金) ~ 2019/08/23 (金)公演終了

満足度★★★

初めて観る劇団だし、いきなり「終」からというのも何なので「RE:道先案内人~ハジメマシテ死神デス~」の方にしたのですが、うーん、自分の好みとは違ったような。

ネタバレBOX

バーバリアン氏はともかく、他の男優陣の芝居がどうも届いてこず、凝ったセットがちょっと勿体ないなあと。
織姫と彦星 ~宇宙の彼方から御用改めでござる!~

織姫と彦星 ~宇宙の彼方から御用改めでござる!~

株式会社TATE (東京本社事務局・第1制作部)

なかのZERO 大ホール(東京都)

2019/08/20 (火) ~ 2019/08/20 (火)公演終了

満足度★★★★

殺陣のシーンが素晴らしかったです。小学生の息子を連れて行ったのですが、カッコよかった!と言っていました。歴史上の人物、それぞれが魅力的に表現できていたなと感じました。

ネタバレBOX

宇宙人?や織姫彦星が絡んでくるのかと思っていたのでちょっと予想と違いましたが楽しめました。
ペリーがヤバい!
DNA

DNA

劇団青年座

シアタートラム(東京都)

2019/08/16 (金) ~ 2019/08/25 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2019/08/20 (火) 14:00

座席1階

社会派劇の中村ノブアキの書き下ろしを宮田慶子がどうさばくか、という楽しみで三軒茶屋へ出かけた。いつもの中村テイストに家族の物語が加わり、それなりに問題点に切り込んだ。興味深い展開だったが、落とし所に物足りなさを感じた。
女性の新入社員が会社の粉飾に文句を付け、上司は「それは経営の問題」と相手にしない。会社の将来を問う議論に、新人の先輩に当たる社員が「見切りをつけてやめるのでなく、会社に残って変えていくんだ」と話す。会社の現実に生きる自分は、なんだか、それをできれば苦労はないよ、と引いてしまった。
もう一つ、子供を産んで働くことの難しさがテーマ。すんなり解決しない話だが、ちょっと踏み込みが足らなかった感がある。

青年座の俳優たちは安定した舞台を見せてくれたが、若い女性の演技や台詞がエキセントリックだったのが気になった。もっと落ち着いてもよかったのでは。

東京原子核クラブ

東京原子核クラブ

俳優座劇場

和光市民文化センター サンアゼリア(埼玉県)

2012/07/23 (月) ~ 2012/07/23 (月)公演終了

チョコレートケーキの「遺産」にも通じる科学者の本音、心情に共感してしまう自分もいるのですよねえ。

’72年のマトリョーシカ

’72年のマトリョーシカ

風雷紡

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2019/08/14 (水) ~ 2019/08/18 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2019/08/14 (水) 19:00

価格3,800円

連合赤軍メンバーによる立てこもり事件の人質となり救出された女性への世間と家族からの風当たり……。
連合赤軍のあさま山荘事件に想を得た芝居・映画は何本か観てきたが、事件の最中やそこまでの軌跡を描いていたそれらとは視点を異にし、事件後の被害者女性と連合赤軍メンバーの取調べにあたる警察官を中心に描く。
「あ、こっち側を描いたのか!」な内容は昨今の世相にも通ずるし、今まで観たものの結果がこれか、な部分もあるし、なるほどぉ的な。
警察モノではお馴染みの所轄と本庁ネタもあり、あの現場でもそんなことがあったのね、なオドロキも。あさま山荘事件といえば……な「アレ」に関してもそうだったとは。

ネタバレBOX

3日目以降(?)は多少の自由を与えられていたとか、救出時に機動隊員2人が殉職したとかの理由で被害者という弱者を非難する世間……あの当時も今も心無い対応をする人々がいることに変わりはないというのがまた何とも情けない。
DNA

DNA

劇団青年座

シアタートラム(東京都)

2019/08/16 (金) ~ 2019/08/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

実に見事な社会派劇。身近なテーマであり、親近感を感じて、ドツボにハマりましたね。

肉体だもん・改

肉体だもん・改

劇団ドガドガプラス

浅草東洋館(浅草フランス座演芸場)(東京都)

2019/08/17 (土) ~ 2019/08/26 (月)公演終了

満足度★★★★

望月六郎監督といえば90年代の日本映画界に傑作を叩き付けた、北野武や三池崇史と並ぶ天才。知らない方は『新・極道記者』『恋極道』『鬼火』なんかを観て頂きたい。吃驚すると思う。今は劇団を率いているという。期待通りの凄まじい作品であった。ゾクゾクする台詞の連発。敗戦後の浅草でパンパン(売春婦)達が花火の如く生き様を炸裂し合う。胸の谷間や太腿を見せつけて、『さあ、私だけを見ろ!』と観客を挑発する女優陣。常連ファンの集う大衆演劇場、浅草東洋館のハコの良さ。地下アイドル的要素もありつつ、心地好い空気感に嵌まる気持ちがよく分かる。物語は戦後の浅草、二つのパンパングループとそのケツモチの愚連隊達による闘争と純愛。小鉄役の那海さんが華々しく目を引く。翠子役の椿千優さん(小保方晴子さん似)の二度唄う劇中歌が心に染み入る名曲。蜜柑役の石川美樹さんが超怖かった。『仁義なき戦い 頂上作戦』の要素も。一度絶対観た方が良い。

ネタバレBOX

グループの対立概念が不明瞭。警部、トップ屋、田島の考えが判り辛い。ハメット『血の収穫』のようにわざと抗争をけしかけて一網打尽にするのかな?と思ったがそうでもなさそう。第二幕の無理矢理感が強い。とは言え、面白かったから次回も観ます。

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