
光の祭典
少女都市
こまばアゴラ劇場(東京都)
2019/08/21 (水) ~ 2019/08/27 (火)公演終了
満足度★★★
■120分弱■
テーマを詰め込みすぎて互いが互いを霞ませてしまい、どのテーマももうひとつ迫ってこない。若手らしく熱を打ち出すのみならず、とても丁寧に作られていて、その点には好感。

瀬戸の花嫁 再再演
ものづくり計画
ザ・ポケット(東京都)
2019/08/21 (水) ~ 2019/08/25 (日)公演終了
満足度★★★★★
前回もホッコリしましたが、今回ははっきり言って別物の如く進化した作品に驚かされました。スタートから、おっこれは!好みの世界観!気持ちいい演技と間合いのテンポに感動。もちろん前作からの役者さん達の濃いキャラも健在でしたが、なんと言っても池田さんのさわやかなメリハリのある梶さんがハマりました。天狗ラジオで受けた印象通りで爽快感抜群の梶さんでした。
ストーリーもわかっているのに笑って笑って、引き込まれていたらホロリと泣いていました。この舞台ほんと楽しかったです。
再再再演を待ち望んでいます!と言うより定期的に上演してもおかしくない作品だと思います。夏の帰路、こんなに爽やかな気持ちにしてくれてありがとう!

まわれ!混沌童話集
中二病演劇集団Schwarz Welt
中野スタジオあくとれ(東京都)
2019/08/23 (金) ~ 2019/08/25 (日)公演終了

見よ、飛行機の高く飛べるを
ことのはbox
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2018/02/14 (水) ~ 2018/02/18 (日)公演終了
春名さんは北島マヤにイメージが重なると思っていたし、今でも思っています。
でも映像作品はともかく、舞台でなら姫川亜弓役もイケるのでは?
この劇を見てそう思いました。
風花・・・。おそろしい子。

微々たる旅路
上智大学劇団リトルスクエア
上智小劇場(一号館講堂)(東京都)
2019/08/22 (木) ~ 2019/08/24 (土)公演終了
鑑賞日2019/08/22 (木) 17:00
雑記
17:00の回(曇)。
オフィスからゆっくり歩いて大学まで約10分、16:40着、未予約。
フリーカンパ制。
舞台、横いっぱいに美術(力作)。
中央に木製ベンチが2つ、奥の壁沿いに本棚?(マンガ本)、公衆電話、扇風機、時計(故障中の表示、午後3時?)
16:45前説、よく聴こえるように音楽(音量)を絞っている。70分。
当パンをみる。似顔絵..たしかに似ている。願わくは、どのような人物なのか、年齢や学生か社会人かネタバレしない範囲で記していただけるとありがたい。
役者さん
大坂理冴さん。「DEEP BLUE(再演ver)」2016/9
橋本七瀬さん。「月面歩行」2017/1
長谷川歩美さん。「太陽の下」2017/11
近藤樹斗さん、小笠原甲人さん。「砂糖と陽炎(再演ver.)」2019/5
磯谷森太郎さん。「黒蜥蜴」2017/12
等々
17:00開演、事件が起こる。(表の)原因と結果は予め観客に知らされる。ここでもうひとつの美術がみえてくる。
さて、どのような展開になるのか。
謎解き?
少し難しかった(観客として共鳴するか否か)。
印象
止まったままの時計、回らない扇風機 ある1日。暑さでぼんやりしたような空気。通り過ぎてゆく日常、昨日今日明日。ただの1日に過ぎないある日の出来事。日差しは東から西へ。
毎月1回の公演を予定しているそうで、できるだけ観たいと。
蛇足:
もう少し非日常的なシチュエーションだと「落差を感じ」好みかも。ここをあまりリアルな指向で展開せず、登場人物間の関係性を断ち、結果との距離感の違いを残したまま、いつの間にかセミの声が聞こえなくなったある1日、というような。
とりとめないですが。
◆思い出したので追記
劇中、ズンズンというなにか機械的な音がしたのは何だったのでしょうね?

ナイゲン(2019年版)
feblaboプロデュース
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2019/08/22 (木) ~ 2019/09/01 (日)公演終了
満足度★★★★
様々な団体が本演目の上演をしており、その評判の高さはかねてから耳にしていたものの、私は今回が初の観劇。
「12人の怒れる男」のような"法廷もの"を彷彿させるスリリングな展開だけど、内容が文化祭のクラス代表者会議(内容限定会議)だから、そこまで切羽詰まってなくてむしろコミカルな場面が多い。
矢継ぎ早な議論によるシーソーゲームが繰り広げられる場面ではテンポが非常に重要になるものの、初日という事もあってか役者さんの仕上がり具合にばらつきがあり、つっかえたりトチったりしてせっかくのテンポを損なってしまう場面も見受けられたのは残念だった。
他のクラスをねじ伏せるためのディベートに説得力が欠ける内容もちらほらあったりもしたけれど、演者の方々の熱い演技にいい意味で押し切られ、興味を持続しつつ見続けることができた。あと何回か上演を重ねれば、全体のテンポやトーンも醸成され、よりいっそう上質な公演になるんじゃないだろうか。
若い役者さんと演目が共に育っていく様を観るために何度も観に行く、という楽しみ方もあるように感じました。

瀬戸の花嫁 再再演
ものづくり計画
ザ・ポケット(東京都)
2019/08/21 (水) ~ 2019/08/25 (日)公演終了

檸檬
劇団天動虫
visionary work garage(東京都)
2019/08/17 (土) ~ 2019/08/18 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2019/08/17 (土) 13:00
価格2,500円
劇団天動虫流の(広義の)リーディング。
戯曲もありつつ基本は小説・詩で、それを作品によって一人芝居や群読(あるいは「読み継ぎ」)+演技で見せる。導入部と中盤には天動虫らしさもあり、作品選択や構成も巧み。
ジョニーさんの役どころ(読みながら作品世界に入り込む人)と導入部でのインディゴブルーの衣装(色だけ共通でデザインはそれぞれ)もイイ。
そういえばブルーチームはその後の衣装も色付きなのに対してジョニーさんがずっと白というのは「どの作品の色にも染まり得る」「まっさらな気持ちで作品を読む」的な表現か?
あと、各編の「創り方」にストーリーテラーズ(注・「東京ストーリーテラー」ではない)に通ずるものも感じた。
で、第二弾があるならば、同じ作家の複数の作品とか違う作家の似た作品とかをリミックス的につなげても面白いのではないか?とも思う。(思うは易し創るは難し?(爆))

光の祭典
少女都市
こまばアゴラ劇場(東京都)
2019/08/21 (水) ~ 2019/08/27 (火)公演終了

Solace-慰め-
さくリさく企画
APOCシアター(東京都)
2019/08/20 (火) ~ 2019/08/25 (日)公演終了

烈々と燃え散りしあの花かんざしよ
新宿梁山泊
ザ・スズナリ(東京都)
2019/08/13 (火) ~ 2019/08/18 (日)公演終了
満足度★★★★
夏の新宿梁山泊は『楽屋』で十分戴いた気持ちであったが、「もう一本」と欲かくのも人情で。二つの組合せを今一つ飲み込めずにいた所、「朴烈」「金子文子」の文字に気づき、書下ろしでなく過去作のチョイスだというのでこれは観ずばなんねでねが?と再びスズナリへ足を運んだ由。
歴史上の二人の事を調べた事はないが随分前、行き合ったある日韓史専門の退職教授が「金子文子が面白い」と目を輝かせていた。その随分あと古書店で「金子文子」なる著書を見つけ懐かしく購入したが、頁を開かぬまま思い出の品のように本棚に飾ったままである。だが漠然とながら脳裏にあったこの人物の魅力を、舞台上に見ることが出来たと感慨深く劇場を後にした。
水嶋カンナの陰にこもらないキャラとパンチの効いた「演技」が生き、屋台崩しと錯覚させるラストで新宿梁山泊の朴烈・金子文子伝が織り上っていた。
マスカラをしない佐藤梟と子役との回想場面が、舞台としても金子文子のバックグラウンドとしても魅力である。物語上の「現在」即ち、出会いから「大震災~検挙~獄死」へと辿り着くまでの二人の人生の概略紹介では主に彼の仲間たちとのやり取りを通して朴烈の人と思想の輪郭を浮かび上らせる。難題に対処する立ち回りはまるで任侠芝居の主役の趣きで、温泉ドラゴンから起用のいわいのふ健が無二の朴烈の風情を作っていた。もっともこのキャラクターは(根拠はないが)史実とは離れている可能性が高い、とは思うが。
公、世間に抗い悲劇的結末の内に終えた人生を、同じ思いを抱き続けた同志的愛の勝利としてシンプルに力強く描き出したこの作品は、二人が寄り添い続ける事を可能にしたもの、に目を向けさせる。

瀬戸の花嫁 再再演
ものづくり計画
ザ・ポケット(東京都)
2019/08/21 (水) ~ 2019/08/25 (日)公演終了
満足度★★★★★
2時間という上演時間がとても短く感じるくらいテンポのいいストーリー展開でとても楽しめました。観終わった後、あったかい気持ちになれる素敵な作品だと思います。

二度目の夏
森崎事務所M&Oplays
静岡市民文化会館(静岡県)
2019/08/22 (木) ~ 2019/08/22 (木)公演終了
満足度★★★★
最後のいなくなった方は、なぜいなくならねばならなかったのでしょうか。劇冒頭で移動させられていたギターと劇の終末に池で見つかったギター、先代の田宮夫妻と慎一郎・いずみ夫妻、サングラスの女性と北島氏など対照的に配された設定と、時間軸を通じて失踪事件に関わっていた数名の登場人物。感情を伴って吐露される逸話の数々。これをつなげて紡いでいくと見えてくる紋様。なぜ、そして誰が、その行動を執ったのか。見終わった後、隣人と話してみて下さい。同じ舞台を観ていたのに、この夏起きた事件を同じようにとらえてはいないかもしれませんよ(^_-)☆⌒

千年ユニコーン
東京演劇アンサンブル
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2019/08/21 (水) ~ 2019/08/25 (日)公演終了
満足度★★★★
両親が離婚、引きこもり気味の女子高校生アンが導いてくれる世界は現実逃避にも受け取れるものの、中々に甘美で魅力的。
いじめられていた少年、ノアの方舟に選ばれなかった者たち、ユニコーン・・・個人的には『かいじゅうたちのいるところ』をどこか彷彿させ、そのあまりの居心地良さに、このままずっとこの世界を漂っているのも悪くないなぁと思えてくる反面、影を落とした彼女の不安・心の傷が舞台をとんでもない暗黒の世界へと変貌させていくのではないかという焦燥感もしっかり隣り合わせに。
若い役者さんが中心の舞台。
それぞれのキャラクターが繊細に現実と溶け合っていくように演じられ、多感期・・・若者の不安定でファンタジーな心の内が、美術や音楽そして演劇特有の表現、もう総動員にて色鮮やかに表現されていたと思います。

ナイゲン(2019年版)
feblaboプロデュース
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2019/08/22 (木) ~ 2019/09/01 (日)公演終了
満足度★★★★
初日を拝見。開場・開演が遅れ、そのバタバタ感がそのまま舞台にも出てしまったような、正直なところ、オープニングから「あれっ?」という印象。それでも面白い芝居だし、多分この10日間でどんどんよくなっていくんだろうけど、ここでこれまで観た中ではちょっと物足りない出来。
昨年は2年生の真後ろだったので、今日は1年と3年の間の角位置から観ていたが、今年のお気に入りは文化副+書記の2人。

ナイゲン(2019年版)
feblaboプロデュース
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2019/08/22 (木) ~ 2019/09/01 (日)公演終了
満足度★★★
再演を重ねている会話劇とのことでしたが、“会議は踊る”というより、“会議は小躍り”するぐらいのレベルかなぁ。高校生という設定とはいえ、稚拙だし、屁理屈ばかりだし、説得力に欠けるのよね。

ナイゲン(2019年版)
feblaboプロデュース
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2019/08/22 (木) ~ 2019/09/01 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2019/08/22 (木) 20:00
座席1階1列
価格2,500円
おばかと3148の真後ろで初日見てきました。
ハプニングもありましたが、演者皆さん気持ちが入っていたのは凄く伝わってきました。
結局初日しか見れませんでした。台詞のカミやトビがあったので厳しく星4にします。
色んな人に聞いたころ回を重ねて落ち着いたようです。最終日見れず残念。

瀬戸の花嫁 再再演
ものづくり計画
ザ・ポケット(東京都)
2019/08/21 (水) ~ 2019/08/25 (日)公演終了
満足度★★★★★
瀬戸内海に浮かぶ小さな「戸美島」の島を挙げての婚活イベント物語
40年近く前の離島振興を担当した広島勤務時代、30年近く前の若者達の島おこしに関わった山口勤務時代が懐かしかった
スローモーション・シーンが印象に残った
2段階仕掛けの告白シーンの盛り上げが良かった
広島弁8割方出来てたかな
一美役の高橋みちの雰囲気やものの言い方(広島弁で)が、40年近く前の広島勤務時代通ったスタンド(スナック)のママにそっくりでビックリした

’72年のマトリョーシカ
風雷紡
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2019/08/14 (水) ~ 2019/08/18 (日)公演終了
満足度★★★★★
終演後に調べるまでどこがフィクションだったのか分からない 緊張感の途切れない公演だった
映像や証言で記録は残っているが この芝居を通じ当時のあの場に立ち会い、事の行く末を見届ける経験 もっと知ろうというきっかけを頂いた また次の公演も観にいきたい

真夏の短編集「榊原さんは永遠に憂鬱なのかもしれない」
ホットポットクッキング
劇場MOMO(東京都)
2017/07/26 (水) ~ 2017/08/02 (水)公演終了
満足度★★★
玉川来夢さん、高橋胡桃さん、橋本瑠果さん、橋本楓さん出演。
こってり地獄編について。こちらをあとに見たほうが良いですね。最後に永遠に憂鬱なのは何故かが分かります。しかしまあ、最後の憂鬱はちょっと受け入れがたいものでした。
今回DVDを見返してみました。舞台DVDではよくあるのですが、声が大きかったり小さかったりで、鑑賞に耐えられません。やっぱり舞台は生で見るべきですね。