最新の観てきた!クチコミ一覧

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I s

I s

セツコの豪遊

梅ヶ丘BOX(東京都)

2019/08/24 (土) ~ 2019/08/25 (日)公演終了

満足度★★★★

 ハの字に並べられた縦長の机上には様々なサイズの書割が印刷されたA4サイズの紙が乱雑を装うように配置され、下手側では奥の椅子がかなり良く見えるものの、上手側では殆ど隠れてしまった状態である。書割が印刷されている以上、漫画というのは直ぐ分かることだが、タイトルにIが入っているのは、愛に関する内容で執筆を頼まれた素人漫画家が描く各挿話が、演じられる各々の物語の内容だからである。(追記2019.8.26)

ネタバレBOX

 残念なのは、愛の複数と捉えられていることで、それでしかないことである。I以外にmy,meもあるのにそちらには想像力の翼が及んでいないように思われ、その点がちょっと寂しい。己をもっと穿つべきだろう。表現する者であり続けたいならこの程度のことは当たり前だ。一つだけ例を挙げておくとしよう。Myで書くとすれば、愛の孤独について書くことも可能だろう。
瀬戸の花嫁 再再演

瀬戸の花嫁 再再演

ものづくり計画

ザ・ポケット(東京都)

2019/08/21 (水) ~ 2019/08/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

最高だった。楽しすぎた。感動した。

さよならはめざめのあとに

さよならはめざめのあとに

劇団ハッピータイム

北池袋 新生館シアター(東京都)

2019/08/22 (木) ~ 2019/08/25 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2019/08/24 (土) 18:30

110分休憩なし。
全編アクション、殺陣がたくさん盛りこまれていて、追いかけているだけでも迫力があり楽しい。半分くらいは、アクションシーンだったんじゃないか、という印象。舞台の狭さもあってか、1シーン1シーン細かく観ると若干の粗さは否めないものの、役者たちの拳や刀での交わりを観ているだけで、物語のラストまで運ばれてしまうような舞台だった。

さよならはめざめのあとに

さよならはめざめのあとに

劇団ハッピータイム

北池袋 新生館シアター(東京都)

2019/08/22 (木) ~ 2019/08/25 (日)公演終了

満足度★★★★

 タイムリーパー物というSF仕立てにしているのは、扱っている問題が極めて陰惨な問題・苛めだからだ。(華4つ☆)

ネタバレBOX

この取り上げ方に作家の優しさが見えると同時に社会的問題として見ようとする視座が見える。もう一段踏み込む為には、自分の大切な人の実際に抱えている問題として捉えなおす視座も必要となろう。そうすれば、世間が他人事としてしか見ないことへの批判的視座も持ち得るように思う。無論、更に多くのことについて悩まなければならないし、頗るシンドイ作業であるが、作家はできればそこまでコミットしたいものである。こんなことを書くのは無論この作家は視座の持ちようでそれも可能だと信じるが故である。
 By the way,現在この「国」で横行する陰惨極まる苛めに関わる多くの者達が、実は自らも何らかの問題を抱えているということを描いていることは評価しておく必要があろう。自分はかつて地域の住民運動に関わっていたので様々な問題に関与した。不良少年・少女問題での暴力、カツアゲから売り、堕胎、薬中、苛めや引きこもり、登校拒否、親子関係、DV等々、校内で苛めが問題視されないこと、差別等。現代日本が抱える問題の何から何までがあった。そのような問題の中でも苛めは、苛める側もそうしなければ自らが苛めの対象となるなどの恐怖を抱え、親たちが、自分の子を庇うことなどがあるばかりでなく更に悲惨なケースでは、家庭内暴力に親が為す術もないケースさえある。現在では発達したネットによってSNSなどで誹謗中傷が拡散され、事実無根の情報だけが拡散して被害者を追い込むケースが増えたから猶更である。
こんな状況を抱え、噂や故知らぬ悪意中傷に囲まれ乍ら我々一人一人は生きており、生きてゆかねばならない。その為に人々が考えることは強くなることだが、その為には不断にエンカレッジし続けなければならない。更に普遍的な場所に自ら行き着く為に人々より考え続けなければならない。その勇気を与えてくれる作品だ。
ナイゲン(2019年版)

ナイゲン(2019年版)

feblaboプロデュース

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2019/08/22 (木) ~ 2019/09/01 (日)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2019/08/24 (土) 14:00

135分休憩なし。
ミクドク版ナイゲンに続いて、二度目の本作。「ナイゲン」という脚本の、会話の要素をかなり丁寧になぞっている印象もあり、「内容限定会議」が置かれている状況は心の底からよく理解できた。開演1時間位、それぞれのキャラクターが浮き彫りになってくるあたりで、客席も、役者さんも、役者さん同士の関係も、ノッてくる。後半は、畳みかけるように展開する状況が、鮮やか。かなり会議に入り込んでしまっている自分に気が付いた。

盆がえり

盆がえり

演劇集団よろずや

浄土宗應典院 本堂(大阪府)

2019/08/23 (金) ~ 2019/08/25 (日)公演終了

満足度★★★★

良かったです。女三兄弟が現在の立場や、環境の下、思い悩んでいる様子がとてもうまく表現されていました。リピート割あるのでもう一度見たいかも。

夜よ、あけるな。

夜よ、あけるな。

ガソリン

スペース・ふうら(大阪府)

2019/08/24 (土) ~ 2019/08/25 (日)公演終了

満足度★★

うーん😔独特の描写が印象的ですが、何が言いたいのかわかりません…。仕事帰りもあったのですが…。

LikeA room[003]

LikeA room[003]

CLIE

新宿FACE(東京都)

2019/08/07 (水) ~ 2019/08/14 (水)公演終了

満足度★★★

中谷優心君が出演ということで見始めたら、room2からは鎌苅健太君もいて嬉しいのですがお話は取っ散らかる一方。原作があるのかわかりませんが、どこへ行くのやら。

ギョエー! 旧校舎の77不思議

ギョエー! 旧校舎の77不思議

ヨーロッパ企画

本多劇場(東京都)

2019/08/15 (木) ~ 2019/08/25 (日)公演終了

満足度★★★★

ラストシーン、前方席に座って「ギョエー!」してみたかったです。あんなに笑わせておいて、最後は怖いのね。そこがちょっと・・・

海のホタル【遊劇舞台二月病】

海のホタル【遊劇舞台二月病】

遊劇舞台二月病

ウイングフィールド(大阪府)

2019/08/23 (金) ~ 2019/08/25 (日)公演終了

満足度★★★★

良かったです。人間性をとてもうまく描写していました。実際にあった事件を取り上げているので、私も気をつけて生活しないとと勉強させられました。

瀬戸の花嫁 再再演

瀬戸の花嫁 再再演

ものづくり計画

ザ・ポケット(東京都)

2019/08/21 (水) ~ 2019/08/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

今回も大いに笑ってホロリとして、こんなだったらいいなあと思えました。私も田舎に住みたいけど、今のようにお芝居が見られなくなるのは困るなあ・・・。
追記予定

さよならはめざめのあとに

さよならはめざめのあとに

劇団ハッピータイム

北池袋 新生館シアター(東京都)

2019/08/22 (木) ~ 2019/08/25 (日)公演終了

満足度★★★★

現代と過去が交錯したストーリーで、やや混乱しましたが、凝った内容で面白かったです。女性陣の殺陣・アクションが観応えあり、特に、まついゆかさんの殺陣がカッコ良かったです。語弊があるかもしれませんが、何となくB級の雰囲気で(私は好みです)他の方も、妙な魅力があるとコメントしていますが、私も同感でした。面白かったです。

瀬戸の花嫁 再再演

瀬戸の花嫁 再再演

ものづくり計画

ザ・ポケット(東京都)

2019/08/21 (水) ~ 2019/08/25 (日)公演終了

満足度★★★★

まぁ御伽噺のような感じではあったが
物語は楽しいほうがいいなぁ~と思えた2時間の作品

島の住人たちの濃さが前半うざいかなぁ~と思えたが
後半の話の収束には合っていて面白くなっていったデス

ネタバレBOX

まー現実離れしてて
全てうまくいって大団円です

でもホント楽しい方が日常忘れられて良いっす
親の顔が見たい

親の顔が見たい

Art-Loving

ラゾーナ川崎プラザソル(神奈川県)

2019/08/22 (木) ~ 2019/08/24 (土)公演終了

満足度★★★★★

とても素晴らしいお芝居でした。また、とてもいろいろ考えさせる内容でもありました。早速、子どもと話したくなりました。そんなきっかけにもなるこの作品、演者の方も素晴らしく、一人一人の考えや気持ちが伝わってきて、胸が痛くなる場面もありました。本当にたくさんの人が見るべき舞台だったと思います。
また、現役の先生が演じられていたとのこと。素晴らしいです。きっと実際にお仕事をされている中での感情もあるのでとも、勝手に後で思っていました。
本当に素晴らしい作品だったと思います。次回作も期待ですがいつか本演目も再演してみてください。

肉体だもん・改

肉体だもん・改

劇団ドガドガプラス

浅草東洋館(浅草フランス座演芸場)(東京都)

2019/08/17 (土) ~ 2019/08/26 (月)公演終了

満足度★★★★★

前回に続き2回目の観劇。歌ありダンスありでとことん楽しませてくれて、今回も大満足でした。
かなり長い舞台でしたが、それを感じさせることなく最高のエンターテイメントって感じでした。
次回作も期待大です。是非観たいと思っています。

光の祭典

光の祭典

少女都市

こまばアゴラ劇場(東京都)

2019/08/21 (水) ~ 2019/08/27 (火)公演終了

満足度★★★★

兵庫出身の葭(よし)本未織が主宰、作演出のユニット少女都市は、この公演で一旦休止という。聞けば活動は僅か2年と何ヶ月。今回久々の公演。で、兵庫と東京で活動と紹介にあるが、東京での公演は初めて。未だ二十代半ばである彼女の中に流れる時間は長く(時間の速度が遅く)、たかだか2年でもある事を成すに十分な年月という事なのだろう。今後は「兵庫に帰って」、文筆の方に力を入れるのだとか。
これからウォッチして行こうと思った矢先で残念である。
舞台は中々うまい作りで若い役者誰もが目を引く立ち姿。乗峯雅寛の美術は中央に回転する円形の台(同心円の小さいのが上に乗っかる)を置き、効果的であった。

ネタバレBOX

学生映画サークルのメンバーの、その後と学生当時の回想を行き来し、「実態」「真相」に迫るミステリー型の構成。映像業界だけにそうなるだろうホットな男女関係(その道で地歩を築く男に憧れる女、その熱い眼差しに揺れ悩む男)あっての別離、喪失の切なさを滲ませる演技が皆うまい(絶妙な泣きの表情が)。切なげの表情は見る者に感染し、心揺さぶるので気持ちが良い。(この表情見せられちゃったら感染しちゃうよね、というやつ。)
ただしストーリーは終盤になるにつれ、情報の空欄(謎)を残してじらし、散々盛り上げただけに、その答えを何にするかが問題になるが、う~むそこ止まりか、という種明かし。(だが観客はそこまでに盛り上ってるし役者も好印象でイメージ壊したくない心理が働き、まあ許容することだろう。)書いた順序が気になるが、この最後に謎解きされる「事実」は、当事者たる男と女いずれにとっても、それまでの行動の裏づけとするには弱く、そこは残念さがよぎる。
残念と言えば、これも。・・地味だが堅実さを発揮する男が、主人公の女性に「手伝って欲しい(カメラを回してほしい)」と頭を下げるその仕事が、始めは自分の地元の「おじいさん」のために、お祭で流す映像だと言っていた。カメラを握れない程のトラウマを抱える彼女に男は、この地味げな仕事のことを静かに情熱的に語るのだが、業界特有の「人気」「成功」「受賞歴」といった競い合いの喧騒に振り回されるのでなく、本心から意義を感じる仕事に能力をささげるべきではないか、というメッセージの仄めかしがあった。その通りならかなり感動モノなのだが、ところが彼の言う「おまつり」とは4年に一度のスポーツの祭典の事であり、デカイ仕事なのであった。そうなると、男は自分が大きな仕事に携わっている事を誇示し、女心にアピールした事により、女がなびくと思いきや、またぞろ女はトラウマに悩む事に・・そして女はその男のもとを去り、新たな道へと踏み出していく・・と来るのが常套だろうに、「大きな仕事」はこの芝居ではドラマ的に盛り上る要素と位置づけられているのだ。これは一瞬大きな感動の波が寄せただけにガッカリであったが、二十代半ばの上を夢見る作家に相応な展開かも知れない。

ストーリー的には他にもすっきりしない部分があったが、しかし芝居は全くストーリー頼みであったかと言えばそうではなく(先日同趣旨を書いた気がするが失念)舞台に漂う一貫した気分があり、総体として何かを伝えてくる感触はあった。
アイランド

アイランド

イマシバシノアヤウサ

OFF OFFシアター(東京都)

2019/08/01 (木) ~ 2019/08/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2019/08/25 (日) 18:00

プレビューも含めると26公演の長丁場も残り3ステージとなった日、
疲れを知らぬ鍛えられた声から、切なる咆哮が監獄島に響き渡った。
凄まじいばかりの自由への渇望が、客席の自由ボケした私に降りかかる。
アパルトヘイト下にあるアフリカで「アンチゴネ」を上演する意義、
それも監獄にいる者が演じる意義の重さがビシビシ伝わって来る。
人間のアヤウサを見せつける芝居に圧倒された1時間15分。

ネタバレBOX

客入れの時から、街角の雑踏のような音が流れている。
後から思えば、これは囚人たちが焦がれて止まない“自由な空気”が奏でる音だ。
舞台中央、一段高く粗末な木製の寝台らしいスペースがある。
舞台の周囲を一面に囲むのは銀色のシート。
奥の方から風を吹き込んでいるのか、ふわりと持ち上がるとシャリシャリ音がする。
それは彼らの過酷な労働の現場である、灼熱の砂浜の音だった・・・。

1991年まで続いた南アフリカのアパルトヘイト。
身分証明書の携帯に反発してそれを燃やしたウィンストン(石橋徹郎)は
終身刑を言い渡され、この監獄島に収監されている。
囚人を精神的に追い詰める単純な苦役を強いられる日々、
救いは同室のジョン(浅野雅博)とのたわいない会話。
ところがある日、ジョンの刑期が短縮され、あと3か月で出られることになる。
弁護士の嘆願書が功を奏したのだという。
興奮して眠れないジョン、激しい葛藤に悩まされるウィンストン。
やがて刑務所内の演芸会で、二人は芝居をすることになる。
「法」と「生きる意味」をかけて渾身の「アンチゴネ」が幕を開ける・・・。

理不尽な制度に立ち向かう怒りと無力感。
行き場を失くした怒涛の感情がほとばしる「アンチゴネ」だった。
ウィンストンが最初に衣装を着けた時、ゴツイ男のアンチゴネ姿に
私も思わず笑ってしまった。
だが演芸会本番の時は、もう笑うどころではなかった。
人間の尊厳を踏みにじる「法」を敢えて破り、
「私は有罪だ」と胸を張るアンチゴネは、もはやギリシア神話の高貴な娘ではない。
肌の色で人間を差別する、いや世界の全ての差別に対するアフリカの問いかけだ。
「法」とは何か?
「生きる」とは何か?
「芝居」とは何か?
「絶望」とは何か・・・?

ラスト、二人が足枷で繋がれながら走るシーンが、
こんなものに潰されてなるものかという、
人間の誇りを象徴しているように見えた。


紙風☆スクレイパー

紙風☆スクレイパー

UDA☆MAP

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2019/08/21 (水) ~ 2019/08/28 (水)公演終了

満足度★★★★

鑑賞日2019/08/24 (土) 13:00

価格5,300円

関谷真由さん出演。
三国志をモチーフにした、アクション、コメディ。客席から笑い声がたくさん。楽しかったです。
ほとんどが女性キャスト。男性キャストは2人。そのひとり藤堂瞬さんの安定した演技とアクションが素晴らしかったです。話が締まりました。
関谷さんはギャグもアクションもいい感じでした。終演後に面会できたので、感想をお伝えできてありがたかったです。
宇田川美樹さんはさすがの貫禄でした。

ネタバレBOX

殺陣シーンで斬られたり刺されたりしても全然死なないパターンです。殺陣のある舞台ではよくあるルールというか前提ですが、それを冒頭のギャグシーンで示しました。それが良かったです。
具体的には、関谷さんが舞川さんを剣でぶっ刺すところ。痛がりますが全然平気で。そのシーンのおかげであとが見やすくなります。
現代の研究者3人が古文書を読み、その内容が演じられている、という設定がうまく使われていました。文字の読めないところを「チョメチョメ」と表現するところ。ストーリー運びとしてもギャグとしてもお見事でした。
ダンスシーンは、なんというか、しとやかでかわいい印象を受けました。池袋のシアターKASSAI。小劇場のステージに全員が出て踊るので、あまり大きな動きにはならなかったから、かな。
終演後も含めて、満足度は高いです。チケットが自由席5300円と相場より高めですが、それは終演後の分と理解できます。
親の顔が見たい

親の顔が見たい

Art-Loving

ラゾーナ川崎プラザソル(神奈川県)

2019/08/22 (木) ~ 2019/08/24 (土)公演終了

満足度★★★★★

渾身の千秋楽、観てきました!えぇもう素晴らしい公演でした。
会場出口のドアさえ開かなければ、いつまでも拍手が鳴りやまない程の勢い。
スタンディングオベーションをされていた方々の気持ちもよく分かります。
いじめが疑われる生徒の親と学校側の揺れ動く1時間55分。
学校が舞台とはいえ、これは社会生活を営む者すべてに当てはまり突き刺さるであろう内容。
演劇ファンならずともリアルで人間臭い光景に自然と引き込まれ、やがて考えさせられる・・・現実としっかり繋がっている様な時間がそこには流れていました。

学校に呼び出されたのは自殺した女生徒の遺書で名指しされていたクラスメートの親達。
父・母・祖父・祖母、それぞれの人柄が如実に表れた言動がとても興味深く、どんなにみっともなかろうが我が娘を守りたい親心は皆一緒である事を思いっきり見せつけられます。
学校サイドの対応姿勢が現実レベル(これはこれで悩ましい)に真っ当な分、より親達の心の内がハッキリ浮彫りとなって、これは共感と言ってしまっていいのだろうか、思わず被害者側の哀しみに対しての配慮が霞んでいく様な感覚に。
その為か最初のうちこそ思わず噴き出してしまうくらいの余裕があったのですが、後半はもう居た堪れない程の緊迫感。
会場全体が固唾をのんで事の成り行きを見守っている状態に。

「学校が悪いのか?教師が悪いのか?親が悪いのか?」その難しい答えのヒントは、もう時すでに遅しの顛末から透けて見える過去の日常の中にいくつも転がっていたのだと気づかされます。

出演者の13人中、7人が現役学校教師との事。
本業の役者さんがこちらの7人に寄せていた様子もなく、むしろ迫真の演技でぶつかっていたのに対して全く引けを感じさせない彼等の自然で堂々たる演技。
意義だけではなく、もう完全な表現者、現役教師だなんて言われなければ全く分かりませんでした。

縺?§縺後∩様の花嫁

縺?§縺後∩様の花嫁

劇団中馬式

新宿眼科画廊(東京都)

2019/08/23 (金) ~ 2019/08/27 (火)公演終了

満足度★★★

鑑賞日2019/08/24 (土) 18:00

終わってみるとショートムービー的な物を見た感覚。役者陣は基礎的なスキルはこの価格帯で見せている芝居としてお値段以上、脚本もかなり興味深い出来。正直演出にもう一歩感がある。

ネタバレBOX

ちょっと長い気がする。逆にそれほど重要ではないけど面白いシーンとかでメリハリつけて伸ばす手もありか。特に明転が間延びしている感があり改善できないものか。細かい演技の演出というより、全体の流れの演出が今一歩感がある。上手にしかスピーカーがないのは痛すぎ、簡易な無線式でいいから手当は出来ないものか。何故か大学院生に詰め寄られる島の子が詰め寄られてのけぞった感が無かったのが印象に残っている。

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