最新の観てきた!クチコミ一覧

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モノローグ演劇祭決勝戦

モノローグ演劇祭決勝戦

モノローグ演劇祭

インディペンデントシアターOji(東京都)

2019/12/24 (火) ~ 2019/12/24 (火)公演終了

満足度★★★★

観てきました☆ 濃密な5分間、みんな良かった☆ とくにエキシビションで出演の早舩聖さんの演技が最高でした! 

ネタバレBOX

運営がちょつと残念。。いつも思うけど、開演時間はきっちりしてほしい。しかも途中入場した客が何人かいた。やめてほしい。あと、主催者の話が長すぎ! ダラダラと言わなくてもいいことまで。。地震のさいの避難場所とか言ってた! イライラした!
獣唄

獣唄

劇団桟敷童子

すみだパークスタジオ倉(そう) | THEATER-SO(東京都)

2019/12/03 (火) ~ 2019/12/15 (日)公演終了

満足度★★★★★

15日、東京・錦糸町のすみだパークスタジオ倉で上演された劇団桟敷童子の『獣唄』千穐楽を観てきた。これは、知人の役者・もりちえが出演出演していた関係からである。
今回の作品は、劇団主宰者で脚本家の東憲司が俳優・村井國夫主演を想定して書き下ろした作品で、自分も当初は公演中日あたりの日程で観劇する予定であったのだが、村井が公演前半に軽い心筋梗塞のため降板し、数日間の休演の後に主役を副座長である原口健太郎が代役として演じ、一部配役を変更して上演再開という自体となり、鑑賞日程を千穐楽に振り替えたという次第であった。

舞台は貴重な種類の蘭の花が採取出来るというとある山村。そこでハナトと呼ばれる蘭採収人である梁瀬繁蔵と彼の3姉妹トキワ・ミヨノ・シノジの間で起こる愛憎悲劇。そのきっかけを作るのが、東亜満開堂という花屋で、時代は太平洋戦争中。花で東亜の繁栄を夢見る満開堂社長の望みは、蘭の中でも最も珍しい品種「獣唄」であった。その獣唄を観たことのある繁蔵と、蘭採取人の後を継ぎたい長女トキワ。この二人の葛藤は、満開堂だけでなく妹たちや村人達をも巻き込み、最後には3姉妹がそれぞれ命を絶っていく。
いやぁ、悲しい。実に悲しい。その悲しみを舞台から観客全員に伝える繁蔵役の原口、3姉妹を演じる板垣桃子、増田薫、大手忍の熱演が特筆される。
もりちえは、満開堂社長夫人の役を熱演。キノコ取りの名人役・鈴木めぐみの怪演も光っていた。

久しぶりに差し入れなどを持って行ったのだが、うっかり役者と言葉を交わすと泣きそうになりそうだったので、挨拶も簡単に劇場を後にした。
将来、村井國夫での再演を期待したい。

正しいオトナたち

正しいオトナたち

テレビ朝日/インプレッション

東京グローブ座(東京都)

2019/12/13 (金) ~ 2019/12/24 (火)公演終了

満足度★★★★

ああ言えばこう言う、シニカルでコミカルな会話劇。だた結構集中力を要するので疲れますな。上演時間がもう少し短ければよかった。

俺たちはここにいる

俺たちはここにいる

神保町花月

神保町花月(東京都)

2019/12/22 (日) ~ 2019/12/24 (火)公演終了

満足度★★★

ちょっとユルメで、ちょっとシリアスなコメディタッチの群像劇でしたが、最後は泣かせてくれます。終わってみれば、結構詰め込んでいましたね。オカマちゃんたちのインパクト大。

ハルタシキ!

ハルタシキ!

大橋頼企画

高田馬場ラビネスト(東京都)

2019/12/20 (金) ~ 2019/12/22 (日)公演終了

満足度★★★

ほのぼのした劇で心穏やかになります。
元気な幽霊さんでしまね。

玉川大学芸術学部パフォーミング・アーツ学科 2019年度秋学期演劇公演『画家と尼さん もしくは見せかけのゲーム』

玉川大学芸術学部パフォーミング・アーツ学科 2019年度秋学期演劇公演『画家と尼さん もしくは見せかけのゲーム』

玉川大学芸術学部パフォーミング・アーツ学科

玉川大学 大学3号館 演劇スタジオ(東京都)

2019/12/20 (金) ~ 2019/12/24 (火)公演終了

しっかりとした解説の入った当日パンフを開演前に読んでいて確信しました「きっとストーリーとか全く分かんないヤツ!」
本作で取り入れられているのはフィジカルシアターという新しい演劇スタイルだそうで特に本作で意識されているのは「戯曲を元にした翻案」「視覚的なステージ作り」「様々な芸術素材の融合」
もう観てみるしかないのだけれど、自分の中で『内容に関しては理解不能上等!』と腹を括ってしまえば気が楽というもの。

結果、それが効してか(!?)非常に楽しめる公演でした。
特に視覚的に訴えてくる力は大きく、言葉のチョイスも絶妙。
次に何が起きるのか予想もできないハラハラ感、予想できないままに訪れ来る場面の流れも案外乗っていきやすいじゃないですか 笑いも随所に(幾つも包含されたテーマの示唆は、恐らく取りこぼしまくっているのでしょうが)

奇抜な世界観を若い演者さん達が、よくぞここまで体現されているなぁと感心しきりの舞台。
観劇後に残ったのは総合芸術を創り上げるうえで必要な人材が豊富に揃った贅沢感。
観る前と打って変わって、この贅沢感をたっぷり味わうのに非常に適した演目だったなぁと思えたのでした。
人が結集した表現の力って本当に素晴らしい。

Crime - 1st  -

Crime - 1st -

Sun-mallstudio produce

サンモールスタジオ(東京都)

2019/12/21 (土) ~ 2019/12/27 (金)公演終了

満足度★★★★★

女性犯罪を描いた3編はどれも知っていると思っていたものですが、改めて目の前に展開されると知っていたことと違うかも・・・とも思え。かと言って新聞、テレビで報道される以上を追求することもなくいつの間にか遠いことになってしまう。
随分と調べた上での脚本と思いますので、真実に近いのでしょうがそうなると2本目はどうなのかと、今度お会いしたら聞いてみたい。

みんなの仇討

みんなの仇討

 StageClimbers

上野ストアハウス(東京都)

2019/12/12 (木) ~ 2019/12/15 (日)公演終了

満足度★★★★

タイトルからコメディっぽい雰囲気なのかと思ってましたが、
なかなか真面目な感じでしたが、面白かったですです!

(本公演)ギジレン島最後の7日間

(本公演)ギジレン島最後の7日間

guizillen

インディペンデントシアターOji(東京都)

2019/12/13 (金) ~ 2019/12/22 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2019/12/18 (水) 13:30

価格3,000円

【Bチーム】
具体的な違いは多少ながらチョイ足しによる味変のように趣を異にする。
また、前日のAチームで聞き落とした台詞が確認できたり先を知っていればこそ頷ける部分があったりで観た甲斐は十分にアリ。

ネタバレBOX

Bチームだけではなく両チームともであるが、やはり好きなのは養女の「遠慮」的な部分。それによってカレシの家で最後の夜を迎えようとする心情、それを受け入れつつ疑問を持つカレシの母、夜遅くに心配して迎えに来る彼女の両親……この一連の場面、思い返す度に目頭が熱くなる。
また、ラスト直前のオーロラは見える場面での照明表現も良かった。
宇宙からの婚約者

宇宙からの婚約者

川口菊池の二人芝居

イズモギャラリー(東京都)

2019/12/18 (水) ~ 2019/12/23 (月)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2019/12/22 (日) 16:00

相容れぬ二人が選んだ最良の選択。
二人の幸せを願わずにいられない大傑作。
詳細はネタバレBOXにて。

ネタバレBOX

何で拝見したのかは、もう忘れてしまったけれど、川口知夏さんと菊池泰生さんが自主企画で
二人芝居をされるという事を知った。

川口さん出演のお芝居は拝見したことがあったので、その企画を知った時点で行こうとは
思っていたけれど、企画に至った経緯等を知るにつれて、これはかなり熱量の高いお芝居に
なりそうだなと、かなり期待してお邪魔した。

私はバリバリのウルトラマン世代(注:昭和ウルトラマン限定)なので、フライヤーのデザインと
題字で思わずニンマリ。
懐かしいなぁ、これ。

劇場・・・というかギャラリーに入って着席。
見渡すだけで、思わず嘆息。
あぁ、何という生活感。東京電力の請求書まで置いてあったのには脱帽。

このセットを作るにあたって、お二人の間では、色んな議論があったんだろうなぁ。
そこかしこにお二人の情熱とこだわりが散りばめられているんだろうなと思うと、何とも感慨深い
ものがありました。鯖缶とか。

上演時間は1時間程度。
企画の意図からすれば、分かりやすいコメディで、気楽に観られる感じかなと、ちょっと緩めに
構えていた。

ちょっと懸念したのは、舞台をコの字型に囲うような配席だったので、観客の姿が目に入ってしまい、
お芝居に没入できるかな、という事。
舞台も近いが、お客も近い。うーん、などと思っているところに、お二人登場。

菊池さんの前説が始まる。
お決まりの携帯電話云々が始まったので、もう数回チェックした電話を一応、確認。
私、実はしばらくの間、本編に入ったことに気づかず、結構ノロノロと電話をチェックしておりました。
最前列なのに恥ずかしい・・・

もうほんと全然気づかなかった。
指輪のくだりも、私はてっきり小道具の解説をしているのだと思っていて、
「うわー、小道具に給料2.5ヵ月分かぁ。すげー気合いだな、おい」
などと勘違いしていたのだけれど、この導入の仕方はちょっとずるい。
巧みすぎ。気持ちいいくらいに手玉に取られました。ちくしょうめ。

お話としては、予想通りのコメディで、途中から攻守が入れ替わり、ちょっと落語っぽいな、などと
笑わせて頂いていたのだけれど、ペロトン星人であることが発覚したあたりから、ちょっと気楽な
感じではなくなってくる。

私の位置からは時計が見えたので、退屈だからとかそういうことではなく、時計をちらちら
見ながら、
「これもうあと10分しかないんだけど、ほんと、どうやって解決するんだろう」
とかなりハラハラしながら観劇。

いやー、しかし。

この結末には心底驚いた。
彼らの置かれた状況って、誰が悪いわけでもなく、だからこそ、どうにもこうにも解決できない。
落としどころの探りようもないし、時間をかける事すら許されない。

相容れない存在同士が恋に落ちるって言うのは、まぁ、ありがちと言えばありがちなのかも
しれないけれど、ウルトラマンというものを持ち込んでくることで、こんな風に昇華してくるとは。

圧倒的に悲劇の予感しかない中で、泰生の選択は私の頭の中には1ミリもないものだった。

お互いの役割を全うしつつ、お互いの関係も大切にする。
例えこの後すぐに殺し合う仲であったとしても、今この瞬間は恋人でいたい。

あぁ、まいった。
確かにその通り。
この与えられた状況で、最善の手は、もうこれしかないんだ。

なんかねー…

頭を殴られたような衝撃というと、表現として全然面白くないけれど、衝撃だったのは確か。
その時、その時を一生懸命生きていれば、おのずと結果はついてくるというのは、もう、
古今東西言われていることで、それについて異議を唱える人も、あんまりいないと思うし、
頭ではみんな分かっていることなんだと思う。

でも、泰生の決断を見ていて、あぁ、結局、自分自身、そこまでは振り切れていなかったんだって
思った。

この瞬間が大事!と思っていても、その「瞬間」の中に未来の1秒、1分、1日、1年と、いつの間にか
「瞬間」が膨れ上がってきてしまう。

確率的なものを無視すれば、未来のことは1秒先のことだって、本当は分かりもしない。
泰生も知夏も、あと数分後には対峙することになるであろうことは百も承知している。

けれど、泰生は、それでもなお、まさに刹那の幸福を選択した。
あるいは1秒先の奇跡に期待したのかもしれないけれど、それを期待したのは他ならぬ
私であって、泰生は、自分も知夏も、堂々と胸を張って生きて、そして愛し合う「今」を
選んだんだと思う。

それを受け入れた知夏もまたとても素敵だと思う。
「私も宇宙人なんだよね」
っていうセリフ、ちょっとやっつけられました。

ここから先の展開は、なんか、もう目から焼き付いて離れない。
どこか頼りない泰生が「仕事」に向かう時の凛々しい表情。
泰生を見送った後、指輪を見つめる知夏の幸せそうな表情。
そして。
変身するときの、ほんの少しだけ悲しみを滲ませた表情。

圧巻の一言。
本当に素晴らしかった。

観劇前に感じていた懸念なんか、まさしく杞憂でしかなかった。

これまでに役者さんと距離が近い演劇というのは、いくつか拝見してきたけれど、ここまでの
距離感は初めてだった。大げさではなく、手を伸ばせば、間違いなく届く距離だった。
没入感がね、もうすごかったですよ。

没入感が大きかったもう一つの理由は、お二人の演技によるところが大きいと感じる。
芝居臭さがないんですよね、お二人に。
会話の内容も、立ち居振る舞いも、感情の抑揚にしても、ごく当たり前の、身近にいる
人間のそれだった。

これって結構大事な気がしていて、どんなに素晴らしいシナリオであっても、そこに
感情が乗りすぎて、大袈裟になってしまうと、その途端に、熱を冷まされてしまうというか、
悪く言えば白けてしまう。
私は結構、その辺りが気になってしまうタチで自分でも厄介だなと思うんだけれど、
その辺りのさじ加減というのか、案配というのか、絶妙だったような気がする。

いや、私ね、知夏が一方的に別れを告げて部屋を出ていこうとするシーン、あそこ、ものすごく
心削られたんですよね。
私はああいう別れ方をしたことは無いけれど、いやー、これやられたきっついなーと思いながら
ブルブル震えて観ておりました。知夏、こえー。

いやー、まぁ、でも何でしょうね。
このギャラリーで過ごした時間。
楽しかった…って思わず川口さんには帰り際に言ってしまったんだけれど、そんな単純な
ものではなかったな。
ちょっと私の辞書には載っていない言葉かもしれない。もちろん、良い意味ですけど。

脚本の方に目を移すと、今回のお話、あのアガリスクの冨坂友さんが書かれたのですね。
私、実は冨坂さんが書かれたお話を観劇させて頂くのは、今回が初めてだったんですけど、
あぁ、なるほど、ファンの方が多いのも納得だなと思いました。
なんかねー、これも「楽しかった」で括っちゃうのは違うかな。
適切な表現が浮かばないけれど、気持ち良いくらいに、良い意味で手玉に取られた感じです。
余談ですけど、通信機の呼び出し音がウルトラシリーズのいかにもな感じで軽く感動しました(笑)。

あとやっぱり、これは触れておかなきゃと思うんだけれども、とにかくね、何もかもが
温かかったし、熱かったですよ。

ちょっとこの辺について書き始めると、きりがないのでざっくりさせてしまうけれど、
私が観たい演劇って「演劇をやりたい人が作ってる演劇」なんです。

そういう意味では、今回の二人芝居って言うのは、私にとってはまさに観たい演劇そのもの。
それはきっと、私だけではなくて、お客さんの中にも、そういう思いを抱いて来ていた方は
多かった気がするんです。

なかなか、あんなにほんわかした空気の劇場ってない気がする。
少なくとも、私は初めて。
すごく居心地が良かったし、そういう場を、作り手の皆さん、そして、お客さんたちと
共有できたことは、すごく幸せなことだと思う。

舞台のセットもそうだけれど、台本やパンフレットもかなり気合入れて作られたんだろうな
と感じました。
しかも台本は最新版をDL出来るQRコード付き。
なにこれ親切すぎ。

だいたいいつも感想を書くにあたって、台本を読み返してから書くんだけど、今回は
脳内再生だけで書きました。
自分でもびっくりなんですけど、かなり鮮明に覚えてるんですよね。
やっぱり、あれだけ近いと没入感も高まって、そういうものなのかな。
いずれにしても、後でゆっくりと読ませて頂きます。

何はともあれ、素晴らしい時間を過ごさせて頂きました。

川口さん、菊池さん、冨坂さん、そして制作に関わって下さった皆様。
素敵な舞台を本当にありがとうございました!
次回の企画も是非!是非!!是非!!!
libido:青い鳥

libido:青い鳥

libido:

こまばアゴラ劇場(東京都)

2019/12/19 (木) ~ 2019/12/22 (日)公演終了

満足度★★★★

知らないことばかりでした。

ネタバレBOX

チルチルとミチルが青い鳥を探しに行く話。

漠然としか知らず、死んだ祖父母やきょうだいのいる死後の世界や、未来の世界へ行ったことなど知りませんでした。ましてや、覚醒剤の世界でロレロレになって幸せになっているチルチルをミチルが救うことなどまるで知りませんでした。
埋める日

埋める日

スポンジ

OFF・OFFシアター(東京都)

2019/12/19 (木) ~ 2019/12/23 (月)公演終了

満足度★★★★

葬儀を通して しっとり と 時に激しくぶつかり合う3姉妹の物語。葬儀という非日常に日常の生活が見え隠れし、その間にある感情や思い出を埋めていくような珠玉作。
特に舞台セットの緻密さと3姉妹を演じた女優陣が良かった。リアルに研ぎ澄まされた台詞が呟かれたと思えば緩い笑いを挿入する、その硬軟織り交ぜた紡ぎ方は作・演出の中村匡克氏の手腕。
(上演時間1時間20分)

ネタバレBOX

葬儀当日という設定であり、劇場に入ると読経音が聞こえ、前説は会葬者への挨拶風に行うという念の入れようだ。当日パンフによれば、千葉県松戸市にある常盤平団地が舞台で、ここに3姉妹の母親が住んでいたようだ。セットは上手側に応接セット、TV、ドレッサー等がある。中央はダイニングキッチンで、奥に台所、給湯器、冷蔵庫、客席側にダイニングテーブル、椅子が置かれている。下手側はベランダに出る窓や食器棚がある。奥の壁は暗幕で、そこに鮮やかな赤いカーネーションが飾られ、一方、柱やテーブルなど至るところに枯れ蔦のようなものが巻き付く。その外観は独居老人の楽しみと悲しみが同居しているようだ。

物語は葬儀場からこの部屋に帰ってきたところから始まる。3姉妹のはずが、長女と二女だけで三女の姿がない。実は団地自治会から頂いた香典を拝借して北海道まで喪服を買いに出かけ、そのままクラブで踊り続けたという。何故か関係ないお供の男2人がついてきた。一方、長女は喪主であるにも関わらず、この時も仕事が頭から離れない。そして唯一結婚して母親の介護を続けたのが二女である。一見 常識/真面目人間のように描いているが、実はストレスから不倫していたことが発覚。この3者3様の暮らしぶりは日常のこと。そして葬儀という非日常(生業としている人は別)の場面において、色々なものを”埋める”作業を行っているようだ。

例えば、介護で鬱積した感情を露にする二女、自由奔放に生きるが何となく空虚な三女、結婚に興味無いと嘯(うそぶ)く長女など、充たされない思いを3人の会話で埋めているようだ。また母を偲ぶことで久しぶりに思い出に浸る_空白の時を埋める弾むような会話。母の知られざる趣味-デザイン絵を描くこと、カーネーションが好きだったこと等が、脇役の人々との弔問、交流を通して知ったり思い出したりする。3姉妹を巡り、葬儀社の社員、ヤク中毒男、横領男、二女の不倫相手の妻、姉妹の叔父さんなど個性豊かな人々が脇を固める。

団地という設定は、少子高齢化の象徴のようにも思える。マスコミでも取り上げられるが、独居老人の孤独死。そして少子は団地近くの小学校が廃校になり取り壊されること。その工事/騒音によって状況が連想できる。
団地の部屋という限定空間で、非日常と日常が互いに上手く溶け込む。丁寧に作り込んだ舞台セットは視覚的な仕掛けとして見事なまでにリアルな感覚を持たせる。それが物語の展開とマッチしているが、ラストは観客に日常に戻ったという印象(衣装も喪服から普段着へ)を持たせたかったのだろうか? 葬儀から1カ月以上、何となく物語を手放したという唐突感がぬぐえないのだが…。
次回公演も楽しみにしております。
義経千本桜

義経千本桜

花組芝居

あうるすぽっと(東京都)

2019/12/13 (金) ~ 2019/12/22 (日)公演終了

満足度★★★★★

素晴らしかったです。

ネタバレBOX

義経千本桜。

小金吾の首を切り落とすところや、ラストに首が飛びかうところなどは初めて観たと思います。2時間45分で全てをやってくれるのが本当に嬉しいです。
Wells-魔女と夜明けの星-

Wells-魔女と夜明けの星-

JPR BUFF

新宿村LIVE(東京都)

2019/12/21 (土) ~ 2019/12/29 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度

鑑賞日2019/12/23 (月)

役者さんの演技はそんなにおかしくなかったんだけどなー役者さんたちには最後まで頑張ってくださいとしか言いようがない。

ネタバレBOX

とりあえずBGM全てカットの方が良いような。
銃器が基本ハンドガンなのは何故?士官は分かるけども。
蒸気甲冑がスターシップトルーパーズの悲劇再び並。
蒸気甲冑と言われると光武が浮かんで...

シーンの始まりがほぼ全て灯がついてからゾロゾロ集まってくる感じはいかがなもの?

正直もっと狭いとこで(舞台が)やった方がいいんじゃないかな。

何だろう同じメンバーで演出変えれば化けるような気もする

名選手を監督にしてもいいチームができるとは限らんということですかね

科学的な理屈の設定がダメダメなのもなー

役者さんのうち数名は明らかにオーバースペック。可哀想。

色々事情もあるかと思うが、もしこれで自信を持って提供しているのであれば、この舞台の演出さんの舞台は誰が出ようとも見るべき舞台でないと思うほど役者さんのスキルに対し酷い出来。

小劇場とはいえない広さの劇場なのに50人とか100人以下の客席数の劇場の芝居をしている役者さんがいたが演出はあれでいいという判断を何故したのか?
何も変わらない今日という日の始まりに

何も変わらない今日という日の始まりに

劇団皇帝ケチャップ

ザ・ポケット(東京都)

2019/12/18 (水) ~ 2019/12/22 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2019/12/22 (日) 12:00

その「罪」は一体だれのものなのか。
過酷な運命に翻弄される人々をどこか優しく描いた大傑作。
詳細はネタバレBOXにて。

ネタバレBOX

海チームの千秋楽を観劇して参りました。

皇帝ケチャップさんには前作の『私の娘でいて欲しい』でも泣かされたけれど、今回もやっつけられました。

皇帝ケチャップさんの演目は多分、劇団名、脚本を書いた人を伏せられていたとしても、何となく分かるような気がする。

主宰であり脚本を書いておられる吉岡さんのセリフの言い回しは独特で、テンポも非常に速い。

吉岡節とも言えるそれを好きかと言われれば、実を言えばそこまで好きではない。
けれど、ダーッと一気にダッシュさせて、この流れまだまだ続くんだろうなというタイミングで急停止して、
胸元を抉るようなセリフを一発ぶち込んでくるその手法は、私には非常に効き目があるのは確かで、
時間の経過を全く感じさせない105分だった。

会話のテンポのつけ方も先述の通り巧みだけれど、ストーリー全体の起伏も同様。
これについては前作よりも本作の方が圧倒的に素晴らしかった。

前作でも感じたことだけれど、全編にコミカルなムードをプンプンさせながらも、そこで扱う内容はかなりシビア。

不老ではあるが、不死でもなければ、病気にならないわけでもない。
察するにどこか傷を抱えた人たちが、様々な思いと共に被験者として志願したのだろうと思う。
ある者は新たなる希望を抱き、そしてある者は絶望の果てに辿り着いた場所なのだろうと理解している。

主人公である瑛美の生涯は壮絶と言って良い。
友人である由美を自殺から救えなかった自身の「罪」を抱えながら全てを捨てて不老の被験者になるものの、その選択は結局、
無駄だったと思い知らされてしまう。

何十年という時間。
しかも不老を得ることで、自らが罪を犯したその時間の姿のままで過ごす時間。
同じく死んだ時のままの姿でつきまとう由美の亡霊。
彼女の無邪気さは、むしろ瑛美に取ってはむしろ、自身の罪を追認させられるようで、相応の苦悩があったのではなかったか。

ただそれは瑛美にとってはある種の罪滅ぼし、、、というか与えられるべき罰と捉えていたかもしれないし、そうであって欲しいと
望んでいたかもしれない。
罰を受けることで、背負うものが軽くなるのならば、いつかそれがなくなる日も来るのだから。

ところがである。
由美の死は、瑛美が背負うべき罪ではなかった。
何十年という時間を棒に振ってしまった自身の人生を振り返り、もう現れない由美に向かって「それはあなたの罪ではないのか」
と叫ぶ瑛美の姿から感じた思いは言葉にしがたい。

由美のノートの発覚から、瑛美が雪の降る中、窓を開けて旅立つシーンまでの一連の流れは、照明、舞い散る雪など、見所満載では
あるんだけど、あまりにも残酷すぎて、胸が締めつけられた。

彼女の旅立ちは衝撃的ではあったけれど、どこか納得ではあったし、それで良いとも思えた。
自分でも不思議だけれど、どこか安堵したような、爽やかな空気さえ感じてしまった。

主人公を始めとして、誰もが数奇な人生を送り、あるいは、その人生を終えた物語。

にも関わらずむしろ暖かな心で劇場を後に出来た理由は正直良く分からない。

けれど、悲劇を悲劇として終わらせない何かが、皇帝ケチャップさんの演劇にはある。

その何かが何なのかは全然分からないけれど、こうした気持ちで劇場を後に出来るのは、
少なくとも今のところは皇帝ケチャップさんの演劇だけである。

惜しむらくは台本が売り切れていたことと、私の席は3列目とは言え視界良好とは言い難く、結構、重要なシーンをいくつか
見損ねてしまったこと。
倒れこむ系のシーンはほぼ全滅で、浩と妙が最後、その手を重ねることが出来たのか、何と見ていないのです。
雰囲気的には、手が届かなかったように見えたけれど…やっぱ、届かなかったのかな。
あのシーンもやっつけられたなぁ。

今回出演された役者様は、私はみなさん初めましての方だったのだけれど、皆様が演じられたどのキャラも
非常に魅力的でした。
実は私はまさにたった今、当日パンフレットにようやく目を通し、登場人物の設定を知りました。
あらまー。せめて感想書く前に読めばよかった。

皆様の演技、素晴らしかったので、それを書くだけでこの3倍くらいは書けてしまうけれど、敢えてピックアップ
させて頂くのであれば、私が好きだったのは里見・・・というか正則と呼ぶべきか。正則と薫。
この二人のシーンはどれも好きだった。
二人の最後の抱擁…素晴らしかった。
演じられた佐々木仁さんと加々見千懐さんがまた素敵なんですよね。
私は、お二人の演技も声もとても好きで、魅入っておりました。

そして主演の今出舞さん。
演技も雰囲気も素晴らしかったけれど、何といっても、そのセリフの淀みのなさに驚き、感動しました。
あんなに流れるように、まさに淀みなく、きれいに言葉を紡ぐ方を拝見したことがない気がする。
本当に素晴らしかったです。

とにかく素晴らしい時間でした。

役者の皆様、劇団の皆様。
素敵な舞台を本当にありがとうございました!
「クロップドケーキ」

「クロップドケーキ」

Iccoka

カメアリ座(東京都)

2019/12/20 (金) ~ 2019/12/24 (火)公演終了

満足度★★★

亀有駅北口のカメアリ座でiccokaさんの二人芝居「クロップドケーキ」観劇。

いがみ合う2人の女。やがて段々と関係性が明らかになり…という話ですね。

NHKのラジオドラマっぽくて目をつぶって聞いてました笑

途中まで喧嘩が辛かったんですが、最後はジーンとしました。

終演後は小道具?のケーキを頂きました。美味しかったです😋

招待ありがとうございました。

THE ROLE OF

THE ROLE OF

埋れ木

Geki地下Liberty(東京都)

2019/12/18 (水) ~ 2019/12/22 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2019/12/21 (土) 14:00

果たすべき役割、守りたい友情、そして、苛立ち。
優しい人々が織りなす、非日常的な日常の物語。
詳細はネタバレBOXにて。

ネタバレBOX

まず劇場に入ってみて、バーカウンターにビックリ。
なかなかあそこまで気合いの入ったセットはお目にかかれない気が。
サーバーとかにもちゃんと中身入ってるし、酒の瓶も良くあそこまでそろえたな、と。
しかも、カウンターの足元に足置き?的なものまで置いてあったのには驚いた。
再現度がハンパない。
私の位置からだと冷蔵庫の中身まで見えたんだけど、ちゃんと色々入ってましたしねぇ。
大好きな埋れ木さんの演劇である事を抜きにしても、テンション上がりますわな。

持てる者ゆえの悩み、持たざる者ゆえの羨望と苛立ち、果たすべき責任、義務、自身に課すべき役割、
優先するべきもの、勢いで行くのか、慎重に事を進めるのか、部下、後輩への接し方などなど。
誰しもどこかで抱えている思いをヒーローという存在を軸にして、目の前に提示して頂いた様な気がした。

こういう問題って結局の所、正解がないから難しい。
それぞれの立場もあれば、思想、信条もあるわけで、そこに対しての熱量が大きければ大きいほど、
衝突が生じる確率も跳ね上がる。

本作でも登場人物それぞれに思いはあって、必ずしもそれは一致していないのだけれど、それが大きな
軋轢や衝突にまで至らないところが、個人的には埋れ木さんの優しさであって真骨頂でもあるような気がする。

埋れ木さんの演劇の感想を書かせて頂いているときに、必ず触れている気がするんだけど、登場人物がみんな
大人で優しいんですよね。
相手を否定するところからは入らない。
まずは理解して、受け入れたところで、意見が対立する相手に対して向き合っていく。

私が埋れ木さんの演劇を好きでたまらない理由の一つは、やっぱりそう言う優しさに満ちているからなのかなと思う。

登場人物の物分かりが良いだけに、劇中で議論が紛糾するような場面はほぼ無いと言っていい。
それは物語全体を平坦にしている感はあるけれど、それは決してマイナス要因ではなく、むしろ、
それが埋れ木さんの「味」であると感じる。

そうした「味」について言えば、各人物の会話シーンもそうだと思う。
本作もそうだけれど、埋れ木さんの演劇の会話シーンは、演劇的な大仰さがなくて私は大好き。

台本を読んでいて、改めて感じるけれど、彼らの会話は彼らの中でのみ成立するものであって、よそ者である
観客に聞かせることを前提としていない。

よくよく考えてみたら日常会話なんてそんなものである。
「このあいだのあれ、どうなった?」
みたいな会話は身内同士では普通に伝わるけれど、第三者にはちんぷんかんぷんである。

説明的なセリフを出来るだけ少なくして、会話の不自然さをどう消していくかは、色々な手法があるなと、
色んな演劇を拝見してきて感じるけれど、埋れ木さんの演劇は、その辺りがものすごく巧みな気がする。
セリフの中で説明はしないけれど、それでいて観客が置き去りになることもない。
でも、何もかもを開示してくれるわけでもなく、行間の思いを観客が想像する余地をしっかりと残して
おいてくれていて、何というか、そのかゆいところに手が届くような感じが私はたまらないのです。

会話の内容もそうだけれど、テンポがまた絶妙で私は大好き。
ツッコミのテンポや各キャラの口癖やジェスチャーもうまく盛り込んで、ものすごくリアルな
会話を再現されているような気がする。
埋れ木さんの演劇は、各キャラの会話を聞いているだけで、何となくニヤニヤしてしまう。

毎度のことながら、今回も登場人物は魅力たっぷり。
というわけで、ここからは、各人物と役者様を織り交ぜて振り返りなど。

真島誠(竹内蓮さん)

演劇の世界では愛され青年は数多くいるけれど、マコトはその中でも最大級の愛され男な気がする。
仕方のない事とは言え、色んな疑惑に塗れることになるマコト。
けれども親交の比較的薄いハルコを除いては、マコトに対して疑惑は持ちつつも信頼する姿勢は
崩さなかったのがすごく印象的。
実際、彼は非常に愛らしい。
真面目で不器用で素直。
彼の言葉には虚飾が一切ない。
ちょっとカッコ悪いことも、ダサいことも、照れながらも口にしてしまう。
決して熱血漢ではないし、熱量が高いタイプでもないんだけれど、作家としては結構プライドが
高いんですよね。
自分の作った作品に「ヒーローが作った」っていうレッテルを貼られたくないっていうあの言葉、
私、結構、グッときました。観劇中、思わずうんうんと激しく頷いてしまった。
最後、ヤスヒサと対峙するシーン、ヤスヒサのために自身の力をためらうことなく差し出すところは、
あぁ、だから、この男はこれだけ愛されるんだと再認識させられた。
自身の力を差し出してもなお、ヒーローたらんとするその姿勢、カッコよかった。
こりゃ、ヤスヒサも形無しですわな。
竹内さんの演技も素晴らしかった。
マコトはジェスチャーが特徴的だけれど、見事にマコトを作り上げておられたような気がする。
ドはまり役だったのでは。

安田泰久(新開知真さん)
安田由紀(星野花菜里さん)

持てる者、持たざる者。
それが姉弟という非常に近い距離にいるというのは何とも皮肉な話だなと思う。
姉思いなんでしょうね、ヤスヒサは。
その超能力をなぜ有効に使わないのかという苛立ちはあるにせよ、姉の苦悩もやはり、どこかでは
理解していて、その苦しみから解放したい気持ちがヒーロー狩りへと繋がったのかな、と。
もしも、ユキが超能力者ではなかったら、ヤスヒサは程よいところでヒーローをやっていたような気がする。
皮肉という意味では、彼が忌み嫌うタイツ男が、まさかのマコトだったこと。
あそこの絶叫、胸にずんと来ました。
最終的に、ヤスヒサも超能力者として目覚めるわけだけど、あのシーンは照明の演出も含めて怖かったな。
あそこの新開さんの演技が、ちょっとイッちゃった感じでね。観たことない新開さんだった。すごい。
埋れ木さんの演劇ではちょっと珍しいシーンだった気がする。
ヤスヒサの超能力はX-MENでいうところのローグのそれに近いような気がするんだけど、X-MEN知らなかったら、
あそこのくだりはちょっと分からなかったかもしれない。X-MEN万歳。私はマグニートー寄りですけど。
ヤスヒサが姉思いであると同時に、ユキもまた弟思いだなって思う。
配信を巡ってシノブと対峙するシーンが2回あるけれど、そのどちらも星野さんがすごくカッコよかった。
EDで出動するマコトとヤスヒサに向かって「ワンオペだからね!」と声をかけるシーン、何だかちょっと
ニンマリしてしまった。
あの終わり方大好き。
安田姉弟の非日常的な日常に幸あれ。

田畠タツキ(高村颯志さん)
末次しろ(たなべさん)

めちゃくちゃ良い友達なんですよね、この二人。いや、ほんとに。
こういう仲間は大事にしないといけない。lieber最高。
はっきりしないマコトに対して、モヤモヤしつつも見守る人が多い中、唯一、真っ向から
ぶつかるタツキ。
個人的には、彼の言い分は至極もっともで、マコトに対して、
「もういいじゃん、言っちゃえよ!」と私は心の中で何度思ったか。
でも、彼もマコトのことは大好きなんですよね。
衝突している時も「一緒にやりたい」とポツリと漏らす姿を少しウルウルしながら観ておりました。
まだ衝突する前だけど、彼がマコトに対して
「普通に友達じゃん」
というところ。大好きでした。いいやつ過ぎるぜ、タツキ。

しろもまた良いやつなんですよね。
めちゃめちゃ口軽そうなんだけど、マコトの秘密については頑なに口を閉ざすし、あの手この手で
どうにかこうにか、マコトの疑惑を晴らそうとする。まぁ、あんまり効き目はなかったけれど(笑)。
でも、それが、しろという女の子を象徴していたような気もする。
マコトと同じく、彼女もまたどちらかというと不器用なんだろうなぁという気が。
マコトにとって、唯一、秘密を共有しているしろの存在ってすごく大きかったんじゃないかな。
ある意味、ヒロイン級の存在。

私、高村さんもたなべさんも大好きで、お二人が、大好きな埋れ木さんの舞台に出演するって言う
だけで、嬉しかったのに、同級生っていう設定でもう悶絶寸前。
冒頭、打ち上げのシーンで、楽しそうにしているお二人を見て、私はもうニヤニヤが止まりませんでした。
あぁ、幸せ。二人だけの会話シーンも観てみたかった。
そして、何となく予想はしていたけど、高村さんはやはり歌声も美声でした。

白井サトル(尾形悟さん)
野田央(佐藤友美さん)
竹内剛士(大垣友さん)

実は本作で私が一番涙したのは、サトルのプロポーズのシーン。
いやー、これ・・・どう表現すればいいんでしょうね。
サトルが「結婚しようか」って言った途端、私の涙腺大崩壊。
語彙力がなくて本当に申し訳ないんだけれど、それ以前に、このシーンを言葉で評するのも
なんか野暮というか。
プロポーズとしては映画等含めても屈指の名シーンだと私は思います。
ここに至る直前、ヒーローに対する支援の話題があるんだけど、ここも良かったんですよね。
サトルはそんなに熱いキャラではないんだけれど、このシーンの尾形さんの演技、静かだけれど、
すごい熱量を感じて素敵だなと思いました。
サトル大好き。

とは言え、12年待たされたナカバも、まぁ、我慢したなという感じ。
私の周りには12年付き合ってるのに結婚できずに別れたカップルがゴロゴロいるので、ちょっと
他人事じゃない感じで観ておりました。
何とかなっておめでとうございます。
でも、ホント信じてないと、こんなには待てないですよね。
内心、忸怩たるものはあったろうと思うけれど、お互いを信用していればこその12年間だった気が。
ナカバにしてもサトルにしても、懐が深いんだろうな。ビッグカップル。
佐藤さん演じるナカバは、まさに懐深いナカバだった気がします。
さっぱりした感じが似合ってたなぁ。

マコトの人徳によるものだろうけど先輩にも恵まれてますよね。
ツヨシ先輩、最高すぎでしょ。
まぁ、だいたいバイト先の先輩なんて、面白半分で後輩の恋愛を焚きつけたりするものだけど、
彼の場合、全然、面白半分じゃないんですよね。
全力で応援してる。いいやつすぎる。
そんでまた優しいんですよね。
マコトの悩みを察してはいるけれど、それをlieberのメンバーのように、どストレートに切り込まない。
自信が抱える思いをマコトに明かすことで、話しやすい空気は作るけど、それ以上は促さない。
結局、マコトは彼に話すことは無かったけれど、その優しさはきっと伝わったんじゃないですかね。
すげー軽い感じがする人だけど、めちゃくちゃいい人。大好き。
「やってんなぁ」はちょっと真似したくなる(笑)。
大垣さんがまたはまり役でしたね。すごく良かった。
そして高村さんに劣らぬ美声。
生演奏まで聴かせて頂いてありがとうございます。
私もつられて思わず拍手しそうになりました。

古舘ハルコ(工藤夏姫さん)
矢吹悠(大瀬さゆりさん)

ハルコはユウと話している時が一番魅力的なんだけど、かなり印象に残っているのが、ユキが
持てる者、持たざる者について問いかけるシーン。
ハルコの「良い使い方を見つけてくれたら、うれしいですよね」と答えたのには、思わず心の中で
唸り声をあげてしまった。すげーな、ハルコ。パンチ力十分。
それにしてもハルコのユウへの友人としての愛情が半端ない。
でも、この二人の関係って、観ててすごく素敵だなぁって思った。
終盤、マコトにデレデレのユウにツッコミを入れるシーンが大好きでしたね。工藤さん大好き。
工藤さんは前回公演に続き、物販で応対していただきました。
前回、口約束割りでTシャツを購入させて頂いたので、私はちゃんと約束通りTシャツを着て
観劇しておりました。
余りにも寒すぎたので、インナーのインナーのインナーでしたけど。
お見せできなくて残念ですが、ちゃんと着ていきました。

ユウはヒロインという立ち位置(なんだと思う)。
マコトがあんなんなので、ユウはグイグイ行くタイプかと思いきや、そうでもないんですよね。
二人とも似たような感じなので、何というか、微笑ましくも、初々しくも、危なっかしく
拝見しておりました。
いやー、しかし、それにしてもオープン前のBARでのイチャつきは参りました。
なんか年甲斐もなく、恥ずかしくなっちゃいましたよ。
え?いいの?見ていいの??みたいな。
映画とかだとああいうシーン観ても、あー、へー、みたいな感じで終わるけど、舞台だと
また何ともアレですな。いやぁ、慣れない。
ユウ役の大瀬さんも私は大好きなんですけど、まさか、埋れ木さんの舞台で大瀬さんを
拝見できるとは!
ユウみたいなふんわりした役はやっぱりお似合いになりますね。

寺島武史(藤本康平さん)
久米田耕平(羽田敬之さん)
島袋忍(佐瀬ののみさん)

様々な命題が飛び交う中で、私には一番身近に感じられたものを提示してくれたお三方。

仕事人としての使命、責任と、私人としてのモラル。
揺れ動くテラジマとシノブの議論を、一歩離れたところから見守るクメダ。

シノブは結局、ヤスヒサの配信を諦めるし、観ていた私もそれで良いとは思った。
けれど、プロとしてどうあるべきか。配信者として一定のプライドを持つ彼女にとって、
その決断は非常に重かったであろう事を思うと、手放しで良かったね、とは言えないのかなと感じた。
書き手の意図は別にして、YouTuberとしてのシノブは炎上を以てよしとするようなタイプではなく、
むしろ、ジャーナリストに近いスタンスを貫いていたように思える。
最終的にヒーロー稼業を続けることになったマコトとヤスヒサを、何かしらの形で支えることに
なるんだろうなと思いながら観ておりました。

演じられた佐瀬さん、登場時に名刺を出すシーンがあるんだけど、これがカッコよかった。
思わず、声に出しそうになってしまいました。
そして着ていたジャンパーなのかストラップなのかちょっと分からなかったけど、襟元のPolaroidのロゴ!
あれは私物なんですかね。
わー、あれ良いなーと本筋と関係ないところで、少々テンションを上げておりました。

テラジマとクメダは良いコンビですよね。
私は仕事の有り様と言うことに関しては、頭ではクメダの見解を理解しているし、支持するものの、
身体の反応としては間違いなくテラジマのそれと一致する。
クメダが言う「責任とか、ゆっくりでいいと思うんですよね」って言う言葉は、刺さったなぁ。
心の中で唸り声を上げておりました。

登場時の藤本さん演じるテラジマ、スゴく好きでした。
あのダラっとしためんどくさそうな感じがたまらない。
ある意味、大物感があって、私は当初、テラジマとクメダの関係は逆なのかと思ってました。

さぁ、そして羽田さん。
『降っただけで雨』の大久保と同様、スーツでの登場だったけれど、何だか大久保の未来の姿のように感じて、
一人でニヤついておりました。
頑固で熱血漢だった大久保が、あれから修羅場をくぐり抜けると、クメダのようになるんじゃないのかなって。
妄想が止まりません。
羽田さんはTwitterを拝見していて、あぁ、人柄的にも素敵な方だなと感じてはいたけれど、実際に改めてお姿を
拝見していると、ホントに紳士であり真摯な方だなぁと終演時のコールの一礼を観て感じました。

作・演出 久保磨介さん

まずは2周年おめでとうございます。
私は『降っただけで雨』から観劇させていただいている新参者ですが、あれから色んな舞台を拝見して、埋れ木
さんが提唱する「変わったことはしない」と言う理念をここに来てようやく感じられるようになってきました。
これから先、5年、10年、100年と続くことを願います。
今回も素晴らしい時間を過ごさせて頂きました。

劇団の皆さま、役者の皆さま、素晴らしい舞台を本当にありがとうございました!
彗星はいつも一人

彗星はいつも一人

ことのはbox

武蔵野芸能劇場 小劇場(東京都)

2019/12/12 (木) ~ 2019/12/15 (日)公演終了

満足度★★★★

キャラメルボックスの 脚本、やはり面白かったです!

ネタバレBOX

不老不死の身は、悲しいこともあるけれど、
ぎゃくに良いこともいっぱいあるということで、
1年の尺度も違ってきますが、心をほっこりさせてもらいました!
埋める日

埋める日

スポンジ

OFF・OFFシアター(東京都)

2019/12/19 (木) ~ 2019/12/23 (月)公演終了

満足度★★★★

埋めるために掘り起こす、泥土に塗れて。 埋まっていたミゾを葬事して曝す、処分し 解読し 風化して夢散したそのあとに残る”健全な”オモテに偲ぶ事の有難味が忍ばれる・・・。 ときに投入される違和感は過剰に映り引いてしまったけれど・・・顰めつつ思う、現実に受けるであろう感じ様はこんなものかもしれないなぁ。

lost memory(東京)

lost memory(東京)

劇団1mg

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2019/12/18 (水) ~ 2019/12/22 (日)公演終了

満足度★★★★

ストーリーはなかなか面白かった。テンポも良いし、パワーも感じる。あえて難点を言うと、動きにもセリフにもメリハリが足りない。良い意味でのデフォルメがあった方が、場が締まったのになと思うシーンがいくつかあった。活きの良い出演者もいるので、今後を楽しみにしたい。

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