
喜劇王暗殺
トツゲキ倶楽部
「劇」小劇場(東京都)
2025/11/19 (水) ~ 2025/11/23 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
ニアミスの史実から、こんな話が作れるとはイイですね。いかにもトツゲキらしい舞台、大いに楽しめました。劇団員さん達のアフタートークも参考になりました。

MOON 全公演終了しました、ご来場ありがとうございました!
KUROGOKU
シアターシャイン(東京都)
2025/11/19 (水) ~ 2025/11/23 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
ここまで面白い不条理コメディは久しぶりです。確かにバブリーな時代の雰囲気がありますね。色々考えさせられて、いい時間を過ごせました。

喜劇 芝居で見せる あづま通り物語
演劇なかま高円寺
座・高円寺2(東京都)
2025/11/15 (土) ~ 2025/11/16 (日)公演終了

全校ワックス
システマ・アンジェリカ
早稲田大学学生会館B202(東京都)
2025/11/20 (木) ~ 2025/11/22 (土)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
鑑賞日2025/11/21 (金) 13:00
主宰/作/演出の鈴木浩祐さんは吹奏楽部の2年の時、演劇部が上演していた『全校ワックス』(中村勉作)を見られて大学では演劇をやると決め、今、学生になり演劇をしていて、そしてその『全校ワックス』を演出し、上演されたのだ。
二つの versionが在るとのことでその二つを混ぜ、後半を潤色されたと伺った。
これまで中村勉先生の作品は多く拝見して来ているけど、全校ワックスは拝見してなかったので、楽しみにしていた。
少し陰/毒を含んだ、でも、高校生達がそこに居る作品だった。
神戸で育ったので、学校は上履きの無い、自分の靴で動いていた。ワックスは年に何度か業者が引いていた。結構匂いがきつかった。
この 6人の高校は生徒にやらせるんだ。そこに日常が、平常に、少しだけ陰や僅かに毒を含んだドラマが生まれる。いや皆、十分明るいのだけど。面白かった。女子生徒はベースを固め、江川役の彼がユニークさを担っていた。

MOON 全公演終了しました、ご来場ありがとうございました!
KUROGOKU
シアターシャイン(東京都)
2025/11/19 (水) ~ 2025/11/23 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
前公演に続いての如月小春 作品、面白い。
初演は バブル経済全盛期の1989(平成元)年、自分は未見。タイトルが「MOON」であるが、劇中では別の形でも表現される。詩的な印象であるが、内容は極めて私的であり人の心情をクッキリ表している。そして時代背景から長時間 過密労働という社会問題や疎外感といった事象が垣間見えてくる。労働者の代替など何人もおり、馘になっても無関心・無関係を装う。公演は 時代感覚/状況も大切にしており、携帯電話もパソコンも出てこない。
荒唐無稽のような展開に思えるが、それは比喩を紡ぎ人の心の空虚さ…「私はとても素敵なトースターを持っています・・・朝、夫がでかけたあと、私は一日中トースターを抱いています」を表している。そして物語の舞台となる夫婦の住居(マンション)も老朽化すれば取り壊し、新たな建物へ。人もモノも古く使い物にならなくなれば捨て 壊してしまう。今の時代に この演目を上演するのは、何となくコロナ禍を経て不寛容で無関心といった風潮に似ているような気がしてならない。勿論 労働環境(事情)は異なるが…。
少しネタバレするが、物語の中心になる夫婦の夫 ウエシタコーゾが、事件の概要を独白するところから始まる。夫が主人公で その観点で展開していくのかと思っていたが、いつの間にか 妻 のの が主役に代わっている。その視点こそが物語の芯であろう。
(上演時間1時間45分 休憩なし)

どん底
PRAY▶︎
浅草九劇(東京都)
2025/11/19 (水) ~ 2025/11/23 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
どう考えても這いあがれない状況、なじり合い、容赦ない言葉の応酬に下手すればゲンナリしそうなものだけれど、何だろう、このふてぶてしいくらいの生命力
思わず圧倒され見入ってしまい、死にゆく女性の情念に息を呑む
Vの字に突き出た舞台演出で更に迫力がドーン!
ロシアの古典作品であり名前も出てくる地名もそのままロシアなのに、違和感無く日本各地の方言が飛び交って、すんなり馴染めてしまうのも良かったです

THIS HOUSE
JACROW
新宿シアタートップス(東京都)
2025/11/19 (水) ~ 2025/11/25 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
T.REXの「Get It On」の合唱からスタート。
Get it on, bang a gong, get it on
ヤろうぜ、ゴングを鳴らせ、ヤろうぜ。
よっぽどグラム・ロックが好きなんだな、と思っていたがデヴィッド・ボウイの「Rock ‘n’ Roll Suicide」も「Five Years」も戯曲の指定だそうだ。
1974年2月イギリス総選挙にて労働党が政権を握る。全635議席(過半数318議席)中、労働党301議席、保守党297議席、その他36議席。法案を通すには常に少数政党の協力を仰がねばならないギリギリの事態。院内幹事=執行部はあの手この手で政権の維持を図る。
谷仲恵輔氏から幹事長の後継者に指名された熊野善啓氏は労働党政権を維持する為に試行錯誤し苦しみ抜く。自分の器に余りある仕事、だが泣き言を言っても誰も助けてはくれない。次から次へと造反、スキャンダル、病気···、トラブルの雨あられ。
保守党(俗称・トーリー党)、党のカラーは青。中流階級出身が多数。
佐藤貴也氏、今里真氏、小平伸一郎氏。
労働党、党のカラーは赤。労働者階級、労働組合出身が大多数。
谷仲恵輔氏、狩野和馬氏、熊野善啓氏、芦原健介氏、福田真夕さん。
ユージュアル・チャネル(Usual channels)=「通常の経路」と隠語で呼ばれる非公式の取り引き。与党と野党の院内幹事が議会前にするオフレコの打ち合わせ。これがあることで最低限の信頼関係が得られた。
ペアリング(Pairing)=重要な採決に参加出来ない議員がいた場合、ユージュアル・チャネルで互いの欠員数を揃えるように調整する非公式の取り引き。
奇矯な発言と突飛な行動で世間を混乱させる三原一太氏。山里亮太や鈴木もぐらっぽいか。
病身を押し老体に鞭打ち、党に身を捧げる大竹周作氏は大泉滉や本田博太郎っぽい。
どこの国でもやってることは一緒。所詮人間。
是非観に行って頂きたい。

MOON 全公演終了しました、ご来場ありがとうございました!
KUROGOKU
シアターシャイン(東京都)
2025/11/19 (水) ~ 2025/11/23 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
素直に観るとタイトルから想像されるような詩的作品という解釈が成り立ちそれはそれで極めて印象的な作品である。先ずはこの自然に導かれる解釈からゆく。

再生ミセスフィクションズ3
Mrs.fictions
武蔵野芸能劇場 小劇場(東京都)
2025/11/13 (木) ~ 2025/11/17 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
どのお話も面白かったです。前説の時にいた怪人には笑わせていただきました。何だったんだ…バックに流れていた曲も気になりました(笑)

喜劇王暗殺
トツゲキ倶楽部
「劇」小劇場(東京都)
2025/11/19 (水) ~ 2025/11/23 (日)公演終了

【急募】20 代⼥性限定/短時間⾼収⼊/髪⾊ネイル⾃由/未経験可/容姿端麗な⽅歓迎/誰にでもできる簡単なお仕事です
人間嫌い
Paperback Studio(東京都)
2025/11/14 (金) ~ 2025/11/16 (日)公演終了

星の流れに
羽原組
赤坂RED/THEATER(東京都)
2025/11/18 (火) ~ 2025/11/24 (月)公演終了

喜劇王暗殺
トツゲキ倶楽部
「劇」小劇場(東京都)
2025/11/19 (水) ~ 2025/11/23 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
実際の史実と想像を織り交ぜた舞台。五・一五事件の前日から当日を、ひとつのカフェを中心に描き、当時の人々のさまざまな想いが絡み合っていきます。時代背景はシリアスでありながら、随所にユーモアもあり、見応えがあって楽しめました。
最後が、この劇団らしい前向きな終わり方だったのも良かったです。

Too Young
ワタナベエンターテインメント
紀伊國屋ホール(東京都)
2025/11/13 (木) ~ 2025/11/24 (月)公演終了
実演鑑賞
心に何かしら屈折したものを抱え身動き出来ずにいた登場人物たちが
調査に関わっていくことをきっかけに自分の内面を掘り起こし向き合うことで
前向きに一歩を踏み出し始める物語。
終盤、短時間ながら、90度程回転し横顔を覗かせ、存在感と象徴性で
観る者に訴えかけてくる廻り舞台のセットも効果的で秀逸。

星の流れに
羽原組
赤坂RED/THEATER(東京都)
2025/11/18 (火) ~ 2025/11/24 (月)公演終了

PINK THUNDER
Superb Sick Squad
萬劇場(東京都)
2025/11/19 (水) ~ 2025/11/23 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
昨年の公演が面白く、そのときに出ていたご贔屓の役者が今回も出演するというので拝見。昨年以上に踊りまくるエネルギッシュな舞台。

星の流れに
羽原組
赤坂RED/THEATER(東京都)
2025/11/18 (火) ~ 2025/11/24 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
太平洋戦争後の昭和23年の東京上野での物語
底辺から成り上がり 自分の夢を掴もうとして
もがき這い上がろうとする話でありました
レトロな昭和歌謡と当時に合わせた衣装で
レビューをするミュージカル調の芝居で
ありながらも 戦争の悲惨さも
とても伝わってくる話となっていた
2時間の長尺ながらも
その長さを感じ取らせない 熱量があった♫

メアリーという名の姉
劇団かに座
横浜関内ホール(神奈川県)
2025/11/15 (土) ~ 2025/11/16 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
舞台設定は 昭和55年であり
黒電話など小道具も配して
舞台セットも木の柱に土壁の居間を
再現してました
とても丁寧に作り込まれていた
そして説明からも分かる通り
昭和の人情物であり
家族間の確執や思いやり等
様々な感情の方向を上手に
舞台上で見せていました
休憩を含めて2時間10分の長作品で
見応えありました

星の流れに
羽原組
赤坂RED/THEATER(東京都)
2025/11/18 (火) ~ 2025/11/24 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
面白い、お薦め。
1948(昭和23)年の東京 上野を舞台にした群像劇。公演の魅力は、表層的には 戦争による荒廃とそこから立ち上がろうとする人々の姿を 昭和歌謡とダンスで観(魅)せる。その奥には戦争という最悪の不条理が描かれている。登場する人物の1人ひとりに戦争がもたらした精神・肉体などの苦悩や痛みを点描させ、劇中の言葉にある「戦争は理不尽な怪物」を表していく。
説明にある「この焼け跡にアタシらの為のアタシらの国、独立国を作ろう!」と、そこには国の言うことを信じてばかりではダメ。物語の核心でもある自主/自立の精神が芽生え、戦後の混乱期を生き抜いてやろうという気概が立ち上がる。歌とダンスシーンを支えているのが音響/音楽と照明効果で、素舞台にも関わらずエンターテインメントの魅力を存分に発揮している。重厚な内容を軽妙な展開で という不思議なアンバランスが見所の1つ。
(上演時間2時間 休憩なし)

星の流れに
羽原組
赤坂RED/THEATER(東京都)
2025/11/18 (火) ~ 2025/11/24 (月)公演終了