最新の観てきた!クチコミ一覧

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往転

往転

KAKUTA

本多劇場(東京都)

2020/02/20 (木) ~ 2020/03/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

初演からほぼ十年がかりで、面白い芝居ができた。三演目という。
東京から仙台へ向かう深夜バスが、たまたま荒天で横転事故を起こしたために乗り合わせた人々の人生を狂わせていく。乗り合わせ、というのは一つのパターンではあるが、そこに、現代社会の風俗、風景が面白く織り込まれていて、優れた現代劇になった。
技術的にも工夫が凝らされていて、見ていて、おや?とひかかったところは、後に見事に回収されていき、そこに、現代社会の断面が顔を出す。
長い間KAKUTAで芝居をやってきた桑原裕子らしい地道な努力が実を結んでいる。それを見て、俳優たちも集まってくる。今回は、なんといっても、峯村リエと小島聖。どちらも、小劇場でも、大劇場でもこなせる力のある女優だが、戯曲にこたえて現代を生きる女性を見事に演じている。いまの社会に確かにいる切なく生きる女性像だ。(忘れずに小島聖には今年の女優賞を上げてください!!)入江雅人もうまい。こういう中途半端な人間は演じにくいのだが、中年は寄る辺ない寂しい存在なのだ。俳優はそれぞれしどころで力を発揮して、本多の舞台が狭く見える。
思わぬウイルス騒動で客足にぶったか、八割の入りは残念だ。今年は「ひとよ」も再演するという。こちらは映画版で田中裕子の快演を見たばかりだ。楽しみだ。

色指南 ~或る噺家の恋〜

色指南 ~或る噺家の恋〜

劇団ドガドガプラス

浅草東洋館(浅草フランス座演芸場)(東京都)

2020/02/22 (土) ~ 2020/03/02 (月)公演終了

満足度★★★★★

望月監督の生み出す世界は、一度ハマったらもう抜け出せません。
時代背景に裏打ちされた昭和史をもっと深く知った上で観劇されたい方は「望月六郎的日記『中年勃起』」で予習することを是非お薦めします。
混沌とした時代だからこそ、そこに生きる人々の生きざまが歌や踊りも交えて色鮮やかに人間らしく描かれ、その世界に酔いしれてしまいます。
また、役者陣の顔ぶれも、別格の座長、看板女優、新看板女優をはじめとする劇団員のみならず、お馴染みの客演の方々にニューフェイスも加わって、本当に面白い群像劇に仕上がってます。
気になった方はまず一歩この世界に足を踏み入れてみましょう♪
そして、一緒にドガドガプラスを盛り上げていきましょう♪♪
「めざせ!浅草公会堂!!!」

肩に隠るる小さき君は

肩に隠るる小さき君は

椿組

ザ・スズナリ(東京都)

2020/02/26 (水) ~ 2020/03/03 (火)公演終了

昨日の夜は冷え込んでいた。会場もちょっと寒かったけど、観ていて心があったかになったのでちょうどよかったかも。全体としてみればハートウォーミングなドラマというわけではないけど、役者さんたち一人一人を観ているとその演技はあったかな感じがしたというか。

社会の柱

社会の柱

新国立劇場演劇研修所

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2020/02/21 (金) ~ 2020/02/26 (水)公演終了

満足度★★★★

大作に挑んだ第13期修了公演。見応えあり。彼らが演じてこそのこの作品、という印象も。
幻想劇を書いていたイプセンが現代劇の作家となる転機の作品、とパンフあったが、昨年上演のあった「リーグ・オブ・ユース~青年同盟~」(雷ストレンジャーズ)がむしろ転換期の作品で、今作は既に現代社会劇の範疇に思えた。39歳で「ペールギュント」を書き、上記の作を経てその十年後に「社会の柱」、となっている。以後間をおかず「人形の家」「幽霊」「民衆の敵」とイプセンの代名詞となる作品が続くが、その始点と言える「社会の柱」が初々しく感じられるのは、人間の良心に頼んでのハッピーエンドだからか。
こううまくは行かない、と思える余地が多分にあっても、卑小な人間を新人らが体当たりで演じる姿はいささか出来すぎた結末も感動をもって受け取れた。この町随一の有力者という地位と富を危うくしてでも真実を告白するに至った男、カルステンの爪の垢をこの国のトップに進呈したい。

色指南 ~或る噺家の恋〜

色指南 ~或る噺家の恋〜

劇団ドガドガプラス

浅草東洋館(浅草フランス座演芸場)(東京都)

2020/02/22 (土) ~ 2020/03/02 (月)公演終了

満足度★★★★★

戦時中の吉原で、謎の男録助を探し求める噺家青竹雨之雀。落語以外はからきしダメな優男だけど、何とも色気があって魅力的。一方の録助も一見地味なのに紐解かれていく人生に目が離せなくなる。そして若い女うめのも運命を受け入れながら何かを待っている。美しく悲しいけれどたくましい廓の女性たちや、戦果に湧く時代に不自由な中で元気に生き抜く人々に、当時はこれが当たり前だったんだなと思いを馳せてしまう。そんな時代に、この二人の男たちは自分の道を極めようとする。ワクワクする。
ドガドガならではの歌もダンスも楽しく、特に茜(神田川侑希)とうめの(大岸明日香)のしっとりしたナンバーは酔いしれてしまう。
大満足の一作です。

往転

往転

KAKUTA

本多劇場(東京都)

2020/02/20 (木) ~ 2020/03/01 (日)公演終了

満足度★★★

鑑賞日2020/02/27 (木) 19:00

145分。休憩なし。

「帽子と預言者」 「鳥が鳴き止む時-占領下のラマッラ-」

「帽子と預言者」 「鳥が鳴き止む時-占領下のラマッラ-」

名取事務所

「劇」小劇場(東京都)

2020/02/20 (木) ~ 2020/03/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

遠い国の話。だが。。日本には判官贔屓、宵越しの金は持たぬなんてのがあるが、予測づくが通る端から予測外が湧いてくる人間の(バランス感覚の)妙。天の邪鬼は集団的狂気から集団を救う。今の逆をやって見ようと思えるかは心の健康のバロメータ。
・・んな事で、これは観るべし。という事の他言うべき事がない。
(無論、芝居は言う事なし。)

紙屋悦子の青春

紙屋悦子の青春

コンブリ団

AI・HALL(兵庫県)

2020/01/17 (金) ~ 2020/01/19 (日)公演終了

満足度★★★★★

千秋楽観劇。

両親を亡くし、兄夫婦と暮らす悦子は、想いを寄せる明石から別の男性との縁談を勧められる…

終戦間近の日本で、互いに真摯に清廉に生きようとする人達。
古き良き日本の人達の真っ直ぐな生き様が、淡く眩しく切なく、とても素敵に見えた。
戦争ドラマと言うよりは、その当時を生きた人達の生の姿を素朴に描くことで、個々の人達の思いがヒシヒシと凄く伝わってくる良い公演でした。
むっちゃ良かった。

特に女優陣の所作が素晴らしかった。
主演の紙本明子さんも良かったですが、義理の姉で親友という役所の佐藤あいさん(個人的にファン)が昭和の時代感を含め、芝居に芯を通していた気がします。

Pickaroon!<再演>

Pickaroon!<再演>

壱劇屋

DDD AOYAMA CROSS THEATER(東京都)

2020/02/25 (火) ~ 2020/03/01 (日)公演終了

満足度★★★★

この「見てきた」批評でも、年間ベストテンでも評判がいい劇団というので早速拝見。
大阪の劇団はここのところ、iakuとか京都の劇団がいい舞台を見せてくれるので楽しみに見に行った。殺陣を見せ場にして、新感線が登場した時のような、東京にはない新鮮さのある劇団ではある。しかし、新感線登場におよばないのは、つぎの三つ。
まず第一に、芝居にドラマがない。これは詳しく述べるまでもないだろう。新感線の古い映像もDVDで出ているので、見てみるといい。七人というのを真似るなら演劇の基本〈7というのは娯楽時代劇のパターンだ〉も押さえてほしい。音でごまかしてしまうのはいかがなものか。
第二。殺陣は始めから終わりまで続く。体力には感心するが、パターンをもう少し工夫しないとただ賑やかだけで終わってしまう。中段の、階段を動かしながらの対立はよかったが、紙を使った殺陣などは何度も重ねられると、知恵が出尽くした感じで苦しい。昔から序破急というではないか。新感線も最初は走り回るだけと批判を受けたものだが、そのなかで、役者の個性的な肉体を立てて見せ場を作った。
第三.登場人物の衣装は凝っているが、それぞれの役の中身も考えないと。新感線は、ばかばかしいけど、よく工夫されていた。真似をせよと言っているのではない。役を考えておかないと、筋もつまらなくなってしまうということだ。敵役も単調だし、ヒロインのお姫様は、これではかわいそうだ。
熱量はあるのだから、腰を落ち着けて。新しい分野の2.5ディメンションなどの成熟にも挑戦してもらいたい。

ベルナルダ・アルバの家 

ベルナルダ・アルバの家 

関西芸術座

ABCホール (大阪府)

2020/01/17 (金) ~ 2020/01/19 (日)公演終了

満足度★★★★

楽日観劇。

父の喪に服す様、母から強要される5人の娘達。
婚期を逃すなど、抑圧された彼女達の心に隠し秘めたる想いが徐々に露になり、フラストレーションは噴火寸前に…

女性の陰鬱たる想いが凄かった。
しっかりとしたドラマを見た気がする。
満足です!

「帽子と預言者」 「鳥が鳴き止む時-占領下のラマッラ-」

「帽子と預言者」 「鳥が鳴き止む時-占領下のラマッラ-」

名取事務所

「劇」小劇場(東京都)

2020/02/20 (木) ~ 2020/03/01 (日)公演終了

満足度★★★★

背景を知らないと難しいものです。

ネタバレBOX

『帽子と預言者』  変てこな帽子に似た無生物的な、それでもしゃべる宇宙人らしき物体を殺した殺さないで裁判する不条理劇。

侵略目的かどうかは定かでありませんが、少なくとも地球に落ちて来た宇宙人は帽子をかぶったイスラエル人のことなのか、良く分かりませんでした。裁かれた男は最後両手を横に広げキリストのようにも見えましたが、やはり良く分かりませんでした。

『鳥が鳴き止む時-占領下のラマッラー』  イスラエル軍が侵攻してくる様子を描いた話。

ウードという弦楽器の演奏もありました。
「友達を、焼いた。」

「友達を、焼いた。」

無名劇団

浄土宗應典院 本堂(大阪府)

2020/01/16 (木) ~ 2020/01/19 (日)公演終了

満足度★★★★

コモンズフェスタ2020の『君と私のいくつかの話』観劇

■ペットとわたし:一般募集したペットとのエピソードの朗読劇

■無名劇団:ペットを失う悲しみ「友達を、焼いた」

2つの公演のコラボでした。
双方とも、涙溢れた。

私事ながら、我が家の愛犬は家に来て2年、少しの段差も怖がる保護犬でしたが、今ではピョンピョン!
年齢不詳(多分12-4歳)だが、長生きして欲しいものです。
なんて思いながら、拝見しました。



以下は、無名劇団さんの公演とは関係有りませんが、当日のコモンズフェスタにて、拝見した演目は下記の通り。
■『8mmフィルムソフトを観よう!』
■ハコボレ『密墓→はこがえし』
■たんぽぽの家 アートセンターHANA『僕がうまれた日』
■HIxTO『身体と気づきの広場』
を観劇の後、「ペットとわたし」さんと「無名劇団」さんを拝見しました。

破稿 銀河鉄道の夜

破稿 銀河鉄道の夜

いるかHotel

神戸アートビレッジセンター(兵庫県)

2020/01/15 (水) ~ 2020/01/19 (日)公演終了

満足度★★★★

Aチーム観劇。

阪神淡路大震災から1年半後の高校演劇部を描いた「銀河鉄道の夜」!
賢治の言葉が、震災で立ち止まっていた人々の背中を、優しく後押ししてくれる。

呑気な前半と対照的なラスト!
涙溢れた。
感動した!

当時思い出すだけで涙してしまうが、0歳だった娘も25歳に。
無事に成長してくれた事に感謝。

ゴーレムの記憶

ゴーレムの記憶

劇団夜行列舎

千本桜ホール(東京都)

2020/02/16 (日) ~ 2020/02/23 (日)公演終了

満足度★★★★

難解でした。最後の袋小路に突き当たっても、人は生きていく。ってテーマなのかなぁ。ってぐらいしか。

劇の劇

劇の劇

壱劇屋

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2020/01/10 (金) ~ 2020/01/13 (月)公演終了

満足度★★★★

大阪楽日観劇

出演者3人というコンパクトな公演!
ですが、この3人がほぼ出ずっぱり、踊りっぱなしの90分。
劇の劇からの…シュレジンガーの猫まで、
入れこ入れこ…からのダンス!
ダンスも三人三様で面白く、紅一点・高安智美さんが目お引きました。

とっても壱劇屋さん、とっても大熊さんな公演でした。

12のユーモレスク

12のユーモレスク

AI・HALL

AI・HALL(兵庫県)

2020/01/11 (土) ~ 2020/01/12 (日)公演終了

満足度★★★★★

Bプロ初日観劇。
バラエティに富む6つの話でした。
興味深く、見応え十分でした。

■変身
半分だけ成虫で、残り半分は幼虫でも…

■家族会議
男の先生に、お母さんになって!って…
その顛末も良かった。

■キャンパス、10枚
NailとGalが、カッケー!
頑張れって応援が聞こえた。

■こえをきいて
先生の代わりに、側に居る。
私じゃダメ?

■言葉足らず
片言縄文人、面白っ!
新しい表現だった。

■佐ヱ子の庭
痴呆の母と思ったら父が。
夫婦仲良く終わりたいものです。

12のユーモレスク

12のユーモレスク

AI・HALL

AI・HALL(兵庫県)

2020/01/11 (土) ~ 2020/01/12 (日)公演終了

満足度★★★★

Aプロ初日観劇。
しっかり10分で一つの物語になっていた。
良かった!

■まつろう人々
観光or神様。神様に認められないと…

■くたばる前に生きる
死は魅力的?

■似たもの同志
映研先輩後輩は似た者同志?
その対比が面白い。

■なんでもない日
愛してる。
誕生日のお祝いができる幸せ!

■骨壺
子亡くす悲しみが強烈でした。

■鳥
再婚上手く行かず、結局…

肩に隠るる小さき君は

肩に隠るる小さき君は

椿組

ザ・スズナリ(東京都)

2020/02/26 (水) ~ 2020/03/03 (火)公演終了

満足度★★★★★

ここ数日のイベント自粛ムードの中、正直キャンセルの文字も頭をよぎったけど、これは観に来てよかった。ある日舞師匠の家を舞台に、昭和9年2月から2.26事件前夜までの2年を描いた2時間。

ネタバレBOX

席につくと流れていたのは藤本二三吉の「丸の内音頭」。続いて二村定一「アラビヤの唄」、関種子「雨に咲く花」、中野忠晴「小さな喫茶店」等々、昭和初期から昭和10年ぐらいまでのヒット曲(東海林太郎と藤山一郎は226以降の曲かも)。SP盤時代だからスクラッチノイズ混じりの復刻音源だけど、なかなかいい時間でした。
ISLAND SONG

ISLAND SONG

Musical Current

溝ノ口劇場(神奈川県)

2020/02/19 (水) ~ 2020/03/01 (日)公演終了

満足度★★★

 歌を聴くだけならお勧め。(追記後送)

ネタバレBOX

 非常に立派なパンフレットが用意され、全員音大の声楽科出身? と思わせるほど歌は頗る上手い。然し脚本は、凡庸だ。NYに出て一旗揚げようとしている男女10人の在り様を描いているのだが、ジュリアーニが市長になって以降劇的に治安は良くなったもののNYの闇の部分やソーホー地区、地下鉄で、その直前迄荒れ狂っていた暴力、殺人、恐喝やレイプといった犯罪、麻薬、アル中、ギャングの残滓は、都市の持つ腸として機能していよう。因みに自分がNYを訪れたのは1999年暮れ、中古の拳銃ならSWチーフスペシャルの値段は100$だった。3流ホテル1泊120~140$よりずっと安い。
Pickaroon!<再演>

Pickaroon!<再演>

壱劇屋

DDD AOYAMA CROSS THEATER(東京都)

2020/02/25 (火) ~ 2020/03/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2020/02/27 (木) 14:00

135分。休憩なし。

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