
エンれぱ!Vol.10
しむじゃっく
新中野ワニズホール ( Waniz Hall )(東京都)
2019/12/25 (水) ~ 2019/12/29 (日)公演終了
満足度★★★★
「193」はゲネのトップバッターということもあってか、出だしが二人とも固かった。男性側はちょっと表情が無さすぎかな
愛嬌が大事な役だけに、台詞に抑揚と句読点を付けたほうがよい
南さんはシリアスな台詞はなかなか良い。コメディというか笑わせる部分は間が難しいよなと
「恥」先輩役の人良いなあ。声がちょっと掠れてたけど、演技がちゃんとしていると声に関してはあまり気にならない
「春に」この作品は初見。エンれぱではあまり見ない独特の雰囲気の作品。3人の役者がしっかりとその雰囲気を体現できていた。もっとやっちゃってもいいくらいではあるふわふわ感
「透明人間、消える」やっぱり楽しい作品。役者さんみんな良かったけど特に熊倉有紀乃さんが良かったかな
今村さんはなんかたすいち石井さんっぽくて笑ってしまった
一番面白いところと一番盛り上がるところを意識して、もっとチームで作ったほうが良くなると思った
「紙風船」台詞はほとんど原作のままだったけど、服装とか登場人物は現代風になっていて
正直ちょっと中途半端になってしまってたかな。紙風船がゴム風船だったのもちょっと良くないかなと
台詞が綺麗なので全部現代にするのもちょっと躊躇われるよなと
役者二人は悪くなかった。特におしうみさんが楽しくしている表情は若い妻という感じでとても魅力的だった
この戯曲自体はやはり凄く良いので読み合わせカフェで読んでみたいなと思った
「ミートソース・グラヴィティ」これは本当に面白い戯曲
見ていて読み合わせカフェで凄く読んでみたくてしょうがなくなった
てか、エンれぱと読み合わせカフェでコラボ企画とかすると良いと思う

真夏の夜の夢
dysmic Entertainment
in→dependent theatre 2nd(大阪府)
2019/07/19 (金) ~ 2019/07/21 (日)公演終了
満足度★★★
dysmic Entertainment さんの 真夏の夜の夢 の初日を観劇
この週末に6ステがn→dependent theatre 2ndさんで上演される舞台
前説に登場したのが劇団壱劇屋さんの 丸山真輝 さんやったのに少しびっくり、演出助手さんなのでそんなに驚くほどでもないのかもですが
そしていよいよ幕が上がるって感じ
シェイクスピアの本を 劇団空組 さんの 空山知永 さんが演出するこの舞台
ダンスで色んな部分を表現されるんですが、4人の男女、妖精王の夫婦、4人の街の住人が微妙に絡みながら影響し合う感じのちょっぴり不思議なお話しって感じですかね
ラストの舞台の中の舞台なかなか

(本公演)ギジレン島最後の7日間
guizillen
インディペンデントシアターOji(東京都)
2019/12/13 (金) ~ 2019/12/22 (日)公演終了
満足度★★★★★
Bチーム
そうだった僕は「霊長類南へ」とか「渚にて」とか「復活の日」とか
人類滅亡モノの小説が大好きなんだった
終末に向かう人たちの姿、生きたり死んだり意味を求めたり
その独特の空気が詰まった世界
大きく広げて見事に収めた素晴らしさと面白さ
ギジレンの良いところはその自由さ
ドラマチックな内容でも自由にふざけるし大抵のことが許容される舞台上の空気
笑いにしても涙にしても熱血や恋愛、ロマンティック以外は許される
世界の終わりが来てもきっとやりたいことが何もない僕も包んでくれる作品

無名劇団第31回公演「プラズマ」
無名劇団
SPACE9(あべのハルカス近鉄本店ウイング館9階)(大阪府)
2019/07/12 (金) ~ 2019/07/15 (月)公演終了
満足度★★★
無名劇団 さんの第31回公演 プラズマ の4ステ目を観劇
SPACE9 で7ステで上演されてる舞台のちょうど折り返しですね
テアトロ新人戯曲賞佳作受賞作品ってバーンっと書かれてたので少し小難しい雰囲気の作品なのかなって思ったら、以外にわかりやすくすんなりと世界観に浸れる感じの舞台
少し変わった感じの三面舞台で上演されてるんですがどこからでも見やすい感じですね
今回の客演さんには 劇団Patch さんの 尾形大悟 さんがご出演
熱い演技を至近距離で観られる感じなのでファンにはたまらないんやないですかね?
普段のPatchさんの舞台やとあれえない距離かも
かなり前半と後半でテイストが変わるような印象
個人的には前半が 無名劇団 さんぽい印象なんですよね
後半少しいい話かな←いい意味で褒めてますw
最初の完売早かったんですが明日の11:00/15:00の2ステは増席とキャンセルで少し余裕があるみたいです
祝日やし少し時間に余裕あったら狙う?

宇宙からの婚約者
川口菊池の二人芝居
イズモギャラリー(東京都)
2019/12/18 (水) ~ 2019/12/23 (月)公演終了
満足度★★★★
観終わって思ったのが冨坂さんにも人間の赤い血が流れてるんだなぁと
前半と後半でだいぶテイストが異なっていて後半のあの感じは予想外で、冨坂さんああいうの書くんだ!って驚いた
ちょっと前に流行ったトロッコの問題をウルトラマンならばどう解決するのか
わかっていたはずなのに改めて思ったのは、菊池泰生は良い役者だということ
カッコ良くも可愛くも見え、シリアスにもコメディにもできる演技で、何より真ん中に置くと見てる側も感情を入れて見てしまうし、外側においても憎めない愛嬌がある
んー好きだなぁ

まってました。
ゆるふ酒
千本桜ホール(東京都)
2019/12/20 (金) ~ 2019/12/22 (日)公演終了
満足度★★
何故か改名した元ゆるふ酒のコント集
シュールで投げっぱなしなネタが多いというかそれだけで構成されて形作られた空間だった
確かな笑いというより、おかしな空間に身を投げた感覚

一寸先の影法師
劇団ZTON
人間座スタジオ(京都府)
2019/07/12 (金) ~ 2019/07/14 (日)公演終了
満足度★★★
劇団ZTON さんの御伽草子「一寸先の影法師」の4ステ目を観劇
京都の 人間座スタジオ さんで8ステが上演されてる舞台
『劇団ZTON、新シリーズ始動』と銘打たれた舞台がこの週末期待のベールを脱いだ感じですかね
この舞台やはり人気で前売りは完売、当日券も微妙な感じですかね
一寸法師って誰でも知ってるお伽話
そのモチーフを上手く使って、作り上げられた世界観
一寸って3.03㎝なんですね
たぶんこの世界の一寸法師はそれより小さい…いや…そのあたりは本編観てのお楽しみですね
そのあたりを巧みに使った設定が素敵な世界観を作り上げられてた印象
高瀬川すてら さんと 為房大輔 さんが新しい新代表となって挑む今回の作品
脚演には 為房大輔 さんで挑まれてるんですよね
殺陣シーンは計算尽くされてる感じでめいっぱい舞台を使われてる印象
そしてこの舞台なかなかに伏線回収もいい感じ
複数回観劇すると新しい楽しみがある感じですね
劇団ZTON さんの御伽草子「一寸先の影法師」の5ステ目をおかわり
この作品って一回だけ観ても間違いなくいい作品なんです
しかし一度観てなるほどそういうことやったのかってなってから、再び観ると全く違う感覚で観られる
そんな素敵な構成になってるのを感じられる作品ですね
ここまで観えていたものが、これほどまで違って観える作品はなかなか出会えないかもしれないな
悪い意味でなく全く違った別の作品が浮かび上がってくるような印象なんです
たぶん役者陣は最初と同じ演技をされてるので、演技の素敵さもあるんですが、巧みな演出がそう感じさせてくれるのかも

THE LAST DAY & THE NEXT DAY
Oi-SCALE
駅前劇場(東京都)
2019/12/18 (水) ~ 2019/12/23 (月)公演終了
満足度★★★★
前作がちょっと作品的に許せない部分があったんだけど、本作は特に問題なく見られた
舞台上の小道具に毎回こだわる劇団だなと
病室って演劇的に便利な場所
人生のドラマもあるし、生も死もある
そして哀しい笑いがある
3時間近い上演時間にケツが悲鳴をあげた
キャラクターはステレオタイプで強くておかしいけど
終始おちょけている空気は、死が近い場所では逆に物悲しい
世にも奇妙な物語3時間スペシャルという感じも
個人の死と存在の死は異なり、何を残すのかを選べるのかという問いかけの物語
正直、演技があまりよくない作・演の方が中心で出ているのはだいぶマイナスかなと
他にも出演者の演技レベルに波が有ったかなと
空気の統一感の無さがシーンのメリハリの無さに繋がってるような気も
上演時間の長さ自体はそこまで気にならなかった

THE ROLE OF
埋れ木
Geki地下Liberty(東京都)
2019/12/18 (水) ~ 2019/12/22 (日)公演終了
満足度★★★★
見応えはドラマ
最近の埋れ木は真正面から青春時代と甘酸っぱさを描くなぁ
良い意味でモヤモヤが心にすごく残る作品
ヒーロー物の世界と普通の大学生の世界が重なりあって滲む世界
もどかしさが凄い主人公を竹内さんがその特性を活かして演じてた
グダグダした人の心情が刺さる
埋れ木の作品の特徴として無駄な間と無駄な喋りがあって、それが独特な作品の空気を作り上げている
本作も、ともすれば違和感が浮き上がるような作りなんだけど、そういった無駄さが現実感を観客に植え付けて、世界観をまとまりあげている
とにかくユニークな作風だと思う

さる沢
肉汁サイドストーリー
吉祥寺 ギャラリーマジェルカ(東京都)
2019/12/12 (木) ~ 2019/12/15 (日)公演終了
満足度★★★★
民話ベースだけにメタファーに溢れてて、対比の構造が物語を形作る
近親と異形間、持つ者持たざる者、交わる儀式
台詞が壁に染み込んでいく様な侘しさ溢れる空気感
独自の見せ方を持っている強さを感じた

DOGS,UNDER THE ROSE!
メガネニカナウ
in→dependent theatre 1st(大阪府)
2019/07/09 (火) ~ 2019/07/15 (月)公演終了
満足度★★★★★
メガネニカナウプロデュース 『DOGS,UNDER THE ROSE!』の初日を観劇
今日から7/15(月)までで10ステが新1stで上演される舞台
全てのステージにアフターイベントが用意されているが、初日はメガネニカナウさん恒例の初日乾杯
もっとギュウギュウの感覚になるかと思ったら丁度いい感じかも
脚本を 幻灯劇場 さんの 藤井颯太郎 さん、演出には 彗星マジック さんの 勝山修平 さん
このお二人の化学反応がどんな感じにみられるのかも期待の舞台
個人的なイメージは人通りがもの凄い繁華街ってより、少し外れるんだがそこまで人通りが少ないわけではない飲み屋ってイメージかな
そこには魅力的な3人の女性が客引きしている
つれない客が行き交う中、1人の男性が引っかかる、そんな感じから広がって行く物語
一般的な社会生活とは少し隔絶した世界、そして色んなもの?過去を抱えた人々の生活が微妙にスレ違い平行線をたどりそうなのに深みにはまっていく様な不思議な世界
人と違う感覚や人間の持ってる攻撃性、しかし優しさや思いやる気持ちまでもを見せつけられる様な舞台
その表現に歌であったりダンス、そしてセリフも入れて流れや感情の移り変わりが伝わりやすい構成になってる感覚
当然のごとくダンスや歌は抜群にいいんだが物語の情報量もなかなかに多い感じ
メガネニカナウプロデュース 『DOGS,UNDER THE ROSE!』の3ステ目をおかわり
これで1/3弱が終わってしまったんです
初日がけして悪かったわけではないんですが、さらに進化を遂げてた舞台
どこまで進化するんだろう?
体力もそして喉への負担も徐々に増していく
しかしマイステ全力を感じる舞台
この舞台はマイステ色んなアフターイベントが用意されてるんですよ
初日は恒例の初日乾杯、昨日からは劇中歌アンコールでそれも日替り
今日は提示された3曲からお客さんの投票(目隠し挙手)で曲が決定される流れ
そして確定したのがM6
M7もほんと良かったから悩んだし、観たかった
そして再現へ
M6は全部をやると25分ぐらい?←うろ覚え
それの一部が再演された感じ
そしてこのパフォーマンスは撮影可能っておまけ付き
そして微妙な変化も入れてくれる感じの他も観たくなる感じのイベント
やはり特典映像も魅力的な メガネニカナウ さんのDVD買ってしまいそうだな…これは…
この劇中歌アンコールは土曜のマチネまで続くんですが、内容は変化
7/12は 安東利香 ちゃんのバトンと 中尾周統 さんの DUTR アレンジパフォーマンスが観られるのかな?
土曜のソワレから女子だけトーク→男子だけトーク→公開ダメ出し→作演トーク→小道具オークションと続く
メガネニカナウプロデュース 『DOGS,UNDER THE ROSE!』の8ステ目をおかわり
前回観させてもらったのが3ステ目
4回の本番で随所に変化が加えられてた感じ
ストーリーは当然変わってないんですが、観ための変化も多数
SEさえも変わってたんやないですかね
携帯周りの印象は別物に近かったかも
もしかしたらそれまでが全体を観過ぎてて落ち着いて観たらなのかもしれませんけどね
しかし変化してるのかなって思ったところは間違いなく印象に残るような変化を遂げてるんですよね
最初が悪かったわけではなくさらに素敵に、そして華やかに、そしてストーリー自体を魅力的にしてる印象
今回のアフターイベントは メガネニカナウ さん恒例の公開ダメ出し
MCは 上杉逸平 さんと演出の 彗星マジック さんの 勝山修平 さん
普通にこの感じやと勝山さんと逸平さんがキャストの演技にってなりそうなんですが、メガネではキャストさんが他のキャストさんのダメ出しする感じなんですよ
ダメ出しって言いながらも、その内容は千差万別
それはあかんやろうってのもありながら、その感じは可愛いってのもあったりするんですよ
細かい内容はDVDの特典映像をお楽しみの方がいいかもしれませんね
なのでお写真は雰囲気を
いよいよこの舞台も残すところ1日2ステ、チケット2枚ぐらいかな?
メガネニカナウプロデュース 『DOGS,UNDER THE ROSE!』の大千穐楽をおかわり
今週10ステが上演された舞台のほんと最後の10ステ目
少し意外やったのが、今回は歌ありセリフあり、かなり声を酷使する感じの舞台やったのに限界って感じた人がいなかったんですよ
少し微妙やったのが石畑くんの喉?
やはりスマホのSE追加になってましたね
そして音声データ送信のあたりも変化
オオイヌが撃たれた後の動きもいい感じに変化
個人的には石原VS吉村の対決がめっちゃ好きやったんですよね
たぶん最初無かったと思うんですが、どこから入った演出やったかな
桃田とオオイヌの関係ほんといいですね
大千穐楽のアフターイベントは小道具オークション
全部で22品が出品されたのかな
いつもの メガネニカナウ さんの千穐楽は月曜なんですが、今回は祝日ってこともあって初参加できました
出品された初値は出品者さんの申告制
オークションぽいんですがここまで参加したのとは少し違う感じかも
そんな感じのオークションも高額落札が結構出てたんですよ
そしてこれはお買い得って商品も
やはり素敵な作品の思い出ゲットって感覚も大きいのかもですね
いつもはどんな感じなのかなって気になったアフターイベントやったかもしれません
素敵な舞台もついに終演
次回は12月の メガネ5 ですね
メガネニカナウ さんの今年の新たな挑戦である長編2本は終わった感じですね
やはりプロデューサーの 上杉逸平 さんの作り出す世界観いいですね
かなり挑戦的な2作品 赤魚島 と DUTR 個人的には2作品ともにかなり素敵で他では観られない独特な世界観を作り出されてた印象
そして両方ほんと良かった

アンソロジー
遊気舎
ウイングフィールド(大阪府)
2019/07/03 (水) ~ 2019/07/07 (日)公演終了
満足度★★★
遊気舎 さんのvol.47 アンソロジー ~三つの短編と鶏と卵~の パンの巻 を観劇
三つの短編で紡がれる世界観
『嵐の前のしずけさを』『いるはずの彼』『海のみえる電車』
それぞれが独立しているようで微妙に接点のある不思議な世界が繰り広げられていく
それぞれ独立した世界としてもいいんですよね
いるはずの彼 は『何十年ぶりかに集まった仲間たち…』そんな人達の楽しそうな?会話から始まるのですが、ほんと色々考えてしまう感じもあるんですよね
役者さんのポテンシャルが高いので引き込まれる素敵な世界観が広がる
前の会話を上手く後からいじるんですよね
遊気舎 さんのvol.47 アンソロジー ~三つの短編と鶏と卵~の 玉子の巻 を観劇
オムニバス長編と銘打たれた 鶏と卵のジレンマ って作品
パンの巻 が短編3本に対してこちらは長編をがっつり
と言っても合わせると同じ時間になるんですけどね
両方観られる通し券もあるんですよね
両方の演出は 久保田浩 さんT-WORKSさんで観させていただいた素敵な役者さんですね
パンの巻の脚本もこの人ですね
玉子の巻の脚本は 長尾ジョージ さんですね
この長編は不思議な状況から始まるんですよね
鶏と卵のジレンマ ってタイトル通りの状況から始まります
そして異なる状況におかれた多くの人間があるひとつの共通点で微妙に関わっていく感じなんですよね
その流れがかなり巧みな感じなんですよね
個人的にはあれはほんとはどうやったんだろう?って思ったんですがそんな感じもかなり素敵な作品でした
ほんと巧みな展開でした
セリフの感じ、変化のさせ方がやはりいいのが 小川十紀子 さんですね
また違った表情を色々観させていただきました
筒井茄奈子 さんのこちらの役の感じも全く違う感じで魅力的でした
ほんと幅広い演技のできる女優さんですね
秘密組織?の男に翻弄される女ってこの人?違う?

Pickaroon!【クチコミ待ってます!次回東京公演は10月!】
壱劇屋
ABCホール (大阪府)
2019/07/05 (金) ~ 2019/07/07 (日)公演終了
満足度★★★
東阪二都市ツアー2019 劇団壱劇屋さんの Pickaroon!の初日2ステ目を観劇
まずは大阪で全6ステを ABCホール さんで上演し、東京のシアターグリーン BIG TREE THEATERさんで8ステを行う作品の初日
この舞台は回替わり賊なるものが登場するのですが今回は 清典 さんがご登場の回でした
『記憶を失くした私の…』と始まるあらすじ
どんな世界観が作られるのか期待の舞台やったのですが…超超超エンタメ活劇の言葉に二言はなしって感じの迫力満点の舞台
音、光、衣装もいいんですが、やはり引き込まれる素敵なストーリー展開が魅力的な舞台
前半で感情移入させられてましたね
そこからの怒涛の後半へ流れ込む感じ
7人のPickaroon(=悪党)それぞれが個性的、そして個性的であるからこそ打ち解け合わないはずなんだが少女?の存在自体がそんなことすら凌駕する感じに始まる世界
そこからの展開は予想以上?予想通りの破壊力でした
やはりいい作品作られますね
終演後の物販では9/20〜23にHEP HALLで上演予定の ハツゲキ さんの超先行予約も行われてるんです
井立天 さん、河原岳史 さん、高安智美 さん、湯浅春枝 さんの一人芝居の四本立てかと勝手に思い込んでたんですが違ったんですね
これ発表見逃してたのか、今日発表やったんですかね?
物販と会場整理には今回ご出演ではない壱劇屋さんのメンバーが数多く当たられてたんですよね
安達綾子 さん、丸山真輝 さん、河原岳史 さん、湯浅春枝 さんとその時点で豪華なメンバーなんですよね
二階フロアには 高安友美 さん監修の七賊のほぼ等身大パネルがお出迎えしてくれます
東阪二都市ツアー2019 劇団壱劇屋さんの #ickaroon!の大坂千穐楽5ステ目を観劇
初日を観て1日おいて今日観るとさらにこの物語が深まる様な印象
1回だけ観るのもいいのかもしれないが、がっつりの会話劇でもないのにその感覚がぴったり当てはまるような舞台
伏線が意外に多いのかも
StarMachineProject さんの 赤星マサノリ さん
いい意味でほんと自由だなって感じの大暴れ
次から次へと自分の分身とも言える武器を奪われていくメンバー
最終的には姫にしたがって?帰っていくのだが…疲れたから帰っただけ?(笑
オープニングのところもいいんだが、やはりラストに向かっていく感じの疾走感はたまらない流れになってますね
そこからの少しループする感じも2回目を観たときにちょうどいい感覚に導いてくれるのかも
実はFC限定アフターイベントの明日香ちゃんの一言で少しスッキリしたんですよね

STING OPERATION
THE ROB CARLTON
神戸アートビレッジセンター(兵庫県)
2019/06/28 (金) ~ 2019/06/30 (日)公演終了
満足度★★★
KAVC FLAG COMPANY 2019-2020 THE ROB CARLTON Banquet hall 『STING OPERATION』の千穐楽を観劇
この作品って再演やったんですかね?
トゥイッケナムホテルのワードを聞いた瞬間に脳裏をよぎるのはT-WORKS さんの ネゴT2
そんな最高級ホテルで繰り広げられる、また違った物語
この作品はストーリー自体の巧みさもさることながら、階の違う2つの部屋を違和感なく観させている演出が素敵な作品ですね
窓から階下に荷物を降ろしてるのでさえそんな感じに観えるのが凄い
当然笑いはふんだんにあるんだが、それだけでは終わらないストーリー展開は見事の一言

レディカンヴァセイション
プロトテアトル
大阪市立芸術創造館(大阪府)
2019/06/29 (土) ~ 2019/07/01 (月)公演終了
満足度★★★
プロトテアトル さんの第8回本公演 レディカンヴァセイション の初日を観劇
少し変則気味のスケジュールで今日1ステ、明日2ステ、月曜に1ステの4ステの舞台
満員の客席で最高の初日を迎えられた感じ
入場して最初に飛び込んでくるセットが少し独特な雰囲気を作り出してる感じ
上演直前の前説が流れる中ちょっぴり変わった演出でここから始まる世界観に期待が膨らむ
そして始まった瞬間は普通の会話と少しの違和感からストーリーが進んでいく
少し進むとその違和感が何なのかにすぐに気がつく
かなり切迫した状況、めまぐるしく変わっていく状況に引き込まれていく
全く違った理由でこの状況になった3組のグループが微妙にバラバラになったり、組み変わったりしながら進んでいくストーリーは見応え十分
複雑に絡み合っていく人間関係
ラストは色々な思いが巡らされる感じなんですよね
どう思うのかどう感じるのかそんなものを残してくれる作品

vivid Blue
劇団1mg
OVAL THEATER & GALLERY (旧・ロクソドンタブラック)(大阪府)
2019/06/19 (水) ~ 2019/06/24 (月)公演終了
満足度★★★
劇団1mg さんの第3回公演『vivid Blue』の8ステ目のteamターコイズさんを観劇
ダブルチームでこの週末上演されてる舞台でもうひとチームはアクアマリンって名前ですね
徴兵制度のある国のお話
その国は大きな戦争をしているところから物語は始まる
その戦争は一旦の終止符を
そこから始まるOPダンスは迫力充分
ご出演の人数多いので舞台上の人の数がハンパない
最初のシーンから20年後にほんとの物語が動き出す
ある少女を中心に訓練兵とそれを取り巻く大人達
そして神って存在までもがこのストーリーを盛り上げていく
ラスト楽しそうなんだが…

ルピナスの遺産
ムーンビームマシン
in→dependent theatre 1st(大阪府)
2019/06/21 (金) ~ 2019/06/23 (日)公演終了
満足度★★★
新1st杮落としシリーズ ムーンビームマシン さんのvol.11本公演 ルピナスの遺産 の4ステ目を観劇
本格ミステリー×ミュージカルと銘打たれたこの作品、6?7人の全く違う価値観を持った女達と1匹の犬?の物語
ステージ始まってすぐからそのダンスと歌声に引き込まれる
出演者全員によるOPダンスも圧巻
ご出演は
堂床真奈美 さん
AGATA さん
生田朗子 さん
向田倫子 さん
一明一人 さん
BANRI さん
中内綾美 さん
坂井昌樹 さん
Sarah さん
人数が合わないのは観てのお楽しみって感じですかね
会話劇要素もふんだんに詰め込まれた見応え充分な舞台
巧妙に仕組まれたミステリー要素も終演時点にはスッキリするのでストレスもなく観られる印象でミュージカルと言いながらもストーリーはキッチリと会話劇として描かれる演出もいい
歌とダンスのシーンはミュージカルらしく魅力的な仕上がりやった印象の素敵な舞台
物販もパンフレットが500円と安めの設定で終演後には気さくにサインに答えられてた和気藹々としたお見送り
カテコも写真撮影可能はいいですね
最近ブロマイド販売でお見かけする 磯淵良幸 さんが物販
次もミュージカル DUTR さんでサポスタさん8月は脚演ですね

なっぽん
ユニットまいあがれ
in→dependent theatre 1st(大阪府)
2019/06/14 (金) ~ 2019/06/16 (日)公演終了
満足度★★★
ユニットまいあがれ さんの なっぽん 4ステ目を観劇
まいあがれ さんの初の本公演は新1st柿落としシリーズの一作品として5ステを上演
脚演に イトウワカナ さんを迎えて 中嶋久美子 さんと 米山真理 さんの素敵な会話劇が展開される
暗転もなしのほんと会話、空気感だけで勝負する感じの舞台
舞台にお二人が登場された後はほぼ出ずっぱりでハケることも一切ない舞台
唯一変化するポイントがあるとすれば髪の毛?
会話はかなり変化していきますけどね
ほんとこの会話の流れが巧みで素敵な舞台なんですよ
基本的には精神的に揺さぶられるような、静かな感じの会話劇
終演後の物販コーナーには 彗星マジック さんの 池山ユラリ さんが立たれてました
ユラリさんもほんと素敵な演技される女優さんなんですが、今回は裏方さんに専念って感じ
今回の物販のタオルはかなり人気な感じで、大千穐楽まで残ってたんだろうか?

獣の柱
イキウメ
サンケイホールブリーゼ(大阪府)
2019/06/15 (土) ~ 2019/06/16 (日)公演終了
満足度★★★★
イキウメ さんの 獣の柱 の大阪公演の初日を観劇
初日と言っても大阪公演は サンケイホールブリーゼ さんで2ステのみで明日の14:00のマチネを残すのみなんですけどね
今回の作品は2008年に短編だったものを長編化して2013年が初演だった舞台の6年ぶりの再演なんですね
始まりは11年前の作品ですか
作演は 前川知大 さん
ご出演は 浜田信也 さん
安井順平 さん
盛隆二 さん
森下創 さん
大窪人衛 さん
村川絵梨 さん
松岡依都美 さん
薬丸翔 さん
東野絢香 さん
市川しんぺー さん
の10人のキャスト陣が壮大な物語を作り上げられてた印象
終わった後少し放心でした
序盤は片田舎で起きた小さな事件から広がっていくんです
普通なら見逃してしまいそうな些細なことから世界規模の壮大な物語に広がっていく
ここまで広げて収拾は?って思ってたら、見事なまでのエンディングが用意されてます
いつのまにか引き込まれて舞台を観てる感覚とは違うかも
ランタイム135分
今日はトリプルコールって感じでした
明日はさらに盛り上がるのかもしれませんね
セットが感動的な素晴らしさ
音響も照明も相当いいですね
これを2ステだけの為とは恐れ入ります
東野絢香 さん初めて観させていただきましたがかなりいい表情されてました

アンダーワールド
劇団ショウダウン
難波サザンシアター(大阪府)
2019/06/15 (土) ~ 2019/06/16 (日)公演終了
満足度★★★
劇団ショウダウン さんの アンダーワールド の初日1ステ目を観劇
作演は ナツメクニオ さんのこの舞台は土日で6ステを 難波サザンシアター で上演される舞台
2つだったり3つだったり複数の複数の場面が1つの視界の中で展開されていく
複雑でついて行きにくそうだが、すんなり観られる感じかも
しかしこの物語は人によって同じ舞台を観ているのに結末として思うことは変わるのかもしれない
そしてそれは複数回観るとさらにその思いは深まるのかもしれないって印象
何が現実で何が虚構なのか、はたまた虚構って何なのかを考えてしまう物語なのかもしれない