
逆光が聞こえる
かるがも団地
新宿シアタートップス(東京都)
2025/04/24 (木) ~ 2025/04/27 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2025/04/27 (日) 17:00
嫌〜〜〜〜〜〜〜と叫びそうなことが何回もあった。被害も加害も身に覚えのあることしかない。嫌〜〜〜〜〜〜!!!共感性羞恥というより共感性嫌悪???

東スPO 2025
東葛スポーツ
シアター1010稽古場1(ミニシアター)(東京都)
2025/05/15 (木) ~ 2025/05/19 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2025/05/18 (日) 18:00
ヤバいヒップホップコンサート。私生活実録ラップ路線の総決算となる締めくくりのEP。
新戦力の川合凛は強力な武器になりそう。アンゴラ村長の演劇進出も大成功。FUNIは役者として舞台に「沈」んでいた。
シアター1010稽古場1にいっときの別れを告げ、来年初頭の東京芸術劇場ではどのような新作を持ってくるのだろうか。

アタラント号・サマーベッド・浮遊
端栞里と高熱
早稲田小劇場どらま館(東京都)
2025/05/09 (金) ~ 2025/05/11 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2025/05/11 (日) 18:00
すでに端栞里と創作した実績のあるヅッカのマツモトタクロウ氏南極のこんにち博士に加え、映画監督の川上さわも作演に参加。
川上の「プリ帳」は音響照明の変化が少なく苦痛なところもあったが、カメラを使ったアイデアは楽しい。
マツモトの「ボレロ:東京」はわかりやすいループ構造で、ずっと鳴り続けるボレロが通奏低音となり心地よいが、ずーっと走り続ける端がかわいそうとも思った(笑)
こんにち博士の「浮遊せよ」は90年代サブカル×オカルトブームの臭さがとても良い。

バイバイ、ぽんぺちゃん。
:Aqua mode planning:
イズモギャラリー(東京都)
2025/05/22 (木) ~ 2025/05/25 (日)公演終了

湿ったインテリア
ウンゲツィーファ
早稲田小劇場どらま館(東京都)
2025/05/19 (月) ~ 2025/05/27 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2025/05/25 (日) 19:00
リビングの世界に引き込まれ
もし自分だったらとか
セリフで家族のことを考えたり没頭し、
赤い糸の刺繍された衣装が可愛かったです。

穴熊の戯言は金色の鉄錆
MCR
ザ・スズナリ(東京都)
2025/05/21 (水) ~ 2025/05/28 (水)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2025/05/25 (日) 14:00
何というピュアなラブストーリーだろう。
登場人物の唯一無二のキャラと怒涛の叫び、そして不意打ちの切なさ。
MCRを頭から浴びた満足感。

チョコレイト
キルハトッテ
小劇場 楽園(東京都)
2025/05/21 (水) ~ 2025/05/25 (日)公演終了
実演鑑賞
僕は初見の団体でした。チラシや舞台美術から「ポップ過ぎないポップさ」というか、ちょいズラしたポップ(を狙っているように見える)を感じます。レトロといえばそうかもしれないし、やや内向性を感じるポップ。本編は、登場人物もさほど多くなく、上演時間も90分。ストーリーも難解ではなく、小劇場で見るには程よい「見易さ」がありました。それでいて「あまり言いきらない(特別な結論を求めない)」作風は、想像力が介入する余地もあり、演劇らしいポイントだと思います。

バイバイ、ぽんぺちゃん。
:Aqua mode planning:
イズモギャラリー(東京都)
2025/05/22 (木) ~ 2025/05/25 (日)公演終了

穴熊の戯言は金色の鉄錆
MCR
ザ・スズナリ(東京都)
2025/05/21 (水) ~ 2025/05/28 (水)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
登場人物のキャラが濃すぎたり、会話がチグハグで現実感がなかったり、物語の展開も(どうしてそうなるのかの)説明が省力されていて雑な感じを受ける。チラシの下方に《これはフィクションなので...》と記されている通り、全くの作り話、究極のフィクションだと感じる。
だが終盤になって全編嘘っぱちのこの物語が大きな意味を持ってくる。「愛」という名の真実が提示されるのだ。ありえない物語だからこそ、このシーンがより詩的で美しい情景に昇華したように思えてならない。

バイバイ、ぽんぺちゃん。
:Aqua mode planning:
イズモギャラリー(東京都)
2025/05/22 (木) ~ 2025/05/25 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
なんとなく実験的なステージ?トークが劇中に挟み込まれるのは初めて観ました。芝居の方は細かな設定はよくわかんないけどシュールでちょいとシリアスなSFで実に私好み。何事にも動じないような主宰がイイですね。

図書館より愛をこめて
劇団傘泥棒
吉祥寺櫂スタジオ(東京都)
2025/05/23 (金) ~ 2025/05/25 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
ちょっとミステリー風の青春群像劇、よかったです。とーとつな展開に驚きましたが、山野莉緒氏の世界観は健在のようですね。

図書館より愛をこめて
劇団傘泥棒
吉祥寺櫂スタジオ(東京都)
2025/05/23 (金) ~ 2025/05/25 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
板センターに客席側に本をびっしり並べたカウンター。上手、下手の側壁近くに背の高い本棚がある。センターのカウンターは場面によってここが喫茶店・レーテ(ギリシャ神話に出てくる冥界の川、その水を飲むと前世を忘れるという)の店内になるから。本が並んでいるのは、図書館にもなるからである。尺は約100分。

穴熊の戯言は金色の鉄錆
MCR
ザ・スズナリ(東京都)
2025/05/21 (水) ~ 2025/05/28 (水)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
初日に観劇。千穐楽でリピート。
MCRはコメディだから笑ってと恒例のアナウンスがあって、実際、笑えるシーンも沢山あるんだけど。
根底に、人間の闇を凝視しちゃう冷徹さが流れてる感じで。
不意に肝を冷やされたりするのですが。
でも、そこに溺れないでビッグラブも同時にさく裂するから好きになれる。
強烈な個性の役者陣が、熱量全開にくるのも最高。
今作は、主演がカップルってこともあって、そういう良さがストレートに来る。
団体の魅力が良く出た、バランスの良い一作。

六道追分(ろくどうおいわけ)~第三期~
片肌☆倶利伽羅紋紋一座「ざ☆くりもん」
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2025/05/14 (水) ~ 2025/05/25 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2025/05/22 (木) 14:00
4月から8月までのロングランで、期間中は同じ作品で多くの俳優が入れ替わり立ち替わり出演するという主宰が劇場オーナーだからこそ成しうる異例の企画公演だが、第一期は剣チームを、第二期は剣チームの楽日を観劇し、今回の第三期は龍チームとなったが、個人的にはこれまでのところ、第二期の剣チームが最も出来が良かったように思う。その立役者は何と言っても与力・徳三を演じた西川智宏だったのだが、今期龍チームでの熊坂貢児はやや弱かったし、同じく与力の九次役の三宅礼央がさらに良くない。
この作品、エンタメ時代劇としては充分に楽しめる内容なのだが、いくつか気になることがある。
(以下、ネタバレBOXにて…)

六道追分(ろくどうおいわけ)~第二期~
片肌☆倶利伽羅紋紋一座「ざ☆くりもん」
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2025/04/30 (水) ~ 2025/05/11 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2025/05/11 (日) 14:00
強烈な日差しの下での開場待ちで体力消耗。隣のBOX IN BOX THEATERでは熱射病で倒れた人が出て、救急車が来る騒動に…。
剣チームの楽日マチネを観劇。第一期の剣チームよりも完成度が高かったが、その立役者は何と言っても与力・徳三を演じた西川智宏だった。

六道追分(ろくどうおいわけ)~第一期~
片肌☆倶利伽羅紋紋一座「ざ☆くりもん」
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2025/04/05 (土) ~ 2025/04/27 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2025/04/17 (木) 19:00
4月から8月までのロングランで、期間中は同じ作品で多くの俳優が入れ替わり立ち替わり出演するという企画公演だが、その第一期の剣チームを観劇。
エンタメとして楽しいのだが、気になる点も多々…。それらは第三期の「観てきた!」に記すことにしよう。
→ https://stage.corich.jp/watch/811366/stage_comments

六道追分(ろくどうおいわけ)~第三期~
片肌☆倶利伽羅紋紋一座「ざ☆くりもん」
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2025/05/14 (水) ~ 2025/05/25 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
チラシでは幼く可愛い清吉でしたが、お髭の効果かちゃんとお頭らしく見えてました。それにしても今回の義賊鬼アザミはみなさんカッコ良かったです。
今回は岡っ引き夫婦が私の一押しです。
地下道から潜入する効果音は座席によって感じが違うのかと思われました。

おかえりなさせませんなさい
コトリ会議
なみきスクエア 大練習室(福岡県)
2025/03/14 (金) ~ 2025/03/16 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
冒頭、客席の頭上からツバメが渡ってくる。ツバメは同じ場所に巣をつくりつがいで子育てをすることから、「家族」の象徴として創作物に登場することが多い。また、渡り鳥なので「帰郷」や「回帰」の象徴としてもよく扱われる。

奴婢訓—Nuhikun
演劇実験室◎万有引力
座・高円寺1(東京都)
2025/05/16 (金) ~ 2025/05/25 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
『ガリヴァー旅行記』で有名なジョナサン・スウィフトの記した皮肉と嫌味満載の召使への訓戒。それを面白がった寺山修司による今作は『青ひげ公の城』っぽいアレンジ。宮沢賢治の作品世界をトレース。
2回目。席が違うので前回見えなかった全体像が分かる。成程。
開幕前から人間モップの伊野尾理枝さんが労働。召使は道具、召使は機械、感情も尊厳も要らない。人間であるのは主人だけでいい。
下手にヴァイオリンの多治見智高ジーザス氏、上手にドラムの J・A・シーザー氏。ラストには生歌も。J・A・シーザー氏の劇伴はキング・クリムゾンっぽい。
舞台美術家である故・小竹信節(のぶたか)氏の考案したSM機械装置が次々と登場。これが真の主役なのかも知れない。建てられた棒に互い上下逆に足の裏を付けて真横に立つ二人。向かい合わせの二人が上下逆に括り付けられた回転式シーソー。家具や器具や楽器と合体させられた召使達は『家畜人ヤプー』の世界。
三俣遥河氏の白塗り全裸でスタート。複雑な機械(自動歯磨き機)が被せるのはヴァイオリンの王冠。コンセントを鼻に差す。
ここはイーハトーブ農場、グスコーブドリ屋敷。遺産相続人の髙田恵篤氏が夜分に訪ねて来る。不意の来客を訝しがる屋敷の下男下女。髙田恵篤氏は屋敷の主に会いに来た。持参したのは主にしか履けない爪先部分が三段に分かれた金色のボロ靴。だが、とうの昔から主人は不在。屋敷を乗っ取った召使達はくじ引きで主人役を決めてごっこ遊びを楽しんでいる。どうも面倒な来客、来なかったことにしようと皆存在を無視して遊びを続ける算段。
女主人に成り切るダリア、森ようこさんがエロい。黒レース網タイツ姿。糸巻きの拷問用具で下男を罵倒。メゾソプラノの歌声。
岡庭秀之氏は骨を投げて犬に模した下男共に咥えて持って来させる遊びを繰り返す。
萌文さんはずっと野菜や果物を齧ってる。
髙橋優太氏は頭にマスクを着けている。
帽子掛けのように置かれた入れ歯を向かい合って咥える二人の男。
奴婢訓を召使達に復唱させる男。ナチスの女性軍人のような通訳(182cm杉田のぞみさん)がドイツ語で訳す。やってはいけないと言われたことをやらなければならないルール。杉田のぞみさんはフランケンシュタインの花嫁のようにも見える。
テープレコーダーから流れる主の声に命令され、自らお尻叩き機に折檻される髙田恵篤氏。財産目録の作成を差配人と行なう。
包帯男達に蹴りを入れていく小林香々(ここ)さん。
糞壺を犬の散歩のように白塗り全裸で運ぶ山田桜子さん。
前回観た時はマッチの火がすぐに消えてしまっていたが今回は改善されていた。
主人=神の不在とか深読みさせるが、SMプレイと考えた方が気が楽。主人と召使ごっこを繰り返して倒錯した興奮を。SMとは役割を演じるプレイ。その役に理由も意味もない。この世は全てロールプレイング、主人と召使ごっこに過ぎない虚しさ。
一人で来ている若いお洒落な女性客が多い印象。昔、SIONのLIVEもそんな客が多かった。美大系の新規流入が多いのか?新しい客層の開拓は素晴らしい。

湿ったインテリア
ウンゲツィーファ
早稲田小劇場どらま館(東京都)
2025/05/19 (月) ~ 2025/05/27 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2025/05/24 (土) 14:00
本橋龍さんは
演劇界の村上春樹。
現実と幻想のメタな感覚
シームレスに
混じり合う空気感
動く心
内面が深く掘り下げられて
私なら?
母として?
昔の娘として?
と考えさせられる
生きづらさや苦しさを
抱える市井の人々
リアリティの描写。
村上春樹を読破した時の、
そして後の‥
感覚と同じものが流れた
私の 動いた心。