
台所太平記~KITCHEN WARS~
劇団ドガドガプラス
浅草東洋館(浅草フランス座演芸場)(東京都)
2019/02/16 (土) ~ 2019/02/25 (月)公演終了
満足度★★★★★
歌ありダンスありで楽しかったです。「女中は愛」の愛は家人だけでなく周りの人たちにも注がれていたんですね。丸山さんはイケメン枠だと思っていたのでしたが・・・(笑)

シェアハウス「過ぎたるは、なお」
渡辺源四郎商店
こまばアゴラ劇場(東京都)
2019/02/08 (金) ~ 2019/02/11 (月)公演終了
満足度★★★★★
シェアハウスと言うので現代のシェアハウスを思い描いて行ったらとんでもない。AIは果たしてプログラムだけで機能しているのか。学習していくのだろうか。切ない気持ちになりました。

闇を蒔く~屍と書物と悪辣異端審問官~
虚飾集団廻天百眼
ザムザ阿佐谷(東京都)
2019/02/03 (日) ~ 2019/02/11 (月)公演終了
満足度★★★★
「アングラのその先、アッパーグラウンドへ!」と言うのはよくわかりませんが、血しぶきが飛んでくる刺激的な舞台。常連さんはそれが楽しみのようでした。

『熱海殺人事件~ザ・ロンゲスト・スプリング~』 『売春捜査官』 『熱海殺人事件~水野朋子物語~』
カガミ想馬プロデュース
中野スタジオあくとれ(東京都)
2019/01/22 (火) ~ 2019/01/29 (火)公演終了
満足度★★★★
マチソワで【水野朋子物語】と【売春捜査官】を見ました。いろんなバージョンがあるんですね。
【ザ・ロンゲスト・スプリング】は今回見られなかったので、またどこかで機会があればと思います。

わが家の最終的解決(再演)
アガリスクエンターテイメント
恵比寿・エコー劇場(東京都)
2019/01/25 (金) ~ 2019/01/29 (火)公演終了
満足度★★★★★
ここへ来て「観てきた!」を書いていなかったものがたくさんあることに気づいて、慌てて書いています。アワードの締め切りに間に合うのか?
と言うわけでアガリスクさん。この題材で笑っていいのか!?と思ってしまうほど笑ってしまいました。笑っていられる世の中でありますようにと思ってしまう昨今です。

ライオンキング【東京】【2023年1月22日昼公演中止】
劇団四季
四季劇場[夏](東京都)
2017/07/16 (日) ~ 2021/06/30 (水)公演終了
満足度★★★★★
2019年5月に観劇。
知人の姪っ子がヤングナラ役で出演されていたので、友人と一緒に鑑賞。
そういった私情を抜きにしても大満足に楽しめた。
ストーリーは非常に明確でシンプルであり、演出面もとても分かり易い。
出てくる動物達(キリン・ゾウ・飛ぶ鳥たち…)などや太陽の魅せ方も単純明快。
だがそれが良い。
シンプルだが観客に媚びていない「これが王道だ」という圧倒的な貫禄。
そして芝居面も決して子供目線に合わせて下げる事無く、非常に高く洗練されてた。
王道過ぎるが故に観劇を避けている人がいるのであれば絶対に一度は体験すべき空間。
客席の子供達と同席している親達、それぞれのどの立場であれ楽しめる空間だろう。
素直に素晴らしかった。

Paranoia Papers 〜偏執狂短編集ⅣΣ〜
劇団パラノワール(旧Voyantroupe)
サンモールスタジオ(東京都)
2019/06/18 (火) ~ 2019/07/01 (月)公演終了

紺屋の明後日
オフィス上の空
あうるすぽっと(東京都)
2019/09/20 (金) ~ 2019/09/29 (日)公演終了

今、出来る、精一杯。
月刊「根本宗子」
新国立劇場 中劇場(東京都)
2019/12/13 (金) ~ 2019/12/19 (木)公演終了
満足度★★★★★
はるかぜちゃんのメタなネタを織り込んだりして笑わせつつ、恋愛を題材にしたことで多くの人に刺さるメッセージになってたみたい。

ポポリンピック
ゴジゲン
こまばアゴラ劇場(東京都)
2020/01/03 (金) ~ 2020/01/21 (火)公演終了
満足度★★★★★
選ばれなかった人の悲哀をコミカルに。
理不尽な上司に頭を下げた帰り道、線路に飛び出したくなるような気持ちを止めてくれる。
自分の物語だと思いました。95分。

『ある男、ある夏』『殺意〜ストリップショウ〜』
演劇組織KIMYO
ナビロフト(愛知県)
2019/06/19 (水) ~ 2019/06/24 (月)公演終了
満足度★★★
鑑賞日2019/06/23 (日)
「ある男、ある夏」仄かに不条理感を醸しながら、ジワジワ迫る現実的な不安感、そして生き辛さ。その重苦しさの中… 突き抜けるトーンの笑い声で駆け抜ける星の王子様の妹が印象的。不条理の世界からスパッと現実に引き戻す結末も切なくて良い。
「殺意〜ストリップショウ〜」元山未奈美さんの鬼気迫る表現力の凄まじさ。タイトルに違うことなき圧巻の狂気。そして、それを冷静に客観視しているもう一つの視線が芝居に深みを持たせる。ほぼモノローグで染まる態の戯曲を柔軟にアレンジ、巧みなキャスティングの妙が主人公を周りから深彫りしていくのが分かる…対照的な嶋﨑友莉亜さんと絡めた相乗効果が高い…終盤の畳み掛けに良い味ある。
あとやっぱ宮谷さんのギャップの作り方は堪らなく良い。周りで一樹さんらが固めるKIMYOらしからぬ空気もしっかり近代文学の味で大満足!

江戸川区立第3中学校避難所
リブレセン 劇団離風霊船
愛知県芸術劇場 小ホール(愛知県)
2019/06/22 (土) ~ 2019/06/23 (日)公演終了
満足度★★★
鑑賞日2019/06/23 (日)
なんたる膨大な伏線か…視点を身近に引き寄せ、お茶の間バラエティ感覚で麻痺させて… この劇団が何の劇団であるか忘れさせておく戦法(笑
全てがあの"G"の為にあった。
終焉のカタストロフは見事。2年前のカンゲキが蘇る。

りら、りらら、
ナビロフト
ナビロフト(愛知県)
2019/06/13 (木) ~ 2019/06/16 (日)公演終了
満足度★★★
鑑賞日2019/06/15 (土)
児童文学の印象よりも、より生々しく人の内面を掘り下げている感触があった。翻案にあたって、新美南吉の他作品からも拾い上げたピースが色々取り込まれているらしく、それが作品に多様に深みを与える。
そのせいもあってか、人間関係にミステリアスさを感じさせ… 解釈を惑わせる味が一部に加わっている。そこがとても好み。演劇ならではの配役の趣向が この味に作用している気がします。

喫茶 スーサイド
team.ups!
K・Dハポン(愛知県)
2019/06/14 (金) ~ 2019/06/16 (日)公演終了
満足度★★★
鑑賞日2019/06/14 (金)
自殺志願者が集う喫茶店…という尋常じゃない舞台設定に対し、「安アパート・コメディ」みたいな軽さで攻めてくる。自殺オタクサークルみたいな妙なノリに「いったい何を自慢しているのだ、君たちは…」という微妙な笑いが湧く前半。きっちりキャラが立っている登場人物群が活躍し、人物背景もしっかり作り込みされている印象。

vol.22『野性の恋』/ vol.23『暴動のあと、さみしいポップニューワールド』
悪い芝居
HEP HALL(大阪府)
2019/06/07 (金) ~ 2019/06/10 (月)公演終了
満足度★★★
鑑賞日2019/06/08 (土)
「暴動のあと、さみしいポップニューワールド」劇団初見でしたが凄まじく予想の斜め上を行った笑。
コントを推進力に破天荒な天然少女の生き様を描く?
奇抜な登場人物とふんだんなネタで沢山笑った。中盤の半休憩シーンで語られるメタ的な作品評にもくすり笑。

大暴力
匿名劇壇
神戸アートビレッジセンター(兵庫県)
2019/06/07 (金) ~ 2019/06/09 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2019/06/08 (土)
フラッシュフィクションで一括りにするには余りにも生々しい現実味の数々が降ってくる。虚構と現実の狭間を行き交いながら、観客の記憶と意識から様々な形の暴力が浮かび上がる筈。それも、想像もしないところから…。伊地知の長台詞がやたら迫ってくる。

「海につくまで」
津あけぼの座
四天王寺スクエア(三重県)
2019/05/30 (木) ~ 2019/06/02 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2019/06/01 (土)
千変万化、発散と収縮、そして怒涛のジェットストリームロード演劇。初演でのキレッキレなところに、会場に合わせた新たなギミックが加わって、更に面白みを増した… 遊び心が熱盛りです!

CITY
彩の国さいたま芸術劇場
穂の国とよはし芸術劇場PLAT・主ホール(愛知県)
2019/06/01 (土) ~ 2019/06/02 (日)公演終了
満足度★★★
鑑賞日2019/06/01 (土)
場転の変幻自在さ、スピード感、映像とのコンビネーション、光と影… そしてその狭間で蓄光まで巧みに操り、その演出には唸るばかりでした。
お話的には…ちょっと30過ぎての新境地的な取り組みとしてだと、今更… な厨二病的な印象もありましたが、もうちょっと近い席だったら、もっとのめり込めて印象が変わったかも。

春坂算段のサンダン
Kondo Project
御浪町ホール(岐阜県)
2019/05/25 (土) ~ 2019/05/26 (日)公演終了
満足度★★★
鑑賞日2019/05/26 (日)
話の本筋はオーソドックスといっても良いぐらいの暖かい人情喜劇だけど、サンダンとノリちゃんの関係性が代表する諸々の奇異な設定からの面白みがとても良い。
更に登場人物のしっかり立ったキャラクター性によって、コントのオムニバスを見ているような充実した小ネタで攻めてきて飽きさせない。
あの人のあそこが面白かった!…って感想がたくさん湧く芝居でしたね。

ここはカナダじゃない
オイスターズ
愛知県芸術劇場 小ホール(愛知県)
2019/05/24 (金) ~ 2019/05/26 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2019/05/24 (金)
古参の作り出すオイスターズ特有の不条理感と困惑に、芝原さんや川上さんが添える別の味わいで… 作品に深みと暖かみが増して、色んな感情が湧いて出た。
とりあえず… 芝原さんのドライビングはとても印象に残った。彼の醸す空気と背景で、話の奥行きがグッと増してた。