
「彼の名はレオナルド」/「あるいは真ん中に座るのが俺」
東京マハロ
赤坂RED/THEATER(東京都)
2020/03/19 (木) ~ 2020/03/29 (日)公演終了

コオロギからの手紙
映像劇団テンアンツ
「劇」小劇場(東京都)
2020/03/25 (水) ~ 2020/03/29 (日)公演終了
満足度★★★★★
フライヤーの雰囲気そのままに、古き良き任侠映画を生舞台で体感してきたかの様。
さながら任侠映画から役者さんがそのまま抜け出してきたかの如く、かと思えば漫画から抜け出したようなタバコ屋の婆さんや艶やかなパンパンガールにオモシロ刑事!
とても書ききれないけど中には金子昇さんも加わってやたら贅沢な面白さ。
実質的には人情喜劇の要素が散らばって、もうひたすら笑ってしまうのだけれど、やっぱり描かれるはヤクザの世界。
安定の可笑しさにしっかりと紛れ込んだ不安定な幸せの行方。
「あ~っこのままじゃ泣かされる」と一応堪えようとしたものの、言葉を積み重ねられると「もう無理っ」
しっかり泣かされてしまったのでした。
笑かすのも泣かすのも全力。
自分の座った下手側の席、黒幕で見えない舞台奥の換気扇音が聞こえますが一定音なのでほぼ気にならず。
その代わり常に新鮮な空気の流れが。
その他にも、安心且つ快適に観劇できるようにも全力を尽くす劇団さんの気概がしっかり伝わってくる舞台でした。

新雪之丞変化
Project Nyx
ザ・スズナリ(東京都)
2020/03/19 (木) ~ 2020/03/29 (日)公演終了
満足度★★★★
20日午後、下北沢ザ・スズナリで上演されたProject Nyxの『新雪之丞変化』を観てきた。これは、知人の役者・もりちえが出演していた関係からである。
この作品は原作・三上於菟吉。作・白石征、構成・水嶋カンナ、演出・金守珍、美術。宇野亞喜良によるもので、かつて映画化もされていたらしいのだが、この手の和物の舞台はどちらかというと苦手で敬遠していた方だったので、原作がどんな物か一切予備知識無しでの鑑賞となった。

マクベスの悲劇【3/20(金)~4/3(金)に公演延期】
劇団俳優座
俳優座スタジオ(東京都)
2020/03/15 (日) ~ 2020/04/03 (金)公演終了
満足度★★★
マクベスというタイトルではなく、マクベスの悲劇とした点に、今作の主張はあるように思う。その点は、強調されていたと思うのだが、演出にはもっと何故今マクベスの悲劇をやる必然性があるのかを検討して貰いたい。役者陣の熱演はグーだが、(追記後送華3つ☆)追記2020.4.12:03:13

野鴨
ハツビロコウ
シアター711(東京都)
2020/03/24 (火) ~ 2020/03/29 (日)公演終了

病める時も、健やかなる時も
劇団NLT
オメガ東京(東京都)
2020/03/25 (水) ~ 2020/03/29 (日)公演終了

マクベスの悲劇【3/20(金)~4/3(金)に公演延期】
劇団俳優座
俳優座スタジオ(東京都)
2020/03/15 (日) ~ 2020/04/03 (金)公演終了
満足度★★★★★
シェイクスピアの有名な戯曲「マクベス」を堪能できました。重厚で怪しげな雰囲気の中、マクベスの野心や、それに反した小心さ等、良く描かれていました。役者さん達の演技は確かで、客席が一体となった演出、水による演出など、観応えがありました。素晴らしい舞台でした!

野鴨
ハツビロコウ
シアター711(東京都)
2020/03/24 (火) ~ 2020/03/29 (日)公演終了

野鴨
ハツビロコウ
シアター711(東京都)
2020/03/24 (火) ~ 2020/03/29 (日)公演終了
満足度★★★★
この劇団というかユニットの舞台には、独特の暗いトーンがあるように感じる。そのトーンに合う台本を毎回的確に選んでいるように思う。

歳月/動員挿話【3/28-29公演中止】
文学座
文学座アトリエ(東京都)
2020/03/17 (火) ~ 2020/03/29 (日)公演終了

野鴨
ハツビロコウ
シアター711(東京都)
2020/03/24 (火) ~ 2020/03/29 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2020/03/26 (木) 19:00
くっきりしたキャラとキャスティングの妙を堪能。
深刻な事態を、離れたところから冷やかに見るイプセンは、だが
この愚かしい人間をこよなく愛している。
「正義」が己の行動の判断基準であるうちは結構だが、
他人の価値観を攻撃した時、それは単なる“はた迷惑”でしかない。

暁のバッキャロー!!
株式会社Ask
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2020/03/25 (水) ~ 2020/03/30 (月)公演終了
満足度★★★★★
熱くて泣けて笑って感動させられた(^-^)
実話が元でタワー完成がメインで
昭和の熱血男たち&情熱の女性たちが繰り広げるドラマでした
=2時間10分の作品
しかし演者も観客も誰も咳込んだりしてないのに
マスク着用をって・・「へっ」とか思うけど
現在の社会環境を鑑みるに
主催側のコノ配慮は正しいし同意する
まぁ同調圧力にも権力にも金にも女にも弱いですし・・・・
でも正しい感染症知識も仕入れて欲しく思うデス
EX:マスクとひもの接着面が外側に付いている方が表になります

野鴨
ハツビロコウ
シアター711(東京都)
2020/03/24 (火) ~ 2020/03/29 (日)公演終了
満足度★★★★
原作が・・・レトロだなぁ・・と感じましたが
それを役者さんが丁寧に演じていて
小道具とか
間とか
と出来が良く
対感染症にも心配りが良かったデス

学園探偵薔薇戦士
フリーハンド
萬劇場(東京都)
2020/03/25 (水) ~ 2020/03/29 (日)公演終了

新雪之丞変化
Project Nyx
ザ・スズナリ(東京都)
2020/03/19 (木) ~ 2020/03/29 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2020/03/25 (水) 14:00
座席1階
「アングラ女優トーク」と題するアフタートーク付きのマチネを見た。その中で、水嶋カンナともりちえが梁山泊の同期だと知った。梁山泊の舞台に出続け、ニクスを引っ張る水嶋はアングラ女優というイメージだが、桟敷童子で底力を発揮するもりちえはアングラ、という感じはしないなあ(笑)
さて、そのもりちえと水嶋カンナの化学反応を楽しみに見に行ったスズナリ。新型コロナで劇場はどこもすいているのだが、この日のスズナリはほぼ満員だった。やはり、もりちえの存在感はすごい。結構な悪役で、しかも大店・広海屋という男性の役だが、超早口のせりふの切れもよく、もりちえここにあり、という感じだった。
「女歌舞伎」と銘打って和ものに取り組むのはニクスでも珍しい。歌舞伎らしい演出もあったが、何よりラストシーンのどんでん返しがやっぱり梁山泊テイスト。今回も大いに期待に応えた。
「長崎の仇を江戸でうつ」雪之丞役の寺田結美は、一昨年の「星の王子様」にも出演している。今回は大抜擢という感じだが、「日本髪のかつらは重い」(アフタートーク)と言いながら、迫力ある舞台に仕上げて見せた。水嶋は「私は顔でスカウトしました。背が高いのもいい」と語っていたが、これから大きく羽ばたいて次世代アングラを背負う「アングラ女優」になってほしい。

メメントモリに花束を
9-States
駅前劇場(東京都)
2020/03/18 (水) ~ 2020/03/22 (日)公演終了

冬の時代【3/28-29公演中止】
アン・ラト(unrato)
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2020/03/20 (金) ~ 2020/03/29 (日)公演終了

冬の時代【3/28-29公演中止】
アン・ラト(unrato)
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2020/03/20 (金) ~ 2020/03/29 (日)公演終了

時代絵巻AsH 番外公演 『鬼人幻燈抄〜水泡の日々〜』
時代絵巻 AsH
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2020/03/11 (水) ~ 2020/03/15 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2020/03/14 (土) 19:00
2020.3.14㈯ PM19:00 池袋シアターグリーン・BASE THEATRE
雨から束の間の春の雪へと移ろい、ひらひら雪の舞う土曜日の夜の池袋をシアターグリーン・BASE シアターへと時代絵巻AsH番外公演『鬼人幻燈抄~水泡の日々~葛野組』を観に足を運んだ。
幕が開いた瞬間から、引き込まれ気がつけば冷えた身体がいつの間にか暖まり、いつきひめである白夜(櫻井彩子さん)と幼なじみで巫女守である甚太(村田祐輔さん)の互いに抱く恋心を自らの胸の奥底に沈め、白夜は集落の者たちと集落の繁栄の為に、鬼に殺された先代のいつきひめだった母の後を幼くして自らの意思でいつきひめを継ぎことを決め、その決意を美しいと思い支える事を選んだ甚太の二人以外には誰も、理解し得ない生き方と思い、二人に想いを寄せる者たちとの気持ちと想いの掛け違えが招いたやり場のない悲しみと痛み、それぞれがそれぞれの成すことを成すために、翻弄され、掛け違え、すれ違い、奪われて行く命、誰よりもかけがえのない白夜を誰よりもかけがえのないと思っていた妹鈴音(辻村りかさん/伊藤優希さん)の甚太への想いの暴走が己が中に眠っていた鬼を覚醒させ殺した鈴音への烈しい甚太憤りと葛藤、そこから170年後の現代に現れた甚太の佇まいに涙が溢れていた。
原作を読んでいた時から感じていた、鬼の血を引く鈴音の鬼を覚醒させた遠見の鬼(生粋万鈴さん)にしても、遠見の鬼と共に葛野の集落を襲う剛力の鬼(黒﨑翔晴さん)もまた、自分たち鬼が人々に忘れられ、この世に存在しなくなり物語の中だけの存在になる事を阻止すべく、何の恨みもない葛野の人たちを殺め、鬼神となり、鬼をこの世に留め、忘れ去られないようにする為、自分たちの居場所を残すために、白夜を、葛野を襲いはしても遠見の鬼も剛力の鬼も何処かにすまなさのようなものを抱えているのではというのを、生粋万鈴さんの『あんた達には悪いけどね』のひと言で強く感じた。
遠見の鬼と剛力の鬼も互いを想い、それでも尚、鬼族の未来の為に、喩え自分たちが犠牲になっても、心ならずも鈴音を利用し、何の恨みもない葛野の人達を犠牲にしても、自分たちが成すべきことを成すために犠牲にする。
白夜は葛野と葛野の民たちの為、甚太はそんな白夜の為、互いの恋心を胸に沈め、いつきひめと巫女守として、共に葛野を守る事を選んだ。
これも、ひとつの愛のかたちである。しかし、それを理解し得る者は多くはない。それは、恐らく、白夜と甚太の二人しか理解し得ない思いだったろう。
だからこそ、白夜を想い、ただ白夜の傍に居られればいいと思いながら、甚太に嫉妬しつつも、白夜への想いを誰にも明かさなかった清正(愛太さん)は、甚太とは母の違う、鬼と人間の間に生まれ鬼の血を引き、父に虐待されていた自分を守ってくれた兄甚太へ思いを寄せながら、兄が白夜と幸せになることを信じて、想いを抑えていたのに、息子可愛さから清正といつきひめを後継を成すためとの大義名分で妻せ(めあわせ)ようとした葛野の長(垣内あきらさん)の説得によって清正と夫婦になることを決めた白夜を憎み鬼と化し、鈴音が白夜を殺めるという悲劇へと至ってしまったのではないだろうか。
それぞれの成すべきこと、掛け違い、すれ違う想い、もし、鈴音が白夜と甚太の決めた生き方が、誰よりも二人を強く結びつけ、真から互いを思う愛のかたちであったのだと知っていたなら、この水泡の日々は無かったのかも知れない。
此処に出てくる誰もが、誰しをも思っているのに、それぞれの持つ思いと生き方、成すべきことを掛け違い、理解し得なかった事が引き起こした悲劇が胸を抉る。
人の命も、鬼の命も、流れ行き、過ぎて行く時は、全て儚い水泡。その日々の中で、確かに白夜も甚太も生きた。
二人の日々は、喩え水泡の日々でも、170年後の現代にも白夜と甚太の守ったもの、思いは子孫へと引き継がれ、儚い水泡ではない。そんな事を、次から次へと胸に去来した舞台だった。
文:麻美 雪

安らかな眠りを、あなたに YASUKUNI
燐光群
劇場MOMO(東京都)
2020/03/20 (金) ~ 2020/03/29 (日)公演終了
満足度★★★★
タイとの共同制作というと「赤鬼」が浮かぶ。国際共同制作という点では、野田の場合は、自分の作品を、世界各地で上演してみる、燐光群の場合は、地域先行で東南アジアの各地と、混合型というか、できるところから共同で作ってみる。今回は本もタイで俳優も来ている。共同制作だからただ役割分担しただけでなく、現場の交流も重ねてのことである。
タイは日本に親しい国の一つであるが、もちろん国情は大いに違う。お互いの理解も距離があるのはこの二つの「共同制作」を見てもよくわかる。
今回の本は、日本の靖国問題がタイではどのように見られているか、というケーススタディになっていて、勉強にはなるが、演劇的に見て面白いかというとかなり苦しい。観客の中に政治的な意識の側面が抜きがたくあって、それがコロナ騒ぎの中で靖国問題を取り上げた芝居を見るという営為とバッティングする。芝居が靖国から広がっていかないのだ。
現実のタイとの関係で言えば、外国人労働者の問題がある。身近な小さな会社でもタイの人を迎え入れて、たぶんお互いに初めての国際経験をしている。こちらは人間的に具体的で面白い。そういう素材は中津留に任せて、と言わないで、現実的な話題から入った方が実り多いのではないかと思う。85分。