
ブタに真珠の首飾り
アマヤドリ×サクマ企画
新潟古町 えんとつシアター(新潟県)
2019/08/23 (金) ~ 2019/08/25 (日)公演終了

『かもめ』-四幕の喜劇-
新潟芸術座
新潟古町 えんとつシアター(新潟県)
2019/12/04 (水) ~ 2019/12/08 (日)公演終了

ロスト花婿
ENG
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2018/03/16 (金) ~ 2018/03/25 (日)公演終了
満足度★★★★★
面白かったし感動したし、メチャクチャ楽しめた。
この作品の2年前…コメディ!を全面に出しての「バク袖」がそこまで個人的にフィットしなかったので、
心配しつつ恐る恐る初日から足を運んだ作品。
爆弾が爆発するみたいな笑いの爆発が初日から起きてて凄かった。
結婚式場という分かり易いシチュエーションで、曲者達が次々と出てきてそれらが噛み合っていく様はお見事だった。
それぞれの役者さん達が笑いを作れる為にある意味で「混ぜるな危険」禁断レベルの、組み合わせを惜しげもなく出し続けて、
それらが笑いを積み上げていくエネルギーが凄かった。
またその曲者達の真ん中で、シッカリと物語を感動に導く新郎新婦の主演のお2人が素晴らしく、
観客もまた結婚式に参列している様な高揚感があり、最後まで楽しめる作品だった。
ただ作品の特質上、幸せに大円団で完結している為に、別のカップルや、この主演お二人のままであっても
数年後に再演されるのを望むか?と訊かれると、幸せな結婚生活を送っていて貰いたいので、あまり観たくないのが正直なところ。
それくらいこの作品は奇跡的なメンバーの組み合わせで成り立っていた素晴らしい作品であった。

クレプトキング
ENG
六行会ホール(東京都)
2017/11/15 (水) ~ 2017/11/20 (月)公演終了
満足度★★★★
オリジナル作品で、ここまで世界観を徹底して作り上げられるキャスト陣とスタッフの方々のエネルギーに敬意を表したいと思います。
2.5次元作品が苦手な私なので、ジャンルとしてはそちらに近い作品で苦手意識があってもおかしくない作風でしたが、
各キャラ達のどこか人間臭さが良い意味で味になってて、問題無く楽しめました。
最後のダンスシーンまで圧巻の熱量で、熱波が客席にドーン!と届く様なエネルギーに溢れてました。
アニメ・マンガ・小説…などなどあらゆるジャンルに通ずる万能型のエンターテインメント作品でした。

SLeeVe‐RefRain
ENG
六行会ホール(東京都)
2016/08/17 (水) ~ 2016/08/22 (月)公演終了
満足度★★★
贅沢なメンバーが揃い、十分に楽しめる作品でしたし熱演ぶりも凄くて、見どころもたくさんでした。
ただし個人的に《妖怪》作品が何故か著しく合わないのです。
怖い、とかではなく…作品の中に入っていけない、感情の微妙なニュアンスが理解し辛い、のです。
妖怪の基本的な知識が欠落してるからか、大前提であるそれぞれの妖怪の格付けだったり関係性が掴み辛いのもあったかもですが、
とにかく何をそんなにシリアスに物語が進んでるのか?
それぞれの目的は?などがどうしても把握出来ずにいました。
ENGさん作品の中では比較的苦手な作品でした。

バックトゥ・ザ・舞台袖
ENG
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2016/09/23 (金) ~ 2016/10/02 (日)公演終了
満足度★★★
「観劇前に期待値を上げ過ぎて失敗した」という自分自身のミス。
その後の観劇方法について考え方を改めたのだが、とにかく観る前から「この作品は面白いに違いない」と自分に言い聞かせる様に観に行ってしまってハードルが上がり切ってしまってたのか、そこまで楽しめなかった自分にビックリした記憶が鮮明。
その中でも「コレは内輪ウケで終わってないか?」という印象が当時残ったのが今でも覚えている。
当時に複数回観劇して、その後にDVDも観て、それなりに今でも楽しめるが、
上記の通り「初見の際にハードルが上がっていて、それを超えてこなかった」印象が残っている為、
心の底から笑う感じでは無く作品として冷静に観てしまう。
何かがきっと根本的に合わなかったのだろうと思うしかないが。
平均点である3点とさせて頂く。

リミット・オブ・タイムラグ
RINCO PRODUCE STAGE
CBGKシブゲキ!!(東京都)
2018/10/05 (金) ~ 2018/10/14 (日)公演終了
満足度★★★★
個人的にも存じ上げてる役者さんが多く、どうしても肩を持ちたくなる作品でした。
難しいギミック、設定にチャレンジされてて、緊張感溢れる空間はなかなかにスリリングでした。
またビックリ箱、オモチャ箱をひっくり返した様なてんやわんやな展開は無理矢理感が無い限り楽しめました。
ただし残念ながら無理矢理ハプニングを起こしにいこうという空気もあり、それは仕方ない事とは言え、
恐らく多くの役者さんを初見の観客にとっては内輪ネタ感も強かったかな?と思います。
とは言え舞台巧者達でハプニングにも慣れっこの強者達の集まりでしたから、楽しめたのが本音です。
千穐楽の加藤さん、そして出演者達へのスタオベは素直に観客の人達からのエールだなと思いました。

遠慮ガチナ殺人鬼
企画演劇集団ボクラ団義
ザ・ポケット(東京都)
2019/01/09 (水) ~ 2019/01/20 (日)公演終了
満足度★★★★
4度の観劇で、その度に印象が変わった舞台。
十分に楽しめました。
キャラ達の妖しさと、取る行動の怪しさ、意味深な言動の数々…
コミカルな部分も多く、笑える箇所もたくさんありました。
ただコレを2時間前後で出来たらもっと良い印象で終われるんじゃないかと思ってしまったのが観劇後の率直な印象でした。
なんて言うか…作品の種まきやこういう作品ですよ、と観客に伝える事に時間が掛かり過ぎてしまっている印象でした。
元々明るい、サッパリした作品ではなく真犯人?の心理描写、そこまでの行動に至ってしまった動機などを伝えなくてはならないのは十分に分かりますが、
どちらかと言うと作品の本筋ではない部分の肉付けが楽しくなってしまって、作品自体の推進力に繋がってない印象がどうしてもありました。
他の方も書かれてますが、ツッコミどころもなかなかに多い作品と思いました。
ただしここまで書いておきながらそれでも十分に楽しめました。
ただ、DVDを買ってまで繰り返し観たいか?と問われると、そうではなかった印象だったのが正直な気持ちです。

いえないアメイジングファミリー
WBB
シアターブラッツ(東京都)
2019/10/16 (水) ~ 2019/10/22 (火)公演終了
満足度★★★★
《丁度良い加減の舞台》でした。
力が入り過ぎてもなく、力を抜き過ぎてもなく、観客が安心して笑える丁度良い上質な加減。
人間ではない(一応、悪魔となってる様だが)女の子が、人間に恋をした事を父親にバレない様に奮闘する物語。
三姉妹と、それぞれに関わる登場キャラ達が、少しずつズレながら物語があらぬ方向に全力で進んでいく…
その無茶苦茶ながらそれらの設定がシッカリ描かれているので、荒唐無稽ながら安心して作品に委ねられる感じ。
勘違いが勘違いを呼び…というパターンの舞台は多くあれど、よく調理されていてずっと笑っていられました。
自分が観劇したのが千穐楽でしたが、どうやら千穐楽スペシャルでカーテンコールに一瞬だけこれまでに無かったシーンが足されており、
そのホッコリ感もまた本当に絶妙であり、笑顔で劇場を出る事が出来ました。
今後も再演される事が多くありそうな作品なので、機会があったら触れてみて欲しい作品でした。

マクベス
DULL-COLORED POP
KAAT神奈川芸術劇場・大スタジオ(神奈川県)
2019/12/12 (木) ~ 2019/12/22 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
終演後谷さんに聞いてみたら、やはりマクベスの話を知っていること前提での演出だったようなので、知らない方は当パンの説明を読んだ方が良いかと。
格好からして今までにないマクベスでしたが、セリフなどは意外に真っ当でした。バスタブのシーンは私もドキドキ。客席も巻き込んだ演出も楽しかったです。
そしてラストにはびっくり。←どんなラストだったのかネタバレにでも書いとけよ!!と自分で突っ込む2025年5月27日。一昨日太鳳ちゃんのマクベス夫人見たのでした。
これでやっと「観てきた!」登録終わりです。今年(2020年)は溜めないように観たらすぐに書くことを心がけたいものです。

Touch ~孤独から愛へ
東京演劇集団風
レパートリーシアターKAZE(東京都)
2019/12/24 (火) ~ 2019/12/25 (水)公演終了
満足度★★★★
終演後、最寄りの駅までずっと「うーん、うーーーん」と唸りながら歩きました。貧しく暮らす兄弟と、彼らをなんとか救おうとする男の話。少しずつ心を開き、外の世界に向かおうとする弟と、反発する兄。ナイフで脅す兄に立ち向かう男に「おお!ケンカに強いのか!」と思ったら銃を取り出すのは卑怯だ。そして最後には銃で撃たれて死んでしまうという皮肉(に思えた)。結局貧しく育ったものには幸せは訪れないのかと思わされてしまう。

獣唄
劇団桟敷童子
すみだパークスタジオ倉(そう) | THEATER-SO(東京都)
2019/12/03 (火) ~ 2019/12/15 (日)公演終了
満足度★★★★★
行くはずだった回が村井國夫さん降板のため中止になり、主役の繁蔵が村井さんから原口健太郎さんで再開された回を観劇。粗暴で自分中心な繁蔵が原口さんにぴったりでしたが、村井さんでの繁蔵も見てみたかったです。相変わらず舞台美術がすごかった。
安心して花を愛でることができる時代が続くようにと思います。

カケチガイ
Offbeat Studio
ウエストエンドスタジオ(東京都)
2019/12/04 (水) ~ 2019/12/08 (日)公演終了
満足度★★★★★
客席が変わった作りだったので、まずどこに座ればいいのか(笑)。
あとで冷静に考えるとそれはどうなの?と思ったりしましたが笑えました。

フィクション
JACROW
駅前劇場(東京都)
2019/12/04 (水) ~ 2019/12/08 (日)公演終了
満足度★★★★
JACROWの描く2023年ということで随分心配して見に行きましたが、思っていたよりは明るい終わり方で良かったです。アフタートークではこの先は暗いという人の方が多かったですが、そうならないことを祈るばかり。
この劇場は後ろの方に座ると(特に小柄な私は)とても見え難い。今回は前の席の方が来なかったようで幸いでしたが、その隣の方がまたでかい方で・・・

IBUKI
Y’s ExP.
TACCS1179(東京都)
2019/11/28 (木) ~ 2019/12/03 (火)公演終了
満足度★★★★
仕事に対する姿勢をまっすぐにとらえた良い作品だと思いました。
しかし、舞台なので仕方ないとは言え世界的ファッションブランドという設定なのにみなさん最初から最後まで同じ格好。これはファッションではなく記号と思えばいいのねと諦めましたが、できたらオシャレな服を取っ替え引っ替えして欲しかったです。オフィスのインテリアも気を使ってほしいものです。

Inner World Evolution インナーワールドエボリューション 内世界の進化 IV~番外編~
株式会社ムーンミュージック
日経ホール&カンファレンスルーム(東京都)
2019/11/28 (木) ~ 2019/12/02 (月)公演終了
満足度★★★★★
前回下級天使だったオズワルドは中級天使になって明るくなっていましたし、アポロンがが化けたオズワルドはカッコ良かったです。アニータの出生の秘密が明かされ、そこには愛があったこともわかりました。
杏奈さんの歌も見習い天使の生演奏も素敵でした。

『微かなひかりに満ちている』
Antikame?
劇場MOMO(東京都)
2019/11/28 (木) ~ 2019/12/02 (月)公演終了
満足度★★★★
静かに進む静かな物語。誰にも共感できないし、彼らの誰かにかける言葉もありません。考え方も感じ方も違ういろんな人たちがいるということかな。

売春捜査官【当日券ございます!】
稲村梓プロデュース
サンモールスタジオ(東京都)
2020/01/07 (火) ~ 2020/01/12 (日)公演終了
満足度★★★
初めての「売春捜査官」。主演の稲村梓さんが過去に何度も演じていることを知り、お初にはもってこいだと思い劇場に足を運ぶことにした。
前半、数多くあった笑いを誘なうセリフの掛け合いには正直うまく入り込むことが出来なかった。
が、一転後半のシリアスな場面では、最前列ということもあり、至近距離での演技の熱量を全身に浴び、大山金太郎、山口アイコ、李大全、それぞれの行動はどうしようも無い必然の礫となって胸を叩いた。
というわけで、評価が難しい作品である。

平日の天使、その他の短編
キコ qui-co.
Ito・M・Studio(東京都)
2016/09/20 (火) ~ 2016/09/25 (日)公演終了
満足度★★★★★
初のqui-co.さん作品でしたがその世界観をタップリ堪能出来ました。
表題演目の『平日の天使』も良かったのですが、個人的には『サンダルウッド』の世界観が最高に好きでした。
生々しい男女のやり取り。
どうしようもなく流れる時間。
そこにあるお酒と、溢れる様な音楽と踊り…
そして百花亜希さんの消えてしまいそうな危うい存在が抜群でした。
照明が徐々にフェードアウトして、消えてしまう、終わってしまう儚い至福の時間…
掌から砂がこぼれ落ちていく様な脆さと、でもそこに確かにあった存在の残骸と感触…
全てが絶妙で素晴らしかったです。
たぶん今でも某観劇アプリで観られる筈なので、多くの方に観て貰いたい作品です。

月に吠えろ、夜ヲ焦ガセ君ヨ
ACTOR’S TRASH ASSH
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2019/03/20 (水) ~ 2019/03/24 (日)公演終了
満足度★★★★
関谷真由さん出演。
すっかりアクションが得意になった関谷さんは安定感抜群で、安心して見られます。
主役の小栗諒さんは殺陣も演技もさすがです。このシリーズ、小栗さん以外が白狐を演じるのは想像できません。
このシリーズというかASSHさん全体のことですが、斬られてもなかなか倒れないところは、もうちょっとバランスとってほしいと思います。