
シレネ
MÅNGATA
シアターシャイン(東京都)
2020/01/18 (土) ~ 2020/01/19 (日)公演終了
満足度★★★★★
とても素敵なダンスでした。
ストーリーを分かりやすく身体で表現してましたし、ダンサーの4人は台詞を実際には話さない演出も良かったです。
座席に置いてあるアンケートに最後のネタバレが書かれていたのは残念になりましたが、面白かったです。

『僕と死神くん』『KNOCK KNOCK KNOCK 或いは別れた記憶たち』
ポップンマッシュルームチキン野郎
シアターサンモール(東京都)
2019/12/18 (水) ~ 2019/12/22 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2019/12/21 (土) 13:00
座席O列4番
価格5,000円
【僕と死神くん】
2009年に劇場MOMO、2011年に吉祥寺シアターで上演された「よーい(2011年は「よ~い」表記)ドン!!死神くん」の改題三演目にして「こい!ここぞというとき」(2008年、2012年、2016年に上演)と共に親子愛が前面に出た作品。
本作(の初演)以降、ポップンマッシュルームチキン野郎が描く家族愛は夫婦愛になっていったような気がする。(全作品を観ているワケではないので異論反論歓迎)
旅館の浴場で鉢合せして(息子は相手が実父と知らない)息子の嗜好が自分と同じと知り喜ぶ父、の場面が初演から大好きなんだよなぁ。

イヨネスコ『授業』
楽園王
サブテレニアン(東京都)
2020/01/21 (火) ~ 2020/01/26 (日)公演終了
満足度★★★★
Aチームを観劇、休憩無し1時間15分、個人授業の先生と生徒との間の確執を描く内容(たぶん)、独特のセリフ回しに好き嫌いが分かれるかも(以下ネタバレにて)。

イヨネスコ『授業』
楽園王
サブテレニアン(東京都)
2020/01/21 (火) ~ 2020/01/26 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
未見の不条理劇…自分にとってこの公演が今後の同作品の基準になる。たぶん、本公演は文章でいう倒置法のような描き方になっているのではないか。つまり結論が先になり、その説明を順々に展開していく。そうすることで難解と思われそうな公演を解り易くする演出的な工夫である。確かにその面は良かったが、逆に不気味に逆転していく立場と言った不条理の醍醐味が弱くなったように思えたのが残念だ。
(上演時間1時間20分)【Aチーム】

燈火の中、貴方を想ふ
トキヲイキル
ぽんプラザホール(福岡県)
2018/04/11 (水) ~ 2018/04/15 (日)公演終了
満足度★★★★
素朴でコツコツと積み上げる様な実直な作品で、素直に好きでした。
演者の子達も凄く一生懸命に戦中の苦しさを表現していて、
多分、当時の女性達と現代の女の子達としては感覚はだいぶ違うハズですが、
そんな中でも時代を超えて普遍的な想いを描いているな、とジーンとしました。
作品とは別ですが、福岡の劇場での舞台観劇は初めてだったのですが、
観客がとても温かく役者さん一人一人の自己紹介(名札を手に持ち一礼、的な)の際に、
しっかりと拍手が起きていて、笑いも適度でとても居心地の良い空間でした。
福岡で舞台観劇には慣れていないだろうな、とも思える感じもあり、
帽子を被ったままの方とかも散見されましたが、携帯マナーなどは開演前に
しっかりとスタッフによるアナウンス(+切る実演)があり、
戦時中という空間を壊す様な携帯のバイブ音なども無く良い空間でした。
書いて良いか分かりませんが、主催者ご自身によってYouTubeに全編動画がありますので、
気になる方は是非そちらをご確認下さい。

BOX-SING
beginningプロモーション
R's アートコート(東京都)
2017/04/01 (土) ~ 2017/04/03 (月)公演終了
満足度★
う~ん…なんか消化不良な作品でした。
劇場にはリングがバンと張られており『おお、やる気満々!』と期待感は高まりましたが、
ボクシングとそのハーフタイム?にやるユニットの歌と…
タイトルの通りボクシングと歌との融合で面白くやろうとしていたのは分かったのですが、
その企画というか、ワンアイディアを思い付いて作ってみました感ばかりが残り、
そこに特に感動やストーリーの良さ、そういったものを感じる事はありませんでした。
イベント的なものとしたら楽しめる方もいるのでしょうが…って感じでした。ごめんなさい。

ふたりカオス
劇団6番シード
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2015/09/24 (木) ~ 2015/10/05 (月)公演終了
満足度★★★
二人芝居が連続で5本も観られる。
しかもその組み合わせの通り数が半端じゃない。
作品の内容も含めてカオス以外の何物でもありませんでした。
DVDの組み合わせも20パターンくらいあって、私はその内の4本くらい観ましたが、
自分が観られなかったパターンの組み合わせも多く楽しめました。
長く続いている劇団さんが、どこよりもこういった攻めた企画を打っていくという姿勢は、
しっかりと観客に伝わっていると思いました。
短編ものなので☆3つを最高点として☆3つにしていますが、
時間も経ち、また新たなパターンで再演してくれないかなぁ~と期待も込めてコメント。

人生の大事な部分はガムテで止まっている ≪現代編≫≪大正時代編≫
劇団6番シード
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2017/04/05 (水) ~ 2017/04/23 (日)公演終了
満足度★★★
現代編・大正編の両方を観劇。
楽しく剣劇出来ました。
描き方が面白いな、と思ったのは先に現代編を上演してから、
その後に大正編に突入するという上演スケジュール。
セット的には、先に大正編を上演してからその綺麗だったセットに汚しの加工を入れるなど、
そっちの方が楽だと思うから、それをセットありきでやるのではなく、
しっかりと作品としてこうした方が良い、という心意気を感じました。
ドタバタ・コメディは6番シードさんのイメージとしてとても良く合っていて、
今回も上演前から楽しみにしていたのですが、上演時間も90分前後であり、
走り抜ける様な勢いある作品で、意外な展開と繋がりも味わえました。
6番シードさんにはもっと私に合う感動作品も多く結果的にそっちの方が☆が増えてしまうので、
この作品は☆自体は3つですが、きっと楽しめる方には私以上に楽しめる作品だったと思います。

「銀河旋律」「広くてすてきな宇宙じゃないか」「僕のポケットは星でいっぱい」
まるP企画
インディペンデントシアターOji(東京都)
2020/01/20 (月) ~ 2020/02/02 (日)公演終了
広くてすてきな宇宙じゃないかを観劇
ニュースの演出が好きです。
今後の高齢化が進む日本の未来を見ている感じでした。
アンドロイドに対するそれぞれの考え方がリアルに伝わってきました。お婆ちゃん欲しい笑

「銀河旋律」「広くてすてきな宇宙じゃないか」「僕のポケットは星でいっぱい」
まるP企画
インディペンデントシアターOji(東京都)
2020/01/20 (月) ~ 2020/02/02 (日)公演終了
満足度★★★★★
銀河旋律の初日を観劇。脚本が良いのか、配役が上手いのか、それともやっぱり役者さんの力量なのか、役名は覚えられなくても、誰が誰なのか混乱することなく、すんなりとお芝居の世界に入っていけました。ハーフタイムシアターということで1時間物ですが、中身が濃いので満足でした。ところでTVのニュース番組部分は映像を使用。顔だけ映ってた時はあんなプロポーションだったとはわからず、舞台上に出てきてびっくり。

十二人の怒れる男 -Twelve Angry Men-
feblaboプロデュース
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2020/01/10 (金) ~ 2020/01/20 (月)公演終了
満足度★★★★★
今までに観た「12人」の中で、最も輪郭のはっきりした作品だったと言える。
誰も埋もれていない「12人」は初めてかもしれない。
それだけ、俳優全員に存在感があったということだろう。
数年前に観た「12人」は、男女混合のダブルキャストで、さぞやチケットを沢山売りたいのであろうと思われるキャスティングで、半分以上のキャストがただ埋もれているだけであった。
演出の事はわからないが、どうすればこのように白黒はっきりさせた構成になるのだろうか。
あまりにも悪役でございの演出は、少々違和感を感じたものの、とにかくわかりやすく、初めてこの作品を見る人には特にオススメである。

神の子
株式会社コムレイド
本多劇場(東京都)
2019/12/15 (日) ~ 2019/12/30 (月)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2019/12/21 (土) 14:00
パンフなんて買っても、ゴミになるだけだよ。
判っちゃいるし、そうした経験もよくあるのだけれど、観劇後の食べ過ぎ、胃もたれを解消するために、やはりどうしてもパンフレットに頼らざるをえないことがある。とにかく、何かの力を借りて解題が必要なのだ。演出家や出演者、脚本家の声、評論家の文言、舞台の歴史的背景、脚本の来歴、公演の歴史などなど。
買いましたパンフ。そこから掬い取ったのは、そうだよね、赤堀雅秋さんの作品なのだよね、というただそれだけで腑に落ちたという安心感。どうしようもねえーなー、まったく。ということかな。
もう一つ印象的だったのは、出演者たちが悩まし気に語る「神の子」というタイトルの解釈。その咀嚼の仕方が、十人十色で面白かった。赤堀氏との関係や、役者経験、舞台経験で異なるアプローチ。悩んでいるとは言えないけれど、それなりに気にはしているみたいで。
「誰もが神の子」というのが正解か、それともそんなもんだろう、ということに思う。
舞台転換と、役者の導線の使い方が見事。奥行を生かした前後・裏表の役者の動きと、舞台脇から中央まで舞台装置を広く動かす移動の妙。
とにかく役者が「生きている」と感じさせる演出は、静けさの中でする心音のような微妙だけれど確かな力を感じさせる。よいなあ江口のりこ。

Andorra
アンドラプロジェクト
サブテレニアン(東京都)
2020/01/15 (水) ~ 2020/01/19 (日)公演終了
満足度★★★
鑑賞日2020/01/18 (土) 18:00
開幕と共に、渡部朋美の甲高い笑い声。この声によって、終幕まで異様な不快感に悩まされ続けられる。(これ、褒めています)その声を発する兵士の死んだ魚のような眼と、無機質でありながらただただ腐臭めいた存在、いつその沈黙が崩れかねないという危うい暴力性の胎動。なんともはや、この物語に潜む差別とプロパガンダの醜悪さを、全てこの兵士は体現していたのだな、と終焉後に思い至る。その意味では、この舞台でストーリーを追うことの無意味さを、バイリンガル演劇という実験を、確固たる演劇として成立させていたのは、この兵士なのだ。
舞台上の演劇自体は、何とも終始取っ散らかっている感じが否めない。これはこれで、兵士に表象された意図的な不快とは異なる、何とも観客にとって居心地の悪い不快。
脚本がよいものであることは、すぐに判る。
ただ、演者がたびたびセリフに詰まったり間違えたり、あまりにつたない演技と姿見も見ないで出てくる役者気質の欠如を目の当たりしては、ただただ断続的な失望を感じざるをえない。物語へ浸潤しようとする私の意識は、そのたびに無味乾燥した空気に晒される。舞台が殺風景な空間に化す。
この原因は、けして、ハングル語と日本語の混合が生み出したものではない、演出か役者の力量か、何かが足りないのだと思う。
さて、描かれる物語。それはプロパガンダによって、差別・排他を正当な慣習として受け入れる民衆の醜さだ。アンドリのユダヤ人としてのレッテルは、彼がユダヤ人ではないという事実によって報われはしない。それは、愛する者と結ばれる方途を完全に閉ざすものだから。アンドリの存在は、社会生活で人間が病まざるおえない差別という宿痾の象徴なのである。
妻鹿有利花の演技は鉄板。停滞しがちな舞台のよい潤滑油となっていた。ローティションの関係で、小八重智の演技が観られなかったのが残念。(シルエットのみの出演)
菅沢晃はちょっと、どうしちゃったのかな。何か足りない。

1958〜東京タワーが出来た日〜
劇団仮題
HEP HALL(大阪府)
2020/01/18 (土) ~ 2020/01/19 (日)公演終了

ストリッパー物語
URAZARU
オメガ東京(東京都)
2020/01/15 (水) ~ 2020/01/19 (日)公演終了
満足度★★★★★
明美役の女優さん、とても良かったです。
初めて観る劇団でしたが、2時間飽きさせることなくしっかり魅せてくれました。

黒使
劇団光合聲
SPACE9(大阪府)
2019/03/02 (土) ~ 2019/03/04 (月)公演終了

「朝日のような夕日をつれて」
株式会社STAGE COMPANY
本所松坂亭(東京都)
2020/01/14 (火) ~ 2020/01/19 (日)公演終了

スティングガールズ
首都演劇部
ザムザ阿佐谷(東京都)
2020/01/10 (金) ~ 2020/01/19 (日)公演終了
満足度★★★★
テンポも良く、観終わった後に爽快感が出る面白い舞台でした♪
主演の彼女たちがどれだけ経歴があるか分かりませんが、喜怒哀楽がしっかり表現されて良かったと思います!
ただ、演出なのかも知れませんが、違うシーンを同時にカブらせたり、いきなり回想シーンが始まったり、声が小さすぎて聞き取れないセリフが多かったり、個人的に若干とまどう部分もあり、初めて観る方はどう感じるかな?と思いました。

TICKET
家のカギ
ColaboCafe(東京都)
2020/01/17 (金) ~ 2020/01/19 (日)公演終了
満足度★★
道に迷ってやっとたどり着いた小さな喫茶店は客で満席。しかしよく見るとキャストが何人か座っているではないか。なるほど!! 観客参加型ってことね。芝居が始まって裏切者を探せが始まり観客のも疑いの目が向けられる辺りは面白い。ただ台詞噛みすぎなのが・・・

怪盗協奏曲
ZERO BEAT.
ザムザ阿佐谷(東京都)
2019/05/28 (火) ~ 2019/06/02 (日)公演終了
満足度★★★
期待通りで、予想通りに楽しめた。
良くも悪くもそれ以上でもそれ以下でも無かった。
バーの空間で妖しいメンバーが悪だくみをして、
それぞれに個性豊かなメンバーが、実は関係があったり、
表の顔だけでなく裏の顔もあったり…と、設定は面白かったが、
どんでん返しの様な終盤が、そこまで大きな波乱も無くどちらかと言えば予想通り。
観劇後に時間が経ち思い出してみると、結局途中の天空の城ラピュタのシーンが、
一番思い出されてしまう…のは良いのか悪いのか…
別に楽しめなかった訳ではなく、そこそこ楽しめたのだが…