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朗読活劇 信長を殺した男 2025

朗読活劇 信長を殺した男 2025

ハピネット・メディアマーケティング

THEATRE1010(東京都)

2025/11/20 (木) ~ 2025/11/24 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

木瓜班観劇。歴史上名高い「本能寺の変」に新解釈を与える朗読劇。物語はif的な面は強いのですが、5人のキャストと生の和楽器(三味線と和太鼓)が相まって、何とも魅力的な公演でした。キャストの方は若い方ばかりでしたが、語り部や複数の役を見事に演じられており、惹き込まれました。

第41回公演『テセウスの宇宙船』  第42回公演  『果てなしランデブー』

第41回公演『テセウスの宇宙船』 第42回公演 『果てなしランデブー』

たすいち

スタジオ空洞(東京都)

2025/11/08 (土) ~ 2025/11/16 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2025/11/11 (火) 14:00

【果てなしランデブー】
「人が求めていることがわかる」男をめぐる物語、なるほど確かにもう一方の「テセウスの宇宙船」と共通の世界観で「その世界ならこれが起こっている一方であれも起こっていそう」な感じ。
そして「貴方は他者にどこまで寄り添うことができますか?」と問われているようであれこれ考えながら観る。
また、中盤で「あんなことやそんなことがあった」旨を台詞無しの早回しで見せるのも巧い。上演時間短縮効果もさることながらいちいち描かなくてもこれで解ってもらえますよね、と観客を信じているツクリなのが心地よい。
いろんな意味で「いかにもたすいちらしい」2本に満足♪

ネタバレBOX

ところで「人が求めていることがわかる男」の設定からヴィム・ヴェンダース監督「ベルリン・天使の詩(1987年)」を連想したのはσ(^-^) だけではあるまい。
喜劇王暗殺

喜劇王暗殺

トツゲキ倶楽部

「劇」小劇場(東京都)

2025/11/19 (水) ~ 2025/11/23 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

「暗殺」というのだから、コメディの中にもミステリィ要素が差し込まれ、コメディだからこその騒がしさが協調されていたと思う。
個人的にはこの騒がしさがちょっと苦手だけど、要所要所で全体を俯瞰してみているハルさんがGOODだったな。
そして、チャップリンと付き人さんがお気に入り!

きらめく冬の物語

きらめく冬の物語

演劇ユニットキングスメン

LIVE HOUSE 曼荼羅(東京都)

2025/11/21 (金) ~ 2025/11/22 (土)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

 華5つ☆ 断固観るべし。偶々22日17時開演の回は若干空きがあるとか。

ネタバレBOX

 今回はギターとサックスの生演奏(FontanaDue)とのコラボ。シェイクスピアの「冬物語」を高村 絵里さんの上演台本で公演。前回の曼荼羅公演では演奏時のステージが主要な演劇空間として用いられていたが、今回はその手前の前回では客席になっていた部分の中央から曼荼羅入口辺り迄を通路や演劇空間としても用いている。何しろ登場人物は二十人には満たないがその9割近い、それを5人で演じるから役は衣装で基本的に見分けるスタイルだ。役者さん達は大変だが、高村さんの緻密で気の利いた演出で分かり易く、而もシェイクスピアという大天才の何たるか? が極めて良く判る作品に仕上がっている。つまり役者が演ずるという行為はどういうことか? 演劇をどのように上演すればその作品の本質を伝えることができるか? の解であるような公演であった。無論、観客には、シェイクスピアという劇作家の本質も良く判る創りになっており、役者さん達の演技も役を生きるという難度の高いレベルに達している者が中心を占め観やすく分かり易いと同時に質の高い公演になっている。
密夜譚

密夜譚

feblaboプロデュース

RAFT(東京都)

2025/11/19 (水) ~ 2025/11/24 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

 華5つ☆ 濃厚な約70分。

ネタバレBOX

 会場レイアウトはL字を反時計回りに180度回転させた位置が客席、客席と会場壁に囲まれたスペースが劇空間である。椅子4脚が、台形の左端を三角形分切り取った各々の頂点に置いた風。登場人物は4名、何れも女性。(但し1名は未来型アンドロイド)
 物語は宮澤賢治の作品群から採られた銀河鉄道や「雨ニモ負ケズ」が重要な要素として用いられている。実際に描かれているのは4名の乗った銀河鉄道が終着駅に到達する直前、彼女らの乗っていた車両だけが連結から離れ宇宙の直中に放り出されてしまった事故後の約1時間を描く。この1時間の間に脱出し救護されなければ彼女らの乗った車両はブラックホールに吸い込まれてしまう。尺は約70分弱。
 登場人物の説明からしておこう、先ず博士(我々が実際に生きているこの現代でいえばロボット工学の最優秀研究者)レイ(博士の作った最新鋭のアンドロイド型、我らの体験しているAIの更に進化した状態のように自ら独立した思考を持ち、他にも様々な人間にはまねできない機能を具えた者)、アシュナ(火星の皇女、未解明の病原菌に侵され火星では受けられない高度なレベルのオペを受ける為終点の駅即ち星へ向かっているが、貧しい火星の民から漸く資金を調達して貰い命賭けで旅をしている。彼女が死ねば火星は亡びる)、ゴーラ(終着駅の星の住人、終点の星は金持ちの星、その星でも有数の大金持ちの妻で高価な銀河鉄道の運賃は問題にならない、但し金を稼げなければ敗残者の道を辿る他ないこの星でどこかへ行ってしまっても夫が追い求めてくれないという孤独に苛まれて旅をしている。即ち彼女の旅は彷徨、精神の死である)
 さて以上の4人が遭難し僅か60分でブラックホールに呑み込まれそうになる中、彼女らの精神的ショックや混乱で18分は無駄に過ぎてしまった。残りは42分、この間に安全で効果的な助かる道を見つけられなければ死なねばならない。原因は、ゴーラのイケメン車掌への浮気にあった。無駄に過ごした18分間には、この責任問題もあったのである。銀河鉄道は各車両に1つ、緊急脱出用の装置が取り付けられているが、この脱出装置は既に使えない。車掌が既にそれを用いて脱出してしまっていたからである。生きるか死ぬか究極の選択が迫られる中で皇女アシュナは火星の運命を担いどうしてもオペを受け火星に戻らねばならない。博士は火星が滅ぶよりもっと多くの人々を救うことができる、と言う。博士が生き残るならば。ところで最も生き残れる可能性の高いのは、矢張り博士の開発した非常脱出装置であるが試作品で1人用。装置は1つのみしかない。博士は自分の開発したレイに自分に生き残る権利を与えるならば、レイ同様の「アンドロイド」をいくらでも作れると主張するが、既に自我に目覚めたレイはこれを認めない。この事故を引き起こす原因を作ったゴーラの主張は身勝手であっても誰が喜んで死んでゆくことを引き受けるだろうか? 議論している内に1人、また1人と命を落としてゆく。生きるか死ぬか、この究極の問いと自我の持つ必然的問い、私とは何か? 何故生きるのか? この答えは誰もが知りたい究極の問いだ。ブラックホールに引きずり込まれる瞬は刻々と近づく。その時、銀河鉄道の走る音が聞こえてくる。僅か70分弱の尺でこれだけ濃厚な内実の芝居は稀有。役者陣4人の迫真の演技と優れた脚本、演出。この作品をこのメンバーで成立させているfeblaboの池田さんも流石。
新宿八犬伝  第一巻 ー犬の誕生ー

新宿八犬伝 第一巻 ー犬の誕生ー

流山児★事務所

Space早稲田(東京都)

2025/11/21 (金) ~ 2025/11/25 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

これは良い
物語がだんだん躍動していく芝居
リーディングとは名ばかりの台本の使い方が素晴らしい芝居でした

今や形骸化してる様々な戯曲賞
将棋の藤井棋士の言葉で例えるなら戯曲の担保
今これだけの戯曲書ける人がいるんだろか?
お薦め

THIS HOUSE

THIS HOUSE

JACROW

新宿シアタートップス(東京都)

2025/11/19 (水) ~ 2025/11/25 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鉄の女サッチャー首相が誕生する前日談を
対抗勢力から描いたイギリス国会ものの芝居でした
お時間ある方はぜひ

お寺でポンポン‼︎

お寺でポンポン‼︎

劇団娯楽天国

ザ・ポケット(東京都)

2025/11/19 (水) ~ 2025/11/24 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

面白かったです!
お父さん、せっかく定年後の田舎暮らしを満喫するはずだったのに、娘が来るのはいいとして一人じゃないし、訳ありな感じの昔の知り合いが来て居ついてしまいそうだし、怪しい勧誘者やらなんやらと大騒ぎ・・・
ラストがあそこに行くとは思っていなかったので、心の準備が・・・(笑)

ネタバレBOX

怪しい訪問者たちとの大騒ぎだけかと思っていたら、お母さん亡き後(それ以前からか)の娘たちの間でのわだかまりが大きくなってついには爆発!しかもトイレまで(いやーあんなに近所のおばさんが気をつけるようにと言ってたので、これは爆発するな?とは思っていたんでした)次女の彼氏が花火とかも作っていたので火事になり、ついにお父さんは田舎暮らしを諦める方向になって残念かもですが、娘たちもお互い本音を言い合ってスッキリしたのかな。と言う家族の話にちょっとウルッとしつつ、それはずるいんじゃないかとかも思ったりして。
この騒動で壊れるお家の美術(屋台くずしって言うんでしたっけ?)がすごかったです。みなさん千秋楽までお怪我のないように。
朗読活劇 信長を殺した男 2025

朗読活劇 信長を殺した男 2025

ハピネット・メディアマーケティング

THEATRE1010(東京都)

2025/11/20 (木) ~ 2025/11/24 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2025/11/21 (金) 15:00

戦国時代の話なのに戦いのシーンが殆どないのが斬新。新説を広めるのに論文ではなくて漫画や演劇を通じて、というのも新たなアプローチ。

お寺でポンポン‼︎

お寺でポンポン‼︎

劇団娯楽天国

ザ・ポケット(東京都)

2025/11/19 (水) ~ 2025/11/24 (月)公演終了

実演鑑賞

喜怒哀楽がぎゅっと詰まった傑作コメディー。お寺も大変なんですね。

ネタバレBOX

最後の家の爆発は迫力。
お寺でポンポン‼︎

お寺でポンポン‼︎

劇団娯楽天国

ザ・ポケット(東京都)

2025/11/19 (水) ~ 2025/11/24 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

ファンキーな坊主と煩悩ファーストの衆生たちの悲哀を描くコメディは痛快でした。

ネタバレBOX

定年後の田舎のスローライフを楽しんでいた男の家で、次々と相続バトル、破壊坊主の登場、インバウンド・ビジネスを企む外国人、選挙活動を行う坊主、が出現し、ドタバタとした展開に感じましたが、最後は胸が熱くなりました。    
何もできない男の子と何も持たない女の子

何もできない男の子と何も持たない女の子

劇場企画タイオン

インディペンデントシアターOji(東京都)

2025/11/19 (水) ~ 2025/11/23 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

 田舎町の塩メーカーを舞台に、失敗ばかりのダメダメ男性社員と突然退職代行を利用して会社を去った優秀社員・幸子を中心に描く話。登場キャラがそれぞれに魅力があり、話に魅入りました。ミステリアスな退職代行業者があまりストーリーに絡んでこなくて少し残念な気もしました。退職代行業者をもっとクローズアップしてみても良かったかと思います。

「増える部屋」神奈川公演

「増える部屋」神奈川公演

Quno(旧:projecttiyo)

STスポット(神奈川県)

2025/11/20 (木) ~ 2025/11/23 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

開演前は客席に強いライトが当てられていて舞台がよく見えない。始まると色とりどりのシーツや布が天井から何枚も垂れ下がっている。どうやらこれが沢山の部屋を表現しているようだ。レイヤー(階層)が奥行きとして積み重なっていることをカーテンで表現。雑然と枕やらクッションやらタオルやら洋服やらがそこらここらに散らばっている。時折、突然シーツに投影される「うたビデオ」。ウクタ(北みれいさん)が自撮りしたその時々の気持ちを切り取ったもの。ウクタの瞬間のその気持ちが脈絡なく呟かれる。

西奥瑠菜さんと薮田凜氏の二人芝居。北みれいさん演じるウクタが自分の住んでいるシェアハウスに二人を呼ぶ。三人は大学時代の友人。
西奥瑠菜さんはイベントコーディネーターだが自分の言葉や思いがどうも上手く伝えられず企画はなかなか通らない。
薮田凜氏はコンサル会社勤務でタワマンを買うのが夢。会社の不正の証拠である書類の処分を頼まれて何処かに隠さないといけない。今日が28歳の誕生日。

ウクタの頼みはどっかに行っちゃったシベリアンハスキーの縫いぐるみを見つけて欲しい。増設されていった奇妙な作りの家の為、迷宮のようになっていて何処が何処だか分からない。二人はここが本当にウクタの部屋なのかも分からず住民に確認しようと辺りをうろつく。部屋なのか廊下なのか仕切りも曖昧なラビリンス。いつのまにか誰かの部屋にいて謝罪し、いつのまにか誰もいない部屋で取り残されている。

いろんな人間に出会うのだが互いによく分からないまんま。西奥瑠菜さんと薮田凜氏がひたすら別人役をやり続ける。変装もせずにそのまんま。それが不自然じゃないのが面白い。

妙な面白さ。感触の世界。二人が魅力的。
是非観に行って頂きたい。

ネタバレBOX

生き辛い世界に悩んでいたウクタが人と上手くやれないで悩んでいる連中を呼び集めたシェアハウス。NPO法人のひきこもり支援のような場所。ずっとここに居てもいいし嫌ならここを出て行ってもいい。沢山の人間が自由に共存するシステム。虚構なら理想郷だが現実なら地獄かも。それでも観てる間だけほんの少しでも気分が楽になれればいいんじゃないか。ふっと気が逸らせればいいんじゃないか。そんな演劇。一生懸命引っ越しの準備をしている女性。捨てられなかった物達との別れの区切りが付いた。自分の中で自分の経験を消化すること。今ならここを出て行ける気がする。そんな気持ちを手に入れる為にモラトリアムがあるんだな。最強の武器はその気持ちだ。
MOON 全公演終了しました、ご来場ありがとうございました!

MOON 全公演終了しました、ご来場ありがとうございました!

KUROGOKU

シアターシャイン(東京都)

2025/11/19 (水) ~ 2025/11/23 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

圧巻!ネオ不条理コメディですね。不条理劇なのに意味がクリアーで終始不思議な感覚でした。俳優陣がみな凄腕というのもありますが、舞台そのものが非常にクオリティが高く舞台を観ながら一人でニヤニヤしていました。「こんなにハイクオリティのものを観ちゃっていいのだろうか…」と。阿佐ヶ谷姉妹のような集金のおばさん2人のキャラが最高でめっちゃツボりました。息がドンピシャリであの2人だけの2人芝居も観てみたいと思いました。そして一番衝撃を受けたのが最後のシーンです。一言「神々しい」です。今までにない感情を経験しました。すばらしい舞台でした。

朗読活劇 信長を殺した男 2025

朗読活劇 信長を殺した男 2025

ハピネット・メディアマーケティング

THEATRE1010(東京都)

2025/11/20 (木) ~ 2025/11/24 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

面白い!朗読と演奏のコラボによって臨場感と迫力溢れる情景が立ち上がる。
物語は 史実と虚構を綯交ぜにした世界、その内容はタイトルのような主君殺しの非道な人物像ではなく、いかに世の安寧と家族愛を願ったかを紡いだもの。

戦国時代を背景にしているが、合戦シーンはほとんどなく 信長を殺した男 明智光秀の半生 その機微を中心に紡ぐ。キャストは わずか5人、光秀役以外は1人複数役を担う。また舞台美術、その造作はシンプルだが中央の櫓状に組んだ所には 織田信長1人が座る。主人公となる明智光秀を含めた人物は板の上。等間隔に4つの演台とスタンドマイクが横に並ぶ。勿論 高い場所から信長が睥睨していることを表し、板の上で(4人)は演台を移動し 固定した場所はない。そこに光秀の流浪人生が垣間見える。
(上演時間1時間45分 休憩なし)【桔梗】

ネタバレBOX

舞台に演台が並び、上手奥に演奏スペース…法螺貝・太鼓・三味線等 情景に応じて演奏し分ける。後景は、焼けたような薄汚い平板が組み合わさったオブジェ。戦国の世…焼け野原といったイメージだろうか。
またキャストや演奏者は皆 和装で男優は袴、女優は着物姿。また信長だけはマントを羽織って威厳を漂わせている。

戦国時代ー強烈な戦国武将たちが各地で死闘を繰り返し、その攻防の末 崩れる勢力図。光秀は、美濃国の戦国大名 斎藤道三とその息子 義龍の争いの中で 道三に従ったが破れて越前 朝倉家へ。そこでの働き、後の室町幕府15代将軍 足利義昭との関りなど、通史(史実)の出来事が語られていく。織田家へ仕え 武芸に秀でた光秀は頭角を現していく。信長による天下統一が進む中で、小さな綻びが広がり始める。中国・四国への政略戦。大陸(明)侵攻計画。そして極端な成果主義など……。特に荒木村重の謀反と明智家の関り、そこに時代という<社会>と明智という<家族(個人)>が繋がってくる。信長の意に添わぬものは排除、そして皆殺しという歴史(事実)を語る。

一方、光秀とその正室 熙子との出会いと思いやりは、歴史に刻まれない心の奥底にあるもの。それを情感たっぷりに表現する。熙子が光秀に嫁ぐことになったが、疱瘡を患い 顔に痘痕が残る。破談を恐れた熙子の父は彼女の妹・芳子を身代わりに立てるが、光秀はこれを見破り熙子を正室として迎え入れる。のち 朝倉家のために歌会を催すことになり、光秀がその資金に困っていると、熙子は黒髪を売って金を用立て助けた と。正確な記録もなく、語り継がれの美談のような出来事を虚構の舞台として立ち上げる。

演出は、場面の強調や場景の変化の時、演台に扇子を張り扇のように叩きつけて、緊張とリズム感をもって展開する。また 信長が本能寺で討たれ、退場する場面では紙吹雪が舞い印象と余韻を残す。
演技(朗読)は、声量や声色を変え 複数の人物や情況や状況を巧みに立ち上げていく。声の変化と同時に扇子を叩くタイミングが難しく、叩いた音が響かずスッたような音は愛嬌か。
次回公演も楽しみにしております。
クレマチスの小屋

クレマチスの小屋

劇団大樹

Route Theater/ルートシアター(東京都)

2025/11/06 (木) ~ 2025/11/09 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

今回も、素敵な舞台でした。
最終公演を観劇できて、本当に良かったです。クレマチスは、思い出の花になりました。

MOON 全公演終了しました、ご来場ありがとうございました!

MOON 全公演終了しました、ご来場ありがとうございました!

KUROGOKU

シアターシャイン(東京都)

2025/11/19 (水) ~ 2025/11/23 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2025/11/20 (木) 14:00

価格4,500円

11月20日〈木〉14時観劇

最初に紙チラシ(フライヤー)を見て、
その表紙デザインがすばらしかったので興味を持ちました。

次に、如月小春さんの存在を読みました。
調べてみて、とても魅力的な脚本家だと分かり、
ますます興味を持ち、今回KUROGOKUさんの劇を初めて拝見しました。

素晴らしかったです。
如月さんの脚本は、抽象的過ぎず具体的過ぎず、
ちょうどよい間合いで現代社会のいろんな歪みをあぶり出していきます。

年寄りを「可燃ゴミ」としてごみステーションに放置する…
ある日部長から突然解雇を通告される…
突然立ち退きを求められるのは、当時問題化した「地上げ屋」のせい?
良きも悪きも、80年代後半から90年代前半の時代感覚が表現されています。

夫婦間の問題、核家族の問題、主婦の孤独。
サラリーマンの不甲斐なさ、高齢化した家族の問題…

作品の大きなテーマは社会に対するアンチテーゼですが、
それが前面に押し出されている感じは無く、
話が淡々と展開していきます。

役者の方も、演出も、そして脚本も素晴らしい。
素晴らしい、素晴らしい劇でした。

近代能楽集 葵上・道成寺

近代能楽集 葵上・道成寺

CroixProjec†

APOCシアター(東京都)

2025/11/19 (水) ~ 2025/11/24 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2025/11/21 (金) 14:00

芝居ももちろんのこと、ダンス、音楽、照明が素晴らしかったです。

その事件、推理小説家には荷が重い

その事件、推理小説家には荷が重い

劇団皇帝ケチャップ

浅草九劇(東京都)

2025/11/12 (水) ~ 2025/11/16 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

台詞量の多さと言い回し、シェイクスピアを意識しているのかな!?
色々なシーンが重なりつつ、テンポのいい進行、結末も含めて面白かったです!

ネタバレBOX

脳内のシーンと現実の場面が重なっているのだけれど、違和感なく観れました
喜劇王暗殺

喜劇王暗殺

トツゲキ倶楽部

「劇」小劇場(東京都)

2025/11/19 (水) ~ 2025/11/23 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

ニアミスの史実から、こんな話が作れるとはイイですね。いかにもトツゲキらしい舞台、大いに楽しめました。劇団員さん達のアフタートークも参考になりました。

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