最新の観てきた!クチコミ一覧

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バッコスの信女 − ホルスタインの雌

バッコスの信女 − ホルスタインの雌

Q

KAAT神奈川芸術劇場・大スタジオ(神奈川県)

2020/09/24 (木) ~ 2020/09/27 (日)公演終了

満足度★★★

ネタバレ

ネタバレBOX

Qの『バッコスの信女・ホルスタインの雌』を観劇。

日本一理解出来ない三大劇団は『ワワフラミンゴ』『鳥公園』『Q』だ。
だがその『Q』が岸田戯曲賞を取るという快挙を成し遂げたようだ。

今作はギリシャ悲劇『バッコスの信女』をベースにしていて、それに基づいた展開に近いのかもしれないが、観たこともないので全く分からず。
バッコスの信女で登場するコロス(合唱隊)の登場もあり、顔が人間で身体が牛の半獣、犬、主婦らでテーマの人間の性の営みをR指定–18というぐらいに大胆に描いている。テーマは理解出来なくもないが、これが生の舞台で観劇をしながら捉えられるか?というと甚だ疑問である。
ただ「岸田戯曲賞を取ったのだから必ず面白いはず!」と無理矢理に思い込んで観ていても駄目だったようだ。
岸田戯曲賞は戯曲の出来不出来の判断で決まり、舞台を鑑賞しての結果ではないので審査員は今作を生の舞台で観たらどうなのだろうか?
数々の岸田戯曲賞受賞作品を観たが、初めて撃沈されてしまったようだ。
鴨川ミッドサマードリーム

鴨川ミッドサマードリーム

ヨーロッパ企画

京都府立文化芸術会館(京都府)

2020/09/26 (土) ~ 2020/09/26 (土)公演終了

満足度★★★★★

結構面白かった。笑いあり、涙あり、サプライズありで本当に演出と会場いっぱいに使ってくれたね。

私たちは全力でホラーに挑みます!

私たちは全力でホラーに挑みます!

ライオン・パーマ

駅前劇場(東京都)

2020/09/23 (水) ~ 2020/09/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

チラシの写真から口裂け女?・・・いやいやそんな簡単に作るわけないだろうと思っていたが・・・♪
ゆる~く始まり軽くギャグを加えながら・・・最後に何でこう繋がってしまうのか・・・いつもながらの面白さだった♪

重ねがさね『無理ばっかり。』

重ねがさね『無理ばっかり。』

Aramacky Presents

ぽんプラザホール(福岡県)

2020/09/19 (土) ~ 2020/09/20 (日)公演終了

満足度★★★

十分な距離を保ちつつの恋愛表現楽しめました。池田さん作もよかったです。

ニューヨークの魔女

ニューヨークの魔女

朝倉薫プロデュース・ガールズハイパーミュージカル

シアターブラッツ(東京都)

2020/09/22 (火) ~ 2020/09/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

9月25日のソワレを観劇。コロナ対策の為に途中換気を兼ねた休憩を入れるというがどうするのかなと心配していたがそこは流石違和感なくまた後半に入れるような流れになっていた。
端的に言ってとてもいい舞台だった。観劇後ふと笑顔が浮かぶような。
座長のミスイメルダのダークな美しさ。狂言まわしのカリンとコリン。彼女たちのおしゃべりでクスリと笑わされる。若者の夢と希望がファンタジーと交差して最後は泣ける。
コロナなんかがなかったらもっとたくさんのお客さんに見てもらいたい、そんな気持ちにさせられる舞台だった。

いきしたい

いきしたい

五反田団

こまばアゴラ劇場(東京都)

2020/09/25 (金) ~ 2020/10/05 (月)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2020/09/25 (金) 19:30

65分。休憩なし。

2作目が書けない。

2作目が書けない。

「欠点」

シアター711(東京都)

2020/09/24 (木) ~ 2020/09/27 (日)公演終了

満足度★★★

鑑賞日2020/09/25 (金) 14:30

100分。休憩なし。

脳ミソぐちゃぐちゃの、あわわわーで、褐色の汁が垂れる。

脳ミソぐちゃぐちゃの、あわわわーで、褐色の汁が垂れる。

オフィス上の空

シアタートラム(東京都)

2020/09/17 (木) ~ 2020/09/27 (日)公演終了

とても面白かったです。

私たちは全力でホラーに挑みます!

私たちは全力でホラーに挑みます!

ライオン・パーマ

駅前劇場(東京都)

2020/09/23 (水) ~ 2020/09/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

ホラーといっても笑いを期待。ホラーと笑いのコラボレーション。成功していた。この時期にすごく頑張っていたと思う。それを思うと胸がいっぱいになった。相変わらずの大好きなライパ。これからもまた楽しませてほしい。

ネタバレBOX

換気などよく考えられていて感心した。冒頭バス、メロンパンには爆笑。最後もよく考えられていて全てが繋がって納得。
私たちは全力でホラーに挑みます!

私たちは全力でホラーに挑みます!

ライオン・パーマ

駅前劇場(東京都)

2020/09/23 (水) ~ 2020/09/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2020/09/24 (木) 19:30

多数の小ネタには実は有機的なつながりがあって、個々が集まってひとつの総体を作っているというのは、いつものライオンパーマの作風なのだが、最後の30分は背筋にうっすら寒いものを感じるホラーでした。確かに新機軸。

私たちは全力でホラーに挑みます!

私たちは全力でホラーに挑みます!

ライオン・パーマ

駅前劇場(東京都)

2020/09/23 (水) ~ 2020/09/27 (日)公演終了

満足度★★★★

9月の観劇も10本目。ノルマは達成した。
構成がしっかり考えられていて気持ちよく決まっていた。と書きたいところだけれど、各パーツの噛み合い具合がもう一つだったというのが正直な感想。花村怜美さんの団地妻的物腰がツボだった。

ネタバレBOX

冒頭のバスの話は私の大好きな中崎タツヤ「じみへん」の35話と基本ネタが丸被りなのでしょっぱなから脱力した。まあバス通勤したことのある人ならだれでも考えることなので仕方がない。20数年前にTVで中崎タツヤ傑作集とかいう番組があってこの話も紹介されていた。絵はそのままで声が付いていたと思う。感動して彼の作品を買い集めたのだった。
おじいちゃんの口笛

おじいちゃんの口笛

東京演劇アンサンブル

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2020/09/23 (水) ~ 2020/09/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

 流石、東京演劇アンサンブル。優れた原作を選んでいる。(タイゼツベシミル華5つ☆)
本日、25日(19時開演)はLow Price Dayでもある。

ネタバレBOX


 老境を迎えた老人ニルスと彼の暮らしを支えるホームの老人たちに少年2人(ベッラとウルフ)の殆ど奇跡的な出会いを通じて描き出される老境と少年期との対比作品。誰しもが持つ少年期の様々な悪戯や遊びを通してそれぞれの日常が描かれる。少年らは、前記の事どもがリアルタイムで、ニルスにとっては自らの少年時、亡くなった最愛の妻との思い出、戦争に取られた2人の息子、生まれなかった孫故の現在の孤独が、祖父を持たぬベッラの願い“おじいさんになって下さい”に応え実の祖父と孫として過ごす人生最後の大輪の花火の如く変容し輝く。換言すればニルスの若い時代の記憶がまざまざと蘇り、総てが上手くゆかなかった人生ではあったが、2人の少年に出会ったことでホントに若返ったかのような溌剌とした様が見事に描き出される。殊に少年たちのフレッシュで率直でちょっと悪戯な発想に鼓舞されるニルスの精神の活性化、即ち若返りが描かれることで老いの深みが実に味わい深く描かれる詩的作品。ラストシーンも予測は無論できるが、実際に描かれることの衝撃は極めて大きく胸を打つ。少年を演じた女優さん2人の演技も可成り自然だし、ニルス役が上手いのは当然として、ニルスの友達で元教師のトーラ、ホームで介護などを担当している優しく的確な判断を下すマリアンヌら脇を固める女優さん達の演技もグー。様々なお店を短時間の早着替えで演じ分ける店員さんの動きの早さがコミカルで面白い。また、舞台美術にも極めて優れた工夫が凝らされており、演じる役者さん達の演技が自然に見えるレベル迄キチンと演出が機能している点、照明も含めて雨のシーンの表現の素晴らしさ、歌や口笛が大事なテーマなので音響を的確に抑えている点も見所だ。
脳ミソぐちゃぐちゃの、あわわわーで、褐色の汁が垂れる。

脳ミソぐちゃぐちゃの、あわわわーで、褐色の汁が垂れる。

オフィス上の空

シアタートラム(東京都)

2020/09/17 (木) ~ 2020/09/27 (日)公演終了

満足度★★★★

観てきました!いやあ、面白かった。
何が面白かった、かというとネタバレになるので
以下boxへ。
とにかく、現代の問題てんこ盛りで、あわわー、でした!

ネタバレBOX

二人が性癖的に、エキセントリックな状態で
その混沌とした流れは、そのまま全体の流れになり
ジェンダーの問題等、考えさせられました。
東京演劇アンサンブル こどもの劇場

東京演劇アンサンブル こどもの劇場

東京演劇アンサンブル

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2020/09/23 (水) ~ 2020/09/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

 流石、東京演劇アンサンブル。優れた原作を選んでいる。(タイゼツベシミル華5つ☆)
本日、25日(19時開演)はLow Price Dayでもある。

ネタバレBOX

老境を迎えた老人ニルスと彼の暮らしを支えるホームの老人たちに少年2人(ベッラとウルフ)の殆ど奇跡的な出会いを通じて描き出される老境と少年期との対比作品。誰しもが持つ少年期の様々な悪戯や遊びを通してそれぞれの日常が描かれる。少年らは、前記の事どもがリアルタイムで、ニルスにとっては自らの少年時、亡くなった最愛の妻との思い出、戦争に取られた2人の息子、生まれなかった孫故の現在の孤独が、祖父を持たぬベッラの願い“おじいさんになって下さい”に応え実の祖父と孫として過ごす人生最後の大輪の花火の如く変容し輝く。換言すればニルスの若い時代の記憶がまざまざと蘇り、総てが上手くゆかなかった人生ではあったが、2人の少年に出会ったことでホントに若返ったかのような溌剌とした様が見事に描き出される。殊に少年たちのフレッシュで率直でちょっと悪戯な発想に鼓舞されるニルスの精神の活性化、即ち若返りが描かれることで老いの深みが実に味わい深く描かれる詩的作品。ラストシーンも予測は無論できるが、実際に描かれることの衝撃は極めて大きく胸を打つ。少年を演じた女優さん2人の演技も可成り自然だし、ニルス役が上手いのは当然として、ニルスの友達で元教師のトーラ、ホームで介護などを担当している優しく的確な判断を下すマリアンヌら脇を固める女優さん達の演技もグー。様々なお店を短時間の早着替えで演じ分ける店員さんの動きの早さがコミカルで面白い。また、舞台美術にも極めて優れた工夫が凝らされており、演じる役者さん達の演技が自然に見えるレベル迄キチンと演出が機能している点、照明も含めて雨のシーンの表現の素晴らしさ、歌や口笛が大事なテーマなので音響を的確に抑えている点も見所だ。
私たちは全力でホラーに挑みます!

私たちは全力でホラーに挑みます!

ライオン・パーマ

駅前劇場(東京都)

2020/09/23 (水) ~ 2020/09/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

ライオン・パーマの作品はいつも長い。

けれど出演者の数からすればまぁ仕方がないところもあるのだろう。上演時間の決め方はおそらくなんらかの係数×人数で成り立っているんだと思う。

ちなみにそんなことを書いたのは文句を言うためではなく、始まる前に上演時間を聞いて「長いな」となり、終わったときに「あれ?意外と短かったな」と思うマジックのようなことが起こることをお知らせしたかっただけの話だ。

今回はお笑いを封印してのホラーということであったが、まぁまぁのお笑い感で、期待していたものを期待通りに観ることができて満足した。

けれど一点・・・

ネタバレBOX

過去に犯人が少年と別れる時、もっと狂気的に恐怖心を抱かせるくらいの暴力的な怖さを見せてくれていたら最後のシーンが際立ったのにと思った。

あんなにいいおじさんとして別れたのなら久し振りにあった時嬉しくてなるんじゃないかとすら思ったのに、そうじゃない展開に違和感を覚えた。
脳ミソぐちゃぐちゃの、あわわわーで、褐色の汁が垂れる。

脳ミソぐちゃぐちゃの、あわわわーで、褐色の汁が垂れる。

オフィス上の空

シアタートラム(東京都)

2020/09/17 (木) ~ 2020/09/27 (日)公演終了

満足度★★★★

初キ上の空論。

ネタバレBOX

コロナが作家にもたらす影響をふと考えた。このユニットに寄せていた想像(勝手な、だが)と、今回の舞台との違いを見て、何かを探ろうと見始める自分がおり、「小屋がトラムだからかな」と考えが先走っている。達者な役者が物語を語り始め(百花亜季)、彼女自身を謎に括ったまま「こっち向け」とばかり、「現実世界」の二人の出会いの場面へ誘導される。一方思考は(勝手な)「想像」を裏切る様をあげつらう、例えば安定感の有馬自由氏だったり小沢道成をベタに生かす役の登場だったり。「多数の観客を味方につける」舞台の様相を「今まで本当にこういうドラマやってたのか」と疑わしげに見、本舞台はメタモルフォーゼか番外編かと批評家面の斜め目線を注ぎつつ、照れくさい恋愛話に既に乗っかっている。
肉付けを削げばさして変哲もない、というのも何だがただ惹かれ合った男女が「ただ惹かれ合った」というだけの関係を正当化するまでにあれこれと時間を費やす(現代らしいといえば現代的な)恋愛譚であるが、恋愛を「よきもの」でなく「生物の生態」として描くのを好む私がうっかり、主役達の恋を応援する体勢をのっけで取らされてしまった。

人物らは「異色」揃い。何かとカテゴライズされる者とカテゴライズされなくとも濃淡様々なグラデーションを示す個性が配される。恋愛の方は別カテゴリー同士が正体を知って引き合う(「引く」は今時の用法)という問題設定だが、基本「異質」とその理解者しか出てこない(理解の度合いに大小あるが)。また欲を言えば主人公の「扮装」は2パターン欲しかったが(あまり関係ないか..)、現代「らしさ」を役者の演技のディテイルで彷彿させる貢献あって「いい感じ」の空気感が出来ていた。

3ヶ月「何もない」二人。ナレーションは「二人は会う度に暗くなっていった」(互いに隠している事があるから」と告げ、物語は動き出す。そこは女の方が「私たち、何もないじゃん」と言い寄る瑞々しいシーンであったが、時間経過後の展開の飽きさせなさは作家の工夫の賜物だろう。ただ冒頭熱情をもって「初恋に落ちた」と吠えた男と、付き合って3か月後にその台詞?と思うが、セックスを忘れる時間を過ごせる二人の関係を想像して「あり得る」と思えるキャラが、後半戦で開陳される二人の実像に重なるのも良い。

ところで恋愛指南役を買って出る希少種、社会学者宮台氏が、ここ最近よく用いる語「クズ」(人間の部類)が、悲しいかな劣化社会の趨勢を先導する中で、「自分は正常を保てているか」のバロメータは端的に「異質」と向き合えるか、だと思う。
本作は「異質」をドラマ上の謎として中盤まで引っ張り、その開陳後(人物らに「異質」と遭遇させた後)、関係構築に中々の「現実に即した」時間を使う。ここの時間のかけ方に作者の愚直なこだわりを見るのは安易かも知れぬが、二人の心境と思考の過程は「想像にお任せ」とせず時間経過を台詞によって埋めて行く。真の恋愛の成就を作者は目指したのだろう、とはこれも勝手な想像。
「普通こうは行かない」夢物語にも見えつつ、気分よく見終えた。やはり周囲の人物各々に魅力があり、欲を言えば脇役達ももっと肉付けられ群像として見えたかったが、役者がよく演じ、あり得るキャラを見せてくれていた。

ドラマ上気になったのは高校時代に出会って以来主人公(男の方)の心の師であった「先輩」が、「じつは無理していた」との告白は価値観崩壊(なぜならあけっぴろげで何も隠さない生き方に憧れたと主人公は言っている)。現在の主人公の、これに見合う反応があったかどうか・・この場面での主人公を作者はもっといじめて(苦悩させて)良いのでは・・と思う所。
なお箸の場面はしっかり笑いを取っていた。
『夜鷹と夜警』(よだかとやけい)

『夜鷹と夜警』(よだかとやけい)

東京No.1親子

ザ・スズナリ(東京都)

2020/09/11 (金) ~ 2020/09/22 (火)公演終了

満足度★★★★★

皮肉たっぷりの「政治屋」批判が後半連発されて、笑い転げた。。「政治家はやめられません。われわれの決断一つで、多くの人を(幸せにできる、というのかと思いきや)貧乏にできる(ウマイ!!)」「悪政を敷きながら、いかに当選を勝ち取るかの、そのスリルがたまらない」(ここまで本音いう政治家がいたらサイコー)などなど久々に笑った笑った。絶妙のコントの連続だった。

しかも、笑わせるだけでなく、ほかにも詩情や慧眼にみちたせりふが多い。夜、散歩しながら「太陽の影は厳しすぎる。月明かりの影は、合づち上手で一人ごとのリズムを作る」などと言って、ひとりごとしたり。「田舎は王様の顔が見えやすくていやだろ。都会は自分が誰の奴隷かわからないからすごしやすい」とか。
結婚式専門のカメラマンの科白「どれだけ幸せな二人を世に放てば、悲しいニュースが亡くなるのか」などなど

蝙蝠と格闘しながら友情が芽生えるコント(佐藤B作のまじめなとぼけが面白い)、ギター歌手が、突如辻斬り侍に変身する(村上航)、美人で演技のうまい安藤聖、有名なオヤジと共演して、何も臆する様子のない(どころか、芝居を引っ張る)佐藤銀平、役者たちも良かった。

脳ミソぐちゃぐちゃの、あわわわーで、褐色の汁が垂れる。

脳ミソぐちゃぐちゃの、あわわわーで、褐色の汁が垂れる。

オフィス上の空

シアタートラム(東京都)

2020/09/17 (木) ~ 2020/09/27 (日)公演終了

満足度★★★★

4回目のキ上の空論さんです。
タイトルに驚愕し、軽く観ていただける…なんて言葉に逆に身構えたりもしましたが、成る程確かにいつになく、するっと観られることができた。
シリアスにでもかけそうな題材を敢えて軽やかに。登場人物のキャラがだいたい強めなところもいい。
笑い声も多く聞こえてきた。
終わってから暫くして、余韻と共に色々と考える。それはいつものキ上の空論で、ああ、やはりこうなるかと。
楽しく濃い2時間を過ごさせていただきました。

ネタバレBOX

キャラの良さや、いたるところにある伏線が面白い。繰り返し観たいと思ってしまうわけです。
特に藤原祐規さん演じるシャイン先輩。
初見での吃驚と、再び観たときに得る、同じシーンに対しての全く違う感情。
藤原さんの難しい役柄を“そこにいる人”という存在感と違和感のなさが大変素晴らしかったです。
十二人の怒れる男

十二人の怒れる男

Bunkamura

Bunkamuraシアターコクーン(東京都)

2020/09/11 (金) ~ 2020/10/04 (日)公演終了

満足度★★★★

戯曲は名作中の名作、役者もベテラン、若手、いずれも名のある人たちが結集、演出はロンドンの実力者。これでは見ないのが損だろうと見た。期待通りではあったが、期待を越えるものはなかった。そこが微妙なところ。こちらの期待が高すぎるのかもしれない。以前、戯曲を読んだ気がするが、有名な映画は見ていない。でも、忘れていて、見ながら、探偵小説のように、証言の信ぴょう性を一つ一つ崩していく展開がやはり一番面白かった。現場に出かけたり証人に尋ねたりできない、一種の安楽椅子探偵ものである。

ネタバレBOX

階下の老人が「ぶっ殺してやる」という少年の声を聞いたというが、そのとき、効果の鉄道に電車が走っていた。その騒音で聞けるの? 足の悪い老人の歩行実験、など。やはり舞台で見ると、心に刻まれる印象の強さが違う。
ゲルニカ

ゲルニカ

パルコ・プロデュース

PARCO劇場(東京都)

2020/09/04 (金) ~ 2020/09/27 (日)公演終了

満足度★★★★

共和国軍=正義、ファシスト軍=悪という単純な善悪では割り切れないスペイン内戦の闇をしっかり見据えていた。とくに、共和国軍、人民戦線派にも偏狭なセクト主義や、残虐な殺戮行為があったことには驚いた。そのままだと、ゲルニカ爆撃は、愚かな人間を罰する「神の火」になりかねない。際どい作劇だったと思う。スペイン内戦について教えられるところが多かった。

日本には馴染みのない、当時の複雑な対立関係を割り引くことなく舞台にした、劇作家と演出家の努力に感嘆しました。領主の娘サラ(上白石萌歌)が目覚めていく主筋に、バスク独立勢力の決起、教会・ファシスト側の陰謀をからませています。外国人ジャーナリストの二人連れ(勝地涼、早霧せいな)に、証言者の役割を担わせ、さらに、サラの出会う若者(中山優馬)に、重い秘密を背負わせている。重層的な芝居でした。それらの美談も醜聞も、善も悪もすべてをたたきつぶす爆撃場面は、抽象的ながらも、イメージ喚起力が強く、圧倒されました。

ただ、パルコ劇場の間口が大きすぎて、芝居のサイズとはミスマッチだったかな。

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