
えんでれす
東京ノ温度
nakano f(東京都)
2020/09/26 (土) ~ 2020/09/29 (火)公演終了
満足度★★★★
9月27日午後、中野のNakano fで上演された東京ノ温度第十三回公演『えんでれす』を観てきた。これは、知人の役者・水野以津美が出演している関係からであるが、同時に知人の役者・古川奈苗と共演している宇塚彩子も出ているからである。
タイトルから分かるように、前回はグリム童話関連の舞台だったが、今回はミヒャエル・エンデの作品絡みの舞台であった。
関東近郊の高原リゾートホテルにやってきた、藤田岬(宇塚彩子)は、ホテル近くにあるドイツ人童話作家エンデのミュージウムを訪れた。すると、その夜、現実の世界とエンデの小説の世界がスリップして、岬はエンデの作品に出てくる人たちと出会い、翻弄される。エンデの世界の人たちは闇の奥方(水野以津美)に支配されているのだが、それがなんと岬の亡くなった母親そっくり、というか最後の場面では母親になっていたりして。
そんなこんなのドタバタロマン劇。存在感があったのは、主役を務めた宇塚彩子の存在感。それに、魔女やら魔法使いのキャラクターを演じると抜群の演技を魅せる水野以津美もなかなかのもの。エンデファンにとっては格別面白かったと思うが、そうではない自分としても「この先、岬はどうなってしまうのか?」と言う気持ちで舞台の進行に釘付け。いやぁ、面白かった。次回公演も、この路線で行くのかな? たまには日本人の童話作家の世界を演じてみてはどうだろう。

みどりの山
Pityman
三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)
2020/10/02 (金) ~ 2020/10/11 (日)公演終了

十二人の怒れる男
Bunkamura
Bunkamuraシアターコクーン(東京都)
2020/09/11 (金) ~ 2020/10/04 (日)公演終了
満足度★★★
この演劇、12人中11人が有罪で一致しているところ、陪審員8番が無罪を主張し、この劇の流れを作り、中心的な役割を演じます。私はこの芝居を何回も観ていますが、話の筋書きは知っても、陪審員役を演じる俳優の役割が面白く、異なるキャストによるその個性も楽しみになりました。毎回新しい発見があるのも、この作品の特徴かも知れません。個別の俳優に関しては、好き嫌いもあるので、ここでは触れません。
今回の特徴は会場の真ん中に舞台を設けたことです。私はこれは失敗だと思います。この芝居、同時に何組かの陪審員の間で台詞の応酬があるわけでは無いので、普通の舞台のように一方向から観る方が適切。また私の席が舞台反対側だったので、殺人現場の見取図が見えないこと。さらにシアターコクーンは広いので、後ろ向きでは台詞が聞き取りにくい場面もありました。

余命バイバイ
office Knight
OVAL THEATER & GALLERY (旧・ロクソドンタブラック)(大阪府)
2020/10/03 (土) ~ 2020/10/04 (日)公演終了
満足度★★★★
過去に戻ってやり直すことが出来るのならと思ったが、今を賢明に生きているのが幸せなのかなと感じました。
共感出来るところも合ってホロリときました。そして、熱かったです。
ありがとう♪♪♪

予定のあと先【東京公演中止】
空晴
HEP HALL(大阪府)
2020/10/01 (木) ~ 2020/10/06 (火)公演終了
満足度★★★★
全て晒せるものではなく、でも全てを隠せるものでもなく、物事には距離が大切。時間は流れるし、物事には戻らないし、変える事もできない。その中で何に決別し、受け入れるのか。ラストは残酷であり、かつ、凄く優しい劇でした。
空晴さんは初めての観劇でしたが、大人向けの公演でした。

いきしたい
五反田団
こまばアゴラ劇場(東京都)
2020/09/25 (金) ~ 2020/10/05 (月)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2020/10/02 (金) 19:30
面白い作品だった。
引っ越しの準備をしている様子の男女。どうも別れるみたいだが、燃えるゴミ/燃えないゴミの分別の話になると、女が男の死体を引っ張って来て…、というあたりから様子がオカシク(?)なり、不条理な会話劇が展開される。全体で60分強の芝居は、徐々に変な方向に向かい、緊張感を持って観ていられるし、終局もそれなりに納得できる。後味は今一つ良くないけど…(^_^;)。

All My Sons
serial number(風琴工房改め)
シアタートラム(東京都)
2020/10/01 (木) ~ 2020/10/11 (日)公演終了
上演時間は約2時間30分(10分休憩含む)。
『野鴨』の影響が色濃く出ている、リアリズム劇作品。
最近では、2020年2月に、同作品が俳優座劇場プロデュースで、
『彼らもまた、わが息子』の公演名で新訳上演されている。
つい先日まで赤坂レッドシアターで、
PLAY/GROUND Creationが上演していた
『BETRAYAL 背信』とは好対照。

くつしたのなか
kusukusu's rabo
一心寺シアター倶楽(大阪府)
2020/10/03 (土) ~ 2020/10/04 (日)公演終了
満足度★★★★★
このご時世のモヤモヤやイライラを吹き飛ばしてくれる舞台でした‼️
大人が素直な子供にカエル🐸時間が、そこにはいっぱいありました!
皆んなの笑顔が本当に優しい舞台が観れて、キャスト、スタッフに感謝しかありません。

新宿☆アタッカーズ Season3
UDA☆MAP
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2020/09/30 (水) ~ 2020/10/04 (日)公演終了
満足度★★★★
約3時間というミステリー&コメディの大長編。
松本さんの脚本はやっぱり面白いし、あれが伏線だったのかと思わせるところも多く、さすがの安定感。
あと、セットを役者さんたちが自ら動かしつつ、シチュエーションを作っていきますが、超ハードそう。

ブルーストッキングの女たち
劇団青年座
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2020/09/26 (土) ~ 2020/10/04 (日)公演終了
満足度★★★★
宮本研はこの芝居で「真っ直ぐに生きる人間」「一途な人生の輝き」を描いたのだろう。だから中心は伊藤野枝と大杉栄になる。あるいはこのふたりを中心にした結果、「一途に短く生きた人生」がたちあがることになる。人生観や社会論の作者の考えは表面には出てこない。大杉に対して「理想はいいけれど、現実を見ないとしっぺ返しを食う」「3人の女の戦いで、勝ったのは野江さん」など、ふたりの人生へのコメントがあるくらい。青鞜内部の女性たちの家庭や社会での地位や性をめぐる議論もほとんど踏み込まない。同じ青鞜をモデルにした永井愛の「私たちは何も知らない」を去年見たばかりなので、比べる形になった。
前半は青鞜の編集局で主要人物が顔を揃える。ついで辻潤宅。次の「人形の家」の終結部の劇中劇が長くて驚いた。子供を置いて家を出たノラに野枝(のえ)を重ねる構図になる。
最初「私は子供を置いていくことはしない」と言っていたのに、辻潤と分かれると、二人の子を手放した皮肉。最初は子供に未練はない強い女を装っていたが、その母性の葛藤は、後半、辻潤が長男のマコトと現れた場面で噴出する。野枝が息子に詫びるのに対し、息子は「父さんはいつも野枝さんはいい人だ、と言っています」と無愛想に答える。息子の口を通じて、辻潤の未練が伝わる仕組み。その、自分を愛してくれる夫を子供とともに捨てた事実が、野枝を更に苦しくさせる。
後半は大杉栄をめぐる妻と、愛人の市子と、野枝の四角関係から、甘粕事件まで。日影茶屋事件での市子(小暮智美)の刃物を持って愛を迫る場面は迫力あった。
抱月と須磨子のシで終わる同志関係が、大杉と野枝にも重ねられている。ほかにも平塚らいてうと奥村の(籍は入れないものの)小市民的夫婦関係も対比される。
大杉を演じた石母田史郎のダンディぶりが良かった。野枝の田上唯は、野枝のエキセントリックな激しさよりも、純粋さ、真面目さが感じられた。関東大震災の殺害直前のふたりの、真っ白い衣装が白装束のように眩しかった。
細かいところでは、辻潤(松田周=役よりもかなり若いが、好演)と息子の放浪の姿には映画「砂の器」が重なった。大杉栄の自由恋愛?論には、サルトルとボーヴォワールを思わせた。また、りんごが小道具として生きている。大杉が最初かじっていて、子供がりんごを売り、最後に殺害犯の甘粕がまたリンゴをかじる。「小道具は3回使え」の津上忠さんのセオリー通りだ。

All My Sons
serial number(風琴工房改め)
シアタートラム(東京都)
2020/10/01 (木) ~ 2020/10/11 (日)公演終了
満足度★★★★
俳優たちの演技は迫力があるし、2階の壁がパックリ開いていて暗闇が見える家の舞台装置も興味深い。演劇としては良い作品と思うが、原作(?)のストーリー展開について行けなかった。うまく言えないが、登場人物たちの気分がすぐに変わり、急に楽しげな話題で盛り上がったりとか、ちょっと無理があるだろうと思ってしまう。

みどりの山
Pityman
三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)
2020/10/02 (金) ~ 2020/10/11 (日)公演終了

風吹く街の短篇集 第三章
グッドディスタンス
本多劇場(東京都)
2020/09/23 (水) ~ 2020/09/27 (日)公演終了

広くてすてきな宇宙じゃないか
キャラメルボックス俳優教室
オメガ東京(東京都)
2020/09/30 (水) ~ 2020/10/04 (日)公演終了

All My Sons
serial number(風琴工房改め)
シアタートラム(東京都)
2020/10/01 (木) ~ 2020/10/11 (日)公演終了
満足度★★★★
アーサーミラーの1947年のデビュー作だからさすがに古い。アメリカ演劇が注目を浴び、勢いのある時代の気合の入った作品ではある。三位一体古典劇のしっかりしたつくりだが、芝居の中身はイプセン風の古めかしい社会倫理ドラマである。確か民藝が数十年前にやった、いかにもそういう作品だ。
アメリカンドリームに乗った起業家の製造責任を、その起業家の家庭劇の上にのせている。起業家は金物製造業で戦時中に戦闘機のキャブレーターを作っていたが、不良品を納品してそのために21機の墜落があった。それの責任を共同経営者に押し付けて、工場はうまくいっているように見えるが、裏ではそしられている。その起業家と二人の息子の運命の一日を描いている。ニューヨークから列車で二三時間という地方都市の起業家のポプラの大木がある家のオモテの一杯舞台の装置が、小劇場としては東京随一の天井の高い、奥の深い劇場の特性を生かしてよく出来ている。
俳優は神野三鈴、大谷亮介、に脚本・演出の詩森ろぼの劇団シリアルナンバーから田島亮など。意外に皆神妙な新劇風で、戯曲解釈も舞台作りもオーソドックスと言えば聞こえはいいが、どうにもいじりようがなかったのではないか。今この作品を取り上げる意味も伝わってこなかった。
今月はアメリカ演劇を十二人から始まって、心の嘘、みんな我が子と名作ばかり見たが、改めてアメリカという国に生きる難しさを感じた。また、いずれも日本人にとっては、ホントのところはよくわからない、隔靴搔痒というところも、どの舞台からも感じられた。

タバコの害について〜追加公演アリ〼
劇団夢現舎
新高円寺アトラクターズ・スタヂオ(東京都)
2020/09/07 (月) ~ 2020/10/04 (日)公演終了
満足度★★★★
杉並区の助成を受けての公演らしいが、良い意味で役所好みの作風だ。原作はチェーホフで古典ということになるが、経過を感じさせず、スリリングで気品高く仕上がっていると思う。
私の鑑賞した回は客席の数が3人であった。ウィルスの蔓延を防ぐためだろう。それに対しての「一人芝居」だから、やる方も気を張るし、観ている方も気を張る。
壇上に「タバコの害について」と掲げられており、講演会を模したつくりになっている。いかんせん、「インテリゲンチャ」風情の男性が学問とは関わりのない私事を身振り手振りで訴えるシーンの連続は不条理だ。
終演後の「ダメ出し」で明らかになったのだが、長い円筒で秘密を嘆くシーンすら、細かく演出されている。ということは客席のパターンだけ、バリエーションを用意している、 ということだ。さらに興味深かったのは演出家の絶対性だ。ある意味、正統なのだが、的確な一言で役者がそれに試行錯誤する即応には良い意味で脱帽せざるを得ない。ロングランにもかかわらず、毎終演後こうした調整をしているのだとすれば、やはり双方を労わずにはいられない。

君の様に鳥が啼く
フロアトポロジー×ヒノカサの虜
雑遊(東京都)
2020/09/30 (水) ~ 2020/10/07 (水)公演終了
映像鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2020/10/02 (金)
価格2,500円
10月2日(金)19:30の回を視聴。
序盤、セリフが聴き取りづらかった以外は、カット割り?の巧みな画面構成、重層的なストーリーの展開にグイグイと引き込まれ、見応えのあった128分。
なお、個人的には
『あのコのDANCE』に続いての遠藤留奈さん
『水曜、19時、スターバックス』以来の岸田大地さん
がとりわけ印象に残った。

「無風」/「あの匂い」
獅子の如く
新宿スターフィールド(東京都)
2020/09/29 (火) ~ 2020/10/04 (日)公演終了
満足度★★★★
◼️Bキャスト鑑賞/約90分(途中休憩込み)◼️
ガールズ演劇なれど、両短編とも平塚流のねじれがあって、堪能。

いきしたい
五反田団
こまばアゴラ劇場(東京都)
2020/09/25 (金) ~ 2020/10/05 (月)公演終了

ベイジルタウンの女神
キューブ
世田谷パブリックシアター(東京都)
2020/09/13 (日) ~ 2020/09/27 (日)公演終了
満足度★★
今まで撮影のためカメラが入りますという注意書きの演劇を
何度か見てきました。今回はカメラの位置が私の席のすぐ前にあり、開演前からとても嫌な予感がしていました。
案の定、カメラのモニターの光(白い画面に縦書きの台詞画面)やカメラ操作をするスタッフの小声、動作が気になり、観劇に集中できませんでした。自分が購入した席はS席で一般のお客さんと同じ金額を払って観に来たのにそういう配慮ができないことが非常に残念でした。
今時のカメラって客より前の席に置かなければ撮影もできないのでしょうか?
カメラは一番端っこの席に置かれていましたが、私自身もカメラの後ろの端だったので
どうしても視界の一部にカメラが入り込みます。私の後方に広いスペースがあったにも関わらず、なぜ客の視界に入る場所にカメラを置いたんだろう?
映画館で上映中にスマホの画面が明るく点灯するのは嫌になりませんか?
それを3時間のうち何度もやられたら集中できません。
1万2000円金ドブでした。