えんでれす 公演情報 東京ノ温度「えんでれす」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    9月27日午後、中野のNakano fで上演された東京ノ温度第十三回公演『えんでれす』を観てきた。これは、知人の役者・水野以津美が出演している関係からであるが、同時に知人の役者・古川奈苗と共演している宇塚彩子も出ているからである。

    タイトルから分かるように、前回はグリム童話関連の舞台だったが、今回はミヒャエル・エンデの作品絡みの舞台であった。

    関東近郊の高原リゾートホテルにやってきた、藤田岬(宇塚彩子)は、ホテル近くにあるドイツ人童話作家エンデのミュージウムを訪れた。すると、その夜、現実の世界とエンデの小説の世界がスリップして、岬はエンデの作品に出てくる人たちと出会い、翻弄される。エンデの世界の人たちは闇の奥方(水野以津美)に支配されているのだが、それがなんと岬の亡くなった母親そっくり、というか最後の場面では母親になっていたりして。

    そんなこんなのドタバタロマン劇。存在感があったのは、主役を務めた宇塚彩子の存在感。それに、魔女やら魔法使いのキャラクターを演じると抜群の演技を魅せる水野以津美もなかなかのもの。エンデファンにとっては格別面白かったと思うが、そうではない自分としても「この先、岬はどうなってしまうのか?」と言う気持ちで舞台の進行に釘付け。いやぁ、面白かった。次回公演も、この路線で行くのかな? たまには日本人の童話作家の世界を演じてみてはどうだろう。

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    2020/10/04 16:25

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