最新の観てきた!クチコミ一覧

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ありがとサンキュー!

ありがとサンキュー!

劇団青年座

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2020/02/19 (水) ~ 2020/02/25 (火)公演終了

満足度★★★★

宗教で生活している登場人物というのは、舞台ではどこか一枚フィルターがかかっていて,観客からは感情移入しにくい。難しい素材だ。
この芝居は宮崎のキリスト教会の牧師の家の百年紀だが、宗教色よりも生活感が強い。作者得意の宮崎の言葉も効果を上げている。普段あまりかかわることのない宗教で生活している一家の素顔が描かれる。戦後に一時流行した生活劇のような味がある。さすが青年座で、俳優陣は宮崎弁を、演劇の言葉にしていて、うまいものだ。しかし・・・・という前に。
個人的な感想になってしまうが、私は、宮崎出身でこの舞台のようなキリスト教を信じる大家族出身の方とある時期仕事を共にしたので、この舞台設定は理解できる。見ていると善意と自省の人だった故人(その方はもうなくなっている)が懐かしく思い出される。登場人物やシーンのリアリティはある。
しかし、引いてみればドラマのバランスが悪い。主人公(増子倭文江)の一代記、ないしはこの大家族の百年をやるつもりだったら、もう少し、長い時間の中で、相互のシーンの関連するテーマがあり(それはやはり、宗教と生活、ということだと思うが)、その葛藤がないと、生活感の面白さだけに頼ったエピソードの羅列になる。それでは、たとえば、休憩後の長い三幕は持ちきれない。
登場人物も多すぎて説明不足だし、百年を行ったり来たりする劇の時間も長すぎ、その処理も恣意的という感じをぬぐえなかった。

シェア・ザ・ワールド 2020

シェア・ザ・ワールド 2020

吉本興業

紀伊國屋ホール(東京都)

2020/02/20 (木) ~ 2020/02/23 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2020/02/23 (日) 13:00

シェアハウスを舞台にした爆笑群像劇かと思ったら、もっと大きなもののメタファーでした。非常に毒のある示唆的な作品でした。

浪漫活劇譚「艶漢」第四夜

浪漫活劇譚「艶漢」第四夜

CLIE

シアターサンモール(東京都)

2020/02/16 (日) ~ 2020/03/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2020/02/24 (月) 18:00

前回別の会場でスタンディングで見た時よりもステージは過激化。いろんな意味で刺激的。

デスペアーズ

デスペアーズ

となりの芝

劇場HOPE(東京都)

2020/02/22 (土) ~ 2020/02/24 (月)公演終了

満足度★★★★

とっても体力勝負な舞台でしたね~

20年のストーリー ほろっとさせられました

こどもの一生(大阪公演)

こどもの一生(大阪公演)

CINECプロデュース

大阪市立芸術創造館(大阪府)

2020/02/20 (木) ~ 2020/02/24 (月)公演終了

満足度

鑑賞日2020/02/15 (土)

以前他の劇団で観た事ある作品なんで【違い】を楽しむ事が出来ました♪今回のはホラー度が低いように感じたのでホラー好きとしては多少の物足りなさがありました☆しかし中島らもさんがほぼ20年前に書いた本とは思えない先見的な世界観は素晴らしく今の時代でも十分楽しめます♪
それよりこの公演は上演中の写真、動画撮影がOKだった為隣の人のシャッター音とデジカメの液晶が気になってお芝居に集中出来なかったのが残念でした★「シャッター音とフラッシュは禁止」と説明してたけど100%遵守する人ばかりではないんで嫌な予感してたんですがやはり最悪な結果になってしまいました☆どういう意図でOKにしたのか知らないけどこの観劇スタイルは疑問しかありません★次回からは絶対やめた方が良いですよ。

弾丸黒子

弾丸黒子

劇団芝居屋かいとうらんま

OFF OFFシアター(東京都)

2020/02/21 (金) ~ 2020/02/23 (日)公演終了

CORPO SURREAL(コーポシューレアル)

CORPO SURREAL(コーポシューレアル)

NPO法人 魁文舎

スパイラルホール(東京都)

2020/02/23 (日) ~ 2020/02/24 (月)公演終了

満足度★★★★

とても素晴らしい!
人形遣いの方のテクニック!
本当の女優さんがいるかの様でした。
ダンサーの方、シンガーの方、音楽、舞台セット、どれも期待以上でした。

Pamilya (パミリヤ)

Pamilya (パミリヤ)

村川拓也

パピオビールーム・大練習室(福岡県)

2020/02/22 (土) ~ 2020/02/24 (月)公演終了

フィリピンから来られた介護福祉士の方が実際に出演し現場の実情を再現していただく。その中でフィリピンから来福した思いも告白していく。フィクションです。

現場のことはある程度わかっているつもりでした。働いている方の気持ち、一部ではありますが教えていただきました。これに重労働が重なるのです。

『愛のえんえん 』

『愛のえんえん 』

ブルーエゴナク

塩原音楽・演劇練習場(福岡県)

2020/02/22 (土) ~ 2020/02/24 (月)公演終了

満足度★★★

大練習室の床にマットが敷かれただけの舞台、まさに避難所です。

死者と生者の区別が曖昧になったまま終了したように思えます。その中で避難所の担当職員はすべて見えているようです。

かいじゅうたち

かいじゅうたち

ヒカリノオト

福岡市科学館・サイエンスホール(福岡県)

2020/02/22 (土) ~ 2020/02/23 (日)公演終了

満足度★★★

他人事のようだった勇夫さんの、お母さんに対しての10年たまったものが爆発した迫力には言葉が出ずです。
真実がわかって、彼女はよくドロンとかできたなあと。10年間、そこに住み続ける中、悩み続けていたのではないのか。夫も単身赴任とか。幸の最低という言葉には納得です。
宗さん、劇団きららにみる女性とは違ってお母さんしてました。坪内さん、喜怒哀楽と間とスッキリとさせる演技でした。

往転

往転

KAKUTA

本多劇場(東京都)

2020/02/20 (木) ~ 2020/03/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

とても良かった。全てが良かったですね。他の皆さんの評価にもありましたが、これぞ舞台演劇という感じですね。場面展開、脚本、もちろん役者さんの演技、セットもどれをとっても素晴らしかったです。公演後の一人芝居もよかったあ。これは観劇すべきですね。

ロケットペンシル×ドレッドノート

ロケットペンシル×ドレッドノート

やみ・あがりシアター

インディペンデントシアターOji(東京都)

2020/02/19 (水) ~ 2020/02/24 (月)公演終了

満足度★★

観てきました☆ なんだかゴチャゴチャしていてよくわからなかった。。 終りかたも???

『おおきく振りかぶって』『おおきく振りかぶって 秋の大会編』

『おおきく振りかぶって』『おおきく振りかぶって 秋の大会編』

舞台「おおきく振りかぶって 2020」製作委員会

サンシャイン劇場(東京都)

2020/02/14 (金) ~ 2020/02/24 (月)公演終了

満足度★★★

 多くの部分が野球の試合の実況なのですけれど、野球をよく知らなくっても楽しめるみたいでした。
 会場では、アニメの主題歌だった曲が流れていて、あの世界に入り込みやすくなっていました。

ネタバレBOX

 込み入ったストーリーはなし。途中途中に入る短い台詞に、ちょっと考えさせるところがある程度。でも、最後までずっと観ていられます。
 ダンスで終わらせるのは、力業のような気もするのですけれど、いい気持ちで帰途につくことはできました。
 私の観劇した回は、女性が9割くらいかな。
 舞台上でのアフタートークは、真面目なのですけれど、会場では、笑いがこぼれていました。
Better Call Shoujo

Better Call Shoujo

シンクロ少女

シアター711(東京都)

2020/02/20 (木) ~ 2020/02/25 (火)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2020/02/24 (月) 14:00

125分。休憩なし。

第5回全国学生演劇祭

第5回全国学生演劇祭

全国学生演劇祭実行委員会

名古屋市中村文化小劇場(愛知県)

2020/02/20 (木) ~ 2020/02/23 (日)公演終了

満足度★★★★

第5回全国学生演劇祭に名古屋まで行って来ましたー!!!

四国学生演劇祭を勝ち抜いた2団体が全国に進出、徳島からも我らが劇団まんまる所属の北條シンセイ君が代表を務める劇団『遊楽頂』が出場しておりました!
そう、全国学生演劇祭と言うと、第4回に四国代表の徳島県選出『楽一楽座』が大賞に輝いたというあの演劇祭です!

観劇したのはCブロック、
デンコラ (札幌)
でいどり。 (福岡)
遊楽頂 (四国)
シラカン (エキシビジョン)
の4団体。
それぞれのカラーが如実に出ていて、各40分の物語はあっという間に終わりました。
『遊楽頂/ヒトリ善がり。』はその中でも最も若さ溢れる演技と題材で、うわー大学生やなぁと羨ましく思いながら観ていると、最後に裏切られる展開が待っていてゾクッとしました、くそーやるなぁ。
映像や降らせ物もふんだんに使い、絵的にも飽きさせず面白かったです。
ただ、ブリッコやジャイアンや弱虫的な形骸演技(意図してかせずか)は長く観るのは疲れるので、大人目線としてはそこが難点でした、でも後ろの席ではそこがウケてた(身内じゃ無い)ので本当に作品って観る人によって感想は違うなぁとも。

今の年代の感性だからこそ出来る演劇ってあると思います。
歳を取っても理解は出来るけど、今しか無い物を観られるのが演劇の醍醐味。

他団体も一言ずつ。

『デンゴラ/幻によろしく』
コント的な短尺を延ばして再構成したと後で聞きました(なんと大変な事を)、題材の簡単さの割に確かに少し間延びが気になってしまいまた。

『でいどり。/ありふれた白にいたるまでの青』
女性であるが故の生き辛さを実感した・している人に響く作品。演技も構成もとても丁寧で上手に作ってる印象でした。可能や葛藤など、分かるのですが、もう少し客観的エピソードがあれば尚届きやすいと感じました。

『シラカン/爽快にたてまえ』
エキシビジョンなので短い尺でしたが、最初の観客の掴み方が1番上手かったし見事でした、実際の海(生海)は想像の海を超えられない、そうかなぁとか思い巡る内に、実際の舞台から想像の物語に引き摺り込まれてる事に気付き完敗です。
飄々とした演技もすんなり入って来て気持ち良かったです。

戯れ、ゴト。

戯れ、ゴト。

route.©︎

王子スタジオ1(東京都)

2020/02/18 (火) ~ 2020/02/23 (日)公演終了

満足度★★★★★

悲しい切ない出来事でした。

ネタバレBOX

人魚姫のおとぎ話が好きで、モラトリアム願望が強い中学二年の女史生徒が飛び降り自殺を決行する前の、友人と過ごした数時間を描いた話。

基本二人芝居でした。残りの三人はパフォーマーで、存在意義は感じられませんでした。

赤いドレスに着替え飛び降りる様子を写ルンですで撮ってほしいと願う彼女と、それを受け入れる友人、そんなことが実際に起こったのだと思いました。
ナイゲン

ナイゲン

果報プロデュース

インディペンデントシアターOji(東京都)

2019/10/16 (水) ~ 2019/10/21 (月)公演終了

満足度★★★★★

鑑賞日2019/10/17 (木) 19:30

キャラメル回を観劇。

アフタートークの成井さんのキャラメルボックスは無くなってません発言に涙しました。

本編も素晴らしくて、この舞台をきっかけに、トツゲキさん、アガリスクさん、たすいちさんの舞台も観に行くようになりました。

ロケットペンシル×ドレッドノート

ロケットペンシル×ドレッドノート

やみ・あがりシアター

インディペンデントシアターOji(東京都)

2020/02/19 (水) ~ 2020/02/24 (月)公演終了

満足度★★★★

早朝アニメを描きつつ、そのファンの周辺の人生模様をリンクさせた作品。役者さんがアニメ内、リアルを表現するので切替が面白く、だんだんと境目がなくなる感じ。
アニメでは、様々な名作アニメの台詞やストーリーが展開されるパロディ、いやオマージュか。
アニメ内の展開も面白かったが、やはりリアルでの人間模様の描写が良かった。

まほろばの景 2020【三重公演中止】

まほろばの景 2020【三重公演中止】

烏丸ストロークロック

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2020/02/16 (日) ~ 2020/02/23 (日)公演終了

満足度★★★

鑑賞日2020/02/19 (水)

「『心の揺れ』を追体験する」

ネタバレBOX

「夢みたいなんです」

 主人公・福村洋輔(小濱昭博)は2011年3月に発生した東日本大震災が起きたあとのことを問われ、自身の感慨をこのように述べる。震災による津波で仙台の実家を失った洋輔は、日本各地の災害ボランティアに従事する生活を送っていた。大阪の知的障がい者施設で働いていたときに出会った利用者の盛山和義(澤雅展)と心を通わせるものの、ある日和義が失踪してしまう。和義の行方を追って山に入った洋輔は登山者たちに和義の行方を尋ねて回る。その過程で洋輔のこれまでの来し方が舞台上につまびらかになっていく。神楽を教えてくれた父(小菅紘史)との思い出、震災発生後に困っていた不倫相手のナナエ(あべゆう)に風呂を提供した日のこと、定職に就かない洋輔を心配する幼馴染セージ(澤雅展)に説教されたときのこと、自分に好意を示してくれている和義の姉橙子(阪本麻紀)への想いーー過去に起きた忘れられない出来事と和義を捜索する過程が交互に描かれ、震災が一人の青年にもたらした心の揺れに私たち観客は誘われていく。

 和義を捜索する過程で洋輔が出会う登山者たちは、洋輔が過去に関わった人物たちをかわるがわる演じていく。私がまず感心したのは登山者を演じる俳優たちの変身の鮮やかさである。セリフを方言に変えたりバスタオルを羽織るなどするだけなのに、照明と音響の変化も相まって一瞬にしてまるで違う人格に変わる。しかも主人公の洋輔を演じる小濱以外の俳優は何役も兼ねる。作・演出の柳沼昭徳の要求に応えた俳優たちのウデに目を見張った。無論共演者たちの変身に応え、現在の時点から瞬時に過去の洋輔自身を演じ分ける小濱の柔軟さがあってこそ成立している演出と感じた。

 音楽の使い方もうまい。もうひとりの出演者というべき中川裕貴は、チェロの独奏で重要な部分を担っていた。特に終盤、洋輔の魂の咆哮を代弁するかのような激しい調べが今でも耳に残っている。また出演者たちは自分の出番を終えると舞台袖でマイクを通して神楽の祭文を吟じ鐘や太鼓を奏でやがて舞台上で舞う。俳優たちの神楽はダイナミックで、ここだけをずっと見ていたいという思いにも駆られた。

 本作はトラウマティックな体験をした青年の物語であるからテーマは重い。主人公の悲しみや迷いは観客の心にうず高く積み重なる。その堆積の過程を重荷に感じ見続けることがややしんどくなってしまったという感は否めない。たとえば洋輔とセージが話し込んでいる傍らでブツブツ独り言を繰り返す女装のオッサン(小菅紘史)の様子や、橙子がパソコンで内職をしながら臀部を掻き、その様子を洋輔に見られて思わず恥じらうところなど、クスリと笑ってしまう要素をもう少し付け加えて緊張を解いてほしいと感じた。無論ただメリハリがほしかったというわけではない。些細でくだらないおかしみとともに思い返す出来事は登場人物の陰影をより深めるし、神楽に象徴される洋輔の「復興」「再生」「鎮魂」という願いがより前向きなものになるのではないかと感じたのだ。

 果たして洋輔の抱えた問題は解決されないまま幕は降りる。ここは賛否が分かれるところだが、主人公の迷いや葛藤を追体験してきた身としては、せめて「見通し」だけでもいいので何らか方向性を提示してほしかった。
少女仮面

少女仮面

metro

テアトルBONBON(東京都)

2020/02/19 (水) ~ 2020/02/24 (月)公演終了

満足度★★★★

唐十郎作品は3作目、やはり難解で正直掴みどころが無い。なのに気が付けば引き込まれている。未だ熱狂的なファンが多いのもよく分かるような気がする。自分も既に片足を突っ込んでいるかも知れない。

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