満足度★★★★
第5回全国学生演劇祭に名古屋まで行って来ましたー!!!
四国学生演劇祭を勝ち抜いた2団体が全国に進出、徳島からも我らが劇団まんまる所属の北條シンセイ君が代表を務める劇団『遊楽頂』が出場しておりました!
そう、全国学生演劇祭と言うと、第4回に四国代表の徳島県選出『楽一楽座』が大賞に輝いたというあの演劇祭です!
観劇したのはCブロック、
デンコラ (札幌)
でいどり。 (福岡)
遊楽頂 (四国)
シラカン (エキシビジョン)
の4団体。
それぞれのカラーが如実に出ていて、各40分の物語はあっという間に終わりました。
『遊楽頂/ヒトリ善がり。』はその中でも最も若さ溢れる演技と題材で、うわー大学生やなぁと羨ましく思いながら観ていると、最後に裏切られる展開が待っていてゾクッとしました、くそーやるなぁ。
映像や降らせ物もふんだんに使い、絵的にも飽きさせず面白かったです。
ただ、ブリッコやジャイアンや弱虫的な形骸演技(意図してかせずか)は長く観るのは疲れるので、大人目線としてはそこが難点でした、でも後ろの席ではそこがウケてた(身内じゃ無い)ので本当に作品って観る人によって感想は違うなぁとも。
今の年代の感性だからこそ出来る演劇ってあると思います。
歳を取っても理解は出来るけど、今しか無い物を観られるのが演劇の醍醐味。
他団体も一言ずつ。
『デンゴラ/幻によろしく』
コント的な短尺を延ばして再構成したと後で聞きました(なんと大変な事を)、題材の簡単さの割に確かに少し間延びが気になってしまいまた。
『でいどり。/ありふれた白にいたるまでの青』
女性であるが故の生き辛さを実感した・している人に響く作品。演技も構成もとても丁寧で上手に作ってる印象でした。可能や葛藤など、分かるのですが、もう少し客観的エピソードがあれば尚届きやすいと感じました。
『シラカン/爽快にたてまえ』
エキシビジョンなので短い尺でしたが、最初の観客の掴み方が1番上手かったし見事でした、実際の海(生海)は想像の海を超えられない、そうかなぁとか思い巡る内に、実際の舞台から想像の物語に引き摺り込まれてる事に気付き完敗です。
飄々とした演技もすんなり入って来て気持ち良かったです。