
ざわざわ、ぞわり
無名劇団
STAGE+PLUS(大阪府)
2020/08/29 (土) ~ 2020/08/30 (日)公演終了
満足度★★★
配信で観させて頂きました。
配信の形態も様々生まれている昨今ですが、無名劇団さんの配信は劇場での無観客公演をツイキャスでの生配信。
画質は少し粗く、またそもそも劇場に観客がいないので演出は完全にどう映るかを意識しており、その為演劇を観てるというよりは映像作品を観てる感覚に近い。
生配信でありつつ、ライブ感は薄くなってしまうので…無観客は難しいのかもなぁと。
今は色々と試行錯誤する時期だと思うので、これはひとつの挑戦になったと思います。

星の数ほど星に願いを
プラグマックス&エンタテインメント/S・D・P/サンライズプロモーション東京
紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)
2020/08/27 (木) ~ 2020/09/06 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2020/09/01 (火) 19:00
バカさ加減がたまらん芝居だった(誉めています!)。
演劇弁当・猫ニャーの時代から観てるブルー&スカイの作・演出で、業績の悪化した町工場を救おうとする銀行員の話、と書けば物語があるように思えるが、登場人物にマトモな人がいなくて、みんな何か壊れてる。町工場で作っているのが「願いが叶う神秘の石」というのもマトモじゃないし、どんどんズッコケていく展開には、爆笑でなく苦笑の連続である。役者陣も、その世界観をしっかりと演じてて、特に、おそらく舞台では初めて観る内田理央がメインの銀行員なのだけれど、フツーにしっかり演じてて楽しめた。終盤になって、これはTVドラマ「半沢直樹」のパロディという要素もあるんじゃないかと思ったりして、楽しめる110分だった。

風吹く街の短篇集 第二章
グッドディスタンス
「劇」小劇場(東京都)
2020/08/26 (水) ~ 2020/08/30 (日)公演終了
満足度★★★
村松恭子企画・演出(初?)によるアラバール3作品を観劇。「風の短編集」は第一章を逃し、第二章を楽しみにしていたが、今回劇場で観たのはこれのみ。生で観る演目に選んだのは、アラバール作品が難解そうだから(あと赤松由美出演もあったが降板していた..T_T)。ところが一つ一つの短編はむしろ分かりやすく、60~70年代だな~という感想で、つい最近観たアラバールの監督作品『ゲルニカの木』の「分かりやすさ」に通じた。村松女史がこの演目をなぜ選んだのか、の方に興味が湧く。舞台化という面では、戯曲を書かれた当時の文脈から現代(というより現コロナ状況?)に植え直すことが出来ておらず、見るに少々厳しいものがあった。合計で1時間に収まる3つの短編はそれぞれの「舌足らず」、即ち書かれた(上演された)当時なら説明不要だったろう何かが「要説明」となっている訳である。村松女史の中に何か恐らく思いはあるのだろうが・・処理しきれず消化不良。

フランドン農学校の豚/ピノッキオ
座・高円寺
座・高円寺1(東京都)
2020/08/28 (金) ~ 2020/10/03 (土)公演終了
満足度★★★★
佃脚本の「観たかった」作品。座・高円寺の「劇場へ行こう」シリーズで継続的な上演(毎年)を行うレパートリーの一つであるが、子ども連れも結構多い会場で一番手ごわい観客相手に舞台は健闘していた。
観てみると宮沢賢治作品のテーマが明確な「生き物を食べること」に関する考察的寓話と言ってよいくらいであったが、説教臭くなり兼ねない題材を、正当なラストにまで持って行く音曲多用した演出、演技は申し分ない。60分。

星の数ほど星に願いを
プラグマックス&エンタテインメント/S・D・P/サンライズプロモーション東京
紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)
2020/08/27 (木) ~ 2020/09/06 (日)公演終了
満足度★★★★
コロナの暗雲の切れ間ともいえる9月を勝手ながら「観劇重点化月間」と宣言いたします。目標は最低10本、できれば15本は行きたいものです。その第一弾がこれです。選択肢が少ないので初見の劇団が当然入ってきます。新しい驚きはあるのでしょうか。
さてその結果はというと、内田理央さんをフィーチャーした美しいチラシのイメージとは裏腹な大バカコメディです。これまで私が観たことのないタイプですが、独特な「言葉の外し」が脳みそをほぐしてくれます。一応町工場と銀行員の話というのは池井戸作品へのオマージュなのでしょうけれど観終わってもなあ~んにも得るところがありません。そういう潔い喜劇のファンにはかなりお勧めです。
おまけとも言えるギター演奏が粒のそろった良い音を出していたことと息子のテニスの動きがそれらしく決まっていたことに感心しました。こういうところが締まっていると全て素晴らしいような気になってきます。
それから「バルブはFB認証者優遇に反対!!」さんがおっしゃるようにフェースシールドは意外に気になりませんでした。

バージン・ブルース
うさぎストライプ
こまばアゴラ劇場(東京都)
2017/05/04 (木) ~ 2017/05/21 (日)公演終了

楽屋 —流れ去るものはやがてなつかしきー
ことのはbox
シアター風姿花伝(東京都)
2020/08/22 (土) ~ 2020/08/30 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2020/08/30 (日) 14:30
実際には役がもらえないのに、ひたすら化粧をし続ける女優達、かつて主演女優のプロンプターを努めた若き女優、苦労もしてきたが、妙に明るく振る舞う主演女優これらの思惑がそれぞれ絡み合い、時にシリアスに、時にユーモアが入り混じったドラマになっており、退屈したり、現実に引き戻されるどころか、その劇世界に引き込まれた。
最初は役が貰えないことへの焦燥感、諦め感情だった女優たちも、いろいろツッコミどころ満載で、機関砲のように喋りだしたら基本止まらない若き女優が絡むことによって、その心情が少しづつ変化していき、かなり浮いていた若き女優も最後は女優たちと一体となって劇の練習を始める展開になり、感動した。
中年の主演女優が若き女優に対して放つ、若いばかりが女優の命ではなく、経験を積み重ねるごとに培われていく演技力、そして信念を持ち続けて諦めない心の大切さを説く場面に、小劇場演劇の現状とマッチする部分も多く、感慨深くなった。

BLACK OUT
東京夜光
三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)
2020/08/21 (金) ~ 2020/08/30 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2020/08/30 (日) 14:00
面白かった。コロナ禍で公演に苦労する演劇人の様子を、演出助手の立場から描く。作・演出の川名は、自身も職業的演出助手をやっているそうで、本公演に向けての実話ではないかと思わせる作りが本当に面白い。
とあるプロデュース公演で演出助手を勤める真野は、学生時代から自身の劇団で作・演出をやっているが目が出ない。担当する公演は、コロナが蔓延し始めた2月末から稽古を始め4月の公演を目指す。だが、作・演出の鬼木と座長で人気者の日向との意見が合わず、ヒロイン役は初舞台の若いアイドルということで、不穏な雰囲気。さまざまな葛藤の中で、何とか舞台を作ろうとする役者・スタッフだが…、という物語。多少は小劇場系劇団の内実も理解できる人間にとっては、いかにもありそうなエピソードが続き、興味深く最後まで観ることができる緊張感があるのは見事である。役者陣も、現実と間違えそうな話題を、いかにも、に演じるあたり確実に役を自分のものにしている。
敢えて言えば、本演出助手の中途半端な立場を描きたいのか、コロナ禍での演劇のあり方を描きたいのか、が今一つ明確でないことか。照明と音響とか役割が被る出演者の描き分けも若干の不満は残る。
だが、本当に面白く見せてもらった2時間20分(休憩10分込み)だった。

星の数ほど星に願いを
プラグマックス&エンタテインメント/S・D・P/サンライズプロモーション東京
紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)
2020/08/27 (木) ~ 2020/09/06 (日)公演終了
満足度★★★★
■110分強■
このコロナ禍のなか、最高にくだらない劇をありがとう! 半沢直樹にゆる~く便乗した作品のようですが、本家を観てなくても多分楽しめます。実際、観てない私も楽しめた。

「アルバート、はなして」
彗星マジック
in→dependent theatre 2nd(大阪府)
2020/08/28 (金) ~ 2020/08/30 (日)公演終了
満足度★★★★
良かった。アインシュタインやドイツ・ユダヤの事をもっと勉強してくれば、更に楽しめたと思う。演技は皆さんとても上手く、演劇はいいなと再認識しました。ありがとー。

Emergency-金と女とときどき桃-
劇団十六色
OVAL THEATER & GALLERY (旧・ロクソドンタブラック)(大阪府)
2020/08/29 (土) ~ 2020/08/30 (日)公演終了
満足度★★★
うーん。内容は微妙。黒鬼と女性会社員役は目を見張るほどかわいかったが・・・。学生らしいと言えばそれまでだが、次回に期待。

MATCH
ステージタイガー
in→dependent theatre 2nd(大阪府)
2020/08/21 (金) ~ 2020/08/23 (日)公演終了

「アルバート、はなして」
彗星マジック
in→dependent theatre 2nd(大阪府)
2020/08/28 (金) ~ 2020/08/30 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
めちゃめちゃ良かったです!!
アインシュタインの史実と苦悩に引き込まれてしまいました。
惜しむらくは、終盤ストーリーにおいていかれてしまいました。。。
役者さん皆さんとても素敵でした!!
特に浅雛さんの渋すぎる芝居好きです。
あんなに落ち着いた芝居なのに愛と暖かさを感じる素敵なお芝居でした。
米山さんの演じるダンテも可愛くてめっちゃ良かったです!
沢山笑わせてもらって、最後うるっと来てしまいました。
また彗星マジックさんの作品、ぜひ拝見したいです!!

テノヒラサイズの人生大車輪2020
BALBOLABO
HEP HALL(大阪府)
2020/08/28 (金) ~ 2020/08/30 (日)公演終了

「アルバート、はなして」
彗星マジック
in→dependent theatre 2nd(大阪府)
2020/08/28 (金) ~ 2020/08/30 (日)公演終了
満足度★★★★★
彗星マジックのこの作品は二度目の観劇!
いゃ〜お芝居っていいですね♪って改めて感じさせられました。
皆さんの力強い演技が伝わってきました
もう〜主役のアルバート役を演じた立花裕介さん、鳩川七海さん(YTJプロ/幻灯劇場)はじめ役者さんが熱かった‼︎
中でも石畑達哉さん(匿名劇壇)、中川浩六さん(三等フランソワーズ)は役柄もあると思いますが印象的でした。
もともとヒストリー的な話は好きな方ですが、色々な要素を詰め込んで膨らませた時代背景なども感じられたストーリーも良かったです♪
初めて観たときに気づかなかったところも色々と愉しめました。
ラストになるにつれて、迫真の演技もあり、心が痛くなるお芝居ですが最後まで見応えがありました。
納得のダブルコール!でインディペンデント2ndの公演が終えたのもいいですね^ ^

12人の怒れる男
ナイスコンプレックス
ABCホール (大阪府)
2020/08/14 (金) ~ 2020/08/16 (日)公演終了
満足度★★★
オンラインでAチーム観劇。12号が複数いるのでは?と思える騒々しさでした。イタコに続き、教えてヤマビコさんもそれはないわ・・・
4編全部見て、これは「十二人の怒れる男」と思って見たら間違いなのでは?と思えて来ました。最初からお笑いの一つと思って見ていたら、ストレスを感じないで笑って済まされたのかも・・・

テノヒラサイズの人生大車輪2020
BALBOLABO
HEP HALL(大阪府)
2020/08/28 (金) ~ 2020/08/30 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2020/08/30 (日)
「面白い作品は何度見ても面白い☆」と再確認させてくれる素晴らしいパフォーマンスでした♪大好きな役者さんが多数出演されてたのでどこを切り取っても楽しい時間を堪能させて頂きました\(^o^)/

テノヒラサイズの人生大車輪2020
BALBOLABO
HEP HALL(大阪府)
2020/08/28 (金) ~ 2020/08/30 (日)公演終了
満足度★★★★
面白かったですね〜♪
最初から最後までマスクの中でクスクスしながら笑顔で観ていました。
この作品は何度か観てますがキャストが変われば新鮮でまた違った楽しさがありますね!
役者さんも皆さん楽しそうに演じているので観ている方もそれが伝わって面白かった^_^
お気に入りの劇団壱劇屋の西分さんも気合MAXなパワフルな演技も印象的!
この作品は設定も興味をそそりり、それぞれの出来事が短編作品を観ている様な楽しさもあります。
やっぱりお芝居は愉しい♪

風吹く街の短篇集 第二章
グッドディスタンス
「劇」小劇場(東京都)
2020/08/26 (水) ~ 2020/08/30 (日)公演終了
満足度★★★★★
「隣人のおっちゃん。と、」を観劇。玄関ドアの前であんなにも会話が成立するなんて。
50分と短い時間ではありましたが、面白く少し寂しもあり十分に楽しませてもらいました。

楽屋
シス・カンパニー
シアタートラム(東京都)
2009/05/10 (日) ~ 2009/06/14 (日)公演終了