
タバコの害について〜追加公演アリ〼
劇団夢現舎
新高円寺アトラクターズ・スタヂオ(東京都)
2020/09/07 (月) ~ 2020/10/04 (日)公演終了
満足度★★★★
杉並区の助成を受けての公演らしいが、良い意味で役所好みの作風だ。原作はチェーホフで古典ということになるが、経過を感じさせず、スリリングで気品高く仕上がっていると思う。
私の鑑賞した回は客席の数が3人であった。ウィルスの蔓延を防ぐためだろう。それに対しての「一人芝居」だから、やる方も気を張るし、観ている方も気を張る。
壇上に「タバコの害について」と掲げられており、講演会を模したつくりになっている。いかんせん、「インテリゲンチャ」風情の男性が学問とは関わりのない私事を身振り手振りで訴えるシーンの連続は不条理だ。
終演後の「ダメ出し」で明らかになったのだが、長い円筒で秘密を嘆くシーンすら、細かく演出されている。ということは客席のパターンだけ、バリエーションを用意している、 ということだ。さらに興味深かったのは演出家の絶対性だ。ある意味、正統なのだが、的確な一言で役者がそれに試行錯誤する即応には良い意味で脱帽せざるを得ない。ロングランにもかかわらず、毎終演後こうした調整をしているのだとすれば、やはり双方を労わずにはいられない。

君の様に鳥が啼く
フロアトポロジー×ヒノカサの虜
雑遊(東京都)
2020/09/30 (水) ~ 2020/10/07 (水)公演終了
映像鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2020/10/02 (金)
価格2,500円
10月2日(金)19:30の回を視聴。
序盤、セリフが聴き取りづらかった以外は、カット割り?の巧みな画面構成、重層的なストーリーの展開にグイグイと引き込まれ、見応えのあった128分。
なお、個人的には
『あのコのDANCE』に続いての遠藤留奈さん
『水曜、19時、スターバックス』以来の岸田大地さん
がとりわけ印象に残った。

「無風」/「あの匂い」
獅子の如く
新宿スターフィールド(東京都)
2020/09/29 (火) ~ 2020/10/04 (日)公演終了
満足度★★★★
◼️Bキャスト鑑賞/約90分(途中休憩込み)◼️
ガールズ演劇なれど、両短編とも平塚流のねじれがあって、堪能。

いきしたい
五反田団
こまばアゴラ劇場(東京都)
2020/09/25 (金) ~ 2020/10/05 (月)公演終了

ベイジルタウンの女神
キューブ
世田谷パブリックシアター(東京都)
2020/09/13 (日) ~ 2020/09/27 (日)公演終了
満足度★★
今まで撮影のためカメラが入りますという注意書きの演劇を
何度か見てきました。今回はカメラの位置が私の席のすぐ前にあり、開演前からとても嫌な予感がしていました。
案の定、カメラのモニターの光(白い画面に縦書きの台詞画面)やカメラ操作をするスタッフの小声、動作が気になり、観劇に集中できませんでした。自分が購入した席はS席で一般のお客さんと同じ金額を払って観に来たのにそういう配慮ができないことが非常に残念でした。
今時のカメラって客より前の席に置かなければ撮影もできないのでしょうか?
カメラは一番端っこの席に置かれていましたが、私自身もカメラの後ろの端だったので
どうしても視界の一部にカメラが入り込みます。私の後方に広いスペースがあったにも関わらず、なぜ客の視界に入る場所にカメラを置いたんだろう?
映画館で上映中にスマホの画面が明るく点灯するのは嫌になりませんか?
それを3時間のうち何度もやられたら集中できません。
1万2000円金ドブでした。

十二人の怒れる男
Bunkamura
Bunkamuraシアターコクーン(東京都)
2020/09/11 (金) ~ 2020/10/04 (日)公演終了
満足度★★★★★
1階のBL側の席に座りました。
舞台が客席の真ん中にあることによって、かなり演者さんとの
距離が近くて驚きました。シアターミラクルくらい近い距離だったので緊張感がかなり伝わりました。
BL側の席は演者さんが背中を向けるシーンが少なく、
とても見やすかったのでお勧めです。
劇中でマンションの見取り図のようなものが出てきましたが、
あれは後ろの席だと見えない。けど、状況説明をしてくれるので問題はありませんでした。
12人の男のそれぞれの怒り方、面白かったです!

川口知夏のエチュードやってみよう!
新宿シアター・ミラクル
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2020/09/05 (土) ~ 2020/09/05 (土)公演終了
満足度★★★★★
エチュード自体そんなに見たことがなかったのですが
川口知夏さんのエチュードはかなりお笑い要素が強く笑えました。
ただ、身体で妨害したり台詞をかぶせることで自分が言ったことに
なるシステムより、演劇の実力で勝ち負けが決まるシステムのほうが個人的には好きかな~。わちゃわちゃした演劇も面白かったんですけどねw
川口知夏のエチュードやってみよう!Vol2に期待しています。

広くてすてきな宇宙じゃないか
キャラメルボックス俳優教室
オメガ東京(東京都)
2020/09/30 (水) ~ 2020/10/04 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2020/10/01 (木) 19:00
笑いあり感動あり、良かったです。
若さ溢れる熱量で、元気を貰いました。
安理さんと成井さんのトークも面白かった。

銭に向け叫ぶ2020
ホチキス
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2020/09/24 (木) ~ 2020/10/04 (日)公演終了
実演鑑賞
北村諒さん観に来る女の子達のワクワク感こみで観たかったかな。
ソーシャルディスタンスは分かるけど、ただ情報収集しに行ってるだけな感じの舞台鑑賞ってのも何だかなーって感じしちゃって。来年いっぱいこんな感じなんだろうか。コロナめ。
小玉久仁子さんのマリオネット感ある動き相変わらずキレ良く良かったです。

偉人ちゃん2020〜本能寺が変!〜
遅咲会
コフレリオ 新宿シアター(東京都)
2020/09/21 (月) ~ 2020/09/27 (日)公演終了
誤解が解けた故「本能寺の変」になるためにあれやこれやの騒動が面白かったです。フェイスシールドも初体験!思っていたほど邪魔には感じませんでした。
前説で「批評しない」みたいなこと言っていたので評価はしないことにします(笑)

WATCH THE WATCHMEN(we put on masks)
コンプソンズ
Route Theater/ルートシアター(東京都)
2020/09/29 (火) ~ 2020/10/18 (日)公演終了

バタフライはフリー
Studio Life(劇団スタジオライフ)
ウエストエンドスタジオ(東京都)
2020/09/20 (日) ~ 2020/10/04 (日)公演終了
満足度★★★★★
こんなStudio Lifeもあったのね!面白かったです。でもジルの本心が今ひとつわかりません。え、じゃああれはそう言うこと???気になるので映画のDVD借りてみようかしら。

十二人の怒れる男
Bunkamura
Bunkamuraシアターコクーン(東京都)
2020/09/11 (金) ~ 2020/10/04 (日)公演終了
満足度★★★★★
以前の経験からもう2度とこの席は選ばないと思った2階のサイドシートでしたが、今回は舞台の作りが違ったのでここでも大丈夫でした。なんなら舞台との直線距離はこちらの方が近いかも。ただ、陪審員室のトイレはBL席の真下なので声しか聞こえません。役者さんによって声の質、通りが違うので中には残念な方もいましたが・・・それでも「十二人の怒れる男」はやっぱりこうでなくちゃ!と言う舞台でした。
みなさんが身につけている時計は小道具なので、動いていなかったりするのかもしれませんが、ここはきちんと動く時計にして全員の時間を合わせておいて欲しいものです。双眼鏡で確認してしまいました。

いきしたい
五反田団
こまばアゴラ劇場(東京都)
2020/09/25 (金) ~ 2020/10/05 (月)公演終了
満足度★★★
◼️70分弱◼️
途中からの展開に疑問符。テーマとの真っ向勝負から逃げている気がした。煙に巻かれた気分。

楽屋~流れ去るものはやがてなつかしき
近畿大学 舞台芸術専攻29期生
東大阪市文化創造館・小ホール(大阪府)
2020/09/25 (金) ~ 2020/09/27 (日)公演終了

短篇集『会議家族』【9/20配信&アーカイブあり】
中野劇団
in→dependent theatre 1st(大阪府)
2020/09/19 (土) ~ 2020/09/22 (火)公演終了
追い込む笑いから 物語で役者の色を上手く作って不意を衝く笑いが加わり 変わってきた さらにとても面白い 個性的な出演陣は笑いの武器になっていた。これからどうなるんだろう。次回も楽しみ。

ブルーストッキングの女たち
劇団青年座
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2020/09/26 (土) ~ 2020/10/04 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2020/09/28 (月) 18:30
座席1階
演出の斎藤理恵子さんがパンフレットで書いているように、ここに登場する男も女もとんでもない奴らばかりなのだ。青鞜社をつくった平塚らいてうとその周囲の女たちの物語だ。大杉栄などは自分勝手な女たらしもいいところで、今の時代なら絶対に糾弾されている人生だった。そういう意味では、時代に抱かれて自由に生きられた男女であった。
でも、さすがに「とんでもない奴ら」と切り捨てた女性演出家だけあって、伊藤野枝に厳しいところが随所に出てきて興味深い。自分の印象では野枝はバリバリ働いて自由奔放好き勝手に時代に背いている女性、という感じなのだが、この演出家はまるで時代劇に出てくる力なき女のように、よよと泣かせる場面をつくったのだ。
群像劇だから例えば島村抱月とか松井須磨子とか荒畑寒村とか、それぞれの場面を描いている。だがやっぱり、もっと野枝に絞って展開したほうが面白かった気がする。いっそのこと伊藤野枝物語にして、史実にはでてこないような野枝の素顔を膨らませて客席を楽しませるという切り口はあるかな、と思った。

MISHIMA2020
梅田芸術劇場
日生劇場(東京都)
2020/09/21 (月) ~ 2020/09/27 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2020/09/27 (日) 12:00
菅原小春さんの日のチケットを購入したつもりが、橋本愛さんの舞台の日であったが、一度舞台を観たかったし、日生劇場で2人・3人芝居が観れた贅沢さはなかった。それよりも三島由紀夫の小説に興味を持った。

ビリー・エリオット~リトル・ダンサー~【9月11日(金)開幕決定 / 公演中止 2020年7月12日(日)~8月30日(日)】
ホリプロ
赤坂ACTシアター(東京都)
2020/09/11 (金) ~ 2020/10/17 (土)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2020/09/28 (月) 13:30
ビリーがこのミュージカルであんなに踊るとは思っていなかったので驚いた。この役を得た四人の演技を観てみたくなった。

私たちは全力でホラーに挑みます!
ライオン・パーマ
駅前劇場(東京都)
2020/09/23 (水) ~ 2020/09/27 (日)公演終了
満足度★★★★
ストーリー重視で丁寧に作られていたな~と
&感染症対策はバッチリだと思われましたわ
話は作家先生の作る作品を劇中劇にした進行で
今と過去の話も交えてのホラーテイストでした
イメ~ジ的には第7弾まで続いてて
実写版まで始めた「闇芝居」が近いかしらと感じた
2時間15分の作品