最新の観てきた!クチコミ一覧

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HATTORI半蔵Ⅳ

HATTORI半蔵Ⅳ

SPIRAL CHARIOTS

六行会ホール(東京都)

2021/06/30 (水) ~ 2021/07/04 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

初見の劇団さん。殺陣もダンスもキレッキレで音響も素晴らしい。演者さんもカッコ良くて可愛くて芸達者たち。楽しめました。

金の切れ目が時間の切れ目

金の切れ目が時間の切れ目

劇団森

早稲田小劇場どらま館(東京都)

2021/05/29 (土) ~ 2021/07/31 (土)公演終了

映像鑑賞

短針チーム、長針チームの順で両方とも鑑賞。長針チームの方が4分程短い。チームによって何人かの役が男女入れ替わっていたりするのだけど、長針チームの出来の方が好きかも。

ネタバレBOX

長針チームのラスト暗転前のやり取り、ここが個人的にはポイント高し。
私を代わりに刑務所に入れてください 非行少年から更生支援者へ

私を代わりに刑務所に入れてください 非行少年から更生支援者へ

私を代わりに刑務所に入れてください実行委員会

シアターサンモール(東京都)

2021/07/02 (金) ~ 2021/07/04 (日)公演終了

実演鑑賞

鑑賞日2021/07/04 (日) 15:00

#私を代わりに刑務所に入れてください
#森寧々 さんと #久保田堅伸 さんが光っていた。#桂ゆめ さんは僅かなシーンでも別格だった。
やはり舞台は、物語の設定だけでは感動しない。説明されても感動しない。俳優がそこで生きてこそドラマが動き、観る者の心を震わせるのだと、改めて感じた。
キャストが何度も何度も場面転換に使われ、また、通行人や市民として舞台を歩かされてばかりいて、なんだか浪費されているように感じてしまった。
客席に向けて顔を見せる演出は思いやりなのだろうけれど、それは同時に真実味を削いでしまう。ダヴィンチの最後の晩餐のような食事風景は、やはり興ざめする。その上、そこにあまりにもミスマッチな音質のBGM😰これみよがしのメロディは狙いがあけすけで閉口。
そして、作品以上に酷かった客席のマナー。こんなに着信音が聞こえる舞台はそうそうない。飲食禁止という開演前アナウンスが流れているその時に、関係者にペットボトルのお茶を配っているスタッフにも驚いた。まさかそれが上演中にキャップを転がすことになるとは予想もしなかった。この客の携帯から数分ごとに着信音がするのに、一向に音を切ろうとしない。犯罪加害者の更生を扱った作品の是非を問う前に、観劇マナーに対する姿勢を問いたい。あまり演劇と触れ合うことのない人が集まった作品なのかもしれない。であるならば、尚のことマナーを徹底させる努力を主催者には持ってもらいたい。
チケットに記載された整理番号が指定の座席番号だというのも初めてだった。自由席だと思い新幹線で早く来た自分を哀れに思うしかない。

親の顔が見たい【公演中止】

親の顔が見たい【公演中止】

渡辺源四郎商店

ザ・スズナリ(東京都)

2021/05/03 (月) ~ 2021/05/05 (水)公演終了

映像鑑賞

満足度★★★★★

2回目で見ていると、この後の展開を知っているので、それぞれの視線や仕草の意味が違って見えてきて「こいつらあ!!」という気分になります。怖いです。
笑っている場合ではないのですが、笑えてしまうシーンもあります。
劇場だと気にはなってもなかなか複数回見るとかできないので、これはこれでいいのかもしれないと思いつつ、やはり劇場でも見たいです。
手元にチラシがあるのですが、出演者の皆さんの写真が中学生時代のものらしく、どれが誰だか分かりません(笑)

銀の骨

銀の骨

やみ・あがりシアター

王子スタジオ1(東京都)

2021/07/02 (金) ~ 2021/07/04 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

物語のベースは小説「銀の匙」(中勘助)、構成はシュニッツラーの戯曲「輪舞」に工夫を凝らし精緻な構造を成しているようだ。
この公演は実験公演・オーダーメイド#2となっており、いくつかの約束事を設けている。その中に上演時間60分程度というのがある。ところが、本公演は70分で目安時間を超えており、終演後の挨拶で脚本・演出の笠浦静花女史が律義にも謝っていた(誰も気にしていないと思う)。たかが10分であるが、案外重要なことでもある。例えば〇△演劇コンクールのような賞レースでは、時間制限を設けている場合がある(芝居に優劣と言うか順位はどうかと思う時もあるが、事実「コンクール」等はある)。
また実験公演は第3弾も考えているとの案内もあった。

さて、最近「別役実短編集」(基本2人芝居)を観たが、いつの日か、「やみ・あがりシアター実験公演オーダーメイド作品集」(1人芝居)なる企画をしてほしいものである。第1弾「アン」は未見であるが、高評価(未見のため他者評価を信用 無責任か?)のようであり、少なくとも本公演を観る限り、企画に値すると思うのだが…。
コロナ禍ということもあるが、観客12名という贅沢な観劇空間で至福の70分。堪能した!

ネタバレBOX

小説「銀の匙」は、「私」という1人称で書かれているが、この芝居は私(1人称)、友人(2人称)、客である彼・彼女(3人称)を1人で演じる。相手役は登場しないが、さも相手が喋っていることへの返事や反芻といった言葉(台詞)で実在感を表現する。また実験公演の約束事である人形や紙芝居を用いて状況や情景を描き出す。これら全てを1人で行うから、その演技力、演出力は並大抵ではない。その点、久保磨介サンの演技は良かった。

舞台セットは、複数の裸電球(点滅による心象効果)、四角に切出した石垣のようなカウンターというシンプルなもの。会場出入口にドアチャイムを取り付け、物語の区切りにメリハリを付ける。
舞台はアクセサリーショップ、私(接客担当)と友人(=人形 制作担当)の2人で経営しており、オーダメイドで受注制作している。構成は輪舞のように小話(5話)が次々連関し、それをプロローグとエピローグで観せ始め 締め括る。会話劇が中心となる5話(景)からなり、最初(プロローグ的)に出てきた女性客と最後の依頼・男性客の邂逅によって「輪舞」が完成する構成。また話(景)の間には、その小話に纏わる洒落たオチを入れる。公演全体を饅頭に例えれば、5つの話が餡、プロローグとエピローグが皮で優しく包んでいるようだ。この皮が少し厚(長)めのような気もしたが…。ちなみに紙芝居で5話の(サブ)タイトルとオーダーアクセサリーが紹介されるという分かり易さ(第1話「銀の骨<ペンダント>」 第2話「あわただしいスプーン」←間違っているかも 第3話「外れない指輪」 第4話「小説の腕輪」 第5話「傷ついた指輪」)。

エピローグ...私は店を去り、その後、友人(擬人化した人形)の独白が始まる。友人の長い人生が語られ、命の限りがみえてくる。一方、私は吸血鬼(ここでも「銀」が関係してくる)という設定であるから基本的には不死である。友人関係でいる限り、年を取らない不自然さを悟らせないため去ったのだと。しかし私(吸血鬼)こそが真に不在で、友人の幻想・妄想の類ではないかと、自分は思って観ていた。「銀の匙」の回想をさらに変化・深化させた芝居であると思う(深読みか?)。
最後に、命に限りがあるからこそ、人との関わりは大切なのだと…。そうそう「関係」の話がこの公演のオーダーでしたね。
次回公演も楽しみにしております。
センス・オブ・ワンダー

センス・オブ・ワンダー

Nibroll

シアタートラム(東京都)

2021/07/02 (金) ~ 2021/07/04 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2021/07/04 (日)

価格4,000円

4日14時開演回(70分)を拝見。

昔、五反田にあった「ゆうぽうと」で、シルヴィ・ギエムに魅せられて以来、座・高円寺での舞台で観た辻田暁さんのパフォーマンスや、PRUNUS HALLまで足を運んで桜美林の学生さん達の公演を拝見したり…。
今日もまた、コンテンポラリーへの見識浅く、理解が及ばぬまでも、お三方のパフォーマンスにハッとしたり・見惚れたり…記憶に残る70分間を過ごさせて頂きました。

ボス村松の自転車泥棒(再戦)

ボス村松の自転車泥棒(再戦)

劇団鋼鉄村松

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2021/07/02 (金) ~ 2021/07/05 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

面白かった。ボス村松作品のなかでは、ストーリーの起承転結がはっきりしていて分かりやすい。
役者さんもそれぞれ魅力的。踊る井草佑一さん、明らかに付け焼刃ではなくフィギュアかバレエの本職!?と思ったらコンテンポラリーダンスのご出身でしたか。表現力!
前作プリズンブレイクから宝保里実さんの魅力にやられっぱなしです。

7/4夜 ネタバレに追記

ネタバレBOX

死人スペースには退場したら自動的に振り分けられると思って見ていたけれど、後から考えるとそれなら絶対にいないはず/いるはずの人があり、つまり彼の主観的”死んだ人”がそこへ行くのだ。
タバコの燃える間、亡霊が現れて推理を助けるようだったが、彼の脳内推理である。だから亡霊は彼がなかなか気付かない推理の要部分を、言わない。言えない。
公演時間の9割をここで過ごすあの人のことを「そういう役割とはいえ大変だな」と思っていたが、いやいや、彼の心の特等席には常にあの人が座って、全てを見ているのだ。彼に、つまり"物語に"忘れられないあの人。嘘と本当、主観と客観が入れ替わり続けるような本編のなか、「最高の相棒だった」というセリフは確かに本当だったのだろう。それとも、それも肩代わりの罪悪感ゆえなのか。

今回は後半に説明が親切丁寧で、分かるか分からないかでいうと分かりやすく、これまでのボス脚本に感じていた「奥ゆかしさ」はあんまりないかなと思った(入れ替わりについては、再登場火事救出のときに分かった。陰謀の詳細は解説ありがとうございました。)。どれくらい説明するか、難しいところでしょうねえ。
ただ、特に言及されなかった上手スペースについてハッと気付いて「エモいのでは!?」

追記
亡霊がタバコを吸い、彼女がそちらを見て目を丸くするのがずっと気になっていて(ありましたよね?)、やっぱりあの人は本物の亡霊?なのだろうか。ツッコミも入れるし。でもたとえ本物だとしてもタバコ吸えないよなあって……。
千秋楽に配信で見直すべきでしょうね。
首切り王子と愚かな女

首切り王子と愚かな女

パルコ・プロデュース

PARCO劇場(東京都)

2021/06/15 (火) ~ 2021/07/04 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

民を次々処刑する残酷な王子トル(実は可哀想な存在である=井上芳雄)と、王子の世間知らず=無垢な幼さに気づいた愚かな女ヴィリの出会いと別れの物語。いつのどことも知れぬ王国の、ファンタジーであり、寓話である。独白、というより傍白(=わきセリフ)が多く、物語の展開も含め非リアリズムの芝居である。その点では野田秀樹をほうふつさせる。家族劇などのリアリズム演劇で大きな成果を上げてきた蓬莱隆太の新たな挑戦であり、彼の持つ幅広さを示した。

冒頭、トルと兵士長ツトム(高橋努)
の首切りの処刑と、がけから飛び降りて死のうとしたヴィリの二人の出会いから、ズカリと王宮の核心に入っていく。トルの母、女王デン(若村麻由美)が実際は王国を仕切っている。兄王子ナルの3ヶ月後に生まれたということから不吉がられ、北の孤島に幽閉されていたトル。ナルが不治の病の床に伏したため、トルは呼び戻され、女王の手足となっている。

トルは王女ナリコ(入山法子)を抱こうとせず、ナリコはイケメンの兵士ロキ(和田琢磨)と影で密会している。王子の世話係になったヴィリは、「トルは子ども。首を切らされてるだけ。必要なのは遊び相手」とカードゲームの相手になり、王子を慰める。ヴィリは実は王族の歓心をかって、出世しようという下心もある。

数年前に家を出ていったヴィリの姉が王の家臣になっていた。近衛騎士リーガン(太田緑ロランス)である。リーガンは実は圧政をひく王を倒す組織の幹部であり、部下に、競馬に出場する王を狙い撃ちさせた。(この競馬はおもちゃの木馬を使って、なかなか見せる)そのとき、ヴィリが身を挺して王を守った。リーガンはとらわれ、ヴィリは第二?王女に取り立てられる。(ここまでが1幕)

ネタバレBOX

2幕は、リーガンと兄王子ナル(井上芳雄、ここだけ一人二役)の出会いの回想から。やはりがけから飛び込もうとしていたリーガンにナルは「生存阻害要因が生存促進要因を上回っているという事だろ。どうしたら促進要因が上まわるかな?」と説得を試みるが、うまくいかない。そこでナルは「そのどれか一つがかなう国を創る」と決意し、リーガンはそれを助けるために家を出た。
そのナルが倒れてトルをを呼び戻したのだが、実は女王の切なくも怖ろしい狙いがあったのだった。トルの体にナルの魂を宿らせ、トルの代りにナルを生き返らせ王位につけようというのだ。そのためにトルには魂が抜ける薬を、長い間ひそかに与え続けてきた。
(そういう事なら、トルより賢王子ナルの方がいいのでは?と思わせるところがある。よき目的のために、多少の犠牲は許されるのか。という爾来繰り返されてきたテーマがほの見える。トルの孤独=母にも愛されず、ナルには遠く及ばず、ヴィリも親しい兵士との酒盛りで、自分は誘われない=がいやます)

ナリコの密告によりヴィリとリーガンが姉妹であることがばれるが、トルはヴィリをかばう。民衆の蜂起がおこり、ロキは討ち死にし、リーガンはどさくさに牢を逃げる(たしかナリコがカギを開ける。もうこの国は終わりだ、私も逃げると)
焼け落ちる城を、ヴィリは抜け出す。薬のせいで死んだトルにかわって、ヴィリは走る。しかし、行く手に何があるのか。「この国に見るべきものはあるだろうか」「この国に触れるべきものはあるだろうか」のことばには、不確定の未来しかみえない。
キネマの天地

キネマの天地

新国立劇場

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2021/06/05 (土) ~ 2021/06/27 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

感想には、さすが井上ひさしだ面白いと、井上ひさしにしてはいまひとつというのと、二手に分かれている。私は面白い!と思うのだが、「今ひとつ」という意見もわかる。この作品は1986年に松竹で初演されたあと、一度だけ2011年にこまつ座が再演している。家にパンフがあるので、私は再演を見ているはずだが、全然記憶がない。このように、見たときには女優たちの鞘当て合いや、推理劇のどんでん返しが面白いのだが、作者の社会批判や歴史観がほとんどないため、感動が軽く、記憶に残らないのである。

さすがに今回はこれだけ復習したので忘れることはないが、やはり軽量作であることは否めない。新国立の「人を想う」シリーズでは、斬られの仙太>東京ゴッドファーザーズ>キネマの天地という順で、芝居が軽かったといえよう。ただ、井上ひさしの演劇愛はひしひし伝わる。とくにどんな端役でも俳優に対する愛情がこの作では強い。大部屋俳優で警察役を演じる尾上竹之助(佐藤誓)の、二幕の見せ場の好演が光った。

人狼TLPT S「トランスミッション」

人狼TLPT S「トランスミッション」

ピウス

萬劇場(東京都)

2021/06/30 (水) ~ 2021/07/11 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

この舞台は、それぞれの人生を歩んだ人物達が生き残りをかけて、人狼探しに挑む物語。観客はもちろん、役者も人狼が誰か知らないので、毎回、物語は違う。人狼が誰なのか予想するのも良し、舞台でのやり取りの中に、その人物の生きて来た人生が見え隠れするので、純粋に物語としても堪能できる。悲しい人生を歩み悪にそまったもの、みずから悪の世界に見を置いたもの。色々な登場人物がいるので、予想を楽しみつつ、感動も出来ます。

みんなのご機嫌よかれが肝心かなめ

みんなのご機嫌よかれが肝心かなめ

劇団やりたかった

参宮橋TRANCE MISSION(東京都)

2021/06/16 (水) ~ 2021/06/28 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

 弥次さんの放ったラストの長台詞が見事だったので、この評価にした。華3つ☆

ネタバレBOX

 芝居自体は大したものでは無かったが原因は主催者の独りよがりにあろう。17回目の公演でこれでは矢張り力不足・勉強不足だ。唯一、凄いと思ったのは「東海道中膝栗毛」にかなり忠実な本質的雰囲気を醸し出すべく演技しえた今公演にあって唯二人・役者らしい演技をしていた弥次・喜多を演じた二人のうち、終盤の弥次さんが放った啖呵売の長台詞。いがみ合いをしているういろう屋のいがみ合いを街道の登りと下りで二分して客を自然に各々の店へ誘導する解決策迄織り込んでまとまりの無かった舞台を一挙に纏めて見せる手際も見事であった。この長台詞、寿限無の三倍程度はあろうという代物、これを立て板に水の五七調の江戸弁でやるんだから粋である。戯作文学の傑作・「東海道中膝栗毛」の弥次・喜多の会話は語呂の良く回った江戸弁が多用されるが、他の出演者の言葉にはそれが無いので、上演中この齟齬にしっくり来ない感じがずっとついて回った。
 また、現代流に言えば日本フェミニズム界初の女性闘士となった冷奴に対する差別的アナウンスが多用されたのは、ジョークを越えて単なるグロである。更に、演出家が演出に力を入れているということを表現しようと思ったのか(見切れがあったのでハッキリは分からないものの)本番中にダメだしをしたような恰好で同じシーンを2度演じさせたが、カントールのように実際、舞台の端に上がって劇上演中にも演出するという手法を確立するような意図を観客が感じる訳でもなく、終盤までずっと中途半端な展開だったことも頂けない。冒頭主催者の独りよがりを指摘したのはこのような勉強不足を含む。プロとして演劇に関わるつもりなら、役者の質も弥次喜多を演じた役者さんのレベルで統一したい。言語表現、所作、間の取り方、脚本・演出に対する役者からの批評意識、役を生きるという発想の欠如等欠点が多すぎる。主催者ならば劇団名に表れているような決意一般ではまともな演劇は創れないことを知るべきである。Covid-19に関する考え方も途中まで読ませて貰ったが、根本的に自分とは見解を異にする。非科学的な立場から一歩も抜けられない政府や、地方自治体の対応。その根本的問題を指摘することすらできないマスゴミを相手に意見を言う事自体ナンセンスだ。もう少し頭を使って科学的な立場を採るべきであろう。
別役実短篇集  わたしはあなたを待っていました

別役実短篇集 わたしはあなたを待っていました

燐光群

ザ・スズナリ(東京都)

2021/06/25 (金) ~ 2021/07/11 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

別役実戯曲の新しい発見のある公演だ。
戯曲そのものは手を入れていないというから、かつても同じような本からいくつもの別役作品を見てきたのだが、早稲田小劇場でも、文学座でも、円でも、木山事務所でも、ケラでもない、いままでになかった上演である。それが、燐光群風社会ドラマと言うのではなく、戯曲に寄った新しい舞台になっているところがいい。
今回は四作品の上演でその二作を見た。
「いかけしごむ」と「眠っちゃいけない子守唄」は登場人物が二人づつ。
「いかけしごむ」は町はずれの行き止まりの路地の奥の小さい広場。“ここに座らないで下さい”と張札を付けたスタンドの前にベンチ。上手に運命鑑定の行灯のあるテーブル。その上からいのちの電話につながる黒電話がぶら下がっている。
女性(鬼頭典子)が現れ、そのベンチに座る。何事も起きない。そこへ平凡なサラリーマン(萩野貴継)がごみ袋を手に現れ、追われているという。女に問われ、追われている理由は彼がいかけしごむを開発してその秘密を東欧の秘密結社に狙われているからだ、と答えるが、女に追及されて、実は妻に逃げられ、原料と称して持っているごみ袋の中の「いか」は実は捨て場を探している殺した子供の死体だ、という事が分かってくる。
別役作品についてよく言われる不条理演劇(と言う翻訳は適訳とは思えないが)風ではなく、原語で言えばabsurdな展開である。しかし、ヘンテコながら物語はコントのような、ホラーのような、小市民ドラマのような、論理的な筋を追って進み、別役作品ならではの世界になっていく。
、緻密に計算された本を、坂手演出は本に忠実に演出していて、いままでのように演出者があらかじめ決めた世界(多くはいかにもの不条理な世界)に作りこんでいないので戯曲の魅力がはっきり出ている。そこが新しい。面白く見られる。
「眠っちゃいけない子守唄」では眠れない男(さとうこうじ)が派遣サービスから話し相手の男(大西孝洋)を呼ぶ。男は、自分が何者かも知らず、知ろうともせず、眠ることで最後が来るのを避けるために派遣の男を呼んだのだ。解説によれば、眠らない男はナチ迫害下のユダヤ人であり、派遣の男は現代人という事になるが、そのような寓話的解釈によらずとも、
雪の降る夜に、自らも何者か知らず、理解できない他者を話相手にせざるを得ない(そのために会話は常に方向を失う)人間の孤独と滑稽は切々と伝わってくる。
ここでも、男が記憶している過去は「よっちゃん」と呼ばれていたこと、自分に寝るなと命じた人は「としこ」という名だったと日常的な言葉がポイントに使われていること、通じない言葉で会話をすることを夢想するなど、日常の中にある人間関係を言葉から効果的にドラマに仕組んでいる。別役作品ならではの面白さだ。
俳優はそれぞれ、演出の意図を心得て好演。余計なものを見事に切り落としている。
かつて、坂手洋二が「マッチ売りの少女」を新国立で再演した時、鈴木忠志演出で見ていた筆者は非常に違和感を覚えた。それから、20年たって今見る坂手演出はまた変わって、意外にしっくりした。今なら白石加代子は70年代の「時代」の舞台だったと言い切れるかもしれない。観客もまた変わっているのを実感する。
他の芸術と違って、演劇の戯曲は時代とともに様々な衣装を着けることができる。そして新しい観客に触れる。一期一会、演劇の面白さの一端に触れる公演でもあった。

ネタバレBOX

「いかけしごむ」の男が、クモの糸のようにぶら下がったいのちの電話に裏切られて死ぬという結末は残酷だが、この物語の結末としては秀逸だと思った。
別役実短篇集  わたしはあなたを待っていました

別役実短篇集 わたしはあなたを待っていました

燐光群

ザ・スズナリ(東京都)

2021/06/25 (金) ~ 2021/07/11 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

4つの作品のどれも奥深く素晴らしかったが、個人的には特に『眠っちゃいけない子守歌』の孤独感というか何とも言えない寂しさのようなものに感じ入った。あらためて別役実は凄い作家だと再認識した。これらの作品を取り上げてくれた燐光群に感謝したい。

HATTORI半蔵Ⅳ

HATTORI半蔵Ⅳ

SPIRAL CHARIOTS

六行会ホール(東京都)

2021/06/30 (水) ~ 2021/07/04 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

客層が女性が多くてーイケメン演劇かなぁと思ってたんだが
殺陣がSEとかも入れて頑張ってた作品でした
続きものという事でもあり
今までの話の流れを知ってる方には
ニヤリな台詞とかも入れてきてファンサービスは上手だったなー と

小道具や衣装なども凝ってて見応えがあったが
話の見せ方が 今一つだった感ありました

ネタバレBOX

どうもRX-78の武装に拘る方がいたようで・・・・
ハイパーハンマーとビームジャベリンが出てきて
作中そのまま殺陣で用いてたのは笑えたけどね(^ー^;)
(まぁ丁度BSイレブンで再放送もしてるし タイムリー?な武装だったかなぁ・・)

近藤隊長さんがアフタートークで
地というか作中とは離れた所作してて
笑わしてもらいました~♪

プロジェクションマッピングでの背景描写にて
シーン分けしてたのは上手だったデス

ミ・フェアリオ各語りき みたいな感じで
(まーこれもタイムリーに放映があるし(^ー^:)
作中に狂言回し的なキャラやナレーションの多様での
ストーリー理解の手助けする方とか入れてくれると嬉しいかなぁ
とか思えたデス
世界観とか忍術とかは
解説して説明されて なんぼのもんだ とか思うのデス

今作中の術は「印」と背景に投影された漢字が出るのだが
対象を操る傀儡の術だったら
台詞で イン と言って 背景に「操」の字を出すとかした方がー
とかも思った・・・・イメージは某GSの助手の能力・・・かな
いまさらキスシーン

いまさらキスシーン

松永企画

イカロスの森(兵庫県)

2021/06/12 (土) ~ 2021/06/26 (土)公演終了

映像鑑賞

満足度★★★★

小山栄華さん回は生観劇できたが、松永和真さん回は後日、配信にて観劇。

小山栄華さんは美少女感のある演技でしたが、松永和真さんはよりストレートでダイナミックな感じ。
観せ方違って、面白かった。
なので、違いを堪能すべく、柿喰う客さんの公演も観劇三昧さんで配信観劇、なるほど三人三様面白い!

いまさらキスシーン

いまさらキスシーン

松永企画

イカロスの森(兵庫県)

2021/06/12 (土) ~ 2021/06/26 (土)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

小山栄華さんの回の初日を観劇。

この演目、女高生じゃ…と思いつつ来場。
その通りでした。

「柿喰う客」さんらしいマシンガン台詞を連写し、女高生を美?少年が好演。
高校3年間をギュギュっと30分に圧縮。軽快な1人芝居でした。

松永さんの回も気になったので、予定が合わず生観劇はできませんが、配信の方を予約。

フェイクスピア

フェイクスピア

NODA・MAP

東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)

2021/05/24 (月) ~ 2021/07/11 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★

良い感想が多かったので急遽観に行ったけど、たいして良くなかった。。。

ネタバレBOX

野田秀樹は、そんなに舞台に出たいのか??
役者としてはまったく魅力がない。
演出に専念して、他の役者に任せたほうがいい舞台になると思う。。
バクで、あらんことを

バクで、あらんことを

くによし組

インディペンデントシアターOji(東京都)

2021/06/30 (水) ~ 2021/07/04 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2021/07/03 (土) 16:00

ストーリー構成が難解な部分があったが、観劇後に心に残る話であった。
舞台と客席の線引きが面白かった。

チケットに記載の整理番号とは無関係に入場だったのは、感染症対策の急遽の対応だったのだろうか?

りぼん,うまれかわる

りぼん,うまれかわる

ナッポス・ユナイテッド

六本木トリコロールシアター(東京都)

2021/06/18 (金) ~ 2021/06/27 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

■120分強■
容姿やキャラクターが似すぎているあまり、冒頭の20分ほど、ヒロイン役の深川麻衣さんのことを、共演女優の中西柚貴さんだと信じて疑わずに鑑賞。そのうち、同じ舞台上に中西さんもいることに気づき、ようやく錯誤を覚った次第(爆)。
それはそれとして、輪廻かもしれない事象の真相をミステリー仕立てで炙り出していくストーリーの面白さたるや!
ヒロインの鞄をプチ悲劇が襲うシーンはヒロインの持ち前の可愛さと演技力を音効、照明が強力バックアップして鉄板の笑いを生んでおり、山崎彬の演出家としての才気をあらためて思い知らされた。

ネタバレBOX

ラスト、キレイにまとめようとしているが、肌篠天が放つ一言、「私たち、普通に出会ってても友達になれたよね」に違和感。共感できず、腑に落ちなかった。
そこまで波長の合う三人には見えなかった。
ウィルを待ちながら~インターナショナル・ヴァージョン

ウィルを待ちながら~インターナショナル・ヴァージョン

Kawai Project

こまばアゴラ劇場(東京都)

2021/07/02 (金) ~ 2021/07/11 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

■約90分■
初演にかなり手を加えての上演。シェイクスピア諸作品のセリフを組み合わせてオリジナル劇をこしらえるという試みは初演よりも上手くいっていた印象。ただ、結末は初演のほうが締まっていたような…。

ネタバレBOX

駅前劇場もそうなったようだが、アゴラも舞台上は火気厳禁となったのか、シェイクスピア役者二人が舞台上で鍋を食べつつ思い出話に耽るシーンは、エア鍋になっていて、少し味気なかった。

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