最新の観てきた!クチコミ一覧

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nitehi:kedo

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こわっぱちゃん家

Route Theater/ルートシアター(東京都)

2025/09/10 (水) ~ 2025/09/14 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

誰しもが人生のどこかで経験し得る「寂しさ」「悲しさ」「また会いたい」という感情について、深く考えさせられる作品でした。
ただ会うだけではなく、どう向き合うか、どう受け止めるかが重要なんだと教えてもらえる舞台でした。

ネタバレBOX

槙家の親子、夫婦とは。笹原家の姉妹とは。上村家の兄妹とは。また、友人とは。様々な絆の形と、相手に対してどう向き合っていくのかが人によって違ってくるのが印象的でした。
ただ寂しさと向き合うだけでなく、受け入れるために自分自身で考える。自分の気持ちを打ち明ける。自分の答えは相手の答えで変わるかを見極める。そこに行き着くまでにどうして行くのが良いのか。
そんなことを考えるお話でした。
それぞれが抱える気持ちと、それは相手にどう伝わっているのかを、今一度見直してみるのもいいかもしれません。
nitehi:kedo

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こわっぱちゃん家

Route Theater/ルートシアター(東京都)

2025/09/10 (水) ~ 2025/09/14 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

再演になるんだけど、以前よりもパワーアップしていたように感じました。
そして、泣きました。
泣かされました。
とにかく素敵な作品です。

炎の風景

炎の風景

インプレッション

よみうり大手町ホール(東京都)

2025/09/12 (金) ~ 2025/09/21 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2025/09/12 (金) 18:30

座席1階14列6番

価格9,500円

これは家族の話であり、仕事の話であり、孤独の話が絡まり合う平和への問いかけである。特に兄弟姉妹を持つ人、仕事に一度でも本気で打ち込んだ方があるひと、孤独と闘ったことがある人に観て欲しい。

ネタバレBOX

1幕に描かれた全ての希望は2幕で全て覆される。単調な会話劇に終わらず、ヒリヒリと恐ろしいスリラー展開が始まる。このネタバレを観たとしても劇場に足を運べばこの作品を生で観たことにきっと満足し、誰かに教えたくなるはず。
 樹海

樹海

近畿大学 文芸学部芸術学科 舞台芸術専攻 34期

八尾市文化会館プリズムホール 小ホール(大阪府)

2025/09/12 (金) ~ 2025/09/14 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2025/09/13 (土) 13:00

静かな動き、激しい動き、沢山詰まった90分間でした。全体練習、個人練習の量と質が感じられました。
個人的に気になったのは、坊主頭の男の子の柔らかさと力強さは素人目にも突出していました。将来がとても楽しみです。

Re:verb (リバーブ)

Re:verb (リバーブ)

GENKI Produce

コフレリオ 新宿シアター(東京都)

2025/08/27 (水) ~ 2025/08/31 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

初見の方を連れて行ったりしつつ4回観劇させて頂きましたが
高島一菜さん初の、今の自分の表現している歌に対して悩むダウナーな役
そこから前を向き今の自分を全てぶつけて歌う姿とその歌声は
自分の中にある涙溢れ差すのに十分な素晴らしさでした
周りを固める演者様も若さ溢れる布陣で、個々の存在感もしっかり出しつつ
1つの世界観と景色をまとめあげて下さった最高の舞台でした

ネタバレBOX

2015年9月、多くの方からあこがれる歌手ナナミ
自分の歌は皆に届いているんだろうか…そんな悩む気持ちのまま
プロとしてのデビューがかかったお披露目LIVEの前、仲間のバンドとステージに立ち
気持ち切り替えようとした時。いきなりの停電と共に自分だけなぜか10年後の未来へ
そこには当時自分にあこがれていた小学生ユニット「アイアンクロウ」の子たちが大きくなった姿が!
いきなり消えたナナミを叱咤する子もいる中、何をしてたのか心配するライブハウスのマスター
ナナミの所属したいたバンドは他のVocal入れ頑張っていたが3年後に解散した・・・など
自分の居なくなった10年、その結果自分が歌う事で周りの方にどんな意味を持っていたのか
皆の想いが少しずつ伝わり前を向いていくナナミ、でも過去に戻る方法が分からない…
そんな時なぜか、小学生だったころのアイアンクロウメンバーも未来へ飛んできてしまい
10年後の自分達とは知らずにブッキングして行く事で始まるドタバタ展開の中
あるきっかけで10年前のお披露目の場所に戻ったナナミ…それを理解した瞬間
自分のすべきこと今届けられる最高の歌声をマイクを通して皆に届けるのだった…

タイムリープ物ですがそこに重点を置くのではなく
人と人が信じ繋がることが自分にどれだけ歩み続ける力になっているのか
そんな大切さをナナミが歌った「♪Re:verb」から気持ちが全て届く
エモさがいっぱい詰まった熱い作品でした
夜長月

夜長月

表現集団蘭舞

at THEATRE(東京都)

2025/09/13 (土) ~ 2025/09/14 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

 短編3作「ゲーマー、ふたり」「嘘と秘密」「初恋の記憶」(上演順)を連ねたオムニバス形式の朗読公演だが、何れの演者も技術力が高く安心して聴いて居られる。

ネタバレBOX

自分が特に上手いと感じたのが「ゲーマー、ふたり」で伊吹 香澄を演じた女優さん。パソコンゲームのスピード感に没入しつつ操作するゲーマーの緊張感溢れる心理的揺れを巧みな抑揚変化や細かい表情作りで活写しつつ朗読、見事であった。
 脚本に描かれたキャラで最も気に入ったのが2話目で描かれた“烏”。して烏とは、左目の光彩が極めて稀な為裏社会では途方もない大金に化けると半グレ集団に拉致された若い女性・陽葵があわや目をくり抜かれる危機を迎えた刹那彼女を救った情報屋と称する者の名だ。(実は該者の兄)彼女を救出後、烏は陽葵をセキュリティーの高いラブホに移し、安全を確保した後、この犯罪の首謀者の名を特定、始末した。
 第3話は幼馴染同士が思春期を迎え初恋に落ちたが男・光洋は高校を卒業したら都会へ出て美容師になる、と彼女・朱莉を故郷へ残したまま旅立ってしまった。年月が経った。残してきた初恋の相手・朱莉から結婚式の招待状が届いた。光洋が故郷へ戻った折もう1人の幼馴染・翔子の関わる高校野球チームにピッチャーとして登板した。(美容師として店は持ったもののリピーターが少なく自らの才能に疑義を持つ彼は高校時代地元ではかなり名を知られたピッチャーであった)、こんな昔の栄光を思い出させた翔子は言った「別れるならキチンと別れろ」と、朱莉とけじめをつけることを求めたのだ。翔子のサジェッションが功を奏したか結婚式は華やいだ空気の中で終始営まれ新郎新婦とも新たに良い関係を築くことができた。
 ところで、今作ラストに茶目っ気たっぷりな追記がある。この追記故に、相互に関連の薄い3作のうち2話が関連して成立しているといった塩梅である。
KAGO

KAGO

劇団美辞女

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2025/09/11 (木) ~ 2025/09/15 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

ちょっとした笑いや殺陣、サスペンスな要素もあり、楽しめました。

舞台『銀河鉄道の夜』

舞台『銀河鉄道の夜』

チェルノゼム

表現者工房(大阪府)

2025/09/11 (木) ~ 2025/09/14 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度

前日の中止発表
気付いたのが当日…貴重な休みのプランが台無しに

傷は浅いぞ【柿喰う客】

傷は浅いぞ【柿喰う客】

劇団六風館

大阪大学(豊中キャンパス)(大阪府)

2025/09/12 (金) ~ 2025/09/14 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

既存メジャー戯曲
何度か同戯曲は拝見させて頂いているが、完成度は高く、満足
次回も期待してます😊

ロケーション・コロケーション・エコロケーション

ロケーション・コロケーション・エコロケーション

劇団ちゃうかちゃわん

大阪市立芸術創造館(大阪府)

2025/09/13 (土) ~ 2025/09/14 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

今までにないちゃうかでした
皆でダンスは健在も、内容はお笑いがあまりないシリアスさが
違う一面が観れて満足😊でした

ラルスコット・ギグの動物園

ラルスコット・ギグの動物園

おぼんろ

Mixalive TOKYO・Theater Mixa(東京都)

2025/09/11 (木) ~ 2025/09/20 (土)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

帰る道すがらため息をついた。3回目の観劇。客席も日替わりゲストも違うし、なんなら今日からは物語の視点(?)も違う当演目。全通したいところですが予算も時間も限られているわけでなかなかそうもいきません・・・
今日の大鴉が1番怖くて1番素敵だった。末原氏の演出なのか、役者さんの意図なのかは分かりませんが、私は好きです。

nitehi:kedo

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こわっぱちゃん家

Route Theater/ルートシアター(東京都)

2025/09/10 (水) ~ 2025/09/14 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

はっきり言って良い意味でショックでした。自分がひとり残されたときどうするのか。自分がいなくなる側になったとき周りはどう思うのか?まだ想像つかないけど、後悔しないで済むように今からできること、たくさんあると思います。
初めて自分の意思でお金払っての観劇でしたが素晴らしい公演でした。ありがとうございました。

ネタバレBOX

(長いです。)
実家暮らしの娘、妹がいる姉、『楓』。自分はどの立場にも当てはまる人間です。全部が全部自分に起きかねないと公演の間ずっと考えていました。苦しかった。残す側なら「自分の周りにはここまでしてくれる人はいるのか」、残される側なら「グリーフにならない自信がない」(実際観劇から3日考え込んでしまい先に進めてないです)。なんだか他人に頼りきりで生きてきたのではないかと思いました。
そういう「自分の今までとこれからどうしたいか」そして「それを実行するか否かの決断」をいっぱい考えさせてくれます。
クミの五月

クミの五月

劇団印象-indian elephant-

座・高円寺2(東京都)

2025/09/08 (月) ~ 2025/09/08 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

前回の劇団印象リーディング(鈴木アツト氏の自作)も1ステージのみの公演。確か日程的に断念した記憶だが、今回は行けた。韓国戯曲という点にも背中を押されたが、題材が光州事件とは観始めて判り、身が引き締まる。
伝え聞くにこの事件は韓国現代史に特筆される凄絶な事件であるが(再現映画も衝撃的に描いていた)、本作は街の店を経営する家族を中心に、多様な立場の光州市民たちの目と関心が捉えた事件の姿が描写される。
軍・警察の介入に抵抗し、市民による道庁占拠によって束の間勝ち取った自由が、その後の空挺部隊員らの無慈悲な銃剣による襲撃で敗れたという悪名高い全斗煥大統領の名を更に黒くした事件。
苦しい展開が見えている史実を描いた作品だが、庶民が暮らす場に流れるユーモアや人情の機微が面白くつい入り込んでいる。そして家族や隣近所と同じ目線になっている。語り手でもある主人公クミは、大好きな一人の兄の死に直面する、多くの遺族たちの一人である。
最後にその「死」を無駄死ににはしない使命を、クミは語る。事件が収まった後、行方不明であった兄の遺体とまみえた後、集会で発言するような声で、場内に語り掛けるのだが、惜しむらくは「その時はそう語っただろう」トーン、声量、すなわち悲壮感一色の「今戦う」声が出ていた。瞬間的な激情が言わせる言葉のようにではなく、徹底的に冷静沈着な心から、その決意の声を出して欲しかった・・今の私らにも可能な「決意」の心の形がそこにあると思える声で。歴史の一コマを描いた芝居、という意味ではクミのその声は「恐らくそのように人々に向って語っただろう」と思える正解なのだが、その歴史の時間の中から「今」へ語る要素があり得るとしたら、最後の台詞だったか、と思ったような次第。
キャスティングも含め上質なリーディング上演であった。

ネタバレBOX

1960年代~70年代の朴正熙政権は、日韓条約等により批判される面はあるも経済成長を実現し、富をもたらした大統領だと評価する向きが多い。一方、同じくクーデターによる軍政を80年以降敷いた全斗煥に対する人望は(軍内部からさえ)無かったとの評判である。
その始まりが光州事件であったという事になる。

朴正熙政権時代から民主化勢力のリーダー的存在であった金大中を、幼少から追ったドキュメントが昨年公開されていた。日本でのKCIA拉致事件(日本国内で韓国諜報員の無法な行動を許したとして批判が起きた)も経て1989年「取り敢えずの民主化」を遂げた盧泰愚(軍人)政権~同じ野党勢力の一翼であった金泳三政権5年の後、大統領となった人。
このドキュメントは金大中の背中をカメラで追いながら独裁体制下にあえぐ韓国人の民主化勢力の帰趨を追った映画でもあり、熾烈な独裁政権にどう対抗するか、し得るかを模索する彼の背後にある民衆の存在を想像させるのでもある。その象徴的なシーンがある。
金大中にとって光州事件という悲劇が何であったか、それはその半生を独裁政治に対抗する機を窺う闘争に費やした彼にとっては、自らの力不足によって生じた犠牲に他ならなかった、という含みである。軍政が退いた韓国でついに彼が選挙に打って出るため地方を遊説する中、それまで一度も訪れなかった光州の地を踏んだ時の映像。・・彼はゆっくりと走る車の上に立ち、目的地に着く前から涙をおさえきれない。やがて視界を埋め尽くす何万という彼の支持者は、それを汲み取るように一人一人が手を叩いている。よく生き延び、我々の代弁者として立ってくれた・・と、その心の台詞が聞えるようなシーンである。
光州事件はどのようにしても「終わり」は無いが、もし何らかの区切りを付けるとすれば、それは圧倒的な力でねじ伏せられ奪われた命の犠牲が報いられる瞬間であり、それは恐らく闘争の象徴であった金氏と共に犠牲を悼み、未来をつかみ取る決意を互いに確認する時、であったのだろうと想像されたのである。
政治が腐敗し、私欲権力欲にまみれた為政者によって市民が銃を向けられた経験を持つ韓国、同じ経験をした他の国もそうだが、最終的に「民自身への信頼(それなくして団結はないので)」に立つことで「力」を持つという知を体得している、と思う所がある。そして日本にそれがあるのだろうか、いざとなれば民は団結できるのだろうか、と考える。
nitehi:kedo

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こわっぱちゃん家

Route Theater/ルートシアター(東京都)

2025/09/10 (水) ~ 2025/09/14 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

一人一人のストーリーがめっちゃわかりやすくて、そして自分だったらこうだろうと考えやすく、それによって余韻にめっちゃひたひたになりました。凄く勉強になったし見れて良かったと心から思いました。

ネタバレBOX

個人的に笹原家のエピソードが1番自分と重なったため凄く響きました。良い事も悪い事もきっかけひとつ。この言葉ずっと忘れず生きていこうと思いました。
nitehi:kedo

nitehi:kedo

こわっぱちゃん家

Route Theater/ルートシアター(東京都)

2025/09/10 (水) ~ 2025/09/14 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

とても感情が揺さぶられる観劇体験でした。
登場人物は自分とは異なるバックグラウンドではありますが、共感を得る部分もたくさんあり自分だったどうなんだろう、どうできるんだろうと考えながら観劇してました。
ここまで泣きながら観劇したのは初めてでした。
その分、今後自分がどうしていきたいのかと感じることもできる舞台でした。

ネタバレBOX

それぞれ、感情を溢れさせる部分ではぐちゃぐちゃになっていましたが...

序盤のももちゃんがお母さんから優しい言葉をかけてもらいながら、自分で冷房の電源を切るところとか、お母さんが亡くなったと聞いた時の手の動き、目の動き、表情の欠落とか、心にグッとくるものがありました。
頑張ってお姉ちゃんに謝れたものの、ちほちゃんの遅いよ、の言葉のニュアンスとか...
妹ってやっぱり無意識に甘えてるしそれを上はイライラしてる部分もどこか見えるようで姉妹の関係性もリアルだなと。
(自分も妹なので...)
でも2回目の観劇で気がついたんですがお母さんは決してお姉ちゃん呼びだけではないんですね。
ちほ、ちほちゃんって名前で呼んでる方が多い。
それでもちほちゃんはお姉ちゃんにならなきゃって思ってたんだろうなと。

あとはさくらママがやっとうちに帰ってきてくれた時のパパのリアクションとか。
さくらみたいにガシッと抱きしめて行かないところとかに、本当にいるのか?という迷いと、1センチあいたようにしかさわれないところにパパの気持ちが表れていて
本当に器用な人ではないんだなということが伝わってきました。

ももちゃんも学校に行けなくなった理由はささいなことだったし、ママが家を出た理由も人によったらそんなこと?ってなるかもしれないことなのが、人間らしくて好きでした。
それぞれの限界や糸が切れる理由はそれぞれ。
良いも悪いもないんだなと実感できましたし。

最後の、上村(兄)の楓との会話もよかったですね。
相手がどう思ってるか、ほぼリアルに近い回答をもらったにもかかわらず、自分がどうしたいのかを優先したところとか。
あの状況では自分も楽になるのは楓の思い通りにしてあげることだと思います。
私は耐えられない。
でも自分がそう思えないからそうしないと。
それはITには理解できないところだと思いますし、人間でこそできる判断なのかと。
正解ではないのかもしれませんが。
吉永教授のいっていたそうかもしれませんねってことなのかなぁと。

言葉で書くとすごく簡単になりますが、役者さんたちが人間らしい感情をたくさん表現してくれていました。喜怒哀楽すべてがつまった観劇でした。

観劇後に感じたことはやっぱり愛でした。
この登場人物全てが誰かを愛していて、愛情を受けている姿が描かれていました。
場合によっては、その愛を表現できていなかったり受け取れるようにしてなかったり、
愛ゆえにネガティブな気持ちを引き起こしているところもたくさんありましたが...

でもやっぱりその人を愛する気持ち、日常だとつい忘れてしまうその大事なことを忘れずにいたいと思える観劇でした。
素敵なお話、ありがとうございます。
『REAL』

『REAL』

metro

インディペンデントシアターOji(東京都)

2025/09/11 (木) ~ 2025/09/14 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

前作「GIFT」は観なかったが今回は観た。タイトルからして前作~今作は同系統との読みと、第二弾をやるなら勝算はあるに違いない、といった姑息な予測で・・。
舞台。嫌いではなかったが、幾許かでもストーリー性を織り込むなら筋は通したい所、軽視し過ぎな憾みも。
質店を守る次女(サヘル・ローズ)。そこへ売文か探偵か(その両方か)でもやってそうな男(渡邉りょう)が失踪している長女(月船さらら)を題材に書きたく消息を尋ねに訪れる。その際、次女も少し前まで色んな方が訪ねていらした、と証言するからには「追われる」だけの何かを帯びているのだろうと想像している所、割と序盤で長女は現われ、その後もずっと居るのだ。探される身、という事ではまァ学界で注目される神出鬼没の思想家ないし社会学者、と観客側で設定しても良いのかもだが、追われているなら一度現わした姿を最後またくらますか、くらまさないのなら過去の生き方と決別してのラストとなるか、ラスト実は彼女の生き方の延長であったと判るか・・そこだけでも何か整合を取ってくれると、もう一味美味しい(芝居らしい)芝居を観た気になれたのでは、と思う所はある。
宮沢賢治の妹になりきった(憑かれた)三女(犬宮理紗)は「永訣の朝」のために、長女はニーチェ(ツァラトゥストラ)のため、三人は「三人姉妹」のために存在し・・憑依された者の異言の如く言葉が吐かれて行く。晩年のニーチェがイタリアのとある地の路上で鞭打たれる馬に泣き縋り、精神を病んだ彼はついに正常に戻る事はなかった・・というエピソードから馬つながりでヨルダン川西岸のジェニンの「瓦礫の馬」を模した巨大な馬の登場。私の中では次女=サヘル・ローズ本人が、この馬とパレスチナの今を伝えるために存在させたと解釈され、天願氏の脳内を開陳したような本作を自分の中で完結させたものである。
時折鳴る爆撃、終盤の「残っているのはこの家くらい」との台詞で、大正期のような佇まいの静かな質店から、戦場へと観客は駆り出される。ここで三人姉妹の最後の台詞たちが正面芝居で語られるのだが、没落し職と結婚(恋愛よりも)の必要に迫られるもうまく行かない原作の状況(三女の新婚相手が決闘で死んだ朝という緊迫の状況ではあるものの、ある意味日常)で作者が言わせた台詞が、戦場という状況に勝てるのか・・これを凝視していた。辛うじて成立するのを見届けた。

nitehi:kedo

nitehi:kedo

こわっぱちゃん家

Route Theater/ルートシアター(東京都)

2025/09/10 (水) ~ 2025/09/14 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

非日常ではない限りなく現実に近い物語。当たり前にある今を大切にしようと思え、言葉にして伝えることの大切さを学びました。
芝居愛溢れる脚本演出と美術、そして出演されている役者さん全員がその瞬間を生きていらして、毎回涙するシーンや受け取る感情が変わり、まさに生のお芝居の醍醐味を感じられました。

オズの魔法使いによろしく

オズの魔法使いによろしく

中央大学第二演劇研究会

シアターシャイン(東京都)

2025/09/11 (木) ~ 2025/09/14 (日)公演終了

実演鑑賞

面白かったです。

商店街グランドリオン2025

商店街グランドリオン2025

劇団バルスキッチン

あうるすぽっと(東京都)

2025/09/03 (水) ~ 2025/09/07 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

倉田瑠夏さん出演。木曜ソワレと土曜マチネ。

この演目は初演が2021年で、2024年に再演されました。今回で3回目ですね。2024年の池袋演劇祭で大賞をとった人気作です。
商店街とファンタジーという、かけ離れた存在が融合する壮大なコメディー。好きな演目なので面白さはよく知っています。
初演、再演の役者さんが別役で出演されることもあり、どんな変化があるのかも楽しみにして観劇に臨みました。

再演の2024年版と同じ役での出演は、ズドンさん、尾上恭平さん、ViViさん、紙野千鶴さんと笠原紳司さんの計5人。別の役では大内真佑花さん、緑川青真さんと井坂仁美さんの計3人。2021年の初演以来は2人で、浮谷泰史さんが同役で、倉田さんが別役で。計10人がこの演目の経験ありということに。全部で32人なので22人が新規ということになります。

初演は30人。再演で「渡辺」が追加。今回さらに「神官2」が追加で32人。この大人数が広い あうるすぽっと の舞台上を駆け巡るのは迫力満点でした。

ロビーも広い。駅からも近い。あうるすぽっと、ほんといい劇場です。去年の池袋演劇祭の大賞をとったことで、ここでの上演が実現したとのことです。おめでとうございます。

ネタバレBOX

今回主役の松本幸大さん。2022年シアターχ「レ・ミゼラブル」で拝見しておりました。今回はコメディということで、シリアスなジャンバルジャンとはまた違った松本さんが見られて、楽しかったです。

倉田さんは初演で魔法使いのマヨーネ。「こんなかっこいい役は初めて」とおっしゃってたことを思い出します。今回は一転、コミカルな大賢者のペペ役。初演で萩原成哉さん、再演で愛恵さんが演じました。今回の終演後のチェキ会で「愛恵さんより面白くするのは難しいでしょ?」と尋ねたら、真顔で「難しいよー」と。負けないくらい面白かったですよ。

雅美役の大内真佑花さん。二週間もしないうちに始まる次の舞台で、出演だけでなくプロデュースもされてます。多忙な毎日だと思うのですが、それを感じさせないご活躍でした。
再演での猛獣使いのエイルはよく覚えています。初演でガングロの朝子だったのですね、意外でした。振り返ると、自分にとって大内さんの初見はその朝子でしたね。

朝子の役、今回はりんごちゃん。さすがの存在感でした。日替わりのギャグだと思いますが、「ダルシム」と名乗ったのは爆笑でした。
演技中に、まともにビンタを食らってましたね。思い出しましたが、再演で演じた若松春奈さんもビンタを食らってました。大内さんはどうだったかな。

余談ですが、チェキ会で倉田さんに「2回来てくれるとは!」と驚かれました。そういえば、倉田さん出演舞台で2回行ったことはほとんど無かったですね。グループ在籍8人出演の「見よ、飛行機の高く飛べるを」を除けば、14年前の「Stranger than Paradise」以来かな。
ポオの眷属たち

ポオの眷属たち

かはづ書屋

新宿眼科画廊(東京都)

2025/09/12 (金) ~ 2025/09/16 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2025/09/14 (日) 12:00

エドガー・アラン・ポオの2作品「おしゃべり心臓」と「盗まれた手紙」を元に
再構築と深掘り検証を加えるという凝った造り。
脚本のテイストとかはづ書屋との相性の良さもあって極上のエンタメとなった。
ミステリーにはつきものの説明的な長台詞をものともせず、流れるような展開に引き込む
役者陣が素晴らしい。

ネタバレBOX

「第一話 エディプスの心臓」
神経症のような行動をとってしまう若き子爵は、密かに林教授に助けを求める。
教授は木々高太郎の名で探偵小説を書いており、作品の中で探偵は精神分析を用いて事件を
解決する。
教授は、子爵と彼の父、父の後妻の3人の関係を解きほぐし、一旦は表面的な解決を見出した
かのように見えた。
が、そこから子爵の計画をあぶり出し、決して表に出してはならない秘密へとたどり着く。
隠された憎悪の念がすさまじく、張り詰めた空気が客席にまで伝わってくる。
教授役の森尾繁弘さんが精神分析の手法でそれを引きずり出す過程が大変面白かった。
子爵の思いがけない行動の理由と、ラストの着地のコントラストが鮮やかで印象深い。

「第二話 ふみどろ」
こちらは町中の碁会所が舞台。
まもなく席亭の一周忌、後を継いだおかみさんが席亭の残した日記を持ってくる。
ポオの作品の中でも傑作と名高い作品、その結末にどうしても納得がいかない、
別の真実があるのではないか、という意味のことが書かれている。
碁会所の常連で探偵作家の小栗忠太郎はほかの常連客を巻き込んで”別の真相”求めて
推論を戦わせる。
落語を織り込みながらのにぎやか且つ鋭い推論から、原作のほころびを追求していく。
作家役の島田雅之さんがさすがの作家ぶり。硬軟自在で進行にメリハリが生まれる。

原作を読んでいなくても心配は不要、巧みなリードでその先の世界へ連れて行ってくれる。
完成しているはずの論理のほころびを見つけ出すとは、どんだけ読み込んでからの創作なのか?
創作のスタートそのものを自ら難しくするような柳井氏のチャレンジがたまらない。





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