
オパンポン★ナイト〜ほほえむうれひ〜
オパンポン創造社
神戸アートビレッジセンター(兵庫県)
2021/02/26 (金) ~ 2021/02/28 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
初日観劇
短編3作の「#オパナイうれひ」
①サンセット
執行役3人のハイテンション会話劇、愉しい!
②てんびんぼう
乙女心とオリンピック、人の心の裏表、怖い!
③bikeshed
凡俗法則?
些細な事で脱線し話進まぬ、もどかしさ(イライラ)好き)!
待ちに待った新作、ありがとう!

ヘッダ・ガーブレル
一般社団法人 壁なき演劇センター
シアター風姿花伝(東京都)
2021/03/10 (水) ~ 2021/03/14 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
イプセンの長編作のタイトルを冠した公演、主催者は舞踊の人と知りつつも、演劇(ドラマ叙述)の片鱗でも見られるかと期待したが、終始途切れなく真正の舞踊であった。
舞台全体が映写幕となる舞台奥上段ギリまで攻めた開帳場(斜面)で、モノクロ映像が断続的に流れ(裸体に字を書いたり正体の知れないものを食べたり)、ヘッダ役らしい三東女史とコロス的若手ダンサーによる舞踊も「相の変遷」があって、ドラマの時間経過が辿られてると見えなくない所はあるが、やはりストーリー叙述とは異質の「内面の発露」たる舞踊そのもの。ドラマトゥルク某とあるが難解であった。
つまり演劇の観客としてはタイトルは「ヘッダ・ガーブレル」でなくても成立する出し物であり、タイトルに期待した身には肩透かしという事になるが(このあたり作り手はどう考えるのだろう)、逆に身体芸術としての快楽があったか否か、という観点で言えば、三東氏の身体能力は見られるものの、情緒の瞬間的爆発、あるいは身体美が発露する快楽といった瞬間には出会えず。
淋しいのは娯楽的=笑いの要素の無さ。悲劇の中にあっても人間はその合わせ鏡に滑稽さを擁するもので、遊びのある踊りとは(素人意見かも知れぬが)豊かなものに思う。
客席の多くは舞踊界隈の人と思しく、やはりそういう出し物であったのかな、と。

ウィーンの森の物語
東京演劇アンサンブル
東京芸術劇場アトリエウエスト(東京都)
2021/03/06 (土) ~ 2021/03/14 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
見事に説明通りの話でしたがー
そこはそれ舞台ですけん(^ー^)
多数の風船を浮かばせたシンプルな四角い舞台で
ティムバートンもやくやという感じの
衣装や化粧で紡がれるストーリーは大変ユニ~クでありました~♪
最前列の方はフェイスガードするようになってた

賭けてもいいけど
匿名劇壇
HEP HALL(大阪府)
2021/03/13 (土) ~ 2021/03/15 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
舞台のセットもお洒落
ストーリーも最後まで楽しめました!
匿名劇壇らしい会話のセンス、魅せ方、テンポなど
HEPホールが似合うPOPなお芝居
これぞ!まさしく匿名劇壇!

帰還不能点【3/13・14@AI・HALL】
劇団チョコレートケーキ
AI・HALL(兵庫県)
2021/03/13 (土) ~ 2021/03/14 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
凄くいい話だと思います
途中の入れ替わり役所を演じる設定の話は居るのかなぁ〜と思ってしまった
最初と最後だけで充分に伝わる話だっただけに残念
役者さんは皆さん素晴らしい演技!

帰還不能点【3/13・14@AI・HALL】
劇団チョコレートケーキ
AI・HALL(兵庫県)
2021/03/13 (土) ~ 2021/03/14 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
初チョコレートケーキ。深いです。
どのくらい歴史的な知識があれば、きちんと理解できるのでしょう。もっともっと理解したかったです。役者さん皆さんの声がすばらしく、動きも何もかもが、なんというかプロ集団という感じでした。唯一の女性、黒沢あすかさん、やわらかく無邪気に皆の話を聞いていたように見えましたが、厳しいものを抱えて生きてきて、今のたたずまいがあるのだと涙しました。

賭けてもいいけど
匿名劇壇
HEP HALL(大阪府)
2021/03/13 (土) ~ 2021/03/15 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
初めてでない役者さんも半分くらいおられたように思いますが、匿名劇壇の公演は初めてです。素直に声を出して笑わせていただきました。チームワーク、すばらしいですね。演じているのを観ているというより、役者さんがその人そのもので、お部屋をのぞかせていただいたような感じがしました。悪人が全くいなくて、愛すべき人たちでした。包丁はなかなかこわかった。

賭けてもいいけど
匿名劇壇
HEP HALL(大阪府)
2021/03/13 (土) ~ 2021/03/15 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
面白かった~☆福谷さんはもはや言葉を遊び道具のように操り観客にびっくり箱のような驚きを仕掛けて来る☆そして観客は気持ち良くビックリしちゃう♪賭けゲームが題材だけど描いてるのは欲望に振り回されながら一人では生きて行けない弱い人間達★良くも悪くも人間を魅せてくれる「ヒューマンドラマ」として楽しませてもらいました♪
この作品は【面白い】に賭けて会場に来たんだけど文句なしの勝利に終わりました\(^o^)/

サンサーラ式葬送入門-自在篇-
feather stage
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2021/03/11 (木) ~ 2021/03/21 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
どうしても好き嫌いは出る話ですが個人的にはやはり好きな作品。無理のない役者の数で無理のない時間に収まっていたように思う、やはり完成度が高い。中でも初演を見ているので薄々そう思ってはいたが笑いどころかほぼほぼセリフもない宮井さんの芝居がいい意味でヤバかった。

熱海殺人事件
うさぎストライプ
こまばアゴラ劇場(東京都)
2021/03/10 (水) ~ 2021/03/21 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
開幕するなり舞台の悪条件が目についたが、どうにか「熱海」を面白く味わった。今回もまた、以前観たアマチュア劇団の「熱海」を凌駕する舞台ではなかった。台詞はよく聞こえ(一部音楽にかき消された甘噛み台詞が2,3あった程度)、冷静な頭で戯曲の全容を見せてもらったという感じだが、戯曲に期待される舞台になったか否かと言えば少し勝手が違った。元より現実には成立しない破天荒な台詞、また伝兵衛と熊谷の芝居上の棲み分け(役割の明確化)が難しい戯曲で、芝居というものは「成立」しなければならないのだとすれば、成立に至らずなのではないか、とも。ただ、4名の役者が見せ場をこなし、精度の高い演技を目指しつつ「熱海」を構築しようとした目標があったとすれば敬意を表したい。その成果か、作者が残した珠玉の決め台詞は澄んだ声を通して力強く耳に届いた。

水に棲むぼくたち・わたしたちのウタ
salty rock
パフォーミングギャラリー&カフェ『絵空箱』(東京都)
2021/03/09 (火) ~ 2021/03/14 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2021/03/13 (土) 11:30
13日土曜日と14日 日曜日で 4公演 堪能させていただきました。
ぼくチーム・わたしチーム 共にvery goodなチームワークで
素晴らしい舞台を魅せてくれました👏👏👏👏👏
大満足です🥰🥰🥰

特別チャリティー企画「谷賢一さんと読む!『福島三部作』」
『本読み会』
オンライン視聴(東京都)
2021/03/07 (日) ~ 2021/03/13 (土)公演終了
映像鑑賞
中々充実した時間だった。「本読み会」という戯曲を読む会を開催している団体(サークル?)が作者谷賢一氏を招き、3・11福島原発事故10周年に合わせてチャリティ目的で配信をやったもの。配信期限残す所1日であるのを見つけ、鑑賞した。定点画像だが音の拾いは良くしっかり聴こえた。司会、司会補、谷氏の3名が前テーブル、読み手がサイドのテーブル2列に座っているのが見え、画像の枠外にも人がいそう。1、2、3幕と人を入れ替えて読み進めるという、普段の「読む会」らしい風景を中継。一幕通して読むとブレイクを取り、戯曲を読んだ感触から疑問や意見を出し合い、作者にも投げる。完成度を求めるのでない「読み」は台詞を通して戯曲世界が立体化して行くのを味わい、時に白熱したり脱力したり予期せぬ面白い瞬間が生起するのも「読み」の場の醍醐味。
自分は芸劇でこの演目を観ているので台詞を聞きながら殆ど忘却していた芝居を思い出し、チェルノブイリ事故当時を背景にした福島のドラマを反芻するように味わった。
谷氏の口から執筆の背景や台詞や場面に込めた意味が、後半徐々に熱を帯びて語られていたが、できればもっと早く知って2度視聴したかった。
無料配信、カンパ制(チャリティ目的なので)。

山崎バニラの活弁大絵巻2021 ~デンジャラス家族~
全労済ホール/スペース・ゼロ
こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)
2021/03/14 (日) ~ 2021/03/14 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
山崎バニラの弁士デビュー20周年記念公演。上映するのは10分余りの短編2本と60分の長編1本である。
1.「海の水はなぜからい」1935年(日本)
切り紙アニメの名手・村田安司による漫画映画。実になめらかな動きで驚いた。これはYoutubeにあるので最初だけでもご覧あれ。この話の最後の石臼から塩が出て止まらなくなるところは子供のころ何かで読んだ記憶がある。
https://www.youtube.com/watch?v=drq0rhFdvtY
2.「虚栄は地獄」1925年ごろ(日本)
内田吐夢監督の初単独監督作品ともいわれるコメディ。主演男優の名前とかいろいろ不明なところがあるが、東京の街の様子から関東大震災(1923)以後の作品であることが分かるという解説に興味を惹かれた。
大正琴を弾きながら語ってちょっと早いが15分の休憩に入る。後半は衣装も映画に合わせてパリの風景の入ったものにし、いつもの銀髪から黒髪に変えてピアノの弾き語りになる。
3.「陽気な巴里っ子(So This Is Paris)」1926年(米)エルンスト・ルビッチ監督のコメディ。
ドタバタではなく、すれ違いのストーリーや映像表現で見せる点は非常に現代的である。俳優の表情の決め方が自然で美しい。山崎バニラはピアノでも大活躍だったが見せ場のチャールストン・ダンス大会のところの選曲は私好みではなかった。ラグタイムとかブギウギとかの陽気でダンサブルな曲の方が合っているように感じた。

『missing』 〜強がり彼氏と食べちゃう彼女〜
ENG
六行会ホール(東京都)
2021/03/10 (水) ~ 2021/03/14 (日)公演終了

林檎の軌道
とくお組
駅前劇場(東京都)
2021/03/12 (金) ~ 2021/03/21 (日)公演終了
満足度★★★★★
火星の基地を舞台にした謎解き的な要素もあるコメディ。
登場人物のキャラも立っているし、徐々に明らかとなっていく真相といい、とにかく目が離せず、面白い。
劇団としては6年ぶりの公演(私は初見)だそうだが、そんなブランクを感じさせない。
楽しい・面白い芝居を観たいという人なら、ぜひオススメ。
なお、上演時間は1時間40分(休憩なし)。

贋作ヴェニスの商人
カトハルステージ
in→dependent theatre 1st(大阪府)
2021/03/12 (金) ~ 2021/03/14 (日)公演終了
満足度★★★★★
今週は、観劇三昧(ショップではない)で、仕事より疲れた😖💦。しかし、最後にこれを持ってきて良かったです。友情をハートウォーミングに表現されていて、少し泣けました。最後に加藤さがいじられ泣きそうに(泣いてた?)なっているので、泣けてきた。明日から仕事頑張ろう✨

ジレンマジレンマ
ワンツーワークス
赤坂RED/THEATER(東京都)
2021/03/04 (木) ~ 2021/03/14 (日)公演終了
満足度★★★★★
鑑賞日2021/03/11 (木) 14:00
複雑系の世の中を「言葉」(正義、裁判、記録、規則、倫理などなど)という平面的なものに落とし込む際に、決して瑣末ではない何かがとりこぼされてしまうジレンマを、見ている者の心に気持ち悪くひっかかるようにうまく表現した作品。いつもの通り、見事なダンスも楽しむことができました。

画狂人 北斎
エヌオーフォー No.4
新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)
2021/03/04 (木) ~ 2021/03/14 (日)公演終了
満足度★★★★
鑑賞日2021/03/09 (火) 14:00
見てひとつもふたつも頭がよくなる作品でした。江戸と現代をプロジェクションマッピングがつなぎ、時代を超えた何かを表現していたと思います。演劇界全体として、CGの使い方は作品を見るたびに進化。

羽化する朱い糸
劇団Pin to Hint
阿佐ヶ谷アートスペース・プロット(東京都)
2021/03/12 (金) ~ 2021/03/14 (日)公演終了
満足度★★★★★
怪しげな雰囲気のストーリー展開で、どんな謎が隠されているのか?と、どんどん惹き込まれ、意外な真実に驚愕でした。怖くて、悲しくて、切なくて、美しい舞台でした。出演者は役者さん2人(3人?)でしたが、観応えがありました。観劇後も、あの二人は今後どうなるんだろう・・と頭から離れず・・。とても面白かったです!

ウェイトレス
東宝/フジテレビジョン/キョードー東京
日生劇場(東京都)
2021/03/09 (火) ~ 2021/03/30 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
映画版の方はそれほど印象に残っていなかったものの、ミュージカル版のサラ・バレリスが書いた曲は、本人のセルフカヴァーアルバムも含めて聞いていたので、まず「She Used to Be Mine」を高畑充希が歌うとどうなるのかという興味が湧き、チケットをとった。はたしてこの話が、チラシにある「キュートでポップなコメディ・ミュージカル」になるの?と思いながら観たのは確かだけど。