
6団体プロデュース『1つの部屋のいくつかの生活』#3
オフィス上の空
吉祥寺シアター(東京都)
2021/04/09 (金) ~ 2021/04/18 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
【青】前半:Pityman 後半:こわっぱちゃん家を観劇
配信とか画面上でなくリアル演劇は
い~な~やはり
とか思った約2時間半の作品(途中休憩時間含む)
ちょいとした小道具の配置以外は
同じセットを使用してました
観客席に手を広げてる感じの
半円形なセットの使い方で左右の2階席部分も
上手に利用できる作りが優秀かなぁと
感想であります

『crash~M銀行人質事件~』
singing dog
小劇場B1(東京都)
2021/04/08 (木) ~ 2021/04/12 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
演出上の工夫がみられ興味深い舞台。小劇場ゆえに閉塞感というか閉ざされた異常な空間の緊張感が伝わる。始まりと終わりが同じような姿勢なのは何か意味があるのだろうか。

斬られの仙太【4月25日公演中止】
新国立劇場
新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)
2021/04/06 (火) ~ 2021/04/25 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
他に日がなく急遽足を延ばして当日券で観たのが初日であった。上演時間の立て札を二度見。だがあっという間の4時間強、三好戯曲に浸った。
フルオーディションという方式が小川絵梨子新芸術監督の下では行われ、今回がその第3弾という。フルでないオーディションとは、予め決まった出演者以外の者を選ぶという事か。ならばフルとは「本来の」と読み替えられそうだ。全て「芝居」のため、俳優もモチベーションのあるやつしか集まらない。主役の仙太郎役をゲットした伊達暁は声に存在感ある小劇場で鳴らしていた印象の役者だが、長丁場を演じきっていた。
なお清水邦夫の「楽屋」で再現される一場面を最初は気にして見ていたが(結局判らなかった..冒頭近くのあれかな?)、想像した「仁侠物」とは異なり社会批評の鋭くある硬派な作品であった。
国史を民衆視点で劇化した宮本研(明治の柩)を思い出したが、三好の本作の土臭さは拳に力が入る。知識人が言葉にする自己批判(という名の自己憐憫)を排し、百姓の目線が透徹している。
「運動」に名を借りた内輪のポジション争いの醜悪さなど、60~70年代の作品かと錯覚させる容赦ない「権力」批判は、凄惨な連合赤軍事件等を予見したかのよう(というより維新期について自分が何も知らないだけなのかも)。時代的制約を些かも感じさせない作品であった。

タバコの害について/話してくれ雨のように
劇団夢現舎
ふらんす座(広島県)
2022/03/04 (金) ~ 2022/03/06 (日)公演終了
映像鑑賞
満足度★★★★
会場での予定を変更してもらいオンラインで観劇しました。
多少の音割れとモアレはありましたが、リアルタイムでの映像だったので臨場感があり良かったです。
オリジナルの戯曲にコロナ渦の話題をうまく取り入れており楽しめました。

6団体プロデュース『1つの部屋のいくつかの生活』#3
オフィス上の空
吉祥寺シアター(東京都)
2021/04/09 (金) ~ 2021/04/18 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2021/04/10 (土) 14:00
青チームを観劇。
Pityman:じわじわとくる芝居にクスッとした。
ラストは色々と思うところがあった。
こわっぱちゃん家:シェアハウスのコンセプトが興味深かった。
中野さんのあるシーンの表情が印象的で心に刻まれた。

鏡ニ映ラナイ女 記憶ニ残ラナイ男
企画演劇集団ボクラ団義
あうるすぽっと(東京都)
2021/04/07 (水) ~ 2021/04/11 (日)公演終了

6団体プロデュース『1つの部屋のいくつかの生活』#3
オフィス上の空
吉祥寺シアター(東京都)
2021/04/09 (金) ~ 2021/04/18 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
同じ舞台美術で6団体が競演する企画、青組を観劇
Pityman 「そんなこと話してる場合じゃない」
同じソファをめぐってオムニバス風に引っ越し業者、若者たち、別れそうな夫婦と3つのエピソード、幕間劇も含め1時間10分程とは思えない程みっちり詰まった内容でした。<以下ネタバレにて>
こわっぱちゃん家 「Picnicへのご案内」
若者が楽しく過ごす近未来のシェアハウス、そこで各人に訪れる"ピクニック"とは?温かな気持ちになれる1時間、時々セリフが聞き取りにくかったかも。<以下ネタバレにて>

『crash~M銀行人質事件~』
singing dog
小劇場B1(東京都)
2021/04/08 (木) ~ 2021/04/12 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
あの狭い空間で銀行強盗をどう表現するのか
期待して観に行ったら、なるほどそういう手法だったのかと驚きました。
演者さんの熱量のある対話も良かった、
こういう社会派の演劇は好きなので
これから観たいな。
L字型の客席でも見やすい、
カメラ近くの入り口付近が一番見やすいのかな

四代目鼠小僧次郎吉
橋田ゆういちろうのカンパニー
ACT cafe(大阪府)
2021/04/05 (月) ~ 2021/04/12 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2021/01/15 (金)
吉本新喜劇やドリフ観て育ったお笑い好きには【好き!】としか言い様がない面白コント活劇★どこを切り落としても面白いしかない【ゲバゲバ60分笑いの金太郎飴捕物帖】というべき傑作カンパニーでした♪換気タイムでの余興など観た人には分かる橋田雄一郎さんの観客を隅々まで楽しませようとするサービス精神には感動すら覚えました☆このご時世の中沢山の笑いという元気をもらいました\(^o^)/有難うございましたm(__)m

『crash~M銀行人質事件~』
singing dog
小劇場B1(東京都)
2021/04/08 (木) ~ 2021/04/12 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
#crash〜M銀行人質事件〜
#singing dog
初日夜。脚本家 #藤崎麻里 さんが主宰するこのユニットは、事件などを糸口に社会問題に切り込む。#劇団チョコレートケーキ が扱う事件が戦争などの国家的と言うとすれば、ココで扱うのはより身近で人間的な事件。要因と結果、そこに至る過程におけるターニングポイント、人生のボタンの掛け違えを炙り出す。丹念な取材が肝。脚色の割合を考えさせない程に、人間の抱える闇が観ている者に迫る。言葉…声…光…そうした空間の構築に才を発揮する #吉田康一 さんの演出を支える #山口紘 さんの音と #渡辺隆行 さんの照明が冴える。あの音と光がサスペンス感を生み出す。尻の下から伝わってくる轟音がその不気味さをカラダの芯まで差し込んでくる。今作で事件を最もリアルに引き寄せたキャストは #内海詩野 さん。彼女が纏った薄幸の美しさが、自己肯定感の低い男の虚栄心を満たす光であり砦であることを確信させる。冒頭で彼女が見上げたソレは、まるで人生を閉ざす霧だ。人質に寄り添った刑事 #坂井宏充 さんも印象的だった。
残念だったのは、作品に対して舞台のサイズが合わず窮屈に感じられたこと。きっと演出家も俳優も感じていたに違いない。演技をコミカルに感じ、作品の方向性とチグハグに見えたのもその影響があるだろう。捜査官による権力争いのマウント合戦はもう少し丁寧に伝えて欲しいと感じた。そして、犯罪における加害被害に対する人権問題は、我々がまだまだ考えなければならない課題である。
さぁ、秋に予定されている次回公演では、どんな事件と向き合わせてくれるのか。期待したい。

True Colors DIALOGUE「私がこれまでに体験したセックスのすべて」
日本財団 DIVERSITY IN THE ARTS/precog
スパイラルホール(東京都)
2021/04/08 (木) ~ 2021/04/11 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2021/04/09 (金) 18:00
約120分。休憩なし。
上演時間は各回で若干異なるかもしれない。

『crash~M銀行人質事件~』
singing dog
小劇場B1(東京都)
2021/04/08 (木) ~ 2021/04/12 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
小劇場の芝居の魅力のひとつは限られた空間、シンプルな舞台装置で観客の想像力をいかに喚起するかという点にあると思う。この作品は、役者の台詞や音響効果で現場の緊迫感が十分に伝わってきて最後まで集中して観ることができた。前作もリアルで見応えがあったが今回も素晴らしかった。

何を見ても何かを思い出すと思う
コンプソンズ
「劇」小劇場(東京都)
2021/04/07 (水) ~ 2021/04/11 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2021/04/09 (金) 14:00
夢の話なのだが、ついていくのが大変だった「ぶっ飛ぶ夢をしばらく見ない」よりはナンセンス度がダウン。話が整理され、ハードルの低い作品になっていました。日本の戦後史を総括するような以前の作品も恋しくなくはないですが、今時のJPOP的キーワードを多数織り込みながら普通の人間の心をひねくれた視点で描いた今回の作品はカワイイ度アップ。
残念だったのは、私がフェイスシールド着用の最前列を選んでしまったこと。おでこから空気が上に抜けないタイプのもので、頬骨や目のあたり、おでこの下半分に熱がこもって、気が遠くなること数回。こういうご時世だから外すわけにはいかないし…。普段はなかなか行けない2階席で見ればよかったなあ。

世界が消えないように
TAAC
駅前劇場(東京都)
2021/04/07 (水) ~ 2021/04/13 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2021/04/08 (木) 18:30
心に刺さったトゲが抜けないまま人生を歩まなければならない青年たちの煮え切らない様子や世の中の閉塞感が、ありありと表現されていました。起死回生、一発逆転でハッピーエンドの作品の方が後味がいいですが、こういう内省的な、帰りの電車の中が暗くなるような作品もたまには必要です。

『crash~M銀行人質事件~』
singing dog
小劇場B1(東京都)
2021/04/08 (木) ~ 2021/04/12 (月)公演終了

12人の怒れる男・12人の怒れる女
江古田のガールズ
「劇」小劇場(東京都)
2021/03/30 (火) ~ 2021/04/04 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
「・・怒れる女」を観劇。額田やえ子翻訳の古典がどの程度原作に忠実でどの程度脚色されたかは分からないが、指紋やDNA鑑定といった科学捜査の無い時代、という要素を除けば、俳優らの現代感覚と共に台詞が吐かれる舞台は、不思議と成立した。
野球観戦野郎、ヘイト野郎、個人事情むき出し野郎、確信犯的付和雷同野郎が、米国産映画でも「正義」の障害として立ちはだかり、やがて克服されて行く。
今は昔のようにアメリカ=民主主義の国、等と単純に考えてはいないが、回帰すべき場所としてそれはある(と信じられている)だけ、日本とは異なるのだろうとは思う。そして考える。普遍的感動に導く同作品は日本でも好んで鑑賞・観劇されるが、しかし果たして民主主義は本当に信じられているのか、と。そうして頭を抱えてしまう。

夢を見る
シアターX(カイ)
シアターX(東京都)
2021/04/08 (木) ~ 2021/04/08 (木)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
シアターX「一人芝居」シリーズ鑑賞2つ目。挑戦者の中でも若い清水優華は名も覚えあり、今調べると結構見ていた(直近では「農園パラダイス」、韓国現代戯曲リーディングの前回「刺客列伝」、そしてアンサンブル時代の各舞台。容姿と相伴って思い当ったのは「農園パラダイス」のみ、ほぼ主役のあの女性役だ)。
この企画に加わった俳優諸氏が、順繰りに試演会を行ない、今回が後半戦の一回目という。一時間半の距離を走り切るだけでも唸る。激情に身を震わせる終盤、ドラマの結語に向かう感興に飲まれまいとして飲まれ、それでも走り切ったという感じであった。「ヘル」という風変わりな名を名乗る元従軍慰安婦の女性と「私」との交流を一人称で書いたのは劇作家石原然との由であるが、今回のに先行して同じ一人芝居プロジェクトのメンバー、中山マリにヘル役を当てがった二人芝居を上演。相当見やすい舞台であったと想像されるが今回は難しい一人芝居。見せられているのは「芸」ではなく、テキストに対する演者の思い入れであり、ヘルという存在(との格闘)を通して社会から異端視されて生きた/生きる人々を思い、包摂の意志を伝えんとする行為、に見える。
毎回恒例らしいアフターミーティング(観客交えたトーク)で役者が述べた、「芸を見せる等という構えを取ったが最後化けの皮がはがれ、太刀打ちできない」、そういった存在に出会った事を喜び、純粋に打ち込む俳優の姿勢には感銘を受けた。社会的ポジションを目標とする(誰もが持つ)態度はなく、役とテキストとに向き合う自身を観客との間では媒介者として立てる(自分を評価する者との対峙ではなく)。この何とも評しようのない穢れなさ、というより恐らく強さは、舞台にその片鱗が窺えたように思うがトークの場がなければ触れられなかったと思う。
役者に苦行を強いる故か不思議な光沢を放つ一人芝居。次回試演会は6月との事。

ショートケーキまずまず
ハダカハレンチ
吉祥寺シアター(東京都)
2021/04/09 (金) ~ 2021/04/18 (日)公演終了

『crash~M銀行人質事件~』
singing dog
小劇場B1(東京都)
2021/04/08 (木) ~ 2021/04/12 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
世間を騒がせた銀行立てこもり事件を骨太かつサスペンスフルに描く休憩無し約2時間弱、音の使い方が効果的でした。事件の顛末をよく知る昭和世代より、知らない平成・令和世代の方がよりサスペンス度が高いかも。品性下劣な自分は「肉の盾」を見に行ったのですが、意外な切り口に驚きました。<以下ネタバレにて>

6団体プロデュース『1つの部屋のいくつかの生活』#3
オフィス上の空
吉祥寺シアター(東京都)
2021/04/09 (金) ~ 2021/04/18 (日)公演終了