最新の観てきた!クチコミ一覧

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畜生たちの楽園

畜生たちの楽園

劇団不労社

AI・HALL(兵庫県)

2021/07/17 (土) ~ 2021/07/18 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

タイトルからして不労社らしい「危なそうなやつ」やと予想してたらそれを大きく上回る「混ぜるな!危険!」ワールドでした!あのカルト教団のような村は一言で言って「キ◯ガイ村」なんやけど登場人物達のそれぞれのキャラ立ちがしっかりしてるんでちゃんとヒューマンドラマを見る事が出来るんです☆そして何と言っても圧巻は舞台美術!!「コレホンマに小劇場の舞台?」と思う位リアルな村がそこにありました★もぅあの舞台見ただけで物語に入り込んじゃった気分になる物凄い空間でした☆そっちの世界とこっちの時間が別次元なのを空間だけで説明してて恐れ入りました!あと村田千晶さんの役作りが可愛いんだけどゾッとする凄みを感じる素晴らしい表現でした♪

手紙。

手紙。

林檎の君へ。

Live&Cafe bar 新PLACEBO(大阪府)

2021/07/17 (土) ~ 2021/07/18 (日)公演終了

満足度★★★★★

女子高はこんな感じかなと思わせる作品。時間は短いが、内容が凝縮され楽しめました。新プラセボも楽しめました。高校野球の演目も大好きで、今後も新作を楽しみにしています❗

畜生たちの楽園

畜生たちの楽園

劇団不労社

AI・HALL(兵庫県)

2021/07/17 (土) ~ 2021/07/18 (日)公演終了

満足度★★

毎回感じることですが、現代社会を批判的に表現をしているが、どうしたら良いか等は観客に委ねるスタイルで、好き嫌いは別れると思います。セリフも大丈夫?という表現も出てくる為子供には…

「友達を、焼いた」

「友達を、焼いた」

無名劇団

SENRITOよみうりホール(大阪府)

2021/07/17 (土) ~ 2021/07/17 (土)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

前半は朗読。
これだけでも少しウルウル( ; ; )
素敵な話しでした。
なんといっても主役の島原夏海さんの
演技が素晴らしい!
脚本もご本人が書かれているので
感情が心に沁みる演技ができるんですね( ; ; )
作者の想いが伝わってきました。
そして、生き物に対して色々と考えさせられるテーマでもありました。
久しぶりの観劇良かったです。

七祭〜ナナフェス〜この夏、胸アツ!演劇2本に映画だ、わっしょい!

七祭〜ナナフェス〜この夏、胸アツ!演劇2本に映画だ、わっしょい!

On7

シアター711(東京都)

2021/07/02 (金) ~ 2021/07/11 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

11日、下北沢のシアター711で上演された、On7第5回公演『おんなな七祭』千穐楽を観てきた。このOn7 という演劇ユニットは、老舗劇団に所属する女優7人がプロデュース公演を行うユニットで、数年前にその存在を知ってから観に行くようになったもので、7人の中に知人は存在していない。ちなみに、7人というのは、渋谷はるか(文学座)、安藤瞳(青年座)、吉田久美(演劇集団円)、小暮智美(青年座)、宮山知衣(テアトルエコー)、保亜美(俳優座)、尾身美詞(青年座)のこと。あえて誰かのファンというなら尾身美詞だろう。なにせ、あのキャンディーズの美樹ちゃんの娘なのだ。

それはさておき、今回の公演は40分の舞台2本と40分の映画1本の3本立て。フライヤーの記述から、舞台2本→映画という構成だと思ったら、実際には映画→舞台2本という内容。
最初に上映された短編映画のタイトルは『うまれる』。これがなかなか重い内容だった。小学校でいじめのために亡くなった娘の亡くなる原因を知った母親が、そのいじめ仲間の子供達を詰問し、母親達に刃物を突きつけ復讐を果たし、自らは娘の通っていた学校の校舎から飛び降り自殺するというもの。これが、生まれる子供、生まれるいじめ、忌まれる憎悪という危険なテーマ。親の愛情を考えるきっかけになって欲しいというプログラムの解説だが、それを考える前にテーマの重さ、死への復讐というものの問題を映像で突きつけられた観客は、上映終了時、じっと押し黙ったままだった。
ここで会場の換気のため5分の休憩が入ったのは、このあと舞台を観なくてはならない観客に取っては救いの時間だったかも知れない。
2つの舞台は各3人の女優が出演し、2つの舞台をつなげる役目を宮下が受け持っていた。
で、1作目はミュージカル仕立ての『夜会』。場所は劇場の楽屋。とある女優とそのマネージャー、そしてマネージャーの姉が演じるのは、マネージャーの姉が実は吸血鬼で、病で残りの寿命が短いことを知ったマネージャーが、姉に血を吸われ自ら吸血鬼になり、さらにそのマネージャーが女優の血を吸い女優も吸血鬼にして不死身の身体にし、マネージャーとして女優を更に売れ混もうという内容。
2作目は、『座れ!オオガミ』。グラウンドで観たこと聴いたことのないスポーツの応援に来ている出場者オオガミの勤務する会社の女子社員3人から成る応援団。なぜそんな応援団が出来たかというと、3人の中に親子ほど離れたオオガミと付き合っている女性がいたからなのだった。その女性のためにも、どこか納得のいかないまま応援を続ける女性達。

映画は重いテーマだったけれど、舞台の方は娯楽とでも言える内容だったかな。観終わってホッとしたのが正直な感想。ただ、舞台に出てきた女優達が映画の役柄とダブって見えてしまったのがちょっと心に痛いところだった。

次回公演も楽しみにしたい。

ジゼルと粋な子供たち

ジゼルと粋な子供たち

劇団昴

Pit昴/サイスタジオ大山第1(東京都)

2021/07/15 (木) ~ 2021/07/18 (日)公演終了

実演鑑賞

勉強会(=⭐評価なし)としては優等生公演。無料!!
作=フランソワ・カンポ、訳=和田誠一

自然な演出、そして役者の演技力は観てとれた。しかし、物語(フランス戯曲)は時代感覚にフィットしてこない(国と言うか文化や時代が関係しているかも)。もう少し何らかの刺激(毒薬とか良薬等)があって、空気感というか雰囲気や時間が共感出来るような”味”があれば…。
内容は典型的な不倫をドタバタに扱ったもの。以前、「不倫は文化だ」と言った芸能人がいたが、今でも不倫はTVワイドショーや週刊誌でスキャンダラスに伝える。メディアの露悪的な演出と知りつつも、つい興味本位で醜聞を見聞きしてしまうのと同様か。

舞台はフランス、その不倫劇はあまりにあっけらかんとしたコメディであり、”刺激”が少ない。当たり前だが、現実感からはほど遠く、あぁ面白かった!で終わってしまい残念(それでも良いのだが、何というかピリッとしたものが欲しい)。
コロナ禍にあって、ライブ公演はそれだけでも嬉しいものだが、だからこそ一層の満足感を求めたくなる。時代(状況)とともに変化を求め、「苦味」や「皮肉」も混じえ、単なる茶番で終わらせず、現代的な物語へ脚色(勉強会の域を逸脱しない?)出来ると思うのだが…。

(上演時間2時間10分 途中休憩10分)

ネタバレBOX

舞台美術は、この部屋に住む女性・ジゼル(新井志啓サン)のリビング、中央に横長ソファ、テーブル、上手側にサイドテーブル、上手側にハンガーや電話が置かれている。セットは高級感あるものを過不足なく並べ、丁寧な場景作りをしている。場所はパリ、シャトー通り?にこの高級アパートはある。

梗概…未亡人ジゼルが住むアパートに愛人ジョルジュが突然やって来る。彼は大きなカバンを持ちジゼルに「私たちは旅に発つ、そしてここが目的地だ」と宣言する。ジョルジュは離婚しジゼルと再婚する決意をした。しかしその日、玄関の呼び鈴が鳴るたびに彼の息子、娘、妻、さらには息子の同棲相手、妻の母まで訪ねて来る。誰も知らないはずの愛人宅へ、次々にジョルジュを訪ねてくる。

ブールヴァール劇の典型的なエピソードである三角関係の縺れに、息子と娘が奇妙に絡んでくる。この風俗喜劇は、観客を楽しませることを第一目的とし、納得ある物語性は希薄。ドタバタとしたドラマが展開し、解決が安易な点はメロドラマと似ている。が、機知と色気に富む洗練された台詞などで楽しませてくれる。ただ中流階級のモラルを皮肉りはするが、正面切っての批判はせず、気軽に楽しむ娯楽劇。フランスのコメディらしい洒落たラストシーンで、上品な笑いと香りに溢れる。但しフランスらしさが、日本のそれと同じかは疑問だ。

物語は、現実感からは程遠く、両親が離婚しようとしているにも関わらず、子供は自分たちのことを我先に話し出す。兄のジャン=ピエール(18歳)はアジア系の女性と同棲をするための資金を欲す、妹のクリスチーヌ(16歳)は、ここぞとばかりに性放蕩を告白する。子供たちは自宅の電話を盗聴・録音し、父と愛人・ジゼルの艶話を面白がって聞いていた。子供の年齢や立場からすると両親の離婚はやむを得ないと割り切ったとしても、愛人宅まで来て父親に金を強請る、という滑稽さはやはり違和感を持つ。ここでは子供たちの(救世主的)存在が肝であり、その人物像はドライな感覚とウエットな感情が同居しているといったところ。しかし、この人物像が物語の滑稽さに溶け込まず、単に身勝手なだけに思えてしまう。

フランスと日本という国の違いのせいか、または世代・時代感覚(間隔)なのか、あまりに表層的な物語という印象。勉強会という意味では、先に書いた演出や演技は確かで、他の演目を観てみたいと思わせる。
次回公演(勉強会も)楽しみにしております。
明日の朝、いつものように

明日の朝、いつものように

LUCKUP

萬劇場(東京都)

2021/07/16 (金) ~ 2021/07/25 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2021/07/17 (土) 15:30

Cチームを観劇。
気持ちの揺れ動くのを感じることが出来る素敵な芝居でした。
橘花梨さんの心境の変化の表現が素晴らしかった。
井上さんの小悪魔な感じも素敵だった。
ラストシーンも良かった。

♭1~役者への道~

♭1~役者への道~

ThreeQuarter

JOY JOY THEATRE(東京都)

2021/07/17 (土) ~ 2021/07/18 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

青チーム「熱海殺人事件~モンテカルロイリュージョン~」を観劇しました。
役者さん4人で、正直、技量に差を感じましたが、一生懸命さが伝わってくる良い舞台でした。
楽しめる要素もあり、切なさもなり、面白かったです。

畜生たちの楽園

畜生たちの楽園

劇団不労社

AI・HALL(兵庫県)

2021/07/17 (土) ~ 2021/07/18 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

人間が執着心と怒りを捨てて、理想の楽園で狂って行く姿に圧倒されました。
世の中いろいろとありますが、自分自身を見失わないようにと思いました。
観に行けて良かったです。
ありがとう。

畜生たちの楽園

畜生たちの楽園

劇団不労社

AI・HALL(兵庫県)

2021/07/17 (土) ~ 2021/07/18 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度

私には合わなかったです。ごめんなさい。

明日の朝、いつものように

明日の朝、いつものように

LUCKUP

萬劇場(東京都)

2021/07/16 (金) ~ 2021/07/25 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

Bを観劇。久し振りにドキドキして芝居にのめり込んでしまった。良い舞台だった。早く芝居の中のように振り返れるようになればと切に願うところである。

タイホしたい!/ホームレスホーム

タイホしたい!/ホームレスホーム

試験管ベビー

愛知県芸術劇場 小ホール(愛知県)

2021/07/09 (金) ~ 2021/07/11 (日)公演終了

実演鑑賞

私は、はじめてこちらの『ホームレスホーム』公演を観せていただいたのですが
結構、ファンが多いらしくリピーターの方がいっぱい来ていらっしゃいました。
一時間という枠の中で個性的な俳優さんたちが入れ代わり立ち代わり
舞台狭しと駆け回る姿は圧巻で楽しめました。
観客参加型のお芝居で最初の投票により実は終わり方が二つあったそうで
もう一つがどういう終わり方をしたのかは『謎』です。
ユーチューブとかにupされたらまた観てみたいです。

「友達を、焼いた」

「友達を、焼いた」

無名劇団

SENRITOよみうりホール(大阪府)

2021/07/17 (土) ~ 2021/07/17 (土)公演終了

満足度★★★★

歳をとって涙腺が弱くなった事は否定できないが、何度見ても泣ける。特に最近愛犬が亡くなったのでよけいかな…😢良かったです❕

フェイクスピア

フェイクスピア

NODA・MAP

大阪新歌舞伎座(大阪府)

2021/07/15 (木) ~ 2021/07/25 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

なんじゃこりゃ、すっご。終盤くらいまで駄作やなあって思ってたけど、物語の輪郭が見え始めた瞬間、傑作になっちゃった。最高。よくあそこまで観客側のストレスを引っ張ったよな〜。どういう信頼関係?観て良かった。というよりもっかい観せてくれ。

日本語私辞典

日本語私辞典

劇団六風館

大阪大学(豊中キャンパス)(大阪府)

2021/07/14 (水) ~ 2021/07/17 (土)公演終了

満足度★★★

何が言いたかったのかが…。年老いていくとこんな感じかなとは思いましたが…😣絵になる役者もいたので、次回に期待します❗

詐欺パパ

詐欺パパ

TOMOIKEプロデュース

駅前劇場(東京都)

2021/07/15 (木) ~ 2021/07/19 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

なんか人間関係に疲れた感じの主人公が
いろいろと その関係性のさなかで翻弄される
人間ドラマな作品でした=110分
(休憩なし)
いろいろと雑味が感じられるも
ストーリーは解り易くされていて
各登場人物の心情は理解しやすかった(^ー^)

前2列が指定席になってました
観た回は ほぼ満席状態でしたわ

ネタバレBOX

タイトルのパパは主人公さんので
職業は胡散臭い占い師
イメージ的には漫画「REIGEN」の主人公
モブの「師匠」みたいな人です(^ー^;)

仕事に疲れた主人公が
転職したカフェの人間関係?仕事事情?
である新興宗教がらみの詐欺を
パパさんのおかげで乗りきる?みたいな話デス

各々のシーン回想とかで
実際にその人物が演じたりと
コメディ要素は多めで暗くなりがちな話を
軽妙にしていて好感が持てたデス

毎回ゲストが違うらしい
開演15分前からのビフォワートーク時は
撮影も自由で楽しめました~♪

作中でのセリフの間とか
絶妙に笑えるところがGoodっした

ちなみに舞台美術は黒の素舞台に
様々な白い木枠を散らした感じの
なんとも現代芸術風な感じになってて
垂直に配された蛍光灯(?)の明滅とかもあり
印象に強く残る舞台でした

閑話休題
もう昨今はアンケート用紙って出さないですねぇ
電脳世界(笑)にハッシュタグで書き込むのが主流っすね~と感想
風吹く街の短篇集 第五章

風吹く街の短篇集 第五章

グッドディスタンス

小劇場B1(東京都)

2021/07/14 (水) ~ 2021/07/19 (月)公演終了

実演鑑賞

「ステージ」
折角、この事態の中で、舞台を開けるなら、何か一つ、ここは!と言うところが欲しかった。なにもかも、今後を期待するしかない舞台だった。

明日の朝、いつものように

明日の朝、いつものように

LUCKUP

萬劇場(東京都)

2021/07/16 (金) ~ 2021/07/25 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

予想していた事とは違っていたが・・・まさか女の妹には惹かれて行かないよな♪
それにしても凄い感染対策だ・・・マスクまで劇場で用意したものに変えさせられるとは・・・♪
そのマスクだがオチになるのでここでは書かない♪
男と女は難しいね~♪

風吹く街の短篇集 第五章

風吹く街の短篇集 第五章

グッドディスタンス

小劇場B1(東京都)

2021/07/14 (水) ~ 2021/07/19 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

「朝、私は寝るよ」…珠玉作。

不倫している男と女のチグハグな言葉、あえて真面目な会話をしたくない微妙な心理が透けて見える。舞台となる(彼女の)部屋をそっと覗き、上品?な痴話喧嘩を楽しんで観ている気分。しかし、まぁ男と女の立場というか身勝手さが露骨に表れ、それが何故か共感し会場内にクスッという失笑が漏れる。
男が取り繕う自分よがりの必死な姿、それを眺める女の醒めた表情、その対比が絶妙だ。そもそも男は何の話があって彼女の部屋に来たのか、といったところは寝ているような。
公演の魅力は、脚本(設定はありふれているが台詞が面白い)の力、演出の巧みさ、そしてそれらを体現する役者の演技力が素晴らしい。男(綱島郷太郎サン)の身勝手、情けなさといった二面性、女(今泉舞サン)のチャーミングで魅惑、そして哀愁漂う二面性、その表現力が公演を支えている。
(上演時間55分)

ネタバレBOX

説明にあったほぼ素舞台ではなく(スルーする)、しっかりセットがある。客席はL字型、両側から見やすいような配置で女の部屋…ベット、テーブル、TV、扇風機等が置かれ、奥にカーテンが掛けられた窓。
その彼女の部屋にビニール袋(たこ焼きパック)を提げた男が来る。もちろん女の不倫相手である。私服であるから休日であろう。

本題の会話劇に入るまでの導入が巧みだ。女はTVでオリンピック陸上競技を見ているようだ(画面が見えない位置の席)。男に走るのが早かったかを聞き、それを証明して見せろとせがむ。狭い室内で証明することが難しいため、男は前言を撤回し遅いと言い出す。男は面倒になるとコロコロ意思・態度を変えるが、女はしつこく理由を追求する。冒頭で男と女の性格をそれとなく分からせる。

不倫している男女、そして男の妻が意識不明の重体。その原因は夫の浮気で自殺未遂か不慮の交通事故か。原因如何で男の気持の在りようが違う。浮気が原因だと一生負い目(不倫=罪の意識)を持ち続けなければならないが、事故なら自分のせいではない、という責任から逃れられる。女は男の妻を尾行しており、その原因を知っている。好きな男の妻がどんな女か知りたいという気持、その健(勝)気さと行動力に女の可愛げが見える。と同時に女の怖さも垣間見える。一方、男はその結果を知りたいと土下座(そのわりには、居眠り)、その身勝手さが浮き彫りになる。心裏の駆け引き、会話がどこに辿り着くのか、その漂流するさまをワクワク ニヤニヤしながら見守る楽しさ。不倫している男と女の不幸は蜜の味のようだ。

男は困ると、キスし押し倒す行動に出るという、ありがちな展開_だからベットがあるのだが、このベットは別の意味_ラストシーンのためにも重要だ。女は、先ほどまで男に意味ありげな態度をとっていたが、男が部屋を去ると急に寂寥というか憂愁ある表情になる。そして残った たこ焼きを頬張る姿が愛おしい。照明はその心象を表すような茜色いや朝だから曙色であろうか。実に巧みな演出効果。

珍しい設定ではないが、男女のそれぞれが置かれた立場、その裏に隠された心理状態が微妙に揺れ動く様が、けっして感情移入する訳ではないが、不思議と共感してしまう。それだけ洗練された言葉の応酬劇ということ。コロナ禍を引き合いに出すわけではないが、ほんと「グットディスタンス」な2人芝居だ。
次回公演も楽しみにしております。
夜への長い旅路

夜への長い旅路

Bunkamura

京都劇場(京都府)

2021/07/09 (金) ~ 2021/07/18 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

前半80分、後半110分、客席は満席でなかなか濃い時間でした。天井から吊り下げられた白い布が幻想的でとても美しい舞台でした。大竹しのぶさんは圧倒的存在。膨大な量の言葉が延々と続いて、全部は受けとめるのは難しかったです。一家の日常の一日を表しただけで、何の解決もない結末だったけれど、どんな状況であっても家族を切ることができず、日常は続いていくのだと、悲しく重い中にも、生き続けることを考える時間になりました。

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