
寡黙と饒舌
ヨルノハテの劇場
シアター711(東京都)
2022/02/08 (火) ~ 2022/02/11 (金)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2022/02/08 (火) 19:00
元がーまるちょばのケッチによるパントマイム(寡黙)と清水宏によるスタンダップコメディ(饒舌)のコラボ。面白い。休憩10分込み115分。
清水は語りが決め手だが体もしっかり使い、やはりボディランゲージは大事だと改めて感じる。特に、後半で久々に見せたシンバル漫談を最近しない理由で、それがさらに分かる。ケッチのパントマイムは定番的なものや、ちょっとすぐネタがバレルものも含めて笑いを取るが、さすがと感心させるものもある。最後は2人がそれぞれ客席から出た3つのお題で演じる「三題噺」を見せ、これもさすがな感触。

レストラン「ドイツ亭」
劇団民藝
紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)
2022/02/03 (木) ~ 2022/02/12 (土)公演終了
実演鑑賞
ドイツのベストセラー小説の日本での劇化。脚本は長田育恵。長田主宰のてがみ座と民藝の
合同公演。演出は民藝の丹野郁弓。
この小説がいつ書かれたのか知らないが、舞台はほぼ、六十年前、ようやくドイツ国内でホロコーストが裁かれるようになった時代である。その裁判のポーランド語訳者として法廷に出ることになった「ドイツ亭」の娘(賀来梨夏子)の視点からのアウシュビッツものである。十五分の休憩を入れて二時間半足らずだから長い芝居ではないが、登場人物も三十人近く多い上に、小説の脚色にありがちの人物設定、説明も多くかなりもたれる。
ドイツと日本は同じ敗戦国でありながら、一応前世紀の間にその位置を回復した。六十年前には、負の遺産の清算ではさまざまな場面で国民も生傷を負った。戦前生まれの私にはそれはよくわかる。それを忘れないでおこうという事も大事だが、それならもっと、今の若い人たちが共感できるような作りがあったのではないだろうか。このドラマを作った人々はほとんどその時代を生きてない。無理にその時代に戻るよりも、現今の民族国家の問題点を生きたドラマにすることの方がよほど訴求力があると思う。運悪く私は長田育恵の評判の良かった作品を見逃しているが、見た作品からでも今注目されているア・ラ・フォーティの女性劇作家の実力者の一人だという事は知っている。海外を舞台にすることも、時代を超えて設定することも、ドラマには便利かもしれないが、そこは、無理にでも祖国のドラマを祖国の人間と文化の中で描いてほしい。日本固有の歌人を素材にちゃんといいホンが書けているではないか。

コオロギからの手紙
映像劇団テンアンツ
ABCホール (大阪府)
2022/02/07 (月) ~ 2022/02/14 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
2022年2月8日 13時からの公演を観に行きました。
初めての観劇でしたが、どんどん舞台に引き込まれ、気付くとエンディング・・・
笑いあり、感動あり、何よりも主人公の人間味に引き込まれます。
とても良い時間を過ごすことができ、テンアンツのファンになりました。
素敵な時間を過ごさせていただき有難うございます。
コロナで何事にも制限がある世の中ですが、無事に千秋楽を迎えられることを祈っています。

『忠臣蔵・武士編』『忠臣蔵・OL編』
青年団
アトリエ春風舎(東京都)
2022/01/04 (火) ~ 2022/01/18 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★
■武士編鑑賞/55分弱■
かなり騒々しく演出されている。奇声や変な動きで笑かそうとしたり、飛び道具的なギャグが多く、いたずらにふざけすぎていて、OL編より、また、以前観た時より、議論の流れが追いにくくなっている。
議論の概要がホワイトボードに整理されたりと、OL編のほうが議論劇としては観やすかったし、取っつきやすかった。

『忠臣蔵・武士編』『忠臣蔵・OL編』
青年団
アトリエ春風舎(東京都)
2022/01/04 (火) ~ 2022/01/18 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
■OL編鑑賞/50分強■
日本人の意志決定の在り方を描いた作品ということで、日本人の話し合いはこうなりがちという典型例を示すことに力点が置かれ、そもそも議論の面白さは志向されていないため、★★★がせいぜい。
山中志歩、西風生子ら新人が加わって新風が吹き込まれるかと期待もしたが、いかんせん作品が強すぎて、以前観た時と印象は変わらなかった。

女歌舞伎 さんせう太夫~母恋い地獄めぐり~
Project Nyx
ザ・スズナリ(東京都)
2022/02/06 (日) ~ 2022/02/13 (日)公演終了

コオロギからの手紙
映像劇団テンアンツ
ABCホール (大阪府)
2022/02/07 (月) ~ 2022/02/14 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
初めて舞台観戦させていただきました。
笑い!わらい!!ワライ!!!(笑)→感動へ( *´艸`)
いっぱい笑顔をいただきました。
初めて見たのがこの舞台で良かったです♪
また行きたいでーす。

チェーホフも鳥の名前
ニットキャップシアター
座・高円寺1(東京都)
2022/01/26 (水) ~ 2022/01/30 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
鑑賞日2022/01/29 (土) 18:00
全体を通して、そして、明治時代にサハリン島/樺太に刑務所長とポチョムキンの娘ナターシャの結婚披露宴に招待されてやってきたチェーホフ、大正時代に塩川家にやってくる宮沢賢治など、小さな誇るべき事柄も加わりつつ、昭和初期から第二次世界大戦に日本が突入していく過程、そして戦後から昭和の後期までを、一つの家族とそれに関わる人たち、そこから派生した家族や子孫を中心に、サハリン島/樺太におけるロシアと日本の交流や歴史を描いていて面白く、且つ、最後には感動していた。
日本とロシアのサハリン島/樺太における交流や、サハリン島/樺太の明治以降の全体的な歴史の流れはしっかりと描けていたし、時々スライドも使うことで、リアル味を補強もしていた。また、戦争の悲惨さも描ききっていて、共感や悲痛を感じれた。
登場人物が異常なほど多いのは良かったが、それを何人かの俳優で何役も演じていて、何人かの俳優を除いて、ほとんどの俳優が何役やってもおんなじような縁起をして見えたので、それはどうかと思う。確かにこの劇は、サハリン島/樺太における、ロシア人と日本人との交流や歴史を伝えることがメインなのはわかる。しかし、登場人物一人ひとりの印象が薄い完全なドキュメンタリー劇なら、何も劇じゃなくても、映画やドキュメンタリーTVドラマ、または、新聞の特集記事や、雑誌の記事、もしくはノンフィクション本にでもすればよいのであって、劇という表現媒体にこだわる必要はないんじゃないかと思った。劇として面白くするためには、魅力的な登場人物や個性的な登場人物が今回の劇では少なかったので、そこらへんを演る役者も含めてもっと深く検討すべきだと思う。
途中度中、コミカルな笑いや、ドタバタな笑いがあって、時々緊張を解きほぐせて良かった。

ロング・タイム・ノー・シー
ナイーブスカンパニー
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2022/02/02 (水) ~ 2022/02/06 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
髙橋広大さん水野奈月さんの回を観劇しました。リーディングを感じさせない感情の寄り添いとぶつかり合いが刺激的でした。

APOFES2022
APOCシアター
APOCシアター(東京都)
2022/01/15 (土) ~ 2022/02/06 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2022/02/06 (日) 16:00
石澤希代子×平井隆也『震える私の心の音』を観た。面白い。45分。
バレエをやっていた石澤の特性を活かした脚本はなかなか見事なもので、それをしっかり演じる石澤の演技も一種「神がかった」ような凄さを感じた。オープニングとエンディングで繰り返される「こんなことで泣きたくない」というセリフがすごくいい。一人芝居のフェスティバルだが、このコロナ禍の影響か、1組の公演数が少なくなって来ている気がする。

見舞う男
ジェットラグ
CBGKシブゲキ!!(東京都)
2022/02/03 (木) ~ 2022/02/07 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2022/02/05 (土) 17:00
中津留章仁の作・演出で、ある家族の物語を描く。面白い。115分。
交通事故で一時的に記憶を亡くしたらしい女性(平体まひろ)の病室に、同じ会社に勤め事故の加害者になってしまった男(冨岡健翔)が見舞いに(だから『見舞う男』)来る。当初は女性の兄(星野卓誠)と姉(十碧れいや)には胡散くさがられるが、次第に受け入れられ…、な物語。社会派と言われる中津留だが、こういう一種の「ホームドラマ」も書ける、というのは知ってはいたが、本当に久々だなぁという感じ。それぞれが少し変な部分を持つ家族に、不思議な提案をする男、という4人を軸に物語は展開される。元宝塚男役の十碧のヴィジュアルを活かした役作りや、芝居に慣れてる富岡の使い方などは巧いが、昨年の『東京原子核クラブ』から注目した平体が記憶喪失の女という難しい役を演じ、エンディングもしっかり担っていたのは良かった。

君が忘れたダンスフェス
シーユーインヘル
こまばアゴラ劇場(東京都)
2021/09/11 (土) ~ 2021/09/20 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
■「さよならをするためのプログラム」鑑賞/100分強(途中休憩込)■
詳細はネタバレにて。

君が忘れたダンスフェス
シーユーインヘル
こまばアゴラ劇場(東京都)
2021/09/11 (土) ~ 2021/09/20 (月)公演終了

君が忘れたダンスフェス
シーユーインヘル
こまばアゴラ劇場(東京都)
2021/09/11 (土) ~ 2021/09/20 (月)公演終了

君が忘れたダンスフェス
シーユーインヘル
こまばアゴラ劇場(東京都)
2021/09/11 (土) ~ 2021/09/20 (月)公演終了

APOFES2022
APOCシアター
APOCシアター(東京都)
2022/01/15 (土) ~ 2022/02/06 (日)公演終了
映像鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2022/02/06 (日)
価格1,000円
6日16時開演回、石澤希代子さんの「震える私の心の音」(41分)を動画配信で視聴。
2013年10月、今は無き新宿ゴールデン街劇場での「中野の処女がイクッ」から存じ上げている、石澤希代子という役者さんの集大成というか、一世一代の演技を”魅”せて頂き、感無量…。
嗚呼、それにしても、直に舞台に立ち会えなかったことを百万遍後悔!

朗読劇 「天切り松 闇がたり ~闇の花道~」
ケイファクトリー
PARCO劇場(東京都)
2022/02/06 (日) ~ 2022/02/06 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2022/02/06 (日) 16:00
朗読劇の域を超える圧巻の熱量と台詞回し。
盗人噺にボロ泣きしつつ爽快感に浸る、この久しぶりの幸福。
原作の魅力のひとつにキャラの立った登場人物があり、それが歌舞伎のケレン味と相性抜群。
演者の気持よさそうな江戸弁に、聴いている方も酔いが回るように引き込まれる。
控えめながら差し込まれる映像と効果音も効果的。
あー、あの台詞、また聴きたい、ずっと聴いていたい!

ロング・タイム・ノー・シー
ナイーブスカンパニー
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2022/02/02 (水) ~ 2022/02/06 (日)公演終了

マーキュリー・ファー Mercury Fur
世田谷パブリックシアター
世田谷パブリックシアター(東京都)
2022/01/28 (金) ~ 2022/02/16 (水)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
暴力と絶望とクスリが蔓延する近未来?のロンドンのサバイバーたちの物語。それぞれが妹、母を目の前で殺され、子供を殺され、自分だけが生き延びた負い目を負っている。シェークスピアよろしく、悲惨な過去を再現する語りの力が圧巻だった。
吉沢亮の出ずっぱりの苛立ちとテンションの持続、この世ならぬ半狂乱を演じる大空ゆうひ、ゲームを仕切る加治将樹の迫力、俳優たちの熱演がすごい。しかもかなり精神的にきつい物語。映画ならわかるが、舞台でこれを毎日(時に1日二回)繰り返すとは。俳優の仕事の厳しさを考えさせられた。
作者はイラク戦争に参戦した母国イギリスへの批判として、イギリスが理不尽な戦争の戦場になった情景を描いたという。

通る夜・2022
劇団芝居屋
劇場MOMO(東京都)
2022/02/02 (水) ~ 2022/02/06 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
前回観た時には再起さん杖をついていて大丈夫なのかなと思っていたのだが・・・今回はそんな事を吹き飛ばす様に最初から出ずっぱりでビックリと同時に安心しました♪
コロナ禍をパワーに変えてしまったのでしょうか・・・?
次回は40回・・・めっちゃ楽しみにしています♪