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LAST RENTAL VIDEO

LAST RENTAL VIDEO

!ll nut up fam

萬劇場(東京都)

2022/04/06 (水) ~ 2022/04/10 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

表層的には面白いが、主体がRENTAL VIDEOという”媒体”というところが難。これがVIDEOの作品そのものを捉えていれば、違った描き方になるだろう。

物語は、流行らないレンタルビデオ店に足繫く通うカップル、借りたVIDEOを楽しく鑑賞する光景。一方、閉店後に借りられなかったVIDEOの諦念、憤懣が漏れる。個性豊かに擬人化したビデオは作品イメージ、例えばミュージカル、極道、怪獣映画の衣装や雰囲気を醸し出す。そして呟く…RENTAL VIDEOは借りて観てもらえなければ意味がない、そこに存在意義があるという。VIDEO達がとった行動や行為が人間臭く変転していくが…。
終盤になると、”媒体”そのものが(価値ある)主体のような描き方に変わるが、本来は映画(作品)自体がメインになるのではないかと。物語として上手く流れていたのだろうか。ここで少し混乱(自分の思考力が硬化したか?)。

映画の歴史は100年以上で、いまだに多くはフィルム作品。しかしフィルム映画は、一般家庭での設備や取扱で鑑賞することが難しい。フィルムは、国立アーカイブ等で適切に管理し映画(作品)の保存に努めている。一方、デジタル化が進み、VIDEO媒体で家庭での映画鑑賞が容易になった。作品の選好によってレンタルされる頻度が異なるのは当たり前。終盤は、RENTAL VIDEO店の衰退を通じて 人間が製作した媒体(物質)の要・不要、もっと言えば文明批判に話が変容していく、と観せかけて…。
(上演時間2時間 途中休憩なし)

ネタバレBOX

舞台セットは、上手にRENTAL VIDEO店の受付カウンター、中央から下手にかけて雛壇(三段)になっておりVIDEO置棚イメージ。シンプルであるが十分情景は想像できる。

物語は劇中劇の構成。借りてもらえなかったVIDEOの存在意義をかけての行動であり行為、という内容のVIDEOを観て楽しむ男達。VIDEO達の行動は店の外へ行くこと、しかし店前は大通りで、車の往来が激しく渡り切れるか。一方 外に出ないVIDEO達の行為は、夫々が借りてもらえるよう他のVIDEOを傷つける。逃避と足の引っ張り合い、傷つけ合いといった人間社会の縮図を持ち込む。凝った展開で、冒頭は鑑賞しているVIDEOのリード(字幕)を雛壇上部に巻き上げるようにして観せる。時は2023(令和5)年という1年後の設定である。媒体で映画鑑賞するのは時代遅れ、そんな現在を翌年から俯瞰する。同時に媒体(物質)を製作し、不要になれば見向きもせず 打ち捨てる。合理・効率的な経済至上からみれば当たり前かもしれないが、そこに何かしらの問題意識を潜ませる。

劇中…カップルの彼女・りこ(熊手萌サン)は、サブスクリクションを利用し手軽に映画鑑賞ができると言い、一方 彼氏・たつや(奥田龍平サン)には、RENTAL VIDEOに拘りたい思いを語らせる。同じとは言えないが、コロナ禍における(小)演劇を考えてしまう。コロナ禍以前にも、DVDの販売はあったが、配信公演は少なかったと思う。それが今では多くの劇団(公演)で行っている。それでも”生”演劇を観たい、と思うのは自分だけではないだろう。そこには劇場という器に主催する側と観客の”思い”が凝縮する、そんな表現しにくい魅力がある。

翻って、RENTAL VIDEOは何を借りるかといった選択の楽しみ、持ち帰って機材にセットするワクワク感といった、手間暇がかかるが、それが魅力かも知れない。だからこそ、公演での主体は作品=媒体ではなかろうか。VIDEOの擬人化は作品イメージ、それが物質(VIDEO)そのものの廃棄という悲哀へ変化、という内容。伝えたい事はその劇中劇で描いており、物語の展開が上手く繋がり流れていたのか疑問だ。勿論、表層的な面白さや演技の確かさは見事、それだけに少し残念だ。
因みに、劇中劇を観終わったシーンが、前説をしていた役者達の姿(光景)と重なるのだが…。前説でネタバレOKと話していたが、この前説(話題は毎回違うだろう)も含めて芝居(本編)であれば、随分と凝った仕掛け、と感心する。
次回公演も楽しみにしております。
LAST RENTAL VIDEO

LAST RENTAL VIDEO

!ll nut up fam

萬劇場(東京都)

2022/04/06 (水) ~ 2022/04/10 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★

鑑賞日2022/04/08 (金) 14:00

125分。休憩なし。

広島ジャンゴ2022

広島ジャンゴ2022

Bunkamura

Bunkamuraシアターコクーン(東京都)

2022/04/05 (火) ~ 2022/04/30 (土)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

単純なコメディで終わらないところが良かった。
あらすじに書いてある鈴木亮平が馬になるという不思議な設定が違和感なく受け入れられたので良かった。
1幕は割と普通だったが、2幕から物語に引き込まれた。

ネタバレBOX

ラップになじみがないので鈴木亮平が何を言っているのか
よくわからい、だから終盤の銃撃戦がラップで応援するところが
ちょっと物足りないというか聞き取れない部分が多かった。
おもしろいとは思うが言葉が聞き取れないとなると残念でしかない。
「流れる」と「光環(コロナ)」

「流れる」と「光環(コロナ)」

劇団あはひ

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2022/04/03 (日) ~ 2022/04/10 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

『流れる』

高尚で難解なスカした会話の応酬で観に来たことを後悔させる、批評家狙いの張りぼて作品ではない。能の『隅田川』だとかほぼ一切関係ない。鈴木清順やキアロスタミ(『風が吹くまま』)、ATG映画なんかの手触り。奇妙だが心地良い世界。台詞が断トツに秀でている、ギャグ満載の絶妙な遣り取りの会話劇。
「ああ え? は そう はあ そうか」。

予備知識として『鉄腕アトム』の設定だけ知っておいた方が良い。科学省長官であり天才科学者の天馬博士の息子、飛雄が交通事故死。彼は息子そっくりのロボット、アトムを作るもやはり息子の代わりにはならず、ロボットサーカスに売り飛ばしてしまう。

松尾芭蕉役上村(かみむら)聡氏、鈴木浩介の雰囲気で何処かロンブーの淳っぽくも見える。目を大きく見開いて唖然とするアメリカンなリアクションに観客もどっと受ける。とにかく自然な口調がジャズのベースのよう。
河合曾良(そら)役中村亮太氏、その辺の大学生そのまんま。リアルで憎めないキャラ。
謎めいた女役鶴田理紗さん、乗船券の売り切れた渡し船に乗りたがる。何を思っているのか皆目見当が付かない。
天馬博士役踊り子ありさん、『どッきん☆どッきん☆メモリアルパレード』で演じた鮮烈なヒロインが記憶に新しい。会話の受けが見事。
アトム役古瀬リナオさん、148cm でまさに子供のよう。歩き方、動作、会話がロボットそのもので目を奪われる。この役は難しい。

話は旅に出ようと船を待つ芭蕉と曾良が喫煙所にいるとチケットを探す女が現れる。向こう岸では慰霊祭、船はなかなか出航しない。

かなり面白かったのでもう一本の『光環(コロナ)』も観たかった。何の先入観も持たず目の前の遣り取りを味わった方が楽しめる。取り留めのない会話と間だけでこの空間に魔法をかけてみせた。

ネタバレBOX

隅田川で数年前、天馬博士の息子、飛雄が水難事故で死亡。去年また男の子が溺れて亡くなったが見付かった遺品には「トビオ」と書かれてあった。しかも誰も遺族は名乗り出て来ない。そこで地元の住民は慰霊碑を建て慰霊祭を毎年やることに。天馬博士は「もう二度とこんな事が起こらないように」と、飛雄そっくりのロボット、アトムを創造。水難救助の任を与え渡し船に乗せて警備を行わせている。そして自ら船頭として船に搭乗。天馬博士は妻が亡くなってから髪を伸ばし、一見女性に見える。
アトムはお母さんを探し続けている。飛雄の記憶なのか?存在しない幻を追い求めているのか?
謎の女は「一年前に死んだ子供は自分の子だ」と言う。

推論として、飛雄の死に哀しみ母親も早世。母親を待つ飛雄は亡霊としてもう一度水死を繰り返す。それを知った母親の亡霊が慰霊に向かう。(全く違うかも)。

松尾芭蕉とかアトムの記号が強すぎて、物語の邪魔をしている感も。普通に妙な余韻の残るちょっと不思議な話で良かったような。何の意味もない普通の会話だけでこれだけ面白いとは。受け答えと間、松尾芭蕉以外の内面が全く見えない設定の面白さか?
第73回「a・la・ALA・Live」

第73回「a・la・ALA・Live」

a・la・ALA・Live

座・高円寺2(東京都)

2022/04/07 (木) ~ 2022/04/07 (木)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

これは芝居ではありません。様々なジャンルのパフォーマンスが一堂に会するアラカルト、大道芸です。色々な芸が、4人のパフォーマーよって演じられました。

・Spring has come・・荒山昌子《一人芝居》
・みま1・・みま《オペラ座の道化師》
・Dancing generation・・荒山昌子
・いま、~improvisation 女生徒~・・バーバラ村田とアラライズ《パントマイム》
<休憩>
・講談・・神田織音《講談》
・みま2・・みま
・Refresh season・・荒山昌子
・みま3・・みま
・Reborn・・荒山昌子

「みま」の3回のパフォーマンスに感動。曲目は、「乾杯の歌」『椿姫』より、「オー・ソレ・ミオ」、「夢やぶれて」『レ・ミゼラブル』より。「聖者の行進」、「トルコ行進曲」。「誰も寝てはならぬ」『トゥーランドット』より、「夜の女王のアリア」『魔笛』より。「乾杯の歌」の1人二重唱に驚き、「夢やぶれて」では自身の人生に重ね、持参の新聞紙を破きます。しかし、それはマジック、破れていない、「自分の夢」は破れていないのです。上手い! 難曲と言われる「誰も寝てはならぬ」、「夜の女王のアリア・復しゅうの心は地獄のように胸に燃え」、歌が巧いだけで無く、十分演技で笑わせるのでした。

第73回「a・la・ALA・Live」

第73回「a・la・ALA・Live」

a・la・ALA・Live

座・高円寺2(東京都)

2022/04/07 (木) ~ 2022/04/07 (木)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

とても面白かったです。女性4人の全力のパフォーマンスでした。
一人芝居、講談、パントマイム、オペラ、色々なジャンルを観る事が出来て良かったです。
個人的には、オペラの「みまさん」が、話も面白く、歌声が素晴らしくて、とても印象的でした。
笑って笑って、楽しい時間を過ごせました!

紅の旗【終演しました】

紅の旗【終演しました】

Cheeky☆Queens

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2022/04/07 (木) ~ 2022/04/11 (月)公演終了

満足度★★★★

コロナの大変さを再確認。メンバーは全員泣いてた😭僕ももらい泣き。(ストーリーは泣けるものではない)殺陣好きには楽しめる。ストーリーもそれなりで、あれだけ大勢の役者が舞台に立つのは圧巻。楽しめました‼️

第73回「a・la・ALA・Live」

第73回「a・la・ALA・Live」

a・la・ALA・Live

座・高円寺2(東京都)

2022/04/07 (木) ~ 2022/04/07 (木)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2022/04/07 (木) 19:00

 4月7日(木)19:00開演のa·la ♪ALA ♪ Live あ·ら ♪ あら ♪ らいぶ  第七十三回 2022年という、言うなれば、現代版の寄席を座·高円寺2というところで観てきました。

 ボヤき芸に、どう見ても若くはないのにキャピっとした感じを全面に押し出したイタさ全開の笑い、ネガティブで生真面目だが、どこかズレている女性と、ポジティブでハイテンションな女性という、全く性格が違う人物を一人で演じ分け、二人のキャラのあまりの違いを誇張しての笑いなど、休む間もなく笑えて、お腹がよじれるぐらい笑えて、日々のストレスも吹っ飛ぶぐらい面白く、飽きなかった。また、二人の全然性格の違うキャラクターを見事に演じ分けていて、感心してしまった。

 第1部途中や、2部の最初や途中にところどころ出てくる《オペラ座の道化師》みまなる人物による、しつこい笑いや自虐ネタなどによる笑いで、徹底的に笑わせられつつ、いざオペラを歌い始めると、それが格段に上手過ぎて、心底聞き入ってしまい、その音階の使い方などの超絶技巧に感心してしまった。

 第1部のトリを飾ったパントマイムと朗読を組み合わせたバーバラ村田と、それに音楽で協力する出演者3人とが見事に息があっていて、そのジャンルの違う人たちが共演すること、パントマイムと朗読、そしてダンスに音楽という組み合わせが次第にシンクロしていくことで、舞台上に現代アートパフォーマンスと言って良いものが出現し、思わず目を見張り、ただ、ただ、感嘆した。また、朗読しつつ、踊るバーバラ村田が、その踊りもさることながら、太宰治作『女生徒』の少女の悩みや葛藤、大胆な部分や儚さ、太宰作品特有の自分探し的なところや淡々とした独白、耽美な雰囲気などを声質に強弱をつけたり、表情や手足や肉体全体をダイナミックに動かしたりして、太宰独特な世界観を醸し出していて、思わず、魅入ってしまった。

 第2部最初の講談も、女性の講談師だったが、マクラで、現代の仮想現実の話を導入したりしながら、明るく、面白く、話をしていて、講談を普段ほとんど観に行かない私でも講談の世界に入って行きやすく、親しみやすかった。本題の講談も、赤穂浪士のうちの一人に焦点を当てており、一見堅苦しい話になるかと思いきや、舟渡したちが女形の歌舞伎役者と勘違いして本物の赤穂浪士の侍にいちゃもん付けて、詫び証文まで書かせるという、肩の力を抜いて楽しめ、更に廻船問屋親方の娘で、荒くれな船頭衆を取りまとめるお市といい、腕っぷしも強く、歯に衣着せぬ物言いという女性がキャラが立っているうえ、格好良く、女性講談師のこ気味の良い江戸弁も癖になり、物語に自然と引き込まれた。

第73回「a・la・ALA・Live」

第73回「a・la・ALA・Live」

a・la・ALA・Live

座・高円寺2(東京都)

2022/04/07 (木) ~ 2022/04/07 (木)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

今日観させてもらいました。もう70回位開催されてるライブらしくて、30回観てくれたお客様に感謝の記念品が渡されました。
良かったです。

初めてのライブでしたが、荒山さんは東洋館で結構観覧していましたね。神田織音さんは前から知ってたし、バーバラさんも存じていました。初めてみたみまさんがとても新鮮でした。本格的な発声でビックリしました。
有難うございました。

ネタバレBOX

みまさんが本格的でした。
新パラシュート

新パラシュート

平石耕一事務所

シアターX(東京都)

2022/04/07 (木) ~ 2022/04/10 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

九州北部(佐賀の武雄)の旧家の、戦争中から戦後10年までを描く。次男継男(三國志郎)の婚約者がグラマンの機銃掃射で死んだ、そのグラマンは撃墜され、パイロットはこの家の祖母(内田尋子)の尽力で殺さずに捕虜にした。長男は嫁を残して出征中。継男は徴兵拒否して出頭するが、軍部隊副官の叔父(桑島義明)の力で精神病とされ、特高(鈴木正昭)の監視下に。

深刻な話だが、芝居は明るい。女たちのおかげである。継男の怖いもの知らずの理想主義のせいもある。ただ戦争中なのに軍人や特高の威圧感がなさすぎる。スクリーンに切り取られた映画はいいが、客席と地続きの舞台で、戦争中の空間を現出させるのは難しい(それとも、戦争を特別視しすぎだろうか)。井上ひさし「きらめく星座」や宮本研「反応工程」の達成の貴重さがわかる。

二幕の戦後になると、この明るさが生きてくる。継男はいまや英雄になっておかしくないが、相変わらず、保守的な家のなかの異分子で「ふうけもん」「冷血動物」扱いされている。この異分子と、元軍人が同じ家でぶつかって、芝居の軸をつくる。低い声で重きをなす母(二瓶美江)もよかった。継男の隠れた地主意識を、理解者である元小作の加代子が、我慢しきれずにグサッと指摘して言い争いになるのもアルアルだ。
80分、休憩10分、60分の2時間半

ネタバレBOX

演劇は、戦死の内報が伝えられたり、戦犯容疑連行のGHQが来たりと、舞台で事件が起きるだけではない。最初は何気なく見えて、実は重大問題の最中であることがある。2、3人の縁先の会話から、妹が原爆の落ちた長崎から帰っていないことがわかる。叔父が自衛隊の高官に再就職して出発の祝いの中で、部下が身代わりで絞首刑になったことがわかる。
音楽を結構セリフに被せて、情緒を高めていた。そして、一幕はパラシュートの落ちてきた青い空を見上げ、二幕も同じ青い空を見上げて終わる。
2番目でもいいの♡

2番目でもいいの♡

劇団ズッキュン娘

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2022/03/24 (木) ~ 2022/03/27 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

鑑賞日2022/03/25 (金) 19:00

座席D1列05番

2014年の初演両キャスト、2015年の再演に続き通算4度目となるが待子が身勝手に感じられなかったのは改訂のためかこちらの意識が変わったためか?
クライマックスの論戦は妻・不倫相手としてのそれぞれの愛に説得力がありどちらも悪くないように感じてしまう。
そしてそれはつまり不倫をしたシゲちゃんが悪いということで、男性観客として居心地が悪いったら……(笑)
また、この会場・この料金ゆえのキャスト・衣装・装置・照明効果なども見事。ただ、小劇場系観客はもちろん、アイドル系出演者のファンにとっても8000円という価格はハードルが高かったようで空席が目についたのは残念。

いつかのっとかむ

いつかのっとかむ

パンデミック・デザイン

元映画館(東京都)

2022/04/07 (木) ~ 2022/04/17 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2022/04/07 (木) 14:00

座席1階

東京・三河島(荒川区)で約30年前に閉館した街の映画館がイベントスペースとして復活した、その名も「元映画館」。銀幕も映写室も客席の分厚い扉も当時のまま残されていて、改装ではこうした「遺産」を大切に生かしている。「いつかのっとかむ」はこの「元映画館」を最大限活用した、演劇と映画のハイブリット舞台だ。

観客はチケットを手に入れて開演前に並ぶのは他の公演と変わらない。ただ、開演時間が迫っても観客はなかなか中へ入れない。客席の扉の向こうから「ちょっとトラブルが起きまして」と説明がある。実は、この公演はこの場面から既に、始まっているのだ。

観客は、自主制作映画を見に来た観客として振る舞うことになる。振る舞う、と書いたのは観客として舞台に参加する形になるからだ。物語は、自主制作映画の上映会で、主催の女性「いつか」さんが現れないといってスタッフが慌てているところからスタート。この「いつか」という女性と友人たちの、小学校時代からのつながりや思い出の場面などを織り交ぜながら、「今を生きる瞬間」を味わい、思索する舞台となっている。

銀幕は上映会の映画が途中で止まってしまうところまで「映画館」として使われる。役者たちは客席の周りで動き、まさに「舞台」は目と鼻の先。小劇場は客席と舞台の距離が近いが、本作では舞台と客席の境目がないのだから、観客に間近で見つめられる役者側の緊張感が手に取るように分かる。

日野祥太によると、客席と舞台の境目をなくして演劇が「隣にある」空間を作るのがスタイルとのことで、これまでもカフェなどを会場に上演してきたという。「街は劇場だ」と言った演劇人はこれまでもいたと思うが、映画をテーマに元映画館という会場で演劇を上演するというアイデアはなかなかのものだ。このハイブリッド舞台の世界観に、客席は魅せられていく。

会場に張られた映画のポスターなど、「芸が細かい!」と感心するほどのアイテムが散りばめられている。そういう仕掛けを確認していくのも、この舞台の面白さだろう。また、別のチケットを買うことで、本作で途中で止まってしまって見られなくなった映画を最後まで鑑賞することができる。

LAST RENTAL VIDEO

LAST RENTAL VIDEO

!ll nut up fam

萬劇場(東京都)

2022/04/06 (水) ~ 2022/04/10 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

説明では、いまいち想像がつかなかったのですが、そのまんまの舞台、面白かったです!

ネタバレBOX

レンタルビデオになっている映画の主人公を擬人化したところがミソですね
映画音楽も効いてました!
第73回「a・la・ALA・Live」

第73回「a・la・ALA・Live」

a・la・ALA・Live

座・高円寺2(東京都)

2022/04/07 (木) ~ 2022/04/07 (木)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

四人の女性が、自分の専門の技を披露。
ひとりひとり、素晴らしかった。
講談、一人芝居、ダンス、オペラ...
ひとつひとつ、良さがあり、本当に良いパフォーマンスを観た。
観客を飽きさせないようところどころ、工夫がしてあり、本当に楽しい二時間だった。

今日だけというのはもったいない。
まだ夜の公演に間に合うので、都合のつくかたはお薦めです。

個人的には、オペラをやったみまさんがおもしろくておもしろくて最高だった。
まわりの人は、お腹を抱えて、笑い転げていた。
堅苦しくないオペラ、生まれてはじめて観た。
来た人みんながオペラを好きになりそう。
これは絶対必見。

「流れる」と「光環(コロナ)」

「流れる」と「光環(コロナ)」

劇団あはひ

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2022/04/03 (日) ~ 2022/04/10 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

「光環(コロナ)」(「Letters」から改題)観ました。当日パンフを読んで足りない知識を補ってからの観劇でしたが、淡々と進む話になかなか入り込めないと思っていたら、もう終演。自分にとってはハイブローでした。視覚的には良かったです。

風がつなげた物語

風がつなげた物語

グッドディスタンス

新宿シアタートップス(東京都)

2022/03/31 (木) ~ 2022/04/06 (水)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

セリフがセンスあるし、伏線もしっかりしているし、節々で伏線から新しい展開が生まれ、ラストまでよくできた芝居だった。「月と座る」を拝見。

バス停で本(実は漫画「モーレツ!ア太郎)をよむ女性・瀬戸(旺なつき)に、ひったくりにスマホも財布も取られた千波(野々村のん)が話しかける。「突然、話しかけられて迷惑ですよねー」という感じで。通りがかる女性4人が、なんとなく知り合い、しゃれたセリフから、それぞれの重い人生が見えてくる。

千波が高さ16,17センチはあろう、派手な赤い厚底ハイヒールに文句言うシーンは笑えた。
三十路の地下アイドルの大原瑠花(後東ようこ)の、若さの陰りかけを払い飛ばそうとする精一杯のいきがりぶりがいい。大原のいきつけ(押しかけアイドル?)のスナックのママ田代(鬼頭典子)のうらぶれた色気もいい。最初は一瞬、母娘なのかと思うが、大原は母に捨てられ、田代は、未婚で産んで実家に預けっぱなしの娘に拒まれた。互いに親・娘を思う気持ちで共通するのに、弱みを見せまいと素直になれないで否定しあう姿も切ない。

もちろんバス停は、ホームレスの高齢女性が引きこもり男性に殺された場所。ささげられたガーベラの花が、女たちの間をぐるりと回ってまたバス停に備えられるくだりも絶妙。瀬戸は、女性が死んだ後で「友達になった」という。知らなかったことが申し訳ないと。

座席数100人程度の小劇場がこの繊細な会話劇にピッタリ。口コミサイトの評判もあって、満席。本多グループ経営とはしらなかった。

ネタバレBOX

冒頭、病院の予約に遅れそうで、と言っていた千波は、がんの健診結果が出たのだとわかる。瀬戸は、大原の同級生の母親で、それは、シフォンケーキのにおいから思い出す。瀬戸の息子は今は引きこもり。瀬戸にとっては、殺された女性だけでなく、殺した男も、他人ごとではなかった。

最後に、その息子も出てくるのは意外だった。引きこもりが出てくるのは矛盾なのだが、出したのがよかったかどうか。が、息子の言葉で、大原の言う昔の誕生会の美しい思い出が美化されたものだったとわかる。実は嫌われ者同士二人が集まってケーキをがっついただけの悲惨な会だったと。
ひび割れの鼓動-hidden world code-

ひび割れの鼓動-hidden world code-

OrganWorks

シアタートラム(東京都)

2022/03/25 (金) ~ 2022/03/27 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

「新たな舞踊を呼び起こす感覚を得た。」と、プログラム巻頭に記されているが、いつも予想もつかない世界観を提示され興奮し続ける
平原ワールド。
今回はまた俳優の台詞演劇とダンスの
一体化が余りに馴染み絡み合い、しかし領域は分け合っての匠みなシーンに釘付け。課題のコロスの存在が明瞭な蠢きに展開している。

3.12月KAAT初公演から予定の各地公演が出来ず、ようやく再演された待望の舞台。
いつも進化する平原ワールド。
再考され、研ぎ、削ぎ、洗練…益々の進化に興奮冷めやらぬ公演だった。
意味深いテーマ毎の一呼吸で、より鮮明に組立てがなされたような体感。

上下二段となる板の舞台空間に先ずびっくりする。始まる前からの空気感と登場の仕方、また俳優の掛け合いがダンサーの絡みと相まって深みにはまっていく。
台詞の掛け合う演技と集団コロスのダンスの匠に蠢く動作からの二元性。ダンサーのリアルな立体感のある蠢きと発散からの鎮まり。俳優とダンサーのコンタクト噛み合い方の匠な妙に、まさかの自分も同化したかのような錯覚に引き込まれてしまう。
俳優とダンサーの出演者が古典演劇誕生の型を予感する衣装や音、照明の組み合わせ、二枚の板空間の舞台に乗じて、
実に平原ワールドでないと誕生しない出会いの壮大な文化の結合と進化を目の当たりにする。
ダンサーのあまりにリアリズムの削ぎ落とした洗練された動きに圧倒されながら、俳優の台詞に重なる時の調和はコロスの原点か…平原ワールドの止まらない探求心がたくましい。コロスを軸にしながら、表現者個々への尊厳たる希望の一石を投じている。
しかもこの世界観には、演技・舞踊の原点、
神祭りに起因する神聖な空気感をもいざなっていて印象深い。

台詞の言葉はダンス表現の輪郭を得ることができる。感じたワード…

よちよち歩きの時のこと覚えてる?
もう下り坂
荷物捨てて…
死人に口なし
いや生きてる人間に耳がない
寄り道
疲れて歩けない
地下を照らす灯り

終演後夕陽眩しくも興奮覚めず、
ワードでフラッシュバックしながら歩いていたら下北沢の混沌街に辿り着き、
現実に還った…

いつも新鮮な驚きを与えてくれるダンスの世界観をまた一新。
研ぎ澄まされたこのワールドにまた身を投じたいと、心が湧くばかりだ。

あぶくの流儀

あぶくの流儀

プリエール

ザ・ポケット(東京都)

2022/04/05 (火) ~ 2022/04/10 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

久しぶりに速水映人さんの舞台を見ました。カッコよくてお綺麗でした。
いや〜、見事に騙されましたね。騙されに行くのがお芝居かしら。
最後のショーも楽しかったです。阿知波さんも素敵でした。

ネタバレBOX

劇中劇みたいな国定忠治の名シーン。ジーンと来てしまうのはDNAのなせる技?と思ってしまったのでした。
おしり筋肉痛 リノベーテッド

おしり筋肉痛 リノベーテッド

大人の麦茶

ザ・スズナリ(東京都)

2022/04/06 (水) ~ 2022/04/17 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

いろんな人たちの優しさとかお節介とか勘違いとか稀に悪意とかの物語。
面白かったです。
その後がとても気になる人たちもいます。

メリー・ポピンズ【3月26日~30日公演中止】

メリー・ポピンズ【3月26日~30日公演中止】

ホリプロ/東宝/TBS/梅田芸術劇場

東急シアターオーブ(東京都)

2022/03/20 (日) ~ 2022/05/08 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

今回の私のミッションは「メリー・ポピンズはどこへ飛んで行くか」を調査せよである。

エンディングで役目を終えたメリー・ポピンズが舞台から客席の後ろ上方へ飛び去るのだが到着地点はどうなっているのかが気になっていた。今回はそれを確かめるべく3階下手の席をとった。いざ3階席に座ってみると舞台は遥か彼方の谷底に見えて「これは高すぎる、2階に着地か」と心配になった。さてそのときになり1階席を低空で飛んで2階に上がったところで一旦見えなくなる。ああやっぱりだめかと諦めていると再び姿が見えて3階で笑顔を振りまきながらさらに少し上がって天井にある小屋に入って行った。あんなところにあんなものがあったのか。まさかそんな高さまで上がるとは思っていなかったので目線より上は確認していなかったのだった。いやあ、これは怖い、濱田めぐみさんも笹本玲奈さんも最初は泣きたくなっただろうなあ。

好奇心旺盛な方には3階席下手天井の小屋の確認のために3階まで上がることをお勧めしたい。しかし観劇という点では舞台が遠く臨場感がないので座席は(当然ながら)1階席をとるべきである。

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