
もはやしずか
アミューズ
シアタートラム(東京都)
2022/04/02 (土) ~ 2022/04/17 (日)公演終了
実演鑑賞
自分にしては珍しく早々とチケットを取っていた公演。が、そういう時に限って職場で足止め、芝居の半分近くを見逃し、チケット代を厭わずリベンジの当日券に並ぶも果たせずであった。
リピートしても良いと思えるだけの緊迫した後半の芝居であり、大略この夫婦と家族の問題が見えては来たのだが、た組のKAAT公演が初であった作演出の作風と実力をジャッジするには穴が大きい。
舞台のあれは黒木華か、そうだっけ、うむナチュラリズムな芝居は秀逸だな、お、平原テツやっぱいい。あの声は上田遙。朝ドラで見たばかりの安達祐実は泣いてるんだかコメディ色出してるし(朝ドラで最初見せた大根女優を再現?)、芝居の全容を想像するも参照が先般のKAAT舞台のみでは類推は及ばずである。
細密リアリズム芝居と見た自分には、心が離れている相手から理詰めで復縁を迫られるラストの演出は、そこへ至る緻密に構築した芝居を想像させ、やはり是非とも最初から観たかったな、とそこへ戻ってくる。

#15『朱の人』
キ上の空論
本多劇場(東京都)
2022/04/13 (水) ~ 2022/04/17 (日)公演終了

夜ふかしする人々
戯曲本舗
小劇場メルシアーク神楽坂(東京都)
2022/04/15 (金) ~ 2022/04/18 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
3つの劇団が「夜ふかしをする人々」を共通モチーフに描いた短編、それぞれに趣があって楽しめた。オムニバス公演で、「夜」以外に「人々」という、人間(親子)関係を紡いでおり、何となく似たイメージを連想する。
タイトルは、「浮遊している、俺ら」(水中散歩)、「アンフォルム」(戯曲本舗)、「機種変更」(劇団二畳)で、ストーリーはチラシに記載あり。各作品には、それぞれ「思い出」「妄想」「夢」といった浮遊・虚空感が漂う。
「夜」は、仕事帰りにフッと空を見上げると煌々と輝く月があり、昼とは違った心持になる。夜には夜の魅力があるのと同様、劇団それぞれの特徴が表れた共演にして競演らしい試み。今後も続けてほしい公演である。
(上演時間100分 各30分×3 途中休憩10分)

グレートフルグレープフルーツ
LICHT-ER
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2022/04/13 (水) ~ 2022/04/17 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
とてもおもしろかった。
土田卓さんの演技とてもよかった。
最初から最後まで笑いを届けてくれて、有難うございました。
老若男女を問わず、みんなが笑える、楽しめる。すごいです!!!
[ししこり] が気になって観に行ってしまいました。
正体わかり、満足。
照明綺麗でした。うっとり。
ストーリーもよかったし、良いお芝居でした。

飛んでる最高
艶∞ポリス
駅前劇場(東京都)
2022/04/13 (水) ~ 2022/04/24 (日)公演終了

夜ふかしする人々
戯曲本舗
小劇場メルシアーク神楽坂(東京都)
2022/04/15 (金) ~ 2022/04/18 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
地下劇場であった。天井は低く出ハケが中々の制約、照明もざっくりな仕込みで三劇団健闘。4列程度の客席でも勾配無しでは床辺の芝居は見づらく観客も健闘。今更だが普段見ている舞台が如何に劇場機構とスタッフワークで「作られている」かを痛感する。

グレートフルグレープフルーツ
LICHT-ER
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2022/04/13 (水) ~ 2022/04/17 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
物語は一種の因縁物ととれようが、そのように感じられたのは今作が描く世界とは、(追記4.18:遅くなって申し訳ない。アクセスが特定し得る誰かによって邪魔されていたようである)

#15『朱の人』
キ上の空論
本多劇場(東京都)
2022/04/13 (水) ~ 2022/04/17 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
席が後方だったのにも関わらず音響がライブのように響くのは流石本多劇場。
どんどん引き込まれていくストーリーが凄く良く、特に兄役の村田充さんは壊れていく過程で危うさと狂気が出ていてはまり役だと思いました。
アフターイベントの朗読劇「エモっ!」も楽しめました。

アンチポデス【4月3日、4日のプレビュー、4月8日~13日公演中止】
新国立劇場
新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)
2022/04/03 (日) ~ 2022/04/24 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
今までいろいろ変わったストーリーの芝居を観てきたが、これもまた変わった話。会議の目標はわからないでもないが手法が抽象的で統制の取れていない会議の中に観る者も放り込まれ、ともに混乱と迷走と出口のない焦燥の道をたどらされる。最後のあっけなさは(何か意味があるのだろうが)唖然。新国立劇場のプロダクションでこんな観劇体験をするとは。ついていけない客も多かったのでは?正直言って、どう捉えたら良いかわからない。

アンチポデス【4月3日、4日のプレビュー、4月8日~13日公演中止】
新国立劇場
新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)
2022/04/03 (日) ~ 2022/04/24 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
何とも奇妙な芝居。会議室で、物語を作ろうと、そのネタになるものを探すため、それぞれの初体験や、最悪の経験や、時空論etcを語り合う6人の男と1人の女。+仕切るサンディ(白井晃)。そうしても全然物語らしきものが出てこない。
初めてやった時の話を自慢しあうのは、女性に対するセクハラのよう。しかし最初に「ここは聖域だ。ポリティカルコレクトネスも関係ない。これを言ってはいけないのでは、とか気にする必要一切ない」というまとめ役(演出家?)のサンディの言葉のせいで、許されている。居心地悪そうにしていた紅一点サラ(高田聖子)が、自分の番になると、なぜか嬉々として暴露話を始める。男性原理に女性も進んで迎合する姿に作者は皮肉をこめたのだろうか。
大真面目に話しても、周りの期待とずれた話しかできず、自分の経験を物語化したくないと言い出す異分子(ダニーM2=チョウ・ヨンホ)は隠微な形で排除される。「妻に本当のことを言えずに、石とトウモロコシのくずを捨てた」話とか、「鶏を触れなかった話」とか、客席から聞いててもずれまくっている。
サンディは外からの指示にイライラしたり、ペコペコしたり。物語づくりも現代資本主義のもとでは決して自由ではない。マックスやら誰それやらと、名前だけ出てくる人物はスポンサーなのかプロデューサーなのか。かつて人事部からセクハラをやんわり批判されたこともあった。その当の女性は行方不明に。
物語を作ろうとして失敗する、物語批判、アンチロマンの芝居。でありながら、物語を渇望する、アンビバレントが貫かれている。笑えない話や、全然面白くない時間論などが主な話題なのに、しばしば、変なところで笑いが起きる。確かに笑える。笑いはこの芝居の持ち味でもあり、コメディとしても見ることができる。休憩なし2時間

広島ジャンゴ2022
Bunkamura
Bunkamuraシアターコクーン(東京都)
2022/04/05 (火) ~ 2022/04/30 (土)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
牡蠣工場の主任水村(鈴木亮平)が好きな西部劇を見ていたら、目覚めると西部劇の街ヒロシマの馬に。訳ありげなパートの山本さん(天海祐希)は、凄腕の女ガンマン・ジャンゴ(実はアンナ)に。夫殺しで追われ、娘ケイ(芋生悠)との逃避行。立ち寄った町が、水不足に悩み、井戸を独占するティム(仲村トオル=ワンマンな工場長と一人二役)の収奪と専横に苦しんでいた…。
強者の暴力に痛めつけられる弱者のうめきが随所に聞こえる。とくに男性(原理)に抑圧される女性たち。夫を殺したジャンゴもそうだが、山本さんは夫が娘を取り戻しに来るのを恐れているようだ。水村(=馬)の脳裏に現れる、姉・みどり(土井志央梨)の自殺は、「女子力」不足をあげつらう職場のいじめが原因だった。
水村の詩的なモノローグや、活気あるラップもちりばめながら、ファンタジーであってリアルな、弱者と強者のせめぎあいが展開する。
西部劇での経験を経て、水村は山本さんに少し寄り添い、工場長に対し、前はできなかった自己主張をしてみせる。それがそのまま通りはしないが、一歩前へ踏み出す希望を感じさせるラストだった。

いやとよ ver.2022
劇団ラパン雑貨ゝ
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2022/04/13 (水) ~ 2022/04/17 (日)公演終了
映像鑑賞
満足度★★★
アーカイブ配信を鑑賞 まず初めにでたのが「編集したの?」という感想。それくらいカメラの切り替えが良かった。役者さんの動きを追っているシーンなどは劇場が狭いとはいえ正直驚いたレベル。衣装や舞台装置、照明などビジュアル面もベーシックではあるけどもしっかりしており更に良い感じ。役者さんはよく聞こえるええ声(大事)の方が揃っていて、立ち姿が様になる方が多く好印象。場面転換に手間がかからないせいもあってかテンポ良く話が進みあきもきにくい。逆にもう少し伸ばして入れるべきシーンがあったのでは?と思うくらい。ラストシーンも「わかるような気がするけど...」という感じで。ただ客側の個人差があり塩梅は難しいのも確か。

夜ふかしする人々
戯曲本舗
小劇場メルシアーク神楽坂(東京都)
2022/04/15 (金) ~ 2022/04/18 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
三つの劇団で、三つの脚本家の公演...
それぞれ味があり素晴らしい作品で、贅沢に楽しんだ。
二つ目の作品は最初から強烈なインパクトがあり、圧倒された。
ネタバレになるから書けないが、記憶に焼きついていまだに離れない。
怖いというか、不思議で...
この作品が個人的には最高に好みで、一番おもしろかった。
ひとつ目の作品は、最後のオチにビックリ!!
三つ目の作品は、お父さん役の役者さんの演技が良い。ボソッと言ったことばがおもしろく笑える。
娘とのやりとりがなんともほほえましい。
三編同時に楽しむことがこんなにおもしろいなんて、クセになりそう。
とてもおもしろかった。期待をはるかに越えたとても贅沢な時間でした。
満足!!!
また、観たい。

嫌い
劇団5454
赤坂RED/THEATER(東京都)
2022/04/13 (水) ~ 2022/04/17 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
今日は雨、駅から2.3分の赤坂レッドシアターに向かいながら、初めて雨が降った
観劇日だなって思った。
淀みのない台詞、役者の立振る舞い、効果音(ブランコ)、音楽(歌も含めて)美術も。10周年の集大成、そして今回で俳優部がなくなるとHPで知りました。
初めて観劇したときからずっとずっと楽しませてもらいました。ありがとうございます。
「みんな優しいんです」
これですねきっと、舞台から客席に広がっていく優しさに包まれる。
♬すべての事はメッセージ
伝わりました。

プロパガンダコクピット
ミュージカル座
光が丘IMAホール(東京都)
2022/04/07 (木) ~ 2022/04/10 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
興味深く観ることが出来ました
後半4人が順に歌う場面は特によかった
前半の大勢で歌う場面で言葉がうまく聞き取れなかったのが個人的に心残り

シェイクスピア物語 ~ 真実の愛 ~
「シェイクスピア物語」公演実行委員会
KAAT神奈川芸術劇場・ホール(神奈川県)
2022/04/15 (金) ~ 2022/04/24 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
ヒールのエセックス卿(村上弘明氏)は史実ではエリザベス女王の愛人であったロバート・デヴァルー (第2代エセックス伯)がモデルか。
舞台は16世紀、当時のイギリスの演劇界では女性がステージに立つことはタブーとされていた。絶大な人気を博したものの女性であることがばれて処刑されたダンカン・ランズウィック(真野響子さん)の亡霊が今も彷徨い続ける。
役者から作家を始めたばかりのウィル・シェイクスピア(内博貴氏)は新作の執筆に苦戦中。偶然見かけたジュリエッタ・ド・キュープレッド(熊谷彩春さん)に一目惚れ、恋に落ちる。だが、彼女はエセックス卿の婚約者であり・・・。

#15『朱の人』
キ上の空論
本多劇場(東京都)
2022/04/13 (水) ~ 2022/04/17 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
パワハラや劇団員の関係性や不要不急なのかアートなのか等、演劇のアレコレを盛り込みつつ、メインは才能とプライドの話ね。

グレートフルグレープフルーツ
LICHT-ER
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2022/04/13 (水) ~ 2022/04/17 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2022/04/15 (金) 14:00
座席D列1番
このところ、観る芝居ほとんどで世界に入り込むことができず、
うっすら「オレ、もうダメなのか」と思っていたのですが、
今回、「こんなに楽しめる芝居があるじゃないか。
ミスマッチが続いただけだ」安心できました。
かつての劇団3◯◯やランプティ・パンプティを、映像や照明の
新しいテクノロジーという皮袋に入れたなら、こんな芝居に
なっていたのかもしれないなどと、帰り道で思っていました。
これほど楽しめたのは、久しぶりです。
が、また芝居を作りたいと思っている身としては、ハードルが
ずいぶん上がってしまって大変です。
でも、いい刺激になりました。良い芝居をありがとうございます。
しかし、これと同等以上のものを目指すなんて、エラいこっちゃ。
特製ラーメンって、ありますよね。全部入りってやつ。
でも、味は調和してて、全体ではっきりした方向性を示してる。
そんな作品だと思いました。
入場すると、照射された幾つもの赤色レーザー光が客席の頭上で
交差しています。そこはすでに、第0場。

#15『朱の人』
キ上の空論
本多劇場(東京都)
2022/04/13 (水) ~ 2022/04/17 (日)公演終了

#15『朱の人』
キ上の空論
本多劇場(東京都)
2022/04/13 (水) ~ 2022/04/17 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
演劇はもっぱら見るだけの立場ですが、知り合いの役者さんから先日色々話を聞くことがあり、とても驚いたのでした。そんな延長で見たもので胸が痛みました。
演劇が好きだから、愛しているからだけでは済まない世界でみんな生きている。