
花を灯す
劇団水中ランナー
駅前劇場(東京都)
2022/11/11 (金) ~ 2022/11/14 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
面白い、お薦め。
死は魂が別の所へ行くだけで、その人を忘れなければ、そんな思いを強く感じさせる公演。劇団水中ランナーが紡ぐ物語は、切ないが同時に温かく優しい気持にさせる。タイトル「花を灯す」は、キクの開花調節を行うため、電照栽培をしている。その光景を近くの丘の上にある公園から眺めながら育った家族、母が、そして父が亡くなり、花農家の経営が行き詰る。思い出が多い家を処分することになり、両親の遺品を整理することになる子供たち。その思いを切々に描くとともに、その家族と親交のあった遺品整理士たちの思い、それぞれの観点から「想い」を描いた秀作。
死、そして遺品整理という「想い」が「重く」なりそうな内容だが、時に笑いを挿入し、ある小道具が沈んだ気持を癒してくれる。脚本は勿論、演出や舞台技術も巧みで、見事な心情描写を観せる。
ちなみに、遺品整理業を営んでいる代表の名前は木村拓哉、有名人と同姓同名であることを揶揄われるが、そこには悲しさ切なさが…。
(上演時間1時間50分 途中休憩なし)

「潜水艦とクジラと・・・」
椿組
雑遊(東京都)
2022/11/10 (木) ~ 2022/11/20 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
原作は野坂昭如の「戦争童話集」、昨年も観劇しており 本公演で2回目。椿組としては3回目であるという。タイトル「潜水艦とクジラと・・・」は、語られる物語の中の一話+αの意である。そして何より大切なのは、副題「~忘れてはイケナイ物語り~」に込められた思(重)いであろう。文字で書かれた物語は、読み手の想像力で如何様にも思い描けるが、演劇は視覚を通してどのように描くのか?それを手作りという温もりをもって表現する、その発想の豊かさと工夫に感心する。
表層的には面白く、そして楽しそうに描い(演じ)ているが、勿論その中に描かれた内容は戦争の悲惨さ、命の尊さなどである。公演は、童話集からの話など6話(冒頭と最後の歌も含め)を休憩なしで緊密に繋いでいく。それは舞台正面に「8・15夏」と書かれた意味、そこから地続きであることを強調する、そんな演出のように思う。演出といえば、先に記したように 舞台美術は手作り感いっぱいで、戦時下という冷たさとは対照的に、仄々とした温かみが漂う。
椿組主宰の外波山文明氏が読み上げる「戦後なんて、この地球上に一度もおとずれていません。いつも戦時中です。今もどこかで戦争が行われている限り、永遠に『忘れてはイケナイ』物語りなのです」は、上演の意義そのもの。その言葉はウクライナ侵攻〈現実〉が如実に現わしている。
(上演時間1時間40分 途中休憩なし)

マスク
劇団 バター猫のパラドックス
インディペンデントシアターOji(東京都)
2022/11/09 (水) ~ 2022/11/13 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
鑑賞日2022/11/11 (金) 19:00
初見のユニット。コロナ禍を逆手に取ったアイデアは面白い。(5分押し)123分。
マスクを捨てることで記憶を亡くした「おばさん」が出会った人々。マスクをすることで匿名性を得る、というのはなかなか鋭いが、そこに至るまで分かりやすくはない。最終的なテーマは悪くないのだが、分かりやすく提示されるわけではないので、ちょっとイライラする時間がある。役者陣の巧さ、照明、小道具の使い方など、芝居を作る技術は確かなものなので、次作も観てみたいとは思う。

冬物語
LABO!
すみだパークシアター倉(東京都)
2022/11/11 (金) ~ 2022/11/13 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2022/11/11 (金) 14:00
元NOISEのメンバーによるユニット。シェイクスピアらしいシェイクスピアだった。楽しい!(5分押し)79分(休憩13分)90分。
シェイクスピア作品の中で初めて観る戯曲。2幕の前半では、勘違いから起こる悲劇が重々しく描かれ、後半は祝祭的な印象を濃くして、ハッピーなエンディングに向かう。言葉の美しさに現代口語的なセリフも混ぜて、分かりやすい物語になり、近藤達郎による生演奏を加えた歌とダンスも楽しく、3時間が気にならない舞台だった。
劇団 tea for two の西尾早智子が出演というので観に行ったが、従来にない役柄を好演。その他、役者陣の巧さを感じる芝居だった。

旅館じゃないんだからさ
ダウ90000
ユーロライブ(東京都)
2021/09/24 (金) ~ 2021/09/27 (月)公演終了

ずっと正月
ダウ90000
新宿シアタートップス(東京都)
2022/01/26 (水) ~ 2022/02/06 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
良〜〜〜い!!!めーちゃめちゃ良かった!ダウ90000の本公演観ると嫌なこと忘れるくらい笑えるし、心をキュ〜ってさせてくるから大好きだ〜!
今回のパンチライン「自分の中でマジカルバナナしすぎだよ!」最高。

いちおう捨てるけどとっておく
ダウ90000
新宿シアタートップス(東京都)
2022/10/05 (水) ~ 2022/10/19 (水)公演終了

CAFÉ de 金剛
劇団ノーティーボーイズ
中野坂上ハーモニーホール(東京都)
2022/11/08 (火) ~ 2022/11/13 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
ゲスト主役の松田悟志さんはじめ、メンバー一人一人が輝きを放っていました。笑いに笑い、最後は大号泣してしまい、数日感動が続いてます。是非ご覧いただきたい作品です。

八雲さす
KOTH
遊空間がざびぃ(東京都)
2022/11/10 (木) ~ 2022/11/13 (日)公演終了

そんなに驚くな
名取事務所
小劇場B1(東京都)
2022/11/11 (金) ~ 2022/11/20 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
風変わりな家族の、不条理でブラックユーモアが効いたストーリーで非常に面白い。韓国の演劇作品は高水準のものが少なくないようだ。女優のはっちゃけたテンション高い演技もなかなか楽しめる。

UTOPIA
coconkukanunity
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2022/11/09 (水) ~ 2022/11/13 (日)公演終了

八雲さす
KOTH
遊空間がざびぃ(東京都)
2022/11/10 (木) ~ 2022/11/13 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
客入れ時の案内は前説というよりもほぼフリートーク(笑)
旗揚げらしいフレッシュな公演で、テンポ良くハキハキとした演技が観ていて気持ちいい
物語は主人公少女が神の癇癪を鎮めるため奮闘するという神事アドベンチャーと
その最中に出逢った青年との青春ラブストーリーの2本柱
面白いキャラクターに囲まれて中々に楽しめる内容になっていましたが、絡みのバリエーションが少なめのせいなのかどこかあっさりとした印象
丁寧で取っ付きやすい面白さはそのままに掘り下げのテクニックが加わると尚良かったと思います
これからいい意味で年齢を重ねていって欲しい劇団

『黄泉の国でも愛してる』
縁劇ユニット 流星レトリック
ザ・ポケット(東京都)
2022/11/09 (水) ~ 2022/11/13 (日)公演終了

ようこそ!星の森キャンプへ
劇団伽羅倶梨
KARAKURIスタジオ(大阪府)
2022/11/11 (金) ~ 2022/11/14 (月)公演終了
満足度★★★★
内容はいつもながに良かった‼️現実的ではないが、動物と人間の関係があんな風だったら👍
主役の森子さんの演技は特に良かった❗
セリフを忘れた時に、壁からセリフが…😅一番前だったからの珍プレーもあり楽しめました❗

金魚鉢
FEVER DRAGON NEO
studio ZAP!(東京都)
2022/10/19 (水) ~ 2022/10/30 (日)公演終了
映像鑑賞
満足度★★★★★
アーカイブ配信を視聴。
俯瞰で見られる定点かと思いきや3カメ以上(多分)ある配信でした。見ていないアングルからのショットもあり良かった反面、意味のよくわからない切り替えもまあまああったように感じたこと、若干音声に乱れがある箇所があったことは残念でしたが映像ならではの新しい見え方もやはりあり、家でゆっくり見られる機会は有難いです。

八雲さす
KOTH
遊空間がざびぃ(東京都)
2022/11/10 (木) ~ 2022/11/13 (日)公演終了

UTOPIA
coconkukanunity
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2022/11/09 (水) ~ 2022/11/13 (日)公演終了

イヌの仇討
こまつ座
紀伊國屋ホール(東京都)
2022/11/03 (木) ~ 2022/11/12 (土)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
井上ひさし作品は「明治女図鑑」的なものを続けて見てちょっとげんなりしていたが本作では全く違う自由奔放で爽快な井上ワールドが展開される。討ち入り当日、吉良が討たれるまでどうしていたのかは誰もが非常に気になるところだが真相は知るすべもない。作者はそこを利用して我々を引きずり込み、吉良の立場を借りて討ち入りの意味・意義を深読みする。
会場は当然ながらお年寄りばかりだ。昔のように忠臣蔵が毎年どこかのTV局でやっているということが無くなったので若い人はこの話に入り込めないだろう。どんどん共通の話題が失われて行く。
吉良役の大谷亮介さんの振れ幅の大きい演技に心を揺さぶられた。
泥棒役の原口健太郎さんは私の観た「獣唄」で(村井國夫さんの代役で)主役の繁蔵を演じていた人のはずなのだけれど、ああいう硬派の役どころと本舞台のコミカルな演技は私の頭の中で全然結びつかない。おそろしいくらいだ。

巴ー不要不急不届之声ー
そもさん
仲町の家(東京都)
2022/11/11 (金) ~ 2022/11/13 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
鑑賞日2022/11/11 (金)
価格1,500円
11日16時開演回を拝見。
内容は、何かの実験演劇のような趣きだったが
演者の遠田恵理香さん、小田切おさんさんの
基本、ポーカーフェイスながら、実は表情豊かな演技と
会場の仲町の家(なかちょうのいえ)の佇まいを活かした演出とで
予想だにせぬ程、心地よい時を過ごせた55分。

『黄泉の国でも愛してる』
縁劇ユニット 流星レトリック
ザ・ポケット(東京都)
2022/11/09 (水) ~ 2022/11/13 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
皆さんのコメントを読んで、受付を早めに、と思い出かけました。
スムーズに入れました。
お客さんの声を大事にして、すぐに対応をしてくれて、有り難かったです。
内容的にはとてもよかったです。
よく練りに練った作品で感動的でした。
お母さん役の役者さんの演技が時に明るく、時に悲しみにくれて、実によかったです。
ひとつだけ気になったのは、声が小さくて聴こえないところが多々ありました。
スタッフの方も後ろのほうで二人聴いていたのでわかると思いますが。
私としては、それだけが残念でした。
今回はもう無理かもしれませんが、次回の公演では、期待したいです。
生演奏がとても素晴らしくて、お芝居をさらに引き立てていました。