たらいの観てきた!クチコミ一覧

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第4回せんがわ劇場演劇コンクール

第4回せんがわ劇場演劇コンクール

せんがわ劇場

調布市せんがわ劇場(東京都)

2013/06/08 (土) ~ 2013/06/09 (日)公演終了

満足度★★★★

明日も楽しみ
一日目、観て来ました。4つの劇団。それぞれ面白く拝見しましたが、30分じゃ物足りないよ~。とはいうものの、これが1時間だったら、辛いかもね。てへへ。
観客とは身勝手で、我が儘で、、、。

ネタバレBOX

仕込み時間は15分らしい。片付けの時間は10分ぐいかなあ。
だって上演開始時間が65分おきて、上演時間30分、仕込み15分、開場から開演まで10分だからね。残りは10分しかない。すごいな。

●劇団印象『終の棲家』

この劇団は、以前観たことがあるよ。『劇』小劇場だった。若手演出家コンクールに出ていた。あんときはコメディっぽい感じの不条理演劇ともいえるようなもので。そんなに僕は評価しなかったけど、今回の『終の棲家』はよかったよ。
せんがわ劇場が50年後には閉館してて、老人ホームになってるっていう設定。
最後の台詞が「80歳の妖精」だったかな。それで暗転。ほろっとさせていただきました。暗転が効いてた。

●第0楽章『怪火』

この劇団の前回の上演『宝島』が素晴らしくてね。期待してました。今日はこの劇団を観に行ったようなもの。30分の二人芝居。期待は裏切られませんでした。
最後、ドアが激しくノックされるんだけど、向こうには誰がいるんだろうな。
火事で焼けちゃったの?細かい設定はわからなかった。
30分じゃ短かかったな。もっと観たかった。
ギター、ハモニカの生演奏つき。

●まごころ18番勝負『有限要素法の正しい使い方How To Use The FEM.』

なんだろう有限要素法って。
心霊写真でへんなところから手が出てるけど、どうやって撮影したのかな、みたいな話だったよ。

●シンクロナイズ・プロデュース『アカイマユ』

今日は、これが一番面白かったな。
安部公房『赤い繭』の脚色。
白いゴム紐を使って、情景を演劇的に作成していた。ゴム紐で窓やドアの形をつくったり、塀が続く町並みをつくったり、部屋の中を作ったり。工夫してるなあ~。
男が帰る家をなくして最後は繭になる不条理な物語なんだけど、最後は男からもゴム紐が出てきて。
最後の繭になるところはどうやって表現するんだろうなあと思ってたら。
なんだろう、あれ。なんか繭っぽい素材のものを使っていた。なんなのかな。いいアイディア。

テレビの撮影班がいて、男のドキュメンタリーを撮るっていう設定だったんだけど、その設定はどうだったか。そんなに気が利いているとは思わなかった。逆に邪魔に。
ただ単に男が繭になるだけでよかったのでは。帰る家は見つかったけど、今度は自分自身がいなくなってしまったっていう不条理感が、テレビクルーのせいで薄くなってしまったような。
妖精の探し方

妖精の探し方

劇団Peek-a-Boo

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2014/04/25 (金) ~ 2014/04/29 (火)公演終了

満足度★★★★

舞台がせり出してた
子どもや妖精が出てくるファンタジー?
どっちかというと、ぼくには不得意なジャンルですが、最後まで興味深く拝見できたということは、やっぱり役者さんや演出がよかったということなのかなあと。

客席より、舞台のほうが広かったような。でも、舞台が広すぎるとは感じなかったから、それもやっぱり演出なのかな。

ネタバレBOX

途中、ネタ振りやゴムで笑いをとろうとする場面は、必要無いと感じました。なんかちょっと違和感が。
ルーシアの妹

ルーシアの妹

ライオン・パーマ

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2014/05/15 (木) ~ 2014/05/18 (日)公演終了

満足度★★★★

役者さんたちの存在感なんですかね?
役者さんたちが舞台の上で演じてる~、ていう感じが強くて。それが好きです。いや、どんな芝居でも役者さんたちが舞台で演じてるんだけど、ライオンパーマは特にその感じが強いというか。一言でいうと、存在感とでもいうんでしょうか。
そういうのが見てていいなあと。
だからストーリーとか、そういうのあんまり関係ないというか。

前半が面白かったです。前半のそのまた前半がもっと面白かったです。その前半の前半のそのまた前半がもっと面白かった、、、
後半、まだ続くの~?って思わなかったこともなく。

歌もよかった。最後も歌で終わるとよかったのに。

ネタバレBOX

キングはさらっとしてしてましたね。もっとねちっとしたのを希望。わがままでごめんなさい。

迷彩服。ハワイが来てる時は、かっこい~っておもた。でも、あの人が着替えたら、わあ、似合わねえってなって。ハワイのスカートも、わあ~似合わねえって思った。どうでもいいかもしれないですけど。

エルザでしたっけ? グッドマンの娘さん。おばさんを脅す時がすごくかっこよくて、話の展開がもうひとつあるのかなあと思ったら、なんにもなかった。

正義とそのひずみって聞くと、最近よく聞く政治問題が連想されるけど。そこまで踏み込んだ感じはなく。

徐々に謎解きをするんじゃなくて、最初にばーんと設定を見せて、あとは自由にって感じのほうが、役者のみなさん、もっと光るんじゃないかなあ。ストーリーを追うのが面倒というか。
役者の演技のほうを集中して味わいたいというか。そんな感じです。
タイクツな爆弾[本日当日券あります!!!]

タイクツな爆弾[本日当日券あります!!!]

劇団冒険倶楽部

駅前劇場(東京都)

2013/05/06 (月) ~ 2013/05/12 (日)公演終了

満足度★★★★

また逢う日まで
本編というか、芝居の中身自体は、ちょっぴりモヤモヤが残る展開だったんだけど。

ネタバレBOX

本編が終わったあとのカーテンコールっていうんですかね、歌と踊りがね、もんのすごく楽しかったです。黒いドレスとタキシードでの踊りとか、『また遭う日まで』を全員で熱唱する感じとか、それがとっても楽しくて、本編のモヤモヤが全部吹っ飛びました。そして楽しい気持ちになって劇場を出ることができました。

こういう流れは初めてだったので、新鮮でした。反則みたいな気もしますけど、いいですよね、これ。とにかく劇場を楽しい気持ちで出ることができれば、すべて許す、みたいな気持ちになれますよね。許すってちょっと上から眼線な言葉でなんですが。
とにかく全部オッケー、みたいな気持ちになりました。やられたーっていう感じですかね。

踊りなんかは、『楽しそう』な体で踊ってるっていうだけで、ほんとは楽しくなさそうなのをよく観るような気がします。でも、今夜の踊りはほんとに楽しそうなので、観ていて気持ちがよかったし、いいなあと心から思えました。

でも本編は、、、。

一斉射撃で射殺した犯人に対して、さらに撃ち込むって。警察のメンバーにもシンパシーは持てなかったです。そもそも犯罪が起きるように依頼するとは。もう正義でもなんでもないですからね。
あれ、詐欺の犯人は捕まえたけど、裁判で依頼したのが自分たちだと証言した時点で、もう警察は首ですよね。

いちばんシンパシーを感じたのはなぜか射殺された犯人に対してで、最後の踊りが逆にとても楽しそうだったんで、好感度大アップしました。
暗室の窃視者

暗室の窃視者

オフィス再生

APOCシアター(東京都)

2013/05/09 (木) ~ 2013/05/12 (日)公演終了

満足度★★★★

点数なんてつけられないですけどね
劇場に入っていったとき、期待が高まった。舞台のあるらしきところには暗幕。天井高いっ。この暗幕の向こうには何があんのかしら? 期待が高まるーっ。そういう感じですかね。

芝居自体はね。ごめんなさい。よくわかりませんでした。

言葉を売り買いする商人?役のひとの表情とか振るまいとか喋り方とか、そういうのは面白いなあとは思ったけど。物語としてはね。まったくわかりませんでした。たはは。
でも、それはそれでね。悪くはないと思うんですよ。芝居なんだし。

ネタバレBOX

客電が落ちて、暗転。果たして暗幕の向こうには何があんのかな?
ちょっと明るくなったと思ったら、暗幕の隙間から顔が覗いていたよ。顔が懐中電灯みたいなので照らされていて。わーっ、不気味。

そのうち暗幕が落ちて、舞台の全貌が露わに。
おお~。こういうのも初めて観た。鉄パイプが天井から何本も吊るされてたよ。そして鉄パイプの先っぽには小さい電灯が。
なんだかわからんけど、すごい。仕込むの大変だったろうなあ。

言葉を売り買いする商人?みたいなのが居て。卸し問屋とか?というか質屋か。
言葉、というか概念を売り買いする。笑顔を売った女の子は、笑うことができなくなる。第一人称を売った人は、自己を語れなくなる。
そういうアイディアは面白いけど。
理論的なことを説明したり、その意義みたいなのを語っていたのかもしれないけど、ぼくの耳がまったく受けつけなくて、そういうのは自動的にスルーされていました。
「なんか面白そうで、あなたのこと好きだったけど、理屈っぽいんだもん。私、帰る!」
女の子みたいな気持ちに。

言葉を売り買いすると聞いて、ぼくが連想したのは『やし酒飲み』ですかね。
あのなかでは、主人公が自分の『死』を売って、自分が死なないのはわかっていたけど、『恐怖』は売らなかったので、死の恐怖を味わって怖くてたまりませんでしたというエピソードが出てくる。正確じゃないかも。捏造してるかもしれませんが。
これだと小説のなかのエピソードとして、理屈抜きで面白いと感じることもできると思うんだ。

でもこの芝居では、理屈が多すぎて。その後のすったもんだの展開がもっと欲しかったです。個人的には。
若手演出家コンクー2012 最終審査  

若手演出家コンクー2012 最終審査  

一般社団法人 日本演出者協会

「劇」小劇場(東京都)

2013/03/05 (火) ~ 2013/03/10 (日)公演終了

満足度★★★★

天辺塔『箱』
女性4人が出てきて、いろいろやってたよ。箱をテーマにした短い脚本をいくつか用意して、それを演出家がコラージュして出来上がった舞台。普通は『構成』っていうと思うけど、『コラージュ』って呼んでるのが、なんとなく女性っぽくていいなあ、と思ったなり。

女性が4人出てくるけど、そのなかの一人がものすごく舞台映えする人で、その人に眼が行きがちでした。ああいう人が4人いて、舞台上を動いていたら、それだけで素晴らしいだろうなあと思ったり。

箱をテーマにした物語だということだったけど、よくわからないまま終わったものもあり(いや、へっぽこな僕が見逃してそう感じただけだと思うけど)。

でも動きなんかは面白くて、よく訓練されていて、素早い動きが印象的でした。

ネタバレBOX

一応演劇的なクライマックスも用意されていて、ここで盛り上げようとしてるだなあというのはわかった。でも時間的に短くてあっというまにクライマックスは過ぎ去ってしまった。残念。あの場面、もっと観たかった。

演劇的なクライマックスを作るときは、その前に何かの問題が浮き彫りになったり、気持ちが大きく揺らぐシーンがないと、次のクライマックスがなかなか効果的に働かないような気がする。『箱』にも、きっとそういう気持ちの盛り上がりのようなものがあったのだろうけれど、僕がぼんくらなもんで見逃してしまったんだろう。
だからクライマックスはクライマックスだけっていうことになって、気持ちのさらなる高揚みたいなものには繋がらなかった。それも残念でした。
彼女にとって無敵の世界

彼女にとって無敵の世界

ライオン・パーマ

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2015/10/29 (木) ~ 2015/11/01 (日)公演終了

満足度★★★★

いつもと変らずよかった。
120分があっというまだったので。有意義な演劇体験だったかと。
物語的には、わたくしめの頭ではわからないこともあったような、なかったような。わかったような気もするけれども、わからなかったとも言えるかも。でもそんなの大した問題じゃないです。
ライブ感が充実した120分でした。
細かいですが、前説的に出てきた女性が薄ら笑いしながら、注意事項なんかを説明してたのが、なぜかすごく面白くて印象的でした。
これはすごく贅沢な希望かもしれないけど、ライオンパーマで泣いてみたいなあと。検討よろしくお願いいたします。

幸せを運ぶ男たち【たくさんのご来場ありがとうございました!】

幸せを運ぶ男たち【たくさんのご来場ありがとうございました!】

アナログスイッチ

高田馬場ラビネスト(東京都)

2014/01/31 (金) ~ 2014/02/02 (日)公演終了

満足度★★★★

五人の男たち、よかったです
アフターイベントで、劇中の曲を手がけた方が登場して、トークしたり、歌ったり。でも、劇中の歌ってなんかあったかなあと思って。印象に全然残ってなかったのです、曲は。
芝居のほうが濃かったですからね。

コメディって、ぼくの希望としては、途中笑かして、最後にほろっと泣かせて欲しいなあと。途中の笑かしはオーケーなので、今後の課題は、最後にほろっとさせることでしょうか。欲張りでゴメンナサイ。

youが誰かもしらぬまま

youが誰かもしらぬまま

ポーラは嘘をついた―Paralyzed Paula―

早稲田大学学生会館(東京都)

2012/11/29 (木) ~ 2012/12/02 (日)公演終了

満足度★★★★

次回も期待できます
見終わった後、演出の名前を見ました。
「ああ、女性だったんだ。なるほどね、、、」
なんとなく女性的な感じがしました。

はっきり言って、ストーリーとか全然わからなかったのです。
だから理解しているとは言えないのですが、でもつまらなくはなかったです。
これは演出の力が大きいかと。

こういう雰囲気を突き詰めていけば、きっともっと面白くなるだろうなあと思われました。
次回も楽しみです。

ネタバレBOX

舞台が、下手、中央、上手と三つに分かれていて、下手で女性が一人手紙を読んでいるのに、ライトも当たっていない上手では、男性が横になっている女性の腹を蹴っていたりとかね、、、
ずっと緊迫した雰囲気が続きました。

最後に「お母さん、ごめんね」(だったかな?)みたいな台詞がありました。
それがオチというか、メッセージなのでしょう。
娘の、母親に対する。


と、ここまで書いてきて、ようやくわかった。

この芝居は、娘から見た母親の思い出を語った物語なんでしょう。
母親が店員に対して傲慢な態度を取っていた思い出や、遊び友達について注意された思い出、部屋を片付けなさいと注意された思い出、叱られた思い出、そういったものが、演劇的に語られていたのでしょう。

ホームレスが登場しますが、これも「あんたはそういったものになるよ」と言われたことがあるからなのかと。
いつも暴力を受けていて女性が、男性を遂に刺し殺す。これも、母親との関連で生まれた想像物なのかなと。

部屋をかたづけることができず、散らかりっぱなしてしていて、これも母親に手ひどく叱られる場面がありますが、そのときに殺した男の死体も転がっている。
しかし、その死体については、母親は何も言わない。
それも面白かったです。
母親が見ているものと、自分(娘)が見ているものは、違う。
そのギャップが表現されていたのかと。
銀色の蛸は五番目の手で握手する

銀色の蛸は五番目の手で握手する

ポップンマッシュルームチキン野郎

シアターサンモール(東京都)

2013/12/27 (金) ~ 2013/12/30 (月)公演終了

満足度★★★★

元気をありがとう
観ると元気になります。ばかばかしくて、くだらなくて、でも楽しいです。
ああいう被り物を作らせたら、いちばんですよね。
弱点は、手際がよすぎて、全部すんなり観られちゃうことですかね。わー、ぜーたく言ってら。

One

One

[DISH]プロデュース

恵比寿・エコー劇場(東京都)

2012/11/14 (水) ~ 2012/11/18 (日)公演終了

満足度★★★★

どたばたコメディー
芝居のほうは心温まる感じのストーリーでした。

開場から開演までのあいだ、場内には昭和の歌謡曲がずっと流れていました。
芝居を見ているうちに、ああ、あの選曲はそういう演出の意味があったのかあと思ったり。


ネタバレBOX

最後は奥の扉がばあーんと開いて、まぶしい光で場内が包まれて、『未知との遭遇』状態になるのかなあと期待してましたが、そうはなりませんでした。
別のエンディングが用意されていました。
いい意味で、期待を裏切ってくれたかと。

サザエさんとダンサーたちのアドリブ的なやり取りが笑えました。
高円寺純情商店街でロミジュリ

高円寺純情商店街でロミジュリ

踊れ場

シアターブラッツ(東京都)

2012/11/12 (月) ~ 2012/11/14 (水)公演終了

満足度★★★★

狭い舞台の上に男30人
いろいろやってくれて見ごたえ充分でした。

ただ、どこかの若手劇団のエチュードを見ている感じ、
楽しいし、勢いもあるけれども、なんとなくまだ作りこまれてはいない、、、
そんな感じもなきにしもあらず。

演出の池上三太さんの演劇ワークショップに一度参加したことがあります。
舞台を見ながら、そのときの池上さんの演出のやり方を思い出していました。
ああ、あんなふうに作って、んでもってこうなるんだなあと、、、
そういう風に観ることができたのも楽しかったです。

ネタバレBOX


最後にたった一人の女性のジュリエットが、
男共を全員バットで叩きのめした後、
満面の笑顔で両手でVサインしてました。

それはそれでいいのかもしれないけれども、
ぼく個人としては不満でした。
はじまりから終わりまで全部がギャグで終わってしまったみたいな気がして。
最後のジュリエットは、もっと怖い感じで終わって欲しかったなあと。
ギャグじゃない凄みも観たかったかなあと、、、

まあでも好みは人それぞれですから、、、


【東京フール】/【グシャラ】

【東京フール】/【グシャラ】

Theater DIO

ワーサルシアター(東京都)

2012/10/31 (水) ~ 2012/11/04 (日)公演終了

満足度★★★★

『グシャラ』観劇
いや、素晴らしかったです。
びっくりしました。

下手に台詞がない分、衝動を大事にした演技だと思いました。
最初から最後までひきつけられっぱなしでした。

『東京フール』のほうも観てみたいです、、、

ネタバレBOX

最後に壷が光りますが、なんというか、もうちょっときれいだったらなあと思ったり、、、スンマセン、贅沢で。

歌う声が途中から響くようになるのは、いいアイディアかと。
デッサン

デッサン

SPIRAL MOON

「劇」小劇場(東京都)

2014/06/11 (水) ~ 2014/06/15 (日)公演終了

満足度★★★★

不思議
舞台の雰囲気すきでした。女性の心象風景なんですかね?
舞台が横に長い感じだったので、左端から拝見しました。
すると主人公の女性が近くにいて、遠くのテーブルに関係者たちがいる、みたいな構図になって。
その遠近感が面白いなあと。
これは左端で観た人にしかわからないかも。

お父さんとか、味があって好きです、先生とかも、あの上司の人も。それから息子もね。あ、みんなよかったんだ。大人が子供の役をやるとしらけることが多いけど、そういうこともなく。

ネタバレBOX

物語はよくわかりませんでした。
結婚披露宴にどういう意味があったのか。
最後に泣いていた意味は?どっかに泣くところがあったのかなあ。
あんぽんたんでよくわかりませんでした。とほほ。

でも役者さんたちの演技とか、雰囲気とか、そういうのはすごくよかったから、飽きずに観ることができたのかと。

ごめんなさい、正直いうと、途中ちょっぴり飽きちゃったかも。物語の進み行きとか、どう決着するのか、わからなかったからかも。

30才になった少年A

30才になった少年A

アフリカン寺越企画

新宿ゴールデン街劇場(東京都)

2013/09/24 (火) ~ 2013/09/26 (木)公演終了

満足度★★★★

タフになってほしい
前半は文句なく面白かったんだけど、後半ちょびっと退屈したのはなんでかなあと。考えてみたけど、自分の脳みそではわかりませんでした。だから大したコメントできなくてごめんなさい。後半、ちょっと迷走気味だったのかな?

見つめ合う長い間、みたいなのが絶妙な感じで、面白かったです。これ以上、間があると辛いかも、の一歩手前で、会話が始まる感じが。ちょっと緊張しますよね。

ネタバレBOX

「最後、シュートが決まらないとすっとしないよね」のようなことをきたさんが言うんだ。
漫画のほうはシュートが決まる(らしい)。でも芝居のほうでは決めてくれず、すかっとせずに終わる。
好みの問題かもしれないけど、ぼくはやっぱりシュートを決めてもらって、すっきり終わって欲しかったな。

あんなふうにやっぱり暗いままで閉じこもって、でも頑張ってます、みたいな感じではなくて。過去はぜんぶ吹っ切って、(気持ちは)明るく暮らすとかね。そのほうが精神的にはタフだと思うけどな。ま、そういうことが出来なくて悩んでるってことなんだろうけど。
セツナイカラダ'91

セツナイカラダ'91

Tricobo×ハイブリットハイジ座

早稲田大学大隈講堂裏劇研アトリエ(東京都)

2013/10/15 (火) ~ 2013/10/20 (日)公演終了

満足度★★★★

期待したのと違ってて、期待通りだったよ
映画で例えればね、Tricobo は『鍵泥棒のメソッド』で、ハイブリットハイジ座は『愛と誠』だったよ。

『鍵泥棒のメソッド』は、素直に面白いって言えるけど、一回観ればお腹いっぱい。
『愛と誠』は、大きな声で面白いって言いづらいんだけど、もう一度観てもいいかなって。

ネタバレBOX

60分ずつ、途中10分の休憩ということで、舞台美術は素っ気ないか、あるいはまったくないんだろうなあと思ってたら、そうでもなくて。頑張ってました。


Tricobe のは、お化け屋敷みたいでした。突然音が鳴ったり、呼び鈴がなったり、カップかなんかが落ちたり。びっくりさせてくれました。期待してたのとまったく違ってて。いい意味で裏切られたというか。リアルな演技を目指してました。


ハイブリットハイジ座は、今回も期待通りだったよ。

今回もわけわからないようでもあったけど、物語の大筋は理解できたような気がするよ。
九州から東京に出てきたカップル。女のほうは蜂に刺されて死んでしまう。で、男は別の女に恋してしまう。でも、昔の女を思い出して、、、。みたいな。
いや、違ったかな。野球の硬球を額にぶつけて死んでしまうんだったかな。いやいや、あれで死んではいなかったはず。あれ?どうだったかな。よく覚えてないや、はは。

一回刺すと針が取れちゃうのは、ミツバチなんじゃないの?ミツバチごときで、人は死なないと思うけどね。
プロタゴニスト

プロタゴニスト

ハグハグ共和国

テアトルBONBON(東京都)

2013/09/11 (水) ~ 2013/09/15 (日)公演終了

満足度★★★★

盛りだくさんで、楽しめました
どうもありがとうございます。でも、なんというか、共感とか感銘とか、そういうのは無かったような。
もう一押しが欲しかったかも。

ネタバレBOX

時代がとんで、別の物語が始まる。未来のお話が始まったとき、手塚治虫『火の鳥』を連想。あれも時代がいろいろと変わり、物語が変わるからね。未来のロボットの話とかね、思い出しました。
でも大きな違いは、芝居のほうにはロマンがなかったことかなあ。ロマンってなんだろう。ぼくにもよくわかりませんが。
WATERS

WATERS

実験劇場企画公演

アートスタジオ(明治大学猿楽町第2校舎1F) (東京都)

2013/09/26 (木) ~ 2013/09/28 (土)公演終了

満足度★★★★

嫌いな要素いっぱいなんだけど、
でも、面白かったな。

開演ぎりぎりに入ったんだけど、舞台上には歩きまわる人々が。
「まず君たちは歩行の訓練からだな」僕のなかの皮肉屋が言った。
そして、僕のなかの心配屋がこうも言った。
「失敗したかな、また眠たいの我慢するのやだなあ」

でも意外にも(ゴメン)、眠くなることもなく。最後まで興味深く拝見しました。
物語的には、あんまり理解してないと思うけど。

音がすごくいい。音楽も良かったし、歌もよかった。
ミュージカルって面白いと思ったことほとんどないけど、今日のはよかったな。下手に感情的になることもなく、上手く見せようとしている感じでもなく。芝居のなかの歌ってのは、演技と同様パフォーマンスじゃないからね。今日のは、なんか、よかったです。歌の内容はね、歌が終わるのと同時に忘れたけど。歌詞はもうちょっとわかりやすく、かつ印象的にすべきかもね。



ネタバレBOX

ファンタジーも実は嫌いでね。

約束があって、裏切りがあって、そんでもって出会いがあって、仲間が増えて、助けてもらって、それからそれからクライマックスがあって、約束を果たして、最後にめでたしめでたしみたいなさ。

そんなのどうでもいいよ、みたいに思いながら観てたんだけど、それでも最後まで面白く観られたってことは、そういうファンタジー的要素以外のはみ出す部分が結構たくさんあったっていうことなんだと思うな。

意外にも(ゴメン)、男性陣の演技が楽しめたような気が。最後の全ケツもね。なんじゃそりゃ~って。
女性陣は、みなさん、美しすぎてね。

シロウオ夫婦の往復ビンタとかさ、「おまえら、中途半端じゃねえの」って僕のなかの怖い人が言ってたけど、そういうのも味で、僕自身は楽しめました。

独り芝居・芸人列伝

独り芝居・芸人列伝

だらく舘

シアターPOO(東京都)

2013/04/16 (火) ~ 2013/04/21 (日)公演終了

満足度★★★★

松井須磨子って?
松井須磨子。知らなかったですが、楽しく拝見しました。
独特の雰囲気。
小島薫さんが観客の心を掴んで、素晴らしい演技をされていたかと。

ネタバレBOX

演劇ってコミュニケーションなんだなあと改めて思いました。独り芝居だと、観客とのコミュニケーションが大事になる。というか、もうそれしか無いかも。

小島薫さん最初のてんぱったふうの前説と舞台での化粧、化粧なしがら芝居の筋を話してしまうことで、観客の心をばっちり掴んでいたかと。

クライマックスのシーンでのシャボン玉。あれがもっと舞台中央まで届けばよかったのにあ。

あと、後半、須磨子のふてぶてしさや迫力がもっと出ればよかったかもと。偉そうですが。小島薫さんの人のよさだけが、目立ったような。

ああ、なんか、他のも全部観たいんですけど、なかなか出来ないのが残念、、、
すなあそび

すなあそび

劇団東京蝉ヌード

阿佐ヶ谷アートスペース・プロット(東京都)

2013/01/31 (木) ~ 2013/02/03 (日)公演終了

満足度★★★★

白い砂浜、きれいでした。
面白かったです。
もうちょっと動きがあるほうがいいと思うのだけれどもどうなんでしょう。
機会があればまた観に行きたいな。
応援してます。

考古学者の妻? 関原史紗さんの顔(無表情)が印象的でした。

ネタバレBOX

帰り道、阿佐ヶ谷の商店街を歩きながら。
「いい台本だったなあ、素晴らしいなあ」

そのうち別役実の台本なのだということを思い出した。
オリジナルだとばっかり思ってて。
そんなことはどうでもいいんですけどね。

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