暗室の窃視者 公演情報 オフィス再生「暗室の窃視者」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    点数なんてつけられないですけどね
    劇場に入っていったとき、期待が高まった。舞台のあるらしきところには暗幕。天井高いっ。この暗幕の向こうには何があんのかしら? 期待が高まるーっ。そういう感じですかね。

    芝居自体はね。ごめんなさい。よくわかりませんでした。

    言葉を売り買いする商人?役のひとの表情とか振るまいとか喋り方とか、そういうのは面白いなあとは思ったけど。物語としてはね。まったくわかりませんでした。たはは。
    でも、それはそれでね。悪くはないと思うんですよ。芝居なんだし。

    ネタバレBOX

    客電が落ちて、暗転。果たして暗幕の向こうには何があんのかな?
    ちょっと明るくなったと思ったら、暗幕の隙間から顔が覗いていたよ。顔が懐中電灯みたいなので照らされていて。わーっ、不気味。

    そのうち暗幕が落ちて、舞台の全貌が露わに。
    おお~。こういうのも初めて観た。鉄パイプが天井から何本も吊るされてたよ。そして鉄パイプの先っぽには小さい電灯が。
    なんだかわからんけど、すごい。仕込むの大変だったろうなあ。

    言葉を売り買いする商人?みたいなのが居て。卸し問屋とか?というか質屋か。
    言葉、というか概念を売り買いする。笑顔を売った女の子は、笑うことができなくなる。第一人称を売った人は、自己を語れなくなる。
    そういうアイディアは面白いけど。
    理論的なことを説明したり、その意義みたいなのを語っていたのかもしれないけど、ぼくの耳がまったく受けつけなくて、そういうのは自動的にスルーされていました。
    「なんか面白そうで、あなたのこと好きだったけど、理屈っぽいんだもん。私、帰る!」
    女の子みたいな気持ちに。

    言葉を売り買いすると聞いて、ぼくが連想したのは『やし酒飲み』ですかね。
    あのなかでは、主人公が自分の『死』を売って、自分が死なないのはわかっていたけど、『恐怖』は売らなかったので、死の恐怖を味わって怖くてたまりませんでしたというエピソードが出てくる。正確じゃないかも。捏造してるかもしれませんが。
    これだと小説のなかのエピソードとして、理屈抜きで面白いと感じることもできると思うんだ。

    でもこの芝居では、理屈が多すぎて。その後のすったもんだの展開がもっと欲しかったです。個人的には。

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    2013/05/10 00:09

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