たらいの観てきた!クチコミ一覧

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楽屋ー流れ去るものはやがてなつかしきー

楽屋ー流れ去るものはやがてなつかしきー

Selah Japan

Geki地下Liberty(東京都)

2018/02/15 (木) ~ 2018/02/19 (月)公演終了

満足度★★★★★

いやあ、よかったです。最後は涙しました。かんどー。電熱灯っていうんですかね、上からたくさんぶらさがってたやつ、あれも雰囲気よかったなーと。
ちょうど下北沢では路上演劇祭ってのをやってましたけど、こちらを見た後では、あちらは見る気にならないですよね、演劇空間の密度っていうんですか、なんていうのかわからないけど、そういうのが違いすぎて。ま、比べるのがアレですが。

山の声

山の声

オフィスコットーネ

Space早稲田(東京都)

2018/10/26 (金) ~ 2018/10/28 (日)公演終了

満足度★★★★★

後半の迫力は、すさまじいものがありました。欲をいえば、前半がちょっと変化に乏しく、退屈を感じないでもなかったかなあと。でも、そんな細かいこと抜きに、お二人の演技は素晴らしかったです。今年観たなかではいちばんでした。ぼくはそんなに芝居観てないので、あれですが。

ネタバレBOX

ラッセル泥棒以降は文句ないし、加藤さんがひとりで奮闘しているラストシーンは感涙でした。
前半は、最初はもっと楽しい雰囲気にでもしたらどうなのかなあと思ったり。ずっと思いで語りで、あんまり変化がなかったような気がしたので。
紙吹雪、惜しげなく使われていて、それも素晴らしかった。
最後は、加藤さんも死んでしまったのかとも思ったけど、そんなことないんですよね? シーンの時間的な前後関係で、混乱しました。
ヘレン・ケラー

ヘレン・ケラー

東京演劇集団風

レパートリーシアターKAZE(東京都)

2015/12/25 (金) ~ 2015/12/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

不思議でした。
ヘレンケラーも熱演でしたが、サリバン先生がものすごく面白くてのけぞりました。動作が大仰で、形だけ、みたいに見えなくもなく、台詞も棒読みみたいなところがある。子供向けってことなんですかね?でもそういうのをひっくるめて全てが面白くて魅力的で目が離せませんでした。不思議でした。

ネタバレBOX

ぼくが客席についてしばらくすると、隣に親子連れが。子供がぼくの隣に座ったんです。「もう、なんでだよ。やだなー」子供は途中で騒いだり、親に話しかけたりしますからね。それだけで観劇が台無しになっちまいます。
「どっか席移りたいけどなー、もう移る席ないしなー」我慢してそこで観ることに。観劇が台無しになることを覚悟して。
でも始まってみると、子供は静かで舞台に集中しているよう。逆に後ろ側の席でばりばり音を立ててる大人がいたり。

後半が始まって、途中、なんとなく退屈なシーンがあったんですが、そのとき隣の子供が「腕伸ばしたい」ってお父さんに小声で言ったんです。
「おお。子供ってのは正直だなー」逆にほっこりした気持ちに。
これも不思議でした。芝居のテーマに通じてるから?

ケラーの家族たちが途中、物語の都合で、サリバン先生を持ち上げたり、下げたりする感じだったのが、ちょっと都合いいなあと。
そういうところが退屈だったかも。
でも最後のクライマックスではおお泣きさせていただいたでございます。

サリバンとヘレンの関係。父親とジミーの関係。それが対比されてるのかなあと思ったけど、いまいち鮮明ではなかったかも。

生ビールミュージカル

生ビールミュージカル

宇宙論☆講座

スタジオ空洞(東京都)

2019/05/01 (水) ~ 2019/05/05 (日)公演終了

満足度★★★★★

生ビールがおいしくてびっくりしました。あれをあんなふうに投げ飛ばしたときにもびっくりしました。あれがああなっちゃってるのにもびっくりしました。あれが壊れないでホントによかった。公演が終わるまで壊れませんように。
開演前から芝居は始まっていて、終わってからも芝居は続いているような。帰り道は、飲みすぎてしまったことを悔いることに。
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最終日も観てきました。最終日ということで連日の深酒? で疲れているのか、最後の力を振り絞ったという感じでした。ミュージカルなのに、歌が途中ぐだぐだなところもあった。ミュージカルなのにー、歌がぐだぐだー。けれども、ぼくはこれまで何度か宇宙論講座みてるけど、それらすべてをひっくるめて今日のがいままででいちばんよかったような気がするな。死んだあの人が、二日目とちがって別な人だったのもよかったのかも。最後ということで、すべて(の段ボール)を破壊しつくしてもいいんだ、みたいな、ふっきれた感がありましたな。
気になってたあれは、まだ壊れてなくて、音が出ていたのが意外でした。さすがに投げ飛ばしたりはしてなかった。蹴ってはいたけど。
ま、そんなのはいいんですが、ただひとつ残念なのは、二日目と較べて、ビールがまずかったこと。二日目のビールは旨かったけど、今日のビールは正直飲む気にならなかった。ぼくの体調のせい?ビールって体調で味が変わるしなー

ネタバレBOX

スタッフに車両担当がいるけど、車両って?
真・恋愛漫画

真・恋愛漫画

ライオン・パーマ

シアターKASSAI(東京都)

2019/07/31 (水) ~ 2019/08/04 (日)公演終了

満足度★★★★★

初日、観劇させていただきました。ギャグ満載で、最後はうるっと。コメディの王道っていうんですかね、きっちりその真ん中をいってました。よくあんなくだらないこと思いつくなー。あ、いや、褒めてます。

ネタバレBOX

いつものオスカルが、オスカルじゃなかったので、それも新鮮でした。わたくし、オスカルしか観たことがなかったような気がするもので。
途中で、収束の方向が徐々に見えてきて、その期待通りに収束していくというのも、漫画的かなと。
「笑顔の砦」RE-CREATION

「笑顔の砦」RE-CREATION

庭劇団ペニノ

KAAT神奈川芸術劇場・大スタジオ(神奈川県)

2019/09/19 (木) ~ 2019/09/23 (月)公演終了

満足度★★★★★

他では味わえない演劇体験。演劇を「観る」んじゃなくて、「体験する」っていう感じ。

ネタバレBOX

最後の男ふたりの会話が、なんともいいですよね。予想をはずされたというか。
暗転するとき、部屋が二つに割れたようで、「おお、すごい」と思ったが、明転するとくっついてた、、、あれは何だったんだろうか。まぼろし?

木曜、うぐいす館にて

木曜、うぐいす館にて

thursday-follies

プロト・シアター(東京都)

2012/12/14 (金) ~ 2012/12/16 (日)公演終了

満足度★★★★★

いい感じでした
すばらしかったです。

隙がなくて、ずっと緊張感のある場面が続きました。
退屈することもなく。
整然としていて。
難をいえば、整然とし過ぎていることでしょうか。いや、ゴメンナサイ、全然難ではないです。

女優のみなさん、声もいいし、動き方なども大変きれいでしたし、演技で自分を表現していると思いました。

トモダチ

トモダチ

演劇ユニットハイブリッド

阿佐ヶ谷TABASA(東京都)

2013/04/25 (木) ~ 2013/04/28 (日)公演終了

満足度★★★★★

あー面白かった
観に行ってホントよかったです。登場人物が少ないのがいいですよね。濃密な人間関係が出来上がっていく。
もうね、大人数がわさわさしている芝居はもう観たくないです。(嘘。やっぱり観にいくけどさ)
馬鹿らしいことを一所懸命やって、それが意味を持ってくるっていうのが、素晴らしいなと。

宝島

宝島

第0楽章

SPACE EDGE(東京都)

2013/05/06 (月) ~ 2013/05/12 (日)公演終了

満足度★★★★★

謎だ。
謎でした。なんでここで涙が出てくるのなって思って。不思議でした。最後の場面です。
でも後から考えると、謎というわけでもないのかもとも。

サスペンス風の物語なのかと思ったら、実はそうではなくて、いろんなイメージを積み重ねていった先に出来上がったものが、この芝居ということなんでしょうかね?

お弁当や、ケーキ。ちゃんと食べてるのが、リアルでよかったな。あとゴミだらけの室内とかも。その辺がリアルだから、リアルからちょっぴりずれた会話(や幻想)がより生きて来るというか。

それからまたちょっとずれた三人組登山者の演技と歌がいい味を出していて。シリアスだけど笑いを誘うっていう。

失踪した男の寂しくて、でも楽しくてユーモラスに見えなくもない、別な視点から見ればうらやましくもある、そんな人生が浮き彫りになったお芝居でした。


宇宙Remix   (無事公演終了いたしました。ご来場まことにありがとうございました!)

宇宙Remix (無事公演終了いたしました。ご来場まことにありがとうございました!)

INUTOKUSHI

早稲田大学大隈講堂裏劇研アトリエ(東京都)

2012/05/10 (木) ~ 2012/05/21 (月)公演終了

満足度★★★★★

よかった
わし、もうこの劇団は何でも許す、みたいな気持ちになってるかも。これからもずっと見続けたい。

ネタバレBOX

オレンジ色の宇宙飛行士の人ががんばってた。なんというか、がんばってた。
イヨネスコ「授業」

イヨネスコ「授業」

長堀博物館◎プロデュース

神楽坂die pratze(ディ・プラッツ)(東京都)

2012/05/11 (金) ~ 2012/05/13 (日)公演終了

満足度★★★★★

びっくりした
ずっとひきつけられっ放しでした。

ネタバレBOX

ただ機械的な歩き方や動きが。違和感を感じました。もっと自然でいいのじゃないのかなあと。
女中が教授のかつらを取ってくのは、ギャグなんですよね?よくわかりませんでした。
戯曲の途中から始まるのは、いいアイディアだと思いました。四人の登場人物全員が見せ場を作ることができますから。オリジナルの台本だと、最後に登場する生徒の役の人がかわいそうで、、、
僕から見れば僕が正しい、君から見れば君が正しい

僕から見れば僕が正しい、君から見れば君が正しい

MacGuffins

シアターKASSAI(東京都)

2012/11/07 (水) ~ 2012/11/11 (日)公演終了

満足度★★★★

いや、とても面白かったですよ
猛烈に体を張った熱演に感動しました。

とても笑えて脚本もよく考えられてるなー、という感じでした。

動き回る芝居って時々セリフが聞き取りにくかったり するんだけど、そんなこともなく セリフが聞き取りやすかったのも好感度大。

ネタバレBOX

オムニバス5話で、最初がシリアスな話で、
2~4話がバカッぽい爽快コメディで
最後が最初のシリアスな話の続きで真面目に終わるという構成でした。

2~4話は快調ですばらしかった。
徹底的にくだらなくて、見事だった。すごくいいと思いました。

でもシリアスな話で「私たちが生きるていくこととは・・・」みたいなことを
ストレートにセリフで言ったり、あと映像で
「生まれてきてくれて、ありがとう」とか表示するのが最後のメッセージだったので
おっちゃんとしては恥かしくて辛かったです。

そういうテーマは悪くないとおもうのだけど、セリフで直接言われると恥かしい。

でも、コメディだけで終わるわけにはいかず、ちったぁ深みのあるところも
見せないと終われなかったんだろうなあ、
わかるよ、うんうん、と思いながら帰りました。
仏の顔も三度までと言いますが、それはあくまで仏の場合ですので

仏の顔も三度までと言いますが、それはあくまで仏の場合ですので

ポップンマッシュルームチキン野郎

サンモールスタジオ(東京都)

2013/05/24 (金) ~ 2013/06/03 (月)公演終了

満足度★★★★

勇気ある者よ。
いっしょに観に行ったアラブ人が怒ってたよ。「絶対やってやる!」
何を?って聞いたら、笑ってたけど。

ネタバレBOX

自分の思い通りに瞬時に冷や汗をあんなに大量にかけるなんて、すごい才能。
あのキャラ、すきだな。
それからカッパの化粧。完璧だった。顔の造作にぴったり合ってた。これは褒め言葉なのか。それとも、、、。

最後は妖怪バンドの登場か?と思ったけど、それはなかった。さすがにそこまでやるのは大変だろうしね。
ナイゲン【ご来場ありがとうございました】

ナイゲン【ご来場ありがとうございました】

Aga-risk Entertainment

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2013/09/26 (木) ~ 2013/10/08 (火)公演終了

満足度★★★★

白熱議論(?)に眼が釘付けでした
プライドが高いと考えることも増えて大変ですね。

ネタバレBOX

偽善ですよね。「自発的」じゃないのに、「自発的」にしました、なんて。

最後は事実をねじ曲げただけ。演劇的な「発想の転換」とは受け止められなくて。もやもやが残った感じでした。
恐怖が始まる

恐怖が始まる

ワンツーワークス

劇場HOPE(東京都)

2013/05/24 (金) ~ 2013/06/04 (火)公演終了

満足度★★★★

社会派っていうんですか
原発事故後の話でした。

『恐怖が始まる』っていうタイトルは、あんまりぴんとこなかった。
意味はわかるとは思うんですが。

ネタバレBOX

事故後の処理の仕事をしているお父さん。
労災だけど、労災申請すると他の人に迷惑が掛かるからしないんだってさ。下請けだから。そんなのすると仕事がなくなる。他の従業員の仕事もなくなって困るっていう論理。
大変ですな。意地を張るっていうのも。命がけの意地。そして白血病で死んでしまいましたとさ。

終演後のアフターイベントで公開ダメ出しってのをやってたよ。演出の古城さんが、劇団員にダメ出しして、返し稽古。それも結構面白かったな。

泣く演技が嫌いなんですよね。
最後、みんながこちらを向いて、数を数えるんだけど。泣きながら、あるいは泣くのを堪えながら数える、みたいな人がたくさんいて。そういうのは、なんか引きました。もっと抑えた演技にして欲しいなあと。
泣かせて欲しいのは、こちらなんだけどなあとも。
少年王マヨワ

少年王マヨワ

ニットキャップシアター

座・高円寺1(東京都)

2013/06/28 (金) ~ 2013/06/30 (日)公演終了

満足度★★★★

新鮮でした
演劇的な趣向がいろいろと。俳優の動きが気持ちよかった。古事記読も。

ネタバレBOX

途中、物語がどこに行くのかわからなくて。迷子になった気持ち。
あの兄弟はどうして死んじゃったんだろう。

上演後のトークのとき「お墓を団地にされたマヨワの呪いの物語で、、、」と聞いて。
ああ、そうだったんだ~と。

少年がなかなか父親を殺さないので、「いつ殺すんだよ~」。
それよりも父親を殺してからのすったもんだがもっと描かれていればよかったのに。

死んだ大きなイノシシの怪物が登場して。それを操る巫女みたいな人もいて。
風車のベルトをつけた少年と対決するんだね、と思ったけど、そういうことは特になかった。なくていいけど。
暗室の窃視者

暗室の窃視者

オフィス再生

APOCシアター(東京都)

2013/05/09 (木) ~ 2013/05/12 (日)公演終了

満足度★★★★

点数なんてつけられないですけどね
劇場に入っていったとき、期待が高まった。舞台のあるらしきところには暗幕。天井高いっ。この暗幕の向こうには何があんのかしら? 期待が高まるーっ。そういう感じですかね。

芝居自体はね。ごめんなさい。よくわかりませんでした。

言葉を売り買いする商人?役のひとの表情とか振るまいとか喋り方とか、そういうのは面白いなあとは思ったけど。物語としてはね。まったくわかりませんでした。たはは。
でも、それはそれでね。悪くはないと思うんですよ。芝居なんだし。

ネタバレBOX

客電が落ちて、暗転。果たして暗幕の向こうには何があんのかな?
ちょっと明るくなったと思ったら、暗幕の隙間から顔が覗いていたよ。顔が懐中電灯みたいなので照らされていて。わーっ、不気味。

そのうち暗幕が落ちて、舞台の全貌が露わに。
おお~。こういうのも初めて観た。鉄パイプが天井から何本も吊るされてたよ。そして鉄パイプの先っぽには小さい電灯が。
なんだかわからんけど、すごい。仕込むの大変だったろうなあ。

言葉を売り買いする商人?みたいなのが居て。卸し問屋とか?というか質屋か。
言葉、というか概念を売り買いする。笑顔を売った女の子は、笑うことができなくなる。第一人称を売った人は、自己を語れなくなる。
そういうアイディアは面白いけど。
理論的なことを説明したり、その意義みたいなのを語っていたのかもしれないけど、ぼくの耳がまったく受けつけなくて、そういうのは自動的にスルーされていました。
「なんか面白そうで、あなたのこと好きだったけど、理屈っぽいんだもん。私、帰る!」
女の子みたいな気持ちに。

言葉を売り買いすると聞いて、ぼくが連想したのは『やし酒飲み』ですかね。
あのなかでは、主人公が自分の『死』を売って、自分が死なないのはわかっていたけど、『恐怖』は売らなかったので、死の恐怖を味わって怖くてたまりませんでしたというエピソードが出てくる。正確じゃないかも。捏造してるかもしれませんが。
これだと小説のなかのエピソードとして、理屈抜きで面白いと感じることもできると思うんだ。

でもこの芝居では、理屈が多すぎて。その後のすったもんだの展開がもっと欲しかったです。個人的には。
若手演出家コンクー2012 最終審査  

若手演出家コンクー2012 最終審査  

一般社団法人 日本演出者協会

「劇」小劇場(東京都)

2013/03/05 (火) ~ 2013/03/10 (日)公演終了

満足度★★★★

天辺塔『箱』
女性4人が出てきて、いろいろやってたよ。箱をテーマにした短い脚本をいくつか用意して、それを演出家がコラージュして出来上がった舞台。普通は『構成』っていうと思うけど、『コラージュ』って呼んでるのが、なんとなく女性っぽくていいなあ、と思ったなり。

女性が4人出てくるけど、そのなかの一人がものすごく舞台映えする人で、その人に眼が行きがちでした。ああいう人が4人いて、舞台上を動いていたら、それだけで素晴らしいだろうなあと思ったり。

箱をテーマにした物語だということだったけど、よくわからないまま終わったものもあり(いや、へっぽこな僕が見逃してそう感じただけだと思うけど)。

でも動きなんかは面白くて、よく訓練されていて、素早い動きが印象的でした。

ネタバレBOX

一応演劇的なクライマックスも用意されていて、ここで盛り上げようとしてるだなあというのはわかった。でも時間的に短くてあっというまにクライマックスは過ぎ去ってしまった。残念。あの場面、もっと観たかった。

演劇的なクライマックスを作るときは、その前に何かの問題が浮き彫りになったり、気持ちが大きく揺らぐシーンがないと、次のクライマックスがなかなか効果的に働かないような気がする。『箱』にも、きっとそういう気持ちの盛り上がりのようなものがあったのだろうけれど、僕がぼんくらなもんで見逃してしまったんだろう。
だからクライマックスはクライマックスだけっていうことになって、気持ちのさらなる高揚みたいなものには繋がらなかった。それも残念でした。
東京学生演劇祭2015

東京学生演劇祭2015

東京学生演劇祭

王子小劇場(東京都)

2015/09/19 (土) ~ 2015/09/23 (水)公演終了

満足度★★★★

Bブロックも
拝見させていただきました。

ネタバレBOX

兄弟の話はよくわらかなかったです。都合よく話が流れて、ちゃんちゃん、みたいな感じで終わって。

共産主義の話は、最後の間とか、すごくよかったなあと。途中、特高を捕まえちゃうの?そのあとどうすんだよ、って思いましたが。
1995年のサマー・アンセム

1995年のサマー・アンセム

エマニュエル

シアター711(東京都)

2013/05/15 (水) ~ 2013/05/19 (日)公演終了

満足度★★★★

高校20年生って。なんだよ、それ
みんな、同じクラスでよかったよね。ばらばらなクラスだったら、ぼくなら耐えられないだろうな。
女優の方々も、セーラー服なんて着ちゃってさ。
達観してる感じがよかったです。

ネタバレBOX

伏線として、屋上の吸殻が出てきて、それから35歳女子高校生と18歳男子生徒の恋愛関係が、本筋にどんなふうに絡んでくるのかなあと思っていたら、そんなにしっかりした伏線というわけではなくて。それが拍子抜けでちょっぴりがっかりのような、でも、これはこれでアリのような気もしたり。

向井琴子がいきなり、私は「結局何年後に死んで、女子アナにも女優にもなれなくて」みたいなことを語り出したのも、意味不明のような、でも意味はあるような。いや、ないような。でも、あるような。

直立して向かい合ったまま台詞をいい合う場面がたくさんありました。そういう場面で不自然な違和感を感じるときもありました。
直立して向かい合って台詞を言うのが悪いとは思わないし、それでいい場面もたくさんあるとは思うけど、違和感を感じたということは、その場面は、もうちょっと動きを工夫したほうがよかったのかなあと。てへへ。ごめんなさい。そんな感想を持ちました。

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