miss_youの観てきた!クチコミ一覧

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狐狗狸狐狸九九二錠の1/2

狐狗狸狐狸九九二錠の1/2

mimimal

新宿眼科画廊(東京都)

2012/06/22 (金) ~ 2012/06/27 (水)公演終了

満足度★★★★★

無題410(12-153)-2
19:30の回(曇)。昨日に続き2夜め。同じく19:00着、受付開場、入って右(先夜と反対)。なんと女学生のお喋りにはちゃんと台本があって、スクリーンに映っていました。昨日だって見えているのに気がつかなかったとは…。2種あり、日本語として通じる会話、単語が並んでいるだけの会話。最初「1/2」が映っている。劇中の(スクリーンの中)街はたまたま?個人的には昨夜の位置のほうがみやすかったです。同じお話ですが面白かったですし、役者さんたちがよかったのも大きいようです。印象深い作品に出会えてよかったです。

狐狗狸狐狸九九二錠の1/2

狐狗狸狐狸九九二錠の1/2

mimimal

新宿眼科画廊(東京都)

2012/06/22 (金) ~ 2012/06/27 (水)公演終了

満足度★★★★★

無題410(12-153)
19:30の回(曇)。ちょうど着いたのが19:00で、そのまま受付開場。会場は長い辺に客席(対面)、真ん中に何か敷いてあると思ってみると衛星写真ですかね。舞台周辺を白い紙で作った小さな街並みと電飾が囲っています。四角いビル、三角の屋根、なぜかポットやカップラーメン、女性の下着…。奥に大きなスクリーン、テキストが映っています。その前に、白い百葉箱のようなものを被った女性(暑いのか脱いでみたり)、中央では女生徒が顔を伏せて横たわり(側に、靴、眼鏡、携帯)、入口近くでは、二人の女生徒がお喋り。ビデオカメラ。第一回公演をみているので2作目、今回はハマリました、この会場はこういった作品があってる19:32開演~21:23終演。あしたもみにいく...

ネタバレBOX

実は、横たわっていたのは女生徒ではなかったのですが、以前、ここでみた「テレビ」やMinami Produceの作品のように、その時間、そこにいるようでそうではない浮遊感に満ちた作品でした。モグラとキツネのお話で、ヒトは滅びてしまったのでしょうか。 スクリーンに前説がでたり、Googleの地図、ストリートビュー、電飾に手持ちの照明、少年と少女の性、母と息子、父と娘。キツネ同士の影絵での口づけ....。どれもよかったです。※まだ途中
頗りたい-スコブリタイ-

頗りたい-スコブリタイ-

ウラダイコク

RAFT(東京都)

2012/06/23 (土) ~ 2012/06/24 (日)公演終了

無題409(12-152)
13:00の回(やや曇り 暑い)。今日は、上野で「マチュピチュ発見100年:インカ帝国展(最終日)」、「ベルリン国立美術展(真珠の首飾りの少女←やっぱり小さかった…)」を駆け足でみて東中野へ。
12:33受付開場。最前列、ベンチシート(座布団)、2列目〜パイプ椅子。舞台はほんの少し高く設置され、3方を小さくたたまれた衣服が覆っていて、劇中、それで衣装替え。舞台上、正面にはこれもごちゃごちゃした小物(裁縫セット、DVD…)、衣服、がいっぱい、これは、デザイナーだからなんですね?
左、中央には学校の机が仕込まれていて劇中使用、右は冷蔵庫、ペットボトル、色鉛筆、マーカー。上にミシン、みかん、マグカップ。下手、6月のカレンダー、6/24に印…「サンプル出す!! しめきり」。12:54、如月さんの前説。座席と舞台の間を役者さんが通る、中央通路に座席を作る…。13:05開演〜14:27終演。

万引き、子供だった頃、長い時間…、昨日みたお芝居と少し被りますし、どちらも感じたのは、「子供らしさ(ある面、残酷さを含む)」を出すのはかなり難しい、ということでした。どうみても「大人が演じています」という雰囲気が消えません。これは20代が老人を演ずる場合でも同じ。

60年ぶりに届いた手紙…この瞬間、一気に感情が渦巻くようにお話を構成しないと…勝手ですみません。

最前列(中央より)だと水がかかりますね…、方向を変えたほうがいいと思います。

小さく咲いた蓮の花…「遠くへ去ってしまった愛」「離れゆく愛」(花言葉)。

みんな しってる

みんな しってる

プロジェクト大山

スパイラルホール(東京都)

2012/06/23 (土) ~ 2012/06/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題408(12-151)
18:00の回。17:35会場着(全席指定)、エレベータで3階まで上がると「A列」チケットは受付へ、とのメッセージ…「???」で行ってみると、前2列に桟敷席を作ったので、ということでした。なので3列目ですが椅子席でしたので大丈夫。結局、満席、通路にも座布団席を出していました。舞台は広く、「キャッチマイビーム」からなので2作目。18:05場内アナウンスでの前説、やや遅れて18:11三輪さん(ですよね?)のアナウンス~BGM~暗転~19:14終演。

ネタバレBOX

4箇所から出入り、多彩(色/艶)な照明が縦と横から、BGMによるリズム&ノイズ、(チラシにある)青と赤の衣装に加え、黒、白、金なども。暗転〜すでにフォーメーションが組まれ、「大山」の立体人文字や小さな三角の生き物(短足、ギョロ目、開かれた手のひら)が出て来て、泣いているのか…場内ゆっくり暗くなり、生き物は後を向いて還ろうと…その背中、暗闇に「みんな しってる」の文字が浮かんでいて、あちこち動きながら遠ざかり、代わりに「?」が出て来て飛び回る、アニメか。そんな楽しい時間でした。

しなやかな動き、安定した姿勢、ゆっくりとした動きですとどうなるのか予測できますが、よく考えると、普通、こんな姿勢ができるはずもなく驚嘆。

目力が強いのに動きは軽快、舞台にカラダの一部が現れる瞬間から全体のパフォーマンスに組み込まれていて、ひとり、ふたり、さんにん、あるいは全員とその動きが波動のように展開されてゆく様は美そのもの。

基本、みなさんお茶目なんでしょうか、背中に負ぶった子供を高く放り投げイチローのように背面でとか...

次回は12月ですね...必ず。
Dance Performance Nocturno

Dance Performance Nocturno

西林素子

d-倉庫(東京都)

2012/06/14 (木) ~ 2012/06/17 (日)公演終了

満足度★★★★

無題407(12-150)
17:00の回。16:00受付(チケット記載の整理番号順、 日付1下桁+000)、16:31開場。気になったこと:開場時間になってようやく番号順に並ぶよう指示がありましたが要領が悪い、この狭い場所に(1列で)何人並ぶことができるのでしょう…、結局、入口付近で多くの人が固まる、入るのは最初10人ずつ、途中から20人ずつ、声が小さいからよく聞こえませんでした。

最前列がミニ椅子、すぐ舞台なので窮屈なのはいいとして、スタッフが一人立っていますが、ほとんど案内らしいことをしていません…立っているだけ…

16:58前説〜17:08開演〜18:01終演。

大きな振り、官能的なカラミ、白と黒のコントラスト、赤いサスペンダー、目隠し、靴、ストッキング、大きく背中が開いたドレス。緩やかでどこまでもつながっている(一筆書きのような)動き、1階と2階とがシンクロ、どれもいいムードで美しい。

夜明け、踝、泣け

夜明け、踝、泣け

劇団milquetoast+

新宿ゴールデン街劇場(東京都)

2012/06/21 (木) ~ 2012/06/24 (日)公演終了

無題406(12-149)
14:00の回(やや曇り)。13:30受付、開場。正面に大きな白い幕、「6月14日」の文字。床に一文字ずつ公演タイトルが書かれた紙。14:02二人組によるコント&前説(お喋り、飲酒禁止、手洗いはガマン)〜なんとなく開演、自己紹介〜15:52終演。えーと、すみませんお話の筋がわかりませんでした。役者は複数の役を演じ、舞台そのものはほとんど同じ(多少、椅子とかが出入り)。演技が唐突でかなり冷め気味に観劇、「セリフ」そのものに多くを語らせているように思えました。「6月12日」は何だったのか聞き逃しました。M.N.の音楽が多用されていた(と個人的に感じただけかも)のが気になりました…そこまで使う必要があったのかな…。お話はいくつかに区分出来ると思うのですが、それが結末に向かって収斂しないまま散ったように感じました。各エピソードの目的(筋道における案内板)が読めないので、あれっ?どうなったんだっけ…みたいな。

Goodnight

Goodnight

劇団競泳水着

王子小劇場(東京都)

2012/06/22 (金) ~ 2012/07/02 (月)公演終了

無題405(12-148)
19:30の回(やや曇り)。18:45受付(整理券あり)、19:00開場。入り口に「地図」がありますのでファミマの位置を確認しておきましょう。舞台はレストランの中と外。上手に入り口、下手(店外)にはベンチと吸殻入れ。最前列はミニ椅子。正面には木製のバー、棚にはボトル、グラス、皿。手前のカウンターは白。こげ茶のテーブルと椅子が2セット。壁面にはメニュー(ワイン、前菜、パスタいろいろ)。19:16&19:32に場内アナウンス。19:34開演~21:10終演。

ネタバレBOX

Eギターが置いてあるとは思っていなかったのでケースのロゴがどうだったか…Fenderのような気も。

レストラン、今と昔。お店の再生とそれぞれの成長記でしょうか。このお店の「おすすめ」って何でしょう、期間限定メニューは「ほたてのソテー」ですね。

今回、お話の展開では唐突な(とって付けたような)部分が多いように感じました。3人の兄弟と妹...をはじめあまりその関係(感情の深さ)は語られずあっさりした仕上がり。また、時間の経過が視覚的にわかるようなものがあればと思いました(舞台転換は無理でも、何か日付のような)。

ですが、これだけの役者さんが揃っているので、それはそれは贅沢な時間。もう一回みにいきます。
DROPS

DROPS

劇団ロオル

nakano f(東京都)

2012/06/15 (金) ~ 2012/06/17 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題404(12-147)
14:00の回(晴)。13:30受付、開場。会場は2F、階段にはバラ(?)の花びらをあしらった小さな照明。上がって目に入ったのは、別冊太陽「銀河鉄道の夜」。真ん中に木製の椅子が2脚。少し離れて向かい合うように客席。室内はやや暗めで赤茶系。正面奥の壁に黒板。タイトル「DROPS」mini drama live vol2、No1「書簡」、No.2「心中列車」、No.3「DROPS」。14;00、BGMが大きくなり開演~14:18、14:24~14:35、14:40~15:05終演。女優さん3名、黒を基調とした衣装(靴を含む)。「☆」を身に着けています。1つ、2つ。お一人は薄いグリーンでハートが描かれていました。星というより立体感があって肉厚のヒトデのようでもあり。お一人2話ずつ。「銀河鉄道の夜」は、というより宮沢 賢治の作品は読んだことがありません。帰るとき、受付の方に「読んでいた方がよかったでしょうか?」とお聞きしたら、読んでいなくても大丈夫ですよ、ということでしたが、きっと読んでいたらまた違った印象があったのだろうなと思っています。目の前での、朗読のようでもあり、芝居でもある不思議な時間と空間。とてもよい時間でした。ざわざわした中野にこのような場所があることも不思議。次回公演が待ち遠しい。
※続く

ネタバレBOX

祖母への手紙...よく見えませんでしたが...宛先「小林...」、差出人「宮沢 賢治」??
【全日程終了!】鬼畜ビューティー【ありがとうございました!】

【全日程終了!】鬼畜ビューティー【ありがとうございました!】

ロ字ック

サンモールスタジオ(東京都)

2012/06/06 (水) ~ 2012/06/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題403(12-146)
17:00の回(分厚い雲、風)、16:15分受付(整理番号券がありましたが渡されなかったのに...あとで気がつきました)、16:30開場。前2列がミニ椅子でしたので3列目にしました。今日も満席、追加席が出てます。番外編を挟んで3作が最終公演。壁がピンク、グリーン、花柄とカラフルな舞台、上手、「習字」と黒板の落書き。ピンクと白の掃除道具(デッキブラシ、バケツ)。下手はマンションの1室なのか、テーブルにPC、冷蔵庫にピンクのTV(SHARP)、鏡や電話、くずかご、なべつかみ。その奥は寝室らしく、ピンクとブラックのひものれんで仕切られ、ポール(ポールダンス用?)が1本、天井まで。中央には学校机と椅子、床は板目、学校ですね。
17:11それまでなにやら楽しく会話していた役者さんたちの声が大きくなり...開演~18:39終演。みなさん、スタートから「全開」。舞台は役者さんの一挙手一投足を逃すことなく揺れ動くように見えます。
帰り際、台本を購入、階段を上がっているとちょうど山田さんがいらしたのでご挨拶、次回もうかがいますね。公演中、雨が降っていたようで路面が濡れていますが、元気度がアップしているので、てくてくと新宿駅に向かいました。

乙女ごころ三人姉妹【閉幕いたしました】

乙女ごころ三人姉妹【閉幕いたしました】

直子あんりタイタイ

CCAAアートプラザ ランプ坂ギャラリー ランプ3【四ツ谷】(東京都)

2012/06/02 (土) ~ 2012/06/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題402(12-145)
11:00の回(晴、暑)。四谷三丁目で降り少し歩いてみました。マンション、アパート、お風呂屋さん、坂道、(いつもそうなのか)そこかしこに「制服」の方が警備中、立って、歩いて、自転者で、もちろん車両も。ぐるっとひと回りして10:05会場着、準備中だそうで少し待ちます(ここは涼しい)。地下1階でスリッパに履き替え、もうひとつ下へ(地下2階ー)。白い壁、外光が入るので明るい、右手の窓の外はグラウンド、太い円柱が2本、正面に受付(スタッフの方、夏らしく浴衣姿)。10:20受付、10:30開場。11:03前説、11:05開演〜12:11終演。アフタートーク12:17〜12:28。青い空、新宿まで歩きます。

会場は、昨年11月「世田谷ものづくり学校」でみたThe bambiestの公演とよく似た雰囲気。お天気がよく、窓を開けていて気持ちがよい。学校の教室、壁を白くした会場、最前列は桟敷き、後はミニ椅子。舞台には畳シートが敷かれ、窓際には学習道具を入れておくようなBOX、手洗い場(ちゃんと水が出る)。

深谷さんがでていらっしゃるので観劇、「ハムレット」以来。村上さん、渡邊さんも他のお芝居で。

声がいい具合に響くので深谷さんの超高音&大音量はきっと外でも聞こえていたことでしょう。それがこの公演では3人分。外(廊下側、校庭)、窓、水道…室内外なんでも使っています。室(戸)外は、The bambiestのときも使っていて、ポかリン記憶舎のカフェ公演でも役者さんは「客」として入口から普通に入ってきます。窓から入ってきたり、2階の部屋になったり、廊下からはスタッフの方でしょうか、肘から先だけ出演。

今日はよく人が行き来してました。

窓の外には蚊取り線香、たしかにいました。


芝居+役者さん+会場+陽気で5。
 

Snow Bride 『雪の花嫁』~もう一つの雪女伝説~

Snow Bride 『雪の花嫁』~もう一つの雪女伝説~

SPPTテエイパーズハウス

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2012/06/06 (水) ~ 2012/06/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題401(12-144)
19:00の回(雨)。18:00受付、18:30開場。舞台は細長い材木板で囲まれ、椅子が7脚(ひとつだけ違う型=語り手用)。最前列はミニ椅子、2列目からパイプ椅子に座布団。18:55語り手役の雨川さんによるちょっとした解説。BGMにはシャンソン(越路さん?)。19:00ちょうど開演~20:57終演。これは驚き、ハーンの雪女を下地に、「現在」を丁寧に幾重も織り込んだお話、役者さんたちも魅力的。

ひかりのまち

ひかりのまち

たこ足配線企画

北池袋 新生館シアター(東京都)

2012/06/08 (金) ~ 2012/06/10 (日)公演終了

無題400(12-143)
13:00の回(雨、梅雨入りです)。12:20会場着受付、12:30開場。木の塀、古風な家の玄関前、上手側はアパート風、階段が見えます。コンクリートブロックがひとつ、いつもここに座って何かを待っている女の子のお話。13:01前説、BGMが流れているので聞きにくい(少し音量を下げませんか?)。13:06開演〜14:29終演。終わってみれば、ああそういうことだったのか、とわかるのですが、そこに至るまでほとんど解りませんでした…すみません。

ネタバレBOX

いつも座っている女の子、その周りの登場人物たち、どうも日常生活の外側にいる様な印象、セリフや演技。女の子を浮かび上がらせる役どころらしくなく、なんとなく通りすぎてゆくように見えてしまいました。

オタク、小学性、家政婦、産婆、配達員…である必要(この役があるからXXなんだ)がわからず…もう少し説明するとか、時々、不自然に大声になること、逆に不自然に同じセリフを繰り返すこと(「そか」)。終盤、ここですとばかりにBGMの音量を上げるのはどうかと…個人的には小劇場でこれをやられると引いてしまうので、セリフと役者(の演技)だけでやって欲しかったです。

すれ違う時、動きをスローにするのはいいけどカラダがぶれない様にしましょう。

振り返って、(お話として)ひとつのまとまりのような感触がつかめなかったのが大きくて、少女が前を向くための「鍵」はどこにあったのか、ドラマでも映画でも小説でもそうであるように、みている者、聞いている者を引きつけて離さないストーリーが必要なんだろうなと思いました。
鈴木の行方

鈴木の行方

タテヨコ企画

駅前劇場(東京都)

2012/06/06 (水) ~ 2012/06/12 (火)公演終了

無題399(12-142)
19:30の回(曇)。19:05会場着、受付(指定席)。入る前に靴の汚れを落とすように…奥にも座席がありスタッフにお聞きすると「奥です(G〜I)」と。自動車教習所みたいなツクリ。車止め、横断歩道、信号。砂場、階段に坂道、人の背丈ほどのパイプフレーム、木。床は、ます目の黒、灰、緑。白い線と黄色い線。卓球のラケット、ペットボトル、虫かごなんかが置いてあります。奥3列、入口側4列のパイプ椅子席(座布団あり)。BGMは雑音だらけのラジオから聞こえてくるような曲。19:34開演、男がひとり、犬を連れて登場〜21:28終演。日常の風景や佇まいが気がつかないうちに変っている…眉村卓さんってそんな作風だったかなと思いながら観劇。白く見えていたモノが瞬きしたら黒になっていた、みたいな。でも、観劇中、それなりの違和感があったことも事実。

ネタバレBOX

日常の、気がつかないくらいのずれがだんだん大きくなるようですとお話について行けるのでしょうが、初っ端から違いまくっているので違和感の方が強くなってしまいました。

男は何をしたかったのでしょう、そこをつかみ損なったのかもしれません。当パンに各章のタイトルが記されてありますが、単に並べてみました…とみえてしまうし、積み重なってゆく様もみえず。

犬は何を現し…鈴木とは自己の領域?卓球のボール、シャボン玉、水鉄砲、自転者のハンドル、たくさんのガラクタっぽい道具たち、出演者も多い。

人が動物を演じるのはダメなのでゴメンなさい。

「遥かな町へ」(谷口ジロー)、「リテイク・シックスティーン」(豊島ミホ)みたいな後味が欲しかった。
㐂(よろこび)

㐂(よろこび)

ろりえ

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2012/05/30 (水) ~ 2012/06/03 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題398(12-141)
16:30の回(晴)。15:45受付、16:01開場。16:25前説~16:33開演~18:07前半、18:13後半~19:21終演。すみません、時間がとれず...評価だけでも先に。

えーと、「松竹梅」なんですよね?

ネタバレBOX

「三鷹」からですので2作目。受付前、1階扉前で待ちます、予定時間を少し過ぎ5階に案内されるのですが、受付は並んでいた順にという指示がありました。結構、先入れ後出しになってしまうのですが本公演はちゃんと配慮されていました。舞台、白い床にオレンジ照明で公演タイトルが映されているだけ、質素なもの。大きな円は土俵。レトロなBGM、16:25前説、16:33雨の音?、スモークが薄く漂い床面のタイトル文字の上に円錐形を形作ります。

私、時間の長さは大丈夫。お尻が痛くなったり、座席の間隔が狭くて身動きできないということがなければ。

「三鷹」のときも、本作でも何故か懐かしさを感じました。小さな頃に聞かされた物語のような。

オペラでみたような「字幕」あり、紙相撲、相撲のタイコがRock'n'rollに聴こえる、熊は迫力があり、客席を使ったバケツリレーで後藤さん汗だく、よくタイミングがあうものです。

女優…うめふね…またみに行きましょう。そしていつか「女優(著:岡田茉莉子さん)」のような一代記をモノにしてください。

HOLE(ご来場まことにありがとうございました)

HOLE(ご来場まことにありがとうございました)

田中明子・梶野春菜

Gallery + Cafe : tayuta(東京都)

2012/05/29 (火) ~ 2012/06/03 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題397(12-140)
19:00の回(曇り)。こちらの紀伊國屋にはあまり来ないのでちょっと立ち寄り、時間少し前、ビルの5階へ、先に待っていらしゃる方あり、18:30受付開場。レイアウトは下北沢で観たカフェ公演と似ています。スタッフのかたの対応がよく期待度急上昇。入って左に折れ、ソファ席、その先は1段低くなって舞台、右に椅子席。中央にテーブルと椅子(2脚)、白い壁に白い布がかかっている、暗幕もあるのは窓のところかな。天井には大きな羽が二つ回って、奥(椅子席からは上手)に白いカラーボックス、電動ハブラシ、ライト(?)。BGMはピアノ曲。段差のところ、グリーンのシート、左右に葉があしらってあります。奥の上部、鏡ですね、私の席からみえないけどミラーボールが映っています。今夜は満席、席を追加、広くはない舞台でもたくさん想像(創造)することはできます。私の場合、そのためには役者さんとの相性がとても大切。19:03前説、19:07テーブルの上で落語~20:08終演。帰り際、田中さんとお話しできました。次回もきっと

ネタバレBOX

さて、調べてみますと、おふたりともAnrchy Filmの作品で、梶野さんは「The girls nex door」でもみていました。

突然の落語、板についています。

二人だけの世界...、部分的に融合しているようにもみえました。

壁に「絵」、これはチラシのものですね。

「自身」についての会話がけっこうありますが、ここはやはり「生れる」=創造と近しいことなのかなと。

(衣装)白と黒、赤は繋がりのようにも。

女性という「性」、誰もいなくなった世界での「性」・・・そして「生」の鼓動が聞こえてくるようでした。会場の白と黒、衣装の白と黒、光と影(闇)、このバランスが、お話と会場との間での揺らぎを生み出しているようでした。




うぶ毛しっぽと白髪まつげ

うぶ毛しっぽと白髪まつげ

田中美沙子

調布市せんがわ劇場(東京都)

2012/06/01 (金) ~ 2012/06/02 (土)公演終了

満足度★★★★

無題396(22-139)
15:00の回(曇)。14:40会場着、受付、入場。BGMなし、15:01前説、14:05開演〜16:09終演。ぬいぐるみ、白(と銀)馬、紐。「貴方は私を食べてくれる?」。喰らう、吐き出す、食いちぎる。白いモノは雪のよう、一体ずつ丁寧に上を向かせるのは何故…。

ネタバレBOX

肉感的で荒々しく感じました。喰らう、それは喰らわれる側に命があるということで、生きるということと同義なのでしょう。黒いビニール袋に身を包んだ悪魔のような様相、ひたすら腹に収めるその姿と肉体をさらけ出すシーンとはどのようにつながってゆくのでしょう。鋏を入れ命を絶つ、カラダを持つ命が生きていくということ、女性のカラダだけが命を育むことができるということなのかと。
看板娘ホライゾン

看板娘ホライゾン

ホチキス

王子小劇場(東京都)

2012/05/31 (木) ~ 2012/06/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題395(12-138)
19:30の回(曇)。18:50会場着受付(整理番号券あり)、19:00開場。会議が入りそうで危なかったのですが、無事観劇。入って昭和っぽさにびっくり、予習していないので「まんじゅう屋」のお話とは知らず...。
ボーナストークに続いて2作目。舞台は閉店間近かともみえる店内..けど、小さなテーブルや座敷があったり、カウンターらしきところには旧型のレジとケース内に「商品?」、まねき猫。下手はガラス戸(下のほうはすりガラス)、上手は少し高くなった座敷、畳が擦れている、2階へ上がる階段があり、絵や書(なんて書いてあるか読めない)がかけてあります。毎日新聞やぴあなんかもさりげなく置いてあり、奥は廊下で下手側がまんじゅうをつくっている厨房。「金蝶堂饅頭百三十八円」。テニスラケットくらいの大きさのしゃもじ(休みだけど学校に行くと言って手にしたとき、ラケットが出てくると思った)「金蝶堂」の文字、入り口上にかけてあります。

谷仲さんが初めてみる情けないオヤジ役、いい味してます。西川さんは「ローヤの休日」以来。

19:33米山さんの前説~21:15終演。

ネタバレBOX

2つの家族、父と長女、母と次女。プロデューサーと傘地蔵。ハッカー。心に響くお話のはずなのに、アマゾンで買った「家庭用まんじゅうキット」でつくるのが一番おいしいとか、地蔵が鶴で「罰」だとか、おどろおどろしいながらあふれるB級テイスト。
冒頭の役者紹介、持っているボードを裏返すと公演タイトル、8人で8文字…お洒落!
恋して、働いて、守って...美の3要素ということですね。
【満員御礼・次回は11月です!】インストォル

【満員御礼・次回は11月です!】インストォル

ソテツトンネル

神楽坂die pratze(ディ・プラッツ)(東京都)

2012/05/31 (木) ~ 2012/06/03 (日)公演終了

無題394(12-137)
19:30の回(曇り)。18:46受付、19:01開場。床にビニールシート、場所によっては何枚か重ねてあります。舞台には大きなオブジェのようなもの(3つ)、これにもビニール、奥の壁には幅広の白い布が斜めに、鉄柱や左右のパイプにさえビニールが巻き付けてあります。上手側に木のテーブルと椅子。頭上にプロジェクター。座席はパイプ椅子(終盤ちょっとお尻が痛くなりました)とベンチシート。BGMなし。19:30場内アナウンスでの前説、空調の音、客席の声。19:36上手奥から男がひとり〜21:00終演。なぜこのような現象が…、どのようになってゆくのか、などが意図的に省かれているのか、終わった後のすっきり感はないのですが、シュールなのか、幻想/綺譚なのか、なかなか面白かったです。

ネタバレBOX

当パンの表紙、タイトルは伏線ではないと書かれているのは、内容とは関係ありませんということなのでしょうかね。ならば「作品○番」でもよかったのではなんて思いました。

ゾンビ物、といっても特に新しい要素があるわけではなく、「犬」が発症源であること、死後少し時間を要して復活、症状の進行は人によるのかお話の都合によるのかいろいろ。

床にビニールシートが敷かれていたのは血糊やワイン(赤)が飛び散るから。

バイオハザードのような刺激やシリアスさとは違いますね。

いろいろ取り集めて繋いだらこうなりました...という印象。

この修羅場のなかでコインロッカーに閉じ込めるかなぁ...。

それぞれの人物や関係がもうひとつしっくりこないのですが、「姉と子どもと弟」「兄と弟」「自販機屋とドリンク」...「兄」の性格設定が一番面白かったです。ドリンクはなにか解毒剤(良薬は苦い=不味い)みたいなもの?...伏線でもなんでもなくの唐突感。

安置とアンチ...なるほどー。
オープニングの映像、傘のパフォーマンスは好き。
白い布で覆われていたものは何だったのだろう(ひとつはドアだった)。
評価は自分でもよくわかりませんが、とっても印象的でした。
『ウェディング、ラン!』

『ウェディング、ラン!』

8割世界【19日20日、愛媛公演!!】

劇場MOMO(東京都)

2012/05/25 (金) ~ 2012/06/03 (日)公演終了

満足度★★★★

無題393(12-136)
19:30の回(薄曇)。19:00会場着、当日券で、ちょうど開場。前2列、パイプ。後2列、備付の椅子。舞台に緞帳、赤、白、金、中央に大きく「寿」の文字が映っています。19:30鈴木さんによる緊急時の対応について〜トランペットが鳴り「真夏の夜の夢」〜「Wedding March」開演〜21:39終演(「Hush」ですね)。受け取ったチケットをみると橘さんのお名前がありました…チケットごとに違ったのでしょうか。
3面にクリーム色のカーテンがかけられた一室。椅子(3脚)、ロッカー1つ、上手のテーブルにはウィッグとスタンド1つ(目がパッチリ)。幕が開くと…ウエディングドレス、グローブ…にサンダル姿の花嫁。

ネタバレBOX

ということで自然と橘さんをみてしまうのですが…始まりはピンク系、ブラウス(でいいのかな)、スカーフ、マニュキア、口紅、バッグに黒のパンツと靴。次の場面では上を変えている…、東京ど〜も、ではラフな着こなし。

唯一無二の式、マグロの解体ショー(新郎がカナダへ採りに行ってる)、いがぐりブーケ、空中戦。新郎は46歳バツ1娘22歳あり、でも舞台にはでてこない。ので、最後は「卒業」みたいになるのかな、と思ってしまいました。

パワー切れしない花嫁、「個性120%」の出演者たち、とても楽しい。
でも、偽証拠写真のエピソードは丸く納めて欲しかった&動機がもうひとつわかりませんでした。
イタコが語る父の思い出、娘が小さかった頃、同じように眠るまで側にいた。ここは、ホント(母がホントならそうかも)なのか、もしかしたら「手紙」をみていたから(という設定)なのか…、いずれにしても他のお芝居、何作かで似たような設定(霊、死者との対話)があったので新鮮味が薄まってしまいました。
なんとなく大きな場面転換があるのかなと期待、居酒屋でした。
鰤(ぶり)ポスターは自前でしょうかね。季節外れのぶりフェアー、ぶりしゃぶ\1200、ぶり大根\480、ぶりの照り焼き\380。お前ら冬まで待てないんだろ?と煽り文句。
次のシーンでは結婚式当日、「花嫁控室」になっていて、ドア(外側)に貼紙がありました。
湯口さん、「くちびるぱんつ」に出ていらしたんですね。
45°

45°

多少婦人

OFF OFFシアター(東京都)

2012/05/25 (金) ~ 2012/05/29 (火)公演終了

満足度★★★★★

無題392(12-135)
18:00の回(晴)。17:10会場着、17:15受付(整理券あり)〜17:30開場で予定通り。1列目ベンチシート、2列目以降パイプ椅子。舞台上は暗く、四角い大きな台の上に円形の台、そこに小さな木製のテーブル、ワイン(yellow tail?)のボトル、ビール(淡麗)、酎ハイ(氷結)の空き缶、ツマミ(サラミはあったと劇中明らかに)の袋。横にはレジ袋があって何か残っている模様。テーブルの向こうと舞台手前両サイドに手造り風の椅子(木製)、各2脚…開演後にみると、照明の下、薄い緑色に塗られていました(ムラだらけ)。「おまんじゅう」以来なので約1年振り、2作目。社会的に注目を集める謝罪の記者会見はできるだけ見るようにしていて、誤り方に関するビジネス書も何冊か読みました。でも、今夜はそんな堅苦しい見方は忘れて、楽しく観劇できました。

ネタバレBOX

円形の台…が回った、人力駆動、ストッパー付。友人は怒っているようだが理由は…わからない…喪われた記憶(泥酔だもの)を取り戻すまでのドタバタ。記憶している時点からスタート、時間を辿り出入りしていたメンバーに問いかけてゆく、と突然舞台はそのシーンへとわかりやすい展開、映像を巻き戻してみているようで「謝るもの」探しですね。オチがもうちょっとかなと思いつつ、おじさんのキャラクターも面白い。

謝る/謝らない、お互い様/知ったことではない、私が責任をとる/アンタのせいだろう、いろんな関係がありますね。

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