miss_youの観てきた!クチコミ一覧

1721-1740件 / 2395件中
「音楽と、恋するダンス」 ‐荒川洋作曲『ダフニスとクロエ』全曲初演‐

「音楽と、恋するダンス」 ‐荒川洋作曲『ダフニスとクロエ』全曲初演‐

miwaakiko

神楽坂セッションハウス(東京都)

2013/01/13 (日) ~ 2013/01/13 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題588(13-013)
19:00の回(曇)。早く着いたので外で待っていると中へ入れてくださる。今夜はそれほど寒くはないといっても中の暖かさはありがたい。18:27受付、18:30開場。下手にピアノ、パーカッション。座席は前列に桟敷、後ろにパイプ椅子。3部構成、ピアノ、パーカッション、フルートの演奏とダンス、詩。19:02三輪さんの挨拶、19:07暗転~19:25~19:34、休憩、19:44~20:33終演。プロジェクト大山は「キャッチマイビーム(2011/8)」からみていて3作。で三輪さんの公演にきました。3作は舞台との距離がありましたが本作は目の前...んーーー凄いですね。

もともと「大山」をみたのはチラシの衣装が「キケロ星人ジョー」に似ていたから、という不埒なものですが、今夜は、3つの演目で変化をつけていました。

第1部「マトルズダンス」を聴いていながらEL&P「TARKUS」で演ってくれたらなぁ、などと考えていました。余談ですがネットをみていたら「'The title refers to a dance performed by a group of fanatics in one of Frank Herbert’s Dune books」とありました。「デューン砂の惑星(カバー、挿絵は石ノ森さん)」とその続編たちは、作者が亡くなった後の新作は別として、文庫を揃えていながら通読したことがないという困りものです。花びらを背負ったスピードと切れ味の舞台、黒い衣装と帽子と黒いピアノ、純朴さとミノムシの衣に似た色合いの衣裳とフルート...。

物語がガイドとなって演じられるとはいえ、聴こえてくるもの見えている舞から受ける刺激に、想像力は一生懸命反応しようとします。その緊張感と想像力を遥に超えた刺激に満ちた時間でした。

フ揃イナ哀シミノ旋律タチ

フ揃イナ哀シミノ旋律タチ

劇団40CARAT 【第36回公演『ダーリン×ダーリン×ダーリン』9月15日[金]~9月17日[日]阿佐ヶ谷アルシェ】

pit北/区域(東京都)

2013/01/11 (金) ~ 2013/01/15 (火)公演終了

満足度★★★★★

無題587(12-012)
12:00の回(雨...大雪)。11:30受付、開場。受付横から下へ(これで2回目)。赤い絨毯が敷かれ、矢印に従い座席へ。入り口を正面にみる位置、楽団のスペース隣に座ります。床はフェルメールの絵のような市松模様、ここは婦人服を扱うお店&仕事場のようです。上手にはレンガ模様の商品棚、そこの窓にはカモメが描かれ、下手には深紅の光沢のある生地で囲まれた半円形のフィッティングルーム、小さな黒いテーブルと椅子。楽器はいろいろ、オルガン(だと思う)、5弦ベース(FUJIGEN)&アンプ、アコーディオン、縦笛、コーン、タンバリン、太鼓、シンバル...音がでる小さなものでいっぱい。すぐ隣りにいるのでセリフが聴こえないこともありましたが、生演奏は大好きで、わざわざそこに座ったので。「かもめ」は1回みたことがあるだけ、「少女地獄」は未読なのでほとんどわかってないまま、こちらは初めてです。12:06前説(1時間45分)、12:12奏者が着席、チューニング~14:03終演。外に出ると、雪が積もり...京浜東北線は止まっていて家に着いたのが18:00。

ネタバレBOX

此処や「楽園」は舞台としては小さいと思うのですが、そこでぴったりはまったお芝居と出会えるととてもうれしい。あまり舞台装置に割けられるスペースはないはずなのに、座席からみるとちょうど良い加減で、自分もお話の中に入っているような感覚にもなります。

たまに上階を使ったものもみますが、上から見下している様子がよくでていました。

魔法処女★えるざ(30)

魔法処女★えるざ(30)

劇団だるめしあん

タイニイアリス(東京都)

2013/01/11 (金) ~ 2013/01/14 (月)公演終了

無題586(13-011)
19:30の回(晴)。19:08会場着、受付後中へ。前2列が桟敷、背もたれ付ミニ座椅子。ジブリネタは(たぶん生理的に)ダメなので…これはどうしようもなく申し訳ないです。左右にドア状の白くて四角い枠、中央床に大きな円形模様、周辺には赤や青の線が逆三角形に張られています。魔法を使える家系とそうでない家系があるようで、羨望の的か冷笑の対象か…どちらからしい。面白くないわけじゃないけどジブリが被って新鮮味があるかというと…。少し追記予定

ネタバレBOX

30歳で処女は恥ずべきものとして描かれ、手段は問わず喪うべし、を明るく現しました…これであってるのかな…。
垣本朋絵アラカルト 『 不在のD 』

垣本朋絵アラカルト 『 不在のD 』

激情コミュニティ

参宮橋TRANCE MISSION(東京都)

2013/01/12 (土) ~ 2013/01/13 (日)公演終了

満足度★★★★

無題585(13-010)
13:00の回(晴、あまり寒くない)。12:26受付(整理券あり)。12:30開場。L字型の座席配置で、バビロンのときと同じですが、最前列はベンチシート、クッションがあってもお尻が痛くなったのでした。入口側は6列くらい、横(Lの縦棒)は2列…ここの後列、パイプ椅子は段差がありお勧め。13:09開演〜14:58終演。maimuimaは3作目、先月、バビロンの時もみていますが、その時は右から、今日は左からで距離は相当近い。

気になったこと。開演の40分前受付と(貼り紙も)あったけど時間になっても案内がない、入ってからは開演時間を過ぎても説明はない、13:03前説の時にも何もない。けど、終演時には開演遅れについてコメントがあった。 ということは遅延について認識があったということで、ならば事前に説明すべき。遅れたお客さんを待つのは構わないし、準備が遅れたのであれば仕方がない、でも、並んで待っているお客さん、着席して待っているお客さんに対する説明責任はあると思うのです。

内容:やはり好きです。スナイパーは隠れてしまったのか登場しないけど、揺れ、流れる身体を間近でみることができました。終演後「不在のD」台本を購入。

ネタバレBOX

「D」というのはイニシャルに違いないと思い込んでいたので最後まで何のことかよくわからずみていました。台本をパラパラ…AとかFとか…確かに。3部屋ずつの2階建てらしく「D号室が不在」。共用の談話室(食堂?)がありそこが舞台。なぜいないのか、部屋は解約されているようだが飲みかけのカップは置かれたまま、最後にあった時に渡された紙片に書かれいたのは電話番号、かけてもでない…鍵はかかっていたことに答えは与えられず終わる。同居人たちの何ともない会話、デジタルノイズのようなリピート、表情と無表情。

ダンスは時々みますが、ソロ前半…暗い(内容ではないです、照明)。赤い…朝焼けや夕焼けではない赤外線のような印象。

後半、音響のトラブルかと思いましたが、3歩進んで2歩下がるということでした。
"STRAYDOG"新年会LIVE

"STRAYDOG"新年会LIVE

“STRAYDOG”

池袋GEKIBA(東京都)

2013/01/09 (水) ~ 2013/01/09 (水)公演終了

満足度★★★★★

無題584(13-009)
19:00の回(晴)。STRAYDOGは「女の子ものがたり」、「問題のない私たち」を2回、「淑女のお作法」を1回、と少々偏っています。イベント物は気後れするので苦手なのですが、MC重松さん&住吉さんということでしたので、これが面白くないわけない..と思い、みにきました。18:35会場着、受付は1階にありました。ドリンク、焼きそば、おにぎり、会場は賑やか。19:08開演~21:46(途中休憩あり)終演。次から次へと各チームの「発表」...芝居、ダンス、歌、マジック、映像、じゃんけん大会。会場は狭いけどどれも楽しい演目。これに輪をかけてMCお二人のやりとり。ホントにアルコールが入っていたのか重松さんの暴走っぷり。これが笑いを外すことなくブチ切れ寸前までヒートアップするので笑う笑う...。最前列のこれまたアルコールを聞し召された方へのツッコミも巧い。それに対して住吉さんが騒動を鎮静化しようとするがなかなか止まらない。吞んだオヤジは強かった。機材が不調で映像がすぐに映らず、客席に向かって「ここにお医者さんはいませんか」と言った時には、この人ってどんだけ引き出しを持っているんだろうとさらに感心。

罪を喰らう

罪を喰らう

elePHANTMoon

サンモールスタジオ(東京都)

2013/01/10 (木) ~ 2013/01/14 (月)公演終了

無題583(13-008)
19:30の回(晴)。18:46受付(整理券あり)、19:00開場。BGMなし、舞台が高めで最前列はミニ椅子、2列目からパイプ椅子。19:27前説(90分)、19:34にも前説(場内アナウンス)~BGM入って暗転~21:04終演、アフタートーク(ゲスト:あひるなんちゃらの関村さん)21:09~21:34終了。奇しい..という表現がいいのか、この世のものとは思えない因習...ここから世の中の忌まわしい出来事が生まれる...ということらしいので想像力を働かせていたいのだけれど、当パンには役名しか書かれてなく、関係(兄弟なのか、ご近所さんなのかとか)を整理するのに時間がかかる...ぜひ相関図などをお願いしたいのでした。

ネタバレBOX

罪を喰らう、ということがどのくらい凄いのかは、会場全体がビビってしまう最後のシーンでしか感じなかったのは想像力の問題だろうか。乾ルカさんに「蜜姫村」という作品があり思い出す。

どれほど都会とは違っているかが描かれていないし、核心に至るまで何か不思議なことがおこるわけでもなく、だからその代わりに横恋慕が描かれているのか、村全体の様子もわからず、などなどで「罪喰人」の代替わりに緊張感が伴なってこない。

小説ではなく、映画でもなく、芝居という形態で現すためにお茶を出すシーンに時間をかけるのは(退屈だとかということではなく)なぜなのかがわからなかった。

罪人は罪から免れ、罪を犯してしまった相手方はどうなるのだろう...このあたりはさらっと描かれていたけど、「そういうものだ」と己を納得させて...おしまいなのか。加害者が裁判を受け刑期を全うしたら(≒罪を喰らう)、被害者はすべてを赦し気分新たに...にはならないと思うし...ならばこの因習は、誰のためのものでしょう...永く引き継がれているのでこの村にとって欠かせないなにかがあるはず...?

このお話は面白いのだろうか。
茶番劇《終演いたしました!!!本当にありがとうございました!!》

茶番劇《終演いたしました!!!本当にありがとうございました!!》

味わい堂々

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2013/01/08 (火) ~ 2013/01/13 (日)公演終了

満足度★★★★

無題582(13-007)
14:00の回(晴)。13:18会場着、受付は13:15から(整理番号券あり)、13:30開場。最前列はベンチシート、前後が狭い、2列目からパイプ椅子、4列目から段差。チラシに「戦争が終わった」「家族は食卓を囲んで」とあるように、焼け跡で拾い集めて作ったバラック(そこかしこに焼け焦げ)、コタツと座布団(同じ柄…)は無事だったのか。13:50、14:02前説(上演時間1:45)、14:06開演、空襲下を逃げる女…暗転…5人の食卓、白いご飯と(わかめ?)味噌汁、鯖(?)缶と塩〜15:50終演。癖のあるお芝居でしたが好み。

ネタバレBOX

雑記

リアルに描くのがポイントではないと思いながら、「?」に思うところを摘みながら、「外」のことをイメージしてみる。「内」のことしか出てこないけど、なぜ。

女が聞く空襲、警報は「内」なのか「外」なのか。不自然にも感じるコタツを中心にした世界、女の苛立ちに同期する私。

そうなのか…「外」が描かれない理由が明らかになり、崩れる世界、それに抵抗する間もなく、再び訪れる敗北。

黒から白へ、また黒へ…繰り返しに耐える…そして笑って逃げるのだろうか。

空襲の時に聞こえる効果音が昔の戦争を想起させるが、今は違うだろうと思う。

「自己変革の心理学」というのは、これは女の世界のことだと言っているのであろうか。女の中のキャラクターでさえ自己の認識を歪めざるをえないほどのことであった、ということなのか。それと本当は歩ける、ということのつながりをどうみたらいいのか。

初見はLE DECOの公演、2作目です。






YELL!

YELL!

TEAM 6g

シアターシャイン(東京都)

2013/01/08 (火) ~ 2013/01/14 (月)公演終了

満足度★★★★

無題581(13-006)
19:30の回(晴)。18:50会場着、受付(半券の裏に整理番号を記入して渡してくれます)、19:00開場。「さくらノート」から随分待ちました、2作目です。今夜は駅を挟んだ少し小さな劇場、舞台は簡素、客席の前2列はベンチシート(座布団あり、但し薄い)、後2列はパイプ椅子席。最前列は舞台床面より低いので相当見上げることになりそう。左右の「上」でも芝居があるので後方がいいかも。19:16と19:27前説(120分)、19:34開演〜21:34終演。前作とは随分違った印象、キュートな「進行係」に案内され物語の中へ。扱っている各エピソードが普通すぎて先が読めてしまう気になってしまいますが、「進行係」が入り込んできてからはずっと面白くなりました。窮屈とまでではありませんでしたが、足も伸ばせず、じっと固定された2時間は少々厳しい、もう少し余裕があれば。予定調和的な終わり方でしたが、季節は夏、7月の夜の物語は大変綺麗でした。

ネタバレBOX

東京に出てきたものの、売れなく借金で自暴自棄になったミュージシャン志望の男とダムの底に沈む故郷。血が繋がっていない父親、亡くなった母の思い出、ダム建設に反対する住民と役人、不妊治療で悩む若い夫婦、結局、周囲の思いを裏切り金を手に東京へ戻ろうとバスに乗る…やっぱり、普通すぎると思うのです。「死神」が天国か地獄かを…もだし、母が去って行く理由も曖昧(人生そういったこともありだけど)。

それでも悪くはなかったのは役者さん(中川さん…いいな)のおかげなのか。

観光客が来るのがおかしいというほどの蕎麦屋でも、ずっと守ってきた店なんだから「そばだけは美味い」っていうものがあってもよかったと思いました(食べる場面で)。

七色に光る蛍…用のセットだったのですね、ずっと見ていてどこか違和感があり、何でかなと。ホントの夏に上演されると終演後の夜の街も違ってみえたことでしょう。
ゴリラと最終バス

ゴリラと最終バス

ぬいぐるみハンター

駅前劇場(東京都)

2013/01/07 (月) ~ 2013/01/14 (月)公演終了

満足度★★★★★

無題580(13-005)
19:30の回(曇)。19:00会場着、受付(整理券あり)、ちょうど開場時間。パイプ椅子席、前2列が指定席(A〜)、3列目から自由席。前の列と重ならないように配置され見やすい。19:33開演〜21:25終演。昨日、隣にいて(静かなシーンが多い)こちらの音が聴こえてきたのですが、確かに舞台ではお祭り騒ぎ。とにかく走り回り、叫び、歌い、踊り、子どもだったり大人だったり、最初は小生意気な小学生たちの話かな、と思ったけど、めまぐるしい展開にもかかわらず、濃くて、個性的で、憎めないキャラクターが縦横無尽に走り続けていました。

ネタバレBOX

暗転、直後、たぶん全員なのでしょうが舞台を埋め尽くしていたのでびっくり…そうですか、「板」で作ってあるように見えていました。

劇団は3作目、神戸さんは客演しているお芝居を何作か見ています。少し前、三宅さんのPADMAに出て「優しい(?)」看護師役がはまっていました。

「説明」にあるあらすじとは相当違うと思います。

1日おいての感想:出てくる人たち、実際にはこんな人っていないだろうと思いながらみていた。捨てゴリラ、パンツ疑惑の教室、カレーの匂いに吸い寄せられる人たち、バズーカをぶっ放す隣の住人、改造バスで重力圏を脱し月へ赴任する父、渦の真ん中で懸命に自己を保とうとする母…みんなズレている。でもそれを正しい(と思われる)場所に置き直してしまったら…面白くなんかない、そう思う。
The World of Kaleidoscope 「unlesse」「Tribe 3rd」

The World of Kaleidoscope 「unlesse」「Tribe 3rd」

La Danse Compagnie Kaleidoscope

こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)

2013/01/05 (土) ~ 2013/01/06 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題579(13-004)
15:00の回(曇)。14:10会場着、すでに10人ほど並んでいらっしゃる。2列ずつ並び、14:30開場直前では50人位、男性はとても少ない。15:02ブザーが鳴り前説(場内アナウンス)、二部構成、15:06~15:34、休憩、15:48~16:19終演。

高い天井からの円錐形に浮かぶ上がる照明、奥、スクリーンに映る像、左右から途切れることなく現れ、消え去り。

なんとなく...月蝕のとき、月面では地球光を受けて祭りが行われていて生命が誕生するイメージ。祭りは夏..ですが、ここには温かさはなく、温度すらない世界、スクリーンに映るのは細胞分裂みたいでした。

色は「黒」、後半、白地に黒い模様の衣装、ひとりずつ違っています。男は袖つき、おんなは両肩、背中をはだけ...やっぱり祭りにみえるのでした。

ダンサーが多いので全員出てくると壮観。

ALICE in Wonderland

ALICE in Wonderland

STUDIO D2

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2013/01/05 (土) ~ 2013/01/06 (日)公演終了

満足度★★★★

無題578(13-004)
19:00の回(曇)。(気が付きませんでしたが)18:00受付始まってました、18:30開場。原作は...昔、「不思議の」「鏡の」を読みましたがほとんど憶えておらず、バートン版「Alice in Wonderland」をみているので、正しい筋立てはわかっていません。劇中「Alice's Theme」が聴こえてきます。

こちらは初めて。子供さん、出演者と同年代の方も多く、舞台は彩り鮮やか、ダンス部分は分かり易くしたのでしょうか比較的すっきり。アリスを複数の方で演じ分けているのは面白かったです。

19:00鐘の音、前説(場内アナウンス)、19:06開演〜20:20終演。

ネタバレBOX

昨年(2012/3)みた上智大学の学生さんによる「In wonderland」という作品は純粋にダンスでしたが、本作はダンス+α、と思っていたので特に違和感はありませんでした。

近くでみる大きな振付、年少組(?)のダンス等々、いろいろあってよかったです。
「ワーニャおじさん」「かもめ」「三人姉妹」「櫻の園」

「ワーニャおじさん」「かもめ」「三人姉妹」「櫻の園」

劇団だるま座

アトリエだるま座(東京都)

2012/12/24 (月) ~ 2013/01/27 (日)公演終了

無題577(13-003)
【ワーニャおじさん】
14:00の回(曇)。13:00受付(整理番号券あり)、13:30開場。こちらは初めて。今日も商店街をみて、古書店があったので入ってみました。「廃屋の」とあるように中に入ってみると、古びた椅子、机、しわくちゃになった紙やポロ布、弦がないギター。スタッフの方がひざ掛けを持っています。BGMにはピアノ曲。天井が低いので廃坑か廃船の奥底のような雰囲気。古い時計(文字盤はローマ数字)がずっとカチカチ鳴っています、ランプ、天井には鳥かご、幼児が遊びで使うような木工細工、床にはP=308*****のように文字が数か所あり、原語なのでしょうか。すでにマリーナ役の方は椅子に座り編み物。14:01明るくなり開演~14:59、休憩、15:08~16:07終演。

薄暗い照明、横長の舞台(どちらかというと入り口側での演技が多かった)。
コの字型に配置された客席は椅子席が前後2段ずつ。

さまざまな演出をみたらみえてくるものがあるように思うのですが、この作品の深みや多くの方に好まれる要素などにはまだまだ追いつけなかったというのが率直な感想で、よくあるというならばよくある話ではないかと思うのでした。閉塞感、徒労感はあっても絶望ではない...。

海外の作品には馴染みがないこと、名作(と謳われている作品)や古典が苦手なこと...いろいろありますが、もしかしたら日本が舞台だったらもっと近いものとしてとらえることができたのかもしれません...ロシアは遠いし、想像力は不足している。

最後の晩餐【全日程終了いたしました。有難うございました!】

最後の晩餐【全日程終了いたしました。有難うございました!】

Sun-mallstudio produce

サンモールスタジオ(東京都)

2013/01/04 (金) ~ 2013/01/07 (月)公演終了

満足度★★★★★

無題576(13-002)
19:30の回(晴)。18:50会場着,受付(全席指定)、19:00開場。パイプ椅子席(A列~)。舞台は正方形を斜めにしたような設定、正面奥がひとつの角、左右の辺に未来的なドア(らしきもの)があるのですが、これを含め台形で模られたモノトーンのセット。座席は段差があるので後ろでもよくみえました(D列)。舞台左右、手前にベンチのようなもの。当パンをみると「Episode1~5」まであり、15年間を描いた作品のようです。チラシからイメージするものとはだいぶ違いますが、お話の構成がよく練られているので面白かったです。19:29突然現れる路上パフォーマンス「オペラ座の道化師」、前説なのかなと思ったら、すでに始まっているのでした~21:00終演。

ネタバレBOX

時系列に「お話」を重ねただけなのかなと思ったら、途中で意味深な設定がでてきたり、後からみると「あのセリフ」「このセリフ」といろいろ散りばめられていました。いつ、チラシのシーンが出てくるのかな、なんて思って聞き逃してしまってはいけません。

左右の扉が開くと各Episodeごとのセット。

最後の晩餐、いい匂い、たしかに届きました。各人の弔辞に対するそれぞれのリアクションや「この肉って」と思わせぶりなところもよかったです。

みぎわさんのアコーディオン弾き語り、初めてみましたがとてもお上手で楽しい。
初雪の味

初雪の味

青☆組

こまばアゴラ劇場(東京都)

2012/12/28 (金) ~ 2013/01/06 (日)公演終了

満足度★★★★

無題575(13-001)
12:00の回(晴天、少し風、寒くはない)。11:10受付(整理番号付)、11:40開場。和知さんが出ていらしゃるのでみにきました。鎌倉編とは細かいところでは違っていましたが、セリフがわからないということはありません。2回目だからか、演出の違いなのか、少しおとなしいかなと感じました。それとも、年が明けてしまい、良い天気だったからか…。下手においてあるモノや、コタツに入る位置が変わっているのはそうとしても、コードがないのはどうしてだろう。
11:56前説~13:42終演。

ネタバレBOX

母と弟、子どもたち、2つの世代のお話。一つの世代が終わると次の世代が始まる、だけが物語ではなく、町も年をとり老いてゆく。世代はゆっくりと気がつかれないように古い衣を脱ぎ捨てる。3人の子どもたちから次の世代は生まれるのでしょうか。そんな予感はしないけど、どこかにその芽はあって、春の訪れを待っているのでしょうか。

和知さんは久々で3作目。

オセロの様な障子..なにか法則があるかとみていたがランダムのよう。

母の最期のシーンが素足なのは...だからかな。
泳ぐ機関車

泳ぐ機関車

劇団桟敷童子

すみだパークスタジオ倉(そう) | THEATER-SO(東京都)

2012/12/13 (木) ~ 2012/12/25 (火)公演終了

満足度★★★★★

無題574(12-317)
13:00の回(やや曇、それほど寒くはない)。ここは初めて、少し早く来て裏の公園など歩いてみる、スカイツリーが大きい。12:00受付(予約時点で番号が付されるようです…遅かったので100番台)、12:30開場。細やかな気配りに心底驚く。こちら、何人もの方が「とてもよい劇団です」とお話しくださった…にもかかわらず(避けていたわけではなく)何となく機会を逃していました。今日は初めての場所がいいなと思い遅まきながら予約を入れました。錦糸町は1度「トリフォニーホール」に来ただけ(演目…クラシック…は忘れました)、大きな公園があり人も多い。舞台、鬱蒼とした中でよくみると池、板片で作った道、草木に囲まれた暗がり。外の受付でもそうでしたが、役者さん含め全員でお出迎え、ここまでもてなし感溢れる対応は滅多に経験できない、場内の誘導もきちんと連携、お客さんへの声かけも丁寧…と書いて…ディズニーランドの「キャスト」を思う。2列目からと中央よりが指定席、最前列、後方、左右が自由席、傾斜があり、みやすそう。12:59前説、当日券キャンセル待ちのお客さん対応、13:04受付終了とのこと~15:02終演。舞台の作りこみに負けない役者さんたちの演技、3姉妹と父、炭鉱で働く人々...みなさん素晴らしい。両腕をまっすぐ伸ばし、行進する様子はVOGA(12/1月)の公演でも経験、本公演もみていて背すじがまっすぐになります。

ネタバレBOX

女優さんが少年の役を演じる、という型が個人的に好きなのか(何十年も前に芝居をみていたときもそうだったことを思い出す)、大山さんの演技に惹きつけられました。大がかりな仕掛けはこけおどしなどではなく、物語のうねりを現しているようで、降り注ぐ雨、迫りくる「HAJIME100号」機関車の勢いに圧倒されました。初めてでしたので役者さんに声をかけることもできず会場を後にしましたが、とてもとてもよかったです。
DANCE  LIVE  LIVE  LIVE season2-Winter

DANCE LIVE LIVE LIVE season2-Winter

DANCE BRUT

スタジオトゥループ(東京都)

2012/12/24 (月) ~ 2013/01/27 (日)公演終了

満足度★★★★

無題573(12-316)
13:30の回(晴、寒)。初めての場所、東中野駅からギンザ通りを少し歩いたビルの2階。13:00受付、開場。桟敷席2列と椅子席3列。正面にかかっているのは能装束のような和服、雪女を題材とした「つごもりの晩」の舞台用でした。
13:31前説~、途中休憩があり~14:55終演。4作品が演じられ、それぞれ個性的でした。4作目、カラダに光るパッドのようなものを着けていたのは興味深かったです。

いつだって可笑しいほど誰もが誰か愛し愛されて第三小学校

いつだって可笑しいほど誰もが誰か愛し愛されて第三小学校

ロロ

新宿眼科画廊(東京都)

2012/12/15 (土) ~ 2012/12/26 (水)公演終了

満足度★★★★

無題572(12-315)
11:00の回(晴、寒)。10:31受付開場。地下のほうではなく1階。こちらはけっこう久しぶりです。ドアに「スペース0」、102号室とありました。入ってみると壁一面に子供たちの描いた「絵」、100枚以上ありそう。みると、鳥、象、ヨットなんかがある、全体に同じ色使い&絵風。前列は丸い椅子、後列は四角でこっちはどうしてかザブトンあり(なぜだ)。正面には「トビ」「ハチ」「ロク」、子供たちの名前が書かれた箱。BGMで子供たちの元気な声が聴こえてきます。そのうち上手から楽器の演奏、リコーダ、タンバリン、太鼓、ツリーチャイム、おはじき...のような音色。11:01桟敷席ができ、11:02前説(60分)、11:05ドアが閉まり~暗転。しばらく真っ暗です~12:15終演。トンデモない小学生たち、なんでもありの先生。大石・北村さんの回。しっとりとハイテンションが入りまじった内容で、過去公演を振り返ると、合うものと合わないものが両極端で、予想がつかない話の展開したが今回はよかったです。

「まちづくりproject」12月

「まちづくりproject」12月

THE TRICKTOPS

ワーサルシアター(東京都)

2012/12/19 (水) ~ 2012/12/23 (日)公演終了

満足度★★★★

無題571(12-314)
17:00の回(晴、寒)。16:30受付開場。商店街ではクリスマスケーキの販売、ショップの店員さんはサンタの衣装。「まちづくり」も最終話となりました。

舞台はいつもの部屋ですが、クリスマス仕様で、壁や天井ではイルミネーションが点滅しています。16:50前説(2時間)。17:00駅員の「砂戸」さん、今日はコート姿。

季節柄か少し大人し目のお話だったように思いました。とはいえ、初月こそ見逃したものの、ずっと追っかけてきました。

THE TRICKTOPSは、11/6の「宇宙の旅、セミが鳴いて」からで6作目になりました。次回は13/9...。

ジブリねたは厳しかった...。宮崎さんの作品は「ホルス」あたりから知っていて、「ルパン(初代とカリオストロ)」「コナン」「赤毛のアン」はみていたけど...映画のほうは劇場やビデオで数作しかみていないのでオリジナルがどうかとかはよくわからないのでした。

当パンをみると、脚本・演出の今泉が出ていらっしゃるとあったので、終演後、声をかけさせていただき、DVDを購入。

息が足りない

息が足りない

計画のドロシー

サブテレニアン(東京都)

2012/12/22 (土) ~ 2012/12/24 (月)公演終了

無題570(12-313)
17:00の回(晴、寒)。16:25会場着するが少し待つ、まだ少し明るい。ここは初めてで、大山そのものも2回目。16:30受付、入ってみると右の壁側に3段の席、案内の方が2-3段目を勧めてくださる。舞台を広く使うので後ろのほうがみやすいとの説明、なるほどと思い、そうさせていただく。パイプ椅子が直線で9脚並んでるし。17:01/17:09前説、とても丁寧。3面の壁に貼ってあるのか四角いものは(アナログ)カセットテープですね。ところどころ集まっていますが、なにを表象しているのでしょう。記録されたこと?
17:11開演、明転すると椅子はなくなっていて、女の子(チラシの子のようです)がひとり座り込んでいる~18:43終演。
「太陽から遠く離れたところエッジワース・カイパーベルトそこでオールトの雲に見守られながら私は形作られました。」とあるからには、この世界のことではないはずだけどそうは見えないし、始まって5分待ってもさっぱり分からないのはどこか勘違いしていたからかな。セリフはやや棒読み、BGMを多用、よく大きな音をたてる。観念が先行しすぎているように感じましたが、違った感じ方があるのだろうとも思いました。

ネタバレBOX

息が足りない..ってなんだろう。余談ですが「息もできない」という韓国映画があります。生きてゆくこと..息がつまること、息をすることすら忘れてしまうようなこと、「足りない」のはなぜ?
我は何者であろうか

我は何者であろうか

夢幻劇場

新宿ゴールデン街劇場(東京都)

2012/12/27 (木) ~ 2012/12/28 (金)公演終了

満足度★★★★

無題569(12-312)
15:30の回(曇)。15:03受付、15:00開場のところ5分押しとの案内。階段中央あたりまで下りて待つのですが、入口は全面暗幕で覆われています。また、ここで携帯の電源を切るようにと。15:08一人ずつ中へ。かなり暗いし何か勝手が違う。スタッフがライトで足元を照らす…客席が逆でした。普段、舞台がある所にベンチシート(3列)、奥から詰めてと言われましたが中央近くに座ってしまいました(すみません)。自由席なら自由に選ばせるのでいいんじゃないかな(といつものように思う、でなければ、座席はスタッフが指定しますとか)、もちろん、隣との間隔を詰めるのはありで。客席にはわずかに照明があたっているけど、舞台は暗くよくみえない。確か元々の客席は雛段が3段くらいだった、なんて思いながら見続けていると役者さんが座っているのがわかる…2人はいる。最前列の前にミニ椅子席が追加されお客さんいっぱい。15:36開演〜16:31終演。不思議な1時間でした。学生さんの作品には刺激的なものが多い、が、とても普通のものもあり、結局、みないとわからない。

内容の前に、寒い中、戸外で受付の準備は大変だろうけど、お客さんらしい人が集まり始めたら声をかける(この段階では客を客と思っていないんでしょうかね)、時間の案内などに変更があれば事前に、速やかに、知らせる、などの気配りを。

封筒にいれた当パン、挑戦状のようで小気味よい。

ネタバレBOX

役者さんは4人、客席におひとり、舞台に3人。

下手に酒瓶の山、上手はボロ布、中央にはタバコの山。

セリフが断片的だったので、正直なところどんなお話だったのかわかりませんでした。お話として理解しようというのではなく、まずは受け入れて、のような意図だったのか。

また、無言の時間が長く、その間にどのような感情が在ったのか。

その役者(配役)の役割、「男」は「男ではないもの」だったように見えましたがそれでよかったのか。血はその変化を顕示していたのか、横たわった女の半身は何を言おうとしていたのか、ハッピーバースディではない人生を描いたものなのか...日本人形のような方は...最後に(表の道路に出る)扉を開けて一人ずつ退場するのは、最後の笑いの様な表情は...などなど

制作の意図とか、みんなで議論したこととかあるんだと思いますが、それを訊いても興ざめでしょう。ただ、「19女」という側面は、もっとはっきり出さないと通じないし、女性が演じた方が伝わりやすいと思いました。

このページのQRコードです。

拡大