miss_youの観てきた!クチコミ一覧

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渇いた欲望

渇いた欲望

オフィス・ナカジ

シアター・バビロンの流れのほとりにて(東京都)

2013/08/07 (水) ~ 2013/08/11 (日)公演終了

満足度★★★★

無題787(13-216)
15:00の回(暑い)。14:30受付(名前がなかった)、開場。データによると「Bチーム」。タイムカプセル(あるいは同窓会)もの、ということでお話の大きな枠は予想通りでした。結局、10年の間「変わってしまったこと」か「変わらずにいたこと」のどちらか。あとは、エピソードの重ね方(作)、役者の力量(演出&役者自身)次第。正方形の舞台を客席が囲む(4面)配置、パイプ椅子にクッション。一応、入って左が正面とのこと、正面3列(ひな段)、時計周りに1列、2列、2列)。木の板でこしらえた椅子、おもちゃ、ドラム缶。入口から一番遠い(対角線)角にミニ舞台。お客さんの多くは、ご家族か知人関係か。15:01前説、15:10開演、いきなりの殺人シーン、誰が誰を殺したのか、なぜ、〜16:53終演。(人を殺すということについて)何箇所か無理やり感がありましたが、面白かったです。

Weekly2【マザーフッカー】

Weekly2【マザーフッカー】

アヴァンセ プロデュース

「劇」小劇場(東京都)

2013/08/06 (火) ~ 2013/08/11 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題786(13-215)
18:00の回(少し雲)。17:53会場着、受付(全席指定)。前からベンチシート、X、A〜で7列くらい。18:09開演〜19:48終演。嘉門さんは映画でしかみたことがなく、「不倫純愛(2011)」には赤澤ムックさんも出ていました。終始暗い舞台、中央に水槽(金魚)左右に座席(各席にライト)、下手(嘉門さん)、上手にテーブルと椅子、デリヘルの控室。冷たく冷え切った部屋では、やがてグツグツと感情が真っ赤に煮えたぎる。男ではなく(この作品の「男」は、優柔不断で頼れない者か実に勝手な者として描かれている)女であること、女としての快楽、女であることと産むこと、育てること。どれもが針のように刺さってくるようでした。喫煙シーンあり。

ネタバレBOX

溜め込まれた熱が突然巨大な気泡となって現れ弾ける。一旦、落ち着いたかのように見えても、いつ何時、間欠泉のように噴き出すのか。熱から逃れるように男はただ彷徨する。
新版 青森県のせむし男

新版 青森県のせむし男

劇団 風蝕異人街

ザムザ阿佐谷(東京都)

2013/08/10 (土) ~ 2013/08/11 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題786(13-214)
14:00の回(少し雲)、風が止むと猛烈に暑い、とにかく暑い。13:20会場着、受付(半券に整理番号を書いてくれます)、13:32開場。特に予定していたのではなく、何となく前日深夜に予約メール…だからなのでしょうか受付に名前がありませんでした。ザムザは約1年半ぶり。劇中、カミナリが聴こえましたが音響だと思っていましたし、照明も落ちたそうですが気づかず。そんな雰囲気に満ちたお話でした。こちらは初めて、14:02前説(70分、遅れているお客さんありで、5分おし)、14:06開演〜15:21終演…外は豪雨。

ネタバレBOX

(手前側)真っ赤な柵で仕切られた舞台、下手に黒い学生服が案山子のように立っていて、その足下には上半身を露わにした白い女性が二人、一人はゆっくりと身をくねらせ、一人はじっとうずくまる。壁に和服、破れたセーラー服などがあり、暗めの照明、提灯を使った演出、狐の面、柵の向こうで身じろぎせずに息を潜める者。張り詰めた空気がとても心地よく、また都内で公演があればみたいと思います。

夕方、通りかかった古本屋で文庫本を発見するも…1,500円。
蝶を夢む

蝶を夢む

風雷紡

シアター711(東京都)

2013/08/11 (日) ~ 2013/08/18 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題785(13-213)
19:00の回(やや曇り)。18:15受付、18:31開場。「LDK(2011/5)」以来で2作目になります。なので雪乃さんはもう中学生…大きくなっているのをみて「早いものだ」とかってに感慨にひたる。谷仲さんは先日JACROW(7/29)で、横森さん、市森さんはトツゲキ倶楽部(5/26)、堀さんもJACROW(1/7)、若林さんは38のライブが(2012/12)…Satokoさんは青果鹿(3/24)。

昭和25年、帝銀事件、貴腐ワイン…、洋館の一間、テーブルと椅子、ロッキングチェア、正面奧にはフランス窓、白いカーテン、蓄音機。

夏の虫の声、ぶどう、貴族、戦争、渦の中で発酵する怨念と情念。

18:46セーラー服を着た少女が椅子に座り本を読む、18:59前説、19:05開演〜21:06終演。会場である711の雰囲気とよくあったお話でした。

ぶどうを食べた後、手を拭くものがあった方が…。

オレンジの迷信行動

オレンジの迷信行動

ナイスコンプレックス

サンモールスタジオ(東京都)

2013/08/09 (金) ~ 2013/08/18 (日)公演終了

無題784(13-212
19:30の回(薄曇り)。19:00受付、開場。鼓動と足音が聴こえてきます。最前列はミニ椅子、2列目~パイプ椅子。19:25前説(120分)。19:30開演~21:39終演。台本と前作のDVDを購入。中央に祭壇のようなもの、左右にも段差。「斜い人」に続いて2作目ですが、少しとっつきにくい。舞台上の展開を観客の日常と結びつけ意味を持たせることが難しい。もうひとつ、現実の事件としての物語と作家の物語との組み合わせが上手くつながっていない印象。事件の検証(問題提起)をしたいのではないのでしょうが、細部に入ってゆくほど芝居から遠ざかってしまう印象。

ネタバレBOX

台本より
ロウ→Law、2004年→裁判員制度成立、5/3→憲法記念日、おかしいのは君の法→法改正、カレー→毒入りカレー、淳→神戸連続児童殺傷事件、あすの会→全国犯罪被害者の会…?
これは難しいと思います。

罪刑法定主義:罪と罰が予め決められていること→この説明では肝心なことが何も伝わらないと思います。

オレンジ…迷信行動…タイトルの意図…?
ラストシャフル

ラストシャフル

東京ストーリーテラー

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2013/08/07 (水) ~ 2013/08/12 (月)公演終了

無題783(13-211)
19:10の回(晴、蒸し暑い)。18:32会場着、受付は始まっていて、半券に整理番号を書いてくれます。少し待ち、番号順に入場。舞台はフローリングの床、中央の窓際にはベッド、窓外はレンガの壁、足下には小さな冷蔵庫。上手、住居用エレベーター、衣装タンス、1枚の風景画、と珍しくもない…ひとつ違うのは、室内が荒らされていること。19:10前説(お客さんにトラブルがあったため遅れている)、19:16開演〜21:34終演。

ネタバレBOX

本(海辺のカフカ、漢語林)、新聞、アナログLP(カーペンターズ、ビートルズ)、アルバム、シャツ、帽子、ゴルフクラブ、マッコリ、まごのて…

実の息子が親を殺し損ね、偶然、居合わせたドロボー二人組み、記憶を失いつつある老人のもとに集まった野球チームのメンバー。素材はいいと思うのですが、どうも合いませんでした。

この程度で親の殺害を企て、失敗すると改心、ドロボー(男のほう)も、イヤな奴というキャラクターで通しながらこれもあっさり改心、野球チームも終わってみれば夢のようなできごと。

その急展開について行けませんでした。もう少し「ほのめかし」要素があって(終盤明かされるその「セリフ」では気づかなかった…)、何よりもドロボー(男)に共感できる面がないと…。
火男の火

火男の火

「火男の火」製作委員会

紀伊國屋ホール(東京都)

2013/08/03 (土) ~ 2013/08/06 (火)公演終了

満足度★★★★

無題782(13-210)
19:00の回(曇)。18:35会場着、受付(全体に全席指定)。川が流れ、赤い橋が架かった、棚田のような舞台。「時は平安」とあるので794年〜1192年の鎌倉幕府までのようですが、知識ゼロ。それでも20人強の役者陣、みなさんいきいきとしていてとても面白かったです。小柄ながら舞舞役の紗綾さんが純真な役どころで、長役の逸見さんはこれこそ盗賊の頭役で見応えありました。

しゃぼん玉の欠片を集めて※無事公演終了致しました!ありがとうございました!

しゃぼん玉の欠片を集めて※無事公演終了致しました!ありがとうございました!

TOKYOハンバーグ

ワーサルシアター(東京都)

2013/08/08 (木) ~ 2013/08/13 (火)公演終了

満足度★★★★

無題781(13-209)
晴。前作から4ケ月、相原さんはちょうど1年ぶり、会場前は風が通らず蒸す、スタッフの方にお茶をいただく。「髪結う時」からで7作目、色使いを抑えた素に近い舞台、全体に「円」が描かれているのはタイトルの「しゃぼん玉」を現しているのでしょうか。14:31〜16:02。女の家、喫茶店、ハウスクリーニング業者の事務所、そして。決してハッピーではないが救いのない悲劇でもない、人の哀しさと暖かさが舞台を動かす、真っ直ぐな人たち。

ネタバレBOX

久松さんを中心に、家族と家族ではない業者、心とお金、が編み込まれていくようにみえました。「強い人」はひとりもいない、しゃぼん玉のように美しいけど弱さを持った人たち。人の「一生」、親と子、家族と孤立、それぞれの生き方。

最後の「気づかず行ってしまう」シーン…どのように受け止めましょう。

目の前に立つ相原さん、学生服姿の光藤さん、1年前が昨日のことのように思えます。

しゃぼん玉…儚さ、綺麗、自由、風まかせ、漂う。

気になった点:掃除のシーン、(他の劇団でもたまにあります)箒で客席側に掃き出すのはどうも…。正村さんが霧吹き(?)をきちんと装着していないので下に落ちる。アイスコーヒーを注文するとガムシロップとフレッシュはついてくるか、訊かれると思う(追加分かな?)。

紅の翼

紅の翼

ノーコンタクツ

萬劇場(東京都)

2013/08/02 (金) ~ 2013/08/04 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題780(13-208)
18:00の回(曇)17:18受付、そのまま並んで17:30開場。「笑うゼットン」に出ていらした前田さんが出演ということでみにきました。下手、プラットホームのようなもの、奧は階段、踊り場、傾斜のある床。こちらは初めてです。飛行機(飛ぶシーンあり)が出てくるお芝居は3作目、いずれも爽快感が出ていました。傾斜による高低差、エンジンがかかり、離陸、旋回…音響もよく、みていて風を受けるような気になります(実は空調か?)。私、ジブリ物はダメなのですが、本作は大丈夫でした(「紅の〜」は映画館でみたものの内容は…忘れました)。カラッとした小ネタ、昇降機を使った仕掛け、もちろんキャラクター(即ち、役者さん)、どれも面白かったです。18:02開演~19:54終演。

ネタバレBOX

ニル役の前田さんは男気を持ち合わせた芯の強い女性らしさを感じました。小柄ながら大空に舞う姿、小劇場で初めて観た煌びやかな(グリーン)照明...細いビームと床に走る無数の点と線、とても綺麗でした。
マクベス、あるいは、日本語のこの100年

マクベス、あるいは、日本語のこの100年

d’UOMO ex machina

東京アポロシアター(東京都)

2013/08/04 (日) ~ 2013/08/08 (木)公演終了

満足度★★★★★

無題779(13-207)
19:00の回(曇)。18:38会場着、受付、2階へ上がり靴を脱ぎまた上がって、急な階段を下りる。方向感、高さの感覚を喪いながらようやく会場に入るとほとんどのお客さんは着席、促され少し奥の椅子に。改めて見回すと、(入って右)壁沿いに椅子席(1列)、舞台にはパイプハンガー、脚立、木製の机と椅子、松葉杖、お客さんの靴(!)が開演時間には全部、床に穴が開いています。どう組み合わせてもなにか「ひとつ」のものにはならない「いつも」の情景。

6月の某会場で、偶然、角本さんと隣どうしになりました。2回(3月、5月と)行けなかったのですが、ようやくです...もっとも直前まで「絵空箱」だとばかり思っていたのでした。此処は初めてです。19:00開演~21:45終演。

マクベスは2回観たことがことがあり(但し、相当変わった演出のものと&ダンス)、原作も読んでみました。が、そんなことが吹っ飛ぶ異色さでした。数百年遡った時代の「書」をみているようなセリフ(節回し)。身体の動きと手にする小物、照明、BGM。虹の7色を凝縮し混ぜこぜにしても溶解することなく鮮明な色合いを保っているように感じました。私の感覚は、動くもの、光るもの、聴こえてくる方向に無条件に反応するのですが、そのような焦点の移動は他の部分を見失いかねないことでもありました。「次」がどうなるのだろうという余裕すらない時間の移ろい、毎秒が分岐点のようでもありました。

他にないモノだと思いますし、(私にとって)体内を浄化するのに一番効くのでした。

ネタバレBOX

片方の精度(焦点)を上げると、もう片方の精度(焦点)が下がる。不確定性原理みたいな空間と時間。調和しているのはBGMだけ…なのに雑(?)音が重なる。観客は壁に同化したかのように無言、床は雑多な様子でうごめき、階下へ通じている「穴」からはお客さん(遅れてきた方らしい)が現れ席に着く。デジタルなものがない空間、照明の位置さえ脚立に登って動かす…いや、ノートPC、アップルのロゴマークだけはじっと会場を見つめていました。
「空のハモニカ-わたしがみすゞだった頃のこと-」

「空のハモニカ-わたしがみすゞだった頃のこと-」

てがみ座

座・高円寺1(東京都)

2013/08/01 (木) ~ 2013/08/04 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題777(13-205)+778(13-206)
19:00の回(やや曇)。18:30開場、18:40場内に波の音、2回目です。今夜はいつもの客席側、19:07開演~21:26終演、アフタートーク21:30~21:46。

初めて娘と一緒に観にきました。娘は宝塚が好きで、ずっと普通のお芝居は観に行かないと言い続けてきましたが、観るなら「てがみ座」と思っていまして、今夜、決行。開演前は「寝るかも」とコメント。2時間強じっと観ていました。

美術も照明も、役者さんたちとの近さも想像していたのとは相当違っていたようで、終わってしばらくはポーっとしていました。

かつての「みすゞ」とこれかなる「みすゞ」、「みすゞ」と房子、時代と時代。今夜は初演時とほぼ同じ座席位置、先日感じた会場の大きさは消えていました。頭上で泳ぐ魚、照明を受け壁に映る浮き球の影、鈴の音、ハモニカの音色。寄せては返す波のようにお話は大きく、小さく。

遠い時間が身近に感じられ、隣りに座っている娘の横顔をみてみる。

追記:8/4(日)14:00の回(曇)、13:30開場、昨日とほぼ同じ位置、3回目。今日の石村さんには鬼気迫るものが、対して今泉さんはどこまでもたおやか。13:55前説、14:05開演~16:26終演。実娘の房枝さんが舞台に上がりご挨拶、忘れられない日となりました。

「空のハモニカ-わたしがみすゞだった頃のこと-」

「空のハモニカ-わたしがみすゞだった頃のこと-」

てがみ座

座・高円寺1(東京都)

2013/08/01 (木) ~ 2013/08/04 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題776(13-204)
19:00の回(曇)。18:35会場着、受付(全席指定)。月初めは早く帰ることが難しいので今夜は予定していなかったのですが、意外にも早く仕上がったため電話で訊いてみたところ大丈夫です、ということでしたのでみに来ました。本作は2011/9(@「劇」小劇場)にみていまして、嬉しい再演です。

「シアタートラム」「兎亭」「吉祥寺シアター」「LE DECO」と(会場の)大小が順にきていて今夜は「大」。前作が「小」でしたので(個人的には小さい会場が好み)「大きいなぁ」と感じてしまいました。対面式で普段も客席側(D~)と舞台を挟んで(XA~XE)。高い天井からオブジェ、ビン玉ガラス(浮き球)が吊られ、左右の壁(これは可動式のパネルなのでしょうか)は間隔をあけてあります。長い板の床面は最前列では座って胸の少し下あたり。波の音が聞こえるなか、18:55前説、19:05開演~21:20終演、役者さんたちはロビーに、少しご挨拶、また土曜日に。

ネタバレBOX

ふと場面が静止するとき、天井のオブジェに目を移してみると、その高い先に星の瞬きがみえてくるような気がしてきます。大きな夜空の下の小さな人たちのお話。星が瞬く間もない短い時間で止まってしまった詩人のお話。それでも海には波、夜空には星、親から娘に伝えられたもののお話。
東京ナミイ帰国Live!!

東京ナミイ帰国Live!!

東京ナミイ

キッド・アイラック・アート・ホール(東京都)

2013/07/31 (水) ~ 2013/07/31 (水)公演終了

満足度★★★★★

無題775(23-203)
19:30の回(曇、少し風あり)。19:00受付、開場。入って左が客席(パイプ椅子)、右にステージ、下手、スピーカー、譜面台、マイク。上手、チェロが横になっていて周囲(足が届く距離)にはエフェクターが多数、円陣を組んでいます。新宿で芝居(P.フロイドがかかるらしい)にするか、Liveにするか悩み、やっぱりこちらにしました。チラシに(今夜のユニットではありませんが)「超変拍子プログレ」なんて書いてあったので。19:40開演〜20:30、休憩、20:45〜21:38、アンコール21:45終演。既存のバック演奏にヴォーカルとチェロを重ね、高い天井からの照明がよい雰囲気を創り出していました。少々昔、「ナイトウィッシュ」「ウィズイン・テンプテーション」「キャメロット」などのシンフォニックメタルをよく聴いていました。ナイトウィッシュは来日公演(2008/1 @Liquidroom)に行ったのですが、残念ながらヴォーカルはターヤではなかったのでした。で、始まった演奏は目の前でということもありとても刺激的でした。チェロはチェロ(生傷がいっぱい)ですが、エフェクターを通し多彩な音色、弓、指だけではなく、膝にのせギターのようにピックで弦を掻き鳴らす。ミュージックソー(ノコギリですね)やてのひらサイズの電子楽器(名称?)。オリジナル曲、カバー曲(大胆なアレンジ)、和洋とりまぜた2時間でした。

「Amazing Grace」のThe Blinde Boys of Alabama版…「The House of The Rising Sun」…違和感ではなく、ハッキリ確信するまでの微妙な数秒は不思議な体験でした。

8/10のライヴに行きたいけど先約が…

新体操、さゆり【満員御礼!たくさんのご来場ありがとうございました!!】

新体操、さゆり【満員御礼!たくさんのご来場ありがとうございました!!】

劇団ズッキュン娘

北池袋 新生館シアター(東京都)

2013/07/30 (火) ~ 2013/08/04 (日)公演終了

無題774(13-202)
19:30の回(曇)。19:00受付、開場。「グッバイ、マザー」から3作目です。正面に白いスクリーン、19:20開演前に「GROOVE THEATRE 参加公演」団体のプロモーションビデオ上映。19:26前説(アフターイベント込みで90分)。パイプ椅子席+クッション、入り口側に遅れてきた人用の座席(結局、空いたままの席があったのですが、何はともあれ開演前に来ている方が狭い桟敷で、遅れてきた方が最前列等の椅子席というのは...と思ってしまいました)。今回は「新体操」、やはり何か飛んできても気にしないようにとのこと。19:32開演~20:46終演、アフターイベント20:51~21:06(ゲストは日替で、今夜はYuttyさん蕎粥凌さんの二人組)。

ネタバレBOX

前2作が持っていた勢いのようなものが感じられませんでした。野球でも新体操でも(動きが)リアルである必要はないと思いますが、今回 、団体メンバーに選ばれているにしては…すみません。このお芝居、そこのところにこだわっていては楽しめない、とわかっていても…。主人公のキャラクター設定が内向きすぎること、最後までメンバー間のつながりが弱いこと、初日だからか全体に低温、など。

しょっちゅうダンス公演をみているので、どうしても比べてしまう…なにかもう一つ雰囲気作りがあれば。
カルデッド

カルデッド

JACROW

OFF OFFシアター(東京都)

2013/07/24 (水) ~ 2013/07/31 (水)公演終了

満足度★★★★★

無題773(13-201)
20:00の回(曇)。19:00に着いたのですが受付していただけました(整理券あり)。19:30開場、対面式(入口からみて向う側、椅子席2列、いつもの客席側は3列…こちらがお勧め)、薄暗い会場、舞台には歪なカタチの大きな積み木(みたいなもの)、上手には机らしきもの、19:57前説(120分)、20:05開演〜22:09終演。幕間、これも薄暗い中、黒尽くめの男女が無言でセットを組み、一礼し、去る。4話とも強烈、当パン(スタッフの方もそう言ってました)にあるとおり「最後まで肩の力を抜かないで」みました。


ネタバレBOX

霧がかかったような室内、ノートPC(XPですね…)をホントに使うのは珍しい(デイスプレイが観客にみえる)と思って、操作が終わってからもチラチラみていたところ(残念ながらその瞬間は見逃しました)…やられた、これはやられた※。みえないはずの男と閉じこもる男、迷い込む者、自己保身の男、役者さんたちの良さを、積み木たちが情景で支え、ひとつひとつが手作りの味わいと冴えるタイトルコール。

震える手、わななく唇、叩きつけられる手、覆われる目、掴みかかる手、さまよう目、突き刺す手、ひそめる声、そして合わせられる両の手、流れる涙。

第一話、最後、ポケットからお札を取り出す必要があったのだろうか…

※スクリーンセーバー:「もっと甘えればよかった 幸雄」
Re:一万個

Re:一万個

チームまん○(まんまる)

萬劇場(東京都)

2013/07/25 (木) ~ 2013/07/28 (日)公演終了

満足度★★★★

無題772(13-200)
15:00の回(曇)。14:40会場着、受付。入ってみると舞台では2人が前説(?)中、途中から増え5人に。こちらは初めて、15:00-17:00で時間が空いたのでみにきました(動機がいい加減ですみません)。15:07開演〜16:42終演。先にコメントありますが「予約承り!」の一言返信メールはなんでしょうね…。別の団体での同じようなケース:サイトから直接予約したけど時間を忘れたので、問い合わせした…ことがありました。商取引として受注内容の確認を促すのが普通ではないかと思います。

終わってから、これは下半身版「ミクロの決死圏」ではないかと思いました。脳ではなく◯への航海。とても面白かったです。

「Short Sweet Story 夏の特別編」

「Short Sweet Story 夏の特別編」

ガールズミュージアム

シアターサンモール(東京都)

2013/07/25 (木) ~ 2013/07/28 (日)公演終了

無題771(13-199)
12:00の回(晴)。11:35会場着、受付(指定席、開場しているのかよくわからず、しばらく外で待つ)。ここは久しぶり、最後に何をみたのか思い出さないということは◯十年前のことだったのでしょう。入ってみるとロビーでは物販、開場してました。席は中央よりやや後方(端)、この列から後ろはお客さんポツポツ。こちらは初めて。アイドル系のものは苦手なのですが、12:00開演ということでしたのでみにきました。舞台は南国(夕焼け?)風、あれは椰子でしょうか。12:02前説(120分)、12:07開演〜13:54終演。みなさん初めての方ばかりで、演技も基本「立ち」のまま。あまり演劇的な動きではないのは、こういう公演だからなのでしょう。幕間の寸劇、少ない音響、常に明るい(なので役者さんはよくみえる)。お話も小難しさなどないもの。イベント的でいいと思うのですが、舞台が広すぎて(客席からみて役者さん同志が被らないように?)お話の密度が失われているように感じました。

ファンタジー

ファンタジー

プロジェクト大山

シアタートラム(東京都)

2013/07/26 (金) ~ 2013/07/27 (土)公演終了

満足度★★★★★

無題770(13-198)
19:30の回(曇)。18:30受付、18:35会場着(全席指定)、19:00開場。4作目。舞台には白い布、天井のミラーボールが透けて見え、丸い明りが場内を回っています。BGM...映画音楽。立ち見(横と後ろ)が出ましたが、客席にはいくつか空席も。ふとみると(19:22)人魚がいました。イルカのような尾ひれ、ホタテ貝(殻)を胸に。おなかがすいたのかするめを胸のホタテから取り出し食す、ちょっと大きいものは裂いて食す...主食か?客席に仲間がいるのでしょう手を振りアイコンタクト、ときどき寝る。19:32前説、19:35開演~白い布に影が映ります、腕をヒョコヒョコ震わせ、得体の知れない生物と闘っているようです~20:55終演、アフタートーク(常盤貴子さん、古家さん)21:05~21:33。水族館の中みたいにマンボウ、シーラカンスのようなもの(常盤さん曰く、クラゲ)が揺らいでいます。衣装も潜水具みたいなサンゴ礁みたいな...イメージが膨らむ「ファンタジー」。あのヒョコヒョコする動きは「メルド(敢えて意味は伏していましたが」というのだそうです。シーンによっていろいろイメージしてしまう振り付け、小道具を使った寸劇っぽいもの、頭に着けていたのはホースか針金か...。

『聯綿(レンメン)』ご来場ありがとうございました。

『聯綿(レンメン)』ご来場ありがとうございました。

演劇ユニットG.com

王子小劇場(東京都)

2013/07/24 (水) ~ 2013/07/28 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題769(13-197)
19:00の回(曇)。18:15受付、18:31開場。会場を横に使った舞台、右側、一段高くなったところからパイプ椅子席(3列、ひな段)。下手に黒く大きな「岩(ようなもの)」、正面(キャットウォーク)には白い枠が嵌め込まれ、壁も白いパネルで覆われ異質な様子、上手、天井からこれも黒いパイプの残骸みたいなものがモビールのようにぶら下がり、青い照明が何かを警戒するかるように床を這っています。

「実験都市」からで4作目になります。ストルガツキー2作、レム1作...。レムは(SF好きには)人気があると思いますが、ストルガツキーを手にしたのは1978年刊行の「収容所惑星(海外SFシリーズ初期のもの、深見弾訳)、「ストーカー(タルコフスキー)」の日本公開は1981年(劇場では未見です)。

本公演を前に「そろそろ登れカタツムリ(1991群像社刊)」を借りましたが、情景をイメージしにくいのと、よくわからない設定から話が始まり難攻、まだ終わっていません。

とはいえ、ひとつの種が永い時の果てに異質なものになってしまった、という設定はSFではお馴染み(ウェルズの「タイムマシン(1895)」にも描かれています)、時間感覚の違いは「竜の卵(R.L.フォワード)」、これらはとまどうことなく観劇できました。

これが三浦さんの「たったひとつの冴えたやりかた」としての表現なのでしょうね、かつてSF作品を読んだ後に感じた爽快感が甦ってきました。※ちなみに「たったひとつ~(J.T,J)」ってみなさん知っていらっしゃるのでしょうか...

終演後、前作「東京0番地」のDVDを購入。

ネタバレBOX

不老不死…が劇中明示されていたか覚えていないのですが、女性が世代を重ねるために単為生殖(森、出産)の方向に進化、男性はクローン(ビル、管理)、というのがいいかなと思いました。映画「月に囚われた男」「オブリビオン」でも管理するのはクローン…。
ピュア魂2

ピュア魂2

桜美林大学パフォーミングアーツプログラム<OPAP>

PRUNUS HALL(桜美林大学内)(神奈川県)

2013/07/22 (月) ~ 2013/07/27 (土)公演終了

満足度★★★★★

無題768(13-196)
13:00の回(曇)。自宅から2時間強かけて会場へ、12:00受付(整理番号付)、12:20(番号順に整列、ピンクが先でブルーがその後)、12:30開場。最前列に桟敷席、厚めのクッションに低いけど背もたれ、2列目からイス席(ひな段)、かなり奥行きのある舞台、天井は高い。12:59前説(80分)、13:06雨音が聞こえ開演、スタートからフルパワー、迫りくるスピード、鳴り響くベース音、とどまることのない勢い...最高だ...~14:30終演。

こんなに圧倒されたパフォーマンスは初めて、木佐貫さんの作品も初めて。ずっと木村愛子さんの作品をみていて、いつか桜美林へと思っていました。

奥から手前へ、左右、円と密度の濃い動きですが、全身に目があるかのように滑らかにすり抜けます。動きが速いのでひとりひとりの表情を負うのは無理ですが、瞬間であっても力強い眼差し。黒い帽子がよいアクセントとなり照明による明暗がさらに冴えていました。

終演後の挨拶では、幼さ、若さ、ちょっぴり大人、がまざった表情でとても親しみが持てました。この中からまたどこかで観ることができるダンサーがでてくるのかなと思いました。

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