miss_youの観てきた!クチコミ一覧

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クリスマス公演

クリスマス公演

筑波大学附属坂戸高校演劇部

筑波大学附属坂戸高校 C館1階演劇教室(埼玉県)

2015/12/23 (水) ~ 2015/12/23 (水)公演終了

満足度★★★★★

無題1699(15-388)
14:00の回(曇~小雨)

13:35会場着、校内を進むと曲り角に案内があり親切、受付。

前方半分が桟敷席(畳敷)、後方は講堂風の5人掛くらいのテーブル付席。
後方に座ってみました。運営はすべて生徒さんが行っているようです。

13:56前説、14:01窓に暗幕をかけ、開演~16:07終演。

11月、さいたま芸術劇場で行われた「埼玉県高等学校演劇中央発表会」にオノマさんの「Q体」を観に行ったときのこと。開場前、列に並んでいたら制服姿のスタッフの方に、小さな公演チラシをいただきました。それがこちらの「クリスマス公演」でした。なんとなく気になったのと、当日観た3作品ともよかったので仮予定に入れていました。

高校演劇は神奈総、六本木、桐朋女子高くらいしか観たことがないことと、同じ埼玉なので観に来ました。

1・2年生の「表に出ろいっ!」は、日本女子大学(ピアチェーレ2012/10@梅ヶ丘)の激しく弾けた演出を観ました。

こちらの公演は、男性2+女性という構成で、動きこそ少ないものの、お互いの情けなさがよく出ていたように感じました。ただ、だんだん切羽詰ってくるのに合わせてヴォルテージが上がって行ってもいいかなとも思いました。

朗読はテキストなしでしたが、クリスマスに相応しい(哀しみを湛えた)良作だったと思います。

コントは場内でも大きな笑い声。

約2時間の学内公演、今一番感じたい「Live感」でいっぱいの公演、それを現役高校生がやり遂げていることが立派だと思いました。

2/11(水)に卒業公演があるそうで、都合がつけば行きたいと思います。

福留麻里ソロダンス「そこで眠る、これを起こす、ここに起こされる」

福留麻里ソロダンス「そこで眠る、これを起こす、ここに起こされる」

世田谷美術館

世田谷美術館(東京都)

2015/12/22 (火) ~ 2015/12/23 (水)公演終了

満足度★★★★★

無題1698(15-387)
20:00の回(晴)

19:20会場着、外で待ち(ちゃんと列になって待つようにとの掲示あり)、19:30受付、開場。

今夜は美術館エントランスでの公演、どんなものかなと思い観に来ました。

「用賀」で降りるのは初めて、駅から歩きます。環八は車が途切れることがないのに、歩道は暗いうえに砧公園近くになると歩いている人もほとんどいなくて間違った方へ行ってしまい逆戻りする始末。

なんとかそれらしい建物の近くに行くとありがたいことに警備の方。この方がまた親切ですぐ入口に到着。しばらく待ち、受付。天井が高いエントランス、半円を描いた階段を遠巻きにするように客席、ベンチシート、椅子。

砧公園(ファミリーパーク、橋)を模したので しょう、中央に大きな芝生/グリーンのシート、階段の踊り場には巣のような木組み(葉のない枝が刺さり、靴も)があり。中で人が横たわっていて、頭と、足が出でいましたて、寝ているのか動かない。車の音、足音、雨音、鳥の声なども聴こえてきます。

ホール入口上部からは、スケッチブック、明り、バードウォッチング用双眼鏡?、帽子、ボールが吊られ、グリーンの真ん中、ポールの上にスピーカー、5つのミニ陸橋と明り(ジオラマ風)、下手にトランポリン。

20:00前説(アナウンス、60分)...ここらから少しずつ動く。20:03木枠の中で座り開演~20:59終演。

エントランス公演は3回目、(2011/10 学習院女子@「やわらぎホール」でのポかリン記憶舎公演)、(2015/8@森鴎外記念館でのかたりと公演)。動く展覧会に来ているような感じ。

ナレーションがあり、この公園についていろいろ教えてくれます。ダンサーはそこにいるいろいろなものを表現しているようで最後は虹蛇となってクネクネと退場。

受付のときには気が付きませんでしたが、当パンをみていると制作補佐に谷さんのお名前。「SPACE ★ OPERA(2015/11@サブテレニアン」でお話したばかりでした(あまりの意外さに「!」)。

公園ガイドによるパフォーマンスのような観たことがない様式は会場から受ける印象とともに他では得られないものだったと思います。


SchneeROSE〜シュネーローゼ

SchneeROSE〜シュネーローゼ

Performing unit colors7~C7

新宿眼科画廊(東京都)

2015/12/18 (金) ~ 2015/12/23 (水)公演終了

満足度★★★★

無題1697(15-386)
19:30の回(晴)

19:11受付、開場。入って右に(中/大)丸椅子/クッション付が2列。反対の壁に金と銀の雪の結晶でしょうか、もともと白い会場がより白く見えています。

こちらは初めて、昨年までですと`地下`のほうに行っていたと思いますが、今夜はこちらに。19:21前説(祐妃さん)、19:30(クランプスのお二人、65分、音がしなければ飴くらいは)、19:33開演~20:29終演。

「reading&performance公演」とありますように、テキストを手に持ってのシーンを交えた作品、みなさんも初めてで「説明」にあるとおりのお話。

ネタバレBOX

未来からきた「少女」が何をしに「過去」へ来たのかはすぐに分かりますし、予想通りの展開になりますが、少女役のあやめ紗季さんがとても魅力的で、私が時間ものを好きなこともあり、暖かい余韻が残ります。

個人的には「ケイタ」を初めからもう少し感情移入できるキャラクターにということと「クランプス」はもっとソフトな無邪気ないたずら好きのような設定にしたら、作品全体がクリスマスケーキのような甘さで満ちたのではないかと思いました。

新しい命との再会はわかっていてもいいものです。
Wall

Wall

Dance Company Nect

神楽坂セッションハウス(東京都)

2015/12/19 (土) ~ 2015/12/19 (土)公演終了

満足度★★★★★

無題1696(15-385)
12:00の回(快晴+強風=寒い)。

11:45受付。普段よりやや後方に、(左右寄りに)桟敷+椅子席、椅子席にすわります。

またのんびりしていたら「完売」になってしまったのですが、「公開ゲネプロ(一律1,000円)」の案内がありやってきました。

会場内はすでにスモークによって霞んでいて、11:56前説、12:06開演~13:11終演。

三角錐に浮かぶ照明が映え、グレー、白、カラフルな衣装、流麗なパフォーマンスは美しく、また力強いものでした。途中、「セリフ(語り)」が入るシーンがあり、やはりこれは苦手。上手の、着せ替え人形、赤い毛糸はなんだったのか...。

「The Wall」ならPink Floydなのでどうしてもそっちのイメージがちらつくなかでの約60分。なんとか観ることができてよかったです。

クロメ2 於 両国

クロメ2 於 両国

クロメ

両国Bear(東京都)

2015/12/18 (金) ~ 2015/12/20 (日)公演終了

満足度★★★★

無題1695(15-384)
20:00の回(晴)

19:41シャッターが開き受付、横の階段を上がって会場へ、入って奥にベンチシート席が1列。

今年7月にオープンした会場は長方形、ダンス用の床、天井の梁が4本、ガラス窓に襖と変わった造り。

20:06動き始めつつ簡単な前説をしながら開演~20:59終演。

お二人とも初めてですが桜美林出身とのこと。

両国ならではの型と太鼓を交えた作品は後半こそ激しさがありましたが、全体に無音とゆっくりとした動きが多く、二人の距離が離れていると少し薄味に感じることがありました。

途中での衣装替え→赤鬼のイメージ。2列での前転は(古いけど)地獄車。

二人だけなのでもっと濃密な(近接した)内容でもよかったのではないかと思いました。

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開座

森下アトリエ(東京都)

2015/12/16 (水) ~ 2015/12/17 (木)公演終了

満足度★★★★

無題1694(15-383)
19:30の回(曇)

19:10会場着、19:39開演~20:27終演。

クラシックギター(弾き語り)、三味線が交互に/同時に演奏され、岡庭さん、田嶋さん、渡部さんがソロを舞うという形式。

久しぶりのアトリエ公演。実に枯れたギターからなんだか馴染みある旋律...
じっと聴いてみると「Stairway to Heaven」を編曲していてビックリ。

舞は三人三様、夢見心地のような田嶋さん、憑かれたようなみかさん、岡庭さんは両極端な舞。

肉のうた

肉のうた

大駱駝艦

大駱駝艦・壺中天(東京都)

2015/12/12 (土) ~ 2015/12/19 (土)公演終了

満足度★★★★★

無題1693(15-382)
20:00の回(晴)

18:50会場着、19:00受付(整理番号あり、10分前から並んで12番目)、19:25番号順に並び、荷物を預け19:30開場。ベンチシート席(ひな壇)2列目に座ります。開演近くになると最前列の前に1列(ここが一番いい席)できるので2列目以降(の真中付近)が観やすいと思います。

2014/9に行われた公演(観ています)の再演。すでに全公演完売。

20:04前説、開演~21:26終演。

露出された身体から発せられる妖艶な香りの中で幻想的な舞が白塗りの演者によって描写されます。人ではない、なにかのような視線、気配が生々しい。

ダイナマイトと蛙たち

ダイナマイトと蛙たち

劇団ピアチェーレ

Ito・M・Studio(東京都)

2015/12/12 (土) ~ 2015/12/13 (日)公演終了

無題1692(15-381)
18:00の回(曇)。

17:30受付、開場。17:55前説、19:00開演の挨拶~19:01終演。
舞台には(たぶん)椅子がひとつだけ。

「 ダイナマイトと蛙たち」は既存の作品。
「MOMOS(2012/4@ここ)」から9作目(他に合同公演が1つ)。

世代交代後の本格的な舞台。第一印象としてはだいぶ硬さが残っているようでした。お客さんは役者さんの眼をみながら、表情をみながら、カラダの動きにあわせて、お芝居の中へ入ってゆくのだと思っています。もっと肩の力を抜いてカエルになりきって寓話の世界を楽しむくらいの余裕がほしいところです。

また、どうしても立っている時間が長くなりがちなので演出面でなにか工夫があれば、と思いました。

今月は、日芸2、日本女子、早稲田、慶應、多摩美、六本木高校と学生演劇が多い月でした。経験(場数)の差はあれど、生まれたて、成長過程の創作は興味が尽きません。

一度、コメデイ作品を観たいと思っています。

Soundtrack.

Soundtrack.

富山のはるか

ART THEATER 上野小劇場(東京都)

2015/12/11 (金) ~ 2015/12/13 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1691(15-380)
19:00の回(曇)。

18:30受付、開場、パイプ椅子席。舞台床、正方形の薄緑(ダンボール製、芝生のイメージ?)、周辺の床に白い布、正面と下手に天井近くトイレットペーパーが垂れていて、同じく天井からロールがいくつか、きのこのような手のひらサイズのランタン風の灯りも。正面にベンチシート風の横長椅子と屏風のような板(イラストはヨットの帆にみえる)。

「犬の下~(2014/11@コンシール)」を観ていて2作目です。作演出は同じなのにだいぶ印象が違いました。

役者さん交代は、当日知りました(こりっちには載っていないし、サイトにもないし、twitterくらいでしょうか。

その毛利さんは「太陽とサヨナラ(2013/10@吉祥寺)」「あの記憶の記録(2012/10@DECO」。渡部さんは「チャーリー(2015/9@ここ)」。左藤さんの2015年はこれで7作。

なぜ「Soundtrack」なのかはありますが、CDジャケットサイズのチラシは両面だいぶ凝っていて、デザインの篠原さんは「小宇宙(2013/6@SENTIO)」から数作観ています。

夏に降る雪、高校生、屋上、仲良し、空には鯨、謎の少女...どれもが(かつて読み続けていた)SFジュブナイル物のエッセンスに近い。

「52ヘルツ」のクジラは実在するようで、広大な海のイメージが深まります。空に浮かぶ白いクジラはなんだったのか、少女が背負っている簡易宇宙服(生命維持システム的な)のようなものが、なんとなく、そうなのかなと感じさせます。

目的も行方もわからないままで終わる本作、個人的にはとても好み。

ちなみに「クジラとSF」では、「ジョナサンと宇宙クジラ(R.F.ヤング)」ハヤカワSF文庫がお薦め。「神鯨(T.J.バス)」は絶版らしい。

白いレスポールタイプのギターは本物だそうですが、ちゃんと元に戻るのだろうか。客入れ、カーペンターズやビートルズが流れていた。

追記:毛利さんは「女子高生ロボット、ハル」でした、とありました。ということは「HAL 9000」からきているのでしょうか。

BATIKレパートリーシリーズ vol.02

BATIKレパートリーシリーズ vol.02

BATIK(黒田育世)

森下スタジオ(東京都)

2015/12/11 (金) ~ 2015/12/13 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1690(15-379)
15:00の回(小雨)

14:30受付(整理番号あり)、14:45開場(靴は脱いで)。桟敷席2列、椅子席。
15:06前説(途中20分の休憩有)、開演~15:48、休憩、16:07~16:48終演。

シアターイーストでの「春の祭典」はダメでしたが、今夜は凄くよく感じました。

d-倉庫での「ダンスがみたい! 17」のおかげだと思います。

Loft

Loft

THE TRICKTOPS

Gallery&Café FIND(東京都)

2015/12/09 (水) ~ 2015/12/13 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1689(15-378)
12:00の回(雨)

11:32/1階で受付、2階の会場へ、対面式の客席、階段上がって左に座ります。真中に小さなテーブル(水色のテーブルクロス)と椅子2脚。ベランダ側はカーテンが閉められています。

埼京線が遅れていたようで12:06前説(佐渡さん、80分)~13:28終演。

「宇宙の旅、セミが鳴いて(2011/6@参宮橋)」が初めてで、@ワーサルシアター「まちづくりproject」から観続けている劇団です。

今回は十条の駅から少し歩いたカフェの2階ギャラリー、此処は3回目(2013/3「花束を渡すのは誰だ?(コマイぬ)」、2013/12「オレの妹は8年前に死んでいる(Island)」)です。

短編が四つ、柔らかにつながった「そうなるかもしれない世界」の人肌、暖かいお話でした。

古本屋のお話しは、(いつも時間が止まっているような気がする)古本屋が好きなのと「森崎書店の日々(2010)」を観いてたこと、なによりホロリとさせる内容だったのがよかったです。

今までに観た公演:瀧澤さん、遡ると「ピアノのへや(2011/7@アイピット)」。馬場さん、最近では「落伍者、改。(2015/9@南大塚)」。森さん...8/15の「水没(平原演劇祭 2015・第3部@新しい村)」にでていらしたのですね、遅れて行ったのと暗かったので気がつきませんでした...「vivi mimi(2015/6@サブテレニアン)」「アダムの肋骨(2015/4@王子)」「アンサータン・ストーリーズ(2014/9@MOMO」と結構観ています。

好きかもしれないピエロ

好きかもしれないピエロ

劇団ゆらじしゃく

ギャラリーLE DECO(東京都)

2015/12/09 (水) ~ 2015/12/13 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1688(15-377)
14:00の回(晴)

13:31受付、開場。LE DECOは2014/8の公演以来。

「セールスマンの死」は完売で観ていませんが、旗揚げ「毒薬と老嬢(2015/1@アルシェ)」から。高野さんの作品ではそれ以前に「ダイフク様の信ジ方(2014/3@風姿花伝)」..畠山さん、を観ています。

旗揚げから1年間で4作品、本公演後はしばらく休止、久しぶりのLE DECOもまた3/27で一旦休業とありました。

会場に入ると下手側がお薦めというのでそちらに。ラジカセ(AIWA)、ベッド、洗濯物など独り者の住まい風、柱を挟んで上手に白いイーゼル(トランスフォーマーばりに変形する)。上演時間100分+アフタートーク、という案内。

13:55/14:05漫才二人組による前説(実質、ここから始まっていたようです)~15:59、アフタートーク16:02~16:23。

登場人物はみなもうひとりの自分をもっていながらそれを表に出せずに苦悩する。(磁石のように)引き付けあうようで反発しながら揺れ続け、ピエロの涙には深い悲しみが映る。

高野さんと役者さん、スタッフの方を交えたアフタートーク。
お客さんのほとんどは学生さんらしい。

劇中のジャグリングは様になっていて、劇中、チャイコフスキーの美しい旋律が流れます。P.マッカートニーの最近作も流れたとのことでしたが、BeatlesとWingsで止まっているので気が付きませんでした。

高野さん。1年間ありがとうごさいました。また劇場でお会いできればと思います。

死海に沈むブス

死海に沈むブス

劇団森

早稲田大学学生会館(東京都)

2015/12/11 (金) ~ 2015/12/13 (日)公演終了

無題1687(15-376)
19:00の回(曇)。

18:26会場着、受付(整理番号あり)、18:30開場。舞台に白布「開演までしばらくお待ち下さい」の文字、パイプ椅子のひな壇、2列目に座ります。

18:45/55前説(65分)、19:00開演~19:57終演。こちらはたぶん3公演目「シアターわせだ2014(2014/11)」、「演習3 第七官界彷徨(2011/6)」。

ざらついたエロコメディ、巧い芝居を狙っているのではなさそうで「透き通ったキミ」と同傾向。

ゴドーを待ちながら

ゴドーを待ちながら

KARAS

シアターX(東京都)

2015/12/10 (木) ~ 2015/12/14 (月)公演終了

無題1686(15-375)
19:30の回(曇)

19:00受付、ロビー開場、19:17開場、19:35前説、19:37開演~20:47終演。「ある晴れた日に」に続いてのシアターX公演、初日、6月に初演。

「朗読」の量が(途切れることなく)多くなり、よく歩いているのですが、その分「ゴドー」って何?の部分が自分の中で膨らんでゆくのでした。

佐東さんはずっと後ろ向きのまま、やや右、やや左にカラダを向けるだけ。

偶然、昨年の春、卒業するまで何回か学生演劇を観に行っていた方がいらしていて訊いてみると、私がお薦めしたのを覚えてくれていたそうです。

年末のイベント「BOUNEN2015」は、12/28(金)19:00…この時間だと今年は無理そう。

Manhattan96 Revue vol.2~窓枠のパレード・パレード~

Manhattan96 Revue vol.2~窓枠のパレード・パレード~

Manhattan96

【閉館】SPACE 梟門(東京都)

2015/12/09 (水) ~ 2015/12/15 (火)公演終了

無題1685(15-374)
19:30の回(晴)。

18:45、2階で受付(並んでいる方、10人強)、その後階段下に並び、19:00開場。

桟敷、中くらいの椅子、普通の椅子。どの列も前後の余裕はほとんどなく
開演近くになると動けないので予め用を済ませるほうがよいでしょう。

ここは初めて、何処で受付開始を待っていればいいのかわからない、また、階段が狭いので整理券を配っていただけるとありがたい。

前作(2015/2@d-倉庫)を観ていて2回目です。

19:32前説、19:36開演~21:37終演。

タイトルにあるように「窓枠」がたくさん置いてあります。オープニングを含め12章立て。DANCE MAGIC ACT SHOW SONGとバラエティに富んだ演目。

前作の画像と比べて分かるように、本作の衣裳は白の上下(に絵の具を飛ばしたような模様)と黒い壁。

全体に硬い印象を受けたためか、大人しい演出。個人的にはもっと陽気な素材がいいなと思いました。

会場(舞台)が狭いので動きに前作のような躍動感はなく、シーンの切替も少しごちゃごちゃしていたようにみえてしまいました。

開演前、なにげなく当パンをみていると「みそじん」の四文字。志々目さん2月~3月公演に出演されるそうです。以前観た方、初めて観て次の作品を観に、ということはありましたが、観に来たら出演予定にある...というのは初めて。

MAGICは今回も不思議。

泳ぐ機関車

泳ぐ機関車

劇団桟敷童子

すみだパークスタジオ倉(そう) | THEATER-SO(東京都)

2015/12/05 (土) ~ 2015/12/15 (火)公演終了

満足度★★★★★

無題1684(15-373)
19:00の回(晴)

18:45会場着(今夜も大手さんが外で案内)、受付(3回券)、下手よりの指定席。役者さんの温かい案内で座席へ、昨晩も観ているので2夜連続です。本番直前ですが、みなさん受付から指定席、自由席、手洗いの誘導まで最高のホスピタリティ。

19:03開演の挨拶~21:04終演、約5分後からバックステージツアー。本作は「水」を使うのでここでも役者さんたちは予め入念に水をふき取り、足元の安全に細心の注意、お客さんも気軽に声をかけていました。

2夜連続ですが、観れば観るほどその素晴らしさが沁み渡るような気がします。どの一瞬であろうと、どの役者さんであろうと、耳を傾け、台詞に聴き入れば、演技に目を向ければ、わかる本作のよさを感じました。

前2作を観た後の本作、3姉妹が立ち向かわなければならない未来を知っているがために感じるもの。振り返ってみるとまたこの3部を観たくなるのでした。

蓄音機には本物のLPが乗っていました。

泳ぐ機関車

泳ぐ機関車

劇団桟敷童子

すみだパークスタジオ倉(そう) | THEATER-SO(東京都)

2015/12/05 (土) ~ 2015/12/15 (火)公演終了

満足度★★★★★

無題1683(15-372)
19:00の回(晴)

18:20着、受付、18:30開場(自由席は整理番号順)。2012/12の本作がこちら初めてで、今回、嬉しい再演です。

今回の三部作公演(オバケの太陽、泥花とも105分)の中では一番長く(120分)、舞台も縦(客席の間の通路)横に広く使い最も動的な印象を受けました。内容も栄枯盛衰に焦点をあてた、暖かく、深みのある内容でした。

客演の山下さん「チェインソング(2012/12@駅前)」、中野さん「ちょぼくれ花咲男(2015/6@高円寺1)」を観ていました。

糠床 -nukadoko-

糠床 -nukadoko-

妖精大図鑑

要町アトリエ第七秘密基地(東京都)

2015/12/05 (土) ~ 2015/12/06 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1682(15-371)
19:30の回(晴)。

19:00受付(ギャンブルは避ける..笑)、開場。

入ると天井から紙コップが吊られ、いろいろ書いた紙(短冊?)がついていて紙コップの風鈴のよう(糸電話)。中央に「台」、短冊がびっしりと貼りついていて、手前に照明が当たった糠漬け壺が輝いています。

下手に冷蔵庫、炊飯器、めくり台、上手奥にちゃぶ台(使わないのかな、と思っていたら最後に食卓のシーン、炊き立てのご飯に漬物、がありました。

19:25前説(劇中、無線を使用するので携帯の電源を切るようにと..はたしてどうだったのか?)。19:30炊飯器をセット、壺から声が聴こえ(爆!)、前説、60分、開演~20:33終演。

4作目です。今回は、目元が腫れているようにみえながらも体力十分そうな三人による超短篇集。

よく衣装替えができたもんだと思うほどの素早さと凝りよう。芝居に、ダンスに、楽器演奏と楽しさいっぱい。

「おでんくん」がおでん村なら、こっちは、かき混ぜられてナンボ、アイデア勝負の糠床タウン。

サイトをみると永野さんは「芸術総合高校」卒とあります。ということは、先月、さいたま芸術劇場で行われた演劇中央発表会を観に行きましたが、オノマリコさんの「解体されゆくアントニン・レーモンド建築 旧体育館の話」を演じた(関東大会出場!!)ところですね。

次回はセッションハウス(2016/2)ですね、古澤さんをはじめ大勢のチーム編成、観に行きましょう。

瓦礫のソフィー[See you, and thanks for all the Fishes]

瓦礫のソフィー[See you, and thanks for all the Fishes]

獣の仕業

吉祥寺櫂スタジオ(東京都)

2015/12/05 (土) ~ 2015/12/06 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1681(15-370)
18:00の回(曇)。

17:20会場着、すでに列ができていて、17:30開場。
舞台に6名、1名は横たわり、立っているものは白い紙片を一枚ずつ落とす。周囲には「(知の集積)書籍」があり、その頁が崩れていく(塵と化す)ようにもみえる。

17:56前説(立夏さん、85分)、18:02開演~19:29終演。2012/3からで8作目になりました。

劇中、言葉はあらゆる方向に放たれまた届くがそれを聴くものは何処に。

いくつか余談を:
D.アダムスは「銀河ヒッチハイク・ガイド(1982年頃の文庫)」を持っていると思いますが、読んではいません。

普段は読まないのですが、開演前、当パンのあらすじに目を通します(サイトにも記載あり)。「46分18.1秒」「瓦礫」という設定には意志(3.11)が込められているように思え、「シーケル」は「SEQUEL」、「ソフィア」は「ソフィーの世界」、上手に置かれた本の中に早川書房の世界SF全集「ハックスリィ(すばらしい新世界)/オーウェル(1984)」の巻がある。

シェルターではないですがロベール・メルル「マレヴィル」は破滅後の世界と地下室(内容覚えていない...)を描いていたし、未来の歴史を綴るという様式は、光瀬さんの作品と通ずるものを感じ、その無常観に近い世界はどこまでも透明。

Wikiっていたらザミャーチンの「われら」も出てきた...持っているのは講談社文庫(入手可能なのは岩波文庫らしい)。

「わが赴くは蒼き大地(田中光二)」も人類滅亡のお話しだった。

青と白、原生代の大量の酸素供給、スノーボールアースによる大量絶滅。

「array」「null」はIT用語か?

刺激は尽きない。

あの子

あの子

ソラカメ

北池袋 新生館シアター(東京都)

2015/12/04 (金) ~ 2015/12/07 (月)公演終了

満足度★★★★★

無題1680(15-369)
13:00の回(曇)。

12:10会場着、受付、12:30開場。

初めてソラカメ「ピンク(2014/1@ここ)」を観たのがつい先日のようです。3公演目になりますが、江田さんはリオフェス「恋 其之壱(2015/6@アゴラ)」、岡本さんと一緒に「音木商店街物語(2015/9@風姿花伝)」、片桐さん「風待ち(2015/11@Broader)」を観ました。

「ピンク」とは異なり、終わってもまだもやもや感を引き摺る内容でした。飲んで発散して、の繰り返しが一筋の閃光とともに、いく百万の「あの子」という
呼称に埋没してしまうエンディングは効き目十分。

食材(サニーレタス、ウーロン茶、みかん、たまねぎ..のダンボール)、(巨大な)冷蔵庫、事務机、各種貼紙、テーブルに椅子。

ここが事務所兼バックヤードと居酒屋に。

一皮むけば複雑な人間感情、打算、抜け出せない現実、これらが一瞬にして壊滅する展開は意外でした。

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