1富士、2鷹、3TABATHA!! ~Dianna COMPLEX~
TABATHA
UPLINK FACTORY(東京都)
2016/01/14 (木) ~ 2016/01/14 (木)公演終了
満足度★★★★★
無題1719(16-009)
20:00の回(曇)。
19:28受付、19:32開場。
板張りのフロア。壁際に若干の椅子席。多くのお客さんは床座り。正面スクリーンに過去(かなり古い)の正月TV映像が低画質で流れる。
20:00、客席後方から闖入、このシーンですでに客席は笑いで盛り上がる。メガネの4名が所狭しと笑いをまき散らしながら駆け抜ける超快作~20:51、1部終了。21:03~21:16お客さんも一緒に楽しく踊る第2部。
「FIESTA!!〜わたしのメキシコ〜(2014/11)」に続く底抜けに明るいダンス。セッションハウスでもあったように会場内外を走るは、獅子&虎舞、もちろんセーラー服などサービス満点。
贋作・怪人二十面相
白昼夢
ウエストエンドスタジオ(東京都)
2016/01/13 (水) ~ 2016/01/17 (日)公演終了
満足度★★★★★
無題1718(16-008)
19:30の回(少し曇)
18:50会場着、19:00受付/開場。パイプ椅子+クッションの客席。舞台上に「紙芝居」セット(駿河茶箱)、手前に賽の河原に積み上げられた小石のように本の山。周囲は暗幕が張られています。
5作品目、会場の高さを巧く利用した舞台装置と演出。
当パンを眺めていてふと顔を上げると「白塗り」...大駱駝艦かと思ってしまいましたが、「絵」のなかの女の子とは似ても似つかない「男」の紙芝居パフォーマンス(初めて観ました)。
その当パンに脚本の米山さんは「高校生の時に多く読み耽りました」と書いています。私はというと、たぶん1冊くらいは持っているはずですが、短篇を含めまったく読んだことがありません。「人間椅子」「陰獣」というと「人間椅子(バンドのほう)」なら聴いていた...というレベル。浪人した頃から「SF」まっしぐらだったからです。
たまたま「鮎川哲也と十三の謎(1988~1989)」から新本格派の作品をたくさん読んだものの数年で収束。ただ、「乱歩」については、てがみ座「乱歩の恋(2012/1)@トラム」を観たことがあります。
前説、19:16(120分)、19:35~そのまま開演~21:37終演。
それぞれの衣装にオレンジの梯子状の模様、素顔に近い役者陣。
立体感ある舞台セットが迷路のようにもみえ、なかなか犯人にたどり着くことができない。一番そう見えない人物が怪しいはずなんだけれど、いい具合に(ちょっと都合もいいけど...)はぐらかされる。
ダンスはやはり「振付」だなぁ~と思うし、終わった後、肩で息をしている姿は清々しい。
ジョルジ・フッチボール・クルーヴィー
Ammo
d-倉庫(東京都)
2016/01/08 (金) ~ 2016/01/11 (月)公演終了
無題1717(16-007)
19:30の回(晴)
18:30受付(整理券あり)、18:58開場、ミニ椅子+椅子の客席、2列目に座ります。
左右に階段、壁に格子窓、中央にはテーブルと椅子、2階建ての舞台。
19:24前説(南さん、110分)、19:34開演~21:29終演、アフタートーク21:34~21:55。
ブラジル...BRICs、レアル、サンバ、オリンピックくらい。フッチボールという言い方も映画も小説も知らない国なので舞台となったスラムをイメージするのが難しく、以前観た「闇の列車、光の旅(2010/6)」..メキシコ映画を思い出しながら観ていました。
「死の部隊」。
サスペンス要素もあり最後までどうなるのかと思いながらもたくさんの人が死ぬ世界...アフタートークでもそれが普通に語られていた世界...ただ、なかなか想像力が追い付かないのと、どういうわけか「渇き」を感じなかったのが気になりました。石井光太さんのルポと比較するのではないのですが、もっと渇いたものが。
かなり観ていました:石塚さん「落伍者、改。(2015/9@南大塚)」。中村さん「看板娘ホライゾン(2012/5@王子)」「ワンダーランド(2015/2@王子)」。霧島さん「 きみがみむねに(2015/8@ここ)」「僕らの心象風景~(2012/2(眼科画廊)」他。楓さん「空想、甚だ濃いめのブルー(2013/12@眼科画廊)」、「ミロウのヴィーナス(2014/8@吉祥寺)」こちらでは藤田さんも。斉藤さん「ごきげん!?アキラ(2014/3@ポケット)」。安田さん「くれない博徒(2014/12@BOX in BOX)」。菅山さん「狂犬百景(2014/11@Vacant)」。津田さん「空中散歩とメンソール(2015/5@戸野廣)」。田村さん「きみがみむねに」「消失点(2015/5@雑遊)」。鈴木さん「誰がための笛は鳴る(2015/5@吉祥寺)」。桑原さんはもちろん桟敷童子の諸作品。西川さん「失われつつある物語(2013/7@DECO」「看板娘ホライゾン」「グッドモーニング・ブルーバード!(2012/10@エコー)」。そして前園さんは「今、出来る、精一杯。(2013/3@駅前)」「20年安泰。(2011/6@水天宮)」。
苔生す箱舟
万博設計
王子小劇場(東京都)
2016/01/09 (土) ~ 2016/01/10 (日)公演終了
満足度★★★★★
無題1716(16-006)
19:00の回(晴)。
予約返信メールでは「受付開始は開演の60分前(これって定型文ですかね)」でしたが、18:16受付開始(時間についてドア前に掲示あり)。
チケット裏に整理番号、18:35開場。最前列はミニ椅子、2列目に座ります。
正面壁に「枠」、左右にはビニール(天井から床まで)、手前には角を客席に向けた正方形の舞台、上部に裸電球、16本の空瓶が縁際に並べてあります。
19:03前説(橋本さん、95~97分)、19:06開演~20:42終演、アフタートーク20:46~21:06。
事前に当パンを読んでみました。何十年も前、社会人2年目で大阪に転勤(実際は尼崎市にアパートを借りて)、3年間過ごしました。そのおかげなのか今でも関西弁に違和感全くなし、「あれそれこれ」もOK、台詞を切り刻んでランダムに繰り返す芝居がありましたが本作は普通に観劇、とても面白くチェーホフは嫌いだけど気にならないし、それを言うときの表情が印象的。
3人姉妹、3人兄弟の不思議な生活。「孤独のメッセージ」を送り続ける三男。どこかありそうな気もするお話、正面の窓枠が額縁にみえ、絵を観ているときのように自分で勝手に想像しながらの約90分。次に東京にいらっしゃるとき、また観たいと思いました。
「遠い町 知らない町 でも、誰かの故郷」~浪江町と南相馬市、避難地域の今~朗読公演
tea for two
キッド・アイラック・アート・ホール 3Fギャラリー(東京都)
2016/01/09 (土) ~ 2016/01/12 (火)公演終了
満足度★★★★★
無題1715(16-005)
15:00の回(晴)。
14:40、3F着、おききすると受付可、中で写真をみていて下さい、ということでした。ここの3F~4Fは初めて、黒い壁面、ピアノが1台、奥に階段があり4Fへ、写真が展示されています。
※千葉の土毛にある「ホキ美術館(写実絵画専門美術館)」のギャラリー8(B2F)が黒い壁、作品が浮かび上がるような展示方法になっています。
15:01開演~15:47終演。
時間が止まってしまい、時間に浸食されてゆく故郷、海から切り離される故郷、観客は、西尾さんのナレーションとともに写真と向かい合うように移動しながらの鑑賞。
津波の爪痕、すべてが流された「風景」は白黒に変換してイメージすると一面の焼野原となった空襲後のものとよく似ています。
「戦後」には復興がありました。子供がいなくなった公園、小学校や病院、できたばかりの道路、鮮やかな「緑」に覆い尽くされそうになったジャングルジム、故郷~東京間の会話が遮断された二本の赤いレール、何処までも続くような送電線。
ピアノの調べを挟み、西尾さんの声が反響しながら聴こえてくる静かな時間でした。
「ヒットパレードvol.10(2013/6@ここ)」から6公演目になりました。
シアター21フェスvol.103 "冬編"
セッションハウス
神楽坂セッションハウス(東京都)
2016/01/10 (日) ~ 2016/01/10 (日)公演終了
無題1714(16-004)
18:00の回(晴)。
17:28受付、17:31開場。今夜はお客さんが多く桟敷席はかなり窮屈。18:01前説(80分、休憩10分あり)、18:04開演~18:35、休憩、18:46~19:15終演。
「GIRL READ LADY GIRL」/n 振付:岩村明里 出演:岩村明里、三瓶レイナ、千咲
「ピン ポン パン」星野綾子
「コ ク ウ」振付:原裕子 出演:山田芙実
「眠れない夜の」らふらふ(中田裕子、高橋利香)
「l」多賀栞里
「筋肉並ムキ諸法度-御御足 蛙の如し-」ムキ足(池田香織 池田彩織 鶴田麻子)
「Top of the hill」澁谷智志 三浦香織
普段観る公演と少し違うような気がしました。客席後方から「会社の時と違うね」という会話が聞こえてきましたが、ひょっとすると社会人でダンスを続けている方々...かなと思いました。
とはいえ、それぞれ舞台に立てばひとりのダンサー。できればもう一つ二つ振付に変化を持たせれば...と思いました(やや単調)。そんななかで「ムキ足」の3名はここで観ているのと、池田さん姉妹は日芸時代から観ていて、卒業したのでもう観ることはないのだろうと思っていたのでよかったです。
KisamaAlternative × 水越朋
水越朋
神保町試聴室(東京都)
2016/01/09 (土) ~ 2016/01/09 (土)公演終了
満足度★★★★★
無題1713(16-003)
15:00の回(晴、暖かい)
予約返信メールには「受付開始は開演の60分前、開場は開演の30分前です。」とありましたが普通に30分前受付/開場でした。
14:31奥のキッチン/カウンターで受付、1ドリンク(ホットのハープティー)、椅子席。
舞台は、下手からギター(エフェクターたくさん)、ドラムス、サックス&フルートにはマイクスタンド、後方にアンプ群。黒いボディに白のピックガード、使い込んだネックのギターはFenderのStratoかと思いましたがヘッドの形が違うので終演後お訊きすると、やはりFenderではなく中古で購入したものでピックアップを交換しているそうです。独特の音造り(フレーズを重ねてゆく)。
15:02前説(50分)、15:06開演~15:57終演。
事前によく確認していませんでしたが、すぐに「時々自動」の公演で聴いたことがあるバンドだと気づきました。P.フロイドの深みやK.クリムゾンの硬質性、イエスの広がりのような音空間が会場に満ち、水越さんはバンドと客席の間の狭いスペース(本来はヴォーカルのポジションかもしれません)でカラダの動きで楽曲と一体化していました。
終盤はギターを抱え、のたうちまわり、ノイズをかき鳴らし(J.ヘンを生で観たらきっとこうだったんだろうな、というような感覚)エンディングへ突入。
ダンサー&バンドという組み合わせは、昨年、勅使川原さん、山下洋輔さん、梅津和時さんでもありましたが時間が合わず観に行けませんでした。
水越さんは「-W-(2013/3@ST」「横浜ダンスコレクションEX2014(2014/2@赤レンガ)」『Re-labo「隣の部屋の窓を開ける。」(2015/11@セッションハウス)』を観ました。
ダーリン!ダーリン!
劇団ズッキュン娘
渋谷MilkyWay(東京都)
2016/01/08 (金) ~ 2016/01/12 (火)公演終了
満足度★★★★★
無題1712(16-002)
12:00の回(晴、暖かい)
10:50会場着(受付までは外階段に並ぶのですが結構並びました)、11:30受付(1ドリンク)、開場。入って奥にステージ、椅子席(8列位)。下手にカウンター、上手にテーブルと椅子のシンプルなセット。
12:00前説(藤吉さん、95分)、12:06開演~13:48終演。「グッバイ、マザー(2012/12@ゴールデン街)」から6公演目、此処は初めて。本作の初演(2014/8@風姿花伝)は未観。
説明や藤吉さんのお話にもあった「初舞台や舞台経験の少ない方、またこれからキャリアを積みたい方々」とは思えないほどフレッシュ、大熱演でした。
実はダンス公演を先に観ていた中村さん。日本女子体育大学のダンス公演「copy(2015/2@アートスクエア)」が初めてで、その後、「谷間にカンパイ!(2015/4@風姿花伝)」、「ゾンビオペラ『死の舞踏』(2015/11@にしすがも)」。本作にも出ているということで観に来ました。
調べてみますと、土田さんは第一回公演やぬいぐるみハンター。原田さんは(たぶん)「THE真っ赤な真っ赤な物語(2011/3)」、「音木商店街物語(2015/9@風姿花伝)」、山本さんは「ZIPPY(2012/2@アシベ)」でしょうか。
ちなみに、藤吉さんは「静かの海(2011/6@BASE)」が初めてで、「あゆみTOUR(2011/12@森下)」、「許して欲しいの(2014/2@ラビネスト)」。
土田さんは長セリフもなんのその、感情の揺れも見事に表現していまた。
次回本公演は吉祥寺シアターということなので期待を膨らませながら帰りの乗換駅でメロンパンを買うのでした。
「ダンスソナタ 幻想 シューベルト」
KARAS
KARAS APPARATUS(東京都)
2016/01/07 (木) ~ 2016/01/12 (火)公演終了
満足度★★★★★
無題1711(16-001)
20:00の回(晴)。
19:45会場着、受付、19:55開場。
新年最初のダンス公演。「BOUNEN15(12/28)」で1年間を振り返ったばかりですが1月の連続3公演のうち「update danceNo.29」初日。
20:07開演~21:11終演、~トーク21:25。
勅使川原さん、佐東さん、交互に対照的なソロ。シューベルトのピアノとヴァイオリン+ダンサーの存在と動作とが光と影の狭間で寄せては返す永劫のうねりのように紡がれ、奏でられる音色が会場いっぱいに同期していると感じられます。
ダンサーの息づかいは作品そのものの息遣い。舞台の鼓動から発せられ、それを全身で感じとりながらの1時間でした。
【公演終了しました!】恥ずかしげもなく、テーマは愛。
冗談だからね。
王子スタジオ1(東京都)
2015/12/05 (土) ~ 2015/12/06 (日)公演終了
無題1710(15-399、15-400)
14:00の回(晴)、Bチーム。16:00の回(晴)Cチーム。
入って右が客席、舞台上手にはベッド、下手に部屋(トイレ?、衝立でみえない)。ポスター、CD、マンガ、雑誌。
同じ脚本を3組が演じる本公演ですが、高円寺で観た、酸素不足になりそうな超狭い空間でのモッシュのような迫力は、スタジオとはいえそれなりの空間ではやや減じられてしまったように感じました。
2組を観ましたが、かなり異なった印象(演出によるのか、役者なのか)を受けたのは面白かったと思います。アゴラには行けません(完売)でしたが3月の公演には行きたいと思います。
『みちのく民話 まんだら 民話のなかの女たち』
語りと和楽の芸人衆 かたりと
旧安田楠雄邸庭園(東京都)
2015/09/26 (土) ~ 2015/09/26 (土)公演終了
満足度★★★★★
無題1709(15-398)
19:00の回(くもり)
18:40受付、開場。
会場の旧安田楠雄邸庭園は、大正8(1919)年に建設された近代和風建築だそうでとても広い(夜なので全体はみえませんでした)。「かたりと」を初めて観たのは(聴いたのは)すぐ近くの「島薗邸 (2014/11)」。
19:00前説的な案内~20:03終演。いつもの深みのある声と、三味線と箏が地方から時を超えて物語を届けてくれました。
北原さんの声、和楽器の音色は古民家が似合うと思いながら長い廊下をたどって玄関へ、今夜は西日暮里駅まで歩いてみました。
ダンサロンvol.1
Co.山田うん
スパイラルホール(東京都)
2015/12/29 (火) ~ 2015/12/29 (火)公演終了
満足度★★★★★
無題1708(15-397)
19:00の回(晴、寒)
18:30会場着、受付、開場。
4面囲いの客席、桟敷と椅子。どこが正面というのではなさそうなので奥にしてみました。
山田さんはお名前をよくみるのですが、ご本人をみるのは初めて(のはず)。客席には海外の方やお子さんと一緒の方、先日、@恵比寿Siteのダンス公演に出ていらした方も。
オレンジのやかん(ケトル)に紐をつけてゆっくりと歩く人と遭遇、犬の散歩にみえることも、エントランスでもパフォーマンスがありました。
19:00山田さんによる挨拶で開演~20:01、休憩、客席後方でダンスパトル、20:13~21:04終演。
ソロ/デュエット/グループ、それぞれ3名(組)。最後はお客さんも一緒の大乱舞&太鼓と三味線(エフェクターをかけています)。ジミヘンばりの轟音三味線は開座の公演で聴いたことがありますが、こちらはナチュラル歪みのトーン。
好き嫌いはあるにしても、みなさんの発想と身体はなんて刺激的なのでしょう。それにしても岡本さん&小松さんのダンスは夢を見ているような美しさでした。
貴女がいるから事故物件
劇団三すくみ
北池袋 新生館シアター(東京都)
2015/12/27 (日) ~ 2015/12/29 (火)公演終了
満足度★★★★★
無題1707(15-396)
13:00の回(晴、寒い)。
12:30受付(時間前、2Fに上がっても何の案内もないので場所を間違えたかと思ってしまいました)、開場。真ん中にこたつ(ピンクのこたつカバー)、三隅にダンボール箱、上手奥には赤く小さなテーブル。
日本大学芸術学部3年による学生劇団とあります。生活図鑑「凹」を観たのか2013/9なので、その時の1年生世代ですね。
往年のポップスなどが流れる会場、「5分前」の案内はないという説明、80分、13:07開演~14:27終演。
谷さんがこちらの制作、というので観に来ました。偶然ですが、演出の鈴木さんが出ていたQ市街「ちょっとそこに座りなさい(2014/7@ここ)」も谷さん。
シェアハウスの住人(女性)4人と転がり込んできた男1人のお話と思いきや、その外側にもうひとつのお話がありなかなか巧い構成。(ときどき難解な)日芸の中では素直な演出、役者さんも活きが良い。
冒頭「ダンスはしない」のには、「あー、ここもやるんだ」と思い始めたタイミングだったので自分に笑ってしまいました。
2回目は、副音声で見直しているような面白さ。
土屋さん「エキゾチック!」「とことこ」(2015/9@サブテレニアン)。
※ネタバレは当パンについて
BOUNEN 15
KARAS
KARAS APPARATUS(東京都)
2015/12/28 (月) ~ 2015/12/28 (月)公演終了
満足度★★★★★
無題1706(15-395)
19:00の回(晴)
18:40会場着、受付、しばらくしてB1へ、待機、19:02開場、「1部」19:16開演~19:54、乾杯、「2部」20:12~21:15、休憩、「3部」21:28~22:50終了。全4時間弱。
ゆっくりと包み込むような振付とクラシック、ぼんやりと正面に映っているのは夜明け前のまだ深い空の蒼のよう。
初めて観る宮田佳さん、摩訶不思議な身体の像、屋外での佐藤さん。
トークは今年の上演作品振り返り、各作品ごとに脱線する勅使川原さんでしたが、作品(活動)に対する想いやエピソード、人物紹介をたっぷり聞くことができました。
今、読んでいる本の一節(コンラート・ローレンツのことばとして引用されている)をお借りしてみると...「人は、PPARATUSでなら、何時間でも観ていられる。たき火の炎や、滝の流れをいくら眺めても飽きないように」。
2016年度もさっそく1月に3作品。UPDATEされるお付き合いは続きます。
12人の怒れる陪審員
えにし
駅前劇場(東京都)
2015/12/26 (土) ~ 2015/12/27 (日)公演終了
無題1705(15-394)
17:00の回(晴)
16:30受付、開場。入るとコの字の客席、入口から見て対角線上のちょっと段になっているところに座ります。
正方形の舞台(赤)に大きな丸いテーブル、筆記用具、椅子、丸い市松模様、客入時にはPet Shop Boys、95分とのこと。
前説なし、17:03開演、ナレーション~18:41終演。
TVで映画を、1985年にはSPACE PART3で石坂浩二さん、小野ヤスシさん、小松方正さん、伊東四朗さん他というメンバーで。2011/5劇団チョコレートケーキ@LE DECOで観ました。最近の会議ものでは「ナイゲン(2015/10&11)」「わたしのゆめ(2015/12)」。
これらとの比較で終始感じたのは、各キャラクターが意識していない、またはムリヤリ押さえ込んでいるもの(育った環境、移民、年齢、家族)関係が巧く表現(有罪/無罪の揺れ)できていないような気がしたこと。また、日本(人)の陪審員制度ではこうはならないだろう…。
※特に最近読んだ「他人を非難ばかりしている人たち(岩波明著)」...炎上、バッシング、孤独感、宗教観...が影響しているみたいです。
Time to go
TERRITORHYTHMプロデュース
ギャラリーSite(東京都)
2015/12/27 (日) ~ 2015/12/27 (日)公演終了
満足度★★★★★
無題1704(15-393)
14:00の回(晴、寒い)
13:36受付、開場。コの字の椅子席、ドリンクあり。
太田さんはセッションハウスの公演でお名前は知っていたのですが、観るのは初めて。
14:08ダンサー登場(黒い衣装)開演~15:06終演。
歩く、走る、立つ、座る、鬼ごっこのよう、自由、ソロを挟み、ペアの動き、全員のランダムな回遊、ぶつかり稽古みたい、パラレルワールド、いろいろなものに見えてくるから不思議なものです。
木村さん、藤井さん「Rhy_th_m(2015/4@セッションハウス)」、田村さん「女の子であること(2015/11@同)」や「copy(2015/2)」「ピチピチ~(2013/2014@アートスクエア)」。三橋さん2014/1@セッションハウス)。
大漁
PINKBLUE
EARTH+CAFE&BAR(東京都)
2015/12/25 (金) ~ 2015/12/27 (日)公演終了
無題1703(15-392)
15:00の回(快晴、日向は暖かい)。14:31受付、開場(1ドリンク)。
入って奥、左が舞台でコの字に客席、中央に小さな木舟、天井に枯れた枝、電球。聴こえてくるのは歌謡曲のようです。
15:01前説(75分)、15:08奏者が席に、15:10開演~16:35終演。
ここは2回目:ちょくちょく企画の「楽屋(2014/5)」、こちらは初めてですが、矢嶋さんは、鮭スペアレ「ごどーちゃん(2014/2@DECO)」「ロミオとヂュリエット(2015/2@八番館)」、catatsu「ふと来る(2014/5@セッションハウス」を観ていました。ダンスと芝居のミックスで、そこが作品全体の流れを曖昧なものにしてしまったのではないかな、と感じました。狭いスペースで舟などがあるため動きに制約があるのか、もうひとつ突き抜けるものがなく、かろうじて最後に「大漁」がでてきたものの、それが何を意味(かるた...)していたのか分かりませんでした。
当パンによると中原さん。3月に開座のアトリエ公演。先日、しばらくぶりに森下に行ってきましたが、予定があえば観に行きます。
途中下車2015
マドモアゼル・シネマ
神楽坂セッションハウス(東京都)
2015/12/26 (土) ~ 2015/12/27 (日)公演終了
満足度★★★★★
無題1702(15-391)
19:00の回(晴)
18:30受付、18:33開場。受付前、外で待っている間、やはり世の中似た人がいるもんだと思っていましたが、受付は榑松さんご本人でした。
2015年、3公演目、セッションハウス今年の見納め。
19:06、佐藤さんがメモ帳を手に登場、客席に誕生月を訊くと12月生れの方2名、おひとりは今日が誕生日(場内パチパチ)、そのまま前説なしで開演~20:13終演。
「途中下車」といえばぶらり途中下車、ゆっくりとしたリズムを刻むローカル列車の音、(駅ごとのように)さまざまなシーンが展開、激しくパワフル、低い姿勢、衣装が替り、楽器が鳴る。今夜はコミカルなシーンもあり、終盤ではお客さんと一緒に輪になってダンス。「Shall We Dance?」と問いかけられたら行くしかありません。初めて舞台サイドから、ダンサーと一緒に客席を眺めましたが結構、よく見えるものです。
年明けは2月に3名による公演、5月に新作公演、たのしみ。
ΑΩ
小野彩加 中澤陽 スペースノットブランク
スタジオ空洞(東京都)
2015/12/25 (金) ~ 2015/12/27 (日)公演終了
満足度★★★★★
無題1701(15-390)
19:00の回(曇)。
18:30受付、18:40開場。入って奥側にイス席(クッション付、前後で重ならない様にずらしていたような気がします)。入り口横に長テーブル(中澤さん席)、上にPC、デジタル時計。
モールス信号のような電子音が鳴り続いています。
18:57中澤さんがマイクを持ち前説(78分)..時間を計り...4.3.2.1。19:00開演~20:18終演..ピッタリ。
STスポット「One Wonderland(2015/10)」から2ケ月。意表を突いたシチュエーションの公演後にどんな作品が生まれるのか楽しみでした。
その間、中川さんは、水中めがね∞「NOVA(2015/11@眼科画廊)」。小野さんは「- 私たちはまだ -(2015/11@キッド・アイラック)」「非劇 Higeki(2015/11@吉祥寺)」を観ました。
横浜よりグッとスピードとパワーが増し、細かくも大胆な振付、跳ねるカラダ、ヘヴィだったりSFっぽいSE、ちょっとした小道具からの発想、グレー/ブラック/水玉の衣裳と展開に目が離せません。
さまざまなシーンが繰り出され、互いのポジションが代わりながら進むとき、どういうわけか「2001年宇宙の旅」の終盤、ボーマン船長が自らを発見し時を超えるシーンが浮かび上がってきました。アンバランスなバランスがぶれることがない。
位置の関係上、視界に入ってしまう中澤さんはなぜか素足。受付スタッフの方は多摩美だそうで多摩美といえば1月に卒業制作展「冬の大三角」@渋谷が控えています(今年は「メッケ!@下北沢でした)。
当パンにある「今後の予定」...みんな観たい。
MAN IN WOMAN
肯定座
明石スタジオ(東京都)
2015/12/23 (水) ~ 2015/12/27 (日)公演終了
満足度★★★★
無題1700(15-389)
19:30の回(曇~小雨)。
18:50受付、19:00開場。ベンチシートと椅子席。
舞台幅いっぱいに2間(下手>上手)、壁で隔てられているのではなく、TVと家具が壁代わり。
メインの部屋は住人が集まれる広さ、テーブルがひとつ、形の違う椅子(多数)、絨毯が敷かれ、床は板張り(本物みたい)、いい感じに汚れた襖、壁にかかっているのはCDサイズのジャケット(?)、TV(デジタル)ではゲーム関係の番組、その向こうにラジカセ。上手の部屋は一人用なのか、タンスと小さな炬燵テーブルなどなど、築数十年の佇まい。手前は庭、縁台。
19:20前説(アナウンス、90分)、19:31開演~21:06終演)。
こちらは「スペインの母A(2013/6@BOKAN」を観ていて2作目です。
始まってしばらくは、とっても「普通 IN 普通」のお話でしたが、突然、予想もしない展開に。年齢(当パンによれば27歳~52歳)も、内に抱えているものも、みなそれぞれの女性8名、人生譚。