満足度★★★★★
無題1718(16-008)
19:30の回(少し曇)
18:50会場着、19:00受付/開場。パイプ椅子+クッションの客席。舞台上に「紙芝居」セット(駿河茶箱)、手前に賽の河原に積み上げられた小石のように本の山。周囲は暗幕が張られています。
5作品目、会場の高さを巧く利用した舞台装置と演出。
当パンを眺めていてふと顔を上げると「白塗り」...大駱駝艦かと思ってしまいましたが、「絵」のなかの女の子とは似ても似つかない「男」の紙芝居パフォーマンス(初めて観ました)。
その当パンに脚本の米山さんは「高校生の時に多く読み耽りました」と書いています。私はというと、たぶん1冊くらいは持っているはずですが、短篇を含めまったく読んだことがありません。「人間椅子」「陰獣」というと「人間椅子(バンドのほう)」なら聴いていた...というレベル。浪人した頃から「SF」まっしぐらだったからです。
たまたま「鮎川哲也と十三の謎(1988~1989)」から新本格派の作品をたくさん読んだものの数年で収束。ただ、「乱歩」については、てがみ座「乱歩の恋(2012/1)@トラム」を観たことがあります。
前説、19:16(120分)、19:35~そのまま開演~21:37終演。
それぞれの衣装にオレンジの梯子状の模様、素顔に近い役者陣。
立体感ある舞台セットが迷路のようにもみえ、なかなか犯人にたどり着くことができない。一番そう見えない人物が怪しいはずなんだけれど、いい具合に(ちょっと都合もいいけど...)はぐらかされる。
ダンスはやはり「振付」だなぁ~と思うし、終わった後、肩で息をしている姿は清々しい。