「遠い町 知らない町 でも、誰かの故郷」~浪江町と南相馬市、避難地域の今~朗読公演 公演情報 tea for two「「遠い町 知らない町 でも、誰かの故郷」~浪江町と南相馬市、避難地域の今~朗読公演」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    無題1715(16-005)
    15:00の回(晴)。

    14:40、3F着、おききすると受付可、中で写真をみていて下さい、ということでした。ここの3F~4Fは初めて、黒い壁面、ピアノが1台、奥に階段があり4Fへ、写真が展示されています。

    ※千葉の土毛にある「ホキ美術館(写実絵画専門美術館)」のギャラリー8(B2F)が黒い壁、作品が浮かび上がるような展示方法になっています。

    15:01開演~15:47終演。

    時間が止まってしまい、時間に浸食されてゆく故郷、海から切り離される故郷、観客は、西尾さんのナレーションとともに写真と向かい合うように移動しながらの鑑賞。

    津波の爪痕、すべてが流された「風景」は白黒に変換してイメージすると一面の焼野原となった空襲後のものとよく似ています。

    「戦後」には復興がありました。子供がいなくなった公園、小学校や病院、できたばかりの道路、鮮やかな「緑」に覆い尽くされそうになったジャングルジム、故郷~東京間の会話が遮断された二本の赤いレール、何処までも続くような送電線。

    ピアノの調べを挟み、西尾さんの声が反響しながら聴こえてくる静かな時間でした。

    「ヒットパレードvol.10(2013/6@ここ)」から6公演目になりました。

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    2016/01/11 08:59

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