miss_youの観てきた!クチコミ一覧

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キューブ

キューブ

ガラ劇

萬劇場(東京都)

2016/07/06 (水) ~ 2016/07/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1880(16-170)
19:00の回(曇)

18:15受付(整理番号あり)、18:30開場。

対面式の客席ですが舞台装置が大きく、向こう側がほとんど見えません。Aチーム、19:08開演~20:52終演。

森脇さんのダンス公演(MIBURI.Lab)にいらしていた森原彩夏さんにこちらの公演を教えていただきました。その森原さんは「糸、あと、音。(2015/8@楽園)」。

壮大な西洋史が変幻自在、さまざまな歴史的建造物や現象が視覚的に展開(トランスフォーマーか!)。ダイナミックな演技(振付)でした。

ツキヨミガタリ

ツキヨミガタリ

月読の會

cafe FUZE(東京都)

2016/07/15 (金) ~ 2016/07/16 (土)公演終了

満足度★★★★★

無題1879(16-169)
19:30の回(小雨~曇)。

三軒茶屋。19:10受付、開場。絵本の中のような部屋、籐椅子に座ります。

「レンタルスペース/キッチン」、L字に客席が組んであり、入って右手にステージ、1つの作品を3人が交互に朗読。

過去公演をみると「ラ・グロット」「市田邸」「しあん」「要町アトリエ第七秘密基地」は行ったことがあります。

19:35前説(60分)、開演~20:31終演。

とても家族的な雰囲気の朗読会。絵本の世界、時折聞こえるSEが雰囲気をだし、子供の頃に戻ったような感じになりました。

おとなになると絵本や童話の世界とは疎遠になりますが、心身のリフレッシュにいい効果がありました。

音楽劇「三月兎の会」

音楽劇「三月兎の会」

ミュージカルグループMono-Musica

新中野ワニズホール ( Waniz Hall )(東京都)

2016/07/16 (土) ~ 2016/07/18 (月)公演終了

満足度★★★★★

無題1878(16-168)
14:00の回(晴)

13:30受付、開場。Live Houseということでステージにテーブルと椅子、両サイドには大きなスピーカー。

気品ある柄のティーセット、お茶会の用意は万全。

13:45前説(70分)、14:01嵐の音、開演~15:14終演。6公演目になりました。

密室、死、残されたメッセージ、秘密..と素材は揃い、挿入される歌(生声)は天空に架けられた虹のようになんとも美しいハーモニー。

謎解きは最後に...洒落たエンディングでした。

余談ですが、私の場合「三月兎」=「3月ウサギが集団で」です。

あおみのことづて

あおみのことづて

はりか

RAFT(東京都)

2016/07/15 (金) ~ 2016/07/17 (日)公演終了

満足度★★★★

無題1877(16-167)
14:00の回(曇)。

13:33受付、開場。もしかしたら13:30から受付していたのかもしれませんがカーテンで中が見えませんでした。時間になったら(なる前でも並んでいるのであれば)表に出てきて受付開始(あるいは少し遅れる)と告げるようにしたほうがよいと思います。この日は曇りでしたが、ここは晴れていると日影がないのでなおさら。

入ると「コ」の字の客席、左右はベンチシート(1列)、正面は椅子席。靴が3足。13:58ひとり舞台に現れ奥に座る。スピーカーから聴こえるのはプールの音か。

14:03もう一人、カメラでなにかを写す。14:05開演~15:10終演。

「歩行船」も入れると3作目。

少女から少し経った頃までの(とても繊細な)心理描写らしい。

二人の衣装の非対照的な違いが意味深。

当パンに役名がないのと「時間」が飛んでいるようなのとで少しお話が掴みにくい。私自身とは世代が大きく隔たっていることもあるように思えます。青い水、もともと水は無色。反射等の条件でいろいろな色に変化します。登場人物の心情や関係の変化(思春期の不安定さ)が微妙なバランスをとっているようで青(青味)が少しずつ変化していくような印象を受けました。※アフタートークで作品の背景などについて話をするのもいいのではないかと思いました。

吉田さんは、演出助手ですが「緑茶すずしい太郎の冒険(2016/3@王子)」を観ていました。

自分のものでもないくせに

自分のものでもないくせに

松本奈三希 河野里咲子 卒業研究

桜美林大学・町田キャンパス 徳望館小劇場(東京都)

2016/07/15 (金) ~ 2016/07/17 (日)公演終了

満足度★★★★

無題1876(16-166)
18:00の回(曇)。

前の予定が早めに終わったので淵野辺駅からバスに乗ることができました。

17:00受付、スタッフの方と少しお話する、17:30開場。

みどり色の「金網(これはこの公演のために組み立てたのか?)」で囲われた4面囲、椅子席。各面前列中央に演者席、金網に衣裳。

初めて桜美林大の校内に。学内公演としては、上智、立教(池袋)、お茶の水女子、日芸(江古田)、玉川、多摩美(上野毛)、明治(和泉、猿楽町)、日本女子(生田)、学習院女子、学習院、早稲田、筑波大付属坂戸、法政(市ヶ谷)に続いて14校目。

「卒業研究公演」というものがどのようなものなのか(卒業に必須?)分からないまま観に来ました。

17:58前説(アナウンス)、18:03開演~19:00終演。

囲まれたミニフィールド、4人の演劇+振付、あえていうと「諍い」なのか。

ここでも世代の違いが舞台との距離を感じながら「自分のものでもないくせに」と外に発するのは「自分のものだから」と自らに発することと同じような気がする。「金網デスマッチ」を思わせる舞台に4人が対立、微妙につながり、突然切断。

演劇とダンスの組合せは、基本、ダメなのですが、そんななかでもいいなと思うものがあります。その違いが何かは実のところよくわかりません。

ひとつの作品(の流れ)が分断されるような感じがしてしまうからダメなのかもしれません。そうではなく、転調、移調、楽器が替わっても一体感が損なわれない(と感じる..、たぶん、ここはとても個人的なものですね)作品が好きなのでしょう。

帰りは徒歩で。まだ明るかったのに駅に着くころにはすでに夜。

waqu:iraz03「わたしたちのからだは星でできている」

waqu:iraz03「わたしたちのからだは星でできている」

waqu:iraz

神奈川県立青少年センター(神奈川県)

2016/07/15 (金) ~ 2016/07/17 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1875(16-165)
18:00の回(晴)

17:15受付(チケットレス)、17:30開場。

L字の客席、奥(入ってぐるっと回った右)に座ります。ダンスシートが敷き詰められた舞台、大きな白いスクリーンがあり文字が映っています。

「WHERE ARE THE VOYAGERS?」から「Distance from Earth」の数字、聴こえているのはゴールデンレコード。

「KM」表示とともに「AU」とありますが、もちろんKDDIとは関係なく「astronomical unit(天文単位)」でした。

17:45スクリーンの両裏から二人、以後、(正確に)5分ごとに舞台上に現れ、ゆっくり回って戻る(軌道を巡るように)。衣裳の一部(襟、ネクタイ、エプロン...)に「文字」が書かれている。メッセージなのかな?

前説では75分の予定。

18:02開演~19:21終演。

バランスボール、手持ちライト、ドレミパイプが146億年の大宇宙史、生命の誕生を視聴覚的にわかりやすく表現。

ペアのダンスシーンでは、惑星の生成、原始宇宙の状態のように激しく、熱く。

「親子観劇デー」...そうだろうなと納得。親子で観る、楽しみながら宇宙の、そして自分の不思議さ、神秘さに触れることができるそんな作品。

いろいろなアイテムの使い方がとても新鮮で、そのリズミカルな展開は宇宙の、地球の、生命の鼓動を感じます。

ラストの映像、よく思いつくもんだと感心したのですが、振りかえればそういった感覚は毎作品ごとにありました。1回しか観ることができなかったのはなんとも残念。

ま○この話~あるいはヴァギナ・モノローグス~

ま○この話~あるいはヴァギナ・モノローグス~

On7

KAAT神奈川芸術劇場・大スタジオ(神奈川県)

2016/07/14 (木) ~ 2016/07/18 (月)公演終了

無題1874(16-164)
19:00の回(豪雨~曇)

19:03開演~20:25終演。

コの字の客席、舞台向かって下手側の指定席。

On7は「Butterflies in my stomach(2013/2@サラヴァ)」以来。

すみません、ぜんぜんあいませんでした。開演後30秒、この演出はあわないなと。

役者さんたちは大熱演でしたが、そうすればするほど違和感が増す、という悪循環。

終わってないし

終わってないし

らまのだ

新宿眼科画廊(東京都)

2016/07/08 (金) ~ 2016/07/13 (水)公演終了

無題1873(16-163)
16:30の回。

16:04受付、開場、対面式の客席、奥に座ります、18:16終演。

テーブルと椅子が2つ、両側にちょっとしたこの会場では珍しく(部屋らしい)仕掛け。

座った最初の印象...「ダイニングトーク」風。ということは...ですが、最初に観たのが2012/5@楽園でこのとき3チーム編成。翌年の再演時も3チーム。ところが(当たり前ですが)同じ話しでも役者さんによってだいぶ印象が違い、結局、観に行かなくなりました。

本作、なぜかその雰囲気が似ていて(そのように感じてしまい)、2人芝居×2+4人=3話。どうも終始冷えた感じがつきまとい、お話しに乗り切れませんでした。会話を聴きながら、本を読むならいいかもしれないけど芝居では...と感じたのと、意外性がなく淡々と進む会話では盛り上がりやオチもなく。ゲームのシーンもどうだろう...と。生活感が希薄だからでしょうか、窓から見えるのはいつも黄昏のような気がします。

日下部さんはポかリン記憶舎、塩原さんはアガリスク、松本さん「レドモン(2016/4@吉祥寺)」「宇宙船(2014/9@王子)」「ツヤマジケン(2014/7@王子)」。中村さん「Blackbird ブラックバード(2016/3@APOC)」。

かぜがふいた

かぜがふいた

ナイスコンプレックス

調布市せんがわ劇場(東京都)

2016/07/09 (土) ~ 2016/07/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1872(16-162)
13:30の回(晴)

13:15開場(全席指定)。

1~3列目は平地、SE:鳥のさえずり。13:24前説&解説、13:30開演~14:08終演。

このコンクール、2013/6にTHEATRE MOMENTS「パニック」を観ました。

男と真ん中にぽつんと置かれたひとつの「黒電話」のお話し。

誰が、誰に、かけて、何を、話そうか、伝えようか、聞こうか。

波のシーンで吹く風を感じ、素朴で純真な演出と紅林さんのキャラクター(希望)が作品を味わい深いものにしていたのではないかと思います。

ナイスコンプレックは「斜い人(2013/5@Sスタジオ)」「オレンジの迷信行動(2013/8@同)」「サバイバーズ・ギルト(2014/5@駅前)」、
本作で4作品目。

また8月に。

YOUNG YOUNG MACHINES

YOUNG YOUNG MACHINES

バストリオ

KREI SALON(東京都)

2016/07/09 (土) ~ 2016/07/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1871(16-161)
17:30の回(晴)。

17:00受付、開場、ザブトン席+椅子席。
この部屋は「SALON」らしい。高い天井、壁の棚には雑誌、書籍、グラス、紐、コピー機、上手にロッカー。正面両サイドにトールボーイ型スピーカー。

ここ(レンタルイベントスペース)は初めて、表参道駅から歩き、帰りは六本木駅へ。こちらも初めてで中野志保実さんが出ているので観に来ました。

その中野さんは「M-ここでは死ねない-(2016/@空洞)」からで今年もう4作目。

望月志津子さん、公演中「...観たことがある!!」と思い続け、終演後調べたら「WATAC I(2014/12@浅草橋)」を観ていました。

また、原麻理子さんは、だいぶ前ですが「点にまつわるあらゆる線(2012/2@春風舎)」でしょうか?

17:33前説(80分)、開演~18:51終演。カメラが捉えた(舞台、役者)映像が正面の壁に映る。

そこに「1日目」「2日目」「7月9日」と日付が入る。

役者は自由に出入り、部屋の外の階段、戸外(天井近くはガラスになっている)に出たり。上手は別の部屋(ラウンジ)に続いているらしくそこからも出入り。

いくつかの組に分かれての「.....」なんと表現(文字化)したらよいのか分からず。ただ、ひたすら新鮮で、刺激的で、個人的でした。

メモとして
■バストリオ
「ドキュメンタリーとフィクションの境界を外したフラットで豊かな作品」をつくる演劇ユニット

■「クレイ」
・コクヨグループのクリエイティブセンター
・インディペンデントクリエイターの集合体 co-lab(コーラボ)によるワークスペース
・創造性を触発するイベントスペース「KREI SALON」

あやと見たユメ

あやと見たユメ

法政大学Ⅰ部演劇研究会

法政大学市ヶ谷キャンパス外濠校舎多目的室2番(東京都)

2016/07/10 (日) ~ 2016/07/13 (水)公演終了

無題1870(16-160)
19:00の回(晴)

法政の演劇は初めてで、ここ(市ヶ谷)に来るのも初めてです。

少し早めに校舎に着き、エスカレータで地階に行くとチラシをもったスタッフの方、どこに並ぶのか訊くと親切にも会場まで案内してくださいました。

名前を告げ、椅子に座って待つとチャイム(?)が鳴る...のは開場?

かなり造り込んだ舞台美術、和&洋、今&昔の趣。壁、床とも色とりどり。配電盤、番傘、提灯、簾、障子戸、山なりの橋。

PC、テーブル、換気扇、試験管/ビーカー、黒板(円周率、化学式、相対性理論)。床のイラスト。

客席側が少し暗いため当パンが読みにくいのでもう少し明るくしてもいいのでは?

18:55前説(90分)、19:04開演~20:47終演。

アンドロイド=人型ロボットという理解をすると、ハードSFを期待しますが、1ケ月ほど前に上演された明大「アンドロイド・エデン(@和泉校舎)」と共通しているのは「人の心(に近いもの)」を持っているということで、ファンタジー側の作品でした。

これに妖怪、陰陽師がからんで今と昔が並行/交錯。これもひとつのジャンルかなと思います。

印象です。
その「時」を橋渡しするものが少々弱いように感じました。なんでもアリでかまわないのですが、その必然性とか、終わってみれば「あぁ、そういうことダッタノカ」と強く思わせるものがあればと思いました。

ですので、本筋から外れかけた(コミカルな)箇所を削り、そのあたり(ユメ)でお話しを深く表現したもののほうが(個人的にですが)好みです。

舞台美術と(昔のほうの)衣装はよくできていたと思いますが、現代のシーンはかなりあっさりでしたね。

「うどん」がちゃんと入っていたのには感心。

「あや」の足もとのイラストもちょっとしたアイデアだと思いますがとてもよい雰囲気でした。

舞台手前、座っての演技は後方のお客さんにもみえたのでしょうか。とくにこの場所でやる(演出)必要はなかったのではと思いました。

Location←→Connection

Location←→Connection

コメッコ共同体

千駄木空間(東京都)

2016/07/08 (金) ~ 2016/07/10 (日)公演終了

満足度★★★★

無題1869(16-159)
13:30の回(雨~曇)

制作に谷さん、「基本情報 活動紹介」欄に日芸演劇学科とあったのと、千駄木という場所に興味があったので観に来ました

千駄木は「かたりと」の公演を観に(正確には聴きに)旧安田楠雄邸、島薗邸、森鴎外記念館に来たことがあります。

日暮里から、あいにくの雨ながら、谷中ぎんざを歩き、普通の住宅街に入り細い道を進んだ先に会場はありました。

13:15受付、入口と奥の2部屋、手前の部屋(ギャラリー仕様)、周囲には特定の「時」にちなんだ「モノ」が展示されていて、それぞれに解説がつけられています。どうやら「個人史」展のようです。

好きな場所に腰掛け13:31開演~14:08終演。学芸員による(個人的/私的な)展示作の解説(記憶、思い出)を聴いているような雰囲気。

BGMにウクレレ、Fernandesアンプ内蔵ギター。

会話劇ではなく、静かに観ながら聴きながらの40分。終演時にはおしゃれなギャラリーに衣替えされました。

日芸の公演ではとても『個性的』な作品に出会うことが多く、「場所にある記憶の風景」の再現とありましたが、この作品と個人的なところでつながるには世代的な近さも必要なのかなと感じました。

展開するエピソードが観客の体験と近いかどうか。聴きながらもう忘れてしまったこともたくさんあるのだろうと思っていました。


事前に確認しておけばよかったのですが(当パンをみながら)。

松崎さん、どこかで観たなぁと思いながら...趣向「THE GAME OF POLYAMORY LIFE(2016/1@KAAT)」、「見ズ溜マリニ映ル青空ハキレイデ。(2015/4@サブテレニアン)」を。

熱田さんは「スカイ・エクレアをさがしてみよう(2016/5@ST)」、「イッポンのマイク(2016/1@江古田)」...確かに仲前さんも制作にお名前ありますね。

永瀬さんは「或夜の感想(2016/6@ST)」を観ていました。

菊池さんは「貴女がいるから事故物件2015/12@新生館)」運営補佐、山日さんは「パピヨン(2016/4眼科画廊)」の演出助手、横田さんは「リリンの園(2015/11@PIT)」

これでコンプリートでしょうか? 
やはり役者さんの顔を覚えるのは難しい(芝居の中では「芝居・役」として観ているからなのでしょう)。

ギターを弾いていたのは内堀さんですね?(そういう前提で)
Metallicaを知っていたり、プログレ(というコトバそのものもそうだけど)がわかっていたり...不思議だ。Metallicaの初来日公演に行ったのは86/11月(渋谷公会堂)..ブート盤「HIT THE FIRST SHIT」他あり..なのでまだ生まれていないのに。

『この村に泥棒はいない』/『コルネリア』

『この村に泥棒はいない』/『コルネリア』

守山真利恵

GalleryNIW(東京都)

2016/07/08 (金) ~ 2016/07/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1868(16-158)
19:30の回(曇)。

19:00受付、19:15開場。

入って奥の壁沿いに客席(2列)、正面に姿見、丸椅子に水差し、グラス、クスリ、鍵。

19:30前説(守山さん、75分、喫煙シーンあり)、19:32開演シルビーナ・オカンポ「コルネリア」~20:12、場転、20:17ガルシア・マルケス「この村に泥棒はいない」~20:45終演。

演出の守山さんと、出演の蒲田さんは、2013/12「タレルキンの死@早稲田)」、さらに遡って守山さんは「Nazca -ナスカ-(2011/8@吉祥寺」を観ていました。むらさきさんは「厄病神とジレンマ(2016/6@梟門)」Cui?作品。

読んできた海外作品はSFだけ..に近いので本公演になかなか近づけなかったのではないかと感じ、まずは図書館で原作を借りようと思います。

生きるための「日常」がまったく異なる様相をみせているのではないか、観ながらそんなイメージを抱きました。

※7/18追記:集英社文庫で「鏡の前のコルネリア(安藤哲行訳)」を読んでみました。全編「」『』でくくられた会話。公演を観ていなかったら何が何だかさっぱりわからなかったと思いますが、読んでいてもすぐ道に迷ったようになってしまいます。

別に気にしてませんから。

別に気にしてませんから。

キトキト企画

小劇場 楽園(東京都)

2016/07/06 (水) ~ 2016/07/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1867(16-157)
19:00の回(曇)。

18:29受付、開場、江間さん客席の案内、いつものように右へ。

出入り口にはのれん、テーブル、椅子、本棚、ビールケースのベンチなどが少々乱雑に置かれています。

19:00前説(江間さん、ふた付飲料可、100分)、19:02セミの声で開演~20:33終演。

「これでも機嫌のいい顔です。(2013/9@711)」からで3公演目。その間、江間さんの客演作を観に行ってました。

森田家の三姉妹、近しい友人、突然の来訪者たちが全員燃焼しつくすお話し。松竹梅の三姉妹、不在の舞踏家である父、別居中の夫、畑(でやってはいけないこと)、収穫、留学生、取材...

休むまもなくお話しは動き回り転がってゆく。照明を落とした場転、衣装を変えて禁断の○○シーン。

「別に気にしてませんから。」というのは強がりなのか…

青海さん「おばけリンゴ(2015/10@ミラクル)」。
斉藤さん「ジョルジ・フッチボール・クルーヴィー(2016/01@d-倉庫)」「ごきげん!?アキラ(2014/3@ポケット)」。

中野さん「白鳥たちのブルース(2015/2@テルプシコール)「insalata matta(2012/5@新生館)」。

藤田さん「リ:ライト(2015/7@「劇」小)」。

ネタバレBOX

3姉妹の父は舞踏家。長女と次女は仕事そっちのけで「舞踏」の公演に向け畑で練習、三女に怒られる。

このシーンは顔を白く塗り雰囲気を出していて、くねくねしたり微動だにしなかったり。

「白」といえば大駱駝艦(金もありましたが)、舞踏では確かに動かなかったりよじれたりとありますね。観に行った舞踏の公演を思い出しちょっと笑ってしまいました。

セミもカエルもニワトリも、ミラーボールの磁場によって歪んで見える場転。
奉行と人相学

奉行と人相学

語りと和楽の芸人衆 かたりと

登録有形文化財 一欅庵(いっきょあん)(東京都)

2016/07/02 (土) ~ 2016/07/03 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1866(16-156)
15:30の回(晴、もはや'熱い')

西荻窪南口をまっすぐ進んだところにある一欅庵(いっきょあん)、緑に囲まれた木造家屋は涼しげ。※「二階建ての 洋館付の和風住宅で、昭和8年に宮大工によって建てられた」との説明あり。

20分前開場とありましたが、その前から受付していたようで、冷たい飲み物が用意されていました。

広い部屋に高座、向かい合って客席、扇子の貸し出しあり。

15:30前説、小池さんの津軽三味線についで菊池寛「奉行と人相学(1948)」~16:34終演。

はかま姿の北原さん、話に引き込まれるほどこちらは白州でお裁きを受けているような気持ちに。

ゆっくりと落ち着いた語り口、耳を傾ければ登場人物たちがそこにいることを感じることができます。

※青空文庫に原作あり。

※終演後、内部を案内していただきました(細かいところにいろいろ工夫がある建物)。沢山の部屋、子供部屋にブリキ製手作りギター、書斎には古い蔵書、欄間、柱など見所が多く、洋間はモダンな雰囲気。

みやけのFUSUMA

みやけのFUSUMA

劇団 贅沢貧乏

江東区北砂のアパート(ご予約の方にのみ行き方をお伝えします)(東京都)

2016/07/02 (土) ~ 2016/07/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1865(16-155)
20:00の回(曇)

7月から場所をお隣の部屋202号室に移しての公演。
20:00駅前出発~20:19開演~21:32終演。

キッチン、畳部屋2つ、玄関。(座る位置によって)見えるところ、見えないところ、全員が声しか聞こえないところ、襖が遮るところ。

カフカの「変身」を超える冒頭のシーン。

姉と弟の3つの(時間を異にする)パートによって構成された作品。

家族としての情、姉と弟だからよけいにギズキスする感情。会話に出てくる父の借金とお金持ちの白川さん、アリオにお買い物お隣の田井さん。

香ってくるできたて「ハムもやし」や壁の宅配ピザのチラシと「ホタテステーキ」との落差。

きゅうりの漬物(ポリポリ)。

鬱屈した空気、薄暗い明かり、横たわる分身(?)、

201号の友人同士と202号の家族とはやはり印象が違っていました。

ネタバレBOX

どうやら大竹さんとは出没するタイミングについて交信しているらしい。
金曜はダメよ♥

金曜はダメよ♥

トツゲキ倶楽部

「劇」小劇場(東京都)

2016/06/29 (水) ~ 2016/07/04 (月)公演終了

満足度★★★★★

無題1864(16-154)
19:30の回(曇)

18:30受付(整理券あり)、19:00開場。

19:25前説(不気味なアナウンス)、19:30開演~21:10終演。

舞台中央に大きなテーブル、周りに椅子、それだけ。

「説明」にある[おかしくて怖くない]に偽りナシ。

前作もそうでしたが、意表を突いたシチュエーション(!!)と常に前向きなお話。

登場人物15名が並ぶフィナーレは見ごたえあり。

これからゆっくりと「トツゲキ日和」を読んでゆこう。

knob

knob

reset-N

SPACE EDGE(東京都)

2016/07/01 (金) ~ 2016/07/03 (日)公演終了

無題1863(16-153)
19:00の回(曇)

18:30受付、開場、右に舞台(横長使用)、左にひな壇席(ベンチシート+椅子)、壁と床に直管蛍光灯。

床にコピー(無限の再現)用紙が敷き詰められ、椅子、消火器、ハンガー、テーブルなどが放置されている。

役者が1人ずつ現れひとつずつ片付けてゆく。

19:06開演~20:24終演。

G.comの佐藤さん、ajiやマコンドーで観たカトウさん。

もちろん、前回公演は観ていません。

2人×3組+1人。互いの関係のどれもが歪んでいる。一方的で双方向の関係が見えず分裂したシーンが互い違いに展開するがそれがどうした感がぬぐいきれない。

「東京都市博覧会の中止」という背景(当パンより)に対しすでに実感するものはなく、白紙の上に築かれた関係もすぐに消えてゆく。

男女のトラブルは日常事となり、善意も疲れ果てる、毎日、繰り返す、そういうことなのか?

Birthday

Birthday

砂と水玉

テルプシコール(TERPSICHORE)(東京都)

2016/07/01 (金) ~ 2016/07/03 (日)公演終了

無題1862(16-152)
19:30の回(晴)。

19:03受付、開場。客席:桟敷1+ベンチシート2、舞台には椅子が2つ。

19:17前説(55分...この形式はお約束なのか?)、19:36開演~20:28終演。

過去観た公演:ダンサーのみなさんのお名前で調べてみると

高瀬弥生さんは子供鉅人「モータプール(2013/6@アートスクエア)」d’UOMO「禪竹の秋(2013/9@絵空箱)」鮭スペアレ「幽玄音楽劇ロミオとヂュリエット(2015/10@ザムザ)」でしょうか?

市松さんはゲッコーパレード「鳥の本(2015/12)」にお名前がありましたが、「アンティゴネー(2016/4)」からなので未見。

ダンス的な要素以外の部分がよくわからず(歌、セリフ)、「詩的な場の可能性を探る」というコンセプトを受け取る準備ができていないのかもしれません。

もともとダンス公演のなかでセリフが入ってくるのは苦手で(勅使川原さんくらいです...大丈夫なのは)、本公演も、演出/構成意図とは違っているのでしょうが「ダンス」「ダンス以外」と自然に気持ちのスイッチが切り替わってしまい、断片的な印象だけが残ってしまいました。

とはいえ、「ダンス」については、スピード/振付とも目を見張るものがあり、観に来てよかったと思いました。

エピローグに栞を

エピローグに栞を

B.LET’S

ゆうど(東京都)

2016/06/30 (木) ~ 2016/07/03 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題1861(16-151)
19:00の回(曇)。

18:30受付、開場。靴を脱ぎ部屋へ。座布団席+椅子席。庭を下手にみる座席位置。

テーブル、座布団、縁なし畳。

「古民家」というとても贅沢な会場で家族のお話を。

家族だから一旦こじれたものはなかなか元に戻らないし、素直になれない。滝本さんの脚本は、関係性の奥にもっと暖かい関係を秘めている。

劇中のもどかしさは氷解し、せせらぎとして流れてゆく。

もちろん、脚本を活かす演出、役者の皆さん。

永島さんはいつも芯を持った女性を好演、永田さんはTOKYOハンバーグの前回公演では観ることができなかったのでこの公演が初めて。中村さんはTOKYOハンバーグで。

19:06前説(滝本さん、90分)、開演~20:36終演。

虫の鳴く声が効果なのか本当に庭から聞こえてくるのか...。

「1日目」「五日目」と日常は何事もなかったようにやってきて、過ぎてゆく。

ギターと歌がちょっとしたアクセントとなって、ややもすると息苦しくなりそうなお話のよい切り替え役となってました。

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