さいはて
ともにょ企画
in→dependent theatre 1st(大阪府)
2012/04/28 (土) ~ 2012/05/02 (水)公演終了
満足度★★★★
サディスティックな演劇
わたしは「静」演出の□グループのみ観ました。
「静」らしく、静かに感情をためて放出する芝居。
途中、舞台上でリアルタイムに撮った映像を投影するという演出。
エイチエムピーシアターカンパニーの十八番で、海外では定番という演出方法、エイチエムピーシアターカンパニー以外で観るの初めて。
その他にも随所に趣向を凝らしているな~と、けっしてそのまんまではみせないな~という、芸術肌な舞台でした。
みせかたは趣向を凝らしていますが、反して表現はドストレート。
そのまんま、むき出しでえぐってくる感じ。
自分にあてはまる部分がある人などは、もうまともに観てられないでしょうね。
日本刀でざっくりざっくり袈裟懸けにされるような、そんな感覚になるような遠慮のないえぐり方。
そんな内容。
誰しも、何かを抱えている。
辛い時こそ、他者を思いやる博愛精神を。
人間はひとりで生きているわけではない、自身もその他大勢の中のひとりなのである。
周りが見えぬものは、周りからも見てもらえぬのである。
そのようなメッセージ性を感じました。
中之島春の文化祭2012
ABCホールプロデュース公演
ABCホール (大阪府)
2012/05/04 (金) ~ 2012/05/05 (土)公演終了
満足度★★★★★
充実の二日間☆
観劇を始めてもうすぐ一年経つという昨年に、初めて参加しました。
今年でまだ二回目。
イベント色の濃ゆいGWの風物詩的お祭り。
あのホールが、まだ開館わずか4年なのだということにもびっくり。
お芝居だけでなく、コント、ライブ、ダンス、パフォーマンス、古典芸能と、参加団体もてんこもりならば、演目もバラエティに飛んだ、とっても贅沢な二日間。
おまけに外のおしゃれなウッドデッキでは、野外ライブありーの、飲食物販ブースはありーの。
ほんともう、今年もうきうき楽しみにおうかがいいたしました♪
まだ未体験な方向けに、システム的な情報を上げさせていただきますと。
1団体終わる毎に出入りが可能な状態になりますので。
お目当ての団体さんが終わると同時に帰ってしまう人も、これが意外と結構います。
一日目など、一組目だけ観て帰った人めっちゃいてびっくりしました(笑)
チケットは完売、その空いた席も有効に一人でも多くの方に…という配慮にて。
帰る人は入り口で手首に巻いた紙製のリストバンドを切って帰ってもらい、その切ったリストバンドの数だけ当日券で並んでる人が入れるというシステム。
これ、絶対めんどうです、手間です。
なのにひとりでも多くの方にと、その面倒くさい手間をかけてくださる。
並んでる間はウッドデッキ上でライブも楽しめます。この野外ライブはなんと無料。
だいたい4、5組くらい毎に20分ほどの休憩が挟まれます。
二日間通しでとなると、これがもうお尻かなりの限界ですが(笑)
この挟まれる休憩にて救われる。
休憩時間はウッドデッキでライブ鑑賞したり、飲食&物販ブースでお買い物したり。
天気がよければ芝生でごろ~んとできたり、寛げちゃいます。
一組、一組のひとこと感想などは…あまりに長くなりそうなので、また別でするとして。
全体的な感想を述べさせていただきますと。
二日間通して、何組かネタが被っていた団体がありました。
他団体の演目の情報がないというのもありつつ、自劇団の方向性もそんなに早くは決まらなかった団体もあったのではないでしょうか。
しかし、どういうネタは被りやすいかというのは、おそらく経験により想像はできたのではなかろうかと。
あと、過去のネタの再演をしておられる団体も多かった。
たった20分間がゆえに逆にやりにくいのが、この文化祭。
みなさんお忙しい中での参加…いろいろ難しいのだろうな~とも。
そんな中でも、がっつり新作披露しておられる団体も何組かありましたし。
もちろん再演でも、何度観てもおもしろいものはおもしろいのですが(笑)
そしてがっつり公演宣伝前面に打ち出してきてる団体が何組かあるのも、この文化祭の特色。
実際、文化祭で観ておもしろかったから本公演に、というパターンは多々ある。
わたし自身、昨年そうして本公演観劇を決めた団体が複数ありました。
なんといっても会場内にチケットブースが出ているので、観て良かったらそのままチケット買って帰られるというお手軽さも良い。
わたしは行く予定の公演いくつもありながら、懐具合の都合上…指をくわえて見ているに過ぎませんでした(涙)
お祭り騒ぎな二日間。
休憩挟みつつも、長時間の鑑賞なかなかの疲労度合いではありましたが(笑)
多種多様な演目を一挙に観ることができて、終始楽しい雰囲気で。
この文化祭にて初めてみる芸能や、団体もあり、やはり見応え抜群!
充実の二日間、今年もめいっぱい楽しませていただきました☆
ありがとうございました!
ふしぎなかぎばあさん
劇団自由人会
神戸アートビレッジセンター(兵庫県)
2012/04/30 (月) ~ 2012/04/30 (月)公演終了
満足度★★★
子供達にお芝居を!
前方席は桟敷席になっていて。
小さなお子様たちが、堅苦しくなく、自由な姿勢で座って観ることができるようになっていて。
ほんとはだめなのかもしれないけども、諸事情難しいかもだけども・・・子供達が一緒になって、役者さんの芝居を真似しながら観るくらいの自由さがあってもいいなと思いました。
もっとお子様たち、騒がしくなってしまうんじゃないかという予想を覆し、みんなお行儀良く観てる良い子たち。
でも、前から見たわけじゃないのでわかりませんが、後ろから見てる分には楽しんで観てる様子で。
この子たちの心に、お芝居っていいな、楽しいな、という気持ちが芽生えればいいな~って思いつつ。
演劇の発展、文化の拡がり、そういうことに思いを馳せつつの観劇でした。
舞台美術が、前後に奥行きがあり、可動式になっていて。
食事シーンも、実際に消えものを使っていたりして、お子様たちが退屈せずに観続けられる工夫が凝らさせていました。
こちらの公演、これから各自治体の小学校などを巡業してゆかれるそうです。
たくさんのお子様たちの心に、観たお芝居が何らかの形になって残ればいいなと願います。
上田ダイゴ×緒方晋トークライブvol.4 『先生と悪口』
上田ダイゴ×今井慎太郎トークライブ
ク・ビレ邸(大阪府)
2012/04/11 (水) ~ 2012/04/11 (水)公演終了
満足度★★★
初めて遅刻
わたしはちょっとしたアクシデントにより、初めて遅刻してしまったため・・・。
stage1は大半聞き逃してしまいました。
なので、タイトルの『先生と悪口』に関しても、あまりよくわからずじまい。
この日のトークでとかく印象に残っているのは。
栗饅頭でしたっけ?
あれで宇宙が埋め尽くされて、空から栗饅頭が降ってくる。
というシュールなドラえもんのお話。
そしてHNKの教育番組のお話。
もはやキャラクター名が思い出せないのですが、最後までスプーンおばさんだと勘違いしていたことだけは、覚えている。
いや、違うんですけどね(笑)
とかく、気ぐるみ着たキャラクターが、お子様相手にフリートークを繰り広げるというもので。
とあるお子様の家庭環境にまつわるお話、さらにそれにたいする気ぐるみキャラクターの中の人のくいつきっぷり。
わたしも気になって仕方ないっすよ・・・先生って誰!?w
とかく。
今回も、楽しく笑って帰ってきました☆
月下人魚~リトルマーメイド~
劇団ショウダウン
船場サザンシアター(大阪府)
2012/04/21 (土) ~ 2012/04/22 (日)公演終了
満足度★★★★
美しい世界
あらすじ、チラシ画像の印象から、世界機械を思い出す。
またあれで観られたようなショウダウン式ファンタジーが観られそうと。
あれは・・・とてもとてもひとりで演じきられるような世界ではありませんでした。
とても奥行きのある、素敵なお伽話。
素舞台なのに、情景が目に浮かぶかのよう。
水の中、きらきらした街、無機質な研究室が、そこに見えました。
さすがに90分間もの長きにわたる一人芝居、そりゃ合間合間に素に戻ってしまう瞬間は度々ありました。
水分補給も芝居中に堂々とされてました(笑)
しかし、びっくりするくらいな多さの登場人物、さらに語り部も、全部ひとりでこなされ。
やりきった、みせきった、遊眠さんの女優魂はお見事です。
どうなってゆくんだろう、とハラハラ引きつけられ続けました。
美しかった、優しかった、そして哀しかった。
遊眠さんのあどけない演技が、可憐な風貌が、舞台のすべてを引き立たせてました。
一人芝居にあるまじき、90分間という長さ。
とても見応えのある、素敵な一人芝居でした。
絶頂マクベス
柿喰う客
AI・HALL(兵庫県)
2012/04/27 (金) ~ 2012/04/30 (月)公演終了
満足度★★★
物足りなかった
事前の期待値を上げすぎていたのかもしれない。
柿喰う客ならこれくらい、という期待があった。
001ハムレットが、とかくとても素晴らしかった。
しかし、今回・・・初日を拝見しましたが。
まず、声にパワーを感じなかった。
柿の持ち味のあのリズムが、ゆるくて甘かった。
音響はド迫力で舞台を盛り上げるに足るものだったのですが、肝心の舞台から発せられるいつもの圧倒的なオーラを今回は感じることができず、盛り上がりきらなかった。
芝居の内容自体も、前回のハムレットのようなインパクトはなく、ぐっと迫り来るものをあまり感じられず。
今回はどちらかというと、歌劇寄りだったのかな?
歌とダンスが多めだったように思いました。
初日ゆえの堅さだったのかもしれない・・・と思うと、ちょっと残念な気もしたり。
でもこの女体シェイクスピアシリーズはまだまだ続くそうですので。
また次回に期待をかけたいと思います!
TheStoneAgeヘンドリックス「喪主もピアノが弾けたなら 」たくさんのご来場ありがとうございました!
The Stone Age ヘンドリックス
TORII HALL(大阪府)
2012/04/27 (金) ~ 2012/04/30 (月)公演終了
満足度★★★
吉本新喜劇の関西小劇場版
よくもわるくも、いつもどおりの変わらないストーンエイジらしいお話でした。
舞台の上には良い人しかおらず、毒はまったくなく。
どたばた泣き笑い、あったか人情劇場。
ここまで歪みなく貫き通してる舞台も、逆に珍しいくらいかもしれないというくらい。
毎週土曜昼にテレビをつければ必ず同じものが観られる吉本新喜劇と同様の、安心感のある舞台だと思います。
上演時間は2時間と、いささか長め。
長いな~と思いますが、登場人物のキャラが濃くって、主にキャラでみせるシーンが多いので、楽しんで観られました。
みそ味の夜空と
Common days
自由表現空間 シアターカフェNyan(大阪府)
2012/04/23 (月) ~ 2012/04/25 (水)公演終了
満足度★★★
ほっこり
前回公演とはまた違って、全体通して和む雰囲気でした。
ケーキを食べきったら別れる、という多少シュールさのあるシチュエーションから始まりつつ、シュール方向にいき過ぎはせずに。
お話の主人公である兄弟の自宅のリビングに集う、別れたりくっついたり何かにつまづいていたりする人々。
けっして大きく揺さぶられることはないけども。
小春日和にさやかなそよ風にふかれるかのような、優しいお話でした。
SiN シン
本若
一心寺シアター倶楽(大阪府)
2012/04/19 (木) ~ 2012/04/22 (日)公演終了
満足度★★★★
高度な殺陣が圧巻
初めての本若本公演でした。
思ってた以上に舞台美術がしっかり造ってあって、衣裳も本格的で、すみません正直驚きました。
お話の筋的には、極めてベタ。
殺陣を際立たせるために、あえてそうしてるのかな?というくらい、ベタな展開に継ぐベタな展開。
でもそれがいやじゃない。むしろ胸が熱くなりました。
設定、展開、登場人物の情、それらが丁寧に作られていて説得力がある。
むしろ、老若男女関係なしに、みんなで一緒に笑って泣けて安心して観られる、ベタ転じて王道ドストライクな舞台でした。
やはり特筆すべきは、殺陣。
いやぁ~すごいですね!高度ですね!かっこいいですね!!
関西小劇場で、ここまでのものを観られるなんて。
本若さん、ハマりました。
次回公演も予定合わせてぜひともおうかがいしたいと思います!
桃源郷のスペクター
化石オートバイ
in→dependent theatre 2nd(大阪府)
2012/04/20 (金) ~ 2012/04/22 (日)公演終了
満足度★★★★
ふしぎおとぎはなし
これでまだ二回目な化石オートバイさん。
今度の世界も、独特の雰囲気をもった独創的なお伽世界でした。
でも・・・こんな世界があれば、わたしもちょっと行って見たい♪
毎日がテーマパークですよね、探検したい!冒険したい!楽しそう☆
そして、けっこう重いことも、あまり重苦しくなく感じる不思議さも。
出演者数が極めて少ない。かなりの少数精鋭。
その少ない役者さんたちが、それぞれひとり何役もこなす。
しかも、役が代わるごとに衣裳もチェンジするという。
しかも、場面転換は割りと激しく、くるくるくるくる代わるのですが、その場面転換がぱっぱっとほとんどタイムラグなしで代わってゆく。
少人数で何役もこなすため、各自もう入れ替わり立ち代りで、着替える時間もわずかで。
よくこんなことしようと思ったな・・・と(笑)鬼演出!
しかしその少人数の役者さんたちが、み~んな関西小劇場を代表するような精鋭揃いなので。
なんてことない芝居とかでも、やりかたがめちゃんこうまい。
だもんで、1シーン1シーンの拡がりが大きく、質量が高くて。
とっても上質な舞台でした!
牡丹灯籠
sunday
吹田市文化会館 メイシアター・小ホール(大阪府)
2012/03/08 (木) ~ 2012/03/11 (日)公演終了
満足度★★★
乱立する竹
無数の竹が使用されているらしいという舞台美術がとても楽しみでした。
すごかった!
立ってるんじゃなく、無数の竹がぶら下がっていました。
舞台上に竹がない空間なんてあるのだろうか?というくらいの数。
その中をためらいなく縦横無尽にキャストが駆け巡る。
動きに合わせて、竹がカランカランと鳴る、視覚的にも聴覚的にも見事なものでした。
しかし肝心のお話のほうが・・・わたしは座席運悪く。
みっつある立ち位置のうちの、ふたつがまるまる見えず。
低い位置の芝居も全滅で、今回キャストが多く、しかも一人で何役もこなすため、今誰と誰が何の役で何をしていうのかというのが、音声のみでは把握できず。
話の流れにだいぶ早い時点からついていけなくなってしまい、とても残念でした。。。
大好きな役者さん多数、そして何よりsunday、とてもとても楽しみにしていた公演。
そして見えずとも伝わってくる部分、かろうじて理解できた部分や、公演後に聞えてくる感想などが耳にはいってくるにつれ。
この『牡丹灯籠』、あますところなく完全な状態で味わい尽くしたかったです。無念。
英国庭園の謎
劇団P・T企画
大阪木材会館(大阪府)
2012/03/15 (木) ~ 2012/03/20 (火)公演終了
満足度★★★
今回は会議室にて
いつも劇場ではない場所で公演されるPT企画さん。
今回はとあるビルの一室でした。
ちょっと遅刻していってしまったので、冒頭の入りの部分を見逃してしまったのですが。
いつもながら、観ながら謎ときできるように資料配布。
地図に、暗号文に、人物相関図。
いつもなら人物相関図などは観る前にじっくり見て頭に入れておけるのですが、今回は余裕がなく。
ただでさえいつもさっぱりなのに、より一層謎ときは諦める方向性で(笑)
いつもどーり、劇中で解説されるのをふむふむと。
いつもね思うのですが・・・。
周りの方みなさん、観ながらカリカリ、カリカリ、すんごいメモとってるのですよね。
何書いてるのだろう・・・どこ?どこがメモとりどころなの!?と。
試験を受けてる学生みたいなプレッシャーを覚えつつ。
のび太くんの心境になります。
今回は、単純作業で解ける謎ときも用意していただいていたのですが。
それすらも途中でめんどくさくなって投げた、ダメダメなわたし。
しかも途中で投げている様がありありと残された用紙を、思いっきり役者さんに目撃されてしまうという(笑)
だって・・・PT企画さんの公演は、観客のすぐそばを役者さんがウロウロしてるからさ・・・。
全身で用紙の上に覆いかぶさって隠したい心境でいっぱいでした。
有栖川有栖公演を観るのは、確か二回目。
おなじみの役者さんに加え、ゲストにはさらになじみ深い役者さんがいらっしゃったり。
ほんと、すぐそばを役者さんがウロウロしてるから、ほんとに殺人現場にいるかのような体験ができてPT企画さん公演はおもしろいです。
謎は解けずとも、今回も楽しませていただきました♪
上田ダイゴ×緒方晋トークライブvol.3『理由と誰?』
上田ダイゴ×今井慎太郎トークライブ
ク・ビレ邸(大阪府)
2012/03/14 (水) ~ 2012/03/14 (水)公演終了
満足度★★★★
腕前を上げている!
お留守番企画も、もう第三弾。
着実に、緒方さんのトークの腕前が上がってきてます(笑)
トークのつかみでもある、ライブタイトルの由来。
「誰?」の部分は緒方さんの、前回トークライブ終了後の実話から。
ライブ終了後に、ク・ビレ邸に来ていた初対面のおじいさんとすっかり打ち解け、何故かその初対面のおじいさんの自宅にまでお邪魔した緒方さん。
宴もたけなわでおじいさん宅を失礼した直後、忘れ物をしたことに気づいて、通報されても仕方ないような侵入方法で戻る緒方さん。
しかし・・・ついさっきまでまるで旧知の仲であるかのように打ち解けていたはずのおじいさんに、不信感丸出しにチェーンつけたドア越しで放たれた言葉が・・・「誰?」という。
もう、つかみの時点からすでに爆笑。
突っ込みどころ満載。
かなり鋭角な捉え方をしたムツゴロウさんのモノマネや。
成り立ってるんだか成り立ってないんだかわからない、即興擬音でお届けするコントや。
今回、出てくるネタ、出てくるネタ、全部大爆笑ものでした!
お腹痛いのなんのって。
1回目、2回目を経て、この3回目で飛躍的に腕前向上!?
こいつぁ~4回目も楽しみですっ☆
上田ダイゴ×緒方晋トークライブvol.2『マカロニと開放感』
上田ダイゴ×今井慎太郎トークライブ
ク・ビレ邸(大阪府)
2012/02/08 (水) ~ 2012/02/08 (水)公演終了
満足度★★★
二回目☆
緒方さんの、王子小劇場主催の演劇賞『佐藤佐吉賞』最優秀助演男優賞の受賞記念。
客席には、クラッカーなどお祝いアイテムが配られました。
緒方さんには内緒で(笑)
そんな仕掛けもしたというのに・・・緒方さん泣いてはくれず、残念☆
観にいらしてた劇団員の中井さんからお祝いの花束贈呈などもあり、めでたいムードでした♪
トークも、1回目よりおもしろかった!
トークライブらしくなってたかな(笑)
相変わらず、ふつうに生活してるだけで伝説まみれ。
今回もおもしろかったです、次回も楽しみ!
Home / ホーム
エイチエムピー・シアターカンパニー(一般社団法人HMP)
ウイングフィールド(大阪府)
2012/03/10 (土) ~ 2012/03/10 (土)公演終了
満足度★★★
予想とは違った
この公演に関しては、震災をテーマにむき出しにした舞台なのだと思っていたのですが。
実際には、そうではなく。
地響きの効果音で震災を匂わしていたり、震災から感じたものを心理を表現したものでした。
パフォーマンス、と書かれていたとおり。
始まりはとても変わった趣向でした。
特定の姿勢で静止した沈黙する女性、それにナレーションをあてる。
それは最初のほうはネタもおもしろかったのですが、全出演者分ひとりひとり続いたので、正直ちょっと長く感じました。
その静止ナレーションの一部でも、後半六人全員揃っての後半でも用いられていた演出。
舞台上で実際にリアルタイムに撮影した映像を、舞台上のスクリーンに投影する。
これはドイツ演劇ではよく用いられいるそうなのですが、わたしは前作『最後の炎』でしか観たことがなく。
なかなかおもしろいです。
最後のほうで、みんながひとりに自分の着ている衣服を与える。
みんなで黒い水というひとつのものを分かち合う。
そのあたりに込められた意味、解釈は様々にありそうで、そこに思いを馳せます。
震災が主軸のテーマ・・・となると、ん~?となってしまいますが。
表現方法が変わっている個性的な興味深い舞台でした。
上田ダイゴ×緒方晋トークライブvol.1『お留守番とお勉強』
上田ダイゴ×今井慎太郎トークライブ
ク・ビレ邸(大阪府)
2012/01/11 (水) ~ 2012/01/11 (水)公演終了
満足度★★★
タイトルどおり、お留守番とお勉強
昨年のうちでいったん休止に入るはずだったトークライブ。
緒方さんという新たる相方を得て、まさかのお留守番企画始動!
いや~慎太郎さんの時と比べて・・・話題が黒な方向に走る傾向が強かったですねw
黒というか・・・桃色というか・・・。
トークライブ、というよりかは、居酒屋などで普通にトークしてるかのような感触ではありましたが(笑)
各自の身を切るようなトーク、今回も楽しませていただきましたっ☆
次どうする?との問いかけには、全力で拍手を!
慎太郎さんが戻ってくるまで、というよりは、戻ってきてもまだやるぞ!くらいな勢いな緒方さん。
また次回も楽しみにいたしております♪
ジョージ
HOP CLUB
OVAL THEATER & GALLERY (旧・ロクソドンタブラック)(大阪府)
2012/01/20 (金) ~ 2012/01/22 (日)公演終了
満足度★★★
アイドル
4人のアイドルが、それぞれ順番に一人芝居。
内容は、ジョージというひとりの男性をめぐる恋話。
そして終盤には、4つの一人芝居がひとつにまとまる。
このジョージという男性が、とかくモテる。
とりえはなくてだらしないけれど、優しくて憎めない、かわいいところのある男性っぽい?
一人芝居なので、このジョージという男性の芝居はアイドルさんたちの芝居からの想像で形作られ。
そこに、鍵がある。
ひとつひとつの一人芝居が、最終的にまおちゃんの一人芝居に絡んでくるという伏線のはりかたに、早川さんらしい巧みさを感じました。
惜しむべくは。
アイドルさんたちのファンサービスイベント的要素が強い舞台でしたので。
ただひたすらかわいくはあるのですが、ただそれだけで終わってしまっていて。
芝居自体は物足りなかった、という点でしょうか。。。
フリートークはおもしろかったですけども(笑)
あの退屈な日々よ
DanieLonely
Cafe Slow Osaka(大阪府)
2011/12/13 (火) ~ 2011/12/14 (水)公演終了
満足度★★★
味わい深い会話劇
ばらばらに客演先で拝見することの多い、ひとりひとりが巧み人たちの。
男性のみたった4人だけのお芝居。
そりゃあもちろんな見応えでした。
今回はカフェ公演。
初めて行く会場でしたが、通常営業もしているカフェの奥の倉庫スペースを劇場として使用しているもよう。
なんだか素敵な空間でした。
その空間で、ひとりと、ひとりと、ふたりが、順番にそれぞれまったく別の話をはじめる。
ひとりと、ひとりは、誰かに語って聞かせるかのように。
ふたりは、仕事の同僚で愚痴のようなものを語り合っている。
この3組がそれぞれまったく別々の話をしているかと思いきや。
徐々に、ほんとに徐々に、会話の中から繋がりを見せ始め。
4人ともに芝居がとても巧みなので、とてもおもしろかったです。
同僚のふたりが、いったいどうなってしまったのか。
ずばっとみせてしまわないのが、無粋でなくよい。
どうなったんだろうな・・・。
ダニエルロンリーさん、今回でまだ二回目でしたが、今回もよかったです。
次回、まだ日程はぼんやりとしか決まってないのですが、楽しみにおうかがいしたいと思います。
じゃあ抜きますね
上田ダイゴ×今井慎太郎トークライブ
ク・ビレ邸(大阪府)
2011/12/14 (水) ~ 2011/12/14 (水)公演終了
満足度★★★★
ラストトークライブ
ついにいよいよこれが最後のトークライブ!
でも最後だからといって、特に何を気負うこともないのが、このお二人なのですよ☆
今回のタイトルの由来は。
なんか、ダイゴさんのおうちの録画機器のケーブルを。
このライブの稽古日が、ダイゴさんが観たい番組の放送日と被っていたため録画予約しているのを聞いた慎太郎さんが、ダイゴさんに向かって放った言葉だそうで。
いや待て、なんでそうなるねんと。
エンドレスにこのくだりを続けてたんだそうな・・・相変わらず日常からおもろいお二人だ。
今回は、出先から直接向かったため早めに会場に着いたら。
らっきーなことにリハーサルというか、もう本番と変わりないいつもの3ミニッツゴーゴーやってて。
1ステージ前に、0ステージ目を観られるなんて、得しました♪
お題求められて、目が合ってるにも関わらず自分じゃない体で全力で目をそらしたのは、仕方ない・・・求められるなんて思ってないじゃないかw
いや~もうラストも相変わらずのトークの豪腕っぷりでした!
おもしろかた~!楽しかった☆
次の開催日は今のところまだ未定ですが。
復活の折には、必ず!必ず!またはせ参じます!
楽しみにお待ちしておりますよ~♪
リトル・ウェンズデイ
劇団赤鬼
ABCホール (大阪府)
2011/12/23 (金) ~ 2011/12/25 (日)公演終了
満足度★★★★★
素敵でした
劇団員さんの客演先の公演を観る機会はやたら多いものの。
ホームの劇団赤鬼さんの公演はこれが初めてでした。
やっと観られた!
しょっぱなからいきなりやられた。
オープニング直後からオールキャストでのダンス。
かっこよかった~素敵でした☆
やはりさすが高名な赤鬼さん、照明も音楽も舞台美術も素晴らしく、ドラマシティなどでやられてもよいような公演でした。
音楽良かったなぁ・・・サントラあったら欲しかったです。
再演ではありつつ、わたしはこれが初めてだったので話の内容知らないままでの観劇。
第二次世界大戦時代の、戦時下のドイツの兵隊さんの話でした。
でも戦場の話ではなく、街中での兵隊養成所が舞台で。
兵隊になるための場所でありつつ、そこで過ごす学友同士の友情が描かれていて。
そこに、革命家の友人同士の友情も絡み。
スパイとして記憶を封じることにより、立場の相互で、それはそれはもうせつない状況に・・・。
すべてが明らかになった後の主人公の苦しみ。
胸をつかれ、たまらない思いに涙がはらはら零れ落ちました。
戦時下でありつつ、敵味方の立場の変化に翻弄されつつ、そこに描かれているのは人と人のぬくもりのある心の交流。
素晴らしかったです。
この公演を観てよかった、心底思いました。
ありがとうございました!