+sugar+の観てきた!クチコミ一覧

401-420件 / 609件中
協走組曲第2楽章

協走組曲第2楽章

ステージタイガー

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2012/05/18 (金) ~ 2012/05/21 (月)公演終了

満足度★★★

鍛え上げられた筋肉のような舞台
序章を経ての、第2楽章。
お話は続きではなく、登場人物も裏設定などがあれば別ですが表面的には一切被らず。
完全に独立した協走組曲の新しいお話。

LINX'S参加作品であるがゆえに、20分という枠の枷があった。
その枷を感じずにはいられなかった印象。
これがステージタイガーだ!という要素は、ぎゅぎゅっと詰め込まれていて濃縮されていましたが。
制限時間内に収めなければならないため、余分をこそぎ落とされまくって無駄の一切ない、核のみ残ったかのような。
それゆえに、情感の部分を伝えきれてないように感じました。

惜しかった、できるものなら枷から解き放たれた第2楽章も観てみたい。

ネタバレBOX

千秋楽、谷屋さんが消しゴムを舞台裏にまですっ飛ばしてしまって(笑)
そういう演出なのかとも思ったのですが、拾えないまま消しゴム持ってる体でテル子さんが芝居を続けていて、ナマの舞台で巻き起こることへの対応力を感じました☆

普段凛々しい役柄の多い小野さんの、凛々しいんだけども可愛い妹キャラが萌え♪
そして、「今日も元気に狂ってます」とザキさんにツイートされてた石神さん・・・あぁ~ほんまや狂ってるねぇ~と、ものっすごい納得しました(笑)
白井さんのウザキャラっぷり、ウザすぎで普通にしゃべってるだけでもおもろかった・・・。
蛇口からアイスクリーム

蛇口からアイスクリーム

突劇金魚

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2012/07/02 (月) ~ 2012/07/04 (水)公演終了

満足度★★★

初日観劇
初日に、「村上くん」と「夏の残骸」を観てきました。

「村上くん」、文豪を目指す二人の少年の話。
ひとりは才能あるけど夢追わず、ひとりは才能めぐまれないけど夢を追う。
才能があるから、やるのか?
才能がなければ、やってはいけないのか?
才能があれば、やらなくてはいけないのか?
人生の選択肢というものを思う。
照らす照明の色鮮やかさが、シーンを印象的にしてました。

「夏の残骸」、愛する人とひとつになりたくて、愛する人を食べてしまう。
小説などでも、ちょいちょい見かける設定。
それをサリngさん的に表してました。
普段は可愛らしく可憐な印象の蔵本さんの、艶のあるぞっとする演技が良かった。
野村さんがやはりここでもいつものあの正装で・・・正直ちょっと食傷気味。

全体的に、サリngさんらしい、文学的な舞台やったな~と思いました。
できるものなら「村上ちゃん」も観たかった。

【21ステ無事終了!】とーく・おぶ・ざ・でっど 弐【次回は夏か秋!】

【21ステ無事終了!】とーく・おぶ・ざ・でっど 弐【次回は夏か秋!】

JOHNNY TIME

エビス駅前バー(東京都)

2012/03/22 (木) ~ 2012/04/02 (月)公演終了

満足度★★★

さすが気持ち悪かった(笑)
ずっと観てみたいと思いつつ、やっと念願かなっての初じょにーさんでした。
続きものなお話なので、このお話の前にあったできごとなどわからない部分もありつつ、単体でも楽しめました。
主に・・・ゾンビの芝居の気持ち悪さという点で(笑)
さすがじょにーさんやなぁという、気持ち悪さ。
映像も使ったおもしろい趣向で、楽しませていただきました♪

秀吉死す!

秀吉死す!

激富/GEKITONG

ABCホール (大阪府)

2012/06/15 (金) ~ 2012/06/17 (日)公演終了

満足度★★★

軽快アクション時代劇
これでまだ二回目の激富さん観劇。
今回も美男美女揃い、アクションもダンスも豊富で、派手でエンターテイメイント性の高い舞台。
その割には、舞台美術、衣装が、テーマパークのアトラクションショーのような安っぽさがあったのが、いささか残念。

オリジナルの歴史ファンタジーが、非常にわかりやすい明快なお話、筋立て、設定で、気楽に楽しんで観ることができ。
観た後、あー楽しかった~♪と、楽しく明るい気分で帰れる、そんな舞台でした。

 ふすまとぐち

ふすまとぐち

劇団野の上

アトリエS-pace(大阪府)

2012/06/21 (木) ~ 2012/06/22 (金)公演終了

満足度★★★★

自立する心
初めての本公演観劇、やはり方言での上演で、やはり言葉さっぱりわからない。
言葉がわからなくても芝居で理解をしたいと、芝居で伝えようとしているはずだと、最初のうちはとても集中して食い入るように芝居を追ってました。
しかし、それも最初のうちだけ。
話が進むにつれて、わかるような言葉で芝居をされている場面もあったりしつつ、そしてなんといっても芝居が魅力的で、ことばがわからないことも気にならなくなってゆきました。

方言でつむがれる、日本全国の家庭で巻き起こっているであろうリアルな嫁姑問題。
しかしやはり、相手の立場になって考える想う、それが肝要なんだなと。
最後、姑が寝たきりになってからのひとりごとに、すべてが集約されている。
聞いてると胸が締め付けられました。
自分自分ではいけない、双方互いに。
お互いに殻に閉じこもらず、自分のものさしだけで考えず。
他者と自分を区別して、他者を理解をする、それにはまず自分自身の心が自立していなくては不可能。
人との関わり、触れ合い、集団の中の一部である自分。
ヒトというものを考えさせられるお芝居でした。

と書くと、とかく小難しいお芝居なんだろうという印象になってしまうかもしれませんが。
そんなことはなく、エピソードは腹抱えて笑うレベルのおもしろさでした(笑)
突き抜けたやりきり度と思い切りがあり軽快で、最後まで飽きさせず引きつけ続ける工夫が絶妙。
百次さんしか存じ上げませんでしたが、なんとも魅力的な芝居をされる役者さん揃い。
ぜひ、また大阪でも公演していただきたいです。

ネタバレBOX

姑が嫁に向かって、キンチョールとチャッカマンで火炎放射器をリアルにお見舞いしたときには・・・ぶったまげました(笑)
ぼおおおお!って、ほんとに炎吹いてるし!度肝抜かれました!!

おとなしくだいぶヘタレな夫役と、小憎たらしく小生意気なご近所の男の子の二役な、百次さん。
その演じ分けがカメレオンで、さすがな芸達者ぶりを見せ付けられました。
男の子のときは、ぶん殴ってやろうかと思う憎たらしさで(笑)
夫のときは、あなたがしっかりしていれば・・・と情けなく、そしてこんな旦那は絶対いやだと思いました。
サヨナラ

サヨナラ

baghdad cafe’

AI・HALL(兵庫県)

2012/06/29 (金) ~ 2012/07/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

初日、胸いっぱいの感激
オムニバスなんだけども、ごく自然な流れでエピソードは紡がれ繋がってゆく。
出演者数はかなりの大人数、しかも関西小劇場界を代表するような各劇団から集結した個性あふれる面々。
その豪腕揃いの役者陣が織り成す、リアルファンタジーの世界でした。

出演者はとても多い。
多いがゆえに、ひとりひとりが舞台に立っている時間は短くこま切れ。
そえゆえかな、一瞬一瞬が濃密で、とてもポテンシャルが高く、常に芝居の集中が一定レベル以上の高みを保てているような印象。

多いのに、誰ひとり芝居がしんでなくて、活きている。
バグさんはいつ観ても、ほんとに役者さんが活き活きしてるなと、ひとりひとりの役者さんすべてが活きているなと思います。

舞台の上にいる役者さんだけでなく、スタッフワークもかなり豪華なのがバグ。
舞台美術、いつもながらほんと幻想的で芸術性が高く美しい。
衣装も、全ての役者さん共通のデザイン性でありつつ、どれひとつとして同じものはなく、役者さんを引き立てていて素敵なデザイン。
音響、衝撃の生DJも挟みつつで緊張感はんぱなかったのでは・・・。
照明!舞台を照らす照明の、世界をカタチ作るライトのなんと情緒的なことか!

そして、今回ダンスをされておられる役者さんがごろごろいらっしゃったので、パフォーマンスが綺麗で鮮やかでした。
ちょっとした動きの振り付けなども、美しい。

初日を観てきました。
エピソードひとつひとつ、役者さん毎に、思うことはやまほど。
またそれは後日改めて。。。
とかく素晴らしかった!どこをとっても!演劇だ、とても演劇だ!
バグはやはり、その場で観ないといけません。
そこで感じる空気、味わいながら堪能しながら。映像では残らない、残せないものが、そこにある。
劇場で生で観る値打ちを痛感する、そんな舞台。

千秋楽もう一度観に足を運びます。
修正も入れていってるそうな、さらにあげてあげていくそうな。
7つのエピソード、それにまた埋もれにいってまいります。

ネタバレBOX

『サヨナラ』の主役の、一ノ瀬さん。
どの場面、どの場所に立っていても、その立ち姿があまりにも美しくて、惹きつけられました。

西原さんをあんな贅沢な起用のしかたなさるなんて(笑)
わたし録音なんだと思っていたのですが、びっくりなことに音響ブースで生DJをされていたそうで。
あの独特の声、抑揚が好きです♪
男ism

男ism

STAR☆JACKS

Live Bar D.Ⅲ(大阪府)

2012/05/31 (木) ~ 2012/06/05 (火)公演終了

満足度★★★

本格派時代劇
縁あって二回目のSTAR☆JACKSさん本公演。
今回はライブハウスでの公演ということで、前回公演みたいにがっつり本格的時代劇ではないだろうな~と思いきや。
予想外にも、がっつり時代劇でした。

公演は休憩挟んでニ演目。
ライブハウスそのまんまで舞台美術まったくなし。
照明がまた情緒豊かな雰囲気作りをしていて、
花道も活用して客席通路も活用して、ライブハウスそのまんまだというのにまるで芝居小屋にいるかのごとしでした。

ライブハウスという小さい箱でありつつ。
低い天井、そこからぶら下がりまくるライトものともせずに、びゅんびゅんさすが本職なだけあって見事な殺陣さばき。
そして小さい箱だからこそつぶさに見える、ちょっとした時代劇表現テクニックなども興味深く。
二回目のSTAR☆JACKS楽しませていただきました♪
次の12月本公演も楽しみにしてます!

あぁ、ケーキ食べたかった(笑)

ネタバレBOX

一演目目は、親分子分女郎の横恋慕愛憎話。
女郎に惚れて身請けしたい親分。
その親分の子分に惚れている女郎。
女郎の気持ちよりも親分に忠義尽くしたい子分。
そこに付込む、親分子分の間を裂きたい仇もの。

親分に身請けの話されて想う人がいるから、誠の愛を貫きたいからと断固拒むところまではいいのだけど。
女郎さん、想い人の名前あっさり白状しすぎ…と思った(笑)
そこで命賭けて拒むくらい貫きたい想いならば、名前そんなあっさり白状しちゃだめでしょう。
墓場に持っていくくらいの覚悟じゃないと。
そして親分の懐の狭さよ!
人の上に立つものとして、その心意気はいかがなものか、そんなんじゃ下のものが慕ってついてくるわけがない。
しかも、いっときの激情に身を任せて、あっさりそこまで好いている女郎を殺めてしまう。
息をしていないと分った時の一言が、なんとも情けなくて怒りの感情を覚えました。
口汚いですが、こいつばかじゃねぇのか!?と。。。
でもラスト、遺体となってしまってから親分から女郎を譲り受けた子分さん。
亡くなってしまってから、もう添い遂げることができなくなってしまってから初めて、女郎に想いを抱くようになるわけですが。
なんと、女郎生きていた!?あのラストは生きていたということで解釈間違ってないですよね!?
そこで生きていたとなると、じゃあ親分は殺してなかったというわけで。
親分はひょっとしてわざと殺した体で自分の未練も断ち切って身を引いたと…そういうことなのか?
そう考えると、なんだかみえ方がぐっと変わって、人の想いの業の深さ苦しみ憐憫の情を感じることができて良かったです。
あ、ひょっとして…誠の愛それに生き返りって、まさかロミジュリのオマージュ!?

ニ演目めは、がらっと雰囲気変わってお笑い要素たっぷり。
ほぼ、龍昇さんオンステージと言って過言ではないでしょう(笑)
不始末をしでかした入り婿の代わりに切腹して責任をとらねばならなくなった父。
しかし嫁も、入り婿の嫁にあたる娘も、悲しむどころかむしろ早く腹を切れとせっつく勢いという(笑)
しっかり命の儚さや憐れの情も盛り込まれつつ、とかくちょけているので重苦しくなく愉快。
この嫁が、わたしにとっては石原正一ショーのハリポタ子が印象的な生田朗子さんで。
めっちゃ、えぇ味出しておられました。最高に非道な嫁。

やたら龍昇さんが舞台上で生肌晒して生着替えをされていたのは…。
水戸黄門でいうところの由美かおる的なサービスショットの意味合いだったのだろうか、などと思ったり。
ちょいちょい吉本新喜劇のネタが放り込まれていたところも、小劇場で珍しいネタチョイスでおもしろかった☆
銀河

銀河

カメハウス

門真市民文化会館ルミエールホール・小ホール(大阪府)

2012/05/10 (木) ~ 2012/05/11 (金)公演終了

満足度★★★

生まれ変わった銀河
ルミエールホール初めて行きました。
馴染みな方がいらっしゃる劇場で、一度行ってみたかった!
それはもう立派で綺麗な劇場でした~。

『銀河』これは30分の短編として発表されたものの、超拡大バージョン。
短編を観た時も思ったことなのですが…パフォーマンス。
これだけパフォーマンスを主体して観せるというならば、もう少し磨いたほうがよいと感じました。
技術も粗いけども、各演者は踊ることで精一杯で、観客にどう観えているかまで意識を凝らすことができてないように感じました。
踊ることが目的なのではなく、観せることが目的、そこ大切なんじゃないかなと。

お話的にも、短編でやってるんだから、当日パンフレットの中にあらすじ書いてるんだから、ではなく。
ちゃんとお話の中で何がどうなっているのかを観せて欲しかった。
冒頭から延々続くオマージュ的パフォーマンスで、観る側の心がおいてけぼりをくらうような感覚。
最初のうちはまるまる長い壮大なオープニングで、物語が物語として始った瞬間、やっと始まった…と思ったくらい。

その最初の設定をちゃんと舞台の中に入れてないので…結局何がなんだかわからないけど、恋をしていて逃げているのだな、というそんな感じで。
しっくりこない展開、設定もあり、すとんとは落ちてこないまま。
それでも、それでも。
粗いんだけども、アラも目立つんだけども、それでもこの先の未来が観たいと。
観終わった後、理屈じゃない心の動かされ方をする、そんな舞台でした。

今回、とても舞台美術も、小道具も、衣裳も、当日パンフレットにいたるまでめっちゃ豪勢なものでした。
そうとう気合入れて作られた舞台だったのではないでしょうか。
その熱量が、もっと役者さんひとりひとりの頭のてっぺんから足のつま先にまでこもっていたならばとも思わないでもなかったり。
想いは想いだけでは伝わらず、どう観せるか、どう現すか、技術も大切なんだなと思わされました。

ネタバレBOX

出演者で目を惹いたのは、ジョバンニの西田美咲さんでした。
ガヤをしているときでも何をしてるときも、突き抜けて存在が際立ってました。
大人ニモの鈴木太海さん、とても爽やかでキャラに安定感があり。
そして東京ガール公演のときには気がつきませんでしたが、とってもイケメンさんでした(笑)
ゲルダ

ゲルダ

ムーンビームマシン

HEP HALL(大阪府)

2012/05/25 (金) ~ 2012/05/27 (日)公演終了

満足度★★★★

王道ファンタジー舞台
これで3回目のムーンビームマシンさん。
ちゃんとした長編公演としては、これでまだ2回目。

やはり、大掛かりですね、すごいですね。
照明ド派手で煌びやか、衣裳も意匠細かい豪勢な作り、舞台美術も世界をよくよく表現してきっちり立て込んだもので。
ダンスすんごい上手くて華やかで魂抜かれるレベル。
今回は歌もふんだんで、特に御意さんの歌声はたまらない美しさでした。

お話的には、ファンタジー王道ど真ん中。
もうちょい試練が試練らしくパズルらしさがあっても良かったかな~とは思いましたが。
見た目に関西小劇場でここまでというレベルのド派手さ、豪華さ。
歌の美しさ、パフォーマンスのレベルの高さ。
心温まるお話の心地良さ。
とても見応えのあるエンターテイメント性がおそろしく高い舞台でした。

ネタバレBOX

ひとりだけカラーのまったく違う(笑)大塚くん、笑いの大黒柱がんばってました!
魔物集団の高依さんはもうもう可愛いし、相方の山川さんバレエシューズを駆使してのつま先立ちが目を引きました。
早川さんは、えぇ感じに雰囲気を締めておられました。
そして主役なゲルダの今池さん、曇りなき笑顔と、心をなくした後の無の表情の落差、試練の哀しさが助長されて良かった。
秘密のレシピ

秘密のレシピ

劇団P・T企画

欧風レストラン シェノワ(大阪府)

2012/05/18 (金) ~ 2012/05/27 (日)公演終了

満足度★★★

おいしかった~♪
今回の公演は、またまたレストラン公演。
前にここで公演あった時は高校時代からの友人と一緒でした。
今回も誘いたかったのですが、わたしが平日の遅い時間しか行けそうになかったのでおひとりさまで。

今回のお料理もとても美味しかったです♪
そしてそのお料理がまるごと今回の推理の鍵だという・・・心して食させていただきました。

そしていつも思うのですが…ほんっとに、よくあの環境で集中力保てるなぁと。
お客様との距離が近いってレベルじゃないんですよね、お客様に囲まれて、お客様の中でのお芝居なのですよ。
しかも、今回はほぼみんな開演前には完食しておらず、食べながら観てる。
拷問ですよね、ほんと。周りみんな食べてるのに。
みなさんレストランだからって控えめにしたりせず、濃ゆい濃ゆい。
ほんと素敵な時間を過ごさせていただきました☆
ありがとうございました!

ネタバレBOX

いっつも犯人わからないわたしですが。
今回のは、ちゃんと話聞いて、誰が何を食べられなくて、どの料理に何が使われていて、誰がどれを作ったのか。
それさえきっちりメモっていれば、おのずとわかるようになってました。
くやすぃです!!犯人を当てられる絶好のチャンスやったのに!!
しかも今回のTOP正解者プレゼントのパウンドケーキ…マーブルになっててめちゃおいしそうやった~!
でも満足です、お料理おいしかったです、わかんなくてもお芝居見応えあっておもしろかったです。
オパンポン☆ナイト セレクション

オパンポン☆ナイト セレクション

オパンポン創造社

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2012/05/18 (金) ~ 2012/05/20 (日)公演終了

満足度★★★

様々な愛のかたち
そこかしこの客演先で観させていただいてはいるものの、ホーム公演はこれが初。
当たり前のように、チラシ画像でもおなじみのあの正装でした(笑)

4作品の短編オムニバス。
3つ別々のエピソードで、4作品目で3つ全てがリンク。
タイトルコールがとてもお洒落で、舞台作品というよりは映像作品っぽい作り。

4作品とも、勢いや笑いだけではなく、ヒト対ヒトの情感がよくよく丁寧に描かれていて。
力強くも繊細な、心に訴えかけてくるもののある響くお芝居でした。

裏もなかなかに激戦区だったこの週なだけに、客席薄く盛り上がりにも欠けていたのですが。
全体的に、役者さんとしても素晴らしい野村さんですが書いても凄いのだなという印象と同時に、演出的には物足りない印象も受けつつ。
正直、もっともっと盛り上がってもよい公演でした。
惜しい…実に惜しい。

だれかのことを強く思ってみたかった

だれかのことを強く思ってみたかった

手のひらに星

ウイングフィールド(大阪府)

2012/05/08 (火) ~ 2012/05/09 (水)公演終了

満足度★★★

試演会らしい内容
最初のほうは、あらかじめ収録しておいた音声に沿っての芝居。
表現は全体的に抽象的で、とても感覚的なお芝居でした。
印象的には、あまりどこそこの劇団に似てるという表現の仕方はしたくないのですが。
伝わりやすくあえて例えるならば、エイチエムピーシアターカンパニーとコレクトエリットを足して割ったような印象。

残念だったのが…芝居で表現したいことがこちら側に伝わってこなかったということ。
終始ぼんやりしていて、舞台上に景色、心象心理がまったくみえてこず。
シーンの活かし方が雑なように感じました。残念。

上田ダイゴ×緒方晋トークライブvol.5『さくらと喉の痛み』

上田ダイゴ×緒方晋トークライブvol.5『さくらと喉の痛み』

上田ダイゴ×今井慎太郎トークライブ

ク・ビレ邸(大阪府)

2012/05/09 (水) ~ 2012/05/09 (水)公演終了

満足度★★★

雷雨にマケズ
今月も行ってまいりました。
今回のベストはなんといっても、即興コントでしょう☆

いつもながらお客様からいただいたお題に沿って、様々なルールにのっとってトークをするわけですが。
最期のほうにいつもあるのが、即興コント。
お客様に書いていただいたお題の紙を引いて、そのお題に沿って即興でコントを行うという。

ここで今回、緒方さんが受賞役者の心意気として、得意分野で勝負することに。
緒方さんの得意分野、そうそれはコメディではなく、シリアス。
へぇ~…シリアスなんだぁ~…コメディじゃないんだ~…という雰囲気の中(笑)
ここで引いたお題が神。なんと「ブラジャー」。
「ブラジャー」でシリアスコント、やりましたね。

どうやるのかと思えば、ダイゴさんと緒方さんが、それぞれ左右のブラを演じるという斬新な。
腕で肩紐を表現する細かさ。
まぁなんともいえずシュールで、意外とちゃんとシリアスな感動作となりました。

さてさて、次はどんな神が舞い降りることやら(笑)

ラブソングでも書いてみる(ヒマだから)

ラブソングでも書いてみる(ヒマだから)

演劇ユニット スイス銀行

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2012/05/11 (金) ~ 2012/05/14 (月)公演終了

満足度★★★

儚いのに明るい人々
人生の酸いも甘いも噛み分けてきた、大人のラブストーリー。
わたしは初演を観ていないので、今回まったく初めて。
出てくる主要人物が全員死を宣告されているという。
そんな人々の溜まり場である病院の屋上が舞台。
そんな背景重い設定の中、病院の屋上という現実世界から切り離されたような場所で繰り広げられる、人生の機微の箱庭のようなお話。

ただ、みんな死を目の前にしているというのに、その重さを感じさせず。
残りの人生を限定された時間を笑って生きてる。
ここに到達するまでには悩み苦しんだろうけども、それをあからさまには芝居に出さず、でも根底には流れてる感じで。
命、人生というものを感じつつ、それでも笑って観ることができる晴れやかさ。
ご出演されておられるのがベテランさん揃いなので、非常に安定感もあり。
その演技に支えられたお話、とても素敵でした。

ただ、わたしの恋愛観的には、あのような男は選ばないですね(笑)
選ぶ選ばない以前に落ちてしまうものだったりもしますけども。
優しい人、とても優しい人なのだけども…ね。

さいはて

さいはて

ともにょ企画

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2012/04/28 (土) ~ 2012/05/02 (水)公演終了

満足度★★★★

サディスティックな演劇
わたしは「静」演出の□グループのみ観ました。
「静」らしく、静かに感情をためて放出する芝居。

途中、舞台上でリアルタイムに撮った映像を投影するという演出。
エイチエムピーシアターカンパニーの十八番で、海外では定番という演出方法、エイチエムピーシアターカンパニー以外で観るの初めて。
その他にも随所に趣向を凝らしているな~と、けっしてそのまんまではみせないな~という、芸術肌な舞台でした。

みせかたは趣向を凝らしていますが、反して表現はドストレート。
そのまんま、むき出しでえぐってくる感じ。
自分にあてはまる部分がある人などは、もうまともに観てられないでしょうね。
日本刀でざっくりざっくり袈裟懸けにされるような、そんな感覚になるような遠慮のないえぐり方。
そんな内容。

誰しも、何かを抱えている。
辛い時こそ、他者を思いやる博愛精神を。
人間はひとりで生きているわけではない、自身もその他大勢の中のひとりなのである。
周りが見えぬものは、周りからも見てもらえぬのである。
そのようなメッセージ性を感じました。

ネタバレBOX

わたしは観てないのですが、「動」はダンスなど、身体表現で感情を表現している場面が盛り込まれていたそうです。

そして注目だった泉さん。
聞いてたとおりの役どころで、最高に楽しませていただきました(笑)
しかも、被り物はあれ全部、泉さんだけのためのもので、□グループの同役の方は被ってないんだそうな。
さすが泉さん、いろんな意味であっぱれです!
中之島春の文化祭2012

中之島春の文化祭2012

ABCホールプロデュース公演

ABCホール (大阪府)

2012/05/04 (金) ~ 2012/05/05 (土)公演終了

満足度★★★★★

充実の二日間☆
観劇を始めてもうすぐ一年経つという昨年に、初めて参加しました。
今年でまだ二回目。
イベント色の濃ゆいGWの風物詩的お祭り。
あのホールが、まだ開館わずか4年なのだということにもびっくり。

お芝居だけでなく、コント、ライブ、ダンス、パフォーマンス、古典芸能と、参加団体もてんこもりならば、演目もバラエティに飛んだ、とっても贅沢な二日間。
おまけに外のおしゃれなウッドデッキでは、野外ライブありーの、飲食物販ブースはありーの。
ほんともう、今年もうきうき楽しみにおうかがいいたしました♪

まだ未体験な方向けに、システム的な情報を上げさせていただきますと。
1団体終わる毎に出入りが可能な状態になりますので。
お目当ての団体さんが終わると同時に帰ってしまう人も、これが意外と結構います。
一日目など、一組目だけ観て帰った人めっちゃいてびっくりしました(笑)
チケットは完売、その空いた席も有効に一人でも多くの方に…という配慮にて。
帰る人は入り口で手首に巻いた紙製のリストバンドを切って帰ってもらい、その切ったリストバンドの数だけ当日券で並んでる人が入れるというシステム。
これ、絶対めんどうです、手間です。
なのにひとりでも多くの方にと、その面倒くさい手間をかけてくださる。
並んでる間はウッドデッキ上でライブも楽しめます。この野外ライブはなんと無料。

だいたい4、5組くらい毎に20分ほどの休憩が挟まれます。
二日間通しでとなると、これがもうお尻かなりの限界ですが(笑)
この挟まれる休憩にて救われる。
休憩時間はウッドデッキでライブ鑑賞したり、飲食&物販ブースでお買い物したり。
天気がよければ芝生でごろ~んとできたり、寛げちゃいます。

一組、一組のひとこと感想などは…あまりに長くなりそうなので、また別でするとして。
全体的な感想を述べさせていただきますと。

二日間通して、何組かネタが被っていた団体がありました。
他団体の演目の情報がないというのもありつつ、自劇団の方向性もそんなに早くは決まらなかった団体もあったのではないでしょうか。
しかし、どういうネタは被りやすいかというのは、おそらく経験により想像はできたのではなかろうかと。

あと、過去のネタの再演をしておられる団体も多かった。
たった20分間がゆえに逆にやりにくいのが、この文化祭。
みなさんお忙しい中での参加…いろいろ難しいのだろうな~とも。
そんな中でも、がっつり新作披露しておられる団体も何組かありましたし。
もちろん再演でも、何度観てもおもしろいものはおもしろいのですが(笑)

そしてがっつり公演宣伝前面に打ち出してきてる団体が何組かあるのも、この文化祭の特色。
実際、文化祭で観ておもしろかったから本公演に、というパターンは多々ある。
わたし自身、昨年そうして本公演観劇を決めた団体が複数ありました。
なんといっても会場内にチケットブースが出ているので、観て良かったらそのままチケット買って帰られるというお手軽さも良い。
わたしは行く予定の公演いくつもありながら、懐具合の都合上…指をくわえて見ているに過ぎませんでした(涙)

お祭り騒ぎな二日間。
休憩挟みつつも、長時間の鑑賞なかなかの疲労度合いではありましたが(笑)
多種多様な演目を一挙に観ることができて、終始楽しい雰囲気で。
この文化祭にて初めてみる芸能や、団体もあり、やはり見応え抜群!
充実の二日間、今年もめいっぱい楽しませていただきました☆
ありがとうございました!

ふしぎなかぎばあさん

ふしぎなかぎばあさん

劇団自由人会

神戸アートビレッジセンター(兵庫県)

2012/04/30 (月) ~ 2012/04/30 (月)公演終了

満足度★★★

子供達にお芝居を!
前方席は桟敷席になっていて。
小さなお子様たちが、堅苦しくなく、自由な姿勢で座って観ることができるようになっていて。
ほんとはだめなのかもしれないけども、諸事情難しいかもだけども・・・子供達が一緒になって、役者さんの芝居を真似しながら観るくらいの自由さがあってもいいなと思いました。
もっとお子様たち、騒がしくなってしまうんじゃないかという予想を覆し、みんなお行儀良く観てる良い子たち。
でも、前から見たわけじゃないのでわかりませんが、後ろから見てる分には楽しんで観てる様子で。
この子たちの心に、お芝居っていいな、楽しいな、という気持ちが芽生えればいいな~って思いつつ。

演劇の発展、文化の拡がり、そういうことに思いを馳せつつの観劇でした。

舞台美術が、前後に奥行きがあり、可動式になっていて。
食事シーンも、実際に消えものを使っていたりして、お子様たちが退屈せずに観続けられる工夫が凝らさせていました。
こちらの公演、これから各自治体の小学校などを巡業してゆかれるそうです。
たくさんのお子様たちの心に、観たお芝居が何らかの形になって残ればいいなと願います。

ネタバレBOX

今回の観劇の目的であるところの、立花さん。
それはもぉ、見事に小学生でした(笑)
あそこまで違和感なくやれるなんて、さすがです☆
きっとどの小学校でも人気者間違いなし!!
上田ダイゴ×緒方晋トークライブvol.4 『先生と悪口』

上田ダイゴ×緒方晋トークライブvol.4 『先生と悪口』

上田ダイゴ×今井慎太郎トークライブ

ク・ビレ邸(大阪府)

2012/04/11 (水) ~ 2012/04/11 (水)公演終了

満足度★★★

初めて遅刻
わたしはちょっとしたアクシデントにより、初めて遅刻してしまったため・・・。
stage1は大半聞き逃してしまいました。
なので、タイトルの『先生と悪口』に関しても、あまりよくわからずじまい。

この日のトークでとかく印象に残っているのは。
栗饅頭でしたっけ?
あれで宇宙が埋め尽くされて、空から栗饅頭が降ってくる。
というシュールなドラえもんのお話。

そしてHNKの教育番組のお話。
もはやキャラクター名が思い出せないのですが、最後までスプーンおばさんだと勘違いしていたことだけは、覚えている。
いや、違うんですけどね(笑)
とかく、気ぐるみ着たキャラクターが、お子様相手にフリートークを繰り広げるというもので。
とあるお子様の家庭環境にまつわるお話、さらにそれにたいする気ぐるみキャラクターの中の人のくいつきっぷり。
わたしも気になって仕方ないっすよ・・・先生って誰!?w

とかく。
今回も、楽しく笑って帰ってきました☆

月下人魚~リトルマーメイド~

月下人魚~リトルマーメイド~

劇団ショウダウン

船場サザンシアター(大阪府)

2012/04/21 (土) ~ 2012/04/22 (日)公演終了

満足度★★★★

美しい世界
あらすじ、チラシ画像の印象から、世界機械を思い出す。
またあれで観られたようなショウダウン式ファンタジーが観られそうと。

あれは・・・とてもとてもひとりで演じきられるような世界ではありませんでした。
とても奥行きのある、素敵なお伽話。
素舞台なのに、情景が目に浮かぶかのよう。
水の中、きらきらした街、無機質な研究室が、そこに見えました。
さすがに90分間もの長きにわたる一人芝居、そりゃ合間合間に素に戻ってしまう瞬間は度々ありました。
水分補給も芝居中に堂々とされてました(笑)
しかし、びっくりするくらいな多さの登場人物、さらに語り部も、全部ひとりでこなされ。
やりきった、みせきった、遊眠さんの女優魂はお見事です。

どうなってゆくんだろう、とハラハラ引きつけられ続けました。
美しかった、優しかった、そして哀しかった。
遊眠さんのあどけない演技が、可憐な風貌が、舞台のすべてを引き立たせてました。
一人芝居にあるまじき、90分間という長さ。
とても見応えのある、素敵な一人芝居でした。

ネタバレBOX

かえすがえすも。
遊眠さんが、めちゃんこ可愛かったのです!
髪型も、髪飾りも、衣裳も、もちろんその中身である遊眠さんも♪
素敵でした~!
絶頂マクベス

絶頂マクベス

柿喰う客

AI・HALL(兵庫県)

2012/04/27 (金) ~ 2012/04/30 (月)公演終了

満足度★★★

物足りなかった
事前の期待値を上げすぎていたのかもしれない。
柿喰う客ならこれくらい、という期待があった。
001ハムレットが、とかくとても素晴らしかった。

しかし、今回・・・初日を拝見しましたが。
まず、声にパワーを感じなかった。
柿の持ち味のあのリズムが、ゆるくて甘かった。
音響はド迫力で舞台を盛り上げるに足るものだったのですが、肝心の舞台から発せられるいつもの圧倒的なオーラを今回は感じることができず、盛り上がりきらなかった。
芝居の内容自体も、前回のハムレットのようなインパクトはなく、ぐっと迫り来るものをあまり感じられず。

今回はどちらかというと、歌劇寄りだったのかな?
歌とダンスが多めだったように思いました。
初日ゆえの堅さだったのかもしれない・・・と思うと、ちょっと残念な気もしたり。
でもこの女体シェイクスピアシリーズはまだまだ続くそうですので。
また次回に期待をかけたいと思います!

このページのQRコードです。

拡大