+sugar+の観てきた!クチコミ一覧

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『無名劇団×チューズデーず』

『無名劇団×チューズデーず』

火曜日のゲキジョウ

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2017/03/21 (火) ~ 2017/03/21 (火)公演終了

満足度★★★

無名劇団
振り返るのに当時のチラシを見ながらなのですが。
そういや應典院スペドラコラボ企画もあったんやな~と。
こちらはそのコラボ企画、應典院のスペドラで上演予定なお芝居のイントロダクション。
本番までに改善して欲しいなぁと思う点なども含め、本番を楽しみにすることができました。

チューズデーず
この月のチューズデーずは、ハンプトンコート出張版でした。
普段は1stからすぐ近くのカフェで開催されている、役者さんが皆メイド、執事、奥様(笑)に扮したメイド喫茶風のお芝居。
カフェの時はドリンクをオーダーすると、オーダーしたドリンク毎に決まったイベントが発生するシステムなのですが。
この劇場出張版では、そのイベントの部分のみ連結して観られる的な、普段カフェに行っている人にとってはとってもお得感がある夜でした(笑)

『チューズデーず×まきこみじこ』

『チューズデーず×まきこみじこ』

火曜日のゲキジョウ

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2017/02/28 (火) ~ 2017/02/28 (火)公演終了

満足度★★

まきこみじこ
やまださんのアグレッシブなポージングが強烈だった印象のある夜だった記憶があります。

『劇団うんこなまず × 空宙空地』

『劇団うんこなまず × 空宙空地』

火曜日のゲキジョウ

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2017/01/31 (火) ~ 2017/01/31 (火)公演終了

満足度★★★

劇団うんこなまず
宮沢賢治、タイトル、この二点で心惹かれて、この少し前にたまたま原作を読んでました。
元から原作を知っている人には、表面上のなんとなしにファンタジーな雰囲気の下にある風刺的なものを前提に観られるけれども。
まったく初見だと、あまりにそのまんま、そのまんまただ読んでる風に作られていたので、少し物足りなかったかもしれない、と感じました。

空宙空地
約十か月後に振り返ってみれば…1月にも空宙空地さん火ゲキ出てたんやな、といういまさらの衝撃(笑)
確か男女二人芝居、男性の視点、女性の視点の違いを、小気味のいいやりとりの会話で面白く観せて頂いた記憶があります。
空宙空地さんの会話劇は、会話がとても面白い。

『演劇ユニット衝空観 × チューズデーず』

『演劇ユニット衝空観 × チューズデーず』

火曜日のゲキジョウ

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2017/01/17 (火) ~ 2017/01/17 (火)公演終了

満足度★★★

きちんと観てすぐ書いていれば…と、また悔やみつつ。
season4の公演が全て終了した今、season4トップバッターを振り返る。

演劇ユニット衝空観
銭山くん、とっても味のある個性的なお芝居をなさる役者さんで印象に残っておりましたが、作演もなさるのだとここで知りました。
学校の屋上で、自殺をしたい女子高生と先生のお話…だったと思います。
夢見がちなところもなく、かといって斜めに構えているわけでもなく、良くも悪くも真っ直ぐにほんとのところを描いた作風が、少し意外でした。

チューズデーず
ここから始まる十か月連続公演の一本目。
ママになった栗田さんのだからこそ、のお芝居でした。
あえて栗田さんはご出演はされず、その分、妊娠から子育て中の今に至るまでがしっかりオーダーされてるような気がしました。
人生を生きている限り、人は同じではいられず変わってゆく、そんな変化も観られるのが、生の演劇の面白いところのひとつかなと思えるお芝居でした。

PANDORA 〜Op.5 最終章・はじまりの章〜

PANDORA 〜Op.5 最終章・はじまりの章〜

Project UZU

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2016/09/16 (金) ~ 2016/09/19 (月)公演終了

最終章にして、初見でした(笑)
観てみてそこはやはり、ずっと観続けてこられた方々と、初見のわたしでは、だいぶ温度差がありました。
きっとここは、とっても感動する場面なんだろうな、とか。
きっとここは、とっても感慨深い場面なんだろうな、とか。
そういうことが頭では理解できるのですが・・・いかんせん積み重ねてきた記憶がもたらす感傷というものが一切ないので・・・。

でも、それはそれで正解だと思うのです。
最終章にして初見の人間にまで配慮する必要はない。まったくない。
この作品は、今までこの物語を見守り続けて来られた方の為の、物語。

ネタバレBOX

役者さんで印象的だったのが、西田美咲さん。
聞けば、彼女はずっと変わらずあの役を演じ続けて来られたそう。
うん、西田さん以外には考えられない、とても良かった、とても可愛かった。

そして江本真里子さん。
素の状態でしたら可愛らしい女性なのですが、なんという少年感。
聞けば、どうやらめっちゃ色んな役を兼ねられておられるとか。。。
確かにこの最終章のわたしが観たバージョンだけでも二役されてた。
しかももう片方は妖艶な大人の女性。振れ幅大きい。
上田ダイゴ×上杉逸平(イズム) トークライブ

上田ダイゴ×上杉逸平(イズム) トークライブ

上田ダイゴトークライブ

デジタルカフェ-スクリプト- (大阪府)

2016/10/12 (水) ~ 2016/10/12 (水)公演終了

満足度★★★★

えぇ声のメガネメンズ
今回のゲストは来月にご自身のプロデュースユニットiPpei『メガネニカナウ2』の公演を控えている上杉逸平さん。
このトークライブのホストである我らがダイゴさんもご出演される。
そんな本番間際のお二人のトークライブ。

逸平さん、京都でバーを経営されておられるだけあり、フリートークが面白い。
ネタの宝石箱みたく、次から次へと飛び出てくる。
トークのラリーが途切れない、とっても安定感。

いろ~んなお話しありましたが。。。
中でも多かったのが、恋バナでしょうか?
恋に悩むそこのあなた、京都のバーDDへ行けばいいですよ♪
ってか、わたしも行きたい。

Plant M №11『君ヲ泣ク』/匿名劇壇第八回本公演『戸惑えよ』

Plant M №11『君ヲ泣ク』/匿名劇壇第八回本公演『戸惑えよ』

PLANT M

アートグラウンドcocoromi(大阪府)

2016/09/22 (木) ~ 2016/10/02 (日)公演終了

満足度★★★★

匿名劇壇
最初から、ずっとワクワクして観てた。心躍ってた。
福谷くんの言葉のチョイスが面白い、その言葉を実際に放つ芝居のやり方が面白い、話の展開も面白い。
わたし、これ、台本欲しかったな~。

災害というものに関してとか。
男女関係いうものに関してとか。
色々と観劇後まで思考を巡らせられる可能性のあるお芝居。
自分がなぜ面白いと感じたのか、どう面白かったのか、わたしって何なのか、そんなことまで思考を巡らせられるお芝居。

Plant M №11『君ヲ泣ク』/匿名劇壇第八回本公演『戸惑えよ』

Plant M №11『君ヲ泣ク』/匿名劇壇第八回本公演『戸惑えよ』

PLANT M

アートグラウンドcocoromi(大阪府)

2016/09/22 (木) ~ 2016/10/02 (日)公演終了

満足度★★★

Plant M 風チーム
2バージョンあるうちの、わたしは風チームを観劇しました。
この会場は、テナントビル内の一室、ガランとした、だだっ広い何もない空間。
Plant M さんは、この空間で公演をされることが多く、使い慣れている。
今回も空間内遮る物なしで、ひろ~く使ってました。

戦争の続く世界、そこで生きる三人姉妹。
三人姉妹の取り巻く環境は、三人の間で交わされる議論は、この現実世界でもなされる議論の縮図。
国家レベルでなされる議論、政治家レベルでなされる議論。
戦争、国家権力、軍隊、必要、不必要、正しい、誤り、ぐるぐる、ぐるぐる。

この芝居の内容について語ることは、政治を語るに等しく。
非常に重苦しく、生々しく。
そこにあるのは、まさしく現実、非日常の現実。

観て、とても気分が重苦しくなるお芝居でした。

愛より速く【日本縦断復路ツアー】

愛より速く【日本縦断復路ツアー】

劇団どくんご

大阪城公園 太陽の広場(大阪府)

2016/10/04 (火) ~ 2016/10/08 (土)公演終了

満足度★★★★★

きょうれつ!
演目の内容に関しては・・・正直、言葉で書いても残らない。
こればかりは、ほんとに実際に目で観て感じないと、伝わらない。
ただ、キョーレツだったことは間違いない。
どの役者さんも、エネルギッシュでギラギラしてました。
言葉遊びの繰り返しだったりするものも、目が離せない求心力。

こんな面白いアングラ観たことない。
途中、赤ちゃんが泣き叫びだすくらいの凄みのあるアングラでしたが、面白かった。
観られてよかった!台風逸れてよかった!

上田ダイゴ×室屋和美(劇作ユニット野菜派)トークライブ

上田ダイゴ×室屋和美(劇作ユニット野菜派)トークライブ

上田ダイゴトークライブ

デジタルカフェ-スクリプト-(大阪府)

2016/09/14 (水) ~ 2016/09/14 (水)公演終了

とても女性らしい女性、意外と。
いつもトークライブって、笑って、笑って、笑ってるうちに、あっという間に時間が過ぎ去ってしまって。
たいてい、後に残るのは、あぁ~楽しかった~♪っていうことだけだったりするので、いざ何話してたっけ?って思い出そうとすると、記憶が薄らぼけているのが鉄板だったりするのです。

で、室屋さんは何話してたっけ・・・?と、一生懸命思い出す。
そうだ、西野カナが大嫌いだった。
旦那さんの事、ちょーラブだった。
あと家庭菜園について、ちょっと言えないことがあった。
あと・・・なんだっけ?なんだっけ??

上田ダイゴ×近藤ヒデシ(COMPLETE爆弾)

上田ダイゴ×近藤ヒデシ(COMPLETE爆弾)

上田ダイゴトークライブ

デジタルカフェ-スクリプト- (大阪府)

2016/08/10 (水) ~ 2016/08/10 (水)公演終了

TOPのネタはテッパン
どんな話してたっけ・・・とやはり思い出すべく振り返る。
そうだそうだ、薄毛の話をしてた。
とあるCMのオーディションを受けに行ったら、関西小劇場界隈の名だたるその道の方が三人、顔を合わせてしまったという。
ちょうどその前日くらいにツイッターで三人揃った写真を見ていたので、あぁ!これかぁあ!!と、カチリをはまりました。

あとなんだったかな・・・モノマネをたくさん見た気がする。
安定のヒデシさんやった気がする。

上田ダイゴ×hige(ステージタイガー/BS-II)トークライブ

上田ダイゴ×hige(ステージタイガー/BS-II)トークライブ

上田ダイゴトークライブ

デジタルカフェ-スクリプト-(大阪府)

2016/07/13 (水) ~ 2016/07/13 (水)公演終了

ホットドッグの販売はありませんでした。
どんな話をしてたっけかな。。。と記憶を探る。
そうだ、利きビールで、全問正解してた、あれはすごかった。
地味に尊敬した。
あと、劇団員をほのかにでぃす・・・いや、親しみ込めてネタにしてた。
歴代ゲスト中、随一のゆる~いトークだったように思う(笑)

三人どころじゃない吉三

三人どころじゃない吉三

少年社中

近鉄アート館(大阪府)

2016/08/06 (土) ~ 2016/08/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

幸せでした
本来、救いのない凄惨な悲劇で終わる三人吉三。
それを少年社中が、見事少年社中らしく生まれ変わらせてました。
どんな困難でも、どんな苦しみでも、どんな哀しみでも。
何度折れようとも、何度間違えようとも、最後まで希望を捨てず、諦めず、立ち向かう。
ひとりではない、人はひとりでは生きていけない、みんないるから、みんなで力を合わせて、みんながみんなの為に頑張れたら望む未来にたどり着ける。
舞台上の登場人物も、客席で観てる観客も、みんなで一緒に幸せになれる。
そんな幸福感の連鎖に満ち満ちた舞台でした。

また、そう思わせてくれるのは、客席に居ながらにして想いを同じくできるのは。
舞台上の演者が魂込めて生きているからこそ。
舞台の上から、客席に向かって迸り迫ってくるものがあるからこそ。

最高でした。どこをとっても最高。
こんな最高に素晴らしい舞台を目の当たりにできて、たまらなく幸せでした。
大阪に来てくれてありがとうございました!
また必ずや・・必ずや大阪でもお会いいたしましょう!

梓巫女C子の無謀な賭け

梓巫女C子の無謀な賭け

アカルスタジオ

アカルスタジオ(大阪府)

2016/07/01 (金) ~ 2016/07/03 (日)公演終了

満足度★★★★

余所者って、なんだろう・・・と。
脚本には、福谷くんらしさが。
演出には、大熊くんらしさが。
不思議とどちらのカラーも褪せることなく、鮮やかに感じられる良きコラボでした。

入ってまず、スタジオを横長に使っていてびっくりしました。
こんなに横長でお芝居観ること、あまりないので。
始まってしばらく経って、またびっくり。
アカルスタジオは本来はスタジオなので、覆っている黒のカーテンを取り除くと、一面、壁が鏡張り。
また可動式の鏡も使用、しかも暗転中に演者が客席の背後に回ったり、そのままそこで芝居をしたり。
客席前にある鏡で、背後で芝居をする演者を観る、合わせ鏡で無限に映される、そこに観てる観客も混じり合い溶け合い・・・もうなんともいえない異空間に迷い込んだかのような感覚。
さすが、アカルスタジオで講師をしている大熊くん、場を知り尽くしている、面白い演出するわ!

冒頭はね・・・ちょっと怖かった(笑)
ただでさえ雰囲気が怖いのに、爆音鳴らされた時にゃ、心の底から震え上がり、ちょっと眉毛ハの字になりましたね、リアル。
怖いのとか、ほんと不得手なので・・・ちょっと怯えながら。
次第に怖さよりも、小気味の良い面白さの方が勝ってゆきましたが。
台詞の言葉遊びが面白い、会話が面白い、可愛い女子から出る暴言がやっぱりイイ。
いつもよりは比較的素直な作りに感じたのは、後を人にバトンタッチすることを意識しているからなのかな~とか。
なんとなしに大熊くんに渡すバトンを置いていった印象を受けました。違うかもですが。

素直っていっても・・・余所者が踊ったら止まない雨が降るだとか。
じゃ、余所者の定義ってなんだろう?余所者ってなんだろう?って観劇後まで深く思考の海に沈められてしまったりとか。
何故か宇宙人や宇宙船まで登場したりだとか。
奇想天外に富んでいる、という点では、素直ではないのかもしれないです(笑)

また、オーディションで選ばれたというキャストの魅力を、上手いこと引き出そうとされてたような。
決して、こちら側の色に染めてやろうと圧をかけるのではなく。
キャストが伸びやかに役を身体に降ろしていたように思いました。
総じて、面白い良い公演でした。
アカルスタジオ公演、やはり注目です。

清水宏の世界で汗をかく!! エジンバラ地獄編

清水宏の世界で汗をかく!! エジンバラ地獄編

劇団往来

アカルスタジオ(大阪府)

2016/07/07 (木) ~ 2016/07/07 (木)公演終了

面白かった!
どんなものなのかも知らないままに、なんとなく惹かれるままに行ってみました。
お芝居ではなく、清水宏さんがエジンバラで開催されている芸術祭に参加されたエピソードの漫談でした。

その芸術祭についてさえも、わたしにとっては未知の領域。
文化も違う、言葉の通じない外国に乗り込んで、単身スタンダップコメディをやる、なんてアグレッシブ。
数週間に及ぶ長い公演期間、逆ラプンツェルと呼ばれる地下迷宮な公演会場、狭い範囲にひしめくビラ配り、本番中の窮地、辛口批評家からの星2つ、様々な苦難が。
でも、どんな苦難も清水宏さんが語ると、楽しく面白いエピソードに早変わり。

そのアグレッシブな行動は現地でも発揮され。
自身の本番以外に、その地に集結する様々な公演に神出鬼没。
エロ話する公演だったり、各自独自のスタイルのポエムを披露する公演だったり、大通りに設置された野外ステージ公演だったり。

面白い人は、生き様も面白い!
いや~いい七夕の笑いでした☆

INDEPENDENT:16トライアル 三次審査

INDEPENDENT:16トライアル 三次審査

INDEPENDENT

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2016/06/28 (火) ~ 2016/06/28 (火)公演終了

満足度★★★★★

三次審査
【f】トップバッター、最初からトップギア。二次の時は、三ケ所のスポットライトを飛び回るところ、機敏な動きの凄さの反面、灯りの中に入れずズレてしまっていたのが気になったけれども、それは解消され、それどころかさらに照明使いが良くなってた気がします、記憶違いでしたらスミマセン。
現代社会の中で生きる男性が、社畜として、父として、様々な困難と戦う様は、妄想とはいえ心理的にはまさしくこれくらいの戦いであるといえる。見た目の派手さの中にある心理世界が興味をそそられました。
本戦、伸びる時間の分、さらに掘り下げられた作品を期待します。

【b】相変わらずの攻め姿勢、隠す技術の秀逸さ(だがしかし見えてはいる)、全裸であるということがまるで嘘のような見えていないだけで本当は衣服をまとっているのではなかろうかとさえ思う自然体(だがしかし不自然に隠してはいる)、短距離男道ミサイルの真骨頂。場合によってはどん引きされることもあるこのスタイルで、見事に観客を味方につけてました。TPOを考えろ、この台詞に客席の心はひとつになったことでしょう。裸は強い、そういう言葉もありますが…脱げばいいというものではなく。作品としてこれくらいの完成度の高さがあって初めて面白さがあるというもので。いや、天晴れでした。筋肉美も天晴れでした。仙台までは…なかなか行けませんが、また観られる日が来ることを期待してりおります。

【e】わたしはグロいのが苦手です。グロシュールなこの作品がどちらかというと不得手でした。そこを抜きにしてみても、すみません、観てすぐ残るものがわたしにはありませんでした。じっくりじっくり反芻していけば、見えてくるものがあるのかな?とも思えます。

【c】出てきた瞬間に、おっ?って思いました。あんなに長くて可愛いカラー入れてた髪の毛バッサリ大人しめになってる、メイクがすっぴんに近しいほどナチュラルになってる。田舎でソフトボールをやってる女の子、という設定に、思い切りよく見た目からも近づいていったんだな~と気合を感じました。
それに反して、二次の時より元気がなかったかなって。あの弾けるようなエネルギーが静かになってしまっていて、緩急強弱をつける意図があったのかなぁと思いつつ、魅力が半減してしまった印象。
充分の精一杯だったかなって、充分に頑張ってたかなっていう思い、長い目で見ての伸び代はあれども・・・。

【d】唯一、二次と三次で違うものを発表した組。二次は、このトライアルというものはどういうものであるべきか、という事案に対して法廷に立つ弁護人の体で客席に訴えかける形式の一人芝居でした。三次もその流れを受け継ぎ、二次から三次まで、さらに本戦に向けてのストーリー性がある。もうそこからしても、演出ダイゴさんの手腕が光る。
脚本は得意の海外ミステリー仕立て、ぐいぐい興味を惹かれる面白い本。演出においても照明の使い方、音楽、効果音の使い方、たまらなく巧み。これは傑作だと思いました。
だからこそ・・・悔しい思い。11月までならば、きっと間に合ったのに。ダイゴさんなら大山さんを仕上げることが出来たろうし、きっと大山さんはそれに応えることができた。
観たかった、万全の状態のこの作品を観たかった。
でも・・・今ここで観客の心を動かさねば行けないのがトライアル・・・辛い。

【a】文句なし!ずるいわ~!笑いのセンス、哀愁、青木さんの魅力がこれでもかと溢れ出んばかり、いや溢れ出しまくりの大洪水でした。噛みも激減し、息切れも気にならなくなり、二次からまた一段と良くなった。これはもう間違いがない。ブラボー!


ほんとに・・・この中から選ばれるのが2組だけというのが惜しくて仕方ないラインナップでした。
惜しい・・・ほんとに惜しい。
選ばれた2組、どちらももう間違いなく素晴らしい作品でしたので、本戦で観られる方には、ぜひ楽しみにしておいて頂きたいです!
二次、三次と観てきたわたしも、ここから上演時間二倍に拡大された作品を観るのが楽しみです。

ハチミツアッシュ

ハチミツアッシュ

meyou

ACT cafe(大阪府)

2016/06/25 (土) ~ 2016/06/28 (火)公演終了

満足度★★★

はじめて
やっと覚えました、「meyou」の読み方(笑)
わたしとあなた、その意味するところも教えていただき、素敵だなぁと。

ハチミツアッシュ、大筋はある、でもその日そこで起こることは、その日限り、生まれては消えてゆく泡のような時間。
演者が心の動きに身を委ね空間にたゆたう様は、無音の中にもまるで音楽を奏でているような心地よさ。

個人的趣向では、すっきり晴れたお天気の日より。
しとしと外では雨音が響く中で観たい。
そんなしっとりした艶めかしさもありつつ。

演者も観客も、等しく今この目の前にいる生身の人間の思考を想い寄り添う。
まさしく、わたしとあなた、上質の空間でした。

ネタバレBOX

諏訪いつみさんの身体能力が。。。
いや~動作が美しいとは以前から思ってましたが・・・身体に負荷をかけて支える姿勢に、その強靭な筋力を目の当たりに。
素晴らしかった!

大江雅子さん、どちらかというとシュッとしたお芝居してらっしゃるところばかり観ていた気がするので。
こんな無邪気な感じのする大江さんが新鮮でした。

一瀬尚代さん、あぁ、わたしはこの人の笑顔が大好きなんだなぁと(笑)
あそこであんな楽しそうな笑顔が観られるんだ~って思うと、また会いに行きたくなるよな、そんな笑顔でした。
新聞紙のドレスが存外素敵で、ただの紙切れがみるみるドレスに変貌してゆくのが面白かったです。
愛はレッド・ミラージュ~平成・真田拾勇士~

愛はレッド・ミラージュ~平成・真田拾勇士~

劇団舞台処女

クレオ大阪南(大阪府)

2016/06/18 (土) ~ 2016/06/18 (土)公演終了

満足度★★★

社会派
真田幸村の史実を使った社会派現代劇。
扱ってるテーマが、思ったより重かった。

親に出生届けも出されないまま、法律的にはこの世に存在しないままに公園に捨てられてしまった10人の幼い女の子達。
グループ企業内での派閥争いに敗れ借金まみれで自殺を考える男性。
10人と一人との出会いから物語は始まる。

関ケ原以後、豊臣方に付いて真田丸を築き、徳川方を追い詰め和解に持ち込む、その辺りをモチーフに。
ここで築かれた真田丸は、ショッピングモールの搬入口に建てられたテント販売所でしたが(笑)

企業の在り方、戸籍のない子供、その辺りにシリアスに取り扱っているお芝居でした。
わたし平野区のことちっとも知らないのだけれど・・・そういう問題と向き合っていたりするのかな?

全体的に、笑いをふんだんに盛り込んで、かわいい女の子達が元気よく駆けずり回っていて。
扱ってるテーマは重たい部分ありつつ、観やすくする工夫はなされてた印象。
でもそうだなぁ、客席は普段観劇あまりされなさそうな方が割と多かったように見受けられる中、140分は少し長く感じられ・・・上演時間はもう少し絞った方が良かったかな。
そして始まりのシーンと終わりのシーンが・・・なんだかシュールでした(笑)
全体的にエンタメ要素の強い中に、そこだけアングラ感が。。。
いや、思い起こせば、ちょいちょいシュールな演出あったかな。。。


ネタバレBOX

女の子達、可愛らしかったのですが。。。
どうも、名乗りのシーンや、わちゃわちゃするシーンや、節々に何言ってるのか全くわからないシーンがあったのが難点でした。
雰囲気だけで楽しめましたが。

徳川親子の、西川さんと白井さんのシーンが良かったです。
西川さんは笑いに長けていらっしゃるし、白井さんの存在感はずば抜けてました。
お二人のシーンには、なんか安心感がありました(笑)
アタシたちには明日しかない【全公演無事終演しました!ご来場ありがとうございました!】

アタシたちには明日しかない【全公演無事終演しました!ご来場ありがとうございました!】

Cheeky☆Queens

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2016/05/27 (金) ~ 2016/05/29 (日)公演終了

満足度★★★

お疲れ様!
女の子だけグループ、支えや助けもありつつ、若い身の上でこの大きな舞台を背負っての旗揚げ公演はプレッシャーも大きかったことかと。。。
何よりもまず、お疲れ様!頑張ったね!とお祝いを述べたい、そんな気持ちになる公演でした。

お話の展開的には、ベタの王道をまっしぐら。
その分やりやすくもあり、観やすくもあったかなと思います。
その分・・・深みは足りず多少の物足りなさがあったことも否めず。
一部ご都合主義過ぎるかな~でも観に来た人がスカッと清々しく帰れるのはいいことかな~とも思ったり。

兄貴分のスタージャックスが男性グループなのに対して、こちらは可愛いうら若き女子グループ。
華やかさは、さすがに断然こちらで(笑)
可愛らしかった!ハツラツとしてた!みずみずしかった!
そんな元気いっぱいパワーで今後の活躍にも期待します☆

ものわかりのいい病院

ものわかりのいい病院

かのうとおっさん

大阪市立芸術創造館(大阪府)

2016/06/03 (金) ~ 2016/06/06 (月)公演終了

満足度★★★★

爆笑!!
千秋楽の前にね、少しくらい遅刻しても話ついていけるよっていう、なんてこと言うんだ!?みたいなつぶやきがあったのです、あろうことか劇団自ら。
まさか・・・そんなばかな・・・!?と思って回想してみたら、あっほんとだ♪ってなりました(笑)
それが、かのうとおっさん!!
観た皆さんも是非振り返ってみてください・・・恐ろしく得心しますので・・・。
だって延々と総回診、しかも全く意味のわからない総回診。

そんな感じで、全編ボケ満載、ツッコミどころ満載で、爆笑を休ませてくださることがありませんでした。
よくよく振り返ると、感動的な場面もあったのです。
それはもう涙ぐんでしまうような、名場面。
でもそこじゃあない、かのうとおっさんは、そこじゃあない的な(笑)
とても楽しく良い時間を過ごさせていただきました☆
笑った笑った~。

ネタバレBOX

個人的には、ヤス子はやっぱ可愛くて笑いもデキるオールマイティキャラクターだなぁと惚れ直し。
引っ張りだこ人気俳優の河口さんの扱いのひどさが、ぐっじょぶやなぁと満足やったり(笑)
くにえださん・・・色っぽいな!エロいな!
泉さん・・・久しぶりの役者業でこんな出てると思わなかったよ・・・しかもイケメンキャラ枠だなんて思わなかったよ・・・はだけたバスローブの裾気にしすぎだよ・・・かえって変態くさいよ・・・とか。
他にもたくさんたくさん、盛り盛りに豪勢なキャスト陣にも見所満載でした♪

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