満足度★
Lucy Project
男性三人芝居の岸田國士「命を弄ぶ男ふたり」
以前にアレンジしたものを観た折に戯曲を読んでいたので、内容は知ってました。
山も谷もなく、元の戯曲をすっとそのまんまなぞっている感じで。
ちょっと物足りなさがありました。
カラ/フル
あらすじ通り、架空の劇団の初日当日の舞台裏のお話。
けっしてすんなりとはいかず、トラブルが発生したりするわけですが…どうしても解せないところがあり、どうしても引っかかってしまって違和感が拭えませんでした。
その劇団には作家がいて、その作家に劇団員のひとりが元ネタを提供して出来上がったお芝居。
その出来上がったお芝居が、自分が思っていたものと全く違うと、その劇団員が作家に詰め寄り暴力をふるうのです。
暴力をふるう…というか、馬乗りになり首を絞めるという殺人未遂でした。
これが解せず、は?なんで??と。
この劇団は、劇団会議というものをしないのでしょうか?
思ってたのと違うと言い出すタイミングが本番数時間前って何?、挙句思ってたのと違うからやりたくないとか、殺人未遂とか。
理解を超えました、ちょっとしたファンタジーです。
それとも小劇場演劇の現場とはそういうものなのでしょうか?わたしはそうは思いたくないです。
ラストも唐突で、えっほんとにこれで終わり?終わったの?と戸惑うくらい収集がついてない印象でした。