転石不生苔の観てきた!クチコミ一覧

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まほろば

まほろば

新国立劇場

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2012/04/02 (月) ~ 2012/04/15 (日)公演終了

満足度★★★★★

傑作!
間違いなく傑作だと思う。2009年に岸田戯曲賞を受賞した作品で、選評にも賛否両論あるようなのだけど、3.11の後にこの作品を観るということには、格別の意味があるような気がする。そして、11歳の闖入する少女を演じる大西風香の、ボケ味が格別!彼女の演技を観るだけでも、行く価値があった。

パーマ屋スミレ

パーマ屋スミレ

新国立劇場

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2012/03/05 (月) ~ 2012/03/25 (日)公演終了

満足度★★★★

不覚にも…泣いてしまった
炭鉱にすがりついて生きる貧しい労働者、コリアンと国籍変更したコリアンと日本人と。炭鉱事故、一酸化炭素中毒で廃人になる人。会社との抗争。第二組合の結成。仲間割れ。そして、閉山。・・・こんな<不幸>と<ドラマ>満載の、<いかにも>なセッティングで、泣くもんか!・・・と劇場のシートで、固く決意していたのですが・・・結局、泣いちゃいました。ラストのシーン。・・・ずるい!というか、これが演劇のパワー。・・・「パーマ屋スミレ」というタイトルの意味が、ラストシーンでズシーンときました。

三鷹の化け物

三鷹の化け物

ろりえ

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2011/09/30 (金) ~ 2011/10/10 (月)公演終了

ハッキリ言わせてもらいます!
こんな税金の無駄遣いは、やめましょう!・・・こんな作品が堂々と上演されたりするから、演劇に対する助成金が白眼視されるのじゃないでしょうか?三鷹がこの作品を「選んだ」、あるいは「通した」理由を知りたいです。

宮澤賢治/夢の島から 飴屋法水『じ め ん』/ロメオ・カステルッチ『わたくしという現象』

宮澤賢治/夢の島から 飴屋法水『じ め ん』/ロメオ・カステルッチ『わたくしという現象』

フェスティバル/トーキョー実行委員会

都立夢の島公園内 多目的コロシアム(東京都)

2011/09/16 (金) ~ 2011/09/17 (土)公演終了

こりゃ・・・宗教でしょうか?
いや、ね、「パナウエーブ」かと思っちゃいましたよ。 この作品がオープニングってのは、今年のF/Tは前途多難。…「正しさ」の呪縛からのスタートのようですから・・・

昆虫系[改訂版]

昆虫系[改訂版]

鵺的(ぬえてき)

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2011/07/27 (水) ~ 2011/08/01 (月)公演終了

そのままポンと舞台に…
社会的事件の強度を借りるために、リアルなものを、できるだけリアルな装いで、舞台の上にポンと…乗せてみました。…ま、なんか、そんな感じがしました。…役者さんは上手かったし、たしかに表現としてその強度は感じたんですけど、…なんかその、ちょっと「演劇」としては、ズルい作戦だな・・・という気がしないでもなかったです。あ、あと、これ、デートとかには、ちょっと使いにくい作品ですね。なにせ、いきなり、リアルなんで。

マゴビキ

マゴビキ

ミミトメ

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2011/06/18 (土) ~ 2011/06/25 (土)公演終了

いや、当然、点は低くなりますね
これで、星が5つ…だったりしたら、ビックリです。相当に実験的な作品だと思います。正直いって、「演劇」と呼べるかどうかも、やや怪しい。演劇を初めて観る友人を誘ってみるわけにはいかないです。いや、演劇好きの友人にすら、おススメもしにくいです。…ただ、ですね、その分、これなんかとても大きな将来への期待も感じてしまいました。なんか、これ、下手したら大化けするんじゃないかとか、思ったりもしました。この部分は、点数化できないですね。まさに、次の作品に期待!…ということで、

推進派

推進派

燐光群

ザ・スズナリ(東京都)

2011/06/08 (水) ~ 2011/06/19 (日)公演終了

満足度★★

へぇ・・・そうなんだぁ・・・
これ、面白かったでしょうか?・・・自分はダメでした。正直いって、途中で帰ろうかと・・・。社会問題の本やらネットの情報を、単に舞台に乗せた「だけ」みたいな感じがしてしまいました。・・・偏見かもしれないけど、このテーマは、演劇というスタイルには向いていない気がします・・・少なくとも、この舞台では役者さんの表現強度が上がるのと反比例して熱がさめていく感じすらしまして・・・なんか、観てて、どこかの組合の合宿で、強制的に参加させられた勉強会の雰囲気・・・わからんです、なぜ、カーテンコールがあれほど熱狂的になされたのか・・・いやぁ、久しぶりに、裸の王様のパレードで一人茫然とする気分を味わわされました

雨

新国立劇場

新国立劇場 中劇場(東京都)

2011/06/09 (木) ~ 2011/06/29 (水)公演終了

満足度★★★★★

完璧な演劇!
亀治郎と永作博美は名前だけじゃない本物!シンプルなハズなのにとても複雑な味を出している舞台美術!力のある音楽と群衆劇!考えつくされた脚本!ミステリー!井上ひさしならではの奥深い本格的な方言の活用!ラストシーンのスペクタクル!・・・・しかし、この作品が完璧な演劇であるのは・・・きっと、どんな人が見ても「よかった」といえる共犯関係を構築できるという点! … 一言でいうと、素晴らしい!

紅き深爪【沢山のご来場誠にありがとうございました】

紅き深爪【沢山のご来場誠にありがとうございました】

風琴工房

ギャラリーLE DECO(東京都)

2011/05/24 (火) ~ 2011/05/29 (日)公演終了

満足度★★★★

素晴らしい!…でも、
よくできてる!上手い!劇的シーンあり!でも、ひねくれ者の自分には・・・

ネタバレBOX

児童虐待のトラウマを持つ姉妹
姉は性同一性障害を持つ男と結婚し、妊娠したが、生むことを恐れている
妹は自閉症の娘を持ち、過去のトラウマもあいまって、その娘を虐待
姉妹の母は病院で死期せまる状態だが、
妹は献身的看病かとおもいきや、ベッドの母に「紅き深爪」をたてつねる

現代の社会問題のオンパレードだが、
魅せる脚本になっており、劇的なシーンもある
役者さんは皆さん上手い!

ただ、それが、自分の中では、どうにもデジャ・ヴュー現象を呼んでしまった
「児童虐待(およびそのトラウマ)」「性同一性障害」「自閉症」
あえて、いえば、手垢のついたテーマのてんこ盛り

これらのテーマは、すでに数多の本が並び、小説があり、映画があり、
テレビドラマもある。
その中で、なぜ、「演劇」として、しかも笑いもアイロニーのなく、
「ストレート」で勝負してきたのか、?

そこが、ちょっとひっかかて、★ひとつマイナス
Les Bonnes 女中たち

Les Bonnes 女中たち

シアターオルト Theatre Ort

にしすがも創造舎 【閉館】(東京都)

2011/05/07 (土) ~ 2011/05/15 (日)公演終了

満足度★★★★★

つかこうへい的ジャンジュネ!?
「★5つ」は、ちょっと甘いかもしれません。でも、観終わった瞬間は…特に最後のシーンの直後は、間違いなく、この芝居のドラマに震えていました!…いや、正直いって、カーテンコールをしたいくらいでした。…ただ、まわりのみなさんの拍手の雰囲気が、そこまででもなかったんで、この感想は独りよがりな可能性があります。・・・・しかし、それでも、…狂気と倒錯のつかこうへい的なものが大好きで、絶叫もまたここちよい自分には、この世界は、魅惑のゾーン。…これが、たったの1500円は安すぎる!

寝盗られ宗介

寝盗られ宗介

北区つかこうへい劇団

北とぴあ ペガサスホール(東京都)

2011/05/03 (火) ~ 2011/05/06 (金)公演終了

満足度★★★★

絶叫!
絶叫の続く2時間…圧倒されました。劇中劇とのシンクロが良い感じ。「趣味で演劇とかやってみました」的な演劇が多い中で、これは、真剣味あふれる「芝居」でした!…これで、解散とはもったいない!  気分的には「★5つ」ですけど、当日券キャンセル待ちでやっと入れて、「体育座り×2時間」でちょっと疲れたってのもあって、★ひとつ減点(ごめんなさい)

熱海殺人事件モンテカルロ・イリュージョン

熱海殺人事件モンテカルロ・イリュージョン

北区つかこうへい劇団

北とぴあ ペガサスホール(東京都)

2011/05/04 (水) ~ 2011/05/06 (金)公演終了

素晴らしかった!…しかし、
北区つかこうへい劇団…実は初見だったのですが、ほとばしるエネルギーが客席まで伝わるかんじが、とてもよかった! 役者さんはみんな熱量が高くてよい! 「叫ぶ」とか、「意味なく歌とダンスとか、「汗をタラタラ流して」というのは、最近の小劇場の主流ではないと思いますが、・・・・いや、こういうのこそ「生」の醍醐味ですね!  なんで、気分的には「★5つ」的な感じですが、実は、その「生」の弱点もありまして、今回は評価を控えさせていただきます  → その「理由」は、ネタバレにて

ネタバレBOX

役者さんの狂気が狂気として伝わらなかった…その理由は、「子供」です! 台無しでした。  もう、途中で殴ろうかと思いました。  このマチネには、「子供」しかも、未就学児童かそれに近い低学年の小学生を連れてきた猛者が、なんと数人もおられたわけです。 はい、これで、この舞台はおジャンです。 関係者の方でしょうか?  それとも、「殺人事件」という題名を誤読されたご近所の方でしょうか? … 「売り専」だの、「売春」だのという言葉が飛び交い、狂気の表現として舞台で男同士がキスし、ふんどしになるこの作品のキメの最中に、「まだぁ」とか子供の声がしては・・・ もちろん、劇団の責任とは言い難いですね。これは。拒否できなかったかもしれません。ただ、それがゆえに、ちょっと残念な感覚で観終わってしまいました。
『humming5』

『humming5』

ポかリン記憶舎

SANSAKIZAKA CAFE さんさき坂カフェ(東京都)

2011/04/22 (金) ~ 2011/05/01 (日)公演終了

満足度★★★★★

「機微」とか「葛藤」とか嫌いなんですけどね
半径5メートルの人間関係の「機微」とか「葛藤」とか、男女関係とか、友情とか、親子関係とか…そういうの、やりたい小劇場の人多すぎ!… 正直いって、食傷気味です。もっと、でかい<世界>を問うような作品やって下さいよ!…と、思ってきたりしたんですが、…このポかリン記憶舎は別!…素直に素晴らしいです!…もう、役者さんも、台本も、演出も、カフェに溶け込んでます!大きなガラス戸越しに、街と季節にも溶け込んでます!…でもって、「最悪」なのは、観劇後に、「ああ、恋愛って…」とか、もう、思い出さなくてもよいことを思い出しちゃうわけです…

ゴドーを待ちながら

ゴドーを待ちながら

新国立劇場

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2011/04/15 (金) ~ 2011/05/01 (日)公演終了

満足度★★★

少し違った見え方がしたのは…
いまや古典中の古典といってもよいこの作品が、少し事前に思っていた感じと違って見えた理由は…
(その1)舞台美術が凝っていた、(その2)新訳×演出が新しかった、(その3)震災のイメージがどうしても重なってしまった、(その4)観客の平均年齢がむちゃくちゃ高くて違和感…など、イロイロあるわけですが、その一番の理由は、「第一幕=喜劇、第二幕=悲劇」というような、自分の中にあった紋切り型のこの作品のイメージが邪魔してしまったようです。
もちろん、それは決して「失望」なんかではなくて、「意外」ということであって、むしろ「いま、ここ」性をもつ芸術として、「良い」作用ではあると思うんですが・・・正直いうと、ちょっとどうしてか予想通りには乗れなかった感じもありました・・・

クリストフ・マルターラー『巨大なるブッツバッハ村ーある永遠のコロニー

クリストフ・マルターラー『巨大なるブッツバッハ村ーある永遠のコロニー

フェスティバル/トーキョー実行委員会

東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)

2010/11/19 (金) ~ 2010/11/21 (日)公演終了

満足度★★★★

2回も観てしまった
初日に観て、衝撃を受けた。ここしばらく読んできた本やら、聞いてきた話やら、感じてきたことなんかが、そのまま凝縮されて舞台の上に再現されていたような気がした。・・・で、もう1回観た。・・・最後のシーンは、もはや当分の間、忘れられないシーンとなるだろう。 本来は★満点なんだけど、そうでない理由は、「ネタばれ」にて・・・

ネタバレBOX

素晴らしい作品なんだけど、次の2つの理由であえて満点にしていません。(その1) ドイツ語/ドイツ文化が分からないと、これは完全には楽しみ切れないという気がした。自分は、ドイツ語はほとんどできないので、細かいニュアンスが分からないところが多々あった。字幕も、かなり大胆に省略されている部分がある感じなので、そこに埋められないギャップを感じた。 (その2) 音楽レクチャーは必須と感じた。 事前の音楽解説レクチャーは、チラシにごく小さい字で案内があったんだけど、これはもうオフィシャルに全員向けに行ってもよかった。無粋と言われても、あれを聞いているのと、聞いていないのでは、作品の面白さが相当に違った気がする。ここは、制作サイドの悩みどころだと思いますが・・・2回みて、そう感じました。
The Blue Dragon - ブルードラゴン

The Blue Dragon - ブルードラゴン

東京芸術劇場

東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)

2010/11/11 (木) ~ 2010/11/14 (日)公演終了

満足度★★★★★

やられました…
冒頭の映像、中盤のエピソード、と…伏線張られてるのが分かっていても、あのラストシーンは…うーん、完全にやられた…しかも、それこそがメッセージだったりするから怖い!

ネタバレBOX

「ネタバレ」・・・ではないのですが、
この公演、「チケット売切れ」になってて、電話をしても「当日券は本当にわずかしか出ません」と言われて、実はもう行くの諦めた・・・と思っていました。

ところが、
行ってみると、当日券は結構あったし、なんと前の方の席は相当「空席」になっていました。

オペレーション上、なかなか難しいのかもしれないのですが、せめて「キャンセル待ち」をありにするとかして、最後の1席まで無駄にしない広報をしてもらえたらなぁ・・・と思った次第。
図書館的人生 vol.3 食べもの連鎖

図書館的人生 vol.3 食べもの連鎖

イキウメ

シアタートラム(東京都)

2010/10/29 (金) ~ 2010/11/07 (日)公演終了

満足度★★★★

藝術的な場面転換
気がついたらこれを拝見するのが4作目…奥深いSF的なストーリー、キャラの立った役者さんたち、あとでじわーっと考えさせられるテーマ、…イロイロと素晴らしいのですけど、他の劇団よりも「格段にすごい!」のは、実は場面転換じゃないでしょうか?…まさに場面転換のシークエンスそのものが藝術な感じがします!…今回も素晴らしかった!・・・点が1個足りないのは、深みにはまりすぎて、ちょっと「笑い」が少なめだった気がしたんで・・・というだけです

ピーピング・トム『ヴァンデンブランデン通り32番地』

ピーピング・トム『ヴァンデンブランデン通り32番地』

世田谷パブリックシアター

世田谷パブリックシアター(東京都)

2010/10/23 (土) ~ 2010/10/25 (月)公演終了

満足度★★★

うーん、己の感性の低さを痛感…
やっぱり「ダンス」は、自分にはダメなのかもしれません。ほかのみなさんと同レベルの感性がなかったようです。・・・これの、どこが、前宣伝にあるように『楢山節考』からインスピレーションを受けた…といえるのか?・・・そう考えながらずっと観ていたのですが・・・

ネタバレBOX

最後のポスト・パフォーマンス・トークで、「実は、『楢山節考』からアイデアをもらった部分を演じる女優が逝去し・・・そういう部分がなくなった形で上演」・・・という逸話を、初めて聞いて、「なるほど」と思ったり、混乱したり。…アクロバット的な動き、手品まがいの演出、・・・うーん。演出家みずから、「物語はない」という風に言い切ってしまうものを観て、観客が勝手に想像の翼を広げる・・・そういうスタイルなんでしょうけど、・・・ちょっと、自分にはハードルが高い感じがしました。
どうじょう

どうじょう

コマツ企画

OFF OFFシアター(東京都)

2010/10/23 (土) ~ 2010/10/31 (日)公演終了

満足度★★★★★

なんだ…むっちゃ面白いじゃないですか!!
初めて拝見しました。・・・実は、正直いうと、ちょっと心配してました。なんか、別の公演で、けっこう厳しい評価があったりしたんで…。ところが、それは全くの杞憂。・・・これは、むちゃくちゃ面白い芝居だったと思います。ちょっと支離滅裂な演出があったりするんですけど・・・うーん、自分はそういうのが好きなんですね。で、荒唐無稽なセリフとか演出の中に、実は現代社会を鋭く切り込むものがあったりして・・・。  小劇場入門を、ここから始められる人は、きっとハッピーだと思います。

葬送の教室

葬送の教室

風琴工房

ザ・スズナリ(東京都)

2010/10/06 (水) ~ 2010/10/13 (水)公演終了

満足度★★★

スキがない…
ストーリーにスキなし、役者にスキなし、セリフにもスキなく…「ここ、聞かせどころです、泣き所です」というのがハッキリと示されてくる。客席の周りからは、タイミングよく嗚咽さえ聞こえてきました。作品としてのひとつの成功でしょう。…ただ、個人的には、ちょっと逆に引いてしまいました。

ネタバレBOX

日航機墜落事故といえば、翌年に劇団・離風霊船が発表した作品『赤い鳥逃げた』のことが忘れられません (もっとも、自分は再演でしか観ていませんが)。ユーモアとヒネリがたっぷりに効いた中に、メッセージを潜ませられていて圧倒されました。

また、ノンフィクション作品としては吉岡忍の『墜落の夏』という、メーカーの責任とその「逃げ」までもを浮かび上がらせた鋭い切り込みの作品がありましたし、ほかにも自衛隊陰謀説からさまざまな書かれた作品があったと記憶しています。

これらと比較すると、今回の『葬送の教室』は、演劇としては観客サイドの想像の遊びがゼロに近くて、まるで学校教育用の芝居を見ている気がしてしまいました。  一方、これを「航空会社だけでなく、国・遺族を巻き込んだ安全対策へ!」という新たなメッセージと読みとるのであれば、演劇という手法は、その精密さにおいてやや情報不足気味で、情緒的すぎる気がします。

ま、簡単にいうと、CoRich!のみなさんの書込みの盛り上がりのせいで、「期待値」が2段階くらい上がって見てしまった…というだけですけどね。観る前の高評価というのも、両刃の刃です…という意味で、厳しめの評価、ご容赦下さい。

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